JP2002227064A - 給糸装置 - Google Patents
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- D04B15/38—Devices for supplying, feeding, or guiding threads to needles
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Abstract
する編糸の張力の変動が小さくなり、正確な長さで編糸
を供給可能にする。 【解決手段】 編糸14は、主ローラ20と従動ローラ
21とで挟んで送り出し、バッファ竿17の傾斜に応じ
て蓄積しながら、給糸口13から編地12に供給する。
給糸コントローラ31は、編成コントローラ30からの
信号に基づいて、編糸14の需要量を予測し、傾斜角セ
ンサ27が検出するバッファ竿17の傾斜角に応じて、
先端側19の位置が原点位置を目標とするようにサーボ
モータ22をPID制御する。
Description
用の編糸を供給する給糸装置に関する。
うな横編機1には、編地2を編成する際に給糸口3に編
糸4を供給するために、サイドカバー5などに給糸装置
6が設けられている。給糸装置6は、編糸4を一時的に
蓄える機能と、編糸4に張力を付加する機能とを備える
バッファ竿7を含む。バッファ竿7は、基端側8がサイ
ドカバー5に支持され、基端側8を中心として先端側9
の揺動変位が可能である。バッファ竿7の先端側9は、
編糸4をばねによって引っ張り、ばねの付勢力と編糸4
の張力に基づく引張力とが吊り合う状態で安定する。測
長ローラ10は、給糸装置6から給糸口3に供給される
編糸4の長さを測定する。編糸4の長さの測定結果は、
編地2を編成するためにキャリッジで引込む編針の引込
み量を表す度目を制御して、編糸4の消費量が編成デー
タに基づいて予め予測される量に一致するような制御を
行うことを可能にする。
給糸装置6側に移動した状態から、給糸装置6から遠ざ
かる方向に移動を開始するときの、給糸口3の位置関係
を示す。図25は、キャリッジが給糸装置6から遠ざか
る方の端に移動し、給糸口3も編地2で給糸装置6から
遠ざかる側の端まで移動している状態を示す。横編機1
では、編地2に対する給糸口3の位置関係によっても、
編糸4の需要量が変動する。バッファ竿7の傾きの範囲
で編糸4の蓄積と張力の付与とを行う従来の給糸装置6
では、図24に破線で示すように、給糸口3が編地2の
給糸装置6側の端に来ている状態で、バッファ竿7は最
大限に編糸4を蓄積している状態となる。編地2の次の
コースの編成が開始されると、キャリッジによって給糸
口3は給糸装置6から遠ざかる方向に移動する。編糸4
は引っ張られるので、実線で示すようにバッファ竿7の
傾斜は小さくなる。図25に示すように、給糸口3が給
糸装置6から遠ざかる側の編地2の端に近づくと、編糸
4の需要量は減少し、破線で示すように再びバッファ竿
7は傾斜が大きくなって、より多量の編糸4を引っ張り
込んで貯蔵する。バッファ竿7の傾斜は編糸4の張力に
対応しているので、バッファ竿7の傾斜で張力の付与と
編糸4の蓄積とを行う構成では、編成の途中での編糸4
の張力の変動が大きくなってしまう。
竿7に相当する部材を用いて編糸に張力を与えるととも
に急激な変動に対応するための予備蓄積を行い、編糸を
積極的に送り出しながら糸張力の変動を抑制する先行技
術は、たとえば特許公報第2541574号に開示され
ている。また図24および図25に示すようなバッファ
竿7に相当する部材を用いないで、編糸を送り出す糸車
の回転を急激な糸需要の変化に先立って制御し、糸張力
の変動を抑える先行技術は、特表平11−500500
号国内公表公報に開示されている。
示すような従来の給糸装置6では、横編機1での編地2
の編成動作で、給糸口3の位置に応じて編糸4の需要量
が大きく変動し、糸張力も糸需要に応じて変動してしま
う。特許公報第2541574号に記載されている先行
技術でも、編地の端などで生じる急激な糸需要量の変動
に対応させることは困難である。特表平11−5005
00号国内公表公報に記載されている先行技術では、編
糸の需要量の急激な変動に対応し得ることが期待され
る。しかしながら、この先行技術では、編糸を糸車に巻
付ける必要があるので、糸車が大きくなってしまう。横
編機では、複数本の糸を使い分けて編地を編成すること
も多くあり、給糸装置も各糸毎に備える必要がある。
ータに応じて必要な編糸4を供給するために測長ローラ
10ですでに供給されている編糸4の長さを計測しよう
としても、編地2の全体の幅については正確な編糸量が
不明となることも示している。すなわち、データ取り開
始位置としての図24では、編地2の端から数cm程度
の長さL1入ったところからしか正確な編糸4の長さを
計ることができない。バッファ竿7が実線で示す状態か
ら破線で示す状態のように傾くと、バッファ竿7の傾き
で増加する編糸4の蓄積量も測長ローラ10で計測され
てしまい、編地2に供給する編糸4の正味の消費量が不
明となるからである。また、バッファ竿7が破線の状態
から実線の状態に戻る際に供給する編糸4の量も、測長
ローラ10では直接測定することはできない。さらに、
データ取り終了位置としての図25でも、破線で示す編
糸4の長さは不明となる。第2541574号特許公報
や特表平11−500500号国内公表公報に記載され
ている先行技術でも、編糸の需要量を正確に測すること
に関連する構成は何も記載されていない。
て張力の変化を抑えながら、編成に必要な編糸を正確に
横編機に供給することができる給糸装置を提供すること
である。
基づいて、編針の進退操作による編成動作とともに、給
糸口も編地の幅方向に移動させながら編地を編成する横
編機で、編糸の需要に応じて編糸を給糸口に供給する給
糸装置において、編糸の供給経路に配置され、回転可能
