JP4667683B2 - 管端の成形方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、金属管の管端の成形方法、特に端部に第1、第2の管部を有する金属管の管端の成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、この発明に係る管端の成形方法が成形対象とする金属管の一例を示すものである。この金属管1は、一端部(図5において下端部)から他端部(図5において上端部。以下、説明の便宜上、上下左右は図5における上下左右を意味するものとし、他の図においても上下左右は図5の上下左右に合わせるものとする。)に向かって連続して形成された小径部1a、第1拡径部(第3の管部)1b、第2拡径部(第1の管部)1c及び大径部(第2の管部)1dを有している。
【0003】
小径部1aは、その軸線を上下方向に向けた断面一様なストレートな円管状をなしている。第1拡径部1bは、小径部1aから上方へ向かうにしたがって金属管1の外側へ離間するように傾斜している。第1拡径部1bの傾斜角度は、その左側部において最も大きくなっており、そこから正逆両周方向へ向かうにしたがって漸次小さくなり、右側部において零になっている。第1拡径部1bは、このように傾斜することにより、小径部1aから上方へ向かうにしたがって漸次拡径している。しかも、右側部における傾斜角度が零になっているので、第1拡径部1bの右側部及びその周方向における近傍部分は小径部1aの右側部及びその近傍部分に滑らかに連なっている。第1拡径部1bの上端縁は、右下がりに傾斜している。
【0004】
第2拡径部1cは、第1拡径部1bの上端縁に沿って一定の幅をもって形成されており、第1拡径部1bに対し、第1拡径部1bが小径部1cに対して傾斜する方向と同方向に傾斜している。第2拡径部1cの傾斜角度は、その左側部において最も大きくなっており、そこから正逆両周方向へ向かうにしたがって漸次小さくなり、右側部において零になっている。第2拡径部1cは、このように傾斜することにより、第1拡径部1bから上方へ向かうにしたがって漸次拡径している。しかも、右側部における傾斜角度が零になっているので、第2拡径部1cの右側部及びその近傍部分は、第1拡径部1bの右側部及びその近傍部分に滑らかに連なっている。
【0005】
大径部1dは、第2拡径部1cの上端に沿って一定の長さを有する短円筒状に形成されており、その軸線を第2拡径部1cの上端と直交する方向に向けている。この結果、大径部1dは、その右側部(一側部)から正逆両周方向へ向かった所定の範囲(この金属管1では、正逆両周方向へ45°程度の範囲;以下、右側円筒部という。)においては、上方へ向かうにしたがって第2拡径部からから金属管1の外側へ離間するように傾斜し、左側部(他側部)から正逆両周方向へ向かった所定の範囲(この金属管1では、周方向へ135°程度の範囲;以下、左側円筒部という。)においては、上方へ向かうにしたがって第2拡径部1cから金属管1の内側へ離間するように傾斜している。左側円筒部と右側円筒部とは、周方向の両端どうしが滑らかに連続しており、当該箇所においては第2拡径部1cに対して傾斜することなく、第2拡径部1cの上端に滑らかに連なっている。
【0006】
ところで、金属管の管端を成形する場合には、従来、特開2001−1083に記載されているように、金型及びパンチを用いた成形法が利用されていた。この成形法は、成形されるべき素管を金型に形成された成形孔に挿入した後、素管の上端開口部からパンチを圧入する。それによって、素管の端部を成形して所望の金属管を得るものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の成形法は、図5に示す金属管1の成形には利用することができなかった。すなわち、金属管1の第2拡径部1c及び大径部1dを成形するためには、それらと同様の形状を有するパンチを用いることになる。