JP2002227642A - 排気管および排気管の製造方法 - Google Patents

排気管および排気管の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内管と外管との間に空間を有する二重管から
なる排気管であって、内管と外管との間に摺動可能な保
持部材を設けるものにおいて、その保持部材の組付け作
業の容易性を図るとともに組付け後における保持部材部
での異音の発生を防止する。 【解決手段】 内管1と、該内管1の外周に空間5を設
けて配置した外管4と、前記空間部5の一部に配置され
たリング状の保持部材2と、該保持部材2の前後におい
て内管に形成した凸部1a,1bを有する。前記両凸部
1a,1b間の内管1の外径が前記凸部1a,1bの外
側の内管1の外径よりも大きく、かつ、前記両凸部1
a,1bの間の内管1と前記保持部材2とが接触してい
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は排気管および排気管
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関用の排気管として、遮音
性の向上や排気ガスを保温して触媒浄化性能を向上させ
る目的から、図8に示すように、内管101と、その外
周に空間102を設けて配設した外管103とからなる
二重管が採用されている。
【0003】このような二重管は、その両端部において
相互に連結されるが、その内管101と外管103との
熱膨脹差による相対移動を可能にするために、内外管1
01,103の他端側Bを相互にスポット溶接などで固
着し、一端側Aを、内管101と外管103との間に編
組したステンレス細線をリング状にプレス成形した保持
部材(スペーサ)104を摺動可能に配置して構成して
いる。
【0004】そして、このような保持部材104の配置
方法としては、図8において、先ず、内管101の一端
側Aに外方へ突出する第1膨出部105を形成した後、
リング状の保持部材104を内管101の外周部に外嵌
し、次で、第2膨出部106を形成する方法が、例えば
特開平8−4524号公報に示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のように、リ
ング状の保持部材104を配置するものにおいては、そ
の保持部材104の組付け作業を考慮して、保持部材1
04の内径を内管101の外径よりも若干大きくする
か、或いは保持部材104の外径を外管103の内径よ
りも若干小さくして、保持部材104と内管101また
は外管103との間に隙間(クリアランス)107を設
ける必要がある。
【0006】しかし、前記従来の二重管の製造方法にお
いては、保持部材104を挿入した後においても前記の
隙間107が形成されたまま存在するため、この二重管
を内燃機関の排気管として車両に搭載した場合、エンジ
ンの振動により排気管が振動しやすく、その振動により
保持部材104が内管101または外管103によって
叩かれ、前記の隙間107が当初の大きさよりも拡大
し、異音が発生するおそれがあった。
【0007】そこで本発明は、前記保持部材の組付け作
業性の悪化を伴うことなく、前記のような異音の発生を
防止できる排気管と排気管の製造方法を提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の第1の発明は、内管と、該内管の
外周に空間を設けて配置した外管と、前記空間部の一部
に配置されたリング状の保持部材と、該保持部材の前後
において内管に形成した凸部を有する排気管であって、
前記両凸部間の内管の外径が前記凸部の外側の内管の外
径よりも大きく、かつ、前記両凸部の間の内管と前記保
持部材とが接触していることを特徴とする排気管であ
る。
【0009】請求項2記載の第2の発明は、内管と、該
内管の外周に空間を設けて配置した外管と、前記空間部
の一部に配置されたリング状の保持部材とを備えた排気
管の製造方法であって、前記内管の外周に前記保持部材
