JP2002220550A - 光ファイバ被覆用硬化性樹脂組成物およびその硬化物 - Google Patents
光ファイバ被覆用硬化性樹脂組成物およびその硬化物Info
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- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
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- C08G18/67—Unsaturated compounds having active hydrogen
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
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- C03C25/104—Coating to obtain optical fibres
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】光ファイバの耐ジェリー性と耐水性を正確に反
映するミネラルオイル浸漬による寸法変化および耐水性
評価方法により評価した、耐ジェリー性、耐温水性に優
れた光ファイバ被覆用硬化性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】1)ポリオール化合物、ポリイソシアネー
ト化合物、水酸基含有(メタ)アクリレート化合物から
得られるウレタン(メタ)アクリレート50〜70重量
%、2)1と共重合可能な反応性希釈剤、および3)重
合開始剤を含有する光ファイバー被覆用硬化性樹脂組成
物であって、その硬化物をミネラルオイルに浸漬し、2
5℃、1週間後の寸法変化が2.5%以下、あるいは硬
化物をプライマリ層に用いたサンドイッチ3層硬化層ま
たは着色層を含む5層硬化層を60℃の温水中に浸漬
し、1週間後プライマリ層に泡状欠陥を生じない光ファ
イバ被覆用硬化性樹脂組成物およびその硬化物。
映するミネラルオイル浸漬による寸法変化および耐水性
評価方法により評価した、耐ジェリー性、耐温水性に優
れた光ファイバ被覆用硬化性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】1)ポリオール化合物、ポリイソシアネー
ト化合物、水酸基含有(メタ)アクリレート化合物から
得られるウレタン(メタ)アクリレート50〜70重量
%、2)1と共重合可能な反応性希釈剤、および3)重
合開始剤を含有する光ファイバー被覆用硬化性樹脂組成
物であって、その硬化物をミネラルオイルに浸漬し、2
5℃、1週間後の寸法変化が2.5%以下、あるいは硬
化物をプライマリ層に用いたサンドイッチ3層硬化層ま
たは着色層を含む5層硬化層を60℃の温水中に浸漬
し、1週間後プライマリ層に泡状欠陥を生じない光ファ
イバ被覆用硬化性樹脂組成物およびその硬化物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ素線、
光ファイバテープ等の被覆材料として好適な耐ジェリー
性および耐水性に優れた硬化性樹脂組成物およびその硬
化物に関する。
光ファイバテープ等の被覆材料として好適な耐ジェリー
性および耐水性に優れた硬化性樹脂組成物およびその硬
化物に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバは、ガラスを熱溶融紡糸して
得たガラスファイバ素線に、保護補強を目的として樹脂
を被覆して製造されている。この樹脂被覆としては、光
ファイバの表面にまず柔軟な第一次の被覆層を設け、そ
の外側に剛性の高い第二次の被覆層を設けた構造が知ら
れている。そうした第一次、第二次の被覆層を設けた光
ファイバを光ファイバ素線と称している。またこれらの
樹脂被覆を施された光ファイバ素線を平面上に複数並べ
て結束材料で固めたテープ状ファイバもよく知られてい
る。光ファイバ素線の第一次の被覆層を形成するための
樹脂組成物をプライマリ材、第二次の被覆層を形成する
ための樹脂組成物をセカンダリ材、テープ状ファイバの
結束材として用いられる樹脂組成物をテープ材と称して
いる。これらの樹脂被覆方法としては、硬化性樹脂組成
物を塗布し、熱または光、特に紫外線により硬化させる
方法が広く用いられている。
得たガラスファイバ素線に、保護補強を目的として樹脂
を被覆して製造されている。この樹脂被覆としては、光
ファイバの表面にまず柔軟な第一次の被覆層を設け、そ
の外側に剛性の高い第二次の被覆層を設けた構造が知ら
れている。そうした第一次、第二次の被覆層を設けた光
ファイバを光ファイバ素線と称している。またこれらの
樹脂被覆を施された光ファイバ素線を平面上に複数並べ
て結束材料で固めたテープ状ファイバもよく知られてい
る。光ファイバ素線の第一次の被覆層を形成するための
樹脂組成物をプライマリ材、第二次の被覆層を形成する
ための樹脂組成物をセカンダリ材、テープ状ファイバの
結束材として用いられる樹脂組成物をテープ材と称して
いる。これらの樹脂被覆方法としては、硬化性樹脂組成
物を塗布し、熱または光、特に紫外線により硬化させる
方法が広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】光ファイバケーブルが
屈曲されるなど光ファイバ素線やテープ状ファイバがケ
ーブルの内面からの側圧を受けることに起因して光伝送
損失が発生する。その側圧を受けることに起因した光伝
送損失を防ぐ為にジェリー状混合物を光ケーブル内に充
填することが知られている。このジェリー状混合物をジ
ェリーと称している。従来の光ファイバ被覆用硬化性樹
脂組成物で被覆された光ファイバ素線をジェリーを充填
したケーブルに使用するとガラスファイバ素線と被覆用
硬化性樹脂組成物の界面に剥離が発生することに起因す
る光ファイバ素線の強度低下が発生する問題があった。
屈曲されるなど光ファイバ素線やテープ状ファイバがケ
ーブルの内面からの側圧を受けることに起因して光伝送
損失が発生する。その側圧を受けることに起因した光伝
送損失を防ぐ為にジェリー状混合物を光ケーブル内に充
填することが知られている。このジェリー状混合物をジ
ェリーと称している。従来の光ファイバ被覆用硬化性樹
脂組成物で被覆された光ファイバ素線をジェリーを充填
したケーブルに使用するとガラスファイバ素線と被覆用
硬化性樹脂組成物の界面に剥離が発生することに起因す
る光ファイバ素線の強度低下が発生する問題があった。
【0004】また従来の光ファイバ被覆用硬化性樹脂組
成物で被覆された光ファイバを水に浸漬するとその硬化
性樹脂組成物の剥離、水泡の発生に起因する伝送損失が
増加する問題があった。
成物で被覆された光ファイバを水に浸漬するとその硬化
性樹脂組成物の剥離、水泡の発生に起因する伝送損失が
増加する問題があった。
【0005】これらを解決するための硬化性樹脂組成物
の開発には、耐ジェリー性および耐水性の評価が必要で
あるが、従来の評価方法は、実際に製造された光ファイ
バを用いて行なわれ、煩雑であり、しかも長時間かかる
という問題があった。
の開発には、耐ジェリー性および耐水性の評価が必要で
あるが、従来の評価方法は、実際に製造された光ファイ
バを用いて行なわれ、煩雑であり、しかも長時間かかる
という問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、光ファイバ
を製造することなく、単なる硬化物サンプルを用いる評
価方法について検討したところ、耐ジェリー性にはミネ
ラルオイル浸漬による方法が、また耐水性にはサンドイ
ッチ状にした硬化層を用いた温水浸漬方法が短時間、か
つ再現性が良好であることを見出した。そしてさらに検
討を続け、特定量のウレタン(メタ)アクリレート、反
応性希釈剤および重合開始剤を含有する硬化性樹脂組成
物であって、これらの評価方法で一定の範囲内である組
成物が、優れた耐ジェリー性および/または耐水性を有
し、光ファイバ被覆用として有用であることを見出し、
本発明を完成するに至った。
を製造することなく、単なる硬化物サンプルを用いる評
価方法について検討したところ、耐ジェリー性にはミネ
ラルオイル浸漬による方法が、また耐水性にはサンドイ
ッチ状にした硬化層を用いた温水浸漬方法が短時間、か
つ再現性が良好であることを見出した。そしてさらに検
討を続け、特定量のウレタン(メタ)アクリレート、反
応性希釈剤および重合開始剤を含有する硬化性樹脂組成
物であって、これらの評価方法で一定の範囲内である組
成物が、優れた耐ジェリー性および/または耐水性を有
し、光ファイバ被覆用として有用であることを見出し、
本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、(1)(A)ポリオ
ール化合物、(B)ポリイソシアネート化合物、および
(C)水酸基含有(メタ)アクリレート化合物を反応さ
せて得られるウレタン(メタ)アクリレート50〜70
重量%、(2)成分(1)と共重合可能な反応性希釈
剤、ならびに(3)重合開始剤を含有する光ファイバー
被覆用硬化性樹脂組成物であって、その硬化物をミネラ
ルオイルに浸漬し、25℃、1週間後の寸法変化が2.
5%以下であることを特徴とする光ファイバ被覆用硬化
性樹脂組成物、およびその組成物の硬化物を提供するも
のである。
ール化合物、(B)ポリイソシアネート化合物、および
(C)水酸基含有(メタ)アクリレート化合物を反応さ
せて得られるウレタン(メタ)アクリレート50〜70
重量%、(2)成分(1)と共重合可能な反応性希釈
剤、ならびに(3)重合開始剤を含有する光ファイバー
被覆用硬化性樹脂組成物であって、その硬化物をミネラ
ルオイルに浸漬し、25℃、1週間後の寸法変化が2.