な外周面で部分的に編糸と接触する主ローラと、主ロー
ラの回転軸を回転駆動するサーボモータと、主ローラの
外周面に接触している編糸を、該外周面との間で挟む従
動ローラと、従動ローラを、主ローラの回転に連動して
同一の周速で回転するように、サーボモータからの駆動
力を伝達する従動機構と、主ローラおよび従動ローラの
間から横編機の給糸口に編糸が供給される経路に配置さ
れ、基端側を中心に揺動変位可能であり、先端側が一方
に揺動変位するときに編糸を該経路から部分的に引き出
すバッファ竿と、バッファ竿を、予め定める糸張力下で
は予め定める長さだけ編糸を該経路から引き出すよう
に、該一方に付勢するばねと、バッファ竿の揺動変位状
態を、編糸が該予め定める長さだけ該経路から引き出さ
れるときの先端側の位置である原点を基準として検出
し、検出結果を表す信号を導出するセンサと、そのセン
サからの信号に基づいて、サーボモータをPID制御す
る制御手段とを含み、制御手段は、編地の幅方向への編
成を開始する前に、バッファ竿の先端側が原点に位置す
るときよりも多くの編糸が引き出されるようにしてお
き、編成が開始されて編糸の需要が急激に増大すると
き、先端側の位置が原点に戻るまでの余り側範囲では、
PID制御を微分成分が含まれるように行い、先端側の
位置がいったん原点を過ぎて、経路から引き出す編糸の
長さが原点まで引き出す長さよりも短くなる不足側範囲
に移行した後では、先端側の位置が余り側または不足側
のいずれの範囲にあっても、PID制御を微分成分が含
まれないように行うことを特徴とする給糸装置である。
ローラと従動ローラとで挟んで編糸を供給する。編糸
は、主ローラの外周面に部分的に接触し、従動ローラに
よって挟まれる。主ローラは、サーボモータによって回
転駆動される。従動ローラには、サーボモータの回転駆
動力が、主ローラの回転と同一の周速で回転するように
従動機構によって伝達される。同一の周速で回転する主
ローラと従動ローラとに挟まれて編糸が供給されるの
で、編糸には無理な力が加わらず、安定に供給すること
ができる。主ローラおよび従動ローラ間から供給される
編糸は、バッファ竿の先端部で、供給経路から引出され
る。バッファ竿は、ばねによって予め定める張力下で予
め定める長さだけ引出されるように付勢される。このと
きのバッファ竿の先端の位置を原点として、原点を基準
とするかバッファ竿の揺動変位状態はセンサによって検
出され、検出結果を表す信号が導出される。センサから
の信号は制御手段に与えられる。このような制御手段に
よって、編地の幅方向への編成を開始する前に、バッフ
ァ竿の先端側の位置が原点に位置するときよりも多くの
編糸が引き出されるようにしておき、編成が開始されて
編糸の需要が急激に増大するときに、バッファ竿の先端
側の位置が原点位置よりも余り側の範囲であればPID
制御に微分成分を用い、急激な糸需要に対応して充分な
糸が供給されるようにサーボモータを制御することが可
能となる。バッファ竿の先端側の位置がいったん原点を
過ぎて不足側範囲に移行した後は、先端側の位置が余り
側または不足側のいずれの範囲にあっても、PID制御
に微分成分を用いないので、振動を防いで安定に制御す
ることができる。
ァ竿の揺動変位状態が予め定める範囲内となるように、
かつ編地に対する給糸口の位置の変化および編成データ
から算出される編糸量の変化に基づいて、前記サーボモ
ータをPID制御することを特徴とする。
揺動変位状態が予め定める範囲内となるように、サーボ
モータをPID制御する。制御手段は、編地に対する給
糸口の位置の変化および編成データから算出される編糸
量の変化に基づいて、実際に編糸の需要が増大する前に
編糸の供給量を増やしておくように編糸を先出しする制
御を行うことができる。編糸の先出しの制御と、バッフ
ァ竿の揺動変位状態の変化で、編糸の急激な変動があっ
ても編糸の張力に大きな変動が生じないように制御する
ことができる。バッファ竿の揺動変位状態が予め定める
範囲内となるように制御されるので、バッファ竿によっ
て引出される編糸の量も一定の範囲内となり、編地に供
給される編糸の量に対するバッファ竿の影響を小さくし
て、編糸の供給量をサーボモータの駆動状態に基づいて
精度良く計測することも可能となる。
範囲で微分成分が含まれるように行うPID制御を微分
成分のみで行い、前記微分成分が含まれないように行う
PID制御を比例成分および積分成分で行うことを特徴
とする。
点を通過するときに比例成分は0となるけれども微分成
分を積分成分に変換して速度差なく出力を切換えて、円
滑なサーボモータの制御を行うことができる。
ァ竿の先端側の位置が前記余り側範囲から前記原点を越
えてから、前記不足側範囲で最初に振幅が最大の位置に
達し、原点側に予め定める範囲まで戻る間は、利得を追
従性が良好な高ゲイン状態にしておき、該範囲を越えて
原点側に戻り始める位置で、利得を安定性が良好な低ゲ
イン状態に切換えることを特徴とする。
給糸口に供給され始める初期には、制御の利得が高ゲイ
ンで追従性が良好な状態とし、編糸の不足状態が緩和さ
れてバッファ竿の先端側の位置が原点側に戻り始めてか
ら制御の利得が低ゲインで安定させるように制御するこ
とができる。
ァ竿の先端側の位置が前記編成を開始する前に多くの編
糸を引き出している位置から最初に前記原点まで移動す
る間を、前記余り側範囲として前記微分成分が含まれる
ように行うPID制御に代えて、前記不足側範囲として
前記微分成分が含まれないように行うPID制御を、前
記高ゲイン状態で行うことを特徴とする。
給糸口に供給され始める初期には、制御の利得を高ゲイ
ンにして追従性が良好な状態とし、編糸の不足状態が緩
和されてバッファ竿の先端側の位置が原点側に戻り始め
てから、制御の利得を低ゲインにして安定させるように
制御することができる。
幅方向の一方について編成が終了する編み端に編糸を供
給するタイミングに先行して、前記サーボモータの回転
を停止させる制御を、該サーボモータが実際に停止する
