JP2002224743A - 円筒体の拡管又は縮管成形方法 - Google Patents

円筒体の拡管又は縮管成形方法

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JP2002224743A JP2001025687A JP2001025687A JP2002224743A JP 2002224743 A JP2002224743 A JP 2002224743A JP 2001025687 A JP2001025687 A JP 2001025687A JP 2001025687 A JP2001025687 A JP 2001025687A JP 2002224743 A JP2002224743 A JP 2002224743A
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cylindrical body
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Masayoshi Fujita
正義 藤田
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Fuji Machine Works Co Ltd
Original Assignee
Fuji Machine Works Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】円筒体の各部位での径のバラツキを極力小さく
することができ、円筒精度を高めることができる円筒体
の拡管又は縮管成形方法を提供する。 【解決手段】円筒体Aの内周面もしくは外周面に、円周
方向に複数個の分割ダイに分割してなるダイ部材1を嵌
入し、これら分割ダイを円筒体Aの半径方向に移動させ
て当該円筒体Aを拡管又は縮管する円筒体の拡管又は縮
管成形方法において、前記ダイ部材1を円周方向に奇数
個に分割した分割ダイ11〜19で構成し、これら奇数
個に分割した分割ダイ11〜19により円筒体Aの拡管
又は縮管を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒体をダイ部材
を用いて拡管又は縮管する円筒体の拡管又は縮管成形方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、円筒体をダイ部材を用いて拡管す
る方法としては、例えば特開平2−84220号公報に
見られるように、円筒体内に、ダイ部材を円周方向に複
数に分割した分割ダイをその内周面に沿って嵌入し、こ
の状態で挿入棒をダイ部材の中心部に挿入し、当該複数
に分割された各分割ダイを円筒体の中心軸から半径方向
に離れるように移動させることで、円筒体を半径方向に
押し広げ、拡管成形している。
【0003】また、円筒体をダイ部材を用いて縮管する
方法としては、例えば特開平2−84214号公報に見
られるように、円筒体に、ダイ部材を円周方向に複数に
分割した分割ダイをその外周面に沿って外嵌するととも
に、このダイ部材の外周面に摺動部材を外嵌し、この状
態で摺動部材を軸芯方向に移動させて、当該複数に分割
された分割ダイを円筒体の中心軸に向かって半径方向に
接近するように移動させることで、円筒体を半径方向に
押し縮め、縮管成形している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の円筒体の拡管又は縮管方法では、ダイ部材を円周方
向に分割した分割ダイの分割数が偶数個であるため、各
分割ダイは、図3に示すようにそれぞれ対峙する分割ダ
イa、b、c、d同士が必ず対称位置に配置されること
になる。つまり、隣接する各分割ダイが接合する各接合
線Lは、対峙する接合線L同士が必ず中心軸を通る一直
線に結ばれることになる。
【0005】このため、このような従来のダイ部材によ
り例えば拡管を行った場合において、図4に示すように
円筒体Aの円周形状を局部的に誇張して見ると、隣接す
る各接合線Lに対応する部位X点間においては、各分割
ダイの外周面の円周方向中央に対応する部位Y点が頂点
となる湾曲状に成形されることになる。そして、上記各
X点の対称位置には、上述した関係から必ずX点が位置
することになるとともに、同様に各Y点の対称位置には
必ずY点が位置することになる。
【0006】つまり、円筒体Aは、図3に示すように対
称位置のX−X点間で極小径X′となり、同じく対称位
置のY−Y点間で極大径Y′(X′<Y′)となり、こ
の差が従来における拡管成形による円筒体の円筒精度を
低下させる要因になっていた。また、この問題は前述し
たダイ部材により円筒体を縮管成形する場合についても
同様であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の円
