JPH10277990A - シート状物の切断装置および切断方法 - Google Patents
シート状物の切断装置および切断方法Info
- Publication number
- JPH10277990A JPH10277990A JP10098697A JP10098697A JPH10277990A JP H10277990 A JPH10277990 A JP H10277990A JP 10098697 A JP10098697 A JP 10098697A JP 10098697 A JP10098697 A JP 10098697A JP H10277990 A JPH10277990 A JP H10277990A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- cut
- cutting
- width direction
- shear cutter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Nonmetal Cutting Devices (AREA)
Abstract
際し、ひげや切り粉の発生を抑える。 【解決手段】 連続的に走行されるシート状物を、その
幅方向に複数設けられた上刃と下刃とからなるシヤーカ
ッタにより切断するシート状物の切断装置において、帯
状に切断されるシート状物の幅方向両側に位置するシヤ
ーカッタの上刃と下刃とのシート状物幅方向における位
置関係を互いに逆の位置関係にしたことを特徴とするシ
ート状物の切断装置、および切断方法。
Description
装置および切断方法に関し、とくに連続的に走行される
シート状物を複数のシヤーカッタを用いて切断する装置
および方法に関する。
物を、連続的に帯状に切断するカッタとして、上刃と下
刃とからなるシヤーカッタが知られている。このような
シヤーカッタは、たとえばスリッタにおいて、シート状
物の幅方向に複数取り付けられ、連続的に走行されるシ
ート状物が所定幅の複数の帯状物に切断され、切断され
た狭幅のシート状物がロール状に巻き取られる。
利できれいな面に形成されることが多いが、切断するシ
ート状物の品種によっては、切断端面に、いわゆる「ひ
げ」と呼ばれる不良突出片が生じたり、切り粉が発生し
たりすることがある。
刃先が対面するように、かつ、上刃を下刃に対しある接
圧をもって押圧するように設定され、その接圧力や、各
刃先の角度等によって切れ味を最適なものにすることが
できるようになっている。そして、従来の切断方法にお
いては、シヤーカッタを複数設置する場合、下刃に対す
る上刃の向き(つまり、下刃と上刃とのシート状物幅方
向における位置関係)は、全て同じ向きに設定されてお
り、装置構成もそのようになっている。
の設定方式では、シート状物の品種によっては、上刃の
接圧力や各刃の角度を変えても、前述のようなひげや切
り粉の発生を防止し切れないことがある。とくに、酸化
チタンのような粒子を含有するフイルムにあっては、ひ
げの発生を抑え切れず、切断後にロール状に巻き取られ
る製品の巻姿を低下させたり、収率を低下させる原因に
なっていた。
ような問題点に着目し、シヤーカッタを用いてシート状
物を切断する場合に、切断端面にひげや切り粉が発生し
ない、あるいは実用上全く問題がない程度に小さく抑え
ることのできる、シート状物の切断装置および切断方法
を提供することにある。
に、本発明のシート状物の切断装置は、連続的に走行さ
れるシート状物を、その幅方向に複数設けられた上刃と
下刃とからなるシヤーカッタにより切断するシート状物
の切断装置において、帯状に切断されるシート状物の幅
方向両側に位置するシヤーカッタの上刃と下刃とのシー
ト状物幅方向における位置関係を互いに逆の位置関係に
したことを特徴とするものからなる。
とも2つの巻取軸を有するスリッタに設けられる。
続的に走行されるシート状物を、その幅方向に複数設け
られた上刃と下刃とからなるシヤーカッタにより切断す
るに際し、帯状に切断されるシート状物の幅方向両側に
位置するシヤーカッタの上刃と下刃とのシート状物幅方
向における位置関係を互いに逆の位置関係にしてシート
状物を切断することを特徴とする方法からなる。
力によってシート状物が切断される際、上刃の刃先部が
下刃の刃先部に至り次いで両刃先部がオーバラップする
ときに、切断されつつあるシート状物の上刃対応部分が
上刃によって押し込まれ、切断線両側にあるシート状物
部分に段差が生じる。この段差は、切断後のシート状物
が搬送される際にも、多かれ少なかれ残り、切断線両側
に位置する帯状に切断されたシート状物を各巻取軸に巻
き取るために分離するとき、両切断シート状物の端面同
士がこすれ合う。本発明者らは、このこすれ合いがひげ
や切り粉の主原因であることを突きとめた。
ば図7に示すように、切断線1の両側に位置する切断さ
れたシート状物2、3が、切断シート状物2に対し隣接
する切断シート状物3が矢印Aの方向に分離される場合
には、切断端面2a、3a同士のこすれ合いはごく僅か
であるため、ひげや切り粉の発生が防止されるか、たと
え発生しても実用上問題がない程度にごく僅かに抑えら
れる。
る切断シート状物3が矢印Bの方向に分離される場合に
は、切断端面2a、3a同士のこすれ合いは大きくな
り、両切断端面2a、3aの厚み方向全長にわたってこ
すれ合う。このとき、問題となるひげや切り粉が発生す
る。
切断方法では、帯状に切断されるシート状物の幅方向両
側に位置するシヤーカッタの上刃と下刃とのシート状物
幅方向における位置関係を互いに逆の位置関係にするこ
とにより、全ての切断帯状シート状物について、その両
側の切断端面部における分離方向を上記A方向にするこ
