JP2002220153A - フィルム切断装置 - Google Patents

フィルム切断装置

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JP2002220153A
JP2002220153A JP2001014254A JP2001014254A JP2002220153A JP 2002220153 A JP2002220153 A JP 2002220153A JP 2001014254 A JP2001014254 A JP 2001014254A JP 2001014254 A JP2001014254 A JP 2001014254A JP 2002220153 A JP2002220153 A JP 2002220153A
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blade
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Kazuyoshi Ueda
一義 上田
Hideki Tashiro
秀樹 田代
Hiroko Kawase
裕子 川瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二次加工等においてフィルムロールが巻き戻
される際にも破れにくく、かつ、「へり高」現象の発生
を抑え、減圧チャンバに収容される際のフィルムロール
からの脱気性を向上でき、しかも、切粉がほとんど発生
せず切粉巻き込みによるトラブルの発生を未然に防止し
得るフィルム切断装置を提供する。 【解決手段】 ロール面長方向に複数の環状溝が配設さ
れた溝付きロールと、該環状溝内に刃先が挿入される丸
刃からなり、溝付きロール上を搬送されるフィルムを切
断する回転刃とを有するフィルム切断装置において、回
転刃がフィルムの搬送方向と同方向に回転駆動され、か
つ、回転刃の周速がフィルムの搬送速度の1.2倍以上
であることを特徴とするフィルム切断装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックフィ
ルムの切断装置に関し、とくに広幅のフィルムを所定幅
のフィルムに切断して巻き取るスリッタ等に好適なフィ
ルム切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックフィルムを所定幅に切断す
るために、各種の切断方法が知られている。たとえば、
走行中のフィルムをフリーパス上で単に固定のレザー刃
により切断する方法、溝付きロール上でフィルムを搬送
し、溝付きロールの環状溝にレザー刃の刃先を挿入して
刃を切断する方法、丸刃の上刃、下刃からなるシャーカ
ッタにてフィルムを切断する方法等が知られている。
【0003】しかし、レザー刃で切断する場合、フィル
ムの切断面をきれいにすることは一般に困難であるの
で、切断後のフィルムはその切断面から破れが伝播しや
すいものとなる。たとえば所定幅に切断し、ロール状に
巻き取ったフィルムロールを、二次加工において巻き戻
す際、フィルム端面から切れや破れが生じやすいものと
なる。とくに薄物フィルムの場合、この傾向が顕著にな
る。
【0004】また、レザー刃でフィルムを切断すると、
図5(a)に示すように、切断端101に多かれ少なか
れ盛り上がり部102が生じ、この切断フィルムを巻き
取ると、いわゆる「へり高」と呼ばれる、巻取ロール端
部の盛り上がり現象が生じる。このような「へり高」が
生じているフィルムロールを二次加工において巻き戻す
と、その部分にブロッキングが生じてフィルム破れを生
じやすくなる。また、蒸着用途等の減圧チャンバを使用
する二次加工においては、フィルムロールがその端部の
「へり高」が生じている部分で他の部分よりも強く巻き
締められているので、フィルムロールの巻層からの脱気
が悪くなったり、不均一になったりし、巻き戻されるフ
ィルムにしわが生じやすくなる。
【0005】さらに、レザー刃による切断部において
は、ミクロ的にみると連続的に引き裂きが生じているの
で、多かれ少なかれフィルムの切粉が発生する。この切
粉が、フィルムロール中に巻き込まれてしまうと、とく
に二次加工で各種のトラブルを引き起こす。たとえば蒸
