JPH07129630A - 類似部品のcad図面作画方法 - Google Patents

類似部品のcad図面作画方法

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JPH07129630A
JPH07129630A JP5276799A JP27679993A JPH07129630A JP H07129630 A JPH07129630 A JP H07129630A JP 5276799 A JP5276799 A JP 5276799A JP 27679993 A JP27679993 A JP 27679993A JP H07129630 A JPH07129630 A JP H07129630A
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JP5276799A
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Akihiko Sato
明彦 佐藤
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CADシステムを用いた類似部品の作図にお
いて、類似部品間の関連性を把握し易くし、個々の部品
に関する正確な情報を容易に取得できるようにする。 【構成】 主要部が同一で部分的な形状,寸法等の異な
る複数の類似部品をCADシステムを用いて作図および
管理するにおいて、複数の類似部品を所定のグループに
分類し、1グループ毎に1の代表図面1を作成し、作成
した代表図面1の図面データをCADシステムを構成す
るデータベースに記憶する。この代表図面1を表示装置
へ表示させた場合、類似部品間の共通部分と相違部分2
1,22の表示の態様を相違させ、類似部品間の相違箇
所の把握を容易化させる。また、記事欄30の部品番号
の入力により代表図面と個々の部品図面とを切替表示さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、類似部品のCAD図面
作画方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、研究開発部門または工場におい
て、部品図を作成する必要がある場合、一品一葉すなわ
ち1個の部品を1枚の図面に表すのを原則とする。この
時、図面には図面枠,図面番号,図面名(部品名),企
業名,作図者名,認印,作成年月日,尺度等を示す表題
欄を具備している。
【0003】近年、製図は、コンピュータグラフィック
スによる、いわゆるキャド(以降CADという)による
作図が一般化の傾向にある。このCADによる作図は、
特に、類似部品の製図,既製図面の一部分の変更等にお
いて、極めて効率的な作図システムであることは周知の
ことである。また、CADは一般的に機能が向上し多層
化(複数レイヤー化)されているため、類似図面の管理
において、類似部品を共通部分と異なる部分とで複数の
レイヤーに分けて作図し、1ブロックの図として保管す
ることができる。3次元の情報の表示方法に関する従来
技術に、特開平4−20440,特開平4−20448
1等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術の場合、1品1レイヤーにより外形図として複数
の部品の形状および寸法を代表して表示する。または、
複数レイヤーへ個々に異なる箇所の図面を記載する手法
がとられている。このため、共通図を見るだけで個々の
部品について正確な情報を知ることが不十分な場合も生
じる。正確な情報を得るために、共通図が記載されたレ
イヤーと、このレイヤーと異なる各々の部分の図が記載
されたレイヤーとを見て判断する必要がある。すなわ
ち、1個の部品についての正確な情報を一目で認識し判
断することが困難となる問題を伴う。
【0005】本発明は、類似部品間の関連性を把握し易
くし、個々の部品に関する正確な情報を容易に取得でき
る類似部品のCAD図面作画方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の類似部品のCAD図面作画方法は、主要部
が同一で部分的な形状,寸法等の異なる複数の類似部品
をCADシステムを用いて作図および管理する方法であ
り、複数の類似部品を所定のグループに分類するグルー
プ化工程と、グループの1グループ毎に1の代表図面を
作成し、この代表図面の図面データをCADシステムを
構成するデータベースに記憶する代表図作成工程とを有
し、複数の類似部品の代表図面の図面データをCADシ
ステムを構成する表示装置へ表示させ、類似部品の個々
の部品の作図および管理は、代表図面に基づいて行うこ
とを特徴としている。
【0007】また、代表図面の表示装置への表示は、代
表図面が代表して表示するグループの類似部品間の共通
部分と相違部分の表示の態様を相違させ、類似部品間の
相違箇所の把握を容易化させるとよい。
【0008】更に、類似部品の部品図面を作成しこの部
品図の図面データをデータベースに記憶する部品図作成
工程を有し、表示装置へ代表図面と類似部品のより正確
な図面および仕様の表された部品図面とを切り替えて表
示が可能とすると都合がよい。
【0009】なお、記類似部品間の相違部分の表示の態
様は、類似部品毎に異なる表示色の色違い表示,フラッ
シュ表示,拡大表示等とすると相違点がより明確化され
る。
【0010】
【作用】本発明の類似部品のCAD図面作画方法によれ
ば、複数の類似部品を所定のグループに分類し、1グル
