JP2002230058A - 梱包形態決定装置、梱包関連情報管理システム - Google Patents

梱包形態決定装置、梱包関連情報管理システム

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JP2002230058A JP2001021926A JP2001021926A JP2002230058A JP 2002230058 A JP2002230058 A JP 2002230058A JP 2001021926 A JP2001021926 A JP 2001021926A JP 2001021926 A JP2001021926 A JP 2001021926A JP 2002230058 A JP2002230058 A JP 2002230058A
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成孝 石田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 梱包から出荷、更に開梱作業までの処理工程
全体において最も効率的となるような物品の梱包形態を
決定する。 【解決手段】 梱包実績のある梱包対象部品に類似した
部品の梱包実績情報を梱包実績データベース8から取得
する同一/類似部品取得処理部20と、梱包対象部品及
びその類似部品のCADデータをそれぞれ部品仕様デー
タベース6から取り出し比較する形状差異抽出処理部2
2と、類似部品の梱包実績情報に基づき当該類似部品と
合梱された部品に類似する梱包対象の部品を出荷管理デ
ータベース4を検索することによって選出する合梱部品
選出処理部24とを有する。梱包条件決定処理部26
は、合梱する各部品のクリアランス量を検証し、更に類
似部品の梱包実績情報及び輸送実績に基づき梱包材、緩
衝材、防錆油塗布等1乃至複数部品の梱包形態を最終的
に決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は梱包形態決定装置、
特に形状、寸法が様々な物品を輸送中の損傷の防止等の
輸送品質を考慮しつつ効率的な多物品の梱包形態を実現
し、更に梱包形態を決定するまでに要する時間の短縮化
を図る装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両を外国で組立生産する際
に、車両の組立に必要な部品を所定の単位でまとめて梱
包する。梱包対象とされる部品は、ボルトやナットなど
袋に多数梱包されるような部品からエンジンのようにパ
レットに載置される比較的大きな部品まで、また、完成
品、半完成品など多種多様であるが、これらの部品のト
ータルの輸送コストが極力少なくなるように梱包するこ
とが望ましい。また、どのように梱包するかという梱包
形態を決定する作業をより低いコストで、また短時間で
行えるようにすることが望ましい。このように、部品を
梱包して所定の出荷先へ輸送するまでに実施する作業を
部分的ではなく全体を通して効率良く行えるようにする
ことが望まれる。従来においては、所定量の部品をどの
ように梱包するかは、以下のようにして実施していた。
【0003】まず、例えば新型車を海外で組立生産をす
る際、どのようにして梱包すれば容積的に効率的なのか
という検討をその新型車に必要な部品を実際に取りそろ
えて梱包の試行を繰り返し行っていた。このような試行
を繰り返し実施した結果、効率的となる梱包形態を決定
していた。最終的に梱包を決定する作業に要する期間
は、数ヶ月という単位の月日を要しており、これを効率
的に行うには、経験者によるカンを頼らざるを得なかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、経験者
によるカンを頼ったとしても、過去の部品と梱包対象と
する部品の形状とは、常に同じであるとは限らないた
め、微妙な形状の差異によって箱等の梱包材に十分なク
リアランスが確保できるかどうかの保証はない。そのた
め、場合によっては試梱を繰り返し行わなければならな
い場合があり、梱包作業の短縮化が十分に図ることがで
きなかった。
【0005】なお、従来において、例えば特開平11−
348938号公報に開示されているように効率的な梱
包を実施する梱包指示システムが記載されているが、こ
の従来例では、同一部品を同一梱包材に梱包することし
か提案されていない。
【0006】また、従来においては、決定した梱包形態
などの梱包に関連する情報アクセスについて輸送先にお
ける利便性を考慮したシステムは提供されていなかっ
た。
【0007】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、梱包から出荷ま
で、あるいは更に開梱作業までの処理工程全体において
最も効率的となるような物品の梱包形態を決定する梱包
形態決定装置を提供することである。
【0008】また、梱包形態決定装置において決定され
た梱包形態などの梱包に関連する情報へのアクセスにつ
いて輸送先における利便性を考慮した梱包関連情報管理
システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明に係る梱包形態決定装置は、梱包対
象とする物品リスト並びに各物品の種類、品番、梱包数
を少なくとも含む物品情報が登録される物品管理データ
ベースと、梱包形態が決定した物品の物品情報、1乃至
複数の物品が梱包された梱包物に関する梱包情報を含む
梱包実績情報が蓄積された梱包実績データベースと、1
乃至複数の物品を梱包する梱包材に関する仕様情報を格
納した梱包材知識データベースと、物品の形状を特定す
る立体データ、素材を含む仕様情報が蓄積された物品仕
様データベースと、前記梱包実績データベースを参照す
ることにより、梱包対象とする物品に類似する梱包実績
のある類似物品を取得する類似物品取得処理手段と、梱
包対象物品及びその梱包対象物品の類似物品の各立体デ
ータを比較することにより各物品の形状の差異を抽出す
る形状差異抽出処理手段と、類似物品の梱包実績情報を
参照して梱包対象物品と同じ梱包材に梱包可能な異なる
梱包対象物品を選出する合梱物品選出処理手段と、前記
形状差異抽出処理手段が抽出した物品の形状の差異及び
類似物品の梱包実績情報を参照しながら梱包材並びにそ
の梱包材へ梱包する1乃至複数種類の物品を決定するこ
とによって各梱包材への梱包形態を決定する梱包形態決
定処理手段とを有し、物品の立体データに基づき取得し
た類似物品の梱包実績を利用して梱包対象物品の梱包形
態を決定することを特徴とする。
【0010】本発明においては、梱包対象物品の梱包形
態を決定する際に、ゼロの状態から決めていくのではな
く梱包対象部品に類似した物の梱包実績を有効利用する
ようにしたので効率的に梱包形態を決定することができ
る。
【0011】また、前記物品仕様データベースには、物
品の輪郭を抽出した程度の簡素化された立体データが蓄
積されていることを特徴とする。
【0012】また、前記形状差異抽出処理手段は、各立
体データを比較した結果、差異のある部分を特定するこ
とを特徴とする。
【0013】また、前記梱包形態決定処理手段は、前記
形状差異抽出処理手段が取得した差異のある部分の材質
を更に参照することによって梱包形態を決定することを
特徴とする。
【0014】また、他の発明に係る梱包形態決定装置
は、梱包対象とする物品リスト並びに各物品の種類、品
番、梱包数を少なくとも含む物品情報が登録される物品
管理データベースと、1乃至複数の物品が梱包された梱
包物の形状、重量を含む梱包物に関する梱包情報及び梱
包物に梱包された物品の物品情報を含む梱包実績情報が
蓄積された梱包実績データベースと、受入先を少なくと
も含む開梱実績情報を格納する開梱実績情報データベー
スと、1乃至複数の梱包物を積み込むモジュールボック
スへの梱包物積込パターンが蓄積されたモジュール積込
知識データベースと、開梱実績情報を参照することによ
って梱包物をグループ分けする梱包物グループ化処理手
段と、梱包実績情報及び梱包物積込パターンを参照する
ことによってグループ分けされた1乃至複数の梱包物の
モジュールボックスへの積込パターンを決定する積込パ
ターン決定処理手段とを有し、過去における梱包、開梱
に関する実績情報に基づいて梱包物のモジュールボック
スへの梱包形態を決定することを特徴とする。
【0015】梱包対象部品を梱包した梱包物は、モジュ
ールボックスに積み込まれて出荷される物があるが、本
発明においては、梱包物をモジュールボックスに効率的
に積み込む形態を決定する際に、ゼロの状態から決めて
いくのではなく梱包物に類似した物の梱包実績を有効利
用するようにしたので効率的に梱包形態を決定すること
ができる。また、開梱実績情報をも参照するようにした
ので、開梱作業における便宜をも図ることができる。
【0016】また、各物品のリードタイム及び過去にお
いて各梱包物の梱包作業に要した時間を含む梱包作業進
度情報を格納する梱包作業進度情報データベースと、梱