このようなパンチを用いた場合には、大径部1dの左側部が第2拡径部1cの左側部に対し第2拡径部1cから上方へ向かうにしたがって金属管1の内側へ向かうように傾斜しているので、パンチの大径部1dを成形すべき部分を素管に圧入するときに、当該部分の下端が素管の左側部上端に突き当たってしまい圧入することができない。したがって、金属管1の大径部1dを成形することができない。また、仮にパンチを素管に圧入して大径部1dを成形することができたとしても、成形後にパンチを素管から抜き出すときに、大径部1dを成形すべきパンチの左側部が大径部1dの左側部に干渉してしまい、パンチを素管から抜き出すことができない。結局は、この場合にも金属管1を成形することができないのである。
【0008】
そこで、金属管1を成形する場合には、従来、金属管1を小径部1a、第1拡径部1b、第2拡径部1c及び大径部1dの各軸線を連ねた中心線Cに沿って左右に二分した二つの部分をそれぞれ成形し、その二つの部分を互いに突き合わせて溶接する方法、あるいは金属管1を第2拡径部1cの上端縁と大径部1dの下端縁との間で二分した形状の二つの管をそれぞれ成形し、その二つの管を溶接する方法等によって製造していた。しかしながら、そのような製造方法では、成形工程と溶接工程という種類の異なる二つの工程を必要とするため、製造費が割高になるという問題があった。また、溶接部及びその近傍部分が溶接時の高熱によって変質してしまうという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記のような金属管を金型とパンチとを用いた成形加工だけで製造することができる管端の成形方法を提供することを課題としており、そのような課題を解決するために、管端部に管の中央側から端縁側へ向かって順次形成された第1の管部と第2の管部とを有し、上記第2の管部の一側部内面が、管の中央側から端縁側へ向かうにしたがって上記第1の管部の一側部内面から管の外側へ離間するように傾斜し、上記第2の管部の他側部内面が、管の中央側から端縁側へ向かうにしたがって上記第1の管部の他側部内面から管の内側へ離間するように傾斜した金属管の少なくとも上記第2の管部を成形する方法であって、上記金属管の素材たる素管の管端部に上記第2の管部の一側部を成形する第1成形工程と、上記第1成形工程において成形された素管に上記第2の管部の残りの他側部を成形する第2成形工程とを備えたことを特徴としている。
この場合、上記第2成形工程において、上記第1の管部を成形することが望ましい。
上記金属管が上記第1の管部から中央側に続いて形成された第3の管部を有している場合には、この第3の管部が上記第1成形工程において成形されることが望ましい。
上記第1成形工程において、上記第2の管部の一側部が形成された部分以外の管端部に上記素管と上記第1の管部との中間の断面形状を有する中間管部を成形し、上記第2成形工程において、上記中間管部の中央側に上記第1の管部を成形するとともに、上記中間管部の端縁側に上記第2の管部の他側部を成形することをが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図1〜図6を参照して説明する。
図1及び図2は、図5に示す金属管1を成形するためこの発明に係る成形方法の第1、第2成形工程をそれぞれ示すものであり、金属管1を成形するに際しては、図1(A)に示す素管1Aが用いられる。素管1Aは、ストレートな円筒状をなしており、その外径及び内径は金属管1の小径部1aの外径及び内径と同一の寸法を有している。素管1Aの上端面11は、素管1Aの軸線に対し、金属管1の大径部1dの上端面が小径部1aの軸線に対して傾斜した傾斜角度と同一の角度で傾斜させられている。素管1Aの長さ(高さ)は、通常は、金属管1とほぼ同一の長さにされるが、より厳密には成形前後の素管1Aの伸縮を考慮し、成形後の素管1Aの長さが金属管1の長さと同一になるように決定される。
【0011】
