JP4100989B2 - バンパ構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バンパ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3及び図4は乗用車やRV車等における従来のバンパ構造の一例を示すもので、ここに図示している例では、フロントバンパ1が上部バンパ2と下部バンパ3とにより分割構成されており、その境界線に隣接した上部バンパ2側に、フォグランプやターンシグナルランプ等の補助ランプ4(図3参照)を装着するための凹部5(図4参照)が形成されたものとなっている。
【0003】
そして、図5に示す如く、前記凹部5の底面は、該凹部5の後面下端から前方(図5中の左方向)に延在する棚部6により形成されるようになっており、この棚部6の前端には複数の挿入口7が開口されている。
【0004】
前記棚部6の前端側上面には、下部バンパ3側における前記凹部5に隣接する上端部から後方(図5中の右方向)に延在する重合部8が前方から重ね合わせられるようになっているが、この際に、前記重合部8の後端に後方へ向けて突設された挿入爪9を前記各挿入口7に差し込んで重合部8の左右及び後方への変位を規制し得るようにしてある。
【0005】
即ち、上部バンパ2と下部バンパ3の相互間を何らかの係合形式で前後左右に遊び無く固定してしまうと、図示しないシャシフレームに対し比較的重い上部バンパ2と下部バンパ3とを組み付けていく際に、両者の係合箇所に無理な力がかかって破損が生じ易くなってしまうので、前述した如き挿入口7と挿入爪9とによる前方からの差し込み形式を採用しているのである。
【0006】
また、上部バンパ2及び下部バンパ3のシャシフレームへの取り付けを完了した後に前記凹部5内に補助ランプ4を嵌め込み、該補助ランプ4のハウジング10後面と前記凹部5の後面とを上部バンパ2の後方からスクリュー11を捩じ込んで締結するようにしている。
【0007】
尚、図中12は補助ランプ4のハウジング10の前端部に装着されたレンズ、13は該レンズ12の外周部を保持するためのフランジ部を夫々示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上部バンパ2側の挿入口7に対し下部バンパ3側の挿入爪9を前方から差し込むだけでは、棚部6に対する重合部8の前方への変位を規制することができないため、該重合部8が何らかの外力により前方にずれてしまったような場合に、上部バンパ2と下部バンパ3の合わせ部分の隙間が前方に大きく開いた口開きの状態となって見栄えが悪くなるという問題があった。
【0009】
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、上部バンパと下部バンパの合わせ部分の口開きを確実に防止し得るようにしたバンパ構造を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、フロントバンパを上部バンパと下部バンパとに分割構成し且つその境界線に隣接した上部バンパ側に補助ランプを装着するための凹部を形成したバンパ構造であって、前記凹部の底面を成すよう上部バンパ側に設けられた棚部の前端に適宜数の挿入口を開口し、前記棚部の前端側上面に前方から重ね合わせるべく下部バンパ側に設けられた重合部の後端に前記挿入口に対し差し込まれて前記重合部の左右及び後方への変位を規制する挿入爪を突設し、該挿入爪及び前記重合部の何れかの上面に前記凹部内への補助ランプの装着時に該補助ランプのハウジング下面の適宜な段差部により後方へ押え込まれて前記重合部の前方への変位を規制するストッパ部を立設し、該ストッパ部を後方へ押え込む補助ランプ側の段差部後面にリブを形成したことを特徴とするものである。
【0011】
而して、上部バンパ側の棚部の前端側上面に下部バンパの重合部を前方から重ね合わせる際に、前記棚部の挿入口に前記重合部の挿入爪を差し込むと、重合部の左右及び後方への変位が規制されることになり、また、最終工程で凹部内へ補助ランプを装着すると、該補助ランプのハウジング下面の段差部により下部バンパ側のストッパ部が後方へ押え込まれて前記重合部の前方への変位が規制されることになる。
【0012】
即ち、このようにすれば、上部バンパと下部バンパとの間で前後左右の変位を遊び無く規制してしまう係合形式を採用せずに、これら上部バンパ及び下部バンパの取り付け作業中に破損が生じ難い挿入口と挿入爪とによる差し込み形式を踏襲しつつ、最終工程の補助ランプの装着時に該補助ランプのハウジング下面の適宜な段差部により重合部の前方への変位を規制することが可能となり、補助ランプの装着後において重合部が前方にずれなくなる。
【0013】
また、本発明においては、ストッパ部を後方へ押え込む補助ランプ側の段差部後面にリブを形成しているので、このリブによりストッパ部を一層確実に押え込むことが可能となり、また、補助ランプのハウジング側におけるストッパ部の当接箇所の強度も向上される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
【0015】
図1及び図2は本発明を実施する形態の一例を示すもので、図3〜図5と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0016】
図1及び図2に示す如く、本形態例においては、前述した図3〜図5のバンパ構造と略同様の挿入口7と挿入爪9とによる差し込み形式を採用したバンパ構造となっているが、その特徴とするところは、下部バンパ3側における挿入爪9基端側の重合部8上面にストッパ部14を立設した点にある。