5%以下であることを特徴とする光ファイバ被覆用硬化
性樹脂組成物、およびその組成物の硬化物を提供するも
のである。
【0008】また本発明は、(1)(A)ポリオール化
合物、(B)ポリイソシアネート化合物、および(C)
水酸基含有(メタ)アクリレート化合物を反応させて得
られるウレタン(メタ)アクリレート50〜70重量
%、(2)成分(1)と共重合可能な反応性希釈剤、な
らびに(3)重合開始剤を含有する光ファイバー被覆用
硬化性樹脂組成物であって、その硬化物をプライマリ層
に用いた、セカンダリ層−プライマリ層−セカンダリ層
からなるサンドイッチ3層硬化層または着色層−セカン
ダリ層−プライマリ層−セカンダリ層−着色層からなる
5層硬化層を、60℃の温水中に浸漬し、1週間後当該
プライマリ層に泡状欠陥を生じないことを特徴とする光
ファイバ被覆用硬化性樹脂組成物、およびその組成物の
硬化物を提供するものである。
合物、(B)ポリイソシアネート化合物、および(C)
水酸基含有(メタ)アクリレート化合物を反応させて得
られるウレタン(メタ)アクリレート50〜70重量
%、(2)成分(1)と共重合可能な反応性希釈剤、な
らびに(3)重合開始剤を含有する光ファイバー被覆用
硬化性樹脂組成物であって、その硬化物をプライマリ層
に用いた、セカンダリ層−プライマリ層−セカンダリ層
からなるサンドイッチ3層硬化層または着色層−セカン
ダリ層−プライマリ層−セカンダリ層−着色層からなる
5層硬化層を、60℃の温水中に浸漬し、1週間後当該
プライマリ層に泡状欠陥を生じないことを特徴とする光
ファイバ被覆用硬化性樹脂組成物、およびその組成物の
硬化物を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の光ファイバ被覆用硬化性
樹脂組成物は、成分(1)として(A)ポリオール化合
物、(B)ポリイソシアネート化合物、および(C)水
酸基含有(メタ)アクリレート化合物を反応させて得ら
れるウレタン(メタ)アクリレートを含有する。このウ
レタン(メタ)アクリレートを製造する具体的方法とし
ては、例えば(A)ポリオール、(B)ポリイソシアネ
ート化合物および(C)水酸基含有(メタ)アクリレー
トを一括して仕込んで反応させる方法;(A)ポリオー
ルおよび(B)ポリイソシアネート化合物を反応させ、
次いで(C)水酸基含有(メタ)アクリレートを反応さ
せる方法;(B)ポリイソシアネート化合物および
(C)水酸基含有(メタ)アクリレートを反応させ、次
いで(A)ポリオールを反応させる方法;(B)ポリイ
ソシアネート化合物および(C)水酸基含有(メタ)ア
クリレートを反応させ、次いで(A)ポリオールを反応
させ、最後にまた(C)水酸基含有(メタ)アクリレー
トを反応させる方法などが挙げられる。
樹脂組成物は、成分(1)として(A)ポリオール化合
物、(B)ポリイソシアネート化合物、および(C)水
酸基含有(メタ)アクリレート化合物を反応させて得ら
れるウレタン(メタ)アクリレートを含有する。このウ
レタン(メタ)アクリレートを製造する具体的方法とし
ては、例えば(A)ポリオール、(B)ポリイソシアネ
ート化合物および(C)水酸基含有(メタ)アクリレー
トを一括して仕込んで反応させる方法;(A)ポリオー
ルおよび(B)ポリイソシアネート化合物を反応させ、
次いで(C)水酸基含有(メタ)アクリレートを反応さ
せる方法;(B)ポリイソシアネート化合物および
(C)水酸基含有(メタ)アクリレートを反応させ、次
いで(A)ポリオールを反応させる方法;(B)ポリイ
ソシアネート化合物および(C)水酸基含有(メタ)ア
クリレートを反応させ、次いで(A)ポリオールを反応
させ、最後にまた(C)水酸基含有(メタ)アクリレー
トを反応させる方法などが挙げられる。
【0010】ここで用いる(A)ポリオールとしては、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、
ポリテトラメチレングリコール、ポリヘキサメチレング
リコール、ポリヘプタメチレングリコール、ポリデカメ
チレングリコールのような一種のイオン重合性環状化合
物を開環重合させて得られるポリエーテルジオール、ま
たは二種以上のイオン重合性環状化合物を開環共重合さ
せて得られるポリエーテルジオールが挙げられる。イオ
ン重合性環状化合物としては、エチレンオキシド、プロ
ピレンオキシド、ブテン−1−オキシド、イソブテンオ
キシド、オキセタン、3,3−ジメチルオキセタン、
3,3−ビスクロロメチルオキセタン、テトラヒドロフ
ラン、2−メチルテトラヒドロフラン、3−メチルテト
ラヒドロフラン、ジオキサン、トリオキサン、テトラオ
キサン、シクロヘキセンオキシド、スチレンオキシド、
エピクロルヒドリン、グリシジルメタクリレート、アリ
ルグリシジルエーテル、アリルグリシジルカーボネー
ト、ブタジエンモノオキシド、イソプレンモノオキシ
ド、ビニルオキセタン、ビニルテトラヒドロフラン、ビ
ニルシクロヘキセンオキシド、フェニルグリシジルエー
テル、ブチルグリシジルエーテル、安息香酸グリシジル
エステル等の環状エーテル類が挙げられる。また、上記
イオン重合性環状化合物と、エチレンイミン等の環状イ
ミン類、β−プロピオラクトン、グリコール酸ラクチド
等の環状ラクトン酸、あるいはジメチルシクロポリシロ
キサン類とを開環共重合させたポリエーテルジオールを
使用することもできる。上記二種以上のイオン重合性環
状化合物の具体的な組み合わせとしては、テトラヒドロ
フランとプロピレンオキシド、テトラヒドロフランと2
−メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロフランと3
−メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロフランとエ
チレンオキシド、プロピレンオキシドとエチレンオキシ
ド、ブテン−1−オキシドとエチレンオキシド、テトラ
ヒドロフラン、ブテン−1−オキシド、エチレンオキシ
ドの3元重合体等を挙げることができる。これらのイオ
ン重合性環状化合物の開環共重合体はランダムに結合し
ていてもよいし、ブロック状の結合をしていてもよい。
本発明の硬化物に耐ジェリー性および耐水性を付与する
点から、これらのポリエーテルジオールのうち、ポリプ
ロピレングリコールがより好ましく、ゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフ法(GPC法)によるポリスチレン
換算の数平均分子量で1000〜7000のポリプロピ
レングリコールが特に好ましい。
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、
ポリテトラメチレングリコール、ポリヘキサメチレング
リコール、ポリヘプタメチレングリコール、ポリデカメ
チレングリコールのような一種のイオン重合性環状化合
物を開環重合させて得られるポリエーテルジオール、ま
たは二種以上のイオン重合性環状化合物を開環共重合さ
せて得られるポリエーテルジオールが挙げられる。イオ
ン重合性環状化合物としては、エチレンオキシド、プロ
ピレンオキシド、ブテン−1−オキシド、イソブテンオ
キシド、オキセタン、3,3−ジメチルオキセタン、
3,3−ビスクロロメチルオキセタン、テトラヒドロフ
ラン、2−メチルテトラヒドロフラン、3−メチルテト
ラヒドロフラン、ジオキサン、トリオキサン、テトラオ
キサン、シクロヘキセンオキシド、スチレンオキシド、
エピクロルヒドリン、グリシジルメタクリレート、アリ
ルグリシジルエーテル、アリルグリシジルカーボネー
ト、ブタジエンモノオキシド、イソプレンモノオキシ
ド、ビニルオキセタン、ビニルテトラヒドロフラン、ビ
ニルシクロヘキセンオキシド、フェニルグリシジルエー
テル、ブチルグリシジルエーテル、安息香酸グリシジル
エステル等の環状エーテル類が挙げられる。また、上記
イオン重合性環状化合物と、エチレンイミン等の環状イ
ミン類、β−プロピオラクトン、グリコール酸ラクチド
等の環状ラクトン酸、あるいはジメチルシクロポリシロ
キサン類とを開環共重合させたポリエーテルジオールを
使用することもできる。上記二種以上のイオン重合性環
状化合物の具体的な組み合わせとしては、テトラヒドロ
フランとプロピレンオキシド、テトラヒドロフランと2
−メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロフランと3
−メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロフランとエ
チレンオキシド、プロピレンオキシドとエチレンオキシ
ド、ブテン−1−オキシドとエチレンオキシド、テトラ
ヒドロフラン、ブテン−1−オキシド、エチレンオキシ
ドの3元重合体等を挙げることができる。これらのイオ
ン重合性環状化合物の開環共重合体はランダムに結合し
ていてもよいし、ブロック状の結合をしていてもよい。
本発明の硬化物に耐ジェリー性および耐水性を付与する
点から、これらのポリエーテルジオールのうち、ポリプ
ロピレングリコールがより好ましく、ゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフ法(GPC法)によるポリスチレン
換算の数平均分子量で1000〜7000のポリプロピ
レングリコールが特に好ましい。
【0011】これらのポリエーテルジオールは、例えば
PTMG650、PTMG1000、PTMG2000
(以上、三菱化学(株)製)、エクセノール 102
0、2020、3020、プレミノール PML−40
02、PML−5005(以上、旭硝子(株)製)、ユ
ニセーフ DC1100、DC1800、DCB100
0(以上、日本油脂(株)製)、PPTG1000、P
PTG2000、PPTG4000、PTG400、P
TG650、PTG1000、PGT2000、PTG
−L1000、PTG−L2000(以上、保土谷化学
工業(株)製)、Z−3001−4、Z−3001−
5、PBG2000(以上、第一工業製薬(株)製)、
Acclaim 2200、2220、3201、32
05、4200、4220、8200、12000(以
上、ライオンデール社製)等の市販品として入手するこ
とができる。
PTMG650、PTMG1000、PTMG2000
(以上、三菱化学(株)製)、エクセノール 102
0、2020、3020、プレミノール PML−40
02、PML−5005(以上、旭硝子(株)製)、ユ
ニセーフ DC1100、DC1800、DCB100
0(以上、日本油脂(株)製)、PPTG1000、P
PTG2000、PPTG4000、PTG400、P
TG650、PTG1000、PGT2000、PTG
−L1000、PTG−L2000(以上、保土谷化学
工業(株)製)、Z−3001−4、Z−3001−
5、PBG2000(以上、第一工業製薬(株)製)、
Acclaim 2200、2220、3201、32
05、4200、4220、8200、12000(以
上、ライオンデール社製)等の市販品として入手するこ
とができる。
【0012】ポリオールとしては、上記ポリエーテルジ
オールが好ましいが、この他にポリエステルジオール、
ポリカーボネートジオール、ポリカプロラクトンジオー
ル等も用いることができ、これらのジオールをポリエー
テルジオールと併用することもできる。これらの構造単
位の重合様式は特に制限されず、ランダム重合、ブロッ
ク重合、グラフト重合のいずれであってもよい。
オールが好ましいが、この他にポリエステルジオール、
ポリカーボネートジオール、ポリカプロラクトンジオー
ル等も用いることができ、これらのジオールをポリエー
テルジオールと併用することもできる。これらの構造単
位の重合様式は特に制限されず、ランダム重合、ブロッ
ク重合、グラフト重合のいずれであってもよい。
【0013】ウレタン(メタ)アクリレート(1)の合
成に用いられる(B)ポリイソシアネートとしては、芳
香族ジイソシアネート、脂環族ジイソシアネート、脂肪
族ジイソシアネート等が挙げられる。具体的化合物とし
ては、光ファイバ用樹脂組成物として使用できるもので
あれば特に制限はないが、好ましい例としては芳香族ジ
イソシアネートおよび脂環式ジイソシアネート、より好
ましくは、2,4−トリレンジイソシアネートおよびイ
ソホロンジイソシアネートが挙げられる。これらのジイ
ソシアネート化合物は単独で用いても、2種以上併用し
