JPH07206233A - シート類連続巻取機におけるシート類切断装置 - Google Patents

シート類連続巻取機におけるシート類切断装置

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JPH07206233A
JPH07206233A JP692194A JP692194A JPH07206233A JP H07206233 A JPH07206233 A JP H07206233A JP 692194 A JP692194 A JP 692194A JP 692194 A JP692194 A JP 692194A JP H07206233 A JPH07206233 A JP H07206233A
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JP
Japan
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sheet
sheets
cutting blade
traveling
cutting
Prior art date
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Pending
Application number
JP692194A
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English (en)
Inventor
Morihisa Sakagami
謹弥 坂上
Koichi Sakamoto
浩一 坂本
Koichi Hasegawa
光一 長谷川
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的高速で走行しているシート類を、切断
刃の走行速度や切断刃がシート類に当たる角度を都度調
節することなく、円滑に切断することができるシート類
切断装置を提供する。 【構成】 シート類の走行方向に対し直角に配置した基
板に、シート類切断刃を取付けたエンドレスチェーンを
噛合せたスプロケットを配置し、シート類切断刃を、シ
ート類に対して特定の角度で、かつ、特定の走行速度で
走行させる切断装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート類巻取機におけ
るシート切断装置に関するものであり、詳しくは、走行
中のシート類を幅方向に切断する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】プラスチック製のフィルムやシート(以
下「シート類」と言う。)を製造する際には、連続的に
製造し、これをロール状に巻き取り、一定の長さ、重量
になった際に切断し、その切断端部を次の巻芯に巻付
け、製造を続けるのが普通である。また、シート類を、
幅の広い長尺の製品として製造し、これをロール状に巻
き取り、ロールを巻き戻しながら用途に応じて幅、長
さ、重さなどを所定のものにし、再度ロール状に巻き取
るのが普通である。幅の広い長尺のシート類を巻き戻し
ながら、所定の長さにしてロール状に巻取る際には、シ
ート類を幅方向に切断し、その切断端部を次の巻芯に巻
き付ける必要があり、しかもこのような操作をシート類
走行中に連続的に行う必要がある。
【0003】従来、走行するロール状物から次の巻芯に
巻き付けるに際しては、皺や折れ込みが発生しないよう
に、安定した切断、巻替をする必要があり、かかる目的
を達成するためにシート類の全幅に亘り鋸歯状の切断刃
を打ち下ろすことにより切断する方法、または切断刃を
シート類の全幅に亘り一定速度で走行させることにより
切断する装置(実開昭49−86492号公報、特公昭
50−31311号公報、特開平1−252390号公
報などを参照)などが提案されている。
【0004】しかしながら、鋸歯状の切断刃により切断
する場合には、切断部は醜い形状となり、次の巻芯に巻
き付ける際に折れたり、皺ができることが多いばかりで
なく、装置が大型になるという欠点がある。他方、シー
ト類の全幅に亘り一定速度で走行させる切断刃により切
断する場合には、シート類の厚さ変化によりシート類の
走行速度が変化したときに切断刃の走行速度やシート類
に当たる角度の調整に手間取るという欠点がある。ま
た、シート類を切断している間中切断刃自身が自由に回
動するようにされている場合には、シート類切断端の長
さが変化し、巻き取に悪影響を及ぼすという問題があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事情に
鑑み、比較的高速で走行しているシート類を、切断刃の
走行速度や切断刃がシート類に当たる角度を都度調整す
ることなく、円滑に切断することができるシート類切断
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、シー
ト類連続巻取機におけるシート切断装置において、シー
ト類aの走行方向に直角に、かつ、シート類に対して接
近、後退可能な基板1を配置し、この基板1には走行す
るシート類aの両端に位置して一対のスプロッケット
2、2´を設置し、このスプロッケット2、2´には回
転駆動するエンドレスチェ−ン3を噛合わせて設置し、
このエンドレスチェ−ン3にはシート類切断刃bが取付
けられてなり、シート類切断刃bが、走行するシート類
aの水平方向に対して20〜30°、垂直方向に対して
15〜25°の範囲の角度で配置され、かつ、走行する
