JP2567247B2 - 薄帯体の巻取方法およびその方法を実施する装置 - Google Patents

薄帯体の巻取方法およびその方法を実施する装置

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JP2567247B2 JP62171841A JP17184187A JP2567247B2 JP 2567247 B2 JP2567247 B2 JP 2567247B2 JP 62171841 A JP62171841 A JP 62171841A JP 17184187 A JP17184187 A JP 17184187A JP 2567247 B2 JP2567247 B2 JP 2567247B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は薄帯体の巻取り方法およびその方法を実施す
る装置に関する。より詳しくは、本発明は、オーディオ
カセット、業務用ビデオ、ホームビデオ、デジタルコン
ピュータテープ、写真フィルム、感光性フィルム、タイ
プライターリボン等のプラスチックフィルム、紙等の薄
帯体に乾燥、コーティング、キュアリング等の処理を施
し巻取り装置に巻取るに当って、1個の巻芯に巻取中の
薄帯体をその走行を停止させることなく空の巻芯へ巻付
け、巻取りを継続することを可能とする薄帯体の巻取り
方法およびその方法を実施する装置に関する。
〔従来の技術〕
満巻巻取り管を巻取り位置から予備位置に移動させる
とともに、巻取り位置に位置した空の巻取り管と満巻巻
取り管との間で薄帯体を切断して空の巻取り管への薄帯
体の巻取りを継続する満巻巻取り管を巻取り位置から予
備位置に移動させるとともに巻取り位置に位置した空の
巻取り管と満巻巻取り管との間で薄帯体を切断して空の
巻取り管への薄帯体の巻取りを継続する方法において、
従来第6図および第7図に示すような方法がとられてい
る。
すなわち、ライダーアーム1を回転盤11上の回動支点
1aに揺動可能に支持し、ライダーアーム1の先端にライ
ダーロール2を回転可能に支承する。巻取り位置の巻取
り管上に薄帯体を巻取る間、ライダーアーム1に支承し
たライダーロール2を巻取り管に巻取った薄帯体Wの外
表面に接触させる(第6図)。
薄帯体が満巻になると、回転盤11を支点12の回りに18
0゜回動して第7図の位置とする。第7図に示すよう
に、回転盤11とともにライダーアーム1およびライダー
ロール2が反転し、巻取り位置から予備位置の間で薄帯
体Fを切断する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような従来の方法によると、巻取り位置と予備位
置の間で切断された薄帯体Fの端部が自由状態で満巻薄
帯体Wに巻取られるので、薄帯体Fが走行方向と交差す
る方向に揺れ、満巻薄帯体Wに随伴した空気Aが薄帯体
とともに満巻薄帯体に巻取られることになる(第7図の
矢印参照)。
なお、従来の装置ではライダーロール2の満巻薄帯体
Wとの接触位置について格別な配慮がされておらず、薄
帯体Fが満巻薄帯体Wの周面に相当な角度巻付いた後に
ライダーロール2が薄帯体を押圧しているため、満巻薄
帯体Wに随伴して薄帯体Fとともに巻込まれた空気Aは
ライダーロール2により押圧されても最早外部に逃げる
ことができず、そのまま満巻薄帯体Wに巻込まれる。
この空気の巻込みは巻取りスピードが低い場合も生じ
ているが、巻取りスピードが50〜300m/分程度では余り
問題にはならない。しかし、巻取り速度が350〜500m/分
と高速になると、この空気の巻込みが非常に顕著にな
る。
このように満巻薄帯体Wの中に巻込まれた空気は、後
で満巻の状態で保管している間に徐々に外部へ抜けて行
き、このため、得られた満巻薄帯体の外表面は、少なく
とも何層かは空気が抜けた後がブヨブヨな状態となり、
薄帯体の物性上の問題および巻き取った満巻薄帯体Wの
形状の問題から不良品となる。このため従来、最外層の
ブヨブヨ部分を解除し廃棄している。
一方、特開昭52−31280号公報には、巻芯の両端を、
多軸ターレットに設けた挟持機構によって回転可能に挟
持し、第1巻取位置で大半長のシート状物を巻芯に巻取
らせ、次いで多軸ターレットを旋回動させて第2巻取位
置で満巻になるまで巻取りを行わせて、ロール状物を形
成させる巻取機構と、前記第1巻取位置および第2巻取
位置で揺動機構によって回転可能に夫々枢支させ、巻芯
と平行で揺動し得る第1タッチローラおよび第2タッチ
ローラからなる巻取機が開示されている。