とが可能になる。これによって、ひげや切り粉の発生が
防止、抑制される。
方向に向けられている場合には、帯状に切断されるシー
ト状物のいずれか一方側の切断端面が、必然的に上記B
方向への分離となるため、本願発明のような作用、効果
は得られない。
形態を、図面を参照して説明する。図1および図2は、
本発明の一実施態様に係るシート状物の切断装置および
切断方法を示しており、本発明をプラスチックフイルム
用スリッタに適用した場合を示している。スリッタ11
は、巻出部12と、切断部13と、巻取部14とを有し
ている。巻出部12では、広幅のフイルムロール15か
らシート状物としてのフイルム16が巻き出され、各ガ
イドロール17、18、19を経た後、ガイドロール1
9、20間に設けられた、切断部13におけるシヤーカ
ッタ21によって、複数の狭幅の帯状フイルムに切断さ
れる。
向に複数設けられており、フイルム16の各切断幅に応
じて位置が調整される。各シヤーカッタ21は、上刃2
2と下刃23からなり、上刃22の刃先の側面を下刃2
3の刃先の側面に押圧接触させ、両刃22、23をフイ
ルム走行方向と同方向に回転させることにより、走行中
のフイルム16が連続的に所定幅に切断されるようにな
っている。
ロール20を経た後、ガイドロール(セパレートロー
ル)25上で図1の左右方向(図2の上下方向)に分離
され、各巻取軸26、27に巻取ロールの製品28、2
9として巻き取られる。
は、図2のように千鳥状に巻き取られ、フイルム幅方向
両端部はエッジ30a、30bとして巻き取られる。
ーカッタ21の上刃22と下刃23は、たとえば図2の
ように互いに位置関係が設定される。すなわち、各帯状
に切断されるスリットフイルム24に対し、その幅方向
両側に位置するシヤーカッタ21の上刃22と下刃23
との位置関係が、フイルム幅方向において互いに逆の位
置関係になるように設定される。換言すれば、上刃22
の下刃23に対する向きが、互いに逆向きになるように
設定される。
帯状に切断されるフイルム24は、シヤーカッタ21部
分においては、図3に示すようになる。すなわち、図3
に示した帯状切断フイルム24の両側において、上刃2
2の向きが互いに逆向きであるため、切断の際の各上刃
22によるフイルム押し込み方向が同じ方向になる。し
たがって、切断された帯状フイルム24の両切断端部
は、隣接する両切断フイルムに対し同じ方向に押し込ま
れ、同じ方向に段差が生じた状態となる。この段差は、
多かれ少なかれセパレートロール25に至るまで残り、
セパレートロール25上における分離直前の各帯状切断
フイルム24は図4に示す状態となっている。
イルム24は図1や図2に示したように各巻取軸方向に
分離されるが、このとき、図4に示すように、互いに隣
接する一方の切断フイルム24はA方向に、他方の切断
フイルム24はB方向に分離される。この分離方向とな
るように、各シヤーカッタ21の上刃22と下刃23と
の位置関係が設定されている。
により、隣接する切断フイルム24の切断端面24a同
士のこすれ合いは最小限に抑えられ、ひげや切り粉の発
生が防止あるいは抑制される。
有しひげ等の発生しやすかったフイルムにあっても、上
記の如く切断端面24a同士のこすれ合いを抑えること
により、ひげや切り粉の発生が、少なくとも実用上問題
がない程度にまで抑えられる。
刃の下刃に対する向きが全て同じ方向であったので、た
とえば図5、図6に示すような配置になり、帯状切断フ
イルムの幅方向一端部では、必然的に切断端面同士のこ
すれ合いが大きくなる。なお、図5、図6における各符
号は、図2、図4に対応して付与してある。
タについて説明したが、他のシート状物用スリッタにお
いても本発明を同様に適用できることは言うまでもな
い。
物の切断装置および切断方法によれば、シヤーカッタを
用いてシート状物を帯状に切断するに際し、帯状切断フ
イルムの幅方向両端部におけるシヤーカッタの上刃の押
し込み方向を両端部ともに最適な方向に特定でき、隣接
する帯状切断フイルムが分離されるときの切断端面同士
のこすれ合いを最小限に抑えることができる。したがっ
て、ひげや切り粉の発生を防止できるか、少なくとも実
用上全く問題のないレベルにすることができ、優れた巻
姿のシート状物巻取製品を得ることができる。
置を適用したフイルム用スリッタの概略構成図である。
よび下刃の位置関係を示す概略平面図である。
を示す概略拡大縦断面図である。
離直前の状態を示す概略構成図である。
よび下刃の位置関係を示す概略平面図である。
離直前の状態を示す概略構成図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 連続的に走行されるシート状物を、その
幅方向に複数設けられた上刃と下刃とからなるシヤーカ
ッタにより切断するシート状物の切断装置において、帯
状に切断されるシート状物の幅方向両側に位置するシヤ
ーカッタの上刃と下刃とのシート状物幅方向における位
置関係を互いに逆の位置関係にしたことを特徴とするシ
ート状物の切断装置。 - 【請求項2】 少なくとも2つの巻取軸を有するスリッ
タに設けられている、請求項1のシート状物の切断装
置。 - 【請求項3】 連続的に走行されるシート状物を、その
幅方向に複数設けられた上刃と下刃とからなるシヤーカ
ッタにより切断するに際し、帯状に切断されるシート状
物の幅方向両側に位置するシヤーカッタの上刃と下刃と
のシート状物幅方向における位置関係を互いに逆の位置
関係にしてシート状物を切断することを特徴とするシー
