JPS6339027Y2 - - Google Patents

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JPS6339027Y2
JPS6339027Y2 JP1983184606U JP18460683U JPS6339027Y2 JP S6339027 Y2 JPS6339027 Y2 JP S6339027Y2 JP 1983184606 U JP1983184606 U JP 1983184606U JP 18460683 U JP18460683 U JP 18460683U JP S6339027 Y2 JPS6339027 Y2 JP S6339027Y2
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JP
Japan
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film
winding
section
tension
roll
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JP1983184606U
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、フイルムを巾方向に複数に切断して
巻取るフイルム用スリツタに関する。
[従来技術] フイルム用スリツタにおいては、広巾のフイル
ムロールが巻出部から巻戻され、巻戻されたフイ
ルムが切断部で巾方向に複数設けられたカツタに
よつて複数の帯状フイルムに切断され、切断され
たフイルムが巻取部で複数の製品ロールに巻取ら
れる。巻取部で所定の巻取長だけ巻取られると、
スリツタの運転が停止されて巻取られた製品ロー
ルが取出され、空の巻取コアが装着されて次の運
転が行なわれる。
この製品ロールから空の巻取コアへの交換を行
なう巻取時においては、巻出部から巻戻されてく
るフイルムが巻出部から巻取部までつながつた状
態で巻替作業が行なわれる。そのため、巻取つた
製品ロールからフイルムを切断した際には、一旦
巻取張力が全くなくなり(つまり巻取張力が0に
なり)、また、上記フイルム切断作業時や切断さ
れたフイルムを空の巻取コアに張り付ける際に
は、巻取部までつながつているフイルムに巻替作
業によるランダムな張力がかかる。このような、
通常の巻取張力から巻取張力0への張力の急激か
つ大きな変化や、ランダムな張力による外乱が、
切断部まで伝幡すると、固定されているカツタに
対しフイルムが望ましくない動きをしたり、フイ
ルムに望ましくない張力がかかつたりする。この
ような動きや張力が発生すると、カツタ部におけ
るフイルム切断端面に裂目やぎざぎざ面が生じる
ことがあり、装着された空の巻取コアに巻取るつ
ぎの運転開始時に、フイルム破れを誘発させるお
それがある。とくに、薄物フイルムでは、カツタ
部における小さな張力変動でもフイルム切断端面
が乱れるおそれがあり、フイルム破れが発生しや
すい。
従来のスリツタにおいては、上記のような巻替
時における巻取部から切断部への張力や張力変動
の伝幡は、その間にあるガイドロール等とフイル
ムとの摩擦力によつて防止されていたが、張力や
張力変動は、その性質上、上記ガイドロールやフ
イルム自身に僅かな移動が生じると伝幡されてし
まうので、結局上記のような摩擦力のみに頼る方
法では、切断部への伝幡を確実に防止することは
困難であつた。切断部への伝幡が生じるとフイル
ムが上述の如く破れやすくなり、フイルム破れが
発生すると、破れフイルム除去、フイルム通し等
一連の作業をしなければ元の運転開始状態まで復
旧できないので、スリツタにおける作業性が大幅
に悪化するとともにスリツタの稼動率が低下する
こととなつていた。
[考案の目的] 本考案は、上記の問題を解消するために、スリ
ツタにおける巻替時のフイルム破れを確実に防止
することを目的する。
[考案の構成] この目的に沿う本考案のフイルム用スリツタ
は、巻出部から巻戻されたフイルムを、切断部で
フイルム巾方向に複数に切断した後巻取部で巻取
るフイルム用スリツタにおいて、前記切断部と巻
取部との間に、巻取部で巻取コアに巻取られた製
品ロールを空の巻取コアに交換する巻替時のみに
フイルムを両面側から一対の部材によりフイルム
幅全幅にわたつて把持して固定する把持装置を設
け、前記一対の部材の少なくとも一方を、フイル
ム接触部が回転不可である部材から構成したこと
を特徴とするものから成る。
本発明における把持装置とは、製品ロール取出
しから空の巻取コアにつぎの巻取フイルムを貼り
付けるまでの巻替時に巻取部と切断部の間でその
間につながつているフイルムを、完全に固定的に
把持し得るものである。上記一対の部材は、スリ
ツタの切断部と巻取部との間に新たに設けてもよ
いが、一対の部材のうち一方の部材を既設の駆動
ガイドロールとし、他方の部材を回転不可の部
材、たとえば上記駆動ガイドロールとの間でフイ
ルムをニツプできるがそれ自身は回転しないバー
等で構成してもよい。