を、内管との間に隙間を設けて嵌合した後に、前記保持
部材と前記内管とが少なくとも接触するように前記内管
を拡径することを特徴とする排気管の製造方法である。
【0010】請求項3記載の第3の発明は、前記第2の
発明において、前記保持部材の前後の内管に凸部を設け
るとともに前記両凸部間の内管を拡径することを特徴と
する排気管の製造方法である。
【0011】請求項4記載の第4の発明は、前記第3の
発明において、前記保持部材が配置された部分における
内管の内部に、内管の前記両凸部を形成する突起と、前
記両凸部間の内管を拡径する拡径面を形成した型を配置
し、該型を径方向の外側へ移動して、前記両凸部の形成
と、該両凸部間の拡径を同時に行うようにしたことを特
徴とする排気管の製造方法である。
【0012】
【発明の実施の形態】図1乃至図7に示す本発明の実施
例について説明する。
【0013】図1及び図2は第1実施例を示す。
【0014】該実施例の製造方法は、先ず、排気管を構
成する直管状の金属製の内管1における一端部Aの外周
に、メリヤス状に編組した金属細線をリング状にプレス
成形した保持部材2を図1(a)に示すように嵌める。
【0015】この保持部材2の内径は、図1(a)に示
すように、内管1の外径よりも若干大きく設定され、内
管1と保持部材2との間に所定の隙間(クリアランス)
tが形成されるようになっている。この隙間tの大きさ
は、保持部材2を内管1に容易に挿入できる程度に設定
されるが、内管1の外径および保持部材2の内径のバラ
ツキや組付け作業性を考慮して設定され、通常0.2m
m程度に設定される。
【0016】このような隙間tを有することにより、保
持部材2の内管1に対する組付け作業が容易に行える。
【0017】次に、前記保持部材2が挿入配置された近
傍の内管1を図1(b)に示すように拡径する。この拡
径方法としては、例えば図1(a)に示すような、前記
内管1の素管より少なくとも前記隙間t分大径の円筒状
型面部3aと、先部に先細状テーパ面3bを有する型3
を使用し、該型3を図示しない駆動手段により前記内管
1の一端部Aの開口部より圧入し、図1(b)に示すよ
うに内管1における前記保持部材2が配置された近傍の
一端部Aを拡径する。1dは拡径された拡径部を示す。
【0018】前記のように内管1を拡径する方法は、前
記実施例の型によるものの他に、周知の拡径方法を採用
することができる。
【0019】更に、前記内管1の拡径量は、少なくとも
前記の隙間tがゼロになり、内管1と保持部材2が接触
する拡径量にするものであるが、保持部材2が多少圧縮
されるように拡径してもよい。
【0020】なお、前記の内管1の拡径工程の前後のい
ずれかにおいて、前記保持部材2と内管1を相互にスポ
ット溶接などで固着して保持部材2の軸方向移動を防止
するようにするとよい。
【0021】次に、前記の型3を抜いた後、図1(c)
に示すように、前記保持部材2の外周に嵌合する径で、
かつ、他端部Bに前記内管1の外周に嵌合する縮径部4
aを形成した金属製の外管4に、その大径側開口部から
前記内管1および保持部2を挿入し、内管1の他端部B
側と外管4の縮径部4aをスポット溶接などで固着す
る。なお、外管4は、その肉厚が内管1の肉厚よりも厚
いものが使用される。
【0022】以上により、図1(c)に示すような、保
持部材2の内周面が内管1の拡径部1dにおいて接触
し、保持部材2の外周面が外管4に接触し、かつ、内管
1と外管4との間に空間5を有する二重管からなる排気
管が製造される。
【0023】図3は第2実施例を示す。
【0024】本第2実施例は、先に二重管を構成して、
この二重管に、前記第1実施例と同様な内管加工によっ
て保持部材を配置する製造方法を示すものである。
【0025】先ず、図3(a)に示すような他端部Bに
縮径部4aを形成した直管状の金属製の外管4内に、該
外管4より薄肉の金属製の内管1を、その他端部Bを前
記外管4の縮径部4aに圧入するとともに該部をスポッ
ト溶接などで固着して図3(a)に示すような内管1と
外管4との間に空間5を有する二重管を形成する。