着用途においては、切粉付着部分で蒸着抜けが生じるお
それがある。
【0006】シャーカッタを用いると、上述のような各
種問題は軽減されるが、完全な解消には至っていない。
すなわち、やはりフィルムが薄物になると破れやすくな
り、「へり高」現象も完全には解消し切れず、さらに切
粉も多少なりとも発生する。
【0007】ただしシャーカッタ等においては、レザー
刃による切断に比べ、たとえば図5(b)に示すよう
に、かなり鋭利な、つまり、フィルム端部111におい
てフィルム面に対し直角方向に鋭く折れ曲がった切断面
112に切断することが可能である。
【0008】ところが、図5(b)に示すような鋭利な
切断面112とした場合にも、とくに薄物フィルムにお
いて二次加工時の破れの問題が解消し切れない。これ
は、切断面112が直角にかつ鋭利に折れ曲がる面に形
成されるので、二次加工時にこの切断面112近傍に応
力集中が発生し、切断面112の多数マイクロクラック
が残存している領域に集中応力が張力として作用し、そ
れによってフィルムが破れやすくなると考えられる。す
なわち、薄物フィルムにおいては、クリーンカットされ
ているが故に二次加工において却って破れやすくなって
いる可能性が高い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、上記のような問題に鑑み、二次加工等においてフィ
ルムロールが巻き戻される際にも破れにくく、かつ、
「へり高」現象の発生を抑え、減圧チャンバに収容され
る際のフィルムロールからの脱気性を向上でき、しか
も、切粉がほとんど発生せず切粉巻き込みによるトラブ
ルの発生を未然に防止し得るフィルム切断装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るフィルム切断装置は、ロール面長方向
に複数の環状溝が配設された溝付きロールと、該環状溝
内に刃先が挿入される丸刃からなり、溝付きロール上を
搬送されるフィルムを切断する回転刃とを有するフィル
ム切断装置において、回転刃がフィルムの搬送方向と同
方向に回転駆動され、かつ、回転刃の周速がフィルムの
搬送速度の1.2倍以上であることを特徴とするものか
らなる。回転刃の周速としては、好ましくはフィルムの
搬送速度の1.2〜10倍の範囲である。
【0011】溝付きロール上を搬送されるフィルムは、
溝付きロールに対し若干の巻付角をもって搬送されても
よいが、溝付きロールの接線方向に直進するように搬送
されることがより好ましく、その接点部位において回転
刃により切断されることが好ましい。
【0012】回転刃の回転速度としては、その周速がフ
ィルムの搬送速度の1.2倍以上とされる限り特に限定
されない。たとえば回転刃の周速がフィルム切断中一定
速度に制御されるようにすることもでき、回転刃の周速
が、フィルム切断中、フィルム搬送速度に対し一定差ま
たは一定比率を保つように制御されるようにすることも
できる。
【0013】また、本発明のフィルム切断装置において
は、特に、回転刃のフィルム搬送方向上流に、回転刃に
より切断すべきフィルム部分を局所的に加熱する手段が
設けられていることが好ましい。つまり、切断部分に対
し、ピンポイント的にあるいはスポット的に切断直前に
フィルムを加熱するのである。
【0014】このような本発明に係るフィルム切断装置
は、たとえば広幅のフィルムを所定幅に切断するスリッ
タに好適なものであり、該スリッタによって所定幅に切
断され、巻き取られたフィルムロールが二次加工等に供
される。
【0015】上記のように構成されたフィルム切断装置
においては、溝付きロールのある環状溝内に回転刃の刃
先が挿入され、その部分に対し切断すべきフィルムが直
進状に通される。フィルムが環状溝の両側の壁に支持さ
れた状態で、丸刃からなる回転刃の刃先が徐々にフィル
ムを切断していくことになるが、フィルムの切断が完了
するまでは、回転刃の刃先先端と環状溝の両側の壁との
間のごく小さな領域で、切断されつつあるフィルムに張
力が作用し、その張力によってそのごく小さな領域にお
けるフィルムが幅方向に引き延ばされることになる。こ
の引き延ばしは、フィルムの切断動作と実質的に同時に
行われ、切断がフィルム厚み方向に徐々に進行していく
のに伴って切断されていない部分のフィルム厚みは徐々