ープ毎に1の代表図面を作成し、代表図面を表示装置へ
表示させこの代表図面に基づいて、類似部品の個々の部
品の作図および管理行うため、類似部品間の同一および
相違箇所の把握を確実に知ることができる。
【0011】また、この表示において、類似部品間の共
通部分と相違部分の表示の態様を相違させるため、類似
部品間の相違箇所の把握を一見して容易にできる。
【0012】更に、代表図面と部品図面との2種類の図
面を切り替えて表示したり、相違部分を表す表示色を相
違させたり、部品図面の表示において相違箇所所の仕様
を明示したりする表示方法を行うと、相違箇所の把握を
容易化,明確化することができる。
【0013】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明による類似部
品のCAD図面作画方法の実施例を詳細に説明する。図
1〜図7を参照すると本発明の類似部品のCAD図面作
画方法に基づく作画の実施例が示されている。この作画
を実行するためのEWS(Engineering W
orkstation)は、極一般的なコンピュータを
中心とした機器構成,例えば、中央処理装置(CP
U),ハードディスク(HD),陰極線管表示装置(C
RT),キーボード等で良く、その図示を省略する。以
下、本発明の構成を図面に示す実施例に基づいて詳細に
説明する。
【0014】図1に表した図面1は、実施例の類似部品
図である。この図面1は、CADで作図された図面であ
り、CRTで表示中の図面であるとする。表示中の図面
1は、図面番号記載欄を含む図面枠10,類似部品を代
表する外観図20および類似部品の記事欄30で構成さ
れている。
【0015】図面番号記載欄を含む図面枠10は、作図
の範囲を規定する枠であり所定の仕様に基づく寸法およ
びフォーマットで構成される。
【0016】類似部品を代表する外観図20は、3種類
の類似部品2a,2b,2cを代表する外観図例として
示されている。3種類の類似部品2a,2b,2cの個
々の部品の外観図は、図2に類似部品2aの外観図20
aが,図3に類似部品2bの外観図20bが,図4に類
似部品2cの外観図20cがそれぞれ示されている。こ
れらの類似部品2a,2b,2cは、幅Wと高さHの寸
法において相違している。類似部品2の外観図上での相
違位置は、図1の外観図20において、幅Wが外観図線
21a,21b,21cであり、高さHが外観図線22
a,22b,22cとして表されている。
【0017】類似部品2の記事欄30は、類似部品2
a,2b,2cの相違内容を表として現し、類似部品の
仕様を容易に把握できるようにしている。実施例の記事
欄30は、番号,品番,名称,幅W寸法,高さH寸法を
一覧表としている。
【0018】<第1の表示動作>上記の表示内容におい
て、CRTにおける第1の表示動作を以下に説明する。
【0019】CRT表示画面上に現された図面1におい
て、類似部品間2で相違する仕様の箇所を”明確化”し
て表示する。つまり、図1における図面1の類似部品間
2で相違する位置は、外観線の幅Wおよび高さHに相当
する箇所であり、3本の外観線21a,21b,21c
および3本の外観線22a,22b,22cである。記
事欄30においては、相違する内容は、横W寸法および
高さH寸法であるが、これらの寸法数値の代わりに名称
の「A」,「B],[C]を”明確化”して表示させる
とよい。
【0020】上記の”明確化”しての表示とは、その他
の部分に比べ注意を喚起させる表示の形態を言う。具体
例を掲げれば、例えば、同一箇所と相違箇所を異なった
色を用いての表示,フラッシュ表示,表示色を所定の時
間間隔で変更する色変換表示,表示の線を太くする,等
である。”明確化”の対称は、例えば、形状・寸法等の
異なる外形線,穴加工および切り欠き加工の識別表示,
寸法記号および寸法表示,寸法線および引出線,部品名
称等である。これらの内の外形線の”明確化”において
は、起点・終点部分の点滅,移動点の点滅等も有効であ
る。
【0021】上記の手法の他に、相違部分を拡大して表
示させる手法もある。この手法は特に全体図の寸法に比
べ比較的小さな箇所の相違点を”明確化”する場合に効
果が生じる。例えば、加工寸法・形状の異なる穴,ネジ
等である。表示画面において、全体図を比較的小さく表
示し、要部,つまり記事欄30と上記の”明確化”する
部分を拡大して、複数画面表示する等である。
【0022】上記の色変換表示においては、記事欄30
との連動表示とすると更に効果的である。例えば、名称
欄の,A→B→C→A,の順序で所定の時間間隔で回転
表示させた場合、名称毎に外観図上の変化する位置のみ
を”明確化”表示させる。この”明確化”の表示例は、
名称,A→B,へ表示が変わった場合、横W寸法は変わ
らず高さH寸法が変わるため、名称Bと高さの外観線2
2a,22b,22cを”明確化”表示させる。名称,
B→C,へ表示が変わった場合、横Wおよび高さH寸法
が変わるため、名称Cと横の外観線21a,21b,2
1cおよび高さの外観線22a,22b,22cを”明
確化”表示させる。
【0023】上記の表示動作により類似部品間の仕様の
相違位置・箇所が一見して知れる。また、各々の類似部
品間の関連が把握し易くなり、各々の部品の異なる部分
が図面上で容易に確認できる。
【0024】<第2の表示動作>CRTにおける第2の
表示動作は、類似部品2a,2b,2cを個々に切り替
えて表示させる。図1のCRT表示画面上に現された図
面1において、記事欄30の番号「1」,「2」,
「3」の何れかをキーボード入力した場合、または、マ