次に、上記素管1Aから金属管1を成形するための成形方法のうちの第1成形工程を図1に基づいて説明すると、第1成形工程においては、第1の金型2と第1のパンチ3とが用いられる。第1の金型2は、基板21と、この基板21上に設けられた左型22及び右型23を有している。この左右の型22,23の一方は基板21に固定され、他方は一方に対して接近離間するように左右方向へ移動可能に設けられており、シリンダ機構(図示せず)等の駆動源によって移動させられるようになっている。
【0012】
左右の型22,23の突合せ面間には、成形孔24が形成されている。この成形孔24は、その下端部に軸線を上下方向に向けたストレート孔部24aと、このストレート孔部24aの上端に続く第1傾斜孔部24bと、この第1傾斜孔部24bの上部右側に配置された第2傾斜孔部24cと、第1及び第2傾斜孔部24b,24cの上端部に続いて形成された大径孔部24dとを有している。
【0013】
ストレート孔部24aの内径及び軸線方向の長さは、金属管1の小径部1aの外径及び軸線方向の長さと同一に形成されている。したがって、ストレート孔部24aには、素管1Aの下端部が隙間無く嵌合される。
【0014】
第1傾斜孔部24bは、金属管1の第1拡径部1bの左側部を金属管1の上端まで延長(延長線を図5において想像線L1で示す。)したときの第1拡径部1bの形状と同一の形状を有している。したがって、第1傾斜孔部24bの内面は、ストレート孔部24aの内面に対し、左側部において最も大きく傾斜しており、その最大傾斜角度は、金属管1の第1拡径部1bの小径部1aに対する最大傾斜角度と同一になっている。第1傾斜孔部24bの内面のストレート孔部24aの内面に対する傾斜角度は、左側部から正逆両周方向へ向かうにしたがって漸次小さくなり、右側部において零になっている。したがって、第1傾斜孔部24bの右側部及びその近傍部分は、ストレート孔部24aの右側部及びその近傍部分に滑らかに連なっている。
【0015】
第2傾斜孔部24cは、金属管1の大径部1dの右側円筒部(一側部)を成形するためのものである。そのために、第2傾斜孔部24cの下端縁(図1において左上がりの破線L2で示す。)は、素管1Aの右側部上端から大径部1dの幅(大径部1dの軸線方向の長さ)の分だけ下側に位置している。しかも、第2傾斜孔部24cの内面は、第1傾斜孔部24bの内面に対し上方へ向かうにしたがって外側へ離間するように傾斜している。この傾斜角度は、第2傾斜孔部24cの右側部において最も大きくなっており、最大傾斜角度は、金属管1の大径部1dの右側部と第2拡径部1cの右側部とのなす角度と同一になっている。その一方、第2傾斜孔部24cの内面の第1傾斜孔部24bの内面に対する傾斜角度は、第2傾斜孔部24cの右側部から正逆両周方向へ向かうにしたがって漸次小さくなっており、右側部から正逆両周方向へ45°程度だけ左側部に向かった箇所においては第1傾斜孔部24bの傾斜角度と同一になっている。その結果、第2傾斜孔部24cは、当該箇所において第1傾斜孔部24bの右側上部に滑らかに連なっている。
【0016】
大径孔部24dは、ストレート孔部24aと平行に形成されており、第1、第2傾斜孔部24b,24cの各上端縁を合わせた断面形状と同一の断面形状を有している。特に、この実施の形態では、断面円形に形成されている。大径孔部24dの形状は、その断面寸法が第1、第2傾斜孔部24b,24cの各上端縁を合わせた断面の寸法以上であれば、それらと異なる形状であってもよい。
【0017】
第1のパンチ3は、可動板31とパンチ部32とを有している。可動板31は、シリンダ機構等の駆動源(図示せず)によって上下方向に移動させられるようになっている。パンチ部32は、可動板31の下面に固定されている。したがって、パンチ部32は、可動板31が下方に移動させられると、その下端部から金型2の成形孔24に挿入される。
【0018】