に減少していくので、切断完了直前に近づく程切断され
るべき部分が引き延ばされやすくなる。その結果、フィ
ルムの切断端面は、後述の図5(c)に示すように、上
記引き延ばし力によりフィルム幅方向に山形に突出する
形状に形成される。
【0016】丸刃からなる回転刃の回転方向がフィルム
の搬送方向と同方向であるので、上記引き延ばし動作は
引き延ばしが徐々に進行するように円滑に行われ、同時
に、回転刃の周速がフィルムの搬送速度の1.2倍以上
とされ、あるレベル以上の速度差が付与されることによ
り、回転刃の刃先が確実にかつ円滑にフィルムを切断し
ていく。すなわち、切断端面における引き延ばし成形動
作と、切断動作とが、ともに円滑に進行していくことに
なる。
【0017】切断端面の大部分が上記引き延ばし動作に
よって山形に突出した面に形成されるので(つまり、回
転刃による切断面として形成されるわけではないの
で)、この面には回転刃の刃先摺接によるマイクロクラ
ックはほとんど発生せず、極めて破れににくい切断面に
形成される。また、フィルム端部が幅方向に膨出するよ
うに引き延ばされる際には、主としてその引き延ばし方
向に力が作用するから、フィルム端部を盛り上がらせる
力は作用せず、「へり高」が生じることはない。したが
って、二次加工等における減圧チャンバ内での脱気性は
大幅に向上される。しかも、切断面は山形形状に徐々に
膨出されるので、その膨出開始部に過大な応力が集中す
ることはなく、応力集中に起因する破れも生じにくくな
る。また、山形形状の先端は回転刃の刃先で切断され、
それによって切断動作が完了するが、たとえこの先端部
に切断によるマイクロクラックが生じたとしても、その
先端領域が切断面全体に占める面積はごく僅かとなるか
ら、マイクロクラックに起因する破れも大幅に低減され
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態を、図面を参照して説明する。図1〜図3は、本発
明の一実施態様に係るフィルム切断装置を示している。
図1において、1はフィルム切断装置全体を示してお
り、2は切断すべきフィルムを示している。フィルム切
断装置1には、溝付きロール3が設けられており、溝付
きロール3には、そのロール面長方向に複数の環状溝4
が刻設されている。いずれかの環状溝4内に刃先が挿入
される丸刃からなる回転刃5が、フィルム幅方向に位置
調整可能に設けられており、各回転刃5は、溝付きロー
ル3上をその接線方向に直進するように搬送されるフィ
ルム2の切断すべき位置に設定される。6は、回転刃5
によって切断された後のフィルム2の切断線を示してい
る。
【0019】回転刃5は、本実施態様では、図2に示す
ように位置調整可能な取付ブラケット7に回転可能に支
持されており、モータ8によって直接的に回転駆動され
るようになっている。回転方向は、図1に矢印で示すよ
うに、フィルム2の搬送方向と同方向とされている。こ
の回転刃5の回転速度は、その刃先の周速V2 がフィル
ムの搬送速度V1 の1.2倍以上となるように設定され
ている。回転速度の上限値はとくに限定しないが、あま
り高速に設定すると機械的な強度や機構上の問題が生じ
るおそれがあるので、スリッタ等におけるフィルム2の
実際の搬送速度から、フィルム搬送速度V1 の10倍程
度に抑えることが好ましい。なお、上記フィルム搬送速
度V1 の1.2倍という周速は、後述のフィルム引き延
ばし作用を奏しつつフィルム2を円滑に切断できる速度
の下限値として規定したものである。
【0020】回転刃5の刃先の形状はとくに限定しない
が、後述の如く環状溝4の両側の壁で支持されているフ
ィルム2を回転刃5で切断し、その際に、切断完了に至
る前に刃先による押圧力でフィルム2に引き延ばし張力
を刃先両側において作用させることから、左右対称の刃
先形状であることが好ましい。たとえば図3に示すよう
に、回転刃5の厚さ中心線9に対し、左右対称形状の刃
先10に形成することが好ましい。
【0021】また、本実施態様においては、回転刃5の
フィルム搬送方向上流に、回転刃5により切断すべきフ
ィルム部分を局所的に加熱する手段として、スポット的
なヒータ11が設けられている。ヒータ11は、搬送フ
ィルム2とは非接触にてフィルム2を急速加熱できるも