この特開昭52−31280号公報に開示された巻取機で
は、第2巻取位置にあるロール状物を第2タッチローラ
で押圧しており接触位置について格別な配慮がされてい
るため、空気が満巻薄帯体Wに随伴して薄帯体Fととも
に巻込まれることを防止できる。
しかしながら、特開昭52−31280号公報に開示された
巻取機では、大半長のシート状物を巻芯に巻取る第1巻
取位置では第1タッチローラを押圧させており、一方、
第2巻取位置では第2タッチローラを押圧させており、
しかも、その途中では第1と第2の2つのタッチローラ
を満巻薄帯体に同時に押圧させている。このように特開
昭52−31280号公報に開示された巻取機では、巻取中に
第1タッチローラから第2タッチローラへ切替えている
ので、巻取中に薄帯体の接圧が変化し、安定した良好な
巻取りが行えないと言う問題がある。この問題は特に巻
取張力が低く低接圧で巻取る必要がある薄い薄帯体にお
いて顕著である。
〔発明の目的〕
本発明は、巻取り開始から満巻まで一様な接圧で良好
な巻取りが行え、併せて上述したような薄帯体の巻取り
完了時の空気の巻込みを防止して、得られた薄帯体巻取
体の最外層まで良品として使用することが可能とする薄
帯体の巻取方法およびその方法を実施する装置を提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明においては、上記目的を、満巻巻取り管を巻取
り位置から予備位置に移動させるとともに巻取り位置に
位置した空の巻取り管と満巻巻取り管との間で薄帯体を
切断して空の巻取り管への薄帯体の巻取りを継続する方
法において、ライダーロールを巻取り管の薄帯体に押圧
したままで薄帯体を巻取り管に巻取り、該巻取り管が満
巻になると、該満巻巻取り管に巻取られた薄帯体の切断
側端部が満巻薄帯体から離れる仮想接点位置の近傍また
は該接点位置より自由端側の満巻薄帯体の外表面位置
に、前記ライダーロールを位置させ、前記ライダーロー
ルにより前記満巻薄帯体の前記外表面位置を押圧するこ
とを特徴とする薄帯体の巻取り方法により達成する。
更に、本発明は、その方法を実施する装置として、巻
取り管を巻取り位置と予備位置との間で移動させる部
材、予備位置に位置した満巻の巻取り管から巻取り位置
に位置した空の巻取り管に連なる薄帯体を切断する部
材、並びに前記巻取り管への薄帯体の巻取り中および巻
取り位置から予備位置へ移動する際に満巻薄帯体の外表
面を押圧するライダーロールからなり、該ライダーロー
ルは屈曲可能に間接結合された腕部材を介して前記移動
させる部材に支承されていることを特徴とする薄帯体の
巻取り装置を提供する。
〔作 用〕
本発明の方法においては、ライダーロールを巻取り管
の薄帯体に押圧したままで薄帯体を巻取り管に巻取り、
該巻取り管が満巻になると、薄帯体が満巻薄帯体から空
の巻取り管に向けて離れる仮想的な接点位置の近傍また
は上記接点位置よりも外側、すなわち、空の巻取り管
側、の満巻薄帯体の外表面位置をライダーロールによっ
て押圧することにより、薄帯体とともに空気が満巻薄帯
体に巻込まれることを防止するようにしている。
すなわち、本発明の方法においては、巻取り中、巻取
り管の薄帯体を常時同一のライダーロールにより押圧し
ており、巻取り中の薄帯体に一様な接圧が付与されるた
め、薄帯体の良好な巻取りが行える。なお、ライダーロ
ールにより上記接点より下流、すなわち満巻薄帯体側、
の満巻薄帯体の外表面位置を押圧する場合には、接点か
ら150mm程度までの範囲、好ましくは100mm程度の範囲内
とする。この範囲内では薄帯体が殆ど巻付いていない状
態でライダーロールで押圧することができ、薄帯体と共
に満巻薄帯体に巻込まれかかった空気をライダーロール
で押出し巻込みを防止できる。また、上記接点位置また
は該接点位置より上流側、すなわち、薄帯体の自由端
側、をライダーロールで押圧する場合には、薄帯体が全
く巻付いていない状態でライダーロールで押圧するの
で、満巻薄帯体に空気が巻込まれることを防止できる。
本発明の装置においては、第6図に示したように従来
のライダーアームが回動支点に揺動可能に支承された単
一の部材の先端にライダーロールが設けられていたため
に、ライダーロールの接触位置が制限されるという点に
鑑み、巻取り管を巻取り位置と予備位置との間で移動さ
せる部材にライダーアームを支承し、このライダーアー
ムを屈曲可能に関接結合された腕部材として構成し、こ
れによりライダーロールが満巻薄帯体の仮想接点の近傍
