JP2874736B2 - シート状物用スリッタの耳部巻取張力制御装置 - Google Patents

シート状物用スリッタの耳部巻取張力制御装置

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JP2874736B2
JP2874736B2 JP3067565A JP6756591A JP2874736B2 JP 2874736 B2 JP2874736 B2 JP 2874736B2 JP 3067565 A JP3067565 A JP 3067565A JP 6756591 A JP6756591 A JP 6756591A JP 2874736 B2 JP2874736 B2 JP 2874736B2
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ear
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slitter
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一義 上田
茂昭 宮本
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/50Auxiliary process performed during handling process
    • B65H2301/51Modifying a characteristic of handled material
    • B65H2301/513Modifying electric properties
    • B65H2301/5133Removing electrostatic charge

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート状物用スリッタ
の耳部巻取張力制御装置に関し、とくに巻出し側にオシ
レーション装置を有するスリッタの耳部巻取張力制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】シート状物用スリッタにおいては、スリ
ット後の巻取製品ロールへの、シート状物が有する厚み
ムラによる悪影響を抑えるために、スリット前のシート
状物原反を巻出し側にてシート状物幅方向に往復動させ
るオシレーション装置が設けられる。スリッタでは、広
幅のシート状物原反が巻き戻され、所定条数に切断され
た後所定本数の製品ロールとして巻き取られるが、幅方
向両側部分は、一般に、回収用又は屑として扱われる耳
部として巻き取られる。この耳部の巻取においては、製
品ロール程厳格な巻姿は要求されないが、通常耳部の取
幅は小さいので、運転途中で耳部が切れるトラブル等を
防止するため、適切な範囲内の張力で巻き取る必要があ
る。従来、この耳部の巻取張力に関し、設定値変更や巻
取張力漸減制御等を行うことができるようになったもの
は知られているが、耳部巻取張力と上記オシレーション
装置の動作とを関連づけたものはない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】シート状物を所定条数
に切断するためのカッタは、通常位置が固定されるた
め、オシレーション装置を作動させると、耳部の取幅は
シート状物原反の往復動に伴い変化する。耳部の取幅が
変化すると、とくに薄物シート状物で耳部取幅が小さく
なった場合に、耳部が引きちぎれるというトラブルが発
生することがある。また、耳部取幅が大きくなった場合
には、耳部巻取張力過小となり、耳部巻取ロールで巻ズ
レが生じたり、耳部スリット部で張力が不足して切断不
良を引き起こしそれが隣接製品ロールの切断端面不良を
招いたりすることがある。
【0004】本発明は、オシレーションに伴い耳部の取
幅が変動する場合にも、常に、トラブルを生じさせない
最適な耳部巻取張力に制御することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
シート状物用スリッタの耳部巻取張力制御装置は、巻出
し側に、シート状物原反をシート状物幅方向に往復動さ
せるオシレーション装置を有するシート状物用スリッタ
において、巻取側における耳部の巻取張力を、前記オシ
レーション装置による前記シート状物原反の往復動によ
り変化する耳部の取幅に比例した張力に制御するものか
ら成る。
【0006】
【作用】このような装置においては、オシレーション装
置を作動させることにより耳部の取幅が変動したとして
も、耳部の巻取張力は、ある比例定数をもって、変動す
る耳部取幅に比例した張力に制御される。ある品種のシ
ート状物に関し、ある耳部取幅について最適な巻取張力
が初期設定されると、その取幅に対して変動する耳部取
幅に比例させて耳部巻取張力も変更制御されるので、オ
シレーションを伴うスリッタ運転中、常時最適な耳部巻
取張力、つまりその時の耳部取幅に応じた最適な耳部巻
取張力に制御することが可能となる。その結果、張力過
大による耳部の引きちぎれ、張力過小による耳部巻ズ
レ、カッタ部での切断不良等のトラブルの発生が防止さ
れる。
【0007】
【実施例】図1および図2は、本発明の一実施例に係る
シート状物用スリッタを示している。図において、1は
シート状物としてのプラスチックフイルムを示してお
り、2はその原反、3はスリット後の巻取製品ロール、
14は両側の耳部巻取ロールをそれぞれ示している。広
幅の原反2から巻き出されたフイルム1は、巻出し張力
検出ロール4、ガイドロール5、6、7を経た後、カッ
タ8で所定幅の製品用シート状物と両側の耳部とに切断
され、セパレートロール9、ガイドロール10、11を
経て、シリンダ12に押圧されたコンタクトロール13
により面圧を加えられながら巻取製品ロール3として巻
き取られ、両側部分は耳部巻取ロール14として巻き取
られる。
【0008】フイルム原反2は、巻出しフレーム15上
の巻出し軸16に装着され、適当なブレーキ装置あるい
は駆動モータ(図示略)により巻出し張力を加えられな
がら、原反2からフイルム1が巻き戻される。原反2
を、フイルム幅方向に往復動させる(オシレーション)
ことにより、フイルム製膜時に生じた厚みムラが、巻取
製品ロール3にて幅方向に適当に散らされ、原反2にお
ける、フイルム厚みムラによる悪影響が緩和される。こ
のオシレーションは、本実施例では、油圧シリンダ17
により巻出しフレーム15を往復動させることによって
行われる。
【0009】上記オシレーション中の、フイルム幅方向
の原反2の位置(以下、オシレーション位置ともいう)
は、磁気スケール18で検出できるようになっている。