【0026】次に、前記空間5の開口部から前記と同様
の保持部材2を図3(b)に示すように空間5内へ挿入
し、保持部材2を内管1の一端部A側の外周に配置す
る。このとき、保持部材2と内管1との間には前記のよ
うな隙間tを有するため、保持部材2の内管1に対する
組付け作業が容易に行える。
【0027】次に、前記第1実施例と同様の型3によ
り、前記保持部材2が配置された近傍の内管1を図3
(c)に示すように前記第1実施例と同様に拡径し、そ
の拡径部1dの内管1を保持部材2に接触させる。な
お、この内管1の拡径量は、保持部材2が若干圧縮され
るようにして、保持部材2の軸方向移動を阻止するよう
にするとよい。
【0028】そして、前記の型3を抜くことにより、前
記第1実施例の図1(c)に示すような二重管が製造さ
れる。
【0029】なお、本第2実施例は、保持部材2の内管
側にのみ隙間tを設けたものであるが、保持部材2の外
管側にも隙間を設けて、保持部材2の外周面が外管4の
内周面に接触する程度に内管1と保持部材2を同時に拡
径するようにしてもよい。
【0030】図4乃至図6は第3実施例を示す。
【0031】本第3実施例は、前記実施例における嵌合
された保持部材2の前後における内管に突起を形成する
例である。
【0032】先ず、図4(a)に示すような他端部Bに
縮径部4aを形成した直管状の金属製の外管4内に、該
外管4より薄肉の金属製の内管1を、その他端部Bを前
記外管4の縮径部4aに圧入するとともに該部をスポッ
ト溶接などで固着して図4(a)に示すような内管1と
外管4との間に空間5を有する二重管を形成する。
【0033】次に、前記空間5内に、その開口部5aか
ら粒状物などを充填した後に前記開口部5aを閉塞し、
この状態で適宜な曲げ加工手段によって前記の二重管を
所定の形状、例えば、図4(b)に示すような形状に曲
げ加工する。
【0034】次に、前記の開口部5aを開き、前記の粒
状物を排出除去した後、二重管の一端部A側である前記
開口部5aから前記実施例と同様の保持部材2を図3
(c)に示すように挿入し、その保持部材2を所定位置
に配置する。この保持部材2の内径は、前記実施例と同
様に、内管1の外径より若干大きく形成され、保持部材
2と内管1との間に前記と同様な隙間tが形成されるよ
うになっている。また、保持部材2の外径は、その保持
部材2の外周面が外管4に接触する程度に設定されてい
る。
【0035】次に、前記保持部材2が挿入配置された近
傍の内管1内に図4(c)に示すように分割型6と中心
型7を挿入する。
【0036】この分割型6は、円筒状の型を周方向に複
数に分割、図の実施例では図5及び図6に示すように8
分割したもので、その分割片6aが径方向に移動可能に
備えられ、また、中心部は、軸方向の内側が縮径するテ
ーパ面6bに形成されている。更に、該分割型6、すな
わち各分割片6aの外周には軸方向に所定の間隔L
れて2個の突起6c,6dが設けられている。この間隔
は、前記保持部材2の軸方向長Lよりも長く設
定されているが、略同長でもよい。更に、各突起6c,
6dは、図5及び図6に示すように、各分割片6a毎の
全周にわたって形成されている。
【0037】また、前記分割型6、すなわち各分割片6
aにおける両突起6c,6dの間の外面は、該外面を除
く一般面、すなわち両端部の外面6f,6gに対して、
前記間隔tと少なくとも同じ大きさ分だけ大径に設定し
た拡径面6eに形成されている。なお、前記両端部の外
面6f,6gは無くてもよい。
【0038】前記分割型6の各分割片6aは、図示しな
い縮径手段により縮径方向に付勢されている。更に、分
割型6は、その軸方向に移動可能に備えられ、図示しな
い駆動手段によって内管1に対して挿入したり外脱でき
るようになっている。
【0039】また、前記中心型7は、先細状のテーパ面
7aで形成され、そのテーパ面7aは前記分割型6のテ
ーパ面6aと合致するように形成されており、図示しな
い油圧装置などの駆動手段により軸方向に進退移動でき
るようになっている。
