JP2002232104A - 配線モジュール - Google Patents
配線モジュールInfo
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- Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
Abstract
装搭載され、回路基板の表面に印刷抵抗体を形成してな
り回路基板の両面を有効に用いて各種電気部品を高密度
に実装することが可能な小型化が可能な配線モジュール
を得る。 【解決手段】回路基板3の少なくとも一方の表面側に電
気部品4、5を実装し、他方の表面側に印刷抵抗体6を
複数箇所に被着形成するとともに、印刷抵抗体6の表面
に保護樹脂層8を形成してなる配線モジュールAであっ
て、保護樹脂層8を回路基板3の他方の表面の複数の領
域に分割して形成するとともに、回路検査用のテストパ
ッド9を回路基板3の他方の表面側の分割形成された保
護樹脂層8形成領域の周囲に配設し、さらに保護樹脂層
8形成領域以外の領域に電気部品10を実装したり、保
護樹脂層8を跨ぐようにして電気部品10を実装する。
Description
ンデンサ等の各種電子部品が搭載され、且つ印刷抵抗体
が被着形成された混成集積回路基板を基にした配線モジ
ュールに関するもので、特に各種電子部品の高密度実装
化を実現した配線モジュールに関する。
表面に、半導体素子などの半導体部品や、コンデンサ素
子などの電子部品を実装するとともに、回路基板の表面
には印刷抵抗体等が被着形成されている。これらの半導
体部品や電子部品および印刷抵抗体などは、例えば、図
2のように配置される。図2の配線モジュールによれ
ば、回路基板11の表面側に、半導体部品12や電子部
品13が実装搭載されており、回路基板11の裏面側
に、印刷抵抗体14が塗布形成されている。また、この
印刷抵抗体14は、その回路基板11裏面に設けられた
トリミングパッド15によって所定の抵抗値に調整され
た後に例えばガラス層(図示せず)が形成され、さらに
回路基板11の裏面側全体を覆うように保護樹脂層17
が設けられている。場合によっては、保護樹脂層17の
表面にはヒートシンクが取り付けられる場合もある。
ば、各種部品や抵抗体などを実装した完成品に対して電
気特性を測定するためのテストパッドが形成されるが、
一般には、このテストパッド18は、完成品の段階で露
出していることが必要であるために、保護樹脂層17が
設けられていない回路基板11の表面側に一般に形成さ
れている。また、このテストパッド18の表面は、一般
に酸化防止と好接点性の確保を目的として表面にNi/
Auによってめっき処理されている。
板11の表面には、このテストパッド18と各種部品や
抵抗体とを電気的に接続するための配線層を引き回す必
要があり、部品点数等が増加するに従い、その配線の引
回し部の面積も次第に大きくなり、各種部品の実装面積
が大きく制約されるという問題があった。
ッド18を回路基板11の裏面側の保護樹脂層17の周
囲に設けることによって、回路基板11の表面側におけ
る各種部品の実装面積を大きくすることも行われてい
る。
抗体14が形成された回路基板11の裏面側に形成した
場合においても、保護樹脂層17の周囲にまで配線を引
き回す必要があるために、印刷抵抗体14を形成する領
域が制約されるなどの弊害があった。
パッド18を回路基板11の裏面側に形成するにあた
り、配線の引回しによらず、テストパッド18の形成部
分には保護樹脂層17を形成しない開口19を形成して
テストパッド18を開口19から露出させることも行わ
れているが、導体が酸化し電気テスト時の導通不良を引
き起こす場合があった。また、かかる構造も配線の引回
しの必要は低減されるものの、各種部品の実装密度を高
めるには至っていない。
い、配線モジュールの更なる高密度実装化が求められて
いるが、図2や図3の構造では自ずと限界があった。
ば、特開平11−204914号、特開平10−703
51号、特開平9−214097号のように、回路基板
に搭載された部品の上にさらに別の部品を実装した階層
構造が提案されているが、かかる構造を形成するには、
別の部品を実装するために、保持体、カバー、副プリン
ト基板等が必要となり、部品点数、工数共に増加してコ
ストが高くなるという問題があった。また、導電ペース
トで印刷抵抗を形成したプリント基板にフラットパッケ
ージICを実装する構造も特開平11−177205号
で提案されているが、静電破壊防止用抵抗以外の印刷抵
