JP2002211462A - 車両のバーハンドルスイッチ構造 - Google Patents
車両のバーハンドルスイッチ構造Info
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Abstract
ケースを配置すると、ハンドルカバーと左右のスイッチ
ケースとの間の隙間が左右で不揃いになることがある。 【解決手段】 左右のスイッチケース11L,11Rを
ブリッジ部で繋いでなるスイッチケース集合体10を、
ハンドルカバーリヤ44に重ねる。 【効果】 左右のスイッチケースをブリッジ部で連結し
てあるので、ハンドルカバーとの隙間の設定が極めて容
易になり、外観性を高めつつ組立工数の低減を図ること
ができる。
Description
好適なバーハンドルスイッチ構造に関する。
報「スクータ型車両のフロントフラッシャーランプ配置
部構造」の図15にバーハンドル18(符号は公報記載
のものを流用した。)をハンドルカバー19で覆い、こ
のハンドルカバー19の両端にハンドルカバー19とは
独立した左右のスイッチケース(符号なし)を配置し、
これらのスイッチケースにスイッチ類(符号なし)を備
えた構造が示されている。すなわち、従来、左右のスイ
ッチケースをハンドルカバーに対して独立して設けてス
イッチケースを目立たせると共にハンドルカバーの小型
化を図る構造の物が知られている。
ーに対して左右のスイッチケースを独立させたために、
ハンドルカバーとスイッチケースとの間の隙間の設定が
難かしく、左右の隙間が不揃いになりやすい。隙間を一
定に設定することは外観性を保つ上で重要であるが、上
述の従来構造では左右の隙間が不揃いになりやすいの
で、時間を掛けて隙間を調整する必要があり、組立工数
が嵩む。すなわち、従来の構造では外観性が低下する若
しくは組立工数が嵩むという課題があった。
に請求項1は、左右のスイッチケースを、スイッチケー
スと共に一体に製造したブリッジ部で連結し、このブリ
ッジ部を前記ハンドルカバーで覆うようにしてハンドル
カバーの左右に前記スイッチケースを外観上露出させて
設けたことを特徴とする。左右のスイッチケースをブリ
ッジ部で連結してあるので、ハンドルカバーとの隙間の
設定が極めて容易になり、外観性を高めつつ組立工数の
低減を図ることができる。
類と接続するための接続接点を設け、この接続接点から
延びるハーネスをブリッジ部に埋設したことを特徴とす
る。スイッチ類はスイッチケースに設けた接続接点に差
込むだけでスイッチケースに取付けることができるとと
もにハーネスをブリッジ部に埋設したので、スイッチ類
取付けに関する配線作業が不要となり、スイッチ類の組
付け工数を大幅に低減することができる。
的接続を図る外部接続端子を収める端子用凹部を設け、
この凹部の奥壁に外に通じる通気孔を設け、外部接続端
子にハーネスの他端を結合することを特徴とする。外部
接続端子には外から水滴が侵入して濡れやすい。放置す
ると錆等の発生により導電性が低下する。そこで、通気
孔を通じて湿気を放出し、外部接続端子を乾いた状態に
保つことができるようにした。
に雨水が侵入することを防止するために、傘部をブリッ
ジ部に一体形成したことを特徴とする。ハンドルカバー
の構造によっては通気孔から雨水が通気孔を逆流して端
子用凹部に侵入する虞れはある。そこで、傘部で通気孔
に向う可能性のある雨水を遮断するようにした。この結
果、通気孔を通じて水が逆流する虞れはなく、端子用凹
部を乾いた状態に保つことができる。
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明の主要部材であるスイッチケ
ース集合体の平面図であり、スイッチケース集合体10
は、左右のスイッチケース11L,11R(L,Rは運
転者から見た左右を示す。)をブリッジ部12で連結し
てなり、具体的には樹脂成形時に全てを一体に製造した
ものである。13は外部接続端子部、14は傘部であ
り、これらの外部接続端子部13並びに傘部14も、ブ
リッジ部12に樹脂成形時に一体に製造する。
の面を示す図であり、右のスイッチケース11Rには、
右上段凹部15と右下段凹部16とを形成し、右上段凹
部15にアイドリングストップスイッチの為の端子ピン
17を図表側へ樹脂成形時に起設しておき、右下段凹部
16にセルスイッチの為の端子ピン18を図表側へ樹脂
成形時に起設しておく。端子ピン17,18は、接続接
点の一態様である。