【0040】そして、図4(c)に示すように、前記分
割型6を縮径状態において、その両突起6c,6d間の
拡径面6eが前記挿入された保持部材2の部分に位置す
るように内管1内へ挿入し、次で、中心型7を図4
(c)の矢印方向へ移動して、分割型6の各分割片6a
を径方向に押し広げる。これにより、図4(d)に示す
ように分割型6に設けた両突起6c,6dによって該部
の内管が外方へ押し曲げられて塑性変形し、内管1に、
保持部材2の前後に位置して凸部1a,1bが形成され
る。また、同時に、分割型6における両突起6c,6d
間の拡径面6eによって、内管1における前記両凸部1
a,1b間の部分1cが図4(d)に示すように拡径さ
れ、該部分1cの外周面と保持部材2の内周面が相互に
接触する。
【0041】次に、前記の中心型7を後退させて分割型
6の各分割片6aを縮径移動させた後、分割型6と中心
型7を内管1より抜き外す。
【0042】以上により、内管と外管4の一端部Aにお
いて、これらの間に保持部材2が、両管1,4に接触し
て配置され、他端部B側の内管1と外管4が固着され、
更に、中間部が屈曲した二重管よりなる排気管が製造さ
れる。
【0043】なお、本第3実施例は、保持部材2の内管
側にのみ隙間tを設けたものであるが、保持部材2の外
管側にも隙間を設けて、保持部材2の外周面が外管4の
内周面に接触する程度に内管1と保持部材2を同時に拡
径するようにしてもよい。
【0044】図7は第4実施例を示す。
【0045】本第4実施例は、直管状の内外管におい
て、先に内管に前記第3実施例と同様の拡径加工を行っ
て保持部材を備え、その後に外管を嵌合する方式の例で
ある。
【0046】先ず、図7(a)に示すように、直管状の
金属製の内管1における一端部Aの外周に、前記第1実
施例と同様の保持部材2を、前記と同様に隙間tを有し
て嵌合する。
【0047】次に、前記第3実施例と同様の分割型6と
中心型7を、図7(a)に示すように、内管1の一端部
A側に前記第3実施例と同様に挿入する。
【0048】次に、中心型7を図7(a)から図7
(b)に示すように挿入して分割型6の各分割片6aを
拡径し、前記第3実施例と同様に、内管1に両凸部1
a,1bを形成すると同時に両凸部1a,1b間の部分
1cを拡径して、該部分1cの外周面と保持部材2の内
周面を相互に接触させる。
【0049】次に、前記の中心型7を後退させて分割型
6の各分割片6aを縮径移動させた後、分割型6と中心
型7を内管1より抜き外す。
【0050】次に、図7(c)に示すように、前記保持
部材2の外周に嵌合する径で、かつ、他端部Bに前記内
管1の外周に嵌合する縮径部4aを形成した外管4に、
その大径側開口部から前記内管1および保持部材2を挿
入し、内管1の他端部B側と外管4の縮径部4aをスポ
ット溶接などで固着する。なお、外管4は、その肉厚
が、内管1の肉厚よりも厚いものが使用される。
【0051】以上により、図7(c)に示すような、保
持部材2の内周面が内管1に接触し、保持部材2の外周
面が外管4に接触し、かつ、内管1と外管4との間に空
間5を有する二重管からなる排気管が製造される。
【0052】前記各実施例は、保持部材2を管の端部に
設けた例であるが、前記第3及び第4実施例において
は、保持部材2を管の中央部に配置するとともに該中央
部に分割型6と中心型7を配置して内管1を拡径加工し
てもよい。また、第1及び第2実施例においては、保持
部材2を管の中央部に配置するとともに型3を周方向に
複数分割された分割型にして第3実施例のような中心型
で分割片を拡径する構造とし、この型を保持部材2が配
置された管の中央部に配置して内管1を拡径加工しても
よい。
【0053】更に、前記各実施例においては、内管1に
おける保持部材2と接触する部分を、内管1の全周にわ
たって均一に拡径したが、内管1と保持部材2が周方向
において部分的に接触するように内管1を拡径してもよ
い。また、前記凸部1a,1bを、内管1の周方向にお
いて部分的に設けてもよい。
【0054】また、前記各実施例のように、内管を拡径