パンチ部32は、その下端部に軸線を上下方向に向けた小径部32aが形成されている。この小径部32aの上端に続く部分には、第1傾斜部32bが形成され、この第1傾斜部32bの右側上部には、第2傾斜部32cが形成され、さらに第1及び第2傾斜部32b,32cの上端部に続いて大径部32dが形成されている。小径部32a、第1、第2傾斜部32b,32c及び大径部32dは、それぞれの外径が素管1Aの肉厚の分だけストレート孔部24a、第1、第2傾斜孔部24b,24c及び大径孔部24dの各内径より小径になっている点、並びに小径部32aの長さがストレート孔部24aより若干短くなっている点を除き、小径孔部24a、第1、第2傾斜孔部24b,24c及び大径孔部24dと同様の断面形状に形成されている。
【0019】
上記第1の金型2及び上記第1のパンチ3を用いて素管1Aを成形する場合には、先ず図1(A)に示すように、素管1Aを成形孔24に挿入する。この場合、素管1Aの高さが最も低い部分が成形孔24の右側部と対向するように挿入する。素管1Aをその下端面が成形孔24の底面に突き当たるまで挿入すると、素管1Aの上端が大径孔部24dの下端とほぼ一致した状態になる。素管1Aは、左右の型22,23を左右方向に離間させておき、左右の型22,23の一方に形成された成形孔24の略半分の部分に嵌め込み、その状態で左右の型22,23を突き当てることによっても成形孔24に挿入することができる。
【0020】
次に、第1のパンチ3の小径部32aの軸線を成形孔24のストレート孔部24aの軸線と一致させる。その後、第1のパンチ3を下方へ移動させ、パンチ部32を素管1A内に挿入(圧入)する。そして、第1のパンチ3の大径部32dの下端が成形孔24の大径孔24dの下端と上下方向において一致するまで、パンチ部32を素管1Aに圧入する。すると、素管1Aのほぼ中央から下側の部分は、ストレート孔部24aの内径及び小径部32aの外径が素管1Aの外径及び内径と同一であるので、成形されることなくそのまま小径部1aとなる。素管1Aの上側の部分は、成形孔24の第1傾斜孔部24b及び第2傾斜孔部24cと、パンチ部32の第1傾斜部32b及び第2傾斜部32cとによってそれらの形状に対応した形状に成形される。すなわち、第2傾斜孔部24cと第2傾斜部32cとにより、素管1Aの上端側右側部に大径部1dの右側円筒部が成形される。また、大径部1dの右側円筒部が形成された部分を除く素管1Aの上端部には、第1傾斜孔部24bと第1傾斜部32bとにより、第1拡径部1bが成形される。ただし、この第1拡径部1bは、素管1Aの上端まで延長した状態で成形される。
【0021】
このようにして素管1Aに対する第1成形工程が完了したら、パンチ部32を成形孔24から抜き出す。その後、成形された素管1Aを成形孔24から抜き出す。素管1Aは、左右の型22,23を左右方向へ離間させることによって、成形孔24から抜き出すことも可能である。左右の型22,23は、このようにして素管1Aを抜き出すことができるように、左右に分割されている。成形された素管1Aを成形孔24から抜き出すことにより、素管1B(図2(A)参照)が得られる。素管1Bは、第1拡径部1bが素管1Aの上端部まで延長された形状を有する拡張拡径部12と、断面形状が大径部1dの右側円筒部と同一である略四半分の円筒状をなす円筒部13とを有する。
【0022】
次に、第2成形工程を説明する。第2成形工程においては、図2に示すように、第2の金型4及び第2のパンチ5が用いられる。そして、第2の金型4及び第2のパンチ5によって素管1Bを成形することにより、金属管1が得られる。
【0023】