時点は編み端に編糸を供給するタイミングを過ぎてから
となり、回転停止制御の開始から編み端通過までに前記
バッファ竿が前記不足側範囲に傾斜して繰出す編糸の長
さと、編み端通過からサーボモータが実際に停止するま
でにバッファ竿が原点側に戻って蓄積する編糸の長さと
が同等となるように行うことを特徴とする。
一方の編み端に達すると、次に幅方向の他方の編成を開
始するまで、編糸の使用は停止する。編糸を供給するた
めのサーボモータの回転は、瞬時に行うことはできず、
一定の時間を要する。編糸の供給位置が編み端を越える
時点でサーボモータを停止しても、実際にサーボモータ
が停止するまでの時間に供給される編糸が余り、バッフ
ァ竿を原点側に揺動させて蓄積し、編糸の供給経路にた
るみなどを生じさせないようにすることができる。
対する給糸口の位置の変化に基づいて、該給糸口が該編
地の幅方向に対して編成範囲外に抜けたと判断されると
き、次のコースの編成が始まるまでに、前記バッファ竿
の先端側の位置が前記原点よりも前記余り側範囲となる
ように、編糸の供給量を増やしておく制御を行うことを
特徴とする。
めでの急激な糸需要の増大に備えて、バッファ竿の先端
側で余り側の範囲まで編糸を蓄積し、余り側範囲での微
分成分を用いる制御が有効となるようにしておくことが
できる。
対する給糸口の位置の変化に基づいて、該給糸口が該編
地の幅に対して、編糸の供給側から遠ざかる方へ移動し
ていると判断され、前記編成データに基づいて、編針の
進退操作位置が編地の幅の端を抜けると判断されると
き、前記サーボモータが停止するように制御することを
特徴とする。
遠ざかる側に対して行われるときに、余分な編糸の供給
を避けて編糸の糸張力を適正な範囲に保つことができ
る。
の算出を、前記編針の1本毎に行うことを特徴とする。
算出量を行って先出し制御を行うので、編地の編成の際
に編糸にかかる張力の変動を低く抑えることができる。
の算出を、複数本の編針毎に行うことを特徴とする。
編針毎に行うので、たとえばジャガード編など規則的な
糸消費量の変化を伴う編成に対し、個々の編針毎には張
力を変化させながら全体的な張力を一定にして、編地の
特徴を生かす編成を行うことができる。
しての給糸装置を備える横編機11の概略的な構成を示
す。横編機11は、編地12を編成するために、給糸口
13から編糸14を編針に供給する。給糸口13に供給
する編糸14は、横編機11のサイドカバー15に備え
られる給糸装置16から張力の変動を抑え、かつ需要量
に応じた適切な長さが供給される。
られ、基端側18を中心に先端側19までの部分が揺動
変位し、或る程度の長さの編糸14を蓄積することがで
きる。バッファ竿17は、先端側19がサイドカバー1
5の表面から遠ざかる方向にばね付勢され、編糸14の
張力に基づく引張力に吊り合う角度まで傾斜する。本実
施形態の給糸装置16では、編糸14の需要量の変動を
前もって予測し、バッファ竿17の傾斜角の変動を抑え
て編糸14の糸張力の変動を抑える制御を行う。
3および図4に示す。図2は図1と同様の方向からの正
面視した状態、図3は左側面視した状態、図4は斜視し
た状態をそれぞれ示す。なお説明の便宜上、図1では主
ローラ20および従動ローラ21の方向を変えて示して
いる。図1〜図4を参照して、バッファ竿17に編糸1
4を供給するために、主ローラ20および従動ローラ2
1が設けられる。主ローラ20は、サーボモータ22の
回転軸上に装着され、従動ローラ21には複数の歯車が
組合わされて構成される従動機構23を介してサーボモ
ータ22の回転力が伝達される。主ローラ20と従動ロ
ーラ21とは、編糸14を挟むように配置され、従動機
構23によって従動ローラ21は主ローラ20と等しい
周速度で回転駆動される。主ローラ20、従動ローラ2
1、サーボモータ22および従動機構23は、図1のサ
イドカバー15にフレーム24で取付けられる。主ロー
ラ20の直径は小さく、かつ従動ローラ21は主ローラ
20の下方に配置されているので、1つの給糸装置16
は比較的狭い幅に構成することができ、サイドカバー1
5に複数の給糸装置16を並べることが容易となる。
され、主ローラ20の外周面に接触しながら、従動ロー
ラ21が主ローラ20と対向している部分に導かれる。
主ローラ20の外周面と従動ローラ21の外周面との間
には、わずかな隙間があり、その間を編糸14が通る。
さらに中継ローラ25に導かれ、方向が変えられてバッ
ファ竿17の先端側19に引っ張られる。バッファ竿1
7の基端側18には、先端側19がサイドカバー15の
表面から遠ざかるように付勢するばね26が設けられて
いる。ばね26によって、バッファ竿17は、編糸14
の張力が大きいときには傾斜角が小さくなり、編糸14
の張力が小さいときには傾斜角が大きくなるように揺動
変位する。バッファ竿17の傾斜角は、基端側18に設
けられる傾斜角センサ27によって検出される。
地12を編成するための針床28が直線状に設けられ、
針床28に沿ってキャリッジ29が往復移動しながら、
針床28の編針の編成動作と給糸口13の移動とを行っ
て編地12を編成する。キャリッジ29には、編針の進
退操作を行う編成カムが設けられ、編針の進退操作によ
って編成動作が行われる。自動化されている横編機11
では、編地12の編成を編成コントローラ30によって
制御し、予め与えられる編成データに従った編地12の
編成が行われる。本実施形態の給糸装置16では、傾斜
角センサ27によって検出される傾斜角がバッファ竿1
7の先端側19が予め定める基準位置である原点位置に
ある場合に対応するように、サーボモータ22をPID
制御する。ただし、キャリッジ29の移動方向が変わる
ときのような急激な糸需要の変化時には、編成コントロ
ーラ30からのキャリッジの位置を表す信号、編地12
に対する給糸口13の位置を表す信号および編成データ
から算出される編糸量を表す信号に基づいて、糸需要が
