JPH047918Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH047918Y2 JPH047918Y2 JP1986068651U JP6865186U JPH047918Y2 JP H047918 Y2 JPH047918 Y2 JP H047918Y2 JP 1986068651 U JP1986068651 U JP 1986068651U JP 6865186 U JP6865186 U JP 6865186U JP H047918 Y2 JPH047918 Y2 JP H047918Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ribbon
- cutting blade
- cutting
- thin strip
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 49
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 4
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 3
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000002985 plastic film Substances 0.000 description 3
- 229920006255 plastic film Polymers 0.000 description 3
- 230000000669 biting effect Effects 0.000 description 2
- 238000001723 curing Methods 0.000 description 2
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000011282 treatment Methods 0.000 description 2
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Nonmetal Cutting Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は薄帯体の切断刃物に関する。本考案
は、オーデイオカセツト、業務用ビデオ、ホーム
ビデオ、デジタルコンピユータテープ、写真フイ
ルム、感光性フイルム、タイプライターリボン等
の、プラスチツクフイルム、紙等の薄帯体に乾
燥、コーテイング、キユアリング等の処理を施し
巻取装置に巻取るに当つて、1個の巻芯に巻取中
の薄帯体をその走行を停止させることなく空の巻
芯へ巻付け、巻取りを継続することを可能とする
薄帯体の切断装置に使用することができ、厚さが
3〜20μ程度、特に3〜10μ、中でも3〜5μ程度
の極薄い薄帯体の切断に有効な刃物に関する。
は、オーデイオカセツト、業務用ビデオ、ホーム
ビデオ、デジタルコンピユータテープ、写真フイ
ルム、感光性フイルム、タイプライターリボン等
の、プラスチツクフイルム、紙等の薄帯体に乾
燥、コーテイング、キユアリング等の処理を施し
巻取装置に巻取るに当つて、1個の巻芯に巻取中
の薄帯体をその走行を停止させることなく空の巻
芯へ巻付け、巻取りを継続することを可能とする
薄帯体の切断装置に使用することができ、厚さが
3〜20μ程度、特に3〜10μ、中でも3〜5μ程度
の極薄い薄帯体の切断に有効な刃物に関する。
極薄い薄帯体を切断刃物により切断する場合
に、薄帯体への刃物の押付けだけで切断する場合
には切り込みが悪い、すなわち、切断刃物が端面
に当つた瞬間に薄帯体の端面が折れ曲り、旨く切
断できないことがある。
に、薄帯体への刃物の押付けだけで切断する場合
には切り込みが悪い、すなわち、切断刃物が端面
に当つた瞬間に薄帯体の端面が折れ曲り、旨く切
断できないことがある。
このような問題を解決するために、実開昭49−
86492号公報には、チエーンまたは送りねじによ
り移動する移動台にナイフ台を介して2枚の刃を
交差して設け、薄帯体の切込み開始時に2枚の刃
の咬込み動作を行わせるようにした切断装置が開
示されている。
86492号公報には、チエーンまたは送りねじによ
り移動する移動台にナイフ台を介して2枚の刃を
交差して設け、薄帯体の切込み開始時に2枚の刃
の咬込み動作を行わせるようにした切断装置が開
示されている。
この装置では、切込み開始時には2枚の刃の咬