上段凹部21と左中段凹部22と左下段凹部23とを形
成し、左上段凹部21にランプH/L切換スイッチの為
の端子ピン24を起設し、左中段凹部22にウインカ切
換スイッチの為の端子ピン25を起設し、左下段凹部2
3にホーンスイッチの為の端子ピン26を何れも樹脂成
形時に起設しておく。端子ピン24〜26も、接続接点
の一態様である。
広幅部27から左へ中幅部28を延ばすと共に、右へ細
幅部29を延ばした形状のもので、このような幅の変化
は後述するハーネスの本数などを考慮して決めたもので
ある。そして、中央の広幅部27に図面表裏方向に貫通
する通気孔31を設け、この通気孔31に下へ開くチャ
ンネル形状の傘部14を庇(ひさし)の様に被せたこと
を示す。ただし、傘部14は図2で示した通りに、十分
に長い。
以下同じ)はボルト孔であり、スイッチケース集合体1
0をハンドルカバーなどに結合する際に使用する。
ッチケース集合体10を反転したものに相当する。ブリ
ッジ部12の中央に一体的に設けた外部接続端子部13
は、横長矩形の端子用凹部34と、起設した端子ピン3
5と、ロック爪36と、からなる。端子ピン35は、外
部接続端子の一態様である。
52)の抜け止めを図るために、樹脂成形時に同時形成
した爪であり、この様なロック爪36を同時成形する
と、アンダカットと称する課題が起こり、樹脂成形上に
工夫を懲らす必要がある。その工夫は、樹脂金型のキャ
ビティにスライドコアと称する移動ピンを挿入し、型開
き前に移動ピンを抜くことで型開きを可能にすることで
達成できる。この移動ピンを抜くことで生じる不可避的
孔を、利用して図2に示す通気孔31を形成することに
した。
説明図であり、外部接続端子部13の端子ピン35か
ら、図右のランプH/L切換スイッチ37、ウインカ切
換スイッチ38及びホーンスイッチ39の為のハーネス
40の束を延ばし、このハーネス40の先に、端子ピン
24,25,26を各々結合してあることを示す。同様
に、図左のアイドリングストップスイッチ41及びセル
スイッチ42の為のハーネス43の束を延ばし、このハ
ーネス43の先に、端子ピン17,18を各々結合して
あることを示す。
の束及びそれの両端の端子ピン35,17,18,2
4,25,26を、樹脂成形型にセットした後に樹脂を
注入することで、これらを樹脂モールド化、すなわちス
イッチケース集合体10にハーネス40,43を埋設し
たことである。
ドリングストップスイッチ41を端子ピン17に嵌合す
ることで、電気的接続が完了したことを示す。図6は図
2のB−B線断面図であり、セルスイッチ42を端子ピ
ン18に嵌合することで、電気的接続が完了したことを
示す。図7は図2のC−C線断面図であり、ランプH/
L切換スイッチ37を端子ピン24に嵌合し、ウインカ
切換スイッチ38を端子ピン25に嵌合し、ホーンスイ
ッチ39を端子ピン26に嵌合することで、電気的接続
が完了したことを示す。この様にして本発明では組立作
業時にはスイッチ類37,38,39を端子ピン24,
25,26に嵌合するだけで済み、煩わしい結線作業を
省略することができる。しかもスイッチ類は予めスイッ
チケースに小組しておくことができ、ハンドルカバーに
関係なく、スイッチ類の結線作業を確実に行える。
をハンドルカバーリヤに組付ける図であり、ハンドルカ
バーリヤ44に、スイッチケース集合体10を添え、位
置合せを行い(例えば、ハンドルカバーリヤ44に記し
た基準点に、スイッチケース集合体10に記した位置決
め点を合せることで位置合せを行い)、ビス45・・・
で両部材を結合する。
バーハンドルに組付ける図であり、図は図8と同様にヘ
ッドランプ側から見た図であり、左右のグリップ46
L,46R及び左右のブレーキレバー47L,47Rを
備えたバーハンドル48に、ビス49,49及び51,
51にてハンドルカバーリヤ44(図8に示すスイッチ
ケース集合体10を含むもの)を組付ける。そして、外
部接続端子部13へカプラー52を嵌合すれば、外部ハ
ーネス53との電気的結合は完了する。
チ構造の正面図、すなわち図9を反転した図に相当す
る。メータ54やラベル55を含むハンドルカバーリヤ
44の両端に、左右のスイッチケース11L,11Rが
あり、左のスイッチケース11Lとハンドルカバーリヤ
44との間の隙間t1と、右のスイッチケース11Rと
ハンドルカバーリヤ44との間の隙間t2と、を揃える
ことができたことを示す。これは、図8の段階でハンド
ルカバーリヤ44に対する左右のスイッチケース11