抗体への適用性について記載されておらず、またテスト
パッドなどの配置などについても記載されていない。
密度実装の形態について記載されているものの、配線モ
ジュール全体として、回路基板の両面をいかに有効に使
用して高密度配線化を実現するかについては論じられて
いない。
多く使用する場合、表面実装部品を両面に実装、あるい
は表面実装部品を片面に実装し、もう一方の面に印刷抵
抗を形成したとしても、大型表面実装部品の投影面積の
総和で多層の回路基板の面積がほぼ決まるため、混成回
路基板の小型高密度化に制限を与えていた。
や電子部品などの各種部品が実装搭載され、また回路基
板の表面に印刷抵抗体を形成してなる配線モジュールに
おいて、回路基板の両面を有効に用いて各種部品を高密
度に実装することが可能であり小型化が可能な配線モジ
ュールを提供することを目的とするものである。
は、回路基板の少なくとも一方の表面側に電気部品を実
装し、他方の表面側に印刷抵抗体を複数箇所に被着形成
するとともに、該印刷抵抗体の表面に保護樹脂層を形成
してなるものであって、前記保護樹脂層を前記回路基板
の他方の表面の複数の領域に分割して形成するととも
に、回路検査用の複数のテストパッドを前記回路基板の
他方の表面側の分割形成された各保護樹脂層形成領域の
周囲に配設したことを特徴とするものである。
めっきを施すことによって、電気テスト時の好接点性を
向上することができる。
記回路基板の他方の表面における前記分割形成された保
護樹脂層形成領域以外の領域に電気部品を実装すること
ができる。また、前記回路基板の他方の表面における前
記分割形成された保護樹脂層を跨ぐようにして電気部品
を実装することができ、これによってさらなる電気部品
を実装、搭載することができる。
る熱硬化性樹脂によって構成することによって、テスト
パッドの表面に金属めっきを施す場合において、保護樹
脂層がめっき液によって腐食されることがないために、
保護樹脂層の形成をめっき処理前に形成することが可能
となる。
縁基板とすることがモジュールの強度向上の上で望まし
い。
抗体を回路基板の他方の表面側に一括して被着形成して
いるために、印刷抵抗体の印刷工程を簡略化することが
できる。
る保護樹脂層を複数の領域に分割して形成し、その領域
の周囲に回路検査用のテストパッドを配設したために、
回路基板の主として電気部品が実装される一方の表面側
でテストパッドと電気部品間を接続するための配線の引
回しが短縮あるいは不要となるために、一方の表面側を
電気部品実装用として有効に活用することができる。
ストパッドから電気部品や抵抗体との接続のための配線
の引回しを短縮することができる結果、回路基板の印刷
抵抗体形成面側を有効に活用することができ、保護樹脂
層形成領域以外の領域に電気部品を実装したり、保護樹
脂層形成領域が分割されたことによって小さくなったた
めに、種々の電気部品を保護樹脂層形成領域を跨ぐよう
にして実装することが可能となる。
品の実装密度を高めることができるとともに配線モジュ
ールの小型化を図ることができる。
図1を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の配
線モジュールの概略断面図(a)と、印刷抵抗体形成面
側の平面図である。
表面あるいは裏面に配線層2が形成された回路基板3を
具備する。この回路基板3の一方の表面(以下、単に表
面という。)には、IC素子やコンデンサなどの小型表
面実装部品などの電気部品5が回路基板3の配線層2に
半田等の接合剤によって実装されている。
に裏面という。)には、複数の印刷抵抗体6が被着形成
されている。この印刷抵抗体6は、回路基板3の裏面の
みに形成することによって印刷抵抗体6の形成工程を簡
略化できる。つまり、印刷抵抗体6は、その抵抗値に応
じて複数種の抵抗体材料を印刷塗布するが、その場合、
抵抗体6を印刷する表面を回路基板3の一方のみとする
ことによって工程を簡略化できる。
は、トリミングパッド7が形成されており、印刷抵抗体
6の表面には印刷抵抗体を保護するためにオーバーガラ
ス(図示せず)を被着形成する。このオーバーガラス
は、ホウケイ酸鉛などのガラスからなるものであって、
印刷抵抗体6を形成後に表面に塗布し、500〜650
℃で焼き付け形成されるものである。その後、印刷抵抗
体6の抵抗値をトリミングパッド7によって所定の抵抗
値に調整される。
は、トリミングパッド7およびオーバーガラスととも
に、保護樹脂層8によって被覆されている。