包実績情報及び梱包作業進度情報に基づいて物品の梱包
作業指示を出す作業進度管理手段とを有し、梱包対象の
物品に対する生産管理を行うことを特徴とする。
【0017】また、他の発明に係る梱包形態決定装置
は、梱包対象とする物品リスト並びに各物品の種類、品
番、梱包数を少なくとも含む物品情報が登録される物品
管理データベースと、1乃至複数の物品が梱包された梱
包物の形状、重量を含む梱包物に関する梱包情報及び梱
包物に梱包された物品の物品情報を含む梱包実績情報が
蓄積された梱包実績データベースと、1乃至複数の物品
を梱包する梱包材に関する仕様情報を格納した梱包材知
識データベースと、前記各データベースを参照すること
によってグループ分けされた1乃至複数の梱包物のモジ
ュールボックスへの積込パターンを決定する積込パター
ン決定処理手段とを有し、前記積込パターン決定処理手
段は、モジュールボックス内において梱包物を仮想的に
載置する面を積込基準面とし、梱包物の形状に基づき梱
包物を積込基準面に配置していくことでモジュールボッ
クスへの積込パターンを決定することを特徴とする。
【0018】本発明においては、モジュールボックスへ
の梱包実績のない梱包物に対しても梱包物の立体データ
を参照することにより効率的な梱包形態を決定すること
ができる。
【0019】また、前記積込パターン決定処理手段は、
積込基準面に梱包物を仮想的に配置することによって当
該積込基準面における積込パターンを決定すると、積込
基準面を上方へ移動させ、その移動させた積込基準面に
おいて未積込の梱包物を仮想的に配置するという処理を
繰り返し行うことでモジュールボックスへの積込パター
ンを決定することを特徴とする。
【0020】また、前記積込パターン決定処理手段は、
梱包物がパレット上に物品が載置されて形成されている
場合、パレット上の各物品の配置に基づき他物品が載置
可能な物品積込可能領域を求め、その物品積込可能領域
へ物品を積み込むような積込パターンを生成することを
特徴とする。
【0021】更に、上記いずれかの発明において、物品
を載置した梱包材であるパレット又はモジュールボック
スの少なくともいずれか一方を、パレット又はモジュー
ルボックスを積み込み輸送するためのコンテナ手段に積
載する際に、前記コンテナ手段の容積、最大積載重量及
びパレット又はモジュールボックスの形状、容積、重量
に基づいて前記各コンテナ手段へ仮想的に仮積載した
後、前記コンテナ手段に仮積載したパレット又はモジュ
ールボックスを入れ替えながら前記各コンテナ手段への
積載パターンを決定するコンテナ積載パターン決定処理
手段を有することを特徴とする。
【0022】モジュールボックスは、更にコンテナ手段
に積載されて出荷されるものである。また、梱包物のう
ち物品を単に載置するようなパレットは、モジュールボ
ックスに梱包されずにコンテナ手段に直接積載される。
本発明においては、コンテナ手段に積載されるモジュー
ルボックス又はパレットを積載することに関する発明で
あり、本発明においては、コンテナ手段の容積、最大積
載重量及びパレット又はモジュールボックスの形状、容
積、重量に基づいてモジュールボックス又はパレットを
コンテナ手段に仮積載し、更に仮積載した後にモジュー
ルボックス等を入れ替えながらコンテナ手段への積載形
態を調整するようにしたので、最適なコンテナ手段への
積載形態を決定することができる。
【0023】また、前記物品管理データベースに登録さ
れた各物品の梱包材への梱包単位数量を仮決定するオー
ダーロット数仮決定手段を有し、前記コンテナ積載パタ
ーン決定処理手段は、前記オーダーロット数仮決定手段
により仮決定された梱包単位数量に従い梱包形態が決定
されたパレット又は梱包形態が決定された梱包物を積み
込んだモジュールボックスを前記コンテナ手段に仮積載
した積載パターンを複数生成し、その複数の積載パター
ンの中から最適な積載パターンを選出することで、最適
なオーダーロット数を決定することを特徴とする。
【0024】本発明においては、コンテナ手段への最適
な積載を追求するために、梱包材に梱包する物品の数量
まで調整するものである。これにより、コンテナ手段へ
の積載まで考慮した効率的な梱包形態を決定することが
できる。
【0025】また、本発明に係る梱包関連情報管理シス
テムは、上記いずれかに記載された梱包形態決定装置が
生成した少なくともいずれかの前記データベースに蓄積
された梱包に関する情報へのネットワークを介してのア
クセス制御を行うウェブサーバと、物品の輸送先に設置
され、指定された物品に関する情報を前記ウェブサーバ
を介して取得して表示する情報端末装置とを有し、前記
情報端末装置は、梱包に関する情報を格納する情報を格
納するローカル側梱包関連情報データベースと、前記情
報端末装置からの送信要求に応じて前記ウェブサーバか
ら送られてきたウェブ文書言語規約に基づいて作成され
た前記梱包に関する情報を表示するブラウザ手段と、表
示された情報及び更新情報を前記ローカル側梱包関連情
報データベースに保存する情報管理手段とを有し、次回
以降の当該梱包に関する情報を前記ローカル側梱包関連
情報データベースから取り出すことを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。本実施の形態で
は、新規車両を組み立てるための部品を輸送するため
に、その部品の梱包形態を新規に決定する場合を例にし
て説明する。
【0027】ところで、各部品は、箱、パレット、袋な
どの梱包材に1乃至複数種類の部品が収納可能な個数単
位で収納される。そして、部品を収納した箱等のうち可
能な物は、更に1乃至複数にまとめられてモジュールボ
ックスに収納される。そして、輸送用のコンテナには、
モジュールボックス又はパレットが直接詰め込まれて輸
送されることになる。以降の説明する実施の形態1乃至
実施の形態5は、部品を梱包材に梱包する際の梱包形態
の決定に関する実施の形態であり、実施の形態6乃至実
施の形態12は、部品を収納した箱等をモジュールボッ
クスに梱包する際の梱包形態の決定に関する実施の形態
である。
【0028】実施の形態1.図1は、本発明に係る梱包
形態決定装置の一実施の形態を示したブロック構成図で
ある。本実施の形態における梱包形態決定装置2は、出
荷管理データベース4、部品仕様データベース6、梱包
実績データベース8、梱包品質履歴データベース10及
び梱包材、緩衝材等に関するマスタ情報を格納したマス
タデータベース12を有している。本実施の形態では、
各種マスタ情報を便宜的にマスタデータベース12と統
合して図示しているが、別のファイルとして予め用意し
ている。
【0029】出荷管理データベース4には、出荷するた
めに梱包対象とする部品のリスト並びに各部品の部品情
報が予め登録されている。部品情報には、ボルト、ドア
ミラー等の部品の種類、部品を識別するための品番、梱
包して出荷する梱包数が含まれている。部品仕様データ
ベース6には、梱包対象並びに出荷実績のある部品の形
状、質量、材質、サイズ等の仕様情報が蓄積されてい
る。梱包実績データベース8には、梱包形態が決定した
部品に対する梱包実績情報が格納されている。梱包形態
が決定した部品というのは、過去に梱包され出荷された
部品及び出荷されてはいないものの今回の出荷対象であ
って梱包形態が決定した部品をいう。別のデータベース
に分けて管理することは可能である。梱包実績情報は、
箱、パレット、袋など部品が梱包された梱包単位に生成
される。梱包実績情報には、数量、箱、パレット、袋な
ど梱包された梱包材を示す梱包状態、当該梱包品が更に
梱包されるモジュールボックスの各番号、梱包した部品
を使用するロット符号(車両の型式)、使用した緩衝
材、重量、重心、コスト等を含む梱包情報、更に梱包し
た部品に関する部品情報が含まれている。梱包品質履歴
データベース10には、梱包した部品の輸送実績情報が
蓄積されている。輸送実績情報には、輸送した日時、輸
送先に輸送時における錆、破損、傷等の発生状況が含ま
れている。
【0030】また、梱包形態決定装置2は、同一/類似
部品取得処理部20、形状差異抽出処理部22、合梱部
品選出処理部24及び梱包条件決定処理部26という各
種処理機能を実行する構成要素を有している。同一/類
似部品取得処理部20は、梱包実績データベース8を参
照することにより、梱包対象とする部品と同一又は類似
する梱包実績のある部品を取得する。なお、本実施の形
態では、梱包対象部品と同一の梱包実績データのある部
品を同一部品と、梱包対象部品に類似する梱包実績デー
タのある部品を類似部品とそれぞれ呼ぶことにする。形
状差異抽出処理部22は、梱包対象部品及びその梱包対
象物品の類似物品の各CADデータを比較することによ
り各物品の形状の差異を抽出する。合梱部品選出処理部
24は、類似部品の梱包実績情報を参照して梱包対象部
品と同じ梱包材に梱包可能な異なる梱包対象部品を選出
する。梱包条件決定処理部26は、梱包材に部品を梱包
されるときに緩衝材、保護材等の梱包条件を同一/類似
部品の梱包実績情報に基づいて決定する。梱包形態決定