第2の金型4は、基板41と、この基板41上にいずれか一方が固定され、他方が一方に対して接近離間するように左右方向へ移動可動に設けられた左右の型42,43を有している。他方の型は、シリンダ等の駆動手段(図示せず)によって移動させられて一方の型に突き当てられる。左右の型42,43の突合せ面間には、成形孔44が形成されている。この成形孔44の内周面は、金属管1の外周面と同一の断面形状を有している。つまり、成形孔44の下端部には、金属管1の小径部1aと同一形状の小径孔部44aが形成され、この小径孔部44aの上端に続く部分には、金属管1の第1拡径部1bの外径と同一の断面形状を有する第1拡径孔部44bが形成され、この第1拡径孔部44bの上側には、金属管1の第2拡径部1cの外径と同一の断面形状を有する第2拡径孔部44cが形成され、この第2拡径孔部44cの上側、つまり成形孔24の上端部には、金属管1の大径部1dの外径と同一の断面形状を有する大径孔部44dが形成されている。ただし、成形孔44は、その内部に素管1Bを挿入したとき、素管1Bの上端面11が左右の型42,43の水平な上面42a,43aと面一になるように、上下方向に対して傾斜して形成されている。この結果、大径孔部44dの軸線が上下方向を向くようになっている。
【0024】
一方、第2のパンチ5は、上下方向へ移動可能に配置された可動板51と、この可動板51の下面に固定されたパンチ部52とを有している。可動板51は、シリンダ機構等の駆動源(図示せず)によって上下方向に移動させられるようになっている。パンチ部52は、その上端部に軸線を上下方向に向けた大径部52aと、この大径部52aの下端部に連設された傾斜部52bを有している。大径部52aは、第1成形工程で成形されなかった金属管1の大径部1dの残りの部分、つまり大径部1dの左側円筒部を成形するためのものであり、金属管1の大径部1dの内径と同一の外径を有している。傾斜部52bは、大径部52aの下端と図2(A)に示す想像線L3との間の部分によって金属管1の第2拡径部1cを成形するためのものであり、当該部分は、金属管1の第2拡径部1cの内周面のうち、右側部を除く部分と同一の断面形状を有している。
【0025】
上記第2の金型4及び上記第2のパンチ5を用いて素管1Bから金属管1を成形する場合には、先ず図2(A)に示すように、素管1Bをその下端面が成形孔44の底面に突き当たるまで成形孔44に挿入する。この場合、素管1Bの上端面11が左右の型42,43の水平な上面42a,43aと面一になるように挿入する。このようにして挿入することにより、素管1Bを成形孔44に挿入することができる。勿論、左右の型42,43を左右方向に離間させておき、いずれか一方の型の成形孔44(成形孔44の半分)に素管1Bを挿入した状態で、他方の型を一方の型に突き当てることにより、素管1Bを成形孔44に挿入することも可能である。
【0026】
次に、第2のパンチ5の大径部52aの軸線を成形孔44の大径孔部44dの軸線と一致させる。その後、図2(B)に示すように、パンチ5を下方へ移動させ、パンチ部52を素管1b内に挿入(圧入)する。そして、パンチ5の大径部52aの下端が成形孔44の大径孔部44dの下端と上下方向において一致するまで、パンチ部52を素管1Bに圧入する。すると、成形孔44の大径孔部44dとパンチ部52の大径部52aとにより、素管1Bの左側部から正逆両周方向へ向かった所定の範囲、つまり第1成形工程で成形されなかった大径部1dの残りの部分たる左側円筒部が成形される。この左側円筒部と第1成形工程で成形された素管1Aの略四半分の円筒部13とが合わさることにより、金属管1の大径部1dが形成される。また、第2拡径孔部44cと傾斜部52b(大径部52aの下端と想像線L3との間の部分)とによって拡張拡径部12の左側上端部に第2拡径部1cが成形される。この第2拡径部1cより下側の部分は、パンチ部52によって成形されることがなく、第1拡径部1bとして残る。成形が完了したら、パンチ5を上方へ移動させて素管1Bから抜き出す。その後、左右の型42,43を左右方向へ離間させ、素管1Bを成形孔44から取り出して金属管1を得る。
【0027】