のからなり、フィルム2の幅方向に位置調整できるよう
になっている。ヒータ11は、フィルム2の片面側のみ
に設けられていてもよいが、フィルム2の表裏両面側に
設けられることがより好ましく、それによってより効率
よくフィルム2を局所加熱することができる。いずれの
場合にあっても、各ヒータ11は、対応する回転刃5と
ともに位置調整できるようにしておくことが好ましい。
【0022】回転刃5の周速は、たとえば図4に示すよ
うに制御される。すなわち、広幅のフィルムを所定幅に
切断して巻き取るスリッタの場合についてみるに、フィ
ルム2の搬送速度V1 は、たとえば図4に示すように急
速に立ち上げられ、所定速度で切断が続行され、所定の
巻長に近づくと急速に減速されて停止される。このよう
なフィルム2の搬送速度V1 に対し、前述の如くフィル
ム搬送速度V1 の1.2倍以上の周速V2 を保つよう
に、その速度V2 を一定に制御することができる。
【0023】あるいは、フィルム搬送速度V1 に対し常
時一定の差を保つように、周速V2'に制御することもで
きる。この場合、フィルム搬送速度V1 の立ち上がり開
始時、立ち下がり終了時(停止時)の前後については、
2'のまま維持してもよく、速度0からV2'へ急速に立
ち上げるとともに速度V2'から速度0へと急速に停止さ
せるようにしてもよい。
【0024】あるいは、フィルム搬送速度V1 に対し一
定比率の周速V2"に制御し、常時フィルム搬送速度V1
の1.2倍以上の周速V2"に保つようにしてもよい。
【0025】上記のように構成されたフィルム切断装置
1においては、溝付きロール3の環状溝4に刃先が挿入
され、フィルム2の搬送方向と同方向に回転駆動される
回転刃5によってフィルム2が切断される。そして、回
転刃5の周速V2 はフィルム2の搬送速度V1 に対し
1.2倍以上の速度とされる。フィルム2が切断される
過程では、先ずフィルム2が切断位置において、その両
側が環状溝4の両側の壁に支持された状態となり、その
状態にてフィルム搬送速度と同方向に回転している回転
刃5の刃先が、フィルム2をその厚み方向に徐々に切断
していく。切断が完了するまでは、回転刃5の刃先の押
圧力により、両側が環状溝4の両側の壁で支持されてい
るフィルム切断部位に、フィルム幅方向の張力がかか
り、フィルム2がその方向に引き延ばされる。この引き
延ばし動作が徐々に進行し、やがてその先端部が回転刃
5によって完全に切断される。引き延ばし動作と回転刃
5によるフィルム厚み方向の切断動作が実質的に同時に
進行するので、図5(c)に示すように、フィルム2の
端部21における切断端面22は、山形に突出する(膨
出する)形状に形成される。この山形形状の切断端面2
2の山形斜面部は、主として引き延ばし動作によって形
成され、回転刃5の刃先の剪断等はほとんど作用しない
から、刃先摺接によるマイクロクラックの発生はほとん
どなく、破れにくい面に形成される。また、上記引き延
ばし力はフィルム幅方向外側に向けて働くので、この引
き延ばし動作によっては「へり高」現象は生じない。フ
ィルム2の切断が完了する上記山形形状の切断端面22
の先端部では、多少のマイクロクラックが生じるかも知
れないが、その面積は極めて小さい面積に抑えられる。
したがって、この先端部から破れようとする力に対して
は、山形形状部の抗力が作用し、結局切断端面22全体
として極めて破れにくい部分に形成されることになる。
【0026】また、上記の如く、引き延ばし動作と切断
動作が同時進行し、最終的に切断される(フィルムが切
り離される)のは山形形状の切断端面22の先端部のみ
となるから、切粉の発生も極めて少ない。したがって、
切粉巻き込みによるトラブル、たとえば蒸着加工におけ
る蒸着抜け等のトラブルの発生も、未然に効果的に防止
される。
【0027】また、とくに本実施態様では、切断部直上
流位置にヒータ11が設けられており、切断部が切断直
前に局所加熱されるので、上記引き延ばし動作が一層行
われやすくなるとともに、局所的に軟化されたフィルム
部分が切断されるので切粉も一層発生しにくくなる。し
たがって、この局所加熱との抱き合わせ構造は、薄物フ
ィルムに限らず、厚物フィルムに対しても、所望の切断
端面を形成し切粉の発生量を抑制する上で極めて有効で