被覆領域が、回路基板3の裏面において複数の領域に分
割されていることが重要である。これによって保護樹脂
層8による無駄な被覆を省略することができる。
脂層8の形成領域の周辺に配線モジュールの回路検査用
のテストパッド9を配設する。このテストパッド9は、
回路検査のために、回路基板3表面に実装された電気部
品5と回路基板3の配線層2やビアホール導体などを経
由して電気的に接続されたり、また印刷抵抗体6や、後
述するように、回路基板3の裏面に実装される各種電気
部品5等と電気的に接続される。
種電気部品5や印刷抵抗体6と電気的に接続するために
配線層2を引き回す必要があるが、本発明のように、電
気部品5が主として実装された回路基板3表面の反対側
にテストパッド9を形成しているために引き回す配線層
2の長さを短縮することができる。また、回路基板3の
裏面側においては、テストパッド9が、保護樹脂層8形
成領域の周囲に配設されているために、印刷抵抗体6と
の接続のための配線層2の引回しも短縮できる。
品4、5や印刷抵抗体6との接続のための配線層2の引
回しが短縮できるために、回路基板3表面および裏面に
おける配線層2の引回しを縮小することができ、回路基
板3表面および裏面を有効に活用することができる。
保護樹脂層8を分割して形成し、さらには保護樹脂層8
を印刷抵抗体6形成領域に対して最小限の領域に形成す
ることによって形成された余剰部分に新たな電気部品1
0を実装することが可能となる。
10の実装方法として、保護樹脂層8が分割されたこと
によって、保護樹脂層8の周囲あるいは隣接する保護樹
脂層8間の隙間領域に、電気部品10を実装する実装用
パッド10aを配設して、図1(b)に示すように、電
気部品10を保護樹脂層8を跨ぐように実装することに
よって、さらに電気部品を高密度に実装することが可能
となる。その場合、電気部品としては、リードを有する
部品であることが跨ぎやすさの点で望ましい。
ド9の表面を含む回路基板3の配線層2の表面には、電
極の酸化防止と好接点性の確保のために、Ni/Auな
どの金属めっき(図示せず)が施されるが、この金属め
っきの形成にあたっては、めっき液中に配線モジュール
を浸漬する必要がある。その際、印刷抵抗体6を保護す
る保護樹脂層8を通常のエポキシ等の紫外線硬化型樹脂
によって形成する場合には、めっき液によって腐食して
しまうために、形成した印刷抵抗体6をポリエステル系
のマスキングテープ等によってマスキングしてめっき液
に浸漬した後、マスキングを剥離し、その後、保護樹脂
層8を形成することが必要になる。しかしながら、保護
樹脂層8として耐めっき性を有する熱硬化性樹脂によっ
て形成することによってこの保護樹脂層8がめっき液中
でも浸食されることがないために、上記のマスキングを
形成、剥離する工程が省略できる結果、テストパッド9
への金属めっきの形成を簡略化できる。用いられる耐め
っき性熱硬化性樹脂としては、エポキシ系、テフロン
系、ウレタン系の熱硬化性樹脂等が挙げられる。
路基板を形成する絶縁基板としてはAl2O3、AlN、
Si3N4、ムライト、ガラスセラミックスの群から選ば
れる少なくとも1種の周知のセラミック絶縁材料からな
ることがモジュールの信頼性を高める上で望ましい。特
にモジュールの強度を高める上では、Al2O3、Al
N、Si3N4、ムライトの群から選ばれる少なくとも1
種が望ましい。
の位置に打ち抜き加工を施してビアホールとなる孔を形
成した。そしてこのビアホールにタングステン(W)を
主たる成分とする導体ペーストを埋め込むとともにグリ
ーンシートの表面に、電気部品を実装するための電極、
配線層、およびテストパッドとなるパターンをスクリー
ン印刷した。同様にして作製した6層のアルミナグリー
ンシートを積層し、1600℃で焼結して多層の回路基
板を作製した。
ストを用いて所定の配線とともに抵抗体の抵抗値調整用
のトリミングパッドをスクリーン印刷にて印刷塗布後、
900℃の非酸化性雰囲気中で熱処理後、LaB6を主
体とする抵抗ペーストをスクリーン印刷によって所定の
抵抗回路を成すように銅厚膜導体のターミナル部の一部
に重なるように印刷塗布し、900℃の非酸化性雰囲気
中で熱処理した。また、その際、抵抗体の印刷箇所を、
抵抗体を跨いで実装する電気部品(例えば、リード付き
ICパッケージ)の大きさに合わせて、複数の領域に別
けて形成した。
面に、ホウケイ酸鉛からなるオーバーガラスを塗布し、
600℃で熱処理してオーバーガラス層を形成した。そ
の後、抵抗値を合わせるためにトリミングパッドを用い