ても良い。
成に用いられる(B)ポリイソシアネートとしては、芳
香族ジイソシアネート、脂環族ジイソシアネート、脂肪
族ジイソシアネート等が挙げられる。具体的化合物とし
ては、光ファイバ用樹脂組成物として使用できるもので
あれば特に制限はないが、好ましい例としては芳香族ジ
イソシアネートおよび脂環式ジイソシアネート、より好
ましくは、2,4−トリレンジイソシアネートおよびイ
ソホロンジイソシアネートが挙げられる。これらのジイ
ソシアネート化合物は単独で用いても、2種以上併用し
ても良い。
【0014】ウレタン(メタ)アクリレート(1)の合
成に用いられる(C)水酸基含有(メタ)アクリレート
としては、ポリイソシアネートのイソシアネート基との
反応性の点から、水酸基が第一級炭素原子に結合した水
酸基含有(メタ)アクリレート(第一水酸基含有(メ
タ)アクリレートという)および水酸基が第二級炭素原
子に結合した水酸基含有(メタ)アクリレート(第二水
酸基含有(メタ)アクリレートという)が好ましい。
成に用いられる(C)水酸基含有(メタ)アクリレート
としては、ポリイソシアネートのイソシアネート基との
反応性の点から、水酸基が第一級炭素原子に結合した水
酸基含有(メタ)アクリレート(第一水酸基含有(メ
タ)アクリレートという)および水酸基が第二級炭素原
子に結合した水酸基含有(メタ)アクリレート(第二水
酸基含有(メタ)アクリレートという)が好ましい。
【0015】第一水酸基含有(メタ)アクリレートとし
て、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、1,
6−ヘキサンジオールモノ(メタ)アクリレート、ペン
タエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタ
エリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ネオペン
チルグリコールモノ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロール
エタンジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
て、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、1,
6−ヘキサンジオールモノ(メタ)アクリレート、ペン
タエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタ
エリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ネオペン
チルグリコールモノ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロール
エタンジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0016】第二水酸基含有(メタ)アクリレートとし
て、例えば、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピル(メタ)ア
クリレート、4−ヒドロキシシクロヘキシル(メタ)ア
クリレート等が挙げられ、さらに、アルキルグリシジル
エーテル、アリルグリシジルエーテル、グリシジル(メ
タ)アクリレート等のグリシジル基含有化合物と、(メ
タ)アクリル酸との付加反応により得られる化合物が挙
げられる。これら水酸基含有(メタ)アクリレート化合
物は1種単独で、あるいは2種以上組み合わせて使用で
きる。
て、例えば、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピル(メタ)ア
クリレート、4−ヒドロキシシクロヘキシル(メタ)ア
クリレート等が挙げられ、さらに、アルキルグリシジル
エーテル、アリルグリシジルエーテル、グリシジル(メ
タ)アクリレート等のグリシジル基含有化合物と、(メ
タ)アクリル酸との付加反応により得られる化合物が挙
げられる。これら水酸基含有(メタ)アクリレート化合
物は1種単独で、あるいは2種以上組み合わせて使用で
きる。
【0017】ウレタン(メタ)アクリレート(1)の合
成に用いる(A)ポリオール、(B)ポリイソシアネー
ト化合物および水酸基含有(メタ)アクリレートの使用
割合は、ポリオールに含まれる水酸基1当量に対してポ
リイソシアネート化合物に含まれるイソシアネート基が
1.1〜2当量、水酸基含有(メタ)アクリレートの水
酸基が0.1〜1当量となるようにするのが好ましい。
成に用いる(A)ポリオール、(B)ポリイソシアネー
ト化合物および水酸基含有(メタ)アクリレートの使用
割合は、ポリオールに含まれる水酸基1当量に対してポ
リイソシアネート化合物に含まれるイソシアネート基が
1.1〜2当量、水酸基含有(メタ)アクリレートの水
酸基が0.1〜1当量となるようにするのが好ましい。
【0018】またウレタン(メタ)アクリレート(1)
の合成においてポリオールとともにジアミンを併用する
ことも可能であり、このようなジアミンとしてはエチレ
ンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレン
ジアミン、パラフェニレンジアミン、4,4′−ジアミ
ノジフェニルメタン等のジアミンやヘテロ原子を含むジ
アミン、ポリエーテルジアミン等が挙げられる。
の合成においてポリオールとともにジアミンを併用する
ことも可能であり、このようなジアミンとしてはエチレ
ンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレン
ジアミン、パラフェニレンジアミン、4,4′−ジアミ
ノジフェニルメタン等のジアミンやヘテロ原子を含むジ
アミン、ポリエーテルジアミン等が挙げられる。
【0019】水酸基含有(メタ)アクリレートの一部を
イソシアネート基に付加しうる官能基を持った化合物に
置き換えて用いることもできる。この化合物としては、
例えば、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−
メルカプトプロピルトリメトキシシランなどを挙げるこ
とができる。これらの化合物を使用することにより、ガ
ラス等の基材への密着性をさらに高めることができる。
イソシアネート基に付加しうる官能基を持った化合物に
置き換えて用いることもできる。この化合物としては、
例えば、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−
メルカプトプロピルトリメトキシシランなどを挙げるこ
とができる。これらの化合物を使用することにより、ガ
ラス等の基材への密着性をさらに高めることができる。
【0020】ウレタン(メタ)アクリレート(1)の合
成においては、ナフテン酸銅、ナフテン酸コバルト、ナ
フテン酸亜鉛、ジブチル錫ジラウレート、トリエチルア
ミン、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタ
ン、2,6,7−トリメチル−1,4−ジアザビシクロ
〔2.2.2〕オクタン等のウレタン化触媒を、反応物
の総量に対して0.01〜1重量%用いるのが好まし
い。また、反応温度は、通常5〜90℃、特に10〜8
0℃が好ましい。
成においては、ナフテン酸銅、ナフテン酸コバルト、ナ
フテン酸亜鉛、ジブチル錫ジラウレート、トリエチルア
ミン、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタ
ン、2,6,7−トリメチル−1,4−ジアザビシクロ
〔2.2.2〕オクタン等のウレタン化触媒を、反応物
の総量に対して0.01〜1重量%用いるのが好まし
い。また、反応温度は、通常5〜90℃、特に10〜8
0℃が好ましい。
【0021】ウレタン(メタ)アクリレート(1)の好
ましい分子量は、本発明硬化物の良好な破断伸びおよび
硬化性樹脂組成物の適度な粘度を得る観点から、GPC
法によるポリスチレン換算の数平均分子量で通常500
〜40,000であり、より好ましくは700〜30,
000である。
ましい分子量は、本発明硬化物の良好な破断伸びおよび
硬化性樹脂組成物の適度な粘度を得る観点から、GPC
法によるポリスチレン換算の数平均分子量で通常500
〜40,000であり、より好ましくは700〜30,
000である。
【0022】ウレタン(メタ)アクリレート(1)は、
本発明硬化物の耐ジェリー性、耐水性、さらには破断伸
び等の良好な力学特性および硬化性樹脂組成物の適度な
粘度を得る観点から、本発明の硬化性樹脂組成物中に、
50〜70重量%、特に55〜65重量%含有すること
が好ましい。70重量%を超えると硬化物のヤング率が
2.0MPaを超えてしまうため光ファイバ被覆用樹脂
としては好ましくなく、また硬化性樹脂組成物の粘度が
6.0Pa・sを超えてしまうため作業性も低下する。
また硬化物の耐水性も悪化する。50重量%を下回ると
硬化物の耐油性、耐水性ともに悪化してしまう。光ファ
イバプライマリ層としての硬化物のヤング率は0.1〜
2.0MPaが好ましい。硬化性樹脂組成物の粘度は
1.0〜6.0Pa・sが好ましい。
本発明硬化物の耐ジェリー性、耐水性、さらには破断伸
び等の良好な力学特性および硬化性樹脂組成物の適度な
粘度を得る観点から、本発明の硬化性樹脂組成物中に、
50〜70重量%、特に55〜65重量%含有すること
が好ましい。70重量%を超えると硬化物のヤング率が
2.0MPaを超えてしまうため光ファイバ被覆用樹脂
としては好ましくなく、また硬化性樹脂組成物の粘度が
6.0Pa・sを超えてしまうため作業性も低下する。
また硬化物の耐水性も悪化する。50重量%を下回ると
硬化物の耐油性、耐水性ともに悪化してしまう。光ファ
イバプライマリ層としての硬化物のヤング率は0.1〜
2.0MPaが好ましい。硬化性樹脂組成物の粘度は
1.0〜6.0Pa・sが好ましい。
【0023】本発明の硬化性樹脂組成物に使用される
(C)成分(1)と共重合可能な反応性希釈剤として
は、例えば重合性単官能化合物、またはこれに重合性多
官能化合物を加えたものが挙げられる。このような、単
官能性化合物としては、N−ビニルピロリドン、N−ビ
ニルカプロラクタム等のビニル基含有ラクタム、イソボ
ルニル(メタ)アクリレート、ボルニル(メタ)アクリ
レート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、ジ
シクロペンタニル(メタ)アクリレート等の脂環式構造
含有(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレ
ート、4−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレー
ト、アクリロイルモルホリン、ビニルイミダゾール、ビ
ニルピリジン等が挙げられる。さらに、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)
アクリレート、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレー
ト、イソプロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メ
タ)アクリレート、アミル(メタ)アクリレート、イソ
ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アク
リレート、ペンチル(メタ)アクリレート、イソアミル
(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ヘプチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)
アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、2
−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ノニル(メ
タ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、イソ
デシル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メタ)アク
リレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ラウリル
(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレー
ト、イソステアリル(メタ)アクリレート、テトラヒド
ロフルフリル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル
(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコール
(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、ポリエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシエ
チレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシエチ
ル(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート、メトキシポリプロピレング
リコール(メタ)アクリレート、ジアセトン(メタ)ア
クリルアミド、イソブトキシメチル(メタ)アクリルア
ミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、t−
オクチル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、7−アミノ−3,7−ジメチルオク
チル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチル(メタ)
アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メ
タ)アクリルアミド、ヒドロキシブチルビニルエーテ
ル、ラウリルビニルエーテル、セチルビニルエーテル、
2−エチルヘキシルビニルエーテル等を挙げることがで
きる。
(C)成分(1)と共重合可能な反応性希釈剤として
は、例えば重合性単官能化合物、またはこれに重合性多
官能化合物を加えたものが挙げられる。このような、単
官能性化合物としては、N−ビニルピロリドン、N−ビ
ニルカプロラクタム等のビニル基含有ラクタム、イソボ
ルニル(メタ)アクリレート、ボルニル(メタ)アクリ
レート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、ジ
シクロペンタニル(メタ)アクリレート等の脂環式構造
含有(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレ
ート、4−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレー
ト、アクリロイルモルホリン、ビニルイミダゾール、ビ
ニルピリジン等が挙げられる。さらに、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)
アクリレート、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレー
ト、イソプロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メ
タ)アクリレート、アミル(メタ)アクリレート、イソ
ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アク
リレート、ペンチル(メタ)アクリレート、イソアミル
(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ヘプチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)
アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、2
−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ノニル(メ
タ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、イソ
デシル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メタ)アク
リレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ラウリル
(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレー
ト、イソステアリル(メタ)アクリレート、テトラヒド
ロフルフリル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル
(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコール
(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、ポリエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシエ
チレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシエチ
ル(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート、メトキシポリプロピレング
リコール(メタ)アクリレート、ジアセトン(メタ)ア
クリルアミド、イソブトキシメチル(メタ)アクリルア
ミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、t−
オクチル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、7−アミノ−3,7−ジメチルオク
チル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチル(メタ)
アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メ
タ)アクリルアミド、ヒドロキシブチルビニルエーテ
ル、ラウリルビニルエーテル、セチルビニルエーテル、
2−エチルヘキシルビニルエーテル等を挙げることがで
きる。
【0024】これら単官能性化合物のうちN−ビニルピ
ロリドン、N−ビニルカプロラクタム等のビニル基含有
ラクタム、炭素数10以上の脂肪族炭化水素基を有する
単官能性(メタ)アクリレートが好ましい。ここで炭素
数10以上の脂肪族基としては、直鎖、分岐鎖および脂
環式のいずれも含まれ、炭素数は10〜24が好まし
い。これらのうちイソボルニル(メタ)アクリレート、
イソデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)ア
クリレートがさらに好ましく、イソボルニル(メタ)ア
クリレートおよび/またはイソデシル(メタ)アクリレ
ートが特に好ましい。これら単官能性化合物の市販品と
してはIBXA(大阪有機化学工業(株)製)、アロニ
ックスM−111、M−113、M114、M−11
7、TO−1210(以上、東亞合成(株)製)を使用
することができる。
ロリドン、N−ビニルカプロラクタム等のビニル基含有
ラクタム、炭素数10以上の脂肪族炭化水素基を有する
単官能性(メタ)アクリレートが好ましい。ここで炭素
数10以上の脂肪族基としては、直鎖、分岐鎖および脂
環式のいずれも含まれ、炭素数は10〜24が好まし
い。これらのうちイソボルニル(メタ)アクリレート、
イソデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)ア
クリレートがさらに好ましく、イソボルニル(メタ)ア
クリレートおよび/またはイソデシル(メタ)アクリレ
ートが特に好ましい。これら単官能性化合物の市販品と
してはIBXA(大阪有機化学工業(株)製)、アロニ
ックスM−111、M−113、M114、M−11
7、TO−1210(以上、東亞合成(株)製)を使用
することができる。
【0025】また多官能性化合物としては、光ファイバ
用樹脂組成物として使用できるものであれば特に制限は
ないが、好ましい例としてはポリエチレングリコールジ
アクリレート、トリシクロデカンジイルジメチレンジ
(メタ)アクリレート、エチレンオキサイドを付加させ
たビスフェノールAのジ(メタ)アクリレート、トリス
(2−ヒドロキシエチル)イアオシアヌレートトリ(メ
タ)アクリレート、が挙げられる。これら多官能性化合
物の市販品として例えば、ライトアクリレート9EG−
A、および、ライトアクリレート4EG−A(共栄社化
学(株)製)、ユピマーUV、SA1002(以上、三
菱化学(株)製)、アロニックスM−215、M−31
5、M−325(以上東亞合成(株)製)が挙げられ
る。
用樹脂組成物として使用できるものであれば特に制限は
ないが、好ましい例としてはポリエチレングリコールジ
アクリレート、トリシクロデカンジイルジメチレンジ
(メタ)アクリレート、エチレンオキサイドを付加させ
たビスフェノールAのジ(メタ)アクリレート、トリス
(2−ヒドロキシエチル)イアオシアヌレートトリ(メ
タ)アクリレート、が挙げられる。これら多官能性化合
物の市販品として例えば、ライトアクリレート9EG−
A、および、ライトアクリレート4EG−A(共栄社化
学(株)製)、ユピマーUV、SA1002(以上、三
菱化学(株)製)、アロニックスM−215、M−31
5、M−325(以上東亞合成(株)製)が挙げられ
る。
【0026】これらの反応性希釈剤は、本発明硬化性樹
脂組成物中に1〜50重量%配合することが好ましく、
2〜45重量%配合することがさらに好ましい。1重量
%未満であると硬化性を損ねる可能性があり、50重量
%を超えると低粘度による塗布形状の変化が起き、塗布
が安定しない。
脂組成物中に1〜50重量%配合することが好ましく、
2〜45重量%配合することがさらに好ましい。1重量
%未満であると硬化性を損ねる可能性があり、50重量
%を超えると低粘度による塗布形状の変化が起き、塗布
が安定しない。
【0027】本発明で用いられる(3)重合開始剤とし
ては、熱重合開始剤または光重合開始剤が挙げられる。
熱重合開始剤としては、過酸化物、アゾ化合物等が挙げ
られ、具体的には、例えばベンゾイルパーオキサイド、
t−ブチル−オキシベンゾエート、アゾビスイソブチロ
ニトリル等が挙げられる。
ては、熱重合開始剤または光重合開始剤が挙げられる。
熱重合開始剤としては、過酸化物、アゾ化合物等が挙げ
られ、具体的には、例えばベンゾイルパーオキサイド、
t−ブチル−オキシベンゾエート、アゾビスイソブチロ
ニトリル等が挙げられる。
【0028】また、本発明の硬化性樹脂組成物を光硬化
させる場合には、光重合開始剤に加えて必要に応じて光
増感剤を添加することができる。ここで、光重合開始剤
としては、例えば1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニ
ルケトン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフ
ェノン、キサントン、フルオレノン、ベンズアルデヒ
ド、フルオレン、アントラキノン、トリフェニルアミ
ン、カルバゾール、3−メチルアセトフェノン、4−ク
ロロベンゾフェノン、4,4′−ジメトキシベンゾフェ
ノン、4,4′−ジアミノベンゾフェノン、ミヒラーケ
トン、ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾインエチル
エーテル、ベンジルジメチルケタール、1−(4−イソ
プロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロ
パン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フ
ェニルプロパン−1−オン、チオキサントン、ジエチル
チオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2
−クロロチオキサントン、2−メチル−1−〔4−(メ
チルチオ)フェニル〕−2−モルホリノ−プロパン−1
−オン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニル
ホスフィンオキサイド、ビス−(2,6−ジメトキシベ
ンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィ
ンオキシド等が挙げられる。その市販品としては、イル
ガキュア184、369、651、500、907、C
GI1700、CGI1750、CGI1850、CG
24−61、ダロキュア1116、1173(以上、チ
バ・スペシャルティ・ケミカルズ社製);LUCIRI
N TPO(BASF社製);ユベクリルP36(UC
B社製)等が挙げられる。また、光増感剤としては、例
えばトリエチルアミン、ジエチルアミン、N−メチルジ
エタノールアミン、エタノールアミン、4−ジメチルア
ミノ安息香酸、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4
−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ
安息香酸イソアミル等が挙げられる。その市販品として
は、ユベクリルP102、103、104、105(以
上、UCB社製)等が挙げられる。
させる場合には、光重合開始剤に加えて必要に応じて光
増感剤を添加することができる。ここで、光重合開始剤
としては、例えば1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニ
ルケトン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフ
ェノン、キサントン、フルオレノン、ベンズアルデヒ
ド、フルオレン、アントラキノン、トリフェニルアミ
ン、カルバゾール、3−メチルアセトフェノン、4−ク
ロロベンゾフェノン、4,4′−ジメトキシベンゾフェ
ノン、4,4′−ジアミノベンゾフェノン、ミヒラーケ
トン、ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾインエチル
エーテル、ベンジルジメチルケタール、1−(4−イソ
プロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロ
パン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フ
ェニルプロパン−1−オン、チオキサントン、ジエチル
チオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2
−クロロチオキサントン、2−メチル−1−〔4−(メ
チルチオ)フェニル〕−2−モルホリノ−プロパン−1
−オン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニル
ホスフィンオキサイド、ビス−(2,6−ジメトキシベ
ンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィ
ンオキシド等が挙げられる。その市販品としては、イル
ガキュア184、369、651、500、907、C
GI1700、CGI1750、CGI1850、CG
24−61、ダロキュア1116、1173(以上、チ
バ・スペシャルティ・ケミカルズ社製);LUCIRI
N TPO(BASF社製);ユベクリルP36(UC
B社製)等が挙げられる。また、光増感剤としては、例
えばトリエチルアミン、ジエチルアミン、N−メチルジ
エタノールアミン、エタノールアミン、4−ジメチルア
ミノ安息香酸、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4
−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ
安息香酸イソアミル等が挙げられる。その市販品として
は、ユベクリルP102、103、104、105(以
上、UCB社製)等が挙げられる。
【0029】重合開始剤(3)は、本発明の硬化性樹脂
組成物中に0.3〜8重量%、特に0.5〜5重量%配
合することが好ましい。
組成物中に0.3〜8重量%、特に0.5〜5重量%配
合することが好ましい。
【0030】また、本発明の硬化性樹脂組成物には上記
成分以外に各種添加剤、例えば着色剤、光安定剤、シラ
ンカップリング剤、熱重合禁止剤、レベリング剤、界面
活性剤、保存安定剤、可塑剤、滑剤、溶媒、フィラー、
老化防止剤、濡れ性改良剤、塗面改良剤等を必要に応じ
て配合することができる。ここで光安定剤としては、例
えばチヌビン 292、144、622LD(以上、チ
バ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)、サノールLS
770(三共(株)製)、TM−061(住友化学工業
(株)製)等が挙げられる。シランカップリング剤とし
ては、例えばγ−アミノプロピルトリエトキシシラン、
γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メタ
アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、市販品とし
て、SH6062、6030(以上、トーレダウコーニ
ングシリコーン社製)、KBE903、603、403
(以上、信越化学工業(株)製)等が挙げられる。
成分以外に各種添加剤、例えば着色剤、光安定剤、シラ
ンカップリング剤、熱重合禁止剤、レベリング剤、界面
活性剤、保存安定剤、可塑剤、滑剤、溶媒、フィラー、
老化防止剤、濡れ性改良剤、塗面改良剤等を必要に応じ
て配合することができる。ここで光安定剤としては、例
えばチヌビン 292、144、622LD(以上、チ
バ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)、サノールLS
770(三共(株)製)、TM−061(住友化学工業
(株)製)等が挙げられる。シランカップリング剤とし
ては、例えばγ−アミノプロピルトリエトキシシラン、
γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メタ
アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、市販品とし
て、SH6062、6030(以上、トーレダウコーニ
ングシリコーン社製)、KBE903、603、403
(以上、信越化学工業(株)製)等が挙げられる。
【0031】本発明の硬化性樹脂組成物は、熱および/
または放射線によって硬化されるが、ここで放射線と
は、赤外線、可視光線、紫外線、X線、電子線、α線、
β線、γ線等であるが、特に紫外線が好ましく使用でき
る。
または放射線によって硬化されるが、ここで放射線と
は、赤外線、可視光線、紫外線、X線、電子線、α線、
β線、γ線等であるが、特に紫外線が好ましく使用でき
る。
【0032】本発明における耐ジェリー性評価方法につ
いて説明する。本発明の耐ジェリー性評価方法に用いら
れる硬化物は、被検光ファイバ被覆用硬化性樹脂組成物
の硬化物であって、光ファイバに被覆した形態に近似し
た厚さ、すなわち厚さ200μmの膜とする。また当該
硬化物膜の大きさは、長さ25mm、幅6mmとする。
いて説明する。本発明の耐ジェリー性評価方法に用いら
れる硬化物は、被検光ファイバ被覆用硬化性樹脂組成物
の硬化物であって、光ファイバに被覆した形態に近似し
た厚さ、すなわち厚さ200μmの膜とする。また当該
硬化物膜の大きさは、長さ25mm、幅6mmとする。
【0033】本評価方法においては、ジェリーの標準物
質として、JIS C2320記載の鉱油(ミネラルオ
イル)1種1号を使用する。より具体的にはアルドリッ
チ社製のミネラルオイルや和光純薬社製のミネラルオイ
ルを使用することができる。
質として、JIS C2320記載の鉱油(ミネラルオ
イル)1種1号を使用する。より具体的にはアルドリッ
チ社製のミネラルオイルや和光純薬社製のミネラルオイ
ルを使用することができる。
【0034】硬化物をミネラルオイルに浸漬し、25
℃、1週間後に寸法変化を測定すればよい。寸法変化率
は硬化物の長手方向の寸法を測定し、下記式により求め
られる。
℃、1週間後に寸法変化を測定すればよい。寸法変化率
は硬化物の長手方向の寸法を測定し、下記式により求め
られる。
【0035】寸法変化率(%)=(浸漬後の寸法−浸漬
前の寸法)/浸漬前の寸法×100
前の寸法)/浸漬前の寸法×100
【0036】25℃、1週間浸漬における硬化物の寸法
変化は2.5%以下であり、好ましくは2.3%以下で
あり、特に好ましくは2.0%以下である。寸法変化が
2.5%を超えるとその硬化物の耐ジェリー性が悪化
し、光ファイバ中のガラスとプライマリ層間の剥離が発
生する。
変化は2.5%以下であり、好ましくは2.3%以下で
あり、特に好ましくは2.0%以下である。寸法変化が
2.5%を超えるとその硬化物の耐ジェリー性が悪化
し、光ファイバ中のガラスとプライマリ層間の剥離が発
生する。
【0037】次に、本発明における耐水性評価方法につ
いて説明する。この耐水性評価方法に用いられる硬化物
は、被検光ファイバ被覆用硬化性樹脂組成物の硬化物で
あって、その形態は当該被検組成物の硬化物をプライマ
リ層として用いた、セカンダリ層−プライマリ層−セカ
ンダリ層からなるサンドイッチ3層硬化層(図1および
2)または着色層−セカンダリ層−プライマリ層−セカ
ンダリ層−着色層からなるサンドイッチ5層硬化層(図
3および4)である。当該サンドイッチ層における各層
の厚さは、光ファイバに被覆した場合の厚さに近似する
厚さ、すなわち着色層は20μm、セカンダリ層は10
0μm、プライマリ層は200μmとする。このように
サンドイッチ層にすることにより、その中心部に存在す
るプライマリ層として用いた硬化物についての実際の光
ファイバにおける耐水性が的確に評価できる。
いて説明する。この耐水性評価方法に用いられる硬化物
は、被検光ファイバ被覆用硬化性樹脂組成物の硬化物で
あって、その形態は当該被検組成物の硬化物をプライマ
リ層として用いた、セカンダリ層−プライマリ層−セカ
ンダリ層からなるサンドイッチ3層硬化層(図1および
2)または着色層−セカンダリ層−プライマリ層−セカ
ンダリ層−着色層からなるサンドイッチ5層硬化層(図
3および4)である。当該サンドイッチ層における各層
の厚さは、光ファイバに被覆した場合の厚さに近似する
厚さ、すなわち着色層は20μm、セカンダリ層は10
0μm、プライマリ層は200μmとする。このように
サンドイッチ層にすることにより、その中心部に存在す
るプライマリ層として用いた硬化物についての実際の光
ファイバにおける耐水性が的確に評価できる。
【0038】上記サンドイッチ3層硬化層および5層硬
化層において、セカンダリ層および着色層は標準品であ
る。かかるサンドイッチ硬化層の作成方法を5層硬化層
の場合を例にして示す。3層硬化層の場合は、下記方法
において着色層を形成させなければよい。
化層において、セカンダリ層および着色層は標準品であ
る。かかるサンドイッチ硬化層の作成方法を5層硬化層
の場合を例にして示す。3層硬化層の場合は、下記方法
において着色層を形成させなければよい。
【0039】1)5cm×4cmのガラス基板を用意し、こ
の上に着色層用組成物をのせ、5000rpmで20秒ス
ピンコートし、窒素雰囲気下で0.5J/cm2の照射量
で紫外線硬化して、膜厚20μmの着色層を得る。 2)次に、着色層の中心部の上に、2cm×3.5cmの長
方形の穴の空いた厚さ100μmのポリエチレンテレフ
タレート(PET)フィルムを着色層付きガラス基板の
上に載せ、セカンダリ層用組成物を塗布し、余分な組成
物をガラス棒で除去した後、PETフィルムを除去し、
窒素雰囲気下で0.5J/cm2の照射量で紫外線硬化
し、膜厚100μm、2cm×3.5cmの第一のセカンダ
リ層を得る。 3)第一のセカンダリ層の中心部の上に、1cm×2cmの
長方形の穴の空いた厚さ200μmのPETフィルムを
のせ、プライマリ層用組成物を塗布し、余分な組成物を
ガラス棒で除去した後、PETフィルムを除去し、窒素
雰囲気下で0.5J/cm2の照射量で紫外線硬化し、膜
厚200μm、1cm×2cmのプライマリ層を得る。 4)次に、上記で得られたプライマリ層を囲み、第1の
セカンダリ層に重なるように、2cm×3.5cmの長方形
の穴の空いた厚さ400μmのPETフィルムをのせ、