込み動作を行わせるために良好に切断できるとし
ても、巻芯と案内ロールとの間での薄帯体の張力
変動や、巻芯と薄帯体の間の摩擦係数の変動など
により切断中に薄帯体の走行位置が刃物に対して
上下に僅かに変動すると、上記2枚の刃の何れに
薄帯体が臨むかに応じて、該薄帯体を切断する刃
が変化し、それに応じて刃物の切断力が薄帯体の
走行方向と同方向になつたり、逆方向に変化する
ことになり、このため、切断面がギザギザになり
良好に切断できない。
込み動作を行わせるために良好に切断できるとし
ても、巻芯と案内ロールとの間での薄帯体の張力
変動や、巻芯と薄帯体の間の摩擦係数の変動など
により切断中に薄帯体の走行位置が刃物に対して
上下に僅かに変動すると、上記2枚の刃の何れに
薄帯体が臨むかに応じて、該薄帯体を切断する刃
が変化し、それに応じて刃物の切断力が薄帯体の
走行方向と同方向になつたり、逆方向に変化する
ことになり、このため、切断面がギザギザになり
良好に切断できない。
上述の問題点に鑑み、本考案は、薄い薄帯体の
切断を確実に行える刃物を提供することを目的と
する。
切断を確実に行える刃物を提供することを目的と
する。
本考案においては、走行中の薄帯体の一端から
他端に向けて移動して該薄帯体を切断する切断刃
物において、薄帯体切断側側面がくの字状に交叉
する上下の二辺によつて形成されており、該くの
字状の凹部から下方に延在する下側辺には切断刃
が一体形成されており、該切断刃は両面刃となつ
ており、前記凹部から上方に延在する上側辺は切
断刃がなく薄帯体案内面として形成され、前記二
辺の反凹部側先端がともに開放されている薄帯体
の切断刃物が提供される。
他端に向けて移動して該薄帯体を切断する切断刃
物において、薄帯体切断側側面がくの字状に交叉
する上下の二辺によつて形成されており、該くの
字状の凹部から下方に延在する下側辺には切断刃
が一体形成されており、該切断刃は両面刃となつ
ており、前記凹部から上方に延在する上側辺は切
断刃がなく薄帯体案内面として形成され、前記二
辺の反凹部側先端がともに開放されている薄帯体
の切断刃物が提供される。
上述の構成とした本考案においては、巻芯と案
内ロールとの間での薄帯体の張力変動や、巻芯と
薄帯体の間の摩擦係数の変動などにより切断中に
薄帯体の走行位置が刃物に対して上下に変動して
仮に薄帯体が刃物の案内面に臨むようなことがあ
つても、薄帯体は刃物の案内面により切断刃に押
しやられ、常に切断刃により薄帯体が切断され
る。
内ロールとの間での薄帯体の張力変動や、巻芯と
薄帯体の間の摩擦係数の変動などにより切断中に
薄帯体の走行位置が刃物に対して上下に変動して
仮に薄帯体が刃物の案内面に臨むようなことがあ
つても、薄帯体は刃物の案内面により切断刃に押
しやられ、常に切断刃により薄帯体が切断され
る。
このために、刃物の切断力が薄帯体の走行方向
と逆方向に作用することなく、刃物の前記切断刃
による切断力が切断中常に薄帯体の走行方向に作
用し、薄帯体を良好に切断することができる。
と逆方向に作用することなく、刃物の前記切断刃
による切断力が切断中常に薄帯体の走行方向に作
用し、薄帯体を良好に切断することができる。
以下、実施例に基づき本考案を詳細に説明す
る。
る。
第8図において、例えばアンワインド装置(図
示せず)から解舒され、コーター(図示せず)等
の適宜な手段により乾燥、コーテイング、キユア
リング等の所望の処理を施されたプラスチツクフ
イルム、紙等の薄帯体Fは、機枠(図示せず)に
回転可能に支承されたガイドローラ1または巻取
速度を調節するテンシヨンローラを経て巻付けロ
ール支持アーム2に回転可能に支承された巻芯
3′に巻取られる。
示せず)から解舒され、コーター(図示せず)等
の適宜な手段により乾燥、コーテイング、キユア
リング等の所望の処理を施されたプラスチツクフ
イルム、紙等の薄帯体Fは、機枠(図示せず)に
回転可能に支承されたガイドローラ1または巻取
速度を調節するテンシヨンローラを経て巻付けロ
ール支持アーム2に回転可能に支承された巻芯
3′に巻取られる。
第4図において、巻付けロール支持アーム2は
支持軸2aに回動可能に支承され、公知の構造の
回動手段(図示せず)により反時計方向に半回転
ずつ回動され、その両端部には巻芯3,3′をセ
ンター部駆動方式またはサーフエイス駆動方式に
より回転可能に支承している。
支持軸2aに回動可能に支承され、公知の構造の
回動手段(図示せず)により反時計方向に半回転
ずつ回動され、その両端部には巻芯3,3′をセ
ンター部駆動方式またはサーフエイス駆動方式に