装置2は、上記各構成要素による検証等を行った結果、
ある梱包材に梱包する部品、梱包条件等を最終的に決定
する。
【0031】本実施の形態において特徴的なことは、梱
包材に部品を梱包するときに各部品のCADデータを利
用することで過去の梱包実績と比較をし、また、梱包実
績を有効利用することで梱包の効率化を図るようにした
ことである。
【0032】次に、本実施の形態における梱包形態を決
定する処理について図2に示したフローチャートを用い
て説明する。
【0033】出荷管理データベース4から出荷計画によ
り導出された梱包対象部品リストを取得する。この梱包
部品リストから品番、品名、重量、寸法、梱包(オーダ
ーロット)数、台当たり必要数などの部品情報を取得す
る(ステップ110)。取得された情報に対応する部品
が梱包・出荷対象の部品(以下、「梱包対象部品」とも
言う)である。
【0034】次に、梱包対象の各部品について以下の処
理を順番に行う。まず、処理対象とする部品を特定する
と、その部品に関する部品情報に基づき梱包対象と同一
の部品又は類似する部品の梱包実績データを梱包実績デ
ータベース8から取得する(ステップ120)。本実施
の形態では、12桁で構成される品番のうち合致する桁
数及び品名とを比較することで類似性を判断している。
色コードなど梱包を決定する際に必要としないコードを
除いた品番(例えば上位10桁の品番)が一致した梱包
実績のある部品を同一部品、品名が一致して品番を構成
する(下位の)数桁が異なるような梱包実績のある部品
を類似部品としている。ここで、梱包実績情報が取得で
きた場合、つまり、梱包対象の部品に同一又は類似の部
品が存在する場合には、処理対象の部品について箱(ふ
た有り、ふた無し)、パレット、袋などの梱包材容器を
判断する(ステップ130,140)。なお、梱包実績
情報を取得できなかった場合、つまり、梱包対象の部品
が新規の場合は、部品の品名、寸法、重量等から最適な
梱包材を判断する。
【0035】部品の梱包材は、ステップ120において
梱包実績情報を取得できた場合、その梱包実績情報に含
まれている梱包状態により特定される。なお、本実施の
形態は、梱包材が箱の場合における梱包方法に関するも
のである。箱以外の場合は、他の実施の形態で説明す
る。
【0036】梱包状態が箱の場合、ステップ120にお
いて類似部品有りと判断されたときには部品仕様データ
ベース6から梱包対象部品のCADデータ並びに類似部
品のCADデータを取り出す(ステップ150)。そし
て、各CADデータを比較して、形状の差異を抽出して
おく(ステップ160)。なお、同一部品有りの場合並
びに新規部品の場合には、差異を抽出する必要はない。
【0037】次に、梱包実績データベース8を検索して
取得した同一又は類似部品の梱包実績情報に基づき、同
一又は類似部品と同じ箱に梱包された部品(以下、「合
梱部品」)を取得し、その合梱部品に同一又は類似する
梱包対象となりうる部品を出荷管理データベース4を検
索することによって取得する(ステップ170)。すな
わち、ここでの処理は、梱包対象部品の梱包方法を決定
する際に、利用できる梱包実績があればそれを利用する
ことで効率的な梱包作業を実現しようとするものであ
る。
【0038】例えば、梱包対象部品が右ドアミラーのと
き、類似部品は、通常、梱包実績のある右ドアミラーで
ある。この梱包実績のある右ドアミラーが過去に左ドア
ミラーと合梱されていた場合、出荷管理データベース4
を検索することによって今回の梱包対象となる左ドアミ
ラーが取得される。なお、以下の説明において梱包対象
部品の右ドアミラーを新右ドアミラー、梱包実績のある
右ドアミラーを旧右ドアミラーと呼ぶことにする。左ド
アミラーについても同様とする。つまり、新右ドアミラ
ーは、過去の実績に基づき新左ドアミラーと合梱されう
るということである。このように、本実施の形態におい
ては、過去の梱包実績情報を有効利用することを特徴と
している。
【0039】ただ、新右ドアミラーが旧右ドアミラーと
同一ではなく類似している場合には、通常、形状が多少
異なっているのでクリアランス量の検証等を行う必要が
ある。従って、合梱部品(新左ドアミラー)に対しても
ステップ150,160と同じ処理を実行し、形状の差
異を抽出する。そして、梱包対象部品(新右ドアミラ
ー)と合梱部品(新左ドアミラー)とが同じ箱に合梱さ
れたときのクリアランス量を検証する(ステップ18
0)。なお、ステップ170において合梱対象の部品が
存在しなく単独で梱包される部品の場合は、単独での梱
包が可能であるかの検証となる。また、ここでは、説明
を簡略にするために2つの部品を例にして説明したが、
3個以上の部品においても同様な処理でクリアランス量
を検証することができる。
【0040】本実施の形態においては、同一又は類似部
品の梱包実績は最適な梱包方法であるということを前提
に、基本的には過去の梱包実績情報をそのまま有効利用
しようとするものである。しかしながら、形状に差異が
ある以上は、各梱包実績情報を検証する必要がある。ま
た、形状に差異がなくても梱包の不備または輸送の形態
により輸送時に問題が発生する場合もあり得るからその
輸送実績(出荷先/搬送手段(船、飛行機、トラック、
列車))等を参照に梱包方法を見直す必要がある。
【0041】従って、上記ステップ180においてクリ
アランス量を検証すると共に、梱包品質履歴データベー
ス10に蓄積されている梱包対象部品に対応する同一又
は類似部品の輸送実績に基づき錆や傷、部品破損の発生
状況を品番、品名、出荷先、搬送手段などをもとに参照
して防錆油塗布、防湿梱包、緩衝材量、組仕切材追加な
どの梱包材料を引き当て決定する。なお、梱包材料に関
する情報、緩衝材、保護材、防錆油等に関する仕様情報
等は、対応するマスタデータベース12に蓄積されてい
る。更に、上記処理において決定した内容に基づき最適
な箱の大きさを決定し、部品の箱内の収納位置、包装方
法、保護材の使用、梱包の順序、必要な梱包資材を決定
する(ステップ190)。そして、部品の梱包位置、梱
包材料等から梱包後の箱の重量、重心、コスト等を算出
する(ステップ200)。ステップ190,200に関
しては、過去の実績等に基づき試行し、必要に応じて再
計算をしながら梱包対象部品の梱包形態を決定すること
になる。なお、新規部品の場合は、最適な緩衝材等を適
当に引き当てる必要がある。
【0042】以上の処理の結果、決定した梱包に関する
梱包資材の種類、使用量、梱包コスト、梱包時間などの
情報を梱包実績情報として梱包実績データベース8に記
録し、また、必要に応じて所定の形式で表示、出力する
(ステップ210)。
【0043】以上の処理を出荷管理データベース4に登
録されている全ての梱包対象部品に対して繰り返し実行
することによって、梱包実績のある部品と同一又は類似
する部品であって箱詰め梱包される梱包対象部品全てに
ついて梱包形態を決定する。
【0044】本実施の形態によれば、梱包対象とする部
品及び梱包実績のある部品の各CADデータを用いて過
去の梱包実績に基づき梱包形態を決定するようにしたの
で、最適と考えられる梱包形態を効率的に決定すること
ができる。これにより、梱包作業に要する時間を大幅に
短縮することができる。
【0045】実施の形態2.本実施の形態において取り
扱うCADデータの概念を図3に示す。上記実施の形態
1では、一般的なメッシュ形式又はポリゴン形式のCA
Dデータを用いて新旧部品の形状の差異を抽出していた
が、本実施の形態では、CADデータを簡素化すること
でデータ量を削減したことを特徴としている。
【0046】すなわち、部品を梱包する際には、部品の
凹凸など細かな形状を厳密に把握する必要性はなく部品
のおおよその輪郭を把握できればよい。そこで、本実施
の形態では、図3(a)に示したようなメッシュ形式又
はポリゴン形式のCADデータで部品仕様データベース
6に蓄積するのではなく、部品の輪郭を抽出することに
よって(図3(b))、CADデータを簡素化するよう
にしたことを特徴としている(図3(c))。これによ
り、CADデータを蓄積するのに要するディスク容量を
削減することができる。また、形状差異抽出処理部22
における処理負荷を軽減することができる。なお、本実
施の形態の装置構成及び処理手順は、実施の形態1と同
じなので説明を省略する。
【0047】実施の形態3.上記実施の形態1,2で
は、梱包材が箱の場合について説明した。本実施の形態
では、梱包材がパレットの場合について説明する。つま
り、図2のステップ140において梱包材が箱ではない
ときに実行される別ロジックに相当する。
【0048】パレットは、箱と違って異なる部品との合
梱という場合はほとんどなく同じ種類の部品が1乃至複
数載置される割合が高くなる。もちろん、異なる物品の
梱包はできないという意味ではない。また、パレットの
多くは、載置する部品を係止する溝や穴等部品形状に対
応して生成されているという特徴がある。この点が異な
るくらいで基本的には箱の場合と同じである。本実施の
形態の装置構成は、図1に示した構成と同じでよい。ま