ある。このヒータ11による局所加熱は、たとえばフィ
ルムのガラス転移温度以下に急速加熱することによって
行われる。
【0028】このように、図5(c)に示したような切
断端面22が確実にかつ円滑に形成されるので、この切
断フィルムを巻き取ったフィルムロールを、たとえば二
次加工において巻き戻す際にも、フィルムは極めて破れ
にくくなる。また、「へり高」現象が生じないので、フ
ィルムロールを二次加工において、たとえば蒸着加工に
おいて減圧チャンバ内に収容する際にも、フィルムロー
ルから均等かつ良好に脱気することができ、脱気不均一
等に起因するしわの発生も防止される。さらに、図5
(c)に示すように、切断端面22は、フィルム2の端
部において滑らかに徐々に厚みが減少する山形形状に形
成されるから、応力集中が発生しにくくなる。したがっ
て、とくに薄物フィルムにおいて、応力集中に起因する
破れも防止される。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフィルム
切断装置によれば、切断端面の形状を極めて破れにくい
かつ「へり高」の生じない山形膨出形状とすることがで
き、二次加工等におけるトラブルの発生を未然に効果的
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係るフィルム切断装置の
概略斜視図である。
【図2】図1の装置における回転刃部分の側面図であ
る。
【図3】図1の回転刃の拡大部分断面図である。
【図4】図1の装置における回転刃の周速の制御例を示
す速度特性図である。
【図5】(a)、(b)は従来のフィルム切断端面の断
面図、(c)は本発明によるフィルム切断端面の断面図
である。
【符号の説明】
1 フィルム切断装置 2 フィルム 3 溝付きロール 4 環状溝 5 回転刃 6 切断線 8 モータ 10 刃先 11 ヒータ 21 フィルム端部 22 切断端面
フロントページの続き (72)発明者 川瀬 裕子 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 東レ株 式会社滋賀事業場内 Fターム(参考) 3C021 EA04 3C027 TT04 TT07 TT12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール面長方向に複数の環状溝が配設さ
    れた溝付きロールと、該環状溝内に刃先が挿入される丸
    刃からなり、溝付きロール上を搬送されるフィルムを切
    断する回転刃とを有するフィルム切断装置において、回
    転刃がフィルムの搬送方向と同方向に回転駆動され、か
    つ、回転刃の周速がフィルムの搬送速度の1.2倍以上
    であることを特徴とするフィルム切断装置。
  2. 【請求項2】 回転刃の周速がフィルムの搬送速度の
    1.2〜10倍の範囲にある、請求項1のフィルム切断
    装置。
  3. 【請求項3】 フィルムが溝付きロールの接線方向に直
    進するように搬送される、請求項1または2のフィルム
    切断装置。
  4. 【請求項4】 回転刃の周速がフィルム切断中一定速度
    に制御される、請求項1〜3のいずれかに記載のフィル
    ム切断装置。
  5. 【請求項5】 回転刃の周速が、フィルム切断中、フィ
    ルム搬送速度に対し一定差または一定比率を保つように
    制御される、請求項1〜3のいずれかに記載のフィルム
    切断装置。
  6. 【請求項6】 回転刃のフィルム搬送方向上流に、回転
    刃により切断すべきフィルム部分を局所的に加熱する手
    段が設けられている、請求項1〜5のいずれかに記載の
    フィルム切断装置。
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Cited By (3)

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WO2013111559A1 (ja) * 2012-01-23 2013-08-01 コニカミノルタ株式会社 光学フィルムの製造方法
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