より回転可能に支承している。
巻芯3′上に巻かれる薄帯体Fの巻量を公知の
方法により検出し、巻芯3′上の薄帯体Fの巻量
が所定量に達したことを検出すると巻付けロール
支持アーム2を回動手段により支持軸2aの回り
に回動して、巻芯3′を巻芯3と入替える。
方法により検出し、巻芯3′上の薄帯体Fの巻量
が所定量に達したことを検出すると巻付けロール
支持アーム2を回動手段により支持軸2aの回り
に回動して、巻芯3′を巻芯3と入替える。
次いで、薄帯体Fを新しい巻芯3に巻付ける。
すなわち、逆L字状をした一対のアーム4は、そ
の下端が支持軸4aに回動可能に支承されてお
り、上端部は2本の平行する固定軸5a,6a
(第8図)により連結されている。固定軸5a,
6aにはそれぞれ軸受(図示せず)を介してゴム
製の巻込みロール5、タツチロール6が回転可能
に支承されている。第4図に示すように、アーム
4が支持軸4aの回りに回動されると、ゴム製の
巻込みロール5、タツチロール6が巻芯3の上流
側から周面に沿い、薄帯体Fを巻芯3に巻付け
る。
すなわち、逆L字状をした一対のアーム4は、そ
の下端が支持軸4aに回動可能に支承されてお
り、上端部は2本の平行する固定軸5a,6a
(第8図)により連結されている。固定軸5a,
6aにはそれぞれ軸受(図示せず)を介してゴム
製の巻込みロール5、タツチロール6が回転可能
に支承されている。第4図に示すように、アーム
4が支持軸4aの回りに回動されると、ゴム製の
巻込みロール5、タツチロール6が巻芯3の上流
側から周面に沿い、薄帯体Fを巻芯3に巻付け
る。
また、アーム9にプレート10が支承され、該
プレート10には一対のブラケツト30および逆
L字状をしたブラケツト31が固定設置されてい
る。該一対のブラケツト30の先端部間には押込
みロール32が回転可能に支承され、ブラケツト
31の先端部の近傍にはスライド部材(図示せ
ず)が上下方向に移動可能に設けられ、該スライ
ド部材には押えロール33の一端部が回転可能に
且つ傾動可能に支承されている。押えローラ33
は傾動時には先端が上向き、薄帯体の端部側方を
接触することなく通過可能である。
プレート10には一対のブラケツト30および逆
L字状をしたブラケツト31が固定設置されてい
る。該一対のブラケツト30の先端部間には押込
みロール32が回転可能に支承され、ブラケツト
31の先端部の近傍にはスライド部材(図示せ
ず)が上下方向に移動可能に設けられ、該スライ
ド部材には押えロール33の一端部が回転可能に
且つ傾動可能に支承されている。押えローラ33
は傾動時には先端が上向き、薄帯体の端部側方を
接触することなく通過可能である。
引つ張りコイルバネ34がブラケツト31のL
字状先端と押えロール33の間に張架されてお
り、回転を阻害しないようにして該押えロール3
3に係合しており、薄帯体の非切断時には押えロ
ール33を上方に引つ張り上げて該押えローラ3
3を薄帯体に接触させないようにしている。一
方、押えロール33の下方に設置された電磁石3
5は薄帯体の切断時に押えロール35を磁気吸引
して該押えロール33を薄帯体に接触させ、該接
触部の薄帯体に張力を付加する。
字状先端と押えロール33の間に張架されてお
り、回転を阻害しないようにして該押えロール3
3に係合しており、薄帯体の非切断時には押えロ
ール33を上方に引つ張り上げて該押えローラ3
3を薄帯体に接触させないようにしている。一
方、押えロール33の下方に設置された電磁石3
5は薄帯体の切断時に押えロール35を磁気吸引
して該押えロール33を薄帯体に接触させ、該接
触部の薄帯体に張力を付加する。
第4図に示すように、アーム9が支持軸9aの
回りに回動されると、ゴム製の押込みロール32
が巻芯3の下流側から薄帯体Fを持上げて、薄帯
体Fの巻芯3への巻付け角度を増して、薄帯体が
巻芯3に確実に巻付くように構成されている。
回りに回動されると、ゴム製の押込みロール32
が巻芯3の下流側から薄帯体Fを持上げて、薄帯
体Fの巻芯3への巻付け角度を増して、薄帯体が
巻芯3に確実に巻付くように構成されている。
本実施例の薄帯体切断装置は、巻芯3と押込み
ロール32との間で薄帯体を高速で横方向に切断
するものであり、支持軸9aに回動可能に支承さ
れた一対のL字状をしたアーム9に支持されてい
る。両アーム9の先端間にプレート10の支持突
起10aを支持し、長方形形状をしたプレート1
0をアーム9に支承している。
ロール32との間で薄帯体を高速で横方向に切断
するものであり、支持軸9aに回動可能に支承さ
れた一対のL字状をしたアーム9に支持されてい