た、本実施の形態の処理手順を図4に示すが、実施の形
態1で示したフローチャートのステップ140において
箱をパレットに読み替えることができるので、本実施の
形態における処理手順の詳細な説明は省略する。
【0049】本実施の形態においては、実施の形態2と
同様に簡素化CADデータを使用し、簡素化CADデー
タを比較することによって新旧部品の形状の差異を抽出
している。但し、本実施の形態では、抽出した形状の差
異のある部分を特定するようにしたことを特徴としてい
る。図5は、本実施の形態において扱うCADデータを
示した概念図であるが、図5に示したように新旧部品の
各簡素化CADデータの差異部分を特定することで(ス
テップ161)、クリアランス量を検証する際にその差
異のある部分に着目さえすればよくなる。差異のない部
分は、過去の梱包実績にて問題がないことが明らかであ
る。このようにすることで、特にパレットを使用する場
合には、部品の形状の差異部分のみのクリアランス量を
検証すればよくなる。
【0050】実施の形態4.上記実施の形態3では、新
旧部品の各簡素化CADデータの差異部分を特定するよ
うにしたが、本実施の形態では、更に差異部分の材質に
まで着目したことを特徴としている。なお、本実施の形
態の装置構成及び処理手順は、本実施の形態の特徴部分
以外は、実施の形態3と同じなので説明を省略する。
【0051】すなわち、本実施の形態における形状差異
抽出処理部22は、特定した差異部分の材質を出荷管理
データベース4から取得し、梱包条件決定処理部26に
この材質によってクリアランス量の適否や緩衝材を決定
させるようにした。
【0052】例えば、過去の類似部品においては、充分
にクリアランス量が確保されていたため問題がなかった
が、部品形状が変更されたことにより同じパレットに載
置される部品間のクリアランス量が狭まったとする。こ
のとき、干渉する可能性のある部品の素材が鋳鉄等の破
損しにくいものであれば、多少緩衝しあっても問題がな
い。この場合は、過去の梱包実績をそのまま利用するこ
とができる。一方、ガラス等の破損しやすい部品であれ
ば、緩衝材の量、質等を変更する必要が生じてくる。こ
の場合は、緩衝材のマスタデータベース12を参照して
適切な緩衝材を選択すればよい。仮に、パレットの変更
を要するのであれば、その旨を出力し、異なる種類のパ
レットへの変更、新規パレットの生成等の検討を要す
る。
【0053】このように、干渉する可能性が生じた梱包
対象部品の材質まで考慮することによって梱包形態を適
切なものとすることができる。
【0054】実施の形態5.上記各実施の形態では、梱
包材が箱又はパレットの場合について説明した。本実施
の形態では、梱包材が袋の場合について説明する。つま
り、図2のステップ140において梱包材が箱ではない
ときに実行される別ロジックに相当する。
【0055】袋は、箱やパレットと異なり、梱包時の形
状が一意ではない。梱包する部品、量によって異なって
くる。また、梱包する部品もボルトやナットのように干
渉を問題としない部品を収納する場合がほとんどであ
る。従って、梱包実績のある部品と形状が多少異なった
としても問題とする必要はほとんどない。
【0056】以下、本実施の形態における梱包形態を決
定する処理を図6に示したフローチャートを用いて説明
する。なお、梱包対象とする部品の梱包材を特定するま
での処理(ステップ110〜130)は、上記各実施の
形態と同じなので説明を省略し、ここでは、梱包材が袋
と判断した以降の処理から説明する。
【0057】梱包材が袋の場合、梱包対象の部品の品
番、品名に基づき質量、寸法、材質などの部品に関する
部品情報を部品仕様データベース6から取得し、更に、
同一又は類似する部品の部品情報を更に部品仕様データ
ベース6から取り出す(ステップ151)。そして、各
部品情報を比較することによって差異を抽出する(ステ
ップ161)。更に、同一又は類似部品の梱包実績を梱
包実績データベース8から取り出して、この梱包実績を
そのまま梱包対象部品に引き当てることができるかを検
証する(ステップ181)。その後は、上記各実施の形
態と同様に部品の梱包資材等を決定し(ステップ19
0)、部品の重量、重心、コスト等を算出し(ステップ
200)、決定した各種情報を出力する(ステップ21
0)。
【0058】梱包材が袋の場合は、以上のようにして梱
包形態が決定されるが、通常、袋で梱包される部品は、
ボルトやナット等の部品であり、新型車両のための部品
とは言うもののそのほとんどは、既存車両と同じ部品で
ある。このため、重量、材質に差異がほとんどなければ
袋詰めされた後の体積も同様であると判断する。体積が
同じであれば、梱包方法も同じでよいと判断することが
できる。
【0059】実施の形態6.本実施の形態以降では、上
記各実施の形態において決定された箱、パレット、袋等
の各梱包形態及び算出された各箱等における重量、重心
等の情報に基づき部品を梱包した箱、パレット、袋(以
下、「梱包物」)を、モジュールボックスにどのような
詰め合わせとすることが効率的であるかという処理に関
して説明する。すなわち、本実施の形態以降は、上記実
施の形態1乃至実施の形態5のいずれかの処理に続けて
実施される処理である。
【0060】ところで、部品が梱包された梱包物やモジ
ュールボックスを輸送用のコンテナに詰め込んで予定時
刻通りに出荷させるためには、その予定時刻から逆算し
て求められる時刻までに少なくとも部品の梱包作業、モ
ジュールボックスへの積込作業が終了していなければな
らない。モジュールボックスへの積込作業を予定時刻ま
でに終了させるためには、その積込作業に要する時間を
予想して求めた予定時刻までに開始しなければならな
い。そして、予定時刻に開始するためには、梱包物が準
備できていなければならないが、部品の梱包作業に要す
る時間は、梱包する部品や品数によって変わってくるも
のである。従って、例えば、同一の箱へ梱包する複数種
類の部品に対して同時に生産指示を出すと、相対的にリ
ードタイムの長い部品が調達できず、場合によっては出
荷予定時刻に間に合わなくなるおそれがある。つまり、
モジュールボックスへの積込作業に遅れを生じさせない
ようにするためには、出荷することがわかった時点で各
部品の梱包作業までに要する時間をチェックし、必要に
応じて早めに梱包指示を出しておく必要がある。本実施
の形態では、このように部品の箱等への梱包、梱包物の
モジュールボックスへの梱包のみならず梱包作業進度に
まで着目したことを特徴としている。
【0061】図7は、本実施の形態における梱包形態決
定装置のブロック構成図である。図7に示した梱包形態
決定装置28には、本実施の形態において用いる構成要
素のみを図示している。図1と同じ構成要素には同じ符
号を付ける。図7において、梱包作業進度情報データベ
ース30には、過去の梱包作業において各部品のリード
タイム及び梱包作業に要した時間が作業進度情報として
蓄積されている。開梱実績情報データベース32には、
梱包物の受入先(部品を使用する工場等)、搬送ルー
ト、開梱後に収納される棚番地、開梱に要する時間等を
含む開梱実績情報が蓄積される。輸送先において効率的
な開梱作業が実現できるようにするためである。モジュ
ール積込知識データベース34には、モジュールボック
スへ積み込むための基本パターン及び過去において各モ
ジュールボックスに詰め合わされた梱包物、更には梱包
物の積込みパターンが蓄積されている。
【0062】更に、梱包形態決定装置28は、作業進度
管理部36、梱包物グループ化処理部38及び積込パタ
ーン決定処理部40を有している。作業進度管理部36
は、モジュールボックスへの梱包物の積込作業が予定通
りに進捗するように梱包作業進度情報に基づき梱包作業
の指示を出す。梱包物グループ化処理部38は、開梱実
績情報データベース32に基づき出荷する梱包物をグル
ープ分けする。積込パターン決定処理部40は、グルー
プ分けされた梱包物のモジュールボックスへの積込みが
効率的になるようにシミュレーションし、最終的な梱包
形態を決定する。
【0063】次に、本実施の形態における梱包形態決定
処理において梱包物をモジュールボックスへ効率的に積
み込む積込パターンの決定処理について図8に示したフ
ローチャートを用いて説明する。
【0064】出荷管理データベース4から出荷対象の部
品のリストを取得し、更に各部品の部品情報を取得する
(ステップ310)。作業進度管理部36は、梱包作業
進度情報データベース30を参照することによって各梱
包対象部品と同一又は類似部品の作業進度情報に基づき
梱包作業に要する時間を予想し、モジュールボックスへ
の積込作業に遅れないように部品の梱包作業の開始指示
を出す(ステップ320)。また、本実施の形態では、
部品工場での部品製造の進捗状況や梱包工程の作業進捗
をモニタにて監視し、発生した遅れを即座に把握できる
ようにしている。
【0065】梱包物は、輸送先において梱包した部品が
利用される作業場所の近くにおいて開梱されるのが部品
の流通、使用の点からして効率的である。従って、梱包