急激に増大するときには先出し制御を行い、糸需要がな
くなるときには糸の送り出し停止の制御を行う。先出し
制御では、糸需要の増大分を、実際に糸需要が発生して
給糸口13に供給する前に、バッファ等17の傾斜角の
増大で吸収しておく。
るPID制御で、微分出力を切換える考え方について示
す。バッファ竿17は、基端側18でばね付勢され、傾
斜角が大きくなるとばねの付勢力は小さくなるので、傾
斜角は編糸14の張力に基づく引張力が小さくなると大
きくなる関係を有する。編糸14の送り出し量が編糸1
4の需要量に完全に対応していれば、バッファ竿17の
傾斜角を一定に保ち、先端側19の位置をバッファ竿1
7の原点40の位置に保つことが可能となる。実際に
は、主ローラ20、従動ローラ21あるいはサーボモー
タ22などの機械的な慣性などによって、編糸14の需
要量の変動に瞬時に対応して編糸14を送り出すことは
できない。このため、バッファ竿17の揺動変位で編糸
14の需要量の変動を或る程度吸収する。
は、送り出しが間に合わない分をバッファ竿17の傾斜
角がさらに減少して、図1の中継ローラ25から先端側
19を通って給糸口13までの編糸14の経路中に蓄え
られる編糸14の長さが減少しながら編地12に供給さ
れる。すなわち、先端側19の位置が原点40の位置よ
りもサイドカバー15の表面に近づく方向では、編糸1
4が不足する不足側範囲41となる。一方、編糸14の
需要が少ないにもかかわらず、主ローラ20と従動ロー
ラ21との間から編糸14を送り出すと、バッファ竿1
7の先端側19が原点40の位置よりもサイドカバー1
5から遠ざかるように傾斜角が大きくなり、余分な編糸
14が貯蔵される。すなわち、先端側19の位置が原点
40の位置よりも遠ざかると、編糸14は余りを生じる
余り側範囲42となる。
ファ竿17の傾斜角の変動に応じて編糸14の供給量を
迅速に制御するため、傾斜角センサ27からの検出信号
を微分した微分出力による制御が行われる。ただし、微
分出力に基づく制御は、傾斜角のわずかな変動にも反応
することになるので、制御の結果、バッファ竿17の傾
斜角が過敏に変化し振動する恐れがある。このため、バ
ッファ竿17の先端側19の位置が原点位置よりも編糸
14が不足する側の範囲に入ると、微分出力を0にし
て、制御を安定させる。すなわち、竿原点位置の基準と
して、編糸14が余る範囲では微分出力を考慮した制御
を行い、不足する範囲では考慮しない制御を行う。
サーボモータ22の速度に対するPID制御の考えかた
を示す。図5に示す実施形態と同様にバッファ竿17の
先端側19の位置について原点40を設定し、原点40
を基準として編糸14の余る余り側範囲42と不足する
不足側範囲41とでPID制御でサーボモータ22の回
転速度を制御する成分を切換える。編糸14の余り側範
囲42では、微分成分Dのみを用いて制御を行う。バッ
ファ竿17の先端側19が原点40を過ぎていったん不
足側範囲41に入った後は、比例成分Pおよび積分成分
Iを用いる制御に切換える。余り側範囲42から不足側
範囲41に連続して切換える際には、原点40通過のタ
イミングで微分成分Dを積分成分Iに変換するので、比
例成分Pは0であり、速度差なく出力を切換えることが
できる。
糸装置16側の端に寄っている状態から給糸口13が給
糸装置16から離れる方向に移動して編地12が編成さ
れる直前の状態を示す。この状態から編成が開始される
と、編糸14の需要量は急激に増大する。このため、編
地12で1つのコースを編成して、給糸口13が編地1
2で直前に編成されたコースの端を出てから、次のコー
スの編成を開始するまでの間に、バッファ竿17の先端
側19の位置が原点よりも余り側範囲で予め設定される
位置に来るように、編糸14をゆっくり送っておく。直
前に編成されたコースが破線で示すような位置で、給糸
口13が編地12の端を出て終了すると、次のコースの
編成が始まるまでに、実線で示すように傾斜角を大きく
して編糸14を余分に蓄えるようにすることができる。
このように編糸14を余り側範囲まで蓄えておけば、編
糸14の需要が急激に増大して主ローラ20と従動ロー
ラ21からの送り出しが一瞬遅れても、バッファ竿17
の先端側19が原点まで戻るまでの間の傾斜角の変化の
微分成分を用いる制御で、サーボモータ22が編糸14
の送り出し量を増加させるので、急激な編糸14の需要
量の増大に対して糸張力の変動を抑えながら編糸14を
供給することができる。
給糸口13が給糸装置16が設けられているサイドカバ
ー15から離れる方の編み端12Fで、編地12から外
れるときの制御の考え方を示す。給糸口13を伴って移
動するキャリッジ29には、編針に編成動作を生じさせ
る編成カム45が備えられており、編成カム45の位置
が編み端12Fを抜けると、主ローラ20および従動ロ
ーラ21による糸送りのための出力を0にする。これに
よって、編糸14を余分に供給しないように、サーボモ
ータ22を急停止させることができる。なお、給糸口1
3が編地12側に移動して次のコースの編成を開始する
際には、図7と同様に、編糸14の需要が急激に増大す
るので、編糸14をバッファ竿17に蓄えておく。
2,…の1本毎に編成データから予測し、予め需要量に
対応する長さの編糸14を送り出しておく考え方を示
す。横編機11の編成コントローラ30には、予め編地
12を形成するコース毎に、使用する編針50,51,
52,…の度目などが、針床28での配列に対応する針
番号順に設定される。各編針50,51,52,…の度
目によって引き込まれる編糸14の長さは編み目のルー
プを形成し、編み目のループ長が異なることで多様な柄
を編成することが可能となる。図9(1)に実線で示す
ような針1本毎の糸消費量に応じて、図9(2)に点線
で示すように糸の送り量を設定する。図9(3)では、
実線で図9(1)の糸消費量を、破線で図9(2)の糸
の送り量をそれぞれ示す。破線で示すような糸の送り量