る。両アーム9の先端間にプレート10の支持突
起10aを支持し、長方形形状をしたプレート1
0をアーム9に支承している。
第8図に示すようにプレート10の一端部の下
側には公知の構造のインダクシヨンモータ11ま
たはサーボモータが設けられ、プレート10を挟
んで該インダクシヨンモータ11の上側には公知
の構造のクラツチブレーキ15が設けられてい
る。
側には公知の構造のインダクシヨンモータ11ま
たはサーボモータが設けられ、プレート10を挟
んで該インダクシヨンモータ11の上側には公知
の構造のクラツチブレーキ15が設けられてい
る。
インダクシヨンモータ11の出力軸には歯付プ
ーリ12が取着され、クラツチブレーキ15の入
力軸には歯付プーリ13が取着され、両プーリ1
2,13間には歯付ベルト14が張架されてい
る。クラツチブレーキ15の出力軸には歯付プー
リ16が取着されている。プレート10の他端部
に取着されたプーリ支持用ブラケツト21には歯
付プーリ17が回転可能に支承されている。歯付
プーリ16,17間に歯付ベルト18を張架して
いる。
ーリ12が取着され、クラツチブレーキ15の入
力軸には歯付プーリ13が取着され、両プーリ1
2,13間には歯付ベルト14が張架されてい
る。クラツチブレーキ15の出力軸には歯付プー
リ16が取着されている。プレート10の他端部
に取着されたプーリ支持用ブラケツト21には歯
付プーリ17が回転可能に支承されている。歯付
プーリ16,17間に歯付ベルト18を張架して
いる。
前記プレート10に設けたブラケツト22に、
歯付ベルト18を案内するレール20をボルト2
3により螺着している(第5図)。
歯付ベルト18を案内するレール20をボルト2
3により螺着している(第5図)。
案内レール20は、第8図に示すように、歯付
ベルト18に沿つて歯付プーリ16,17間に延
在しており、表面には第5図に示すように歯付ベ
ルト18案内用の溝20aが歯付ベルト18の移
動方向に形成されている。
ベルト18に沿つて歯付プーリ16,17間に延
在しており、表面には第5図に示すように歯付ベ
ルト18案内用の溝20aが歯付ベルト18の移
動方向に形成されている。
第6図に示すように、歯付ベルト18の歯18
aが1個削り取られ、該箇所にはL字状をした切
断刃物27の保持具26が止めビス24、ナツト
25により取着されている。
aが1個削り取られ、該箇所にはL字状をした切
断刃物27の保持具26が止めビス24、ナツト
25により取着されている。
保持具26に屹立部26aの表面は第7図に示
すように傾斜しているとともに、その表面には第
6図に示すように切断刃物装着溝26bが形成さ
れている。切断刃物27が切断刃物装着溝26b
に装着され、止めビス28により固定されてい
る。
すように傾斜しているとともに、その表面には第
6図に示すように切断刃物装着溝26bが形成さ
れている。切断刃物27が切断刃物装着溝26b
に装着され、止めビス28により固定されてい
る。
切断刃物27は第1図、第6図で矢印方向に走
行して薄帯体Fを切断する。切断刃物27は、薄
帯体切断側側面がくの字状に交叉する二辺27
a,27bによつて形成されており、該くの字状
をした二辺27a,27bは80〜100°程度の拡開
角度をしている。第1図および第6図から明らか
なように、くの字状に交叉した二辺27a,27
bの先端は開放している。
行して薄帯体Fを切断する。切断刃物27は、薄
帯体切断側側面がくの字状に交叉する二辺27
a,27bによつて形成されており、該くの字状
をした二辺27a,27bは80〜100°程度の拡開
角度をしている。第1図および第6図から明らか
なように、くの字状に交叉した二辺27a,27
bの先端は開放している。
該くの字状の凹部27cから延在する二辺のう
ち巻芯3から案内ロール32に向う薄帯体Fに切
断力を作用させる一辺27aには切断刃が形成さ
れ、他辺27bは切断刃はなく薄帯体案内面とし
て形成されている。くの字状の凹部27cは半径
1mm程度の円弧形状としており、該円弧部には切
断刃が形成されている。
ち巻芯3から案内ロール32に向う薄帯体Fに切
断力を作用させる一辺27aには切断刃が形成さ
れ、他辺27bは切断刃はなく薄帯体案内面とし
て形成されている。くの字状の凹部27cは半径
1mm程度の円弧形状としており、該円弧部には切
断刃が形成されている。
第4図に示すように、薄帯体が巻芯3から押え
ロール32に向かつて斜め上方に走行している場
合に、切断刃物27の下部角度、すなわち、切断