L,11Rの位置決めが容易に且つ良好にできたことに
よる。
チ構造の平面図であり、ハンドルカバーリヤ44に、ヘ
ッドランプ56を含むハンドルカバーフロント57を合
せることで、ハンドルカバー58が完成したことを示
す。この図においても左右の隙間t1,t2が揃ってい
ることで、ハンドルカバーリヤ44とスイッチケース1
1L,11Rとのレイアウトにおける外観性を良好に保
つことができる。そして、図10,11から明らかなよ
うに、ハンドルカバーに対してスイッチケース11L,
11Rの色調を変えることで、スイッチケースやそこに
設けたスイッチ類を目立たせることができる。
2分割したものを採用したが、非分割型カバー又は3個
以上の多分割型カバーであってもよい。又、接続接点若
しくは外部接続端子は、めす型端子であってもよく、例
示した端子ピンに限定するものではない。
する。請求項1は、左右のスイッチケースを、スイッチ
ケースと共に一体に製造したブリッジ部で連結し、この
ブリッジ部はハンドルカバーで覆うようにしたことを特
徴とし、左右のスイッチケースをブリッジ部で連結して
あるので、ハンドルカバーとの隙間の設定が極めて容易
になり、外観性を高めつつ組立工数の低減を図ることが
できる。
類と接続するための接続接点を設け、この接続接点から
延びるハーネスをブリッジ部に埋設したことを特徴と
し、スイッチ類はスイッチケースに設けた接続接点に差
込むだけでスイッチケースに取付けることができるとと
もにハーネスをブリッジ部に埋設したので、スイッチ類
取付けに関する配線作業が不要となり、スイッチ類の組
付け工数を大幅に低減することができる。
的接続を図る外部接続端子を収める端子用凹部を設け、
この凹部の奥壁に外に通じる通気孔を設け、外部接続端
子にハーネスの他端を結合することを特徴とし、通気孔
を通じて端子用凹部内に溜る水分を排出することがで
き、外部接続端子を乾いた状態に保つことができる。
に雨水が侵入することを防止するために、傘部をブリッ
ジ部に一体形成したことを特徴とし、仮にハンドルカバ
ーの隙間から雨水が侵入しても、この雨水を傘部で遮断
することできる。
の平面図
図
ス集合体10を反転した図
カバーリヤに組付ける図
ルに組付ける図
面図、すなわち図9を反転した図
面図
スイッチケース、12…ブリッジ部、13…外部接続端
子部、14…傘部、17,18,24,25,26…各
スイッチ類と接続するための接続接点(端子ピン)、3
1…通気孔、34…端子用凹部、35…外部接続端子
(端子ピン)、37…スイッチ類としてのランプH/L
切換スイッチ、38…スイッチ類としてのウインカ切換
スイッチ、39…スイッチ類としてのホーンスイッチ、
40,43…ハーネス、41…スイッチ類としてのアイ
ドリングストップスイッチ、42…スイッチ類としての
セルスイッチ、44…ハンドルカバーリヤ、48…バー
ハンドル、57…ハンドルカバーフロント、58…ハン
ドルカバー、t1,t2…ハンドルカバーとスイッチケ
ースとの間の隙間。
Claims (4)
- 【請求項1】 車両のバーハンドルをハンドルカバーで
覆い、このハンドルカバーの両側に、各種のスイッチ類
を備えた左右のスイッチケースを、前記ハンドルカバー
に対して独立して設けた車両のバーハンドルスイッチ構
造において、前記左右のスイッチケースを、スイッチケ
ースと共に一体に製造したブリッジ部で連結し、このブ
リッジ部を前記ハンドルカバーで覆うようにしてハンド
ルカバーの左右に前記スイッチケースを外観上露出させ
て設けたことを特徴とする車両のバーハンドルスイッチ
構造。 - 【請求項2】 前記スイッチケースに各スイッチ類と接
続するための接続接点を設け、この接続接点から延びる
ハーネスを前記ブリッジ部に埋設したことを特徴とする
請求項1記載の車両のバーハンドルスイッチ構造。 - 【請求項3】 前記ブリッジ部に、外部との電気的接続
を図る外部接続端子を収める端子用凹部を設け、この凹
部の奥壁に外に通じる通気孔を設け、前記外部接続端子
に前記ハーネスの他端を結合することを特徴とする請求
項2記載の車両のバーハンドルスイッチ構造。 - 【請求項4】 前記通気孔の開口から前記端子用凹部に
雨水が侵入することを防止するために、傘部を前記ブリ
ッジ部に一体形成したことを特徴とする請求項3記載の
車両のバーハンドルスイッチ構造。
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