JP4629594B2 - モジュール評価方法及び装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第1の実施形態を適用したモジュール評価装置の概略構成図である。
図6において、施工ID列には、施工作業の識別のためのID値を格納する。また、対象施工物部品ID1、対象施工物部品ID2列には、施工作業の対象となる施工物部品IDまたはモジュール番号を格納する。モジュール番号の場合は、モジュール内に組み込まれた全ての部品が対象となる。
図7において、施工物部品IDには、施工物部品の識別IDを格納し、配置列には、輸送時または搬入時における施工物部品の配置属性データを格納する。配置属性データの格納形式は、施工物配置データの配置列データに準じる。
この輸送時施工物配置データは、3D−CADを利用した、ユーザの入力によって作成される。
ただし、上記式(1)において、Σはモジュール内での合計を意味する。
これには、まずモジュールの外形サイズの判定を行う。モジュールの外形サイズは、モジュール内に組み込んだ部品の、輸送時のX、Y、Z方向の最大、最小座標値の差により求める。これは、施工物配置データ及び施工物輸送配置データ中の、対象とするモジュール番号に対応した全ての施工物部品に対して、形状種別データより、各施工物部品のX,Y,Z方向の最大、最小座標値を求める。そして、求めたX,Y,Z方向の最大、最小座標値に基づいて、モジュール内での、全ての施工物部品のX、Y、Zの最大、最小値を求めることで行う。
図11において、X、Y長さ列と、Z長さ列には、外形のX、Y方向長さと、Z方向の最大サイズを格納する。また、固定輸送コスト列及び基数比輸送コスト列には、輸送に必要な固定コストと、基数に応じて分配されるコストを格納する。図11に示す輸送費テーブルは、固定輸送コスト、及び基数比輸送コストの値の小さな順にソートしておく。
上記式(2)において、モジュールの占有率βは、モジュール輸送コストのX、Y長さから計算される面積に対するモジュールのX、Y長さの面積の比、又はX,Yの長手方向の値に対する、モジュールの寸法の比から求める。
図8に示した施工物物量データから、モジュール名称と、仮設列のデータによる検索によって、対象モジュール内の、仮設物部品の物量を求める。さらに、図10に示した原単位テーブルには、仮設物の据付費と、材料費を合計した原単位を、条件列を仮設として格納しておく。モジュール内の仮設物の物量に対して、原単位テーブルの仮設ストラクチャ据付費用の値を乗算し、仮設費を求める。
本発明の第2の実施形態は、施工物レイアウトデータ中に、モジュールの定義情報が無い場合に、指定された仮想的なモジュール範囲の有効性の判定、または有効なモジュール範囲の自動判定を行うことが可能とするものである。
まず、図13のステップ1201において、モジュール枠の範囲を設定する。
ここで、モジュール枠とは、ユーザが入力、またはシステムが設定する、施工物を取り囲む、仮想的な直方体であり、X、Y、Z方向の最小、最大座標値の、6個の数値により定義されるものである。
ただし、上記(4)式において、k1、k2は、事前登録、またはユーザが指定可能な値であり、k2>k1である。
つまり、各枠の体積をV、ステップ1502で求めた、各枠ごとの工数密度をρM、各枠の水平面内での鋼材がカバーしている割合をαとすると、各枠ごとの、モジュール有効性は、次式(5)により表される。
上記式(5)において、kwは、モジュールヘの工数取り込み効果と、仮設費効果との比にもとづく係数であり、ユーザが設定することができる。上記式(5)により、モジュール有効性値を各枠ごとに算出し、図16に示した表示画面と同様に、数値を濃淡で表示し、さらにユーザの指定した枠内の合計値を表示することで、直接的に、モジュール有効範囲の選択が可能となる。
102 施工物物量データ格納装置
103 モジュール評価手段
103A 物流データ作成部
103B モジュール内現単位低減効果判定部
103C 輸送費効果判定部
103D 仮設費効果判定部
103E 密度低減効果判定部
103F 現地物量低減効果判定部
104 表示装置
Claims (8)