刃を有する下辺27aと薄帯体Fとの成す角度α
は、10〜45°とすることが好ましい。
ロール32に向かつて斜め上方に走行している場
合に、切断刃物27の下部角度、すなわち、切断
刃を有する下辺27aと薄帯体Fとの成す角度α
は、10〜45°とすることが好ましい。
また、切断刃物27の上部角度、すなわち、案
内面を有する上辺27bと薄帯体Fとの成す角度
βは15〜60°とすることが好ましい。なお、下部
角度αは上部角度βよりより小さく設定されてお
り、切断時に自重により垂れ下がる傾向がある薄
帯体Fを切断刃27aにより保持しつつ確実に切
断するようにしている。
内面を有する上辺27bと薄帯体Fとの成す角度
βは15〜60°とすることが好ましい。なお、下部
角度αは上部角度βよりより小さく設定されてお
り、切断時に自重により垂れ下がる傾向がある薄
帯体Fを切断刃27aにより保持しつつ確実に切
断するようにしている。
上記切断刃27aは第2図に示すように両面刃
とし、刃先の角度θを30〜50°程度、好ましくは
35〜45°程度とすることが望ましい。また、切断
刃物の厚さtは0.3〜0.7mm、望ましくは0.5〜0.6
mmとすることがすることが好ましい。
とし、刃先の角度θを30〜50°程度、好ましくは
35〜45°程度とすることが望ましい。また、切断
刃物の厚さtは0.3〜0.7mm、望ましくは0.5〜0.6
mmとすることがすることが好ましい。
前記凹部27cと刃物の端面との距離Tは10mm
程度以下と短くして薄帯体に接触する抵抗が大き
過ぎないようにすることが好ましい。
程度以下と短くして薄帯体に接触する抵抗が大き
過ぎないようにすることが好ましい。
前述の第4図において、巻芯3から押えロール
(案内ロール)32へ薄帯体Fが走行する際に、
上記区域で薄帯体Fの張力が変動したり、巻芯3
と薄帯体Fの間の摩擦係数が変動したりして、薄
帯体Fが巻芯3から離れる位置が第9図に示すよ
うに理論上の位置3aから3bの位置の間で変動
し、このため、切断中に薄帯体Fの走行位置が刃
物27に対して実線で示す理論位置から鎖線で示
す位置まで上方に僅かに変動することがある。
(案内ロール)32へ薄帯体Fが走行する際に、
上記区域で薄帯体Fの張力が変動したり、巻芯3
と薄帯体Fの間の摩擦係数が変動したりして、薄
帯体Fが巻芯3から離れる位置が第9図に示すよ
うに理論上の位置3aから3bの位置の間で変動
し、このため、切断中に薄帯体Fの走行位置が刃
物27に対して実線で示す理論位置から鎖線で示
す位置まで上方に僅かに変動することがある。
本考案の刃物27は、第1図に示す長孔27d
の取付け位置を調節することにより、前記切断刃
が形成された一辺27aを薄帯体Fの定常走行域
(実線で示す理論的な薄帯体の走行位置と実験的
に薄帯体が変動することが認められる鎖線で示し
た走行位置との間の領域)に臨ませ且つ前記凹部
27cを薄帯体の定常走行域の外側(第1図では
上側)に位置させている。
の取付け位置を調節することにより、前記切断刃
が形成された一辺27aを薄帯体Fの定常走行域
(実線で示す理論的な薄帯体の走行位置と実験的
に薄帯体が変動することが認められる鎖線で示し
た走行位置との間の領域)に臨ませ且つ前記凹部
27cを薄帯体の定常走行域の外側(第1図では
上側)に位置させている。
前述のように保持具26を介して切断刃物27
を歯付ベルト18に取着しているので、アーム9
を第4図に示すように回動させた場合に、歯付ベ
ルト18は薄帯体F巻取用巻芯3の近傍に位置し
ており、前記プーリ16,17の回転面は該巻芯
3の接線に対して交差するよう巻芯3側に傾斜し
て位置しており、一方、該歯付ベルト18に担持
された刃物27は切断刃物保持具26によりその
先端が前記巻芯3の接線に平行するよう外向きに
傾斜されている。
を歯付ベルト18に取着しているので、アーム9
を第4図に示すように回動させた場合に、歯付ベ
ルト18は薄帯体F巻取用巻芯3の近傍に位置し
ており、前記プーリ16,17の回転面は該巻芯
3の接線に対して交差するよう巻芯3側に傾斜し
て位置しており、一方、該歯付ベルト18に担持
された刃物27は切断刃物保持具26によりその
先端が前記巻芯3の接線に平行するよう外向きに
傾斜されている。
以上の構成からなる本考案においては、例えば
アンワインド装置(図示せず)から解舒され、コ
ーター(図示せず)等の適宜な手段により乾燥、
コーテイング、キユアリング等の所望の処理を施
されたプラスチツクフイルム、紙等の薄帯体Fを
ガイドローラ1を経て巻芯3′に巻取る。
アンワインド装置(図示せず)から解舒され、コ