または該接点よりも自由端側を押圧可能としている。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図は本発明に係る薄帯体巻取り装置の概略正面図
である。十字型をした回転盤11が回転支点12により回転
可能に支承されている。回転盤11の横方向の腕部材に
は、巻取り管13a、13bが回転可能に支承されている。ま
た回転盤11の上下にはガイドロール14が回転可能に設け
られている。
回転盤11の外側には、回動支点15aに(第2図〜第4
図参照)回動可能にレイオンアーム15が支承され、レイ
オンアーム15にレイオンロール16および巻込みロール17
が回転可能に支承されている。
レイオンアーム15、レイオンロール16および巻込みロ
ール17等の構造は、レイオンアーム15の先端部15cが適
宜な流体圧シリンダ等により回動可能な点を除き、例え
ば、特開昭62−120996号公報に開示されたものと同様な
構造であるので詳細な説明は省略する。
レイオンアーム15の上流位置には、ガイドロール18が
回転可能に設けられている。
レイオンアーム15の上方位置には、回動支点19aに回
動可能に切断アーム19が設けられており、L字型をした
切断アーム19の先端にはロール20および刃物駆動装置21
が設けられている。
刃物駆動装置21は、刃物22を紙面に直交する方向に移
動させて薄帯体を切断するものである。
切断アーム19、刃物駆動装置21および刃物22は、同じ
く前述の特開昭62−120996号公報に開示されている構造
と類似であるので詳細な説明は省略する。
前述の回転盤11の上下位置には、ブラケット31および
ガイドレール32が固定設置されている。ブラケット31は
エアシリンダのような流体圧シリンダ33を支承するもの
である。
また、ガイドレール32は移動体35を横方向に案内する
ものである。移動体35からは、角度をなしてブラケット
36が突設されている。
ブラケット36と前述の流体圧シリンダ33のピストンロ
ッド34の先端とは連結されている。従って流体圧シリン
ダ33を作動させることによってブラケット36とともに移
動体35を、ガイドレール32に沿って横方向に移動させる
ことができる。
ブラケット36の先端には、減速機付サーボモータ37を
介してメインアーム38が取付けられている。従って減速
機付サーボモータ37を回動させることによりメインアー
ムをブラケット36の先端で回動させることができる。
メインアーム38の先端には、支点40を介してL字型を
したアーム39が揺動可能に取付けられている。メインア
ーム38のシリンダの回動支点41にアーム作動用流体圧シ
リンダ42が支承され、そのピストンロッド42aの先端が
支点ピン43を介してアーム39に連結されている。従って
シリンダ42を作動することにより、アーム39をメインア
ーム38に対して回動させることができる。
更にアーム39のL字型をした先端には、支点ピン45を
介して、くの字状をした先端アーム44が回動可能に支承
されている。
アーム39に設けたシリンダの回動支点47に流体圧シリ
ンダ48が支承され、そのピストンロッド48aが支点ピン4
9によって先端アーム44の後端部に連結され、流体圧シ
リンダ48により先端アーム44を作動するようにしてい
る。
なお、前述した減速機付サーボモータ37に代えて流体
圧シリンダ42、48と同様なシリンダを用いることもでき
る。
先端アーム44の先端にはライダーロール46が回転可能
に支承されている。
なお、メインアーム38、アーム39および先端アーム44
の最大動作点および最小動作点にはストッパ(図示せ
ず)が設けてあり、メインアーム38、アーム39および先
端アーム44の作動範囲を制限している。
以上の構成からなる本発明の薄帯体の巻取り装置にお
いては、回転盤11に支承された巻取り管13a上に薄帯体
Fを巻取る。薄帯体Fはガイドロール18からレイオンロ
ール16、ライダーロール46を付て巻取り管13aに巻取ら
れている。
なお、減速機付サーボモータ37はブレーキが掛けられ
ており、メインアーム38が回動しないようになってい
る。巻取り管13a上の薄帯体の巻太りにつれて、アーム3
9が回動する。
下方に位置しているライダーロール46について言え
ば、減速機付サーボモータ37および流体圧シリンダ42、
48を作動して第2図に示すように小さく屈曲した状態と
している。更に、この実施例においては流体圧シリンダ
33を作動させて移動体35も図示の位置としている。
巻取り管13a上の薄帯体が満巻状態になると、回転盤1
1を回転支点12の回りに回転することにより、第3図に