の変化に合わせて、編み端Sよりも手前Pで編糸14を
送り始め、サーボモータ22の加速開始Aや減速開始B
の制御をフィードフォワード方式で制御することによっ
て、糸消費量の変化位置の手前から加速/減速を行い、
糸張力の変動を低く抑えることが可能となる。
…毎に平均的に編糸14を送り出す制御の考え方を示
す。図10(1)に実線で示すように複数本の編針5
0,51,52,…で糸消費量が変化するときに、図1
0(2)に点線で示すように全体の平均に対応して糸を
送り出す。図10(3)は、図10(1)と図10
(2)とを重ねて示す。図10(3)に示すように送り
出し量の平均値に対して糸需要が増減し、張力も変化す
ることになる。しかしながら、ジャガード編などの規則
的な糸消費量の変化を伴う編成では、複数本の編針単位
で糸量を送り出す制御の方が良好な編地12を得ること
ができる。したがって、図9または図10に示す糸の送
り出しの考え方は、編成する編地12に応じて切換える
ことが好ましい。
長さを、給糸口13が給糸装置16に近い側から遠ざか
る側に移動する間に正確に計測する考え方を示す。図1
1(1)に示すように、図では左側に示す給糸口13が
編地12の給糸装置16に近い方の編み端12Nに来た
ところでデータの取込みを開始する。図11(2)に示
すように、図では右方向に移動して、給糸口13が編地
12の給糸装置16から遠い方の編み端12Fを過ぎ
て、右行きが終了すると、編糸14で点線で示す範囲の
長さが不明になってしまう。ただし図11(3)に示す
ように、次のコースの編成で、給糸口13が編地12の
近い方の編み端まで戻ると、図11(2)では点線で示
した不明となっている編糸14の部分が、バッファ竿1
7に戻って吸収される。バッファ竿17に蓄えられてい
る編糸14の長さは、バッファ竿17の傾斜角度から算
出できる。また、主ローラ20から送り出した編糸14
の量は、サーボモータ22に備えられているエンコーダ
からの信号に基づいて算出することができる。編地12
の編幅も横編機11の機械的仕様と編成データとから容
易に得ることができるので、図11(1)に示すデータ
取り開始位置での状態と図11(3)に示すデータ取り
終了位置での状態との差として、編地12の1コース分
の編成に使用した編糸14の長さを正確に算出すること
ができる。すなわち、データ取り終了位置でのバッファ
竿17の傾斜角度とデータ取り開始位置でのバッファ竿
17の傾斜角度との差、エンコーダ値、および編地12
の編幅から、正確な糸量を求めることができる。
遠い方の編み端12Fから近い方の編み端12Nまで移
動する間に供給する編糸14の長さをデータとして取込
む考え方を示す。図12(1)に示すように、給糸口1
3が編地12の遠い方の編み端12Fに来た位置でデー
タの取込みを開始する。図12(2)に示すように、キ
ャリッジの編成カム45の位置が編地12の近い方の編
み端12Nに来たところでデータ取込みを終了する。破
線で示すように、給糸口13がさらに給糸装置16側に
近づいているときに、給糸口13と編地12の編み端1
2Nとの間での編糸14の長さは考慮する必要はない。
きの糸量=エンコーダから計算した糸量−編幅+竿変化
の糸量 …(1)として計算することができる。また図
12に示すような左行きの糸量は、左行きの糸量=エン
コーダから計算した糸量+編幅+竿変化の糸量 …
(2)として計算することができる。本実施形態の給糸
装置16では、主ローラ20をサーボモータ22で回転
駆動し、編糸14を積極的に送り出すので、図24およ
び図25に示すような測長ローラ10で受動的に計測す
る場合のように、慣性の影響で生じる誤差を小さくする
ことができ、正確な編糸14の供給量を算出して、編み
目ループの編成に必要な編糸14を正確に供給し、優れ
た品質の編地12を得ることができる。
として、給糸コントローラ31によるPID制御の切換
えについて示す。本実施形態は、図5と同様に、バッフ
ァ竿17の先端側19が原点40の位置よりも余り側範
囲42で微分出力を考慮した制御を行い、不足側範囲4
1で微分出力を考慮しないで制御を行う。ただし、不足
側範囲41では、バッファ竿17が最も振れる位置に達
し、さらに原点40側に一定量戻されたときにゲインを
切換える。すなわち、次の表1に示すように、不足側範
囲41でのPI制御のゲインをP1,I1からP2,I
2に切換え、P1>P2およびI1>I2とする。
分のみゲインを切換えて、I成分はそのままとすること
も可能である。すなわち、P1>P2およびI1≧I2
とすることもできる。
9が最も振れたときから一定量戻されたときに行うの
は、バッファ竿17が最も振れたことを確実にするため
である。最大の振れに達したか否かは、戻り始めてから
でないと判らないからであり、一定量は、たとえばバッ
ファ竿17の戻される角度で5度程度とする。この値
は、編地の編成方法、糸の種類、編成速度等によって最
適な値は異なるため、変更可能にしておく。
では、各コースの編成動作を開始する前に編糸14をバ
ッファ竿17に蓄積しておき、編糸14を引出すサーボ
モータ22のPID制御を、編み始めの範囲はD成分の
みで制御する。編み始めの範囲を編成してバッファ竿1
7の先端側19が原点を過ぎると、後はPI成分のみで
制御する編み中の範囲となる。編み中の範囲は、バッフ
ァ竿17の角度に関係なく、PI成分で制御する。ゲイ
ンの切換えについても同様であり、編み始めの範囲は高
ゲインで制御を行い、バッファ竿17が最も振れたとき
から一定量戻されたときに低ゲインに切換えて、編み中
の範囲は低ゲインでの制御となる。
イン切換えを行う理由を示す。図14は、サーボモータ
22が編糸14を供給する糸速度とバッファ竿17の角
度との概略的な時間的変化を示す。図15はゲインを切
換える場合、図16は高ゲインとして切換えない場合、
図17は低ゲインとして切換えない場合を、サーボモー
タ22の回転速度を実線で、糸張力を一点鎖線でそれぞ