筒体の拡管又は縮管成形方法は、円筒体の内周面もしく
は外周面に、円周方向に複数個の分割ダイに分割してな
るダイ部材を嵌入し、これら分割ダイを円筒体の半径方
向に移動させて円筒体を拡管又は縮管する円筒体の拡管
又は縮管成形方法において、前記ダイ部材を円周方向に
奇数個に分割した分割ダイで構成し、これら奇数個に分
割した分割ダイにより円筒体の拡管又は縮管を行うこと
を特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0009】本発明の円筒体の拡管又は縮管成形方法
は、ダイ部材を円周方向に奇数個に分割した分割ダイで
構成し、これら奇数個に分割した分割ダイにより円筒体
の拡管又は縮管を行うことを特徴としている。
【0010】例えば、円筒体をダイ部材を用いて拡管す
る場合には、図1に示すようにダイ部材1を円周方向に
9個に均等に分割した分割ダイ11〜19を用いる。こ
れら分割ダイ11〜19は、円筒体Aの内周面と同じ外
周面を有するとともに、内周面が図示しない挿入棒と対
応するテーパ面になされている。従って、上記挿入棒を
分割ダイ11〜19からなるダイ部材1の当該内周面に
摺接して挿入し、各分割ダイ11〜19を円筒体Aの中
心軸に対して半径方向に離れるように移動させること
で、円筒体1を半径方向に押し拡げ、拡管成形してい
る。
【0011】ここで、上述のようにダイ部材1を9個に
均等に分割した各分割ダイ11〜19は、例えば図1に
おいて下部に配置された隣接する分割ダイ15、16が
接合する接合線Lが、頂部に配置された分割ダイ11の
二点鎖線で示す中心線L1と一直線になるように配置さ
れることになり、他の隣接する分割ダイについても同様
な関係を持って配置されている。
【0012】そして、このように9個に分割された分割
ダイ11〜19からなるダイ部材1を用いて上述のよう
に拡管成形した場合、各分割ダイ11〜19の接合線L
に対応する円筒体Aの部位X点の対称位置には、分割ダ
イの円周方向中央に対応する部位Y点が必ず位置するこ
とになる。つまり、この円筒体Aにおいては従来のよう
な極小径X′や極大径Y′となる部位がなく、これによ
り円筒体Aの各部位での径のバラツキを極力小さくする
ことができ、円筒精度を精高めることができる。
【0013】図2は、円筒体Aを縮管する場合のダイ部
材2を示しており、このダイ部材2も円周方向に9個に
均等に分割した分割ダイ21〜29で構成されている。
【0014】このように9個に分割した分割ダイ21〜
29を用いて円筒体Aを縮管成形する場合でも上述した
拡管成形と同様な関係が得られ、円筒体Aの各部位での
径のバラツキを極力小さくすることができ、円筒精度を
高めることができる。
【0015】なお、本実施の形態では、ダイ部材1を構
成する分割ダイの分割数を9個の奇数で説明したが、分
割ダイの分割数は当該9個に限定されるものでなく、奇
数個であればよい。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の円筒体の拡
管又は縮管成形方法によれば、ダイ部材を円周方向に奇
数個に分割した分割ダイで構成し、これら奇数個に分割
した分割ダイにより円筒体の拡管又は縮管を行うこと
で、従来のように偶数個の分割ダイに分割したダイ部材
により拡管又は縮管を行うものに比べ、円筒体の各部位
での径のバラツキを極力小さくすることができ、円筒精
度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】円筒体を拡管する場合における本発明の方法で
使用するダイ部材を示す断面図である。
【図2】円筒体を縮管する場合における本発明の方法で
使用するダイ部材を示す断面図である。
【図3】円筒体を縮管する場合における従来のダイ部材
を示す断面図である。
【図4】従来のダイ部材により縮管した場合の円筒体の
局部形状を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 ダイ部材 11〜19 分割ダイ 2 ダイ部材 21〜29 分割ダイ A 円筒体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒体の内周面もしくは外周面に、円周
    方向に複数個の分割ダイに分割してなるダイ部材を嵌入
    し、これら分割ダイを円筒体の半径方向に移動させて円
    筒体を拡管又は縮管する円筒体の拡管又は縮管成形方法
    において、 前記ダイ部材を円周方向に奇数個に分割した分割ダイで
    構成し、これら奇数個に分割した分割ダイにより円筒体
    の拡管又は縮管を行うことを特徴とする円筒体の拡管又
    は縮管成形方法。
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