物グループ化処理部38は、開梱作業の効率化を図るた
めに開梱作業情報に基づいて出荷する梱包物を例えば、
受入場単位などにグループ分けする(ステップ33
0)。積込パターン決定処理部40は、グループ分けさ
れた梱包物を、各モジュールボックスに梱包する梱包形
態を以下のようにして決定する。
【0066】梱包物をモジュールボックスに梱包する
際、例えば、容積率という観点からしてみると、最も高
い容積率となるように積み込むことが効率的であると考
えられる。このためには、大型あるいは変形型の梱包物
から順に積み込んでいくことが望ましいと考えられる。
従って、積込パターン決定処理部40は、出荷対象とす
る各梱包物の形状を梱包実績データベース8から取得
し、その中から大型あるいは変形型の梱包物を抽出して
キーとする。そして、モジュール積込知識データベース
34を検索することによりキーとした梱包物を梱包した
積込基本パターンあるいは実績のある積込パターン(詰
合実績情報)を引き当てる。また、この基本パターンあ
るいは詰合実績情報を引き当てたことでモジュールボッ
クスへの積込パターンを取得する(ステップ340)。
【0067】そして、積込パターン決定処理部40は、
当該グループを構成する梱包物の積込パターンをシミュ
レーションする(ステップ350)。梱包物は、モジュ
ールボックス内において可能な範囲で積み重ねられる
が、シミュレーションでは、一段ずつパターンを確定し
ていくようにする。このためには、マスタデータベース
12からモジュールボックス及び梱包材の重量、耐荷
重、種類、サイズ等モジュールボックス及び梱包材に関
する情報を取得し、また、各梱包物の材質、重量、梱包
部品、耐荷重等を梱包実績データベース8から取得して
各梱包物への上積み制限にかからないように留意する。
そして、全ての梱包物をモジュールボックス内への積み
込みが終了すると、クリアランス量を検証する(ステッ
プ360)。クリアランス量は、梱包物の破損等防止の
ためにある程度必要であるが、大きすぎると荷崩れが発
生するのでこの点にも留意する必要がある。
【0068】そして、積込パターン決定処理部40は、
梱包品質履歴データベース10に蓄積されている対応し
た輸送実績に基づき錆や傷、梱包物破損の発生状況を参
照して防錆油塗布、防湿梱包、緩衝材量、組仕切材追加
などを決定する。更に、上記処理において決定した内容
に基づきモジュールボックス内の収納位置、包装方法、
保護材の使用、梱包の順序、必要な梱包資材を決定する
(ステップ370)。
【0069】以上のステップ350からステップ370
を繰り返し行うことでいくつかの積込パターンの案を生
成する(ステップ380)。そして、生成した案を、積
載率、コスト、作業性等で評価して最適な案を一つだけ
選出する。これにより、当該モジュールボックスに対す
る梱包形態を決定する(ステップ390)。この決定し
た梱包形態についてモジュールボックスの重量、重心、
コスト等を算出する(ステップ400)。以上の処理の
結果、決定した情報を詰合実績情報としてモジュール積
込知識データベース34に記録し、また、必要に応じて
所定の形式で表示、出力する(ステップ410)。
【0070】以上の処理を他のモジュールボックスに対
して行うことで、出荷管理データベース4に登録された
部品は、モジュールボックスに積み込まれることにな
る。
【0071】本実施の形態によれば、過去の梱包実績に
基づきモジュールボックスへの梱包形態を決定するよう
にしたので、最適と考えられる梱包形態を効率的に決定
することができる。これにより、梱包作業に要する時間
を大幅に短縮することができる。
【0072】実施の形態7.上記実施の形態6において
は、既存の積込パターンに基づきグループ分けされた梱
包物に最適な積込パターンを生成するようにした。本実
施の形態では、過去の実績を利用せずに最適な積込パタ
ーンを新規に生成する方法を提供することを特徴として
いる。
【0073】本実施の形態における梱包形態を決定する
処理の流れ自体は、図8に示したフローチャートと同じ
である。本実施の形態は、ステップ350におけるシミ
ュレーションをより具現化したものである。このシミュ
レーションの内容を図9に示したフローチャートを用い
て説明する。
【0074】最初は、モジュールボックスは空の状態な
ので、梱包物をボックス底面に直接置いていくことにな
る。従って、ボックス底面を梱包物の積込基準面と設定
する(ステップ3501)。なお、ここの説明において
梱包物を配置するというのは、システム上において仮想
的に配置するのであり、物理的に配置するわけではな
い。積込パターン決定処理部40は、グループ化された
梱包物のうち大型あるいは変形型の形状の梱包物を抽出
し、モジュールボックスに配置する(ステップ350
2)。梱包物が複数存在するときは、組み合わせて配置
する。なお、変形型の梱包物というのを箱の場合で説明
すると、箱は、通常、直方体形状であるが、箱全体の形
状が直方体とはいえないような場合である。途中で折れ
曲がっている場合が変形型に相当する。この変形型の梱
包物を配置した状態の例を図10(a)に示す。
【0075】次に、モジュールボックスの底平面におい
て梱包物が載置されていない空間を探す(ステップ35
02,図10(b))。そして、その空間に載置するの
に最適と思われる梱包物を同一グループの中から探し出
し(ステップ3503)、その空間に配置していくこと
で埋めていく(ステップ3504,図10(c))。こ
のような空間を埋めるためのパターンを複数考えられる
ので、上記処理を繰り返すことによって種々のパターン
を生成する(ステップ3505,図10(c)〜
(e))。そして、容積率、載置した梱包物の上面(高
さ)が揃っているなどを評価基準に最適と思われるパタ
ーンを選出する(ステップ3506,図10(f))。
【0076】その後、梱包物の積込基準面をボックス底
面から上方に移動させる(ステップ3507,図10
(g))。移動量は、梱包物の大きさに関係なく予め設
定した一定値ずつ段階的にあげていくようにしてもよい
し、決定したパターンを構成する梱包物のうち最も高さ
の低いものに合わせるようにしてもよい。このように、
積込基準面を上方へ移動させていきながら、各積込基準
面においてパターンを決定していく。この処理を積込基
準面がモジュールボックスの上面に到達するまで繰り返
し実行する(ステップ3508)。
【0077】以上のように、本実施の形態においては、
モジュールボックスのある高さのところで切断すること
によって形成された平面(積込基準面)を設定し、その
平面上に梱包物を配置していくようにして積込パターン
をシミュレーションしていくようにした。つまり、平面
方向に梱包物を配置した後に、高さ方向に1段ずつ梱包
物を積み重ねていくようにした。本実施の形態では、変
形型の梱包物が含まれている場合にも柔軟に対応できる
ようにするために新規に積込パターンを生成するので、
実施の形態6とは異なり、梱包実績情報は不要である一
方、梱包物のCADデータが必要になる。この後は、図
8に示したフローに戻ってクリアランス量、重量等の検
証を行い、最終的な積込パターンが決定される。
【0078】本実施の形態によれば、積込基準面を設定
し、その面上において存在する空間(隙間)に梱包物を
詰め込んでいくようにしたので、容積率を極力向上させ
ることができる。また、変形型あるいは新規形状の梱包
物を積み込むような場合にも対応することができる。
【0079】実施の形態8.本実施の形態は、パレット
に部品を載置した梱包物をモジュールボックスに梱包す
る場合の効率的な梱包形態を提供するものである。梱包
材としてパレットを使用した場合、そのパレットは、モ
ジュールボックスに積み込まれずに直接コンテナに入れ
られる。従って、実施の形態1乃至実施の形態5を実施
した後に、実施の形態6,7に記載したように箱を積み
重ねるためのシミュレーションを実施する必要はない。
しかし、その一方、パレット上には、エンジン等の部品
がむき出しの状態で載置されているので、各部品の間に
も小さい箱や袋であれば梱包物を載置できる可能性はあ
る。本実施の形態は、パレット上に載置された部品間の
空間を有効に利用することで効率的な梱包を図ることを
特徴としている。
【0080】本実施の形態における梱包形態を決定する
処理を図11に示したフローチャートを用いて説明す
る。なお、本実施の形態では、実施の形態3によりすで
に梱包する部品とパレットが決定しているものとする。
【0081】処理対象のパレットが特定されると、その
パレットに載置された部品の梱包実績情報を梱包実績デ
ータベース8から取得する(ステップ510)。そし
て、梱包実績情報に基づき梱包した部品のCADデータ
及び仕様情報を部品仕様データベース6から取得する
(ステップ520)。仕様情報には、部品のサイズ及び
材質が含まれているので、これらの情報と梱包実績情報
から取得した収納位置、算出した部品の最小安全間隔
(最小クリアランス量)及び引き当てた緩衝材、保護材
のサイズに基づきパレット上において他の梱包物を配置