するようにしたことにより、次のような効果がある。排
気管を構成する二重管は、熱容量の観点から内管が外管
よりも薄肉に形成されることが多いため、前記各実施例
のように内管側を拡径加工することにより、その拡径加
工が容易になり、保持部材への管の接触加工が容易にな
る。
【0055】
【発明の効果】以上のようであるから、請求項1記載の
発明によれば、保持部材と内管とが相互に接触している
ため、エンジンの振動による排気管の振動を抑制でき、
振動によって保持部材が内管によって叩かれることがな
く、前記従来のような異音の発生を防止できる。
【0056】請求項2記載の発明によれば、内管の外周
に保持部材を嵌合する際に、保持部材と内管との間に隙
間を有するため、その保持部材の嵌合組付け作業が容易
になる。しかも、このように隙間を形成しても、保持部
材の嵌合後に内管を拡径して該保持部材と内管とを接触
させるため、前記のような組付け後の異音の発生を防止
することができる。
【0057】請求項3記載の発明によれば、更に、凸部
によって保持部材の移動を抑制できる排気管を製造でき
る。
【0058】請求項4記載の発明によれば、前記の保持
部材と内管とを接触させる工程と凸部を形成する工程が
同時に行え、作業時間やコストの面で有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図で、(a)乃
至(c)はその製造工程を示す。
【図2】図1(a)におけるC−C線断面図。
【図3】本発明の第2実施例を示す断面図で、(a)乃
至(c)はその製造工程を示す。
【図4】本発明の第3実施例を示す断面図で、(a)乃
至(d)はその製造工程を示す。
【図5】図4の実施例に使用する分割型と中心型を示す
もので、図4(c)の状態を示す断面図。
【図6】図4の実施例に使用する分割型と中心型を示す
もので、図4(d)の状態を示す断面図。
【図7】本発明の第4実施例を示す断面図で、(a)乃
至(c)はその製造工程を示す。
【図8】従来の排気管を示す断面図。
【符号の説明】
1 内管 1a,1b 凸部 1c,1d 内管の拡径部 2 保持部材 3 型 4 外管 5 空間 6 分割型 6c,6d 突起 6e 拡径面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内管と、該内管の外周に空間を設けて配
    置した外管と、前記空間部の一部に配置されたリング状
    の保持部材と、該保持部材の前後において内管に形成し
    た凸部を有する排気管であって、前記両凸部間の内管の
    外径が前記凸部の外側の内管の外径よりも大きく、か
    つ、前記両凸部の間の内管と前記保持部材とが接触して
    いることを特徴とする排気管。
  2. 【請求項2】 内管と、該内管の外周に空間を設けて配
    置した外管と、前記空間部の一部に配置されたリング状
    の保持部材とを備えた排気管の製造方法であって、前記
    内管の外周に前記保持部材を、内管との間に隙間を設け
    て嵌合した後に、前記保持部材と前記内管とが少なくと
    も接触するように前記内管を拡径することを特徴とする
    排気管の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記保持部材の前後の内管に凸部を設け
    るとともに前記両凸部間の内管を拡径することを特徴と
    する請求項2記載の排気管の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記保持部材が配置された部分における
    内管の内部に、内管の前記両凸部を形成する突起と、前
    記両凸部間の内管を拡径する拡径面を形成した型を配置
    し、該型を径方向の外側へ移動して、前記両凸部の形成
    と、該両凸部間の拡径を同時に行うようにしたことを特
    徴とする請求項3記載の排気管の製造方法。
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