示すように、満巻の巻取り管13aは予備位置に移動し、
予備位置にあった空の巻取り管13bが巻取位置へ移動す
る。
上述した第2図の状態から第3図の状態に回転盤11が
回転する間に、回転盤11の回転により発信される信号ま
たはタイマーから発信される信号に基づき、減速機付サ
ーボモータ37の回転時間および回転角度を制御し、ライ
ダーロール46の動きが回転盤11の動きに追従させるよう
に制御する。
すなわち、ライダーロール46が第3図の状態(この状
態でライダーロール46は仮想接点位置より下流側100mm
以内の仮想接点の近傍に位置している)となった後に、
減速機付サーボモータ37を更に回動させることによっ
て、第2図に示すブラケット36とメインアーム38との間
のなす角Pを第3図に示すようにQの角度まで広げる。
第3図に示した実施例においては、以上の操作によ
り、回転盤11が180゜ターンし終わったときに、ライダ
ーロール46が満巻薄帯体Wの外周面に接触する位置B
を、満巻薄帯体Wの周面からガイドロール14へ至る仮想
的直線が満巻薄帯体13aから離れる点、すなわち接点
T、よりもガイドロール14側に位置させている。
上述の角PをQの角度まで広げる操作は、回転盤11の
回転中のみならず、第2図の状態で行っても良く、また
は第3図の状態で行っても良い。
角度をPからQに増加させることによって、ライダー
ロール46は満巻薄帯体13aの周面に沿って、例えば第3
図の破線で示す状態から実線の状態へと移動する。
なお、薄帯体Fは巻取り管13a上に巻取られた満巻薄
帯体Wから空の巻取り管13bの間をガイドロール14を経
て伸びている。
このようにしてライダーロール46により押圧すること
によって満巻薄帯体Wに空気Aが巻込まれることが防止
される。この状態で、レイオンアーム15およびL字形を
した先端部15cを第3図のように回動させた後に、切断
アーム19を第3図に示すように反時計方向に回動させ、
ガイドロール14と巻取り位置の空の巻取り管13bの間の
薄帯体Fを刃物22により切断する。
切断アーム19および刃物22の作動については、特開昭
62−120996号公報に開示されている方法と類似である。
薄帯体Fが刃物22により切断されることにより、薄帯
体Fは巻取り位置にある空の巻取り管13bに巻取られ始
める。
刃物アーム19は第4図に実線で示すように待機位置に
戻り、右の移動体35、ブラケット36も右へ動く。
第4図において、減速機付サーボモータ37により空の
巻取り管13b側のメインアーム38が二点鎖線で示した位
置から実線で示した位置まで大きく回動すると、ライダ
ーロール46が空の巻取り管13bに接触する。
次にメインアーム38を更に微小回動させる。これによ
り、ライダーロール46は空の巻取り管13bへ押圧力を生
じる。このときに、アーム39も回動し、ライダーロール
46は空の巻取り管13bの周面に沿って微動する。この際
に薄帯体Fを介して空の巻取り管13bに生じるライダー
ロール46のニップ圧は0.7〜1.5kg/cm2程度が好ましい。
巻取り管13bへの薄帯体Fの巻取り中、ライダーロー
ル46が巻取られた薄帯体Wの外周面に上記ニップ圧で押
圧され続け、良好な巻取りが行われる。
前述したように、巻取り管13a上の薄帯体が満巻状態
になると、回転盤11を回転支点12の回りに回転すること
により、第3図に示すように、満巻の巻取り管13aは予
備位置に移動し、予備位置にあった空の巻取り管13bが
巻取位置へ移動する。
この際に、前述したように、ブラケット36とメインア
ーム38との間のなす角Pを第3図に示すようにQの角度
まで広げる。この方法によれば、薄帯体が満巻薄帯体か
ら空の巻取り管に向けて離れる仮想的な接点位置の近傍
または上記接点位置よりも外側、すなわち、空の巻取り
管側、の位置をライダーロールによって押圧することに
より、薄帯体とともに空気が満巻薄帯体に巻込まれるこ
とを防止でき、巻込み空気により満巻薄帯体の外層が不
良品となることを防止し、良好な巻取りが行える。
その後、更に、支点40の回りにアーム39を微小回転さ
せて満巻薄帯体13aに接触していたライダーロール46
を、第4図に示すように、満巻薄帯体Wの外表面から僅
かに離す(第4図は誇張して示している)。このように
することにより、この後で、ライダーロール46を第5図
に二点鎖線で示す状態を経て実線で示すように待機位置
へ戻す際に、ライダーロール46が満巻の薄帯体Wに接触
せず、ライダーロールによって満巻薄帯体Wがキズ、ス
ジ等を付けられることがなく、好ましい。