するための積込可能領域を求める(ステップ530)。
この積込可能領域の総和が増し積み可能な体積である。
【0082】このようにして、求めた積込可能領域に配
置できる最適な梱包物を引き当てて仮配置する(ステッ
プ540)。この仮配置をシミュレーションして複数パ
ターン生成する(ステップ550)。仮配置する部品
は、容積率、開梱作業等を考慮して選択される。この後
は、パレットの耐荷重等、積載率、コスト、作業性等で
評価して最適なコンテナへの積込パターンを選出する
(ステップ560)。
【0083】本実施の形態によれば、パレットに載置し
た部品間の空間を有効利用することで最適な梱包形態を
得ることができる。
【0084】実施の形態9.輸送先となる海外拠点の工
場では、コンテナの内容物を開梱せずに把握したい又は
副資材など最終的に産業廃棄物になるものなどの総量を
一定期間毎に発注単位毎に把握したいなど本拠点に設置
されている本実施の形態の梱包形態決定装置が保有して
いる各種データベースを参照したい場合がある。このと
き、通信コスト等を考慮すると、ローカルの端末装置に
必要な情報を予めダウンロードして保持しておきたい。
また、自拠点に関する情報であれば、ローカル及び本拠
点の情報を自ら更新したい場合もある。本実施の形態
は、梱包形態が決定した後に輸送先から本拠点にある各
種情報の参照、更新を効率的に実施できるようにするた
めのツールを提供するものである。
【0085】図12は、本発明に係る梱包関連情報管理
システムの一実施の形態を示したネットワークシステム
の概略構成図である。図12において、Webサーバ4
2は、インターネット44を介して海外拠点に設置され
たクライアント端末46と通信を行い、梱包形態決定装
置が生成した各種情報をダウンロードする。本実施の形
態では、説明を簡略化するために梱包に関する情報を格
納したデータベースとして梱包実績データベース8のみ
を図示し、梱包実績データベース8へのアクセスを例に
している。クライアント端末46には、インターネット
44を介して本拠点側から取得した梱包実績情報を格納
するローカル梱包実績データベース48が接続されてい
る。また、クライアント端末46は、Webサーバ42
から送られてきたWeb記述言語で表現された梱包実績
情報を表示するブラウザ50と、表示された情報に対す
る更新情報をローカル梱包実績データベース48に保存
する情報管理部52とを有している。
【0086】次に、モジュールボックスに関する梱包実
績情報を海外拠点からアクセスさせ、また、クライアン
ト端末において受け取った情報を更新させる処理を、図
13に示したフローチャートを用いて説明する。
【0087】海外拠点において、輸送されてきたモジュ
ールボックスの所定位置に貼り付けられた用紙に印字さ
れた記号、文字、バーコード等のモジュールボックスを
特定する情報をハンディターミナル等で光学的に読み取
ったり、IDカードに書き込まれた情報を電気的に読み
取ったりあるいはその情報をキーボードから入力する
(ステップ610)。そして、ローカル梱包実績データ
ベース48に検索対象に合致した梱包実績情報がすでに
格納されているかを検索する(ステップ620)。すで
に存在すればその情報を表示することになる(ステップ
680)。存在しない場合、本拠点側に対して該当する
情報を検索するための検索フォームを生成して(ステッ
プ630)、その検索フォームを用いて本拠点のWeb
サーバ42にアクセスする(ステップ640)。
【0088】Webサーバ42は、海外拠点からの要求
に応じて対象とする梱包実績情報を梱包実績データベー
ス8から取り出し、クライアント端末46の資源に依存
することなく表示できるようにするためにウェブ文書言
語規約であるHTML、XMLなどのデータ表現フォー
マットに記述して(ステップ650)、クライアント端
末46へ返信する(ステップ660)。
【0089】海外拠点において、クライアント端末46
は、返信された情報を受け取ると(ステップ670)、
その情報をブラウザ機能を用いて画面表示する(ステッ
プ680)。そして、自拠点の情報のため更新すること
が許可されている情報であれば、必要に応じて修正ある
いは付加させる(ステップ690)。そして、修正ある
いは情報が付加された梱包実績情報を表示しているフォ
ームから抜き出して新たなデータレコードとしてローカ
ル梱包実績データベース48に格納する(ステップ70
0)。
【0090】本拠点には全拠点共通の情報が格納されて
いるので、自拠点に関連する情報でも自拠点の都合で本
拠点側の情報を修正することができない。そこで、デー
タ整合性よりも自拠点の作業等の効率化のために梱包実
績情報を自拠点特有の内容に修正することを許可し、そ
の一方、修正した情報はローカル梱包実績データベース
48に格納させるようにしている。本拠点側の情報に対
して、自拠点用にデータを修正するときには、本拠点側
の情報内に新たに自拠点用の情報領域を設けてその領域
を修正する。ただし、通信コストなどの理由で常時接続
が可能でない自拠点においては、修正された自拠点用の
データを本拠点側に書き込むか自拠点側に書き込むかを
選択判断する手段を持つ。さらに自拠点、本拠点間のデ
ータ更新を可能とする。
【0091】本実施の形態によれば、以上のようにする
ことで、海外拠点における情報の取り扱いの便宜を図る
ことができる。また、本拠点にある情報を海外拠点から
参照することができるので、海外拠点において他の海外
拠点へ部品を輸送するときにでも本拠点において生成さ
れた梱包に関する情報を有効利用することで梱包に関す
る情報を効率よく生成することができる。
【0092】なお、本実施の形態では、海外拠点からの
アクセスを例にしたが、クライアント端末46の設置場
所は海外に限定されるものではなく、国内あるいは本拠
点内であってもよい。この場合、ネットワークは、イン
ターネットに限らずイントラネット、電話回線等で構成
することが可能である。
【0093】実施の形態10.本実施の形態では、上記
実施の形態6乃至実施の形態8において梱包されたモジ
ュールボックス及びパレットを輸送するためにコンテナ
あるいはトラックの荷台へ効率的に積載することに関し
て説明する。
【0094】本実施の形態における処理を図14に示し
たフローチャートを用いて説明する。なお、本実施の形
態は、図示しない積載パターン決定処理部がマスタデー
タベース12及び梱包実績データベース8を参照しなが
ら実行する。
【0095】積載パターン決定処理部は、輸送に用いる
コンテナの容積(幅、奥行、高さ)及び最大積載重量を
マスタデータベース12から取得する(ステップ71
0)。更に、コンテナに積載するモジュールボックス及
びパレットの大きさ、重量、積み重ね可否等の情報を梱
包実績情報、梱包材に関するマスタデータベース12か
ら取得する(ステップ720)。
【0096】そして、取得した大きさ、積み重ね可否な
どの情報に基づいてモジュールボックス等をグループ分
けし(ステップ730)、使用するコンテナにつき適切
なモジュールボックスを抽出してモジュールボックス等
を仮積み込みをしていく(ステップ740)。このと
き、同一開梱作業場所となるモジュールボックスが極力
同じコンテナに積載されるようにする。極力としたの
は、最大積載重量、コンテナの容積を超えないで積載す
ることが優先するからである。更に、積載するモジュー
ルボックス等の荷重を総和しながら、更に下に積まれた
モジュールボックスの耐荷重を考慮しながら仮積み込み
していく。そして、全てのモジュールボックス等のいず
れかのコンテナへの仮積み込みが終了すると、仮積み込
みされたモジュールボックス等の容量及び重量の総和を
算出とコンテナの容積及び最大積載重量と比較すること
で積載の可否を検証する(ステップ750)。
【0097】コンテナにまだ積載可能な容積(空間)が
あるのに積載したモジュールボックス等の総重量が最大
積載重量に達してしまったためこれ以上積載できないこ
とを「重量勝」、積載したモジュールボックス等の総重
量がまだ最大積載重量に達していないのに積載可能な容
積(空間)がなくなったためこれ以上積載できないこと
を「容積勝」ということがあるが、このような状況が発
生したことにより積載不可能と判断したときには、開梱
作業等の効率を考慮しながら最大積載重量あるいは容積
に比較的余裕のあるところのコンテナとモジュールボッ
クス等を入れ替えることで調整する(ステップ76
0)。そして、各コンテナの積載率が全体的に高くなる
ようにこのような調整を繰り返し行う。
【0098】このようにして、各コンテナへの積載パタ
ーンを決定すると、各コンテナの重量、重心及びコスト
を算出し(ステップ770)、これらの情報を梱包実績
情報として梱包実績データベース8に記録し、また、必
要に応じて所定の形式で表示、出力する(ステップ78
0)。
【0099】実施の形態11.出荷する部品台数は、作
業性又は通関などの手続きを良好に行えるようにするた
めに、例えば10台単位などの決められた数量(これを