ウスを用いたアイコンで記事欄の番号を指示した場合、
指示された番号の外観図と記事内容が表示される。この
表示例が、図5〜図7に示されており、図5が番号
「1」を入力した場合の類似部品2aの外観図1a,図
6が番号「2」を入力した場合の類似部品2bの外観図
1b,図7が番号「3」を入力した場合の類似部品2c
の外観図1cをそれぞれ表している。
【0025】この表示手順により類似部品の各々を簡単
に検索でき、仕様の内容を容易に知ることができる。
【0026】以上により、データベースから検索される
図面より、類似した形状を持つ複数の部品について代表
的な形状寸法さらに類似部品間の関連が把握しやすくな
る。
【0027】さらに、個々の部品に関する正確な情報を
記載した図面に切り替えることにより、個々の部品に関
する情報の把握もしやすくなる。
【0028】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。
【0029】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、本発明の
類似部品のCAD図面作画方法は、複数の類似部品を1
グループ毎に1の代表図面を表示装置へ表示させ、この
代表図面に基づいて、類似部品の個々の部品の作図およ
び管理行うため、作図の工数が低減化され、類似部品間
の同一および相違箇所の把握を確実および容易化させ
る。
【0030】また、この表示方法において、類似部品間
の共通部分と相違部分の表示を色違い表示させたり、切
り替え表示させたりすることにより、共通部分と相違部
分が明確化され、相違箇所の仕様を部品図面の表示にお
いて行うことにより、相違箇所の仕様の把握をさらに容
易化,明確化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の類似部品のCAD図面作画方法の実施
例を説明するためのCADシステムにおける表示画面を
表した図である。
【図2】1の類似部品の外観図例である。
【図3】1の類似部品の外観図例である。
【図4】1の類似部品の外観図例である。
【図5】図1の表示画面において、切替表示させた場合
の1表示画面例である。
【図6】図1の表示画面において、切替表示させた場合
の1表示画面例である。
【図7】図1の表示画面において、切替表示させた場合
の1表示画面例である。
【符号の説明】
1 代表図面の表示例、 10 図面枠、 20 代表外観図、 30 記事欄。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主要部が同一で部分的な形状,寸法等の
    異なる複数の類似部品をCADシステムを用いて作図お
    よび管理する類似部品のCAD図面作画方法において、
    該CAD図面作画方法は、 複数の類似部品を所定のグループに分類するグループ化
    工程と、 前記グループの1グループ毎に1の代表図面を作成し、
    該代表図面の図面データを前記CADシステムを構成す
    るデータベースに記憶する代表図作成工程とを有し、 前記複数の類似部品の前記代表図面の図面データを前記
    CADシステムを構成する表示装置へ表示させ、前記類
    似部品の個々の部品の作図および管理は、前記代表図面
    に基づいて行うことを特徴とする類似部品のCAD図面
    作画方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の類似部品のCAD図面作
    画方法において、前記代表図面の前記表示装置への表示
    は、該代表図面が代表して表示する前記グループの類似
    部品間の共通部分と相違部分の表示の態様を相違させ、
    前記類似部品間の相違箇所の把握を容易化させたことを
    特徴とする類似部品のCAD図面作画方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の類似部品
    のCAD図面作画方法は、更に前記類似部品の部品図面
    を作成し該部品図の図面データを前記データベースに記
    憶する部品図作成工程を有し、前記表示装置へ前記代表
    図面と前記類似部品のより正確な図面および仕様の表さ
    れた前記部品図面とを切り替えて表示が可能としたこと
    を特徴とする類似部品のCAD図面作画方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の類似部品のCAD図面作
    画方法において、前記類似部品間の相違部分の表示の態
    様は、前記類似部品毎に異なる表示色の色違い表示とす
    ることを特徴とする類似部品のCAD図面作画方法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の類似部品のCAD図面作
    画方法において、前記類似部品間の相違部分の表示の態
    様は、前記類似部品毎のフラッシュ表示であることを特
    徴とする類似部品のCAD図面作画方法。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の類似部品のCAD図面作
    画方法において、前記類似部品間の相違部分の表示の態
    様は、前記類似部品毎に異なる箇所の拡大表示であるこ
    とを特徴とする類似部品のCAD図面作画方法。
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