てレーザートリミングを行った後、エポキシ樹脂からな
る耐めっき性の熱硬化性樹脂を40μmの厚みで形成し
た。熱硬化性樹脂は、印刷抵抗体を形成した複数の領域
に分割して形成し、150℃で加熱処理して熱硬化性樹
脂を硬化させた。
に浸漬し、Wメタライズからなる配線層およびテストパ
ッドの表面にニッケルめっき層を形成した後、さらに無
電解金めっき層に浸漬して最上面に金めっきを施した。
なお、メッキ処理後の熱硬化樹脂で被覆した印刷抵抗体
の部分を観察したが、何ら変化は認められなかった。
成面側の表面の保護樹脂層形成領域以外の部分に設けた
電極に対して、リード付きの電気部品を保護樹脂層を跨
ぐようにして配置し、リードと電極とを半田を用いて取
り付けた。同時に、回路基板の表面側にも半導体素子、
およびコンデンサなどの電子部品を回路基板表面の電極
に対して半田実装して配線モジュールを作製した。
ーン系樹脂を用いて、アルミニウムケースに接続固定
し、PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂性筐体
で覆った。
温度範囲−40℃〜125℃の気槽温度サイクル試験を
行い、回路基板裏面に形成したテストパッドによって評
価を行った結果、3000サイクルにおいても電気的な
断線は生じでおらず、また、振動試験機を用いて半田実
装部の接合強度の評価を行ったが、異常は認められなか
った。
ールによれば、回路基板の表面に主として電気部品を実
装し、裏面に印刷抵抗体を形成するとともに、印刷抵抗
体を保護する保護樹脂層を複数に分割形成するととも
に、その分割された保護樹脂層の周囲にテストパッドを
配設することによって、テストパッドと電気部品や印刷
抵抗体との接続のための配線層の引回しを短縮、あるい
は小さくできるために、回路基板の両面を有効に活用で
き、特に裏面の保護樹脂層形成領域以外の領域に電気素
子を実装したり、保護樹脂層を跨いで電気部品を実装す
ることによって配線モジュールの電気部品の高密度実装
化とともに配線モジュールの小型化を図ることができ
る。
ための(a)概略断面図と、(b)裏面の平面図であ
る。
(a)概略断面図と、(b)裏面の平面図である。
の(a)概略断面図と、(b)裏面の平面図である。
るための(a)概略断面図と、(b)裏面の平面図であ
る。
Claims (6)
- 【請求項1】回路基板の少なくとも一方の表面側に電気
部品を実装し、他方の表面側に印刷抵抗体を複数箇所に
被着形成するとともに、該印刷抵抗体の表面に保護樹脂
層を形成してなる配線モジュールであって、前記保護樹
脂層を前記回路基板の他方の表面の複数の領域に分割し
て形成するとともに、回路検査用の複数のテストパッド
を前記回路基板の他方の表面側の分割形成された各保護
樹脂層形成領域の周囲に配設したことを特徴とする配線
モジュール。 - 【請求項2】前記テストパッドの表面に金属めっきを施
したことを特徴とする請求項1記載の配線モジュール。 - 【請求項3】前記回路基板の他方の表面における前記分
割形成された保護樹脂層形成領域以外の領域に電気部品
を実装してなることを特徴とする請求項1または請求項
2記載の配線モジュール。 - 【請求項4】前記回路基板の他方の表面における前記分
割形成された保護樹脂層を跨ぐようにして電気部品を実
装してなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
ずれか記載の配線モジュール。 - 【請求項5】前記保護樹脂層が、耐めっき性を有する熱
硬化性樹脂からなることを特徴とする請求項1乃至請求
項4のいずれか記載の配線モジュール。 - 【請求項6】前記回路基板が、セラミックスを絶縁基板
とする請求項1乃至請求項5のいずれか記載の配線モジ
ュール。
Priority Applications (1)
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JP4574025B2 JP4574025B2 (ja) | 2010-11-04 |
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-
2001
- 2001-01-31 JP JP2001023840A patent/JP4574025B2/ja not_active Expired - Fee Related
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