「オーダーロット数」という)の倍数となる。同じオー
ダーロットに属する部品には、同じロット符号が割り振
られ、同じロット符号が割り振られた部品を梱包するモ
ジュールボックスは、同じロット連番のコンテナに積載
される。
【0100】一方、コンテナに積載できる容量及び重量
には上限がある、そのため、輸送するモジュールボック
スの数量によっては、満載したコンテナ数台とモジュー
ルボックスを1つのみ積載したコンテナで輸送するとい
う場合が発生しうる。1つのみ積載したコンテナに、他
のロット符号のモジュールボックスを積載することは、
物理的には問題ないが、通関などの手続きを考慮すると
困難である。
【0101】そこで、本実施の形態では、コンテナの効
率運用まで考慮してコンテナへの積載パターンが最適と
なる箱等の梱包材への梱包単位数量(ロット数)を決定
するようにしたことを特徴としている。
【0102】以下、本実施の形態における処理を図15
に示したフローチャートを用いて説明する。
【0103】例えば、上記各実施の形態では、箱やモジ
ュールボックスに対して、コンテナへの積載効率まで考
慮せずに容積率を向上させることを重点におき部品、梱
包物をより多く梱包することに努めていた。本実施の形
態では、コンテナへの積載効率まで考慮したことを特徴
としている。このため、まず、梱包対象とする各部品の
数量を出荷管理データベース4から取得し(ステップ8
10)、各部品のオーダーロット数を仮決定する(ステ
ップ820)。その後は、上記各実施の形態において説
明した方法で箱等への梱包形態を決定し(ステップ83
0)、箱等をモジュールボックスに梱包する(ステップ
840)。そして、実施の形態10のようにしてモジュ
ールボックス及びパレットをコンテナに仮積み込みをし
て(ステップ850)、その積込状況を積載率やコスト
などにより評価する(ステップ860)。そして、以上
の処理(ステップ820〜860)をオーダーロット数
を変更しながら繰り返し行う(ステップ870)。
【0104】このようにして生成した複数のパターンの
中から評価の内容によって最適なオーダーロット数を決
定する(ステップ880)。そして、これらの情報を梱
包実績情報として梱包実績データベース8に記録し、ま
た、必要に応じて所定の形式で表示、出力する(ステッ
プ890)。通関書類は、この情報に基づき作成される
ことになるが、同一コンテナには同一のロット符号の部
品が積載されるので、通関手続きにも問題が生じない。
かつ、コンテナには、最適な積載量でモジュールボック
ス等を積載することができる。
【0105】なお、上記各実施の形態では、車両を組み
立てる際に使用する部品を例にして説明したが、本発明
の梱包対象を部品ではなく完成した物品にも適用できる
ことは言うまでもない。
【0106】
【発明の効果】本発明によれば、物品の立体データに基
づき取得した類似物品の梱包実績を利用して梱包対象物
品の梱包形態を決定するようにしたので、実際に部品や
梱包材を調達して試梱をする必要がない。これにより、
梱包作業を効率的に行うことができると共にコスト及び
時間を大幅に削減することができる。
【0107】また、簡素化した立体データを扱うことに
より立体データの記憶容量の削減を図ると共に形状差異
抽出処理手段における処理負荷を軽減することができ
る。
【0108】また、各立体データの差異のある部分を特
定できるようにしたので、クリアランス量を検証する際
には、差異のある部分のみを検証すればよく、これによ
り、クリアランス量の検証に要する処理の負荷を軽減
し、また時間の短縮化を図ることができる。
【0109】また、比較した立体データの差異のある部
分の材質を取得するようにしたので、その材質に適切な
緩衝材を引き当てたり、収納位置を決定したりすること
ができる。
【0110】また、物品の立体データを用いることなく
既存の梱包物積込パターンを利用して梱包物の梱包形態
を決定するようにしたので、梱包物を実際に使用して試
梱をする必要がない。これにより、梱包作業を効率的に
行うことができると共にコスト、梱包及び準備時間を大
幅に削減することができる。
【0111】また、梱包対象とする物品の生産管理を行
うようにしたので、物品の梱包作業を予定通りに開始さ
せることができる。これにより、モジュールボックスへ
の梱包作業を開始する際の待ち時間を最小にすることが
できる。
【0112】また、実績データとして適切な梱包物積込
パターンが存在しなくても梱包物の形状を参照すること
によって積込パターンを新規に生成することができる。
また、梱包物を実際に使用して試梱をする必要がないの
で、梱包作業を効率的に行うことができると共にコスト
及び時間を大幅に削減することができる。
【0113】また、梱包物がパレット上に物品が載置さ
れて形成されている場合、パレット上の物品の配置に基
づき他の物品を積み込むための物品積込可能領域を抽出
するようにしたので、パレット上の物品により形成され
る空間を有効利用することができる。これにより、容積
率の高い効率的な梱包形態を決定することができる。
【0114】また、コンテナ積載パターン決定処理手段
を設けたことにより、パレット又はモジュールボックス
をコンテナ手段へ効率的に積載することができる。
【0115】また、コンテナ手段への積載パターンが最
適となるような物品の梱包単位数量を決定することがで
きる。
【0116】また、梱包に関する情報を修正可能とし、
また、その修正情報を輸送先側においても保持するよう
にしたので、輸送先側における情報の取り扱いの便宜を
図ることができる。また、本拠点にある情報を海外拠点
から参照することができるので、海外拠点において他の
海外拠点へ部品を輸送するときにでも本拠点において生
成された梱包に関する情報を有効利用することで梱包に
関する情報を効率よく生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る梱包形態決定装置の一実施の形
態を示したブロック構成図である。
【図2】 実施の形態1における梱包形態を決定する処
理を示したフローチャートである。
【図3】 実施の形態2において取り扱うCADデータ
の概念図である。
【図4】 実施の形態3における梱包形態を決定する処
理を示したフローチャートである。
【図5】 実施の形態3において取り扱うCADデータ
の概念図である。
【図6】 実施の形態5における梱包形態を決定する処
理を示したフローチャートである。
【図7】 実施の形態6における梱包形態決定装置の要
部を示したブロック構成図である。
【図8】 実施の形態6における梱包形態を決定する処
理を示したフローチャートである。
【図9】 実施の形態7における梱包物のモジュールボ
ックスへの積込パターンの決定処理を示したフローチャ
ートである。
【図10】 実施の形態7における積込パターンを説明
するために用いるモジュールボックスを示した概念図で
ある。
【図11】 実施の形態8における梱包物のモジュール
ボックスへの積込パターンの決定処理を示したフローチ
ャートである。
【図12】 本発明に係る梱包関連情報管理システムの
一実施の形態を示したネットワークシステムの概略構成
図である。
【図13】 実施の形態9において梱包関連情報を扱う
処理を示したフローチャートである。
【図14】 実施の形態10におけるコンテナへの積載
決定処理を示したフローチャートである。
【図15】 実施の形態11におけるコンテナへの積載
決定処理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
2,28 梱包形態決定装置、4 出荷管理データベー
ス、6 部品仕様データベース、8 梱包実績データベ
ース、10 梱包品質履歴データベース、12マスタデ
ータベース、20 同一/類似部品取得処理部、22
形状差異抽出処理部、24 合梱部品選出処理部、26
梱包条件決定処理部、30 梱包作業進度情報データ
ベース、32 開梱実績情報データベース、34 モジ
ュール積込知識データベース、36 作業進度管理部、
38 梱包物グループ化処理部、40 積込パターン決
定処理部、42 Webサーバ、44 インターネッ
ト、46 クライアント端末、48 ローカル梱包実績
データベース、50 ブラウザ、52 情報管理部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥田 清 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 5B046 AA06 BA05 CA03 DA10 FA07 FA18 KA01 KA06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梱包対象とする物品リスト並びに各物品
    の種類、品番、梱包数を少なくとも含む物品情報が登録
    される物品管理データベースと、 梱包形態が決定した物品の物品情報、1乃至複数の物品
    が梱包された梱包物に関する梱包情報を含む梱包実績情