ーター(図示せず)等の適宜な手段により乾燥、
コーテイング、キユアリング等の所望の処理を施
されたプラスチツクフイルム、紙等の薄帯体Fを
ガイドローラ1を経て巻芯3′に巻取る。
巻芯3′上の薄帯体Fの巻量が所定量に達した
ことを検出すると、巻付けロール支持アーム2を
回動手段により支持軸2aの回りに回動して、巻
芯3′を巻芯3と入替える。次いで、第4図に示
すように、アーム4が支持軸4aの回りで回動さ
れ、ゴム製の巻込みロール5、タツチロール6が
巻芯3の上流側から周面に沿い、薄帯体Fを巻芯
3に巻付ける。
ことを検出すると、巻付けロール支持アーム2を
回動手段により支持軸2aの回りに回動して、巻
芯3′を巻芯3と入替える。次いで、第4図に示
すように、アーム4が支持軸4aの回りで回動さ
れ、ゴム製の巻込みロール5、タツチロール6が
巻芯3の上流側から周面に沿い、薄帯体Fを巻芯
3に巻付ける。
押えロール33が上向きとされ、この状態でア
ーム9が支持軸9aの回りに回動され、押えロー
ル33は薄帯体の上方に達し、またゴム製の押込
みロール32が巻芯3の下流側から薄帯体Fを持
上げて、薄帯体Fの巻芯3への巻付け角度を増し
て、薄帯体を巻芯3に確実に巻付けるとともに、
歯付ベルト18を薄帯体F巻取用巻芯3の近傍に
位置させる。その状態で押えロール33を水平な
状態とするが引つ張りバネ34により押えロール
33が薄帯体に接触しない状態としておく。
ーム9が支持軸9aの回りに回動され、押えロー
ル33は薄帯体の上方に達し、またゴム製の押込
みロール32が巻芯3の下流側から薄帯体Fを持
上げて、薄帯体Fの巻芯3への巻付け角度を増し
て、薄帯体を巻芯3に確実に巻付けるとともに、
歯付ベルト18を薄帯体F巻取用巻芯3の近傍に
位置させる。その状態で押えロール33を水平な
状態とするが引つ張りバネ34により押えロール
33が薄帯体に接触しない状態としておく。
前記プーリ16,17の回転面は該巻芯3の接
線に対して巻芯3側に傾斜して位置しており、一
方、該歯付ベルト18に担持された刃物27は切
断刃物保持具26によりその先端が前記巻芯3の
接線に平行するよう外向きに傾斜される。
線に対して巻芯3側に傾斜して位置しており、一
方、該歯付ベルト18に担持された刃物27は切
断刃物保持具26によりその先端が前記巻芯3の
接線に平行するよう外向きに傾斜される。
この状態では切断刃物27は待機位置に位置し
ている。クラツチブレーキ13のクラツチを断ち
ブレーキを掛けたまま、モータ11を駆動する。
モータ11がほぼ定常切断速度まで加速された時
点でブレーキを解きクラツチを接続すると、モー
タ11からプーリ12、歯付ベルト14、プーリ
13、クラツチブレーキ15を経て歯付プーリ1
6が回転され、歯付ベルト18とともに切断刃物
27が移動される。
ている。クラツチブレーキ13のクラツチを断ち
ブレーキを掛けたまま、モータ11を駆動する。
モータ11がほぼ定常切断速度まで加速された時
点でブレーキを解きクラツチを接続すると、モー
タ11からプーリ12、歯付ベルト14、プーリ
13、クラツチブレーキ15を経て歯付プーリ1
6が回転され、歯付ベルト18とともに切断刃物
27が移動される。
仮に刃物27の上辺27bにも切断刃を形成し
ており、この上部の切断刃に薄帯体Fが位置する
ようなことがあると、この上部の切断刃の切断力
が上から下向きに、すなわち、薄帯体Fの走行方
向と逆方向に作用することになる。このため、切
断力が大幅に変化し、この結果として切断面がギ
ザギザになり良好に切断できないことになる。
ており、この上部の切断刃に薄帯体Fが位置する
ようなことがあると、この上部の切断刃の切断力
が上から下向きに、すなわち、薄帯体Fの走行方
向と逆方向に作用することになる。このため、切
断力が大幅に変化し、この結果として切断面がギ
ザギザになり良好に切断できないことになる。
これに対して、本考案においては、刃物27の
上辺27bには切断刃を具備しない案内面を形成
しているので、万一この上部の案内面27bに薄
帯体Fが位置するようなことがあつても、この上
部の案内面27bは薄帯体Fを切断することな
く、切断刃27aの方へ押しやり、該切断刃27
aにより薄帯体Fを切断する。従つて、刃物27
の切断刃27aにより薄帯体Fの走行方向と一致
した切断力を作用して円滑に切断を行うことがで
きる。
上辺27bには切断刃を具備しない案内面を形成
しているので、万一この上部の案内面27bに薄
帯体Fが位置するようなことがあつても、この上
部の案内面27bは薄帯体Fを切断することな