このように、この発明の管端の成形方法では、金属管1の端部の成形を第1成形工程と第2成形工程の2つの成形工程に分け、第1成形工程では素管1Aに金属管1の大径部(第2の管部)1dの右側円筒部(一側部)及び第1拡径部(第3の管部)1bとを成形し、第2成形工程では金属管1Aの大径部1dの左側円筒部(他側部)及び第2拡径部(第1の管部)1bを成形しているので、1回の成形工程で成形しようとすると素管とパンチとの一側部どうしが干渉してしまうような金属管1を、干渉等の問題を引き起こすことなく成形することができる。したがって、金属管1を成形工程だけで製造することができ、溶接加工を必要としない。よって、製造費を安価にすることができるとともに、溶接時の高熱による溶接部の劣化という問題を回避することができる。
【0028】
図6は、この発明の成形方法で成形される金属管の他の例を示すものである。この金属管1′においては、金属管1の第1拡径部1bに代えて拡径部(第1の管部)1eが形成されている。この拡径部1eは、その上端部が大径部1dに直接連なっている。したがって、この金属管1′では、第2拡径部1cが形成されていない。金属管1′のその他の形状は、金属管1と同様である。
【0029】
上記構成の金属管1′は、金属管1と同様に、第1、第2成形工程を経て成形される。第1成形工程で使用される第1の金型2′及び第1のパンチ3′は、次の点で金属管1を成形するための第1の金型2及び第1のパンチ3と異なっている。すなわち、図3に示すように、金属管1′用の第1の金型2′では、成形孔24に第1傾斜孔部24bに代わる第1傾斜孔部24b′が形成されている。第1傾斜孔部24b′は、その左側部のストレート孔部24aに対する傾斜角度が、拡径部1eの左側部の小径部1aに対する傾斜角度と同一ではなく、それより小さい角度θに設定されている。この角度θは、金属管1′の拡径部1eの左側部下端と大径部1dの左側部上端とを結ぶ線L(図6参照)と小径部1aとのなす角度θと同一になっている。勿論、第1傾斜孔部24b′の傾斜角度は、左側部から正逆両周方向へ向かうにしたがって漸次小さくなり、右側部では零になっている。一方、第1のパンチ3′においては、第1傾斜部32bに代えて第1傾斜部32b′が形成されている。この第1傾斜部32b′の左側部の傾斜角度はθになっている。第1傾斜部32b′の傾斜角度も左側部から正逆両周方向へ向かうにしたがって漸次小さくなり、右側部において零になっている。第1の金型2′及び第2のパンチ3′のその他の構成は、金属管1を成形するための第1の金型2及び第1のパンチ3と同様である。
【0030】
したがって、上記第1の金型2′及び第1のパンチ3′を用いて素管1Aを成形すると、素管1Aの上部に左側部が直線Lと同様に傾斜した中間管部14(図4(A)参照)が成形されるとともに、素管1Aの右側上端部に円筒部13が成形される。素管1Aがこのように成形されることにより、図4(A)に示す素管1B′が得られる。
【0031】
第2成形工程では、図4に示す第2の金型4′及び第2のパンチ5′が用いられる。第2の金型4′においては、第1、第2拡径孔部44b,44cに代えて拡径孔部44b′が形成されている。拡径孔部44b′は、金属管1′の拡径部1eと同一の断面形状を有している。拡径孔部44b′の上端部は、金属管1の拡径部1eの上端部が大径部1dに直接連なっているのに対応して、大径部1dを成形するための大径孔部44dに直接連なっている。第2の金型4′のその他の構成は、上記金型4と同様である。
【0032】
一方、第2のパンチ5′は、大径部52aと、傾斜部52bに代わる傾斜部52b′とを有している。この傾斜部52b′は、金属管1′の拡径部1eとその右側部を除いて同一の断面形状を有している。したがって、パンチ部52をその大径部52aの下端縁が大径孔部44dの下端縁に達するまで素管1B′に圧入すると、素管1Bには大径部52aにより金属管1の大径部1dの左側円筒部が成形される。これは、上記第1の実施の形態における第2工程と同様である。しかし、この実施の形態では、拡径孔部44b′と傾斜部52b′とによって拡径部1eが成形される。その後、パンチ部52を素管1B′から抜き出すとともに、素管1B′を成形孔24から抜き出す。これによって、金属管1′が得られる。
【0033】