セカンダリ層用組成物を塗布し、余分な組成物をガラス
棒で除去した後、PETフィルムを除去し、窒素雰囲気
下で0.5J/cm2の照射量で紫外線硬化し、周囲の膜
厚400μm、2cm×3.5cmの第二のセカンダリ層を
得る。このとき中心部での、第2のセカンダリ層の膜厚
は約200μmとなる。 5)4)で得られた、ガラス基板をスピンコーターにの
せ、着色層用組成物を約5ml塗布し、5000rpm×2
0秒の条件でスピンコートし、窒素雰囲気下、0.5J
/cm2の照射量で紫外線硬化する。硬化後の第二の着色
層の膜厚は約20μmとなる。 6)ガラス基板の周囲から1cmの部分をカッターでき
り、剥離して、5層からなる試験片を得る。
の上に着色層用組成物をのせ、5000rpmで20秒ス
ピンコートし、窒素雰囲気下で0.5J/cm2の照射量
で紫外線硬化して、膜厚20μmの着色層を得る。 2)次に、着色層の中心部の上に、2cm×3.5cmの長
方形の穴の空いた厚さ100μmのポリエチレンテレフ
タレート(PET)フィルムを着色層付きガラス基板の
上に載せ、セカンダリ層用組成物を塗布し、余分な組成
物をガラス棒で除去した後、PETフィルムを除去し、
窒素雰囲気下で0.5J/cm2の照射量で紫外線硬化
し、膜厚100μm、2cm×3.5cmの第一のセカンダ
リ層を得る。 3)第一のセカンダリ層の中心部の上に、1cm×2cmの
長方形の穴の空いた厚さ200μmのPETフィルムを
のせ、プライマリ層用組成物を塗布し、余分な組成物を
ガラス棒で除去した後、PETフィルムを除去し、窒素
雰囲気下で0.5J/cm2の照射量で紫外線硬化し、膜
厚200μm、1cm×2cmのプライマリ層を得る。 4)次に、上記で得られたプライマリ層を囲み、第1の
セカンダリ層に重なるように、2cm×3.5cmの長方形
の穴の空いた厚さ400μmのPETフィルムをのせ、
セカンダリ層用組成物を塗布し、余分な組成物をガラス
棒で除去した後、PETフィルムを除去し、窒素雰囲気
下で0.5J/cm2の照射量で紫外線硬化し、周囲の膜
厚400μm、2cm×3.5cmの第二のセカンダリ層を
得る。このとき中心部での、第2のセカンダリ層の膜厚
は約200μmとなる。 5)4)で得られた、ガラス基板をスピンコーターにの
せ、着色層用組成物を約5ml塗布し、5000rpm×2
0秒の条件でスピンコートし、窒素雰囲気下、0.5J
/cm2の照射量で紫外線硬化する。硬化後の第二の着色
層の膜厚は約20μmとなる。 6)ガラス基板の周囲から1cmの部分をカッターでき
り、剥離して、5層からなる試験片を得る。
【0040】本発明における耐水性評価方法に用いられ
る着色層としては例えばティーアンドケー東華社製ベス
トキュアFRクリア等を使用することができる。またセ
カンダリ層としては、その弾性率が100〜1000M
Paの硬化膜を使用することができる。
る着色層としては例えばティーアンドケー東華社製ベス
トキュアFRクリア等を使用することができる。またセ
カンダリ層としては、その弾性率が100〜1000M
Paの硬化膜を使用することができる。
【0041】本評価方法においては、上記サンドイッチ
硬化層を60℃の温水中に1週間浸漬し、サンドイッチ
硬化層の中のプライマリ層における泡状欠陥の有無を測
定すればよい。泡状欠陥がなければ、このプライマリ層
に用いた硬化性樹脂組成物が耐水性が良好であると判断
できる。また、泡状欠陥の有無は光学顕微鏡により確認
すればよい。
硬化層を60℃の温水中に1週間浸漬し、サンドイッチ
硬化層の中のプライマリ層における泡状欠陥の有無を測
定すればよい。泡状欠陥がなければ、このプライマリ層
に用いた硬化性樹脂組成物が耐水性が良好であると判断
できる。また、泡状欠陥の有無は光学顕微鏡により確認
すればよい。
【0042】本発明における耐水性評価方法においてプ
ライマリ層に泡状の欠陥が発生しない硬化物は耐水性が
良好であり、その硬化物を光ファイバ被覆用硬化性樹脂
組成物として使用した場合、光ファイバを水に浸漬する
とその硬化性樹脂組成物の剥離、水疱の発生に起因する
伝送損失が増加するといった問題は発生しない。
ライマリ層に泡状の欠陥が発生しない硬化物は耐水性が
良好であり、その硬化物を光ファイバ被覆用硬化性樹脂
組成物として使用した場合、光ファイバを水に浸漬する
とその硬化性樹脂組成物の剥離、水疱の発生に起因する
伝送損失が増加するといった問題は発生しない。
【0043】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。部および%は、特に記載のない場合はそれぞれ重量
部および重量%を意味する。
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。部および%は、特に記載のない場合はそれぞれ重量
部および重量%を意味する。
【0044】合成例1(重合性オリゴマー(a)の合成
例) 撹拌機を備えた反応容器に、数平均分子量が2000の
ポリプロピレングリコール831.0g、イソホロンジ
イソシアネート129.3g、2,6−ジ−t−ブチル
−p−クレゾール0.24g、フェノチアジン0.08
gを仕込み、これらを撹拌しながら液温度が15℃とな
るまで冷却した。ジブチル錫ジラウレート0.8gを添
加した後、攪拌しながら液温度を1時間かけて35℃ま
で徐々に上げた。その後、液温度を50℃に上げて反応
させた。残留イソシアネート基濃度が1.26重量%
(仕込量に対する割合;以下同じ)以下となった後、2
−ヒドロキシエチルアクリレート38.6gを添加し、
液温度約60℃にて撹拌し、反応させた。残留イソシア
ネート基濃度が0.1重量%以下になった時を反応終了
とし、重合性オリゴマーを得た(これを重合性オリゴマ
ー(a)とする)。
例) 撹拌機を備えた反応容器に、数平均分子量が2000の
ポリプロピレングリコール831.0g、イソホロンジ
イソシアネート129.3g、2,6−ジ−t−ブチル
−p−クレゾール0.24g、フェノチアジン0.08
gを仕込み、これらを撹拌しながら液温度が15℃とな
るまで冷却した。ジブチル錫ジラウレート0.8gを添
加した後、攪拌しながら液温度を1時間かけて35℃ま
で徐々に上げた。その後、液温度を50℃に上げて反応
させた。残留イソシアネート基濃度が1.26重量%
(仕込量に対する割合;以下同じ)以下となった後、2
−ヒドロキシエチルアクリレート38.6gを添加し、
液温度約60℃にて撹拌し、反応させた。残留イソシア
ネート基濃度が0.1重量%以下になった時を反応終了
とし、重合性オリゴマーを得た(これを重合性オリゴマ
ー(a)とする)。
【0045】合成例2(重合性オリゴマー(b)の合成
例) 攪拌機を備えた反応容器に、数平均分子量が4000の
ポリプロピレングリコール907.2g、イソホロンジ
イソシアネート70.6g、2,6−ジ−t−ブチル−
p−クレゾール0.24g、フェノチアジン0.08g
を仕込み、これらを攪拌しながら液温度が15℃となる
まで冷却した。ジブチル錫ジラウレート0.8gを添加
した後、攪拌しながら液温度を1時間かけて35℃まで
徐々に上げた。その後、液温度を50℃に上げて反応さ
せた。残留イソシアネート基濃度が0.6重量%(仕込
量に対する割合;以下同じ)以下となった後、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート21.1gを添加し、液温度
約60℃にて攪拌し、反応させた。残留イソシアネート
基濃度が0.1重量%以下になった時を反応終了とし、
重合性オリゴマーを得た(これを重合性オリゴマー
(b)とする)。
例) 攪拌機を備えた反応容器に、数平均分子量が4000の
ポリプロピレングリコール907.2g、イソホロンジ
イソシアネート70.6g、2,6−ジ−t−ブチル−
p−クレゾール0.24g、フェノチアジン0.08g
を仕込み、これらを攪拌しながら液温度が15℃となる
まで冷却した。ジブチル錫ジラウレート0.8gを添加
した後、攪拌しながら液温度を1時間かけて35℃まで
徐々に上げた。その後、液温度を50℃に上げて反応さ
せた。残留イソシアネート基濃度が0.6重量%(仕込
量に対する割合;以下同じ)以下となった後、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート21.1gを添加し、液温度
約60℃にて攪拌し、反応させた。残留イソシアネート
基濃度が0.1重量%以下になった時を反応終了とし、
重合性オリゴマーを得た(これを重合性オリゴマー
(b)とする)。
【0046】合成例3(重合性オリゴマー(c)の合成
例) 攪拌機を備えた反応容器に、数平均分子量が8000の
ポリプロピレングリコール950.9g、イソホロンジ
イソシアネート37.0g、2,6−ジ−t−ブチル−
p−クレゾール0.24g、フェノチアジン0.08g
を仕込み、これらを攪拌しながら液温度が15℃となる
まで冷却した。ジブチル錫ジラウレート0.8gを添加
した後、攪拌しながら液温度を1時間かけて35℃まで
徐々に上げた。その後、液温度を50℃に上げて反応さ
せた。残留イソシアネート基濃度が0.4重量%(仕込
量に対する割合;以下同じ)以下となった後、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート11.0gを添加し、液温度
約60℃にて攪拌し、反応させた。残留イソシアネート
基濃度が0.1重量%以下になった時を反応終了とし、
重合性オリゴマーを得た(これを重合性オリゴマー
(c)とする)。
例) 攪拌機を備えた反応容器に、数平均分子量が8000の
ポリプロピレングリコール950.9g、イソホロンジ
イソシアネート37.0g、2,6−ジ−t−ブチル−
p−クレゾール0.24g、フェノチアジン0.08g
を仕込み、これらを攪拌しながら液温度が15℃となる
まで冷却した。ジブチル錫ジラウレート0.8gを添加
した後、攪拌しながら液温度を1時間かけて35℃まで
徐々に上げた。その後、液温度を50℃に上げて反応さ
せた。残留イソシアネート基濃度が0.4重量%(仕込
量に対する割合;以下同じ)以下となった後、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート11.0gを添加し、液温度
約60℃にて攪拌し、反応させた。残留イソシアネート
基濃度が0.1重量%以下になった時を反応終了とし、
重合性オリゴマーを得た(これを重合性オリゴマー
(c)とする)。
【0047】合成例4(重合性オリゴマー(d)の合成
例) 撹拌機を備えた反応容器に、イソホロンジイソシアネー
ト96.4g、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾー
ル0.024g、フェノチアジン0.08g、ジブチル
錫ジラウレート0.8gを仕込み、これらを撹拌しなが
ら液温度が15℃となるまで冷却した。2−ヒドロキシ
エチルアクリレート86.9gを滴下ロートを使用し1
時間かけて滴下した。攪拌しながら液温度を1時間かけ
て35℃まで徐々に上げた。その後、数平均分子量が2
000のテトラヒドロフランと2−メチルテトラヒドロ
フランの共重合体(PTGL2000(保土谷化学工業
(株)製))815.6g添加し、液温度を60℃に上
げて反応させた。残留イソシアネート基濃度が0.1重
量%以下になった時を反応了とし、重合性オリゴマーを
得た(これを重合性オリゴマー(d)とする)。
例) 撹拌機を備えた反応容器に、イソホロンジイソシアネー
ト96.4g、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾー
ル0.024g、フェノチアジン0.08g、ジブチル
錫ジラウレート0.8gを仕込み、これらを撹拌しなが
ら液温度が15℃となるまで冷却した。2−ヒドロキシ
エチルアクリレート86.9gを滴下ロートを使用し1
時間かけて滴下した。攪拌しながら液温度を1時間かけ
て35℃まで徐々に上げた。その後、数平均分子量が2
000のテトラヒドロフランと2−メチルテトラヒドロ
フランの共重合体(PTGL2000(保土谷化学工業
(株)製))815.6g添加し、液温度を60℃に上
げて反応させた。残留イソシアネート基濃度が0.1重
量%以下になった時を反応了とし、重合性オリゴマーを
得た(これを重合性オリゴマー(d)とする)。
【0048】実施例1〜5および比較例1〜3 撹拌機を備えた反応容器に表1に示す配合比(重量比)