く、切断刃27aの方へ押しやり、該切断刃27
aにより薄帯体Fを切断する。従つて、刃物27
の切断刃27aにより薄帯体Fの走行方向と一致
した切断力を作用して円滑に切断を行うことがで
きる。
本考案は、薄帯体切断側側面がくの字状に交叉
する上下の二辺によつて形成されており、該くの
字状の凹部から延在する二辺のうち凹部から下方
に延在する下側辺には切断刃が形成され、凹部か
ら上方に延在する上側辺は切断刃がなく薄帯体案
内面として形成された刃物である。
する上下の二辺によつて形成されており、該くの
字状の凹部から延在する二辺のうち凹部から下方
に延在する下側辺には切断刃が形成され、凹部か
ら上方に延在する上側辺は切断刃がなく薄帯体案
内面として形成された刃物である。
巻芯から案内ロールへ走行する薄帯体は、その
自重により切断刃が形成された下側辺の方向に撓
み勝手となり、上述の構成とした本考案に係る切
断刃物の下側辺に形成された切断刃に接触し、切
断刃物の走行によつて下側辺の切断刃により切断
される。
自重により切断刃が形成された下側辺の方向に撓
み勝手となり、上述の構成とした本考案に係る切
断刃物の下側辺に形成された切断刃に接触し、切
断刃物の走行によつて下側辺の切断刃により切断
される。
更に上記構成とすることにより、巻芯と案内ロ
ールとの間での薄帯体の張力変動や、巻芯と薄帯
体の間の摩擦係数の変動などにより切断中に薄帯
体の走行位置が刃物に対して上下に変動して仮に
薄帯体が刃物の上側辺に形成された案内面に臨む
ようなことがあつても、薄帯体は刃物に案内面に
より下側辺の切断刃に押しやられ、薄帯体の自重
と相俟つて、薄帯体は切断刃に接触せられて常に
切断刃により切断される。
ールとの間での薄帯体の張力変動や、巻芯と薄帯
体の間の摩擦係数の変動などにより切断中に薄帯
体の走行位置が刃物に対して上下に変動して仮に
薄帯体が刃物の上側辺に形成された案内面に臨む
ようなことがあつても、薄帯体は刃物に案内面に
より下側辺の切断刃に押しやられ、薄帯体の自重
と相俟つて、薄帯体は切断刃に接触せられて常に
切断刃により切断される。
このために、刃物の切断力が薄帯体の走行方向
と逆方向に作用することなく、刃物の前記切断刃
による切断力が切断中常に薄帯体の走行方向に作
用し、薄帯体の端面を折り曲げたりすることな
く、薄帯体を良好に切断することができる。
と逆方向に作用することなく、刃物の前記切断刃
による切断力が切断中常に薄帯体の走行方向に作
用し、薄帯体の端面を折り曲げたりすることな
く、薄帯体を良好に切断することができる。
第1図は第6図の一部拡大図、第2図は第1図
の−断面図、第3図は第1図の−断面
図、第4図は第8図に示した薄帯体切断装置の薄
帯体巻取用巻芯の切替え動作を示す側面図、第5
図は可撓性ベルトの案内部の断面図、第6図は本
考案の切断刃物の可撓性ベルト取付け状態を示す
正面図、第7図は第6図の横断面図、第8図は本
考案の切断刃物を使用する切断装置の要部斜視
図、第9図は第4図の一部拡大図、第10図は第
9図の一部拡大図である。 27……切断刃物、27a……切断刃、27b
……案内面、27c……凹部。
の−断面図、第3図は第1図の−断面
図、第4図は第8図に示した薄帯体切断装置の薄
帯体巻取用巻芯の切替え動作を示す側面図、第5
図は可撓性ベルトの案内部の断面図、第6図は本
考案の切断刃物の可撓性ベルト取付け状態を示す
正面図、第7図は第6図の横断面図、第8図は本
考案の切断刃物を使用する切断装置の要部斜視
図、第9図は第4図の一部拡大図、第10図は第
9図の一部拡大図である。 27……切断刃物、27a……切断刃、27b
……案内面、27c……凹部。
Claims (1)
- 走行中の薄帯体の一端から他端に向けて移動し
て該薄帯体を切断する切断刃物において、薄帯体
切断側側面がくの字状に交叉する上下の二辺によ
つて形成されており、該くの字状の凹部から下方
に延在する下側辺には切断刃が一体形成されてお
り、該切断刃は両面刃となつており、前記凹部か
ら上方に延在する上側辺は切断刃がなく薄帯体案
内面として形成され、前記二辺の反凹部側先端が
ともに開放されていることを特徴とする薄帯体の
切断刃物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986068651U JPH047918Y2 (ja) | 1986-05-07 | 1986-05-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986068651U JPH047918Y2 (ja) | 1986-05-07 | 1986-05-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62181396U JPS62181396U (ja) | 1987-11-17 |