れ示す。
の編成開始時刻t0では、バッファ竿17が原点から不
足側範囲に振れ始め、蓄積しておいた編糸14を供給す
る。時刻t1で、サーボモータ22の回転によって供給
される編糸14の量の方が編成に使用される編糸14の
量より多くなると、バッファ竿17は最大の振れ角から
原点側に戻り始め、時刻t2で最大振れ角から一定量戻
されたとき、ゲインを低下させるように切換える。以
後、時刻t3で1コース分の編地12を編み終る。図1
5は、実線でサーボモータ22の速度を示す。図15に
破線で示すように、編み始めの範囲60での一点鎖線で
示す糸張力を抑え、編み中の範囲61での振動を抑える
ことができる。
鎖線で示すように、編み始めの範囲60の編成開始から
編み中の範囲61の編み終りまで高ゲインのままだと、
たとえば編み中の範囲61で制御にオーバシュートを生
じ、振動を起してしまう。また、図17にモータ速度を
実線、糸張力を一点鎖線で示すように、低ゲインの場合
は、必要な速度に達するまでに時間がかかり、編み始め
の急激な編糸14の需要に対応することができないの
で、糸張力が大きくなってしまう。
として、給糸コントローラ31によるPID制御の切換
えについて示す。本実施形態は、図13と同様に、バッ
ファ竿17の先端側19が原点40の位置よりも余り側
範囲42で微分出力を考慮した制御を行い、不足側範囲
41では、バッファ竿17が最も振れる位置に達し、さ
らに原点40側に一定量戻されたときにゲインを切換え
る考え方に基づく動作を行う。ただし、編み始めにバッ
ファ竿17の先端側19がある位置を仮の原点70と
し、制御の基準とする。先端側19が不足範囲41側に
移動して、先端側19が本来の原点40の位置を割る
と、制御の基準を仮の原点70を元に戻す。すなわち、
次の表2に示すように、編み始めからでは、本来は余り
側範囲42でも制御上は不足側範囲41として微分成分
を0とするPI制御を行う。本来の原点40よりも不足
側範囲41では、図13と同様に、最大の振れに達して
から一定量戻る位置で、ゲインをP1,I1からP2,
I2に切換え、P1>P2およびI1>I2とする。
P2およびI1≧I2とすることもできる。
1コースについての編成開始の位置を仮の原点70と
し、バッファ竿17の先端側19の位置が本来の原点4
0を割ると、制御の基準となる原点を仮の原点70から
本来の原点40に切換えることが好ましい理由について
示す。図19は、図1の横編機11で、総ゴムなど、編
糸14を多く必要とする編地12を編成する際に、サー
ボモータ22から編糸14を供給する糸速度の変化を示
す。図20は、編成開始から本来の原点40よりも余り
側範囲42では微分成分に基づくD制御を行い、原点4
0で比例積分成分に基づくPI制御を行うように切換え
る場合のバッファ竿17の動きを(a)で、サーボモー
タ22の回転速度の変化を(b)で、それぞれ概要を示
す。図21は、編成開始の位置を仮の原点70とする原
点切換で、編成開始からPI制御を行う場合のバッファ
竿17の動きを(a)で、サーボモータ22の回転速度
の変化を(b)で、それぞれ概要を示す。
0で編成が開始されると、時刻t11でバッファ竿17
の先端側19の位置が本来の原点40の位置を通過する
原点を割る状態になり、さらに不足側範囲に振れて、時
刻t12になるまで比較的低速の状態を保つ。時刻t1
0から時刻12までは、バッファ竿17の傾斜角度が変
化して、蓄積されている編糸14を繰出すので、サーボ
モータ22の回転によって供給する糸速度は比較的小さ
い。時刻t12では、サーボモータ22の回転速度が高
くなり、糸速度が大きくなり、時刻t13を経て、編地
12の編成が続けられる。
場合は、編成開始の時刻t10からバッファ竿17の先
端側19が原点を通過する時刻t11まで微分成分に基
づくD制御のみを行う。原点40では、時刻t11以降
はPI制御に移行するように、D制御→PI制御への切
換を行う。時刻t10から時刻t11までは、微分成分
のみに基づく制御であるため、糸速度が速い総ゴムなど
の編成では、サーボモータ22の回転の立上がりが間に
合わず、時刻t13でバッファ竿17は不足側範囲で振
れが可能な限界まで振れてしまう。バッファ竿17が限
界まで振れても編糸14の供給量は不足し、編糸14に
はバッファ竿17を付勢するばねの張力よりも大きな張
力がかかってしまう。
は、編成開始時のバッファ竿17の先端側19の位置を
仮の原点70としてPI制御を始めるため、バッファ竿
17の先端側19が仮の原点70から本来の原点40ま
で移動する時刻t10から時刻t11間での間も、不足
側範囲として高ゲインのPI制御が行われる。これによ
って、バッファ竿17が限界まで振れる前にサーボモー
タ22の回転が追いつき、時刻t12aで振れの最大か
ら一定量戻る状態となる。バッファ竿17が最大に振れ
る位置は限界に達しないので、編糸14にかかる張力
は、バッファ竿17を付勢するばねと釣合う範囲に抑え
られる。時刻t12a以降は、低ゲイン状態のPI制御
が行われる。
と一点鎖線で示すモータ速度とについて、各実施形態
で、編み端で1コース分の編成を終了するときに編糸1
4の出過ぎを抑える急停止オフセットの有無の効果を比
較して示す。図22は急停止オフセットを行わない場合
を示し、図23は急停止オフセットを行う場合を示す。
図22および図23では、実線で糸速度の変化を示し、
一点鎖線でサーボモータ22の回転速度の変化を示す。
分の編成が終了し、編み位置が編み端を抜ける時刻t2
0でサーボモータ22に急停止をかけても、サーボモー
タ22は一定の時間経過後の時刻t21にしか停止する
ことができない。このため、サーボモータ22が実際に
停止する時刻t21まで編糸14が送られ、糸速度が速
いと編糸14の量が多くなり、バッファ竿17が余り側
範囲の限界まで戻っても、網点を付して示す編糸14の
全部を吸収することができなくなってしまう。このた