で化合物を仕込み、均一な溶液になるまで液温度50℃
で撹拌し、実施例および比較例の組成物を得た。
で化合物を仕込み、均一な溶液になるまで液温度50℃
で撹拌し、実施例および比較例の組成物を得た。
【0049】参考例1 以下にセカンダリ層用の組成物の合成例を示す。撹拌機
を備えた反応容器に2,4−トルエンジイソシアネート
134.8重量部(以下、単に部で示す)、ジブチルス
ズジラウレート0.8部、2,6−ジ−t−ジブチル−
p−クレゾール0.32部を仕込み、 15℃以下に冷
却した。撹拌しながら温度が30℃以下に保たれるよう
に2−ヒドロキシエチルアクリレート89.9部を滴下
した。滴下終了後、30℃で1時間反応させた。次に数
平均分子量2,000のテトラヒドロフランの開環重合
体774.0部を加え20〜55℃で撹拌した。残留イ
ソシアネートが0.1重量%以下になった時を反応終了
とした。この樹脂液をU−1とする。
を備えた反応容器に2,4−トルエンジイソシアネート
134.8重量部(以下、単に部で示す)、ジブチルス
ズジラウレート0.8部、2,6−ジ−t−ジブチル−
p−クレゾール0.32部を仕込み、 15℃以下に冷
却した。撹拌しながら温度が30℃以下に保たれるよう
に2−ヒドロキシエチルアクリレート89.9部を滴下
した。滴下終了後、30℃で1時間反応させた。次に数
平均分子量2,000のテトラヒドロフランの開環重合
体774.0部を加え20〜55℃で撹拌した。残留イ
ソシアネートが0.1重量%以下になった時を反応終了
とした。この樹脂液をU−1とする。
【0050】次に撹拌機を備えた反応容器にIBXA
(大阪有機化学工業(株)製)230.6部、2,4−
トルエンジイソシアネート273.0部、ジブチルスズ
ジラウレート0.6部、2,6−ジ−t−ブチル−p−
クレゾール0.24部を仕込み、 15℃以下に冷却し
た。撹拌しながら温度が30℃以下に保たれるように2
−ヒドロキシエチルアクリレート182.0部を滴下し
た。滴下終了後、30℃で1時間反応させた。次にユニ
オールDA400(日本油脂(株)製)313.5部を
加え20〜55℃で撹拌した。残留イソシアネートが
0.1重量%以下になった時を反応終了とした。この樹
脂液をU−2とする。
(大阪有機化学工業(株)製)230.6部、2,4−
トルエンジイソシアネート273.0部、ジブチルスズ
ジラウレート0.6部、2,6−ジ−t−ブチル−p−
クレゾール0.24部を仕込み、 15℃以下に冷却し
た。撹拌しながら温度が30℃以下に保たれるように2
−ヒドロキシエチルアクリレート182.0部を滴下し
た。滴下終了後、30℃で1時間反応させた。次にユニ
オールDA400(日本油脂(株)製)313.5部を
加え20〜55℃で撹拌した。残留イソシアネートが
0.1重量%以下になった時を反応終了とした。この樹
脂液をU−2とする。
【0051】次に撹拌機を備えた反応容器にIBXA
(大阪有機化学工業(株)製)499.7部、2,4−
トルエンジイソシアネート214.2部、ジブチルスズ
ジラウレート0.4部、2,6−ジ−t−ブチル−p−
クレゾール0.16部を仕込み、 15℃以下に冷却し
た。撹拌しながら温度が30℃以下に保たれるように2
−ヒドロキシエチルアクリレート285.6部を滴下し
た。滴下終了後、30℃で1時間反応させた。その後2
0〜55℃で撹拌した。残留イソシアネートが0.1重
量%以下になった時を反応終了とした。この樹脂液をU
−3とする。
(大阪有機化学工業(株)製)499.7部、2,4−
トルエンジイソシアネート214.2部、ジブチルスズ
ジラウレート0.4部、2,6−ジ−t−ブチル−p−
クレゾール0.16部を仕込み、 15℃以下に冷却し
た。撹拌しながら温度が30℃以下に保たれるように2
−ヒドロキシエチルアクリレート285.6部を滴下し
た。滴下終了後、30℃で1時間反応させた。その後2
0〜55℃で撹拌した。残留イソシアネートが0.1重
量%以下になった時を反応終了とした。この樹脂液をU
−3とする。
【0052】次に撹拌機を備えた反応容器にU−1を3
2.48部、U−2を28.15部、U−3を9.84
部、N−ビニルピロリドン7.87部、 トリシクロデ
カンジイルジメチレンジアクリレート7.87部、ビス
フェノールAのエチレンオキサイド付加体のジオールの
ジアクリレート10.83部、イルガノックス1035(チ
バ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)0.3部を加
え、均一透明な液体となるまで液温度50〜60℃に制
御しながら撹拌しウレタンアクリレートを得た。この樹
脂液をA−1とする。この樹脂液を381μm厚のアプ
リケーターを用いてガラス上に塗布し、3.5kWメタ
ルハライドランプ(オーク社製SMX−3500/F−
OS)を用いて窒素雰囲気下で0.5J/cm2の紫外線
を照射して、厚さ約200μmの硬化膜を得た。引っ張
り試験による弾性率を測定したところ800MPa/mm
2であった。
2.48部、U−2を28.15部、U−3を9.84
部、N−ビニルピロリドン7.87部、 トリシクロデ
カンジイルジメチレンジアクリレート7.87部、ビス
フェノールAのエチレンオキサイド付加体のジオールの
ジアクリレート10.83部、イルガノックス1035(チ
バ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)0.3部を加
え、均一透明な液体となるまで液温度50〜60℃に制
御しながら撹拌しウレタンアクリレートを得た。この樹
脂液をA−1とする。この樹脂液を381μm厚のアプ
リケーターを用いてガラス上に塗布し、3.5kWメタ
ルハライドランプ(オーク社製SMX−3500/F−
OS)を用いて窒素雰囲気下で0.5J/cm2の紫外線
を照射して、厚さ約200μmの硬化膜を得た。引っ張
り試験による弾性率を測定したところ800MPa/mm
2であった。
【0053】(樹脂組成物の粘度測定方法)JIS K
7117に準拠し測定した。DA型粘度計、DA4号ス
ピンドルを使用し、スピンドル回転数は50RPMとし
た。
7117に準拠し測定した。DA型粘度計、DA4号ス
ピンドルを使用し、スピンドル回転数は50RPMとし
た。
【0054】(硬化物のヤング率の測定方法)液状組成
物を381μm厚のアプリケーターを用いてガラス上に
塗布し、3.5kWメタルハライドランプ(オーク社製
SMX−3500/F−OS)を用いて空気雰囲気下で
0.1J/cm2の紫外線を照射し、厚さ約200μmの
硬化膜を得た。この硬化物を室温23℃、相対湿度50
%雰囲気下で12時間以上状態調節した後、試験片を作
製した。JIS K7113に準拠し、23℃における
ヤング率を測定した。ただし、引張り速度は1mm/min
であり、2.5%歪みでの引張り応力よりヤング率を算
出した。
物を381μm厚のアプリケーターを用いてガラス上に
塗布し、3.5kWメタルハライドランプ(オーク社製
SMX−3500/F−OS)を用いて空気雰囲気下で
0.1J/cm2の紫外線を照射し、厚さ約200μmの
硬化膜を得た。この硬化物を室温23℃、相対湿度50
%雰囲気下で12時間以上状態調節した後、試験片を作
製した。JIS K7113に準拠し、23℃における
ヤング率を測定した。ただし、引張り速度は1mm/min
であり、2.5%歪みでの引張り応力よりヤング率を算
出した。
【0055】試験例1(ミネラルオイル浸漬寸法変化試
験方法) 実施例および比較例で得られた組成物に関し、その硬化
物をミネラルオイル浸漬寸法変化により評価した。液状
組成物を381μm厚のアプリケーターを用いてガラス
上に塗布し、3.5kWメタルハライドランプ(オーク
社製SMX−3500/F−OS)を用いて空気雰囲気
下で0.1J/cm2の紫外線を照射し、厚さ約200μ
mの硬化膜を得た。この硬化膜を長さ25mm、幅6mmの
サイズにカットし、ミネラルオイル浸漬前の長手方向の
寸法を測定した。アルドリッチ社製ミネラルオイルに1
週間浸漬した。この時の温度は25℃とした。ミネラル
オイル浸漬後の長手方向の寸法を測定し前記の式に従い
寸法変化率を求めた。
験方法) 実施例および比較例で得られた組成物に関し、その硬化
物をミネラルオイル浸漬寸法変化により評価した。液状
組成物を381μm厚のアプリケーターを用いてガラス
上に塗布し、3.5kWメタルハライドランプ(オーク
社製SMX−3500/F−OS)を用いて空気雰囲気
下で0.1J/cm2の紫外線を照射し、厚さ約200μ
mの硬化膜を得た。この硬化膜を長さ25mm、幅6mmの
サイズにカットし、ミネラルオイル浸漬前の長手方向の
寸法を測定した。アルドリッチ社製ミネラルオイルに1
週間浸漬した。この時の温度は25℃とした。ミネラル
オイル浸漬後の長手方向の寸法を測定し前記の式に従い
寸法変化率を求めた。
【0056】試験例2(サンドイッチ層温水浸漬試験) 図2に記載されているサンドイッチ5層フィルムを次の
手順により作製した。ガラス基板上に第1着色層として
着色層(株式会社ティーアンドケー東華社製ベストキュ
アFRクリア)をスピンコート法によりその層の層厚が
20μmになるように塗布し、3.5kWメタルハライ
ドランプ(オーク社製SMX−3500/F−OS)を
用いて窒素雰囲気下で0.5J/cm2の紫外線を照射
し、第1着色層を得た。次いで第1セカンダリ層として
参考例1で得られたセカンダリ層用の組成物を100μ
mの層厚になるようにマスクを用いて着色層の上に塗布
し、着色層での照射条件と同じ条件で紫外線を照射し
た。次いでその上にプライマリ層として実施例および比
較例で得られた組成物を200μmの層厚になるように
マスクを使用して塗布し、着色層での照射条件と同じ条
件で紫外線を照射した。次いでその上に第2セカンダリ
層を第1セカンダリ層の形成条件と同じ条件で形成し
た。最後に第2着色層を第1着色層の形成の条件と同じ
条件で形成した。これをサンドイッチ5層フィルムとし
た。上記手順で得られたサンドイッチ5層フィルムを6
0℃の温水に1週間浸漬し、泡状の欠陥の有無を光学顕
微鏡により確認した。
手順により作製した。ガラス基板上に第1着色層として
着色層(株式会社ティーアンドケー東華社製ベストキュ
アFRクリア)をスピンコート法によりその層の層厚が
20μmになるように塗布し、3.5kWメタルハライ
ドランプ(オーク社製SMX−3500/F−OS)を
用いて窒素雰囲気下で0.5J/cm2の紫外線を照射
し、第1着色層を得た。次いで第1セカンダリ層として
参考例1で得られたセカンダリ層用の組成物を100μ
mの層厚になるようにマスクを用いて着色層の上に塗布
し、着色層での照射条件と同じ条件で紫外線を照射し
た。次いでその上にプライマリ層として実施例および比
較例で得られた組成物を200μmの層厚になるように
マスクを使用して塗布し、着色層での照射条件と同じ条
件で紫外線を照射した。次いでその上に第2セカンダリ
層を第1セカンダリ層の形成条件と同じ条件で形成し
た。最後に第2着色層を第1着色層の形成の条件と同じ
条件で形成した。これをサンドイッチ5層フィルムとし
た。上記手順で得られたサンドイッチ5層フィルムを6
0℃の温水に1週間浸漬し、泡状の欠陥の有無を光学顕
微鏡により確認した。
【0057】(光ファイバの耐ジェリー性)光ファイバ
線引き装置を用いて石英棒を2000℃に加熱し、線引
き速度を60m/minで外径125μmの石英ファイバ
を製造し、製造直後の石英ファイバーにプライマリ層と
して組成物を塗布し、出力3Kwの紫外線ランプによ
り、紫外線を照射して硬化させ、さらにセカンダリ層と
して参考例2で得られた組成物を塗布し、上記と同様に
紫外線を照射して硬化させた。以上の様にして、プライ
マリの外径200μm、セカンダリの外径250μmの
光ファイバを得た。
線引き装置を用いて石英棒を2000℃に加熱し、線引
き速度を60m/minで外径125μmの石英ファイバ
を製造し、製造直後の石英ファイバーにプライマリ層と
して組成物を塗布し、出力3Kwの紫外線ランプによ
り、紫外線を照射して硬化させ、さらにセカンダリ層と
して参考例2で得られた組成物を塗布し、上記と同様に
紫外線を照射して硬化させた。以上の様にして、プライ
マリの外径200μm、セカンダリの外径250μmの
光ファイバを得た。
【0058】この様にして製造した光ファイバを長さ1