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。例えば、上記の実施の形態においては、金型2,2′(4,4′)を左右の型22,23(42,43)を突き合わせて形成しているが、これは成形孔24(44)の形成を容易にしたり、成形後の素管1B又は金属管1(1′)を成形孔24,44から容易に取り出すことができるようにするためにそうしたものである。したがって、金型2,2′(4,4′)が一体で形成されていても成形孔24(44)を容易に形成することができ、かつ成形後の素管1B又は金属管1(1′)を成形孔24(44)から容易に取り出すことができるのであれば、金型2,2′(4,4′)は左右に分離することなく、一体に形成してもよい。
【0034】
また、図5に示す金属管1では、第1拡径部1bの右側部を小径部1aに滑らかに連続させるのみならず、第2拡径部1cの右側部を第1拡径部1bの右側部に滑らかに連続させているが、同図において想像線L4で示すように、第1拡径部1bの右側部を小径部1aに対して上方へ向かうにしたがって金属管1の径方向外側へ離間するように傾斜させ、さらに第2拡径部1cの右側部も第1拡径部1bの右側部に対して同様に傾斜させてもよい。その場合には、成形孔24の第1傾斜孔部24bの右側部を同様に傾斜させるとともに、パンチ部32の第1傾斜部32bの右側部を同様に傾斜させればよい。そのようにすることにより、この発明は、第1、第2拡径部1b,1cの右側部が傾斜した金属管についても成形することができる。これは、金属管1′についても同様であり、拡径部1eの右側部が図5において想像線L5で示すように傾斜した金属管もこの発明の成形方法によって成形することができる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、管端部に形成された第2の管部の一側部が第1の管部の一側部に対し、管の中央側から端部側へ向かうにしたがって管の外側へ向かうように傾斜し、第2の管部の他側部が第1の管部の他側部に対して管の中央側から端部側へ向かうにしたがって管の内側へ向かうように傾斜した金属管を成形するに際し、干渉等の問題を引き起こすことなく、成形することができる。したがって、そのような金属管を成形加工だけで製造することができ、溶接加工を行う必要がない。よって、金属管を安価に製造することができるとともに、溶接時の高熱による溶接部の劣化等の問題を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る成形方法の一実施の形態の第1成形工程を示す図であって、図1(A)は第1のパンチを素管に圧入する前の状態を示し、図1(B)は第1のパンチを素管に圧入した後の状態を示している。
【図2】同実施の形態の第2成形工程を示す図であって、図2(A)は第2のパンチを素管に圧入する前の状態を示し、図2(B)は第2のパンチを素管に圧入した後の状態を示している。
【図3】この発明に係る成形方法の他の実施の形態の第1工程を示す図であって、図3(A)は第1のパンチを素管に圧入する前の状態を示し、図3(B)は第1のパンチを素管に圧入した後の状態を示している。
【図4】同実施の形態の第2成形工程を示す図であって、図4(A)は第2のパンチを素管に圧入する前の状態を示し、図4(B)は第2のパンチを素管に圧入した後の状態を示している。
【図5】この発明に係る成形方法の成形対象たる金属管の一例を示す正面図である。
【図6】この発明に係る成形方法の成形対象たる金属管の他の例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 金属管
1′ 金属管
1A 素管
1B 素管
1B′ 素管
1b 拡径部(第1の管部)
1c 大径部(第2の管部)
1d 第2拡径部(第3の管部)
2 第1の金型
2′ 第1の金型
3 第1のパンチ
3′ 第1のパンチ
4 第2の金型
4′ 第2の金型
5 第2のパンチ
5′ 第2のパンチ
24 成形孔

Claims (4)