[作用] このような装置においては、製品ロール取出し
から空の巻取コアにつぎの巻取フイルムを貼り付
けるまでの巻替時に、巻取部と切断部の間でその
間につながつているフイルムが両面側から把持装
置によつて把持される。この把持においては、少
なくとも一方の部材が回転不可の部材であるか
ら、把持部において、フイルムはその張設方向に
全く完全に固定されることになる。したがつて、
巻取部から伝幡されてくる張力や張力変動が上記
把持部で完全遮断され、切断部のカツタ部への張
力、張力変動の伝幡が防止される。そのため、切
断部においては、カツタに対するフイルムの移動
やフイルムに望ましくない方向の張力がかかるこ
とが防止され、製品ロールを巻取つた直後の状態
が巻替時中もそのまま維持され、その状態から巻
替作業後につぎの巻取が開始される。したがつ
て、カツタ部においてフイルム切断端面が乱れる
ことはなく、良好な切断端面のままつぎの巻取が
開始されるので、フイルム破れが確実にが防止さ
れる。
[考案の効果] したがつて、本考案によるときは、巻取部から
切断部への張力伝幡、張力変動の伝幡が完全に防
止されることにより、巻替作業に起因するフイル
ム破れを確実に防止することができる。その結
果、フイルム破れ処理作業による作業性の悪化を
防止することができ、スリツタの稼動率を向上す
ることができる。
[実施例] 以下に本考案のフイルム用スリツタの望ましい
実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本考案の一実施例に係るフイルム用
スリツタを示している。図中、1はフイルムであ
る。フイルム1は、巻出部2で広巾のフイルムロ
ール3から巻戻され、切断部4で巾方向に複数設
けられたカツタ5によつて巾方向に複数に切断さ
れた後、巻取部6で複数の製品ロール7に巻取ら
れる。
切断部4は、走行中のフイルム1を切断するカ
ツタ5と、カツタ5の先端が挿入されるフイルム
1巾方向に多数刻設された溝8を有する受刃ロー
ル9とから構成されている。巻取部6には、装着
された巻取コア10を回転駆動する駆動装置(図
示略)を備えた巻取アーム11と、巻取コア10
上に巻取られる製品ロール7に押圧されながら回
転する接圧ロール12が設けられている。
巻取部6と切断部4との間には、フイルム1を
案内するガイドロール13が設けられている。ガ
イドロール13には、ガイドロール13との間に
フイルム1を挾圧可能に揺動するニツプバー14
が設けられているニツプバー14は、フイルム1
の全幅にわたつて延びており、それ自身は回転し
ない。したがつて、一対の部材としてのニツプバ
ー14およびガイドロール13は、フイルム1を
両側面から把持して固定する把持装置を構成す
る。ニツプバー14は、揺動アーム15の作動制
御により、巻取部6でフイルムの巻替が行われる
時のみに、ガイドロール13との間でフイルムを
ニツプする。スリツタ運転中には、ニツプバー1
4はガイドロール13から離され、カツタ5によ
つて切断されたフイルム1は、ガイドロール13
の回転とともに走行される。
なお、本実施例においては、フイルム1を挾持
する把持装置の一方の部材にガイドロール13を
利用したが、把持装置を構成する一対の部材を両
方とも新たに設けるようにしてもよい。その際に
も、少なくとも一方の部材は回転不可である必要
がある。
上記のように構成されたフイルム用スリツタ作
用について以下に述べる。
フイルム1は、切断部4で巾方向に複数の帯状
フイルムに切断された後、巻取部6で巻取コア1
0上に製品ロール7として巻取られる。そして、
製品ロール7として所定の巻取長巻取られると、
スリツタの運転が停止され、フイルム1の走行、
巻取が停止される。したがつて、この状態ではフ
イルム1は巻取部2のフイルムロール3から製品
ロール7までつながつた状態にある。この状態
で、ニツプバー14の揺動アーム15が作動さ
れ、フイルム1は、ニツプバー14とガイドロー
ル13間に挾持されて張つた状態のまま固定され
る。
フイルム1がニツプバー14、ガイドロール1
3間に把持固定された状態で、巻取部6において
製品ロール7からフイルム1が切断され、製品ロ
ール7が取出される。製品ロール7を取出した
後、巻取アーム11には空の巻取コア10が装着
され、巻取コア10にフイルム1の切断端が貼り
付けられる。しかる後、ニツプバー14によるフ
イルム1の把持が解除され、つぎの巻取が開始さ
れる。
このようなフイルム巻替作業中には、フイルム
1を製品ロール7から切断したり、切断されたフ
イルム1を巻取コア10に貼り付けたりする際
に、一旦巻取部におけるフイルム張力が0になる
とともに、方向、大きさのランダムな巻替張力が
フイルム1に発生し、その張力変動や張力自身が
フイルム1の上流側に伝幡する。しかし、フイル
ム1は、ガイドロール13の位置では、ガイドロ
ール13とニツプバー14によつて把持され、ス
リツタ運転停止時の張つたままの状態で固定され
ているので、伝幡してきた張力は把持部で遮断さ
れ、それより上流側すなわち切断部4側への伝幡