    報が蓄積された梱包実績データベースと、 1乃至複数の物品を梱包する梱包材に関する仕様情報を
    格納した梱包材知識データベースと、 物品の形状を特定する立体データ、素材を含む仕様情報
    が蓄積された物品仕様データベースと、 前記梱包実績データベースを参照することにより、梱包
    対象とする物品に類似する梱包実績のある類似物品を取
    得する類似物品取得処理手段と、 梱包対象物品及びその梱包対象物品の類似物品の各立体
    データを比較することにより各物品の形状の差異を抽出
    する形状差異抽出処理手段と、 類似物品の梱包実績情報を参照して梱包対象物品と同じ
    梱包材に梱包可能な異なる梱包対象物品を選出する合梱
    物品選出処理手段と、 前記形状差異抽出処理手段が抽出した物品の形状の差異
    及び類似物品の梱包実績情報を参照しながら梱包材並び
    にその梱包材へ梱包する1乃至複数種類の物品を決定す
    ることによって各梱包材への梱包形態を決定する梱包形
    態決定処理手段と、 を有し、物品の立体データに基づき取得した類似物品の
    梱包実績を利用して梱包対象物品の梱包形態を決定する
    ことを特徴とする梱包形態決定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の梱包形態決定装置におい
    て、 前記物品仕様データベースには、物品の輪郭を抽出した
    程度の簡素化された立体データが蓄積されていることを
    特徴とする梱包形態決定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の梱包形態決定装置におい
    て、 前記形状差異抽出処理手段は、各立体データを比較した
    結果、差異のある部分を特定することを特徴とする梱包
    形態決定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の梱包形態決定装置におい
    て、 前記梱包形態決定処理手段は、前記形状差異抽出処理手
    段が取得した差異のある部分の材質を更に参照すること
    によって梱包形態を決定することを特徴とする梱包形態
    決定装置。
  5. 【請求項5】 梱包対象とする物品リスト並びに各物品
    の種類、品番、梱包数を少なくとも含む物品情報が登録
    される物品管理データベースと、 1乃至複数の物品が梱包された梱包物の形状、重量を含
    む梱包物に関する梱包情報及び梱包物に梱包された物品
    の物品情報を含む梱包実績情報が蓄積された梱包実績デ
    ータベースと、 受入先を少なくとも含む開梱実績情報を格納する開梱実
    績情報データベースと、 1乃至複数の梱包物を積み込むモジュールボックスへの
    梱包物積込パターンが蓄積されたモジュール積込知識デ
    ータベースと、 開梱実績情報を参照することによって梱包物をグループ
    分けする梱包物グループ化処理手段と、 梱包実績情報及び梱包物積込パターンを参照することに
    よってグループ分けされた1乃至複数の梱包物のモジュ
    ールボックスへの積込パターンを決定する積込パターン
    決定処理手段と、 を有し、過去における梱包、開梱に関する実績情報に基
    づいて梱包物のモジュールボックスへの梱包形態を決定
    することを特徴とする梱包形態決定装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の梱包形態決定装置におい
    て、 各物品のリードタイム及び過去において各梱包物の梱包
    作業に要した時間を含む梱包作業進度情報を格納する梱
    包作業進度情報データベースと、 梱包実績情報及び梱包作業進度情報に基づいて物品の梱
    包作業指示を出す作業進度管理手段と、 を有し、梱包対象の物品に対する生産管理を行うことを
    特徴とする梱包形態決定装置。
  7. 【請求項7】 梱包対象とする物品リスト並びに各物品
    の種類、品番、梱包数を少なくとも含む物品情報が登録
    される物品管理データベースと、 1乃至複数の物品が梱包された梱包物の形状、重量を含
    む梱包物に関する梱包情報及び梱包物に梱包された物品
    の物品情報を含む梱包実績情報が蓄積された梱包実績デ
    ータベースと、 1乃至複数の物品を梱包する梱包材に関する仕様情報を
    格納した梱包材知識データベースと、 前記各データベースを参照することによってグループ分
    けされた1乃至複数の梱包物のモジュールボックスへの
    積込パターンを決定する積込パターン決定処理手段と、 を有し、 前記積込パターン決定処理手段は、モジュールボックス
    内において梱包物を仮想的に載置する面を積込基準面と
    し、梱包物の形状に基づき梱包物を積込基準面に配置し
    ていくことでモジュールボックスへの積込パターンを決
    定することを特徴とする梱包形態決定装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の梱包形態決定装置におい
    て、 前記積込パターン決定処理手段は、積込基準面に梱包物
    を仮想的に配置することによって当該積込基準面におけ
    る積込パターンを決定すると、積込基準面を上方へ移動
    させ、その移動させた積込基準面において未積込の梱包
    物を仮想的に配置するという処理を繰り返し行うことで
    モジュールボックスへの積込パターンを決定することを
    特徴とする梱包形態決定装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の梱包形態決定装置におい
    て、 前記積込パターン決定処理手段は、梱包物がパレット上
    に物品が載置されて形成されている場合、パレット上の
    各物品の配置に基づき他物品が載置可能な物品積込可能
    領域を求め、その物品積込可能領域へ物品を積み込むよ
    うな積込パターンを生成することを特徴とする梱包形態
    決定装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかに記載の梱
    包形態決定装置において、 物品を載置した梱包材であるパレット又はモジュールボ
    ックスの少なくともいずれか一方を、パレット又はモジ
    ュールボックスを積み込み輸送するためのコンテナ手段
    に積載する際に、前記コンテナ手段の容積、最大積載重
    量及びパレット又はモジュールボックスの形状、容積、
    重量に基づいて前記各コンテナ手段へ仮想的に仮積載し
    た後、前記コンテナ手段に仮積載したパレット又はモジ
    ュールボックスを入れ替えながら前記各コンテナ手段へ
    の積載パターンを決定するコンテナ積載パターン決定処
    理手段を有することを特徴とする梱包形態決定装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の梱包形態決定装置
    において、 前記物品管理データベースに登録された各物品の梱包材
    への梱包単位数量を仮決定するオーダーロット数仮決定
    手段を有し、 前記コンテナ積載パターン決定処理手段は、前記オーダ
    ーロット数仮決定手段により仮決定された梱包単位数量
    に従い梱包形態が決定されたパレット又は梱包形態が決
    定された梱包物を積み込んだモジュールボックスを前記
    コンテナ手段に仮積載した積載パターンを複数生成し、
    その複数の積載パターンの中から最適な積載パターンを
    選出することで、最適なオーダーロット数を決定するこ
    とを特徴とする梱包形態決定装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれかに記載さ
    れた梱包形態決定装置が生成した少なくともいずれかの
    前記データベースに蓄積された梱包に関する情報へのネ
    ットワークを介してのアクセス制御を行うウェブサーバ
    と、 物品の輸送先に設置され、指定された物品に関する情報
    を前記ウェブサーバを介して取得して表示する情報端末
    装置と、 を有し、 前記情報端末装置は、 梱包に関する情報を格納する情報を格納するローカル側
    梱包関連情報データベースと、 前記情報端末装置からの送信要求に応じて前記ウェブサ
    ーバから送られてきたウェブ文書言語規約に基づいて作
    成された前記梱包に関する情報を表示するブラウザ手段
    と、 表示された情報及び更新情報を前記ローカル側梱包関連
    情報データベースに保存する情報管理手段と、 を有し、次回以降の当該梱包に関する情報を前記ローカ
    ル側梱包関連情報データベースから取り出すことを特徴
    とする梱包関連情報管理システム。
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