JPH047918Y2 true JPH047918Y2 (ja) | 1992-02-28 |
Family
ID=30908660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986068651U Expired JPH047918Y2 (ja) | 1986-05-07 | 1986-05-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH047918Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0732999B2 (ja) * | 1988-03-31 | 1995-04-12 | 東芝機械株式会社 | フィルム巻取機におけるフィルム切断方法 |
JP3736824B2 (ja) | 1997-09-30 | 2006-01-18 | キヤノンファインテック株式会社 | 記録媒体裁断装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5914498A (ja) * | 1982-07-16 | 1984-01-25 | 横浜ゴム株式会社 | 柔軟性を有する補強コ−ド入り材料の切断方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4855485U (ja) * | 1971-10-26 | 1973-07-16 |
-
1986
- 1986-05-07 JP JP1986068651U patent/JPH047918Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5914498A (ja) * | 1982-07-16 | 1984-01-25 | 横浜ゴム株式会社 | 柔軟性を有する補強コ−ド入り材料の切断方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62181396U (ja) | 1987-11-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR0134199B1 (ko) | 웨브 부착기 | |
JP2930718B2 (ja) | 紙又はカートンから成る帯状材料を巻取りスリーブに巻き取るための巻き取り機 | |
JPS6231645A (ja) | 磁気テ−プ巻取り方法および装置 | |
JPH04242528A (ja) | 連続ウエブの切断方法及びその装置 | |
US4014233A (en) | Apparatus for severing a sheet of material from a web | |
JPH047918Y2 (ja) | ||
JPH0542796A (ja) | 帯状材料の処理加工装置 | |
JP2007022796A (ja) | 長尺体の巻取り方法及びその装置 | |
JPH0616696Y2 (ja) | 薄帯体の切断装置 | |
JPS62259793A (ja) | 薄帯体の切断方法および装置 | |
JPS62213995A (ja) | 薄帯体の切断方法 | |
JPS62120996A (ja) | 薄帯体の切断方法およびその実施装置 | |
CN216863064U (zh) | 一种pet离型膜分切机 | |
JPH0317640B2 (ja) | ||
JPS6237666Y2 (ja) | ||
JP3033627B2 (ja) | 金属条のスリッティング装置 | |
JP2520047Y2 (ja) | シート状物の切断装置 | |
JPH0476900B2 (ja) | ||
JP2783517B2 (ja) | ウェブロールの端末処理装置 | |
JPH07206233A (ja) | シート類連続巻取機におけるシート類切断装置 | |
JPS6142203Y2 (ja) | ||
JP2567247B2 (ja) | 薄帯体の巻取方法およびその方法を実施する装置 | |
JPH0472673B2 (ja) | ||
JPS594565A (ja) | シ−ト状物の巻き戻し方法及び装置 | |
JPS6216309Y2 (ja) |