この位置検出装置には、磁気スケール18の他、ポテン
ショメータ、ロータリエンコーダ等公知の検出装置が適
用できる。
【0010】巻出し側では、張力検出ロール4における
検出張力が所定の巻出し張力となるようにブレーキBが
制御され、駆動ロール系(ガイドロール5,6,7、セ
パレートロール9、ガイドロール10,11)では、フ
イルム搬送速度が所定の指令速度となるように、駆動モ
ータM1が速度制御される。巻取側では、製品ロール3
の巻取張力(巻取トルク)が、所定の張力(トルク)と
なるように、各巻取製品ロール用駆動モータM2がトル
ク制御され、耳部の巻取張力(巻取トルク)が、所定の
指令張力(トルク)となるように、各耳部巻取ロール1
4用駆動モータM3がトルク制御される。
【0011】耳部巻取張力を制御するための駆動モータ
M3の出力トルク制御は、図3に示すように行われる。
油圧シリンダ17の駆動によりオシレーションが行われ
るが、このオシレーション作動中のオシレーション位置
(原反2の幅方向位置)が、磁気スケール18によって
検出される。検出されたオシレーション位置とカッタ8
の設定位置とから、耳部の取幅が演算される。オシレー
ションに伴い耳部の取幅は変動するが、変動している耳
部取幅がその都度演算値として取り出される。
【0012】演算された耳部取幅を、初期設定された耳
部取幅で割ることにより、設定耳部取幅に対するその時
の耳部取幅の割合K1が演算される。一方、初期設定耳
部取幅に対する巻取張力は、張力Pとして設定されてい
る。この設定張力Pに、K1を乗じれば、初期設定耳部
取幅、それに対する設定張力Pを基準に、オシレーショ
ンに伴い変化する耳部取幅に比例した耳部巻取張力が演
算される。この演算においては、耳部巻取張力を耳部取
幅に完全に比例させる方法、つまり耳部取幅が2倍にな
れば耳部巻取張力も2倍、耳部取幅が1/2になれば耳
部巻取張力も1/2とする方法もあるが、その倍率を緩
和又は増長する別の比例定数K2(任意に設定される)
を乗じる方法を採用してもよい。
【0013】このように演算された耳部巻取張力として
制御すべき張力が、耳部巻取張力指令として出力され
る。耳部巻取張力指令値は、本実施例では、そのときの
耳部巻取ロール14の巻半径を乗じることにより、巻取
トルク指令値に演算され、この巻取トルク指令が耳部巻
取駆動モータM3の駆動電流として出力される。なお、
実際に駆動モータM3に流される電流としては、上述の
如き演算による巻取トルク指令に対し、耳部巻取におけ
るメカロスの補償(耳部巻取軸駆動系のメカロス等の補
償)、巻取速度補償(巻取速度に応じて最適巻取張力も
変化するのでその補償)や、増減速時の慣性補償(増減
速時に耳部巻取ロールやその巻取コアの慣性により耳部
巻取張力が変動するのでその補償)等を加えてもよい。
また、前述の演算における耳部巻取ロール14の巻半径
は、耳部巻取ロール14の巻径から演算され、該巻径
は、適当な検出器で直接検出されてもよいし、ガイドロ
ールの回転数又はフイルム搬送速度と耳部巻取ロール1
4の回転数とから公知の演算方法によって演算されても
よい。
【0014】上記のように構成された制御装置において
は、耳部巻取ロール14における巻取張力は、そのとき
の耳部の取幅に比例した張力に制御される。したがっ
て、オシレーションによって耳部取幅が変動しても、変
動する耳部取幅に応じて常時最適な耳部巻取張力に制御
することが可能になる。その結果、耳部取幅が減少した
場合には、それに応じて耳部巻取張力も適切に減少さ
れ、過張力状態が防止されて、耳部が引きちぎれるトラ
ブルの発生が防止される。また、耳部取幅が増加する場
合には、それに応じて耳部巻取張力も適切に増加され、
張力過小状態が防止されて、カッタ8部での切断不良、
耳部巻取ロール14での巻ズレ等の発生が防止される。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシート状
物用スリッタの耳部巻取張力制御装置によるときは、オ
シレーションを伴うスリッタ運転にあっても、耳部巻取
張力が常時耳部取幅に比例した最適な巻取張力に制御さ
れるので、耳部の引きちぎれや、カッタ部での切断不
良、耳部巻取ロールの巻ズレ等のトラブルの発生を防止
することができ、安定したスリッタ運転が可能になると
ともに、運転速度の向上をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート状物用スリッタの概略平面
図である。
【図2】図1のスリッタの概略側面図である。
【図3】本発明に係るシート状物用スリッタの耳部巻取
張力制御の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 シート状物としてのフイルム 2 原反 3 巻取製品ロール 5、6、7、10、11 ガイドロール 8 カッタ 13 コンタクトロール 14 耳部巻取ロール 15 巻出しフレーム 17 油圧シリンダ 18 磁気スケール M2 巻取製品ロール用駆動モータ M3 耳部巻取ロール用駆動モータ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−88753(JP,A) 特開 昭61−75757(JP,A) 実開 平2−83843(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 23/18 - 23/198 B65H 18/00 - 18/28 B26D 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻出し側に、シート状物原反をシート状
    物幅方向に往復動させるオシレーション装置を有するシ
    ート状物用スリッタにおいて、巻取側における耳部の巻
    取張力を、前記オシレーション装置による前記シート状
    物原反の往復動により変化する耳部の取幅に比例した張
    力に制御することを特徴とするシート状物用スリッタの
    耳部巻取張力制御装置。
JP3067565A 1991-03-08 1991-03-08 シート状物用スリッタの耳部巻取張力制御装置 Expired - Lifetime JP2874736B2 (ja)

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JP7349405B2 (ja) * 2020-04-28 2023-09-22 日東電工株式会社 スリット耳部のズレ防止機構を有する光学フィルムストリップロールを製造する装置および方法

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