更に、刃物アーム19の待機位置への動きとほぼ同時
に、レイオンアーム15のL字形先端部15cを反時計方向
に回動した後、レイオンアーム15を時計方向に回動し
て、第5図で二点鎖線で示すように巻取り位置の巻取り
管13bに至る薄帯体の経路に位置していたレイオンロー
ル16を、第5図に実線で示す位置へ移動させ、また満巻
の薄帯体W側に位置していたライダーロール46は減速機
付サーボモータ37および流体圧シリンダ42、48を作動さ
せて第5図の下側に示すように小さく折り畳んだ状態と
し、更に流体圧シリンダ33を後退させて次回の回転盤11
の回動時に薄帯体に接触しない位置としている。
〔発明の効果〕
本発明によれば、巻取り中、巻取り管の薄帯体を常時
同一のライダーロールにより押圧しており、巻取り中の
薄帯体に一様な接圧が付与されるため、薄帯体の良好な
巻取りが行える。
本発明によれば、薄帯体が満巻薄帯体から空の巻取り
管に向けて離れる仮想的な接点位置の近傍または上記接
点位置よりも外側、すなわち、空の巻取り管側、の位置
をライダーロールによって押圧することにより、薄帯体
とともに空気が満巻薄帯体に巻込まれることを防止で
き、巻込み空気により満巻薄帯体の外層が不良品となる
ことを防止し、良好な巻取りが行える。
また、従来のライダーアームが回動支点に揺動可能に
支承された単一の部材の先端にライダーロールが設けら
れておりライダーロールの接触位置が制限されたのに対
して、本発明の装置においては、ライダーアームを屈曲
可能に関接結合された腕部材とし、この構成によりライ
ダーロールが満巻薄帯体の仮想接点の近傍または該接点
よりも自由端側を押圧可能としている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る薄帯体の巻取り装置の概略正面
図、第2図から第5図は第1図に示す装置の作動を示す
概略正面図、第6図および第7図は従来の装置の概略正
面図である。 1……ライダーアーム、1a……回動支点、 2……ライダーロール、11……回転盤、 12……回転支点、13a、13b……巻取り管、 14……ガイドロール、15……レイオンアーム、 15a……回動支点、16……レイオンロール、 17……巻込みロール、18……ガイドロール、 19……切断アーム、19a……回動支点、 20……ロール、21……刃物駆動装置、 22……刃物、31……ブラケット、 32……ガイドレール、33……流体圧シリンダ、 34……ピストンロッド、35……移動体、 36……ブラケット、37……減速機付サーボモータ、 38……メインアーム、39……アーム、40……回動支点、 41……シリンダの回動支点、42……アーム作動用流体圧
シリンダ、 42a……ピストンロッド、43……支点ピン、 44……先端アーム、45……支点ピン、 46……ライダーロール、47……シリンダの回動支点、 48……先端アーム作動用流体圧シリンダ、 48a……ピストンロッド、49……支点ピン。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】満巻巻取り管を巻取り位置から予備位置に
    移動させるとともに巻取り位置に位置した空の巻取り管
    と満巻巻取り管との間で薄帯体を切断して空の巻取り管
    への薄帯体の巻取りを継続する方法において、 ライダーロールを巻取り管の薄帯体に押圧したままで薄
    帯体を巻取り管に巻取り、該巻取り管が満巻になると、
    該満巻巻取り管に巻取られた薄帯体の切断側端部が満巻
    薄帯体から離れる仮想接点位置の近傍または該接点位置
    より自由端側の満巻薄帯体の外表面位置に、前記ライダ
    ーロールを位置させ、前記ライダーロールにより前記満
    巻薄帯体の前記外表面位置を押圧することを特徴とする
    薄帯体の巻取り方法。
  2. 【請求項2】巻取り管を巻取り位置と予備位置との間で
    移動させる部材、予備位置に位置した満巻の巻取り管か
    ら巻取り位置に位置した空の巻取り管に連なる薄帯体を
    切断する部材、並びに前記巻取り管への薄帯体の巻取り
    中および巻取り位置から予備位置へ移動する際に満巻薄
    帯体の外表面を押圧するライダーロールからなり、該ラ
    イダーロールは屈曲可能に間接結合された腕部材を介し
    て前記移動させる部材に支承されていることを特徴とす
    る薄帯体の巻取り装置。
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