シート類aの走行速度の2.0〜3.5倍の走行速度と
されてなることを特徴とする。
【0007】以下、本発明に係るシート類連続巻取機に
おけるシート切断装置の一例を図面に示し、この図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るシート類
連続巻取機におけるシート切断装置の一例の平面図、図
2は同例の正面図、図3は同例の側面図、図4は切断刃
のシート類に対する角度の説明図である。
【0008】図において、1は基板、2、2´はスプロ
ケット、3はエンドレスチェ−ン、4、4´は基板ガイ
ドレール、5は切断刃指持部材ガイドレール、6は巻
芯、aはシート類、bはシート類切断刃、c、はモータ
ー、dは切断刃指持部材、fはシート類走行方向、hは
切断刃走行方向、θ1、θ2は切断刃のシート類aに対
する角度である。
【0009】本発明に係るシート類連続巻取機における
シート切断装置は、シート類aの走行方向fに直角に、
かつ、シート類aに対して接近、後退可能な基板1が配
置されている。基板1は、シート類切断刃が取り付けら
れたエンドレスチェ−ンを噛合わせたスプロケットを設
置し、シート類切断刃をシート類aに対して接近、後退
可能にする機能を果たす。
【0010】基板1は、図1および図2に示されている
様に、シート類aの幅より長くされ、シート類aの走行
方向fに直角に配置される。基板1はまた、図示されて
ない移動手段により、図示されていない台に刻設された
基板ガイドレール4にガイドされてシート類aに対して
接近、後退可能にされている。移動手段としては、例え
ば、シリンダー機構、ボールねじとモーターによる機構
などが挙げられる。
【0011】この基板1の端部には、走行するシート類
aの両端に位置して一対のスプロッケット2、2´が設
置されている。スプロッケット2、2´はシート類切断
刃bを取付けたエンドレスチェ−ン3と噛合わせ、エン
ドレスチェ−ン3を回転駆動する機能を果たす。エンド
レスチェ−ン3は、シート類切断刃bを走行させる機能
を果たし、シート類切断刃bはシート類aを切断する機
能を果たす。エンドレスチェ−ン3にシート類切断刃b
を取付けるには、切断刃指持部材dを介するのが好まし
い。
【0012】切断刃指持部材dは、L字状に曲げられた
板状体より作られ、その一方の面にはエンドレスチェ−
ン3に取付けられ、他方の面には切断刃bが取付けられ
る。切断刃指持部材dに取付けるシート類切断刃bのシ
ート類表面に対する角度θ1、θ2を若干変更できる構
造にすると、本発明の目的が効果的に達成される。
【0013】この角度θ1、θ2を、図面に基づいて説
明する。θ1は、シート類aの表面に対して垂直の方向
Xに対して切断刃b走行方向hに遅れ側(−Y側)に傾
斜させた垂直角度を意味する(図1および図4参照)。
θ2は、シート類aの表面に対して平行で、シート類走
行方向に対して直角の方向Yに対して傾斜させた水平角
度を意味する(図2および図4参照)。また、切断刃支
持部材dは切断刃支持部材ガイドレール5によって、基
板1上をシート類幅方向に移動可能にされ、切断刃支持
部材dとシート類切断刃bは、モーターcの稼働によっ
てシート類の幅の一端から他端に走行させて、シート類
を切断する。
【0014】シート類切断刃bの走行速度は、シート類
の走行速度に一定倍率で追従させるのが好ましい。この
目的を達成するには、シート類の走行速度信号を受信
し、その信号に追従してシート類切断刃bの走行速度を
自動的に変更できる駆動装置がよく、具体的には、交流
モーターとインバーター装置との組合せが挙げられる。
なお、切断刃指持部材dにガイドレール5を設けておく
と、シート類切断刃bの振動を抑制しつつ走行させるこ
とができる。
【0015】次に本発明に係るシート類連続巻取機にお
けるシート切断装置によって、実際にシート類を切断す
る手順を説明する。一の巻芯にシート類を巻き次の巻芯
に巻替えする時にシート類を切断するに際し、巻取量が
限界に達する直前にシート切断装置を図1、図3におい
て実線で示した位置に待機させ、巻取量が限界に達する
と同時にモーターcを稼働させてシート類切断刃bをシ
ート類aの幅の一端から他端に走行させて、シート類a
を切断する。シート類切断刃bの走行速度は、交流モー
ターとインバーター装置との組合せにより、シート類の
走行速度に一定倍率で追従するようにされている。
【0016】シート類切断刃bがシート類aの幅の他端
に達すると、図示されていないセンサーによりモーター
に停止信号が発信され走行が停止する。走行が停止した
後のシート類切断刃bは、シート類aから大きく離間し
た位置(図1および図3の点線の位置)に移動させ、シ
ート類切断刃bはゆっくりと切断開始位置まで戻し、停
止させ、次の切断時まで待機させる。
【0017】次に、本発明に係るシート類連続巻取機に
おけるシート切断装置によって、シートを切断のテスト
を行った結果を示す。 ・シートの種類:二軸延伸ポリスチレンシート ・シートの幅:950〜1120mm ・シートの厚み:0.13mm、0.15mm、0.1
8mm、0.21mm、0.30mm、0.35mm、
0.50mm ・シート切断刃b駆動装置:交流モーターとインバータ
ー装置 ・シートの走行速度:Max.60m/min ・シート切断刃bの走行速度:Max.180m/mi
n ・シート切断刃bの角度: 垂直角度θ1(シート類aの表面に対して垂直の方向X
に対して切断刃b走行方向hに遅れ側(−Y側)に傾斜
させた垂直角度を意味する)…0〜30° 水平角度θ2(シート類aの表面に対して平行で、シー