が防止される。とくに、ニツプバー14が回転不
可であるので、ガイドロール13がその駆動系の
ガタ等により若干の回転が許容された状態にあつ
たとしても、ニツプバー14との間でフイルムを
ニツプしこれらの間に摩擦力を作用させることに
より、ガイドロール13の回転は完全に阻止され
ることになる。したがつて、フイルムは回転不可
のニツプバー14と回転しないガイドロール13
との間で、張設方向に完全に静止固定された状態
で把持される。そのため、切断部4においては、
カツタ5とフイルム1の位置関係およびカツタ5
に対するフイルム1の張力状態は、スリツタ運転
停止時の状態のまま維持され、フイルム切断端面
への伝幡張力による悪影響が防止される。したが
つて、巻替作業後には、カツタ5部においては、
スリツタ停止時のフイルム1が張つたままの状態
からつぎの巻取が開始されることになり、良好な
切断端面の状態から運転開始されてフイルム破れ
が防止される。
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、巻取部、切断部間に設けた把持装置により巻
替時にフイルムを略完全に把持固定することによ
つて、巻替作業に起因する切断部への悪影響を防
止することができ、つぎの巻取開始時に発生する
おそれのある従来問題であつたフイルム破れを防
止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るフイルム用ス
リツタの概略構成を示す側面図である。 1……フイルム、2……巻出部、4……切断
部、5……カツタ、6……巻取部、7……製品ロ
ール、10……巻取コア、13……ガイドロー
ル、14……ニツプバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 巻出部から巻戻されたフイルムを、切断部でフ
    イルム巾方向に複数に切断した後巻取部で巻取る
    フイルム用スリツタにおいて、前記切断部と巻取
    部との間に、巻取部で巻取コアに巻取られた製品
    ロールを空の巻取コアに交換する巻替時のみにフ
    イルムを両面側から一対の部材によりフイルム幅
    全幅にわたつて把持して固定する把持装置を設
    け、前記一対の部材の少なくとも一方を、フイル
    ム接触部が回転不可である部材から構成したこと
    を特徴とするフイルム用スリツタ。
JP18460683U 1983-12-01 1983-12-01 フイルム用スリツタ Granted JPS6094495U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18460683U JPS6094495U (ja) 1983-12-01 1983-12-01 フイルム用スリツタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18460683U JPS6094495U (ja) 1983-12-01 1983-12-01 フイルム用スリツタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6094495U JPS6094495U (ja) 1985-06-27
JPS6339027Y2 true JPS6339027Y2 (ja) 1988-10-13

Family

ID=30399231

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JP18460683U Granted JPS6094495U (ja) 1983-12-01 1983-12-01 フイルム用スリツタ

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI101371B1 (fi) * 1996-07-05 1998-06-15 Valmet Corp Menetelmä paperiradan rullauksessa ja rullauslaite

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5675338A (en) * 1979-11-16 1981-06-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd Slitter

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JPS5675338A (en) * 1979-11-16 1981-06-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd Slitter

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JPS6094495U (ja) 1985-06-27

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