め、編糸14は供給経路の途中でたるみ、糸張力が小さ
くなり過ぎてしまう。
分の編成が終了する編み端の手前位置に編成が進む時刻
t29でサーボモータ22に急停止をかけることで、時
刻t30で編み端に達し、さらに時刻t31になってか
ら実際に編糸14の供給が停止するようにすれば、バッ
ファ竿17を適正な振れの範囲内で使用することができ
る。特に、時刻t29から時刻t30までに供給される
編糸14の量と、時刻t30から時刻t31までに過剰
に供給される編糸14の量とを合わせておくことが好ま
しい。時刻t29での急停止まではバッファ竿17が原
点付近で安定した制御を行っている場合、時刻t29か
ら時刻t30までにバッファ竿17が不足側範囲に傾斜
して、サーボモータ22の回転低下による編糸14の不
足分を補う右下がりの斜線を施して示す量と、時刻t3
0から時刻t31までに過剰な編糸14を吸収する右上
がりの斜線を施して示す量とが一致すれば、バッファ竿
17の不足側への移動と、原点側への戻りとが相殺さ
れ、バッファ竿17は原点付近に止るようにすることが
できる。急停止オフセットをかける時刻t29を編み端
に達する時刻t30からどれだけ先行させるかは、糸速
度に応じて変化させる。
編機11はキャリッジ29を有しているけれども、本発
明はキャリッジのないキャリッジレスタイプの横編機に
も適用可能である。編成のための機構は、編成データに
基づいてプログラム制御される横編機であれば、その機
構に応じて編地12の編成開始や編成終了のタイミング
を知ることができ、給糸装置への編糸の先出しや急停止
オフセットなどを適切に行うことができる。
1の左側のサイドカバー15に1基のみ設けているけれ
ども、前述のように複数基設けることは容易である。さ
らに、右側のサイドカバーにも同様に給糸装置16を設
けることができる。
には編糸需要の急激な増大に対応しうる微分成分を用い
てサーボモータの制御を行うことができ、編成に必要な
編糸を正確に供給し、また振動を防いで安定な制御も行
うことができる。
に伴って編糸の需要量が変動しても、糸張力の変動を抑
え、かつ編地に供給する編糸の長さと主ローラからの編
糸の供給量とを精度良く対応させることができる。
るPID制御と微分成分を用いないPID制御とを連続
的に切換えて、適切に編糸の張力の制御を行うことがで
きる。
御の利得が高ゲインで追従性が良好な状態とし、編糸の
不足状態を迅速に緩和させることができる。編糸の不足
状態が緩和されると、制御の利得を減少させて安定させ
ることができる。
を余分に引き出しても制御の利得が高ゲインで追従性が
良好な状態とし、急激な需要の増大に対応させることが
できる。編糸の不足状態が緩和されてバッファ竿の先端
側の位置が原点側に戻り始めてからは、制御の利得を低
ゲインにして、安定性が良くなるように制御することが
できる。
一方について編成が終了する編み端に編糸を供給するタ
イミングに先行して、前記サーボモータの回転を停止さ
せる急停止オフセット制御を行う。一瞬では回転状態か
ら停止状態に移行することができないサーボモータが実
際に停止する時点は、編み端に編糸を供給するタイミン
グを過ぎてからとなる。編成終了時よりも前の時点でサ
ーボモータの回転を停止させることによって、サーボモ
ータが実際に停止する時点までに、編糸が余分に供給さ
れないようにすることができる。回転停止制御の開始か
ら編み端通過まででは、バッファ竿が不足側範囲に傾斜
して繰出す編糸の長さと、編み端通過からサーボモータ
が実際に停止するまでにバッファ竿が原点側に戻って蓄
積する編糸の長さとが同等となるように行うので、最終
的にサーボモータが停止した時点で、バッファ竿に適切
な長さの編糸を蓄積させることができる。
に増大する前に、微分成分による制御が有効になるよう
に予め編糸の蓄積量を増大させておくことができる。
なる段階で、サーボモータを停止して余分な編糸の供給
を行わないようにすることができる。
1本毎の糸張力の変動を小さくすることができる。
力の変化を抑え編成する柄の特徴を生かすことができ
る。
ロック図である。
を示す図である。
方を示すグラフである。
に増大する前に編糸14をバッファ竿17に余分に蓄え
ておく考え方を示す図である。
くなる際に、送り出しを停止する制御を行う考え方を示
す図である。
針1本毎の糸消費量に合わせて編糸14を送り出す制御
の考え方を示すグラフである。
る編針について複数本単位で糸需要量に合わせて編糸1
4を送り出す考え方を示すグラフである。
置16から遠ざかるときに編地12に供給された編糸1
4の長さを正確に計算する考え方を示す図である。
装置16に近づく方向のときに、編地12に供給された
編糸14の長さを正確に計算する考え方を示す図であ
る。
竿17が原点を通過するときに、PID制御をD制御と
PI制御とに切換え、バッファ竿の振れが最大となって
から制御の利得を高ゲインから低ゲインにまで低下させ
る状態を示す図である。
時間変化を示すグラフおよび図である。
タの回転速度と、糸張力との変化を示すグラフである。
つ場合のサーボモータの回転速度と、糸張力との変化を
示すグラフである。
つ場合のサーボモータの回転速度と、糸張力との変化を
示すグラフである。
時の位置を仮の原点とし、PI制御を開始して、バッフ
ァ竿17が本来の原点を通過するときに、原点を本来の
原点に切換え、バッファ竿の振れが最大となってから制
御の利得を高ゲインから低ゲインにまで低下させる状態
を示す図である。
である。
原点でPI制御に移行する場合のバッファ竿の概略的な
傾斜状態を示す図、およびサーボモータの回転速度の変
化を示すグラフである。
を行い、本来の原点で原点の切換を行う場合のバッファ
竿の概略的な傾斜状態を示す図、およびサーボモータの
回転速度の変化を示すグラフである。
の糸速度およびサーボモータの回転速度を示すグラフ
と、バッファ竿の傾斜角度の変化とを示す図である。
する場合の糸速度およびサーボモータの回転速度を示す
グラフと、バッファ竿の傾斜角度の変化とを示す図であ
る。
い側の端から一定の範囲で、編糸14の長さが正確に計
測できない理由を示す図である。
装置よりも遠い方の端の付近で供給する編糸の長さを正
確に計測することができないことを示す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 編成データに基づいて、編針の進退操作
による編成動作とともに、給糸口も編地の幅方向に移動
させながら編地を編成する横編機で、編糸の需要に応じ
て編糸を給糸口に供給する給糸装置において、 編糸の供給経路に配置され、回転可能な外周面で部分的
に編糸と接触する主ローラと、 主ローラの回転軸を回転駆動するサーボモータと、 主ローラの外周面に接触している編糸を、該外周面との
間で挟む従動ローラと、 従動ローラを、主ローラの回転に連動して同一の周速で
回転するように、サーボモータからの駆動力を伝達する
従動機構と、 主ローラおよび従動ローラの間から横編機の給糸口に編
糸が供給される経路に配置され、基端側を中心に揺動変
位可能であり、先端側が一方に揺動変位するときに編糸
を該経路から部分的に引き出すバッファ竿と、 バッファ竿を、予め定める糸張力下では予め定める長さ
だけ編糸を該経路から引き出すように、該一方に付勢す
るばねと、 バッファ竿の揺動変位状態を、編糸が該予め定める長さ
だけ該経路から引き出されるときの先端側の位置である
原点を基準として検出し、検出結果を表す信号を導出す
るセンサと、 そのセンサからの信号に基づいて、サーボモータをPI
D制御する制御手段とを含み、 制御手段は、編地の幅方向への編成を開始する前に、バ
ッファ竿の先端側が原点に位置するときよりも多くの編
糸が引き出されるようにしておき、編成が開始されて編
糸の需要が急激に増大するとき、先端側の位置が原点に
戻るまでの余り側範囲では、PID制御を微分成分が含
まれるように行い、先端側の位置がいったん原点を過ぎ
て、経路から引き出す編糸の長さが原点まで引き出す長
さよりも短くなる不足側範囲に移行した後では、先端側
の位置が余り側または不足側のいずれの範囲にあって
も、PID制御を微分成分が含まれないように行うこと
を特徴とする給糸装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記バッファ竿の揺動
変位状態が予め定める範囲内となるように、かつ編地に
対する給糸口の位置の変化および編成データから算出さ
れる編糸量の変化に基づいて、前記サーボモータをPI
D制御することを特徴とする請求項1記載の給糸装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、前記余り側範囲で微分
成分が含まれるように行うPID制御を微分成分のみで
行い、前記微分成分が含まれないように行うPID制御
を比例成分および積分成分で行うことを特徴とする請求
項1または2記載の給糸装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は、前記バッファ竿の先端
側の位置が前記余り側範囲から前記原点を越えてから、
前記不足側範囲で最初に振幅が最大の位置に達し、原点
側に予め定める範囲まで戻る間は、利得を追従性が良好
な高ゲイン状態にしておき、該範囲を越えて原点側に戻
り始める位置で、利得を安定性が良好な低ゲイン状態に
切換えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
載の給糸装置。 - 【請求項5】 前記制御手段は、前記バッファ竿の先端
側の位置が前記編成を開始する前に多くの編糸を引き出
している位置から最初に前記原点まで移動する間を、前
記余り側範囲として前記微分成分が含まれるように行う
PID制御に代えて、前記不足側範囲として前記微分成
分が含まれないように行うPID制御を、前記高ゲイン
状態で行うことを特徴とする請求項4記載の給糸装置。 - 【請求項6】 前記制御手段は、前記編地の幅方向の一
方について編成が終了する編み端に編糸を供給するタイ
ミングに先行して、前記サーボモータの回転を停止させ
る制御を、該サーボモータが実際に停止する時点は編み
端に編糸を供給するタイミングを過ぎてからとなり、回
転停止制御の開始から編み端通過までに前記バッファ竿
が前記不足側範囲に傾斜して繰出す編糸の長さと、編み
端通過からサーボモータが実際に停止するまでにバッフ
ァ竿が原点側に戻って蓄積する編糸の長さとが同等とな
るように行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか
に記載の給糸装置。 - 【請求項7】 前記制御手段は、前記編地に対する給糸
口の位置の変化に基づいて、該給糸口が該編地の幅方向
に対して編成範囲外に抜けたと判断されるとき、次のコ
ースの編成が始まるまでに、前記バッファ竿の先端側の
位置が前記原点よりも前記余り側範囲となるように、編
糸の供給量を増やしておく制御を行うことを特徴とする
請求項1〜6のいずれかに記載の給糸装置。 - 【請求項8】 前記制御手段は、前記編地に対する給糸
口の位置の変化に基づいて、該給糸口が該編地の幅に対
して、編糸の供給側から遠ざかる方へ移動していると判
断され、前記編成データに基づいて、編針の進退操作位
置が編地の幅の端を抜けると判断されるとき、前記サー
ボモータが停止するように制御することを特徴とする請
求項1〜7のいずれかに記載の給糸装置。 - 【請求項9】 前記制御手段は、前記編糸量の算出を、
前記編針の1本毎に行うことを特徴とする請求項1〜8
のいずれかに記載の給糸装置。 - 【請求項10】 前記制御手段は、前記編糸量の算出
を、複数本の編針毎に行うことを特徴とする請求項1〜
8のいずれかに記載の給糸装置。
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