ト類走行方向に対して直角の方向Yに対して傾斜させた
水平角度を意味する)…0〜40°
【0018】上記の様に諸条件を変えて切断、巻き付け
のテストを行った結果、シート類の走行速度とシート類
切断刃bの角度を特定の範囲に調整する必要があること
が判明した。 (1)シート類切断刃bの角度のシート類に対する角度
は、水平角度は20〜30°、垂直角度は15〜25°
の範囲とするのがよい。この範囲から外れると、切断時
の切断刃bがシート類に切込みを入れると同時に、シー
ト類が破れるという問題が発生する。 (2)シート類切断刃bの走行速度はシート類の走行速
度の2.0〜3.5倍の範囲とするのがよい。切断刃b
の走行速度を一定にした場合には、シート類の厚みが変
化しシート類の走行速度が変るとシート類が切断途中で
破れるという問題が発生する。 (3)シート類切断端の長さが長くなった場合には巻取
時に皺が発生し、逆に短くなると巻付時に円滑な操作が
できないという問題がある。
【0019】
【発明の効果】本発明に係るシート類連続巻取機におけ
るシート切断装置は、次のような優れた利点があり、そ
の工業的利用価値は極めて大である。 (1)本発明に係るシート切断装置は、大型にならな
い。 (2)本発明に係るシート切断装置によってシート類を
切断するときは、切断部が醜い形状とならないので、次
の巻芯に巻き付ける際に、折れたり、皺ができることが
少ない。 (3)本発明に係るシート切断装置によってシート類を
切断するときは、シート切断刃をシート類に対して特定
の範囲にするので、シート類の走行速度が変るとシート
類が切断途中で破れるということがない。 (4)本発明に係るシート切断装置によってシート類を
切断するときは、シート切断刃の走行速度をシート類の
走行速度に特定の割合で追従させるので、シート類の厚
みが変化しシート類の走行速度が変っても、シート類が
切断途中で破れるということがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るシート類連続巻取機におけるシ
ート切断装置の一例の平面図
【図2】 本発明に係るシート類連続巻取機におけるシ
ート切断装置の一例の正面図
【図3】 本発明に係るシート類連続巻取機におけるシ
ート切断装置の一例の側面図
【図4】 切断刃指持部材に切断刃bが取付けられてい
る状態を示す斜視図
【符号の説明】
1…基板 2、2´…スプロケット 3…エンドレスチェ−ン 4、4´…基板ガイドレール 5…切断刃指持部材ガイドレール 6…巻芯 a…シート類 b…シート類切断刃 c…モーター d…切断刃指持部材 f…シート類走行方向 h…切断刃走行方向 θ1…垂直角度 θ2…水平角度 X…シート類aの表面に対して垂直の方向 Y…シート類走行方向に対して直角の方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート類連続巻取機におけるシート切断
    装置において、シート類aの走行方向に直角に、かつ、
    シート類に対して接近、後退可能な基板1を配置し、こ
    の基板1には走行するシート類aの両端に位置して一対
    のスプロッケット2、2´を設置し、このスプロッケッ
    ト2、2´には回転駆動するエンドレスチェーン3を噛
    合わせて設置し、このエンドレスチェ−ン3にはシート
    類切断刃bが取付けられてなり、シート類切断刃bが、
    走行するシート類aの水平方向に対して20〜30°、
    垂直方向に対して15〜25°の範囲の角度で配置さ
    れ、かつ、走行するシート類aの走行速度の2.0〜
    3.5倍の走行速度とされてなることを特徴とするシー
    ト類連続巻取機におけるシート類切断装置。
  2. 【請求項2】 シート類切断刃bの走行速度は、シート
    類の走行速度に追従して自動的に速度を決定する装置が
    設置されてなることを特徴とする請求項1記載のシート
    類連続巻取機におけるシート類切断装置。
JP692194A 1994-01-26 1994-01-26 シート類連続巻取機におけるシート類切断装置 Pending JPH07206233A (ja)

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JP692194A JPH07206233A (ja) 1994-01-26 1994-01-26 シート類連続巻取機におけるシート類切断装置

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JP (1) JPH07206233A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101413516B1 (ko) * 2012-11-06 2014-07-02 (주)피엔티 필름 절단 장치
KR101488477B1 (ko) * 2012-11-06 2015-01-30 (주)피엔티 필름 절단 장치
WO2023111800A1 (en) * 2021-12-14 2023-06-22 Lohia Corp Limited A cutting device provided in a web cutting apparatus and a method for cutting a moving web of sheet material

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