mに切断し、ジェリー状の緩衝剤(シンコファクス社製
415DPL)に浸漬した。この際、切断面は緩衝材に浸漬し
ないようにした。浸漬したファイバを温度80℃で1カ
月保存した、保存期間終了後、緩衝剤から取り出して光
学顕微鏡(倍率200倍)で観察し、プライマリ層とフ
ァイバの剥離の有無を見た。
mに切断し、ジェリー状の緩衝剤(シンコファクス社製
415DPL)に浸漬した。この際、切断面は緩衝材に浸漬し
ないようにした。浸漬したファイバを温度80℃で1カ
月保存した、保存期間終了後、緩衝剤から取り出して光
学顕微鏡(倍率200倍)で観察し、プライマリ層とフ
ァイバの剥離の有無を見た。
【0059】(光ファイバの耐温水性)上記で得られた
光ファイバを長さ1mに切断し、水に浸漬した。この
際、切断面は水に浸漬しないようにした。浸漬したファ
イバを温度60℃で1カ月保存した、保存期間終了後、
水から取り出して光学顕微鏡(倍率200倍)で観察
し、プライマリ層中の泡状の欠陥の有無を見た。得られ
た結果を表1に示す。
光ファイバを長さ1mに切断し、水に浸漬した。この
際、切断面は水に浸漬しないようにした。浸漬したファ
イバを温度60℃で1カ月保存した、保存期間終了後、
水から取り出して光学顕微鏡(倍率200倍)で観察
し、プライマリ層中の泡状の欠陥の有無を見た。得られ
た結果を表1に示す。
【0060】
【表1】
【0061】LUCIRIN TPO:2,4,6−トリメチルベ
ンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド(BASF社
製) IBXA:イソボルニルアクリレート(大阪有機化学工業
(株)製) M113:ノニルフェニルEO変性アクリレート(東亞合成
(株)製) SH6062:γ−メルカプトトリメトキシシラン(東レ・ダ
ウコーニングシリコーン社製)
ンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド(BASF社
製) IBXA:イソボルニルアクリレート(大阪有機化学工業
(株)製) M113:ノニルフェニルEO変性アクリレート(東亞合成
(株)製) SH6062:γ−メルカプトトリメトキシシラン(東レ・ダ
ウコーニングシリコーン社製)
【0062】表1から明らかに、硬化物の試験片を使用
した本発明におけるミネラルオイル浸漬による寸法変化
および耐水性評価方法は、実際の光ファイバの耐ジェリ
ー性および耐水性をよく反映しており、本発明の硬化性
樹脂組成物の硬化物は優れた耐ジェリー性および耐水性
を有することがわかる。
した本発明におけるミネラルオイル浸漬による寸法変化
および耐水性評価方法は、実際の光ファイバの耐ジェリ
ー性および耐水性をよく反映しており、本発明の硬化性
樹脂組成物の硬化物は優れた耐ジェリー性および耐水性
を有することがわかる。
【0063】
【発明の効果】本発明における硬化物を用いたミネラル
オイル浸漬による寸法変化および耐水性評価方法は、光
ファイバ被覆用硬化性樹脂組成物を用いた光ファイバの
耐ジェリー性および耐水性を正確に反映しており、当該
評価方法により評価された本発明の硬化性樹脂組成物
は、耐ジェリー性、耐温水性に優れた光ファイバ用被覆
材料として有用である。
オイル浸漬による寸法変化および耐水性評価方法は、光
ファイバ被覆用硬化性樹脂組成物を用いた光ファイバの
耐ジェリー性および耐水性を正確に反映しており、当該
評価方法により評価された本発明の硬化性樹脂組成物
は、耐ジェリー性、耐温水性に優れた光ファイバ用被覆
材料として有用である。
【図1】サンドイッチ3層硬化層の投影図である。
【図2】サンドイッチ3層硬化層の断面図である。
【図3】サンドイッチ5層硬化層の投影図である。
【図4】サンドイッチ5層硬化層の断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 圭一 東京都中央区築地二丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 (72)発明者 間瀬 雅仁 東京都中央区築地二丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 (72)発明者 吉澤 純司 東京都中央区築地二丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 (72)発明者 小宮 全 東京都中央区築地二丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 (72)発明者 宇加地 孝志 東京都中央区築地二丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 Fターム(参考) 2H050 BB07W BB14W BD05 4G060 AA01 AA02 AA03 AC01 AC12 AC14 CB09 CB38 4J038 FA011 FA012 FA091 FA092 FA121 FA122 FA131 FA132 FA141 FA142 FA151 FA152 FA161 FA162 FA281 FA282 JA66 JB09 JB16 KA03 KA04 MA14 NA04 PA17 PB11 PC03
Claims (7)
- 【請求項1】 (1)(A)ポリオール化合物、(B)
ポリイソシアネート化合物、および(C)水酸基含有
(メタ)アクリレート化合物を反応させて得られるウレ
タン(メタ)アクリレート50〜70重量%、(2)成
分(1)と共重合可能な反応性希釈剤、ならびに(3)
重合開始剤を含有する光ファイバー被覆用硬化性樹脂組
成物であって、その硬化物をミネラルオイルに浸漬し、
25℃、1週間後の寸法変化が2.5%以下であること
を特徴とする光ファイバ被覆用硬化性樹脂組成物。 - 【請求項2】 (1)(A)ポリオール化合物、(B)
ポリイソシアネート化合物、および(C)水酸基含有
(メタ)アクリレート化合物を反応させて得られるウレ
タン(メタ)アクリレート50〜70重量%、(2)成
分(1)と共重合可能な反応性希釈剤、ならびに(3)
重合開始剤を含有する光ファイバー被覆用硬化性樹脂組
成物であって、その硬化物をプライマリ層に用いた、セ
カンダリ層−プライマリ層−セカンダリ層からなるサン
ドイッチ3層硬化層または着色層−セカンダリ層−プラ
イマリ層−セカンダリ層−着色層からなる5層硬化層
を、60℃の温水中に浸漬し、1週間後当該プライマリ
層に泡状欠陥を生じないことを特徴とする光ファイバ被
覆用硬化性樹脂組成物。 - 【請求項3】 成分(2)として、炭素数10以上の脂
肪族炭化水素基を有する単官能性(メタ)アクリレート
を含有する請求項1または2記載の光ファイバ被覆用硬
化性樹脂組成物。 - 【請求項4】 成分(2)としてイソボルニル(メタ)
アクリレートおよび/またはイソデシル(メタ)アクリ
レートを10〜25重量%含有する請求項1〜3のいず
れか1項記載の光ファイバ被覆用硬化性樹脂組成物。 - 【請求項5】 成分(1)の(A)ポリオール化合物
が、ポリプロピレングリコールである請求項1〜4のい
ずれか1項記載の光ファイバ被覆用硬化性樹脂組成物。 - 【請求項6】 ポリプロピレングリコールの数平均分子
量が1000〜7000である請求項5記載の光ファイ
バ被覆用硬化性樹脂組成物。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項記載の光フ
ァイバ被覆用硬化性樹脂組成物の硬化物。
Priority Applications (7)
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JP2001018693A JP2002220550A (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | 光ファイバ被覆用硬化性樹脂組成物およびその硬化物 |
AU2002228480A AU2002228480A1 (en) | 2001-01-26 | 2002-01-24 | Curable resin composition for coating optical fibers and cured product thereof |
CN02804100.3A CN1277777C (zh) | 2001-01-26 | 2002-01-24 | 光纤涂布用可固化组合物及其固化产品 |
AT02710560T ATE378300T1 (de) | 2001-01-26 | 2002-01-24 | Härtbare harzzusammensetzungen für glasfaserbeschichtungen und beschichtete produkte |
DE60223498T DE60223498T2 (de) | 2001-01-26 | 2002-01-24 | Härtbare harzzusammensetzungen für glasfaserbeschichtungen und beschichtete produkte |
PCT/NL2002/000055 WO2002059652A2 (en) | 2001-01-26 | 2002-01-24 | Curable resin composition for coating optical fibers and cured product thereof |
EP02710560A EP1362016B1 (en) | 2001-01-26 | 2002-01-24 | Curable resin composition for coating optical fibers and cured product thereof |
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---|---|---|---|
JP2001018693A JP2002220550A (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | 光ファイバ被覆用硬化性樹脂組成物およびその硬化物 |
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---|---|
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WO (1) | WO2002059652A2 (ja) |
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-
2001
- 2001-01-26 JP JP2001018693A patent/JP2002220550A/ja active Pending
-
2002
- 2002-01-24 EP EP02710560A patent/EP1362016B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-01-24 AT AT02710560T patent/ATE378300T1/de not_active IP Right Cessation
- 2002-01-24 DE DE60223498T patent/DE60223498T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2002-01-24 CN CN02804100.3A patent/CN1277777C/zh not_active Expired - Lifetime
- 2002-01-24 WO PCT/NL2002/000055 patent/WO2002059652A2/en active IP Right Grant
- 2002-01-24 AU AU2002228480A patent/AU2002228480A1/en not_active Abandoned
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WO2002059652A3 (en) | 2002-10-03 |
EP1362016A2 (en) | 2003-11-19 |
AU2002228480A1 (en) | 2002-08-06 |
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