  1. 金属管(1;1′)の一端部に上記金属管(1;1′)の長手方向の中央側から一端縁側へ向かって順次形成された第1の管部(1c;1e)と第2の管部(1d)とを有し、上記第1の管部(1c;1e)の内径が上記金属管(1;1′)の上記中央側から上記一端縁側へ向かうにしたがって拡径するよう、上記第1の管部(1c;1e)の周方向における一側部に対し上記第1の管部(1c;1e)の周方向における他側部の内面が上記金属管(1;1′)の上記中央側から上記一端縁側へ向かうにしたがって上記金属管(1;1′)の径方向外側へ離間するように傾斜し、上記第1の管部(1c;1e)の上記一側部と周方向において同一位置に位置する上記第2の管部(1d)の周方向における一側部の内面が、上記金属管(1;1′)の上記中央側から上記一端縁側へ向かうにしたがって上記第1の管部(1c;1e)の上記一側部の内面から上記金属管(1;1′)の外側へ離間するように傾斜し、上記第2の管部(1d)の周方向における他側部の内面が、上記金属管(1;1′)の上記中央側から上記一端縁側へ向かうにしたがって上記第1の管部(1c;1e)の上記他側部の内面から上記金属管(1;1′)の内側へ離間するように傾斜した上記金属管(1;1′)の少なくとも上記第1の管部(1c,1e)及び上記第2の管部(1d)を成形する方法であって、
    上記金属管(1;1′)の素材たる素管(1A)を第1の金型(2;2′)の成形孔(24)に挿入するとともに、上記素管(1A)の一端部に第1のパンチ(3;3′)のパンチ部(32)を挿入することにより、上記素管(1A)の一端部に上記第2の管部(1d)の上記一側部(13)を成形する第1成形工程と、
    上記第1成形工程において成形された素管(1B)を第2の金型(4;4′)の成形孔(44)に挿入するとともに、上記素管(1B)の一端部に第2のパンチ(5;5′)のパンチ部(52)を挿入することにより、上記素管(1B)の一端部に、上記第1の管部(1c;1e)の上記他側部を成形するとともに、上記第2の管部(1d)の残りの部分たる他側部を成形する第2成形工程とを備えたことを特徴とする管端の成形方法。
  2. 上記第2成形工程において、上記素管(1B)が挿入された上記第2の金型(4,4′)の成形孔(44)と上記素管(1B)に挿入された上記第2のパンチ(5,5′)のパンチ部(52)とにより、上記素管(1B)に上記第1の管部(1c)を成形することを特徴とする請求項1に記載の管端の成形方法。
  3. 上記金属管(1)が上記第1の管部(1c)から上記金属管(1)の中央側に続いて形成された第3の管部(1b)を有しており、上記第1の成形工程において、上記素管(1A)が挿入された上記第1の金型(2)の成形孔(24)と上記素管(1A)に挿入された上記第1のパンチ(3)のパンチ部(32)とにより、上記素管(1A)に上記第3の管部(1b)を成形することを特徴とする請求項2に記載の管端の成形方法。
  4. 上記第1成形工程において、上記素管(1A)が挿入された上記第1の金型(2′)の成形孔(24)と上記素管(1A)に挿入された上記第1のパンチ(3′)のパンチ部(32)とにより、上記素管(1A)の一端部の上記他側部に、上記素管(1A)の他側部の上記一端縁と上記第1の管部(1e)の上記金属管(1′)の中央側に位置する端縁とを結ぶ線(L)によって他側部が形成される中間管部(14)を成形し、上記第2成形工程において、上記素管(1B)が挿入された上記第2の金型(4′)の上記成形孔(44)と上記素管(1B)に挿入された上記第2のパンチ(5′)のパンチ部(52)とにより、上記中間管部(14)の上記中央部側に位置する部分に上記第1の管部(1e)を成形するとともに、上記中間管部(14)の上記一端部側に位置する部分に上記第2の管部(1d)の上記他側部を成形することを特徴とする請求項1に記載の管端の成形方法。
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