- 記憶手段に格納された、施工物の配置予定領域における施行物の配置予定データと、上記施工物のモジュール化作業データと、モジュール化された上記施工物の上記配置予定領域への輸送中における配置データとを有する施工物レイアウトデータと、上記施工物の数量、大きさ、重さを示す物量データを示す施工物物量データとに従って、
モジュール評価手段が、上記施工物をモジュール化したときの原単位低減量と、モジュール化された上記施工物を上記配置予定領域に輸送する輸送費と、上記モジュール化された上記施工物を配置予定領域に輸送するため、上記モジュール化された施工物を補強する補強材の費用を含む仮設費用と、上記配置予定領域で施工物を組み立てるために必要であった物量が、上記施工物をモジュール化したことにより低減される現地物量低減費用とを算出し、
上記モジュール評価手段は、表示手段に、モジュール化による削減費用である上記原単位低減量及び上記現地物量低減費と、上記施工物のモジュール化に必要な費用である上記輸送費及び仮説費用とを表示すると共に、上記モジュール化による削減費用から、上記モジュール化に必要な費用を差し引いた額をモジュール効果値として表示させることを特徴とするモジュール評価方法。 - 請求項1記載のモジュール評価方法において、モジュール評価手段は、施工物のモジュール化により、上記配置予定領域での作業密度低減による削減費用もモジュール化による削減費用として算出し、上記表示手段に表示させることを特徴とするモジュール評価方法。
- 請求項1記載のモジュール評価方法において、上記施工物を補強する補強材は、モジュール化される施工物の鋼材の配置にも基づいて設定されることを特徴とするモジュール評価方法。
- 請求項3記載のモジュール評価方法において、上記モジュール評価手段は、上記配置予定領域のうち、どの部分でモジュール化を行なうかを決定するためのモジュール枠を変更することを特徴とするモジュール評価方法。
- 施工物の配置予定領域における施行物の配置予定データと、上記施工物のモジュール化作業データと、モジュール化された上記施工物の上記配置予定領域への輸送中における配置データとを有する施工物レイアウトデータを格納する施工物レイアウトデータ格納手段と、
上記施工物の数量、大きさ、重さを示す物量データを格納する施工物物量データ格納手段と、
上記施工物レイアウトデータ及び上記施工物の上記物量データに従って、上記施工物をモジュール化したときの原単位低減量を判定する原単位低減量効果判定部と、モジュール化された上記施工物を上記配置予定領域に輸送する輸送費を判定する輸送費効果判定部と、上記モジュール化された上記施工物を配置予定領域に輸送するため、上記モジュール化された施工物を補強する補強材の費用を含む仮設費用を判定する仮説費効果判定部と、上記配置予定領域で施工物を組み立てるために必要であった物量が、上記施工物をモジュール化したことにより低減される現地物量低減費用を判定する現地物量低減効果判定部とを有するモジュール評価手段と、
モジュール化による削減費用である上記原単位低減量及び上記現地物量低減費と、上記施工物のモジュール化に必要な費用である上記輸送費及び仮説費用とを表示すると共に、上記モジュール化による削減費用から、上記モジュール化に必要な費用を差し引いた額をモジュール効果値として表示する表示手段と、
を備えることを特徴とするモジュール評価装置。 - 請求項5記載のモジュール評価装置において、施工物のモジュール化により、上記配置予定領域での作業密度低減による削減費用を算出する密度低減効果判定手段を備え、この作業密度低減費を上記モジュール化による削減費用に加えることを特徴とするモジュール評価装置。
- 請求項5載のモジュール評価装置において、上記施工物を補強する補強材は、モジュール化される施工物の鋼材の配置にも基づいて設定されることを特徴とするモジュール評価装置。
- 請求項7記載のモジュール評価装置において、上記モジュール評価手段は、上記配置予定領域のうち、どの部分でモジュール化を行なうかを決定するためのモジュール枠を変更することを特徴とするモジュール評価装置。
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