ト状物の切断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10098697A JP3461103B2 (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | シート状物の切断装置および切断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10098697A JP3461103B2 (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | シート状物の切断装置および切断方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10277990A true JPH10277990A (ja) | 1998-10-20 |
JP3461103B2 JP3461103B2 (ja) | 2003-10-27 |
Family
ID=14288653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10098697A Expired - Fee Related JP3461103B2 (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | シート状物の切断装置および切断方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3461103B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100360289C (zh) * | 2004-02-26 | 2008-01-09 | 亚洲光学股份有限公司 | 塑料镜片剪切装置及方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110142807A (zh) * | 2019-06-21 | 2019-08-20 | 中日龙(襄阳)机电技术开发有限公司 | 一种伺服剪切装置 |
-
1997
- 1997-04-03 JP JP10098697A patent/JP3461103B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100360289C (zh) * | 2004-02-26 | 2008-01-09 | 亚洲光学股份有限公司 | 塑料镜片剪切装置及方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3461103B2 (ja) | 2003-10-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2188091C (en) | Method and apparatus for pinch perforating multi-ply web material | |
US6394330B1 (en) | Method for slitting and processing a web into plural use supply forms | |
US4519285A (en) | Cutting method and apparatus for tape laying machines | |
US20070084322A1 (en) | Apparatus for cutting a line of perforation in a fabric | |
US3056323A (en) | Progressive transverse web cutting apparatus | |
KR970701602A (ko) | 면도날 제조(razor blade manufacture) | |
JPH10277990A (ja) | シート状物の切断装置および切断方法 | |
JP2000141279A (ja) | スリッタ刃 | |
JPH03197124A (ja) | プラスチック袋製造装置 | |
US6206321B1 (en) | Reel cutter for a material web and method of using the same | |
US5826481A (en) | Device for cutting plywood veneer | |
JP4123804B2 (ja) | スコアカットスリッタ装置及びそれを用いたスリット方法 | |
JP6939822B2 (ja) | 鋼帯のサイドトリマー、鋼帯の剪断装置、鋼帯の剪断方法及び鋼帯の製造方法 | |
JPS637587B2 (ja) | ||
JPS63200989A (ja) | 切断方法及び切断装置 | |
JPH07246590A (ja) | プラスチックフイルムの切断装置 | |
JP2006015459A (ja) | シート切断装置およびスリッタスコアラ | |
JPH10225818A (ja) | スリッターカッター部の材料押さえ方法及び材料押さえ装置 | |
JP3299300B2 (ja) | スリッタ | |
GB2255029A (en) | Lateral tear tape. | |
JPH0631683A (ja) | 紙状体の切断巻取り装置 | |
JP2006002006A (ja) | 粘着テープ製造方法および粘着テープ | |
JPH0295656A (ja) | プラスチックフィルムの巻取方法 | |
JPH04244397A (ja) | 構造紙切断用スリッタ | |
JPH09295297A (ja) | シェアカッター |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130815 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |