JP3033626B2 - 金属条スリッタにおける金属条のガイド装置 - Google Patents

金属条スリッタにおける金属条のガイド装置

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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/50Auxiliary process performed during handling process
    • B65H2301/51Modifying a characteristic of handled material
    • B65H2301/513Modifying electric properties
    • B65H2301/5133Removing electrostatic charge

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  • Winding Of Webs (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には幅広の金属
条を連続的に繰り出して走行させる途中で、カッタによ
り前記金属条を複数の幅の狭い金属条にスリットした
り、あるいは、前記幅広の金属条の両側の耳の部分をス
リットして除去する金属条スリッタにおいて、金属条を
ガイドするガイド装置に関するものである。さらに具体
的には、高速で走行させるときに走行方向に対して直角
方向の板動きや縦皺が生じ易い幅広で肉薄の金属条を扱
う金属条スリッタにおいて、金属条に幅方向の動きや縦
皺が生じないように、すなわち、金属条をフラットな状
態で走行させるようにするためのガイド装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】幅が広く肉薄の金属条は、条の幅方向の
各部における長さの相違が大きいくかつフラット性が悪
いため、コイル状に巻かれた状態から繰り出して高速で
走行させると条が幅方向に動き(繰り出し走行させてい
るとき、一定の走行部位において金属条がある部分では
一方に寄り、他の部分では他方に寄る)、スリッティン
グした条の幅精度が低下したり、スリッティング中に破
断したりする。他方、この幅方向の動きを防止するため
走行中の金属条にある程度の張力を加えると、当該金属
条に長さ方向に沿う縦皺を生じてスリッティングの幅精
度を低下させる。したがって、連続走行の途中で前述の
ような金属条の幅方向の動きや縦皺を防止し、好ましい
フラットを維持するためにガイド装置が必要である。
【0003】従来のガイド装置を含む金属条スリッタを
図5を参照しながら説明する。巻戻し機bへコイル状に
巻かれている金属条aは、図示しない吸引コンベヤに吸
引された状態で一対のピンチロ−ルcで矢印イの方向へ
繰り出され、その走行の途中において、ガイド装置fの
一対のガイドロ−ルd,eに案内することにより、側方
から見てほぼS字状走行ないしZ字状走行になるように
移行させ、金属条aに一定の張力を与えて、当該金属条
aがなるべくフラットな状態になるように構成してい
る。その後金属条aは、ピンチロ−ルgにより、ガイド
装置fで付与された張力がロ−タリ−形式のカッタhに
及ばないようになされ、当該カッタhで幅の狭い複数の
金属条に切り分けられた後、それぞれ図示しないガイド
ロ−ルを経て巻取り機に巻き取られる。前記ガイドロ−
ルd,eの回転力は金属条aの走行中調整することがで
きず、また、巻戻し機bから最初に金属条aをラインに
通過させる(以下これを「初期通板」と言う。)とき
は、金属条aを人手によりピンチロ−ルc、ガイドロ−
ルd,e、ピンチロ−ルg、カッタh及びガイドロ−ル
を経て巻取り機まで順に通過させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の金属条
スリッタのガイド装置では、運転中ガイドロ−ルd,e
の回転力を調整することができないので、当該ガイドロ
−ルd,eで金属条aに付与された張力が適切でないと
きは、当該金属条aが幅方向に動いたり、あるいは当該
金属条aに縦皺が生じたりする問題があった。本発明の
目的は、このような問題を改善した金属条のガイド装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るガイド装置
は、前述の目的を達成するため、前述のような金属条ス
リッタにおいて、金属条の走行方向に回転され、かつ、
当該金属条を側面より見てS字状ないしZ字状に走行さ
せる状態に当該金属条の走行ラインの途中に設置された
一対のガイドロ−ルと、このガイドロ−ルのうちの一方
のガイドロ−ルの周速を加減して回転力を調整する変速
手段とを備えたものである。前記一対のガイドロ−ルの
一方又は双方には、金属条を挟んで当該ガイドロ−ルに
押圧される押圧ロ−ルを併設するのが好ましい。この場
合、各ガイドロ−ルはそれ自身が金属条の走行方向に回
転されるように構成しても、あるいは、押圧ロ−ルの回
転が当該ガイドロ−ルへ伝達されるように構成されてい
てもよい。
【0006】前記ガイドロ−ルは、金属条の先頭を走行
ラインへ最初に通過させる初期通板のときに当該金属条
が直進ないし直進に近い状態で走行される直進走行位置
において、初期通板される金属条の両面とそれぞれ直交
状に相対する状態に設置され、当該ガイドロ−ルの少な
くとも一方は、当該金属条の初期通板時の直進走行をほ
ぼS字状ないしZ字状の走行に変更させるべく変位可能
に設置されていることが望ましい。前記のように変位可
能に設置されているガイドロ−ルの軸は、前記走行ライ
ンの両側方に設置された回転フレ−ムの回転軸心より偏
心した位置に取り付け、回転フレ−ムの回転によって変
位するように構成するのが望ましい。
【0007】
【作用】本発明に係るガイド装置によれば、一対のガイ
ドロ−ルのうちの一方に当該ガイドロ−ルの周速を加減
して回転力を調整し得る変速手段を備えているので、金
属条がガイド装置の部分で側面から見てS字状ないしZ
字状に走行するとき、変速手段により一方のガイドロ−
ルの回転力を加減すると、当該金属条に加わる張力が変
化する。例えば、変速手段が金属条の走行ラインの終端
寄りのガイドロ−ルの回転力を調整するように設置され
ている場合には、運転初期において両ガイドロ−ルの回
転力を同じに設定しておき、変速手段を操作して走行ラ
インの終端側に位置するガイドロ−ルの回転力を加減す
ると、当該金属条に対する張力は強くなったり弱くなっ
たりする。また、逆に変速手段が金属条の走行ラインの
始端寄りのガイドロ−ルの回転力を調整するように設置
されている場合には、運転初期において両ガイドロ−ル
の回転力を同じに設定しておき、変速手段を操作して走
行ラインの終端側に位置するガイドロ−ルの回転力を加
減すると、当該金属条に対する張力は弱まったり強まっ
たりする。
【0008】すなわち、肉薄で幅広の金属条は前述のよ
うに幅方向の各部における長さの相違が比較的大きいた
め、これを高速で繰り出しながら走行させるとき幅方向
の動きを生ずる。この幅方向の動きを防止するため、ガ
イド装置により走行中の金属条に張力を加えるのである
が、付与されるべき張力の程度は当該金属条の材質,肉
厚その他の条件によって異なり、張力が適切でないのに
金属条を高速走行させると当該金属条に縦皺が発生して
フラットでなくなる。しかしながら、この発明によるガ
イド装置では、当該部分における金属条のフラットの状
態を監視しながら、一方のガイドロ−ルの回転力を変速
手段で加減することにより、当該金属条を伸長してフラ
ットを矯正しながら、その幅方向の動きを防止しかつ縦
皺の発生を防止するのに適切な張力を付与することがで
きる。
【0009】一対のガイドロ−ルが、初期通板のときに
当該金属条が直進ないし直進に近い状態で走行される直
進走行位置において、初期通板される金属条の両面とそ
れぞれ直交状に相対する状態に設置され、当該ガイドロ
−ルの少なくとも一方が、当該金属条の初期通板時の直
進走行をほぼS字状ないしZ字状の走行に変更させるべ
く変位可能に設置されている場合には、ガイド装置の部
分において金属条を直進するように初期通板させ、初期
通板が完了した後に、これらのガイドロ−ルの一方又は
双方を変位させ、当該部位における金属条を直進走行か
らほぼS字状走行ないしZ字状走行に変更させることに
より、初期通板作業をより円滑に行うことができる。
【0010】それぞれのガイドロ−ルに押し付けられる
押圧ロ−ルが併設してあるときは、金属条は各ガイドロ
−ルと押圧ロ−ルとで挟まれた状態になり、金属条に対
する張力の調整をより厳密に行うことができる。
【0011】
【実施例】図1ないし図4を参照しながら、本発明に係
るガイド装置の好ましい実施例を詳細に説明する。図1
はこの実施例のガイド装置を使用した金属条スリッタの
走行ラインの概略側面図、図2はこの実施例のガイド装
置を例示した概略側断面図、図3は図2のガイド装置に
おけるガイドロ−ルが変位した状態の概略側断面図、図
4は他の実施例のガイド装置の概略側断面図である。
【0012】図1により、金属条1をスリッタの走行ラ
インに初期通板させる要領を説明する。巻戻し機2のコ
ア20に巻かれている幅の広い肉薄の金属条1(この実
施例では、アルミニウム又はその合金、幅1000ない
し1700mm、肉厚0.04ないし0.3mm、引張強度
5ないし40kg/mm2 )は、その先端が人手によって引
き出され、ガイドロ−ル3aを経てピンチロ−ル3bに
より矢印ロの走行方向に繰り出される。その後、遅いラ
インスピ−ドにより吸引コンベヤ3g、ピンチロ−ル3
c、吸引コンベヤ3hよりピンチロ−ル3dまで進み、
この実施例による後述のガイド装置4に導かれる。
【0013】初期通板のとき、ガイド装置4の二つのロ
−ル40,41相互は、図1の状態の逆位置にあるた
め、金属条1の先端は点線1aのように直進してピンチ
ロ−ル3eに挟まれ、このピンチロ−ル3eに繰り出さ
れて吸引コンベヤ3iにガイドされてピンチロ−ル3f
まで進む。このとき、ピンチロ−ル3fの押圧ロ−ル3
nは駆動ロ−ル3pの上部へ二点鎖線の状態に接触して
いるが、金属条1の先端が両ロ−ル3p,3n間に挟ま
れると、図示しないセンサの検出により押圧ロ−ル3n
は実線の位置に変位し、金属条1を垂下方向に方向転換
させるとともに、ロ−タリ−形式のカッタ5の間に案内
する。
【0014】金属条1は、その先端よりカッタ5により
幅の狭い複数の金属条10にスリットされ、スリット後
の金属条10は、直下の振り分け装置7により隣接のも
の相互が互い違いに対称方向へ振り分けられ、図示しな
い搬送機に挟まれてガイドロ−ル3j、本発明による他
の実施例のガイド装置6、ガイドロ−ル3k,3jへ図
示の状態に接触するように案内され、人手により巻取り
機8のコアに巻き取らせる。初期通板のとき、ガイド装
置6のガイドロ−ル60,61相互は、図示の状態の逆
位置にあるため、ガイド装置6を通過するとき金属条1
0の先端は点線10aで示すように直進する。
【0015】前述の要領で金属条1及びスリット後の金
属条10の初期通板が終了すると、各吸引コンベヤ3
g,3h,3iの図示しないバキュ−ムを開放させると
ともに、ガイド装置4及び6のそれぞれのガイドロ−ル
40と41及び60と61を互いに図示の状態に変位さ
せるとことにより、金属条1及び10をそれぞれロ−ル
40と41及び60と61により直進走行からほぼS字
状ないしZ字状の走行に変更させ、この状態でラインス
−ドを上げて自動運転に移行する。自動運転に移行した
後のラインスピ−ドは最大750m/min程度であ
る。
【0016】この例では、振り分け装置7の部分に振り
分け後の金属条10,10の張力を検出する張力検出ロ
−ル7,7(各ロ−ル7にそれぞれ接触するロ−ドセル
からなる図示しない荷重センサが付属している)が設置
され、自動運転開始後、この張力検出ロ−ル7,7の検
出張力に応じて、ガイドロ−ル60又は61の回転力を
加減するように構成されている。
【0017】図2により、この実施例の前記ガイド装置
4を以下具体的に説明する。このガイド装置4は、金属
条1の初期通板のときに、当該金属条1が直進に近い状
態で走行する直進走行位置1bにおいて、ピンチロ−ル
3dと3eの間で直進走行する金属条1の一方の面へ直
交状に相対するガイドロ−ル40と、当該金属条1の他
方の面へ直交状に相対するガイドロ−ル41から構成さ
れており、これらのガイドロ−ル40,41は、それぞ
れ金属条1の初期通板後に、矢印ロで示す金属条1の走
行方向に沿って回転し、かつ、金属条1を直進走行から
図3のようにほぼS字状走行ないしZ字状走行に変更さ
せるべく変位可能に構成されている。
【0018】この実施例では、金属条1の直進走行位置
1bの両側において、図示しない機枠へ回転軸心4cを
中心として回転し得るる回転フレ−ム42を設け、この
回転フレ−ム42の回転軸心4cより偏位した位置に、
各ガイドロ−ル40,41の軸4a,4bを回転自在に
支持させ、前記回転フレ−ム42を駆動ギヤ43で回転
させることにより、ガイドロ−ル40,41を前述のよ
うに変位させる。
【0019】この実施例のガイドロ−ル40,41は、
図3のように一つのモ−タMにより金属条1の走行方向
に沿って回転するように構成され、金属条1の走行ライ
ンの終端寄りに位置するガイドロ−ル41には、当該ガ
イドロ−ル41の回転力を調整する変速手段mが設けら
れていて、他方のガイドロ−ル40よりも、ほぼ1%以
下の範囲内でその周速を上げて回転力を調節できるよう
に構成されている。
【0020】この実施例のガイド装置4には、エアシリ
ンダその他のアクチュエ−タ46,47にそれぞれ支持
された押圧ロ−ル44及び45が設けられているほか、
金属条1の直進走行位置1bの下部に可動ガイド48,
49が設けられている。
【0021】前述の実施例のガイド装置4では、初期通
板のとき、ピンチロ−ル3dによりガイド装置4に繰り
込まれる金属条1は、図2のようにガイドロ−ル40,
41の間を可動ガイド48,49に案内されて前方のピ
ンチロ−ル3eの方向へほぼ直進し、走行ラインにおけ
る金属条1及び10の初期通板が完了した後、駆動ギヤ
43により回転フレ−ム42を図2の時計方向へほぼ1
80度減速回転させると、金属条1が図2の直進走行か
ら、図3のように所定の抱き角Θが与えられるようにほ
ぼS字状ないしZ字状走行に変更され、同時に、アクチ
ュエ−タ46,47が作動して押圧ロ−ル44,45が
それぞれガイドロ−ル40,41に押し付けられること
により、金属条1はガイドロ−ル40,押圧ロ−ル4
4、及びガイドロ−ル41,押圧ロ−ル45にそれぞれ
挟まれる。このような作動と同時に、可動ガイド48,
49は邪魔にならないように図3の状態に退避する。
【0022】前述の実施例のガイド装置4は前述のよう
に構成されているので、ガイド装置4を通過する金属条
1のフラット状態を目や図示しないカメラで監視しなが
ら、変速装置mを手動又は自動的に操作して前方のガイ
ドロ−ル41の回転力調節することにより、金属条1の
高速走行時においてもその幅方向の動きを抑制するとと
もに縦皺が生じないように適切な張力を付与し、当該金
属条1をフラットな好ましい走行状態で後方へ供給する
ことができる。また、初期通板のときにガイド装置4の
部分で金属条1を直進走行させ、初期通板後にガイドロ
−ル40,41を前述のように変位させることによっ
て、初期通板が非常に簡単になる。
【0023】図1の他のガイド装置6の構成は、前述の
ガイド装置4における押圧ロ−ル44,45が省略され
ているだけであるから、その説明は省略する。
【0024】前述の実施例では、ガイドロ−ル40,4
1を同じモ−タMで金属条1の走行方向に沿うように自
転させるように構成しているが、それぞれ各別のモ−タ
で自転するように構成することができるほか、例えば押
圧ロ−ル44,45を図示しないモ−タによって自転す
るように構成しても、各押圧ロ−ル44,45の回転を
それぞれガイドロ−ル40,41へ伝達することができ
るので、前述の実施例と同様に実施することができる。
回転フレ−ム42を図2の状態から時計方向へ回転させ
るのに代えて、図2の状態から時計方向へほぼ180度
回転させるように構成してもよい。
【0025】図4は本発明に係るガイド装置4の他の例
が示されており、この例では、ガイドロ−ル40の軸4
aは、前述の実施例におけると同様に設置された回転フ
レ−ム42の回転軸心へ回転自在に取付られており、ガ
イドロ−ル41の軸4bは、前記回転フレ−ム42の回
転軸心より偏位した位置へ回転自在に取り付けられ、他
の部分は前述の実施例のガイド装置とほぼ同様に構成さ
れている。
【0026】図4の実施例のガイド装置4では、金属条
1の初期通板が終了した後、回転フレ−ム42を駆動ギ
ヤ43により図の時計方向へ180度程度回転させる
と、ガイドロ−ル41のみが図の実線の位置から二点鎖
線の位置に変位し、同時に、金属条1は両ガイドロ−ル
40,41の位置関係の変化により、直進走行からほぼ
S字状ないしZ字状の走行に変更される。この実施例に
おいても、回転フレ−ム42を反時計方向へ180度回
転させて同じ目的を達成することができる。図4の実施
例のガイド装置のその他の作用及び効果は、図1及び図
2で説明したガイド装置とほぼ同様なのでそれらの説明
は省略する。
【0027】前述の各実施例では、変速手段mを金属条
1の走行ラインの終端寄りに位置するガイドロ−ル41
の側に設置し、当該ガイドロ−ル41の回転力を上げる
ように構成したが、この変速手段mを走行ラインの始端
寄りのガイドロ−ル40の側に設置し、金属条1のフラ
ット状態に応じて当該ガイドロ−ル40の回転力を下げ
るように構成しても実施することができる。また、ガイ
ドロ−ル40,41の径は異なっていても実施すること
ができる。
【0028】本発明に係るガイド装置は前述の実施例の
みに限定されるものではなく、特許請求の範囲内におい
て、主要でない部分を変更し又は構成要素を他の均等な
手段に置換したり、他の要素を付加して実施する場合も
含まれるものである。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る金属状のガイド装置は、金
属条スリッタにおいて、幅の広い肉薄の金属条を高速で
走行させるとき、その幅方向の動きを抑止しながらフラ
ットな状態にできるから、スリッティングのラインスピ
−ドを上げることができるとともに製品品質を向上させ
るとができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のガイド装置を使用した金属条
スリッタの走行ラインの概略側面図である。
【図2】本発明に係るガイド装置の実施例を示す概略側
断面図である。
【図3】図2のガイド装置のガイドロ−ルが変位した状
態の概略側断面図である。
【図4】他の実施例のガイド装置の概略側断面図であ
る。
【図5】従来のガイド装置を使用した金属条スリッタの
走行ラインの部分概略側面図である。
【符号の説明】
1,a 金属条 1a,10a 金属条が直進している状態を示す点線 1b 直進走行位置 10 スリットされた金属条 2,b 巻戻し機 20 コア 3a,3j,3k,3m ガイドロ−ル 3b,3c,3d,3e,3f,c,g ピンチロ−ル 3g,3h,3i 吸引コンベヤ 4,6 ガイド装置 40,41,60,61 ガイド装置のガイドロ−ル 4a,4b 軸 4c 回転軸心 42 回転フレ−ム 43 駆動ギヤ 44,45 押圧ロ−ル 46,47 アクチュエ−タ 48,49 可動ガイド 5,h カッタ 7 張力検出ロ−ル 8 巻取り機 f 従来のガイド装置 d,e ガイド装置fのガイドロ−ル イ,ロ 走行方向を示す矢印 f 従来のガイド装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 23/00 - 23/34 B65H 18/00 - 18/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅広の金属条を連続的に繰り出しながら
    走行させる途中で、カッタにより前記金属条を複数の幅
    の狭い金属条にスリットし又は前記幅広の金属条の両側
    の耳をスリットして除去する金属条スリッタにおいて、
    金属条の走行方向に回転され、かつ、当該金属条を側面
    より見てS字状ないしZ字状に走行させる状態に当該金
    属条の走行ラインの途中に設置された一対のガイドロ−
    ルと、このガイドロ−ルのうちの一方のガイドロ−ルの
    周速を加減して回転力を調整する変速手段とを備えたこ
    とを特徴とする、金属条スリッタにおける金属条のガイ
    ド装置。
  2. 【請求項2】 前記一対のガイドロ−ルの一方又は双方
    には、金属条を挟んで押圧される押圧ロ−ルが併設され
    ている、請求項1に記載の金属条スリッタにおける金属
    条のガイド装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイドロ−ルは、金属条の先頭を走
    行ラインへ最初に通過させる初期通板のときに当該金属
    条が直進ないし直進に近い状態で走行される直進走行位
    置において、初期通板される金属条の両面とそれぞれ直
    交状に相対する状態に設置され、当該ガイドロ−ルの少
    なくとも一方は、当該金属条の初期通板時の直進走行を
    ほぼS字状ないしZ字状の走行に変更させるべく変位可
    能に設置されていることを特徴とする、請求項1又は2
    に記載の金属条スリッタにおける金属条のガイド装置。
  4. 【請求項4】 前記変位可能に設置されているガイドロ
    −ルの軸は、前記走行ラインの両側方に設置された回転
    フレ−ムの回転軸心より偏心した位置に取り付けられて
    いる、請求項3に記載の金属条スリッタにおける金属条
    のガイド装置。
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