【0017】
このストッパ部14は、前記凹部5内へ補助ランプ4を前方(図1中の左方向)から装着した際に、該補助ランプ4のハウジング10前端のフランジ部13(段差部)により後方(図1中の右方向)へ押え込まれて前記重合部8の前方への変位を規制し得るような位置に設けられている。
【0018】
尚、ここに図示している例では、重合部8の上面にストッパ部14を立設した場合を例示してあるが、補助ランプ4側のハウジング10の前後寸法によっては、下部バンパ3側の挿入爪9の上面にストッパ部14を立設するようにしても良い。
【0019】
また、補助ランプ4側のフランジ部13後面における前記ストッパ部14と当接する箇所にリブ15が形成されており、該リブ15によりストッパ部14の確実な押え込みと、補助ランプ4側のフランジ部13後面におけるストッパ部14の当接箇所の強度向上とが同時に図られるようにしてある。
【0020】
而して、上部バンパ2側の棚部6の前端側上面に下部バンパ3の重合部8を前方から重ね合わせる際に、前記棚部6の挿入口7に前記重合部8の挿入爪9を差し込むと、重合部8の左右及び後方への変位が規制されることになり、また、最終工程で凹部5内へ補助ランプ4を装着すると、該補助ランプ4のハウジング10前端のフランジ部13により下部バンパ3側のストッパ部14が後方へ押え込まれて前記重合部8の前方への変位が規制されることになる。
【0021】
即ち、このようにすれば、上部バンパ2と下部バンパ3との間で前後左右の変位を遊び無く規制してしまう係合形式を採用せずに、これら上部バンパ2及び下部バンパ3の取り付け作業中に破損が生じ難い挿入口7と挿入爪9とによる差し込み形式を踏襲しつつ、最終工程の補助ランプ4の装着時に該補助ランプ4のハウジング10前端のフランジ部13により重合部8の前方への変位を規制することが可能となり、補助ランプ4の装着後において重合部8が前方にずれなくなる。
【0022】
従って、上記形態例によれば、最終的な補助ランプ4の装着により重合部8の前方への変位を規制することができ、これにより上部バンパ2と下部バンパ3の合わせ部分の口開きを確実に防止することができるので、フロントバンパ1の外観の見栄えを良好に保持することができ、しかも、挿入口7と挿入爪9とによる差し込み形式を踏襲することで上部バンパ2及び下部バンパ3の取り付け作業中に破損が生じ難いというメリットを残すこともできる。
【0023】
また、特に本形態例においては、補助ランプ4におけるハウジング10前端のフランジ部13後面にリブ15を形成しているので、このリブ15によりストッパ部14を一層確実に押え込むことができ、補助ランプ4のハウジング10側におけるストッパ部14の当接箇所の強度も大幅に向上することができる。
【0025】
尚、本発明のバンパ構造は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、ストッパ部を後方へ押え込む補助ランプ側の段差部は、必ずしもハウジング前端のフランジ部としなくても良く、補助ランプのハウジング下面に存在する様々な段差部を適宜に利用して良いこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】
上記した本発明のバンパ構造によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0027】
(I)本発明の請求項1に記載のバンパ構造によれば、最終的な補助ランプの装着により重合部の前方への変位を規制することができ、これにより上部バンパと下部バンパの合わせ部分の口開きを確実に防止することができるので、フロントバンパの外観の見栄えを良好に保持することができ、しかも、挿入口と挿入爪とによる差し込み形式を踏襲することで上部バンパ及び下部バンパの取り付け作業中に破損が生じ難いというメリットを残すこともできる。
【0028】
(II)本発明の請求項1に記載のバンパ構造によれば、リブによりストッパ部を一層確実に押え込むことができ、補助ランプのハウジング側におけるストッパ部の当接箇所の強度も大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施する形態の一例を示す断面図である。
【図2】 図1の要部の詳細を示す斜視図である。
【図3】 従来のバンパ構造の一例を示す全体斜視図である。
【図4】 図3のフロントバンパの分解図である。
【図5】 図4の挿入口に対する挿入爪の差し込み状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 フロントバンパ
2 上部バンパ
3 下部バンパ
4 補助ランプ
5 凹部
6 棚部
7 挿入口
8 重合部
9 挿入爪
10 ハウジング
13 フランジ部(段差部)
14 ストッパ部
15 リブ
Claims (1)
- フロントバンパを上部バンパと下部バンパとに分割構成し且つその境界線に隣接した上部バンパ側に補助ランプを装着するための凹部を形成したバンパ構造であって、
前記凹部の底面を成すよう上部バンパ側に設けられた棚部の前端に適宜数の挿入口を開口し、前記棚部の前端側上面に前方から重ね合わせるべく下部バンパ側に設けられた重合部の後端に前記挿入口に対し差し込まれて前記重合部の左右及び後方への変位を規制する挿入爪を突設し、該挿入爪及び前記重合部の何れかの上面に前記凹部内への補助ランプの装着時に該補助ランプのハウジング下面の適宜な段差部により後方へ押え込まれて前記重合部の前方への変位を規制するストッパ部を立設し、該ストッパ部を後方へ押え込む補助ランプ側の段差部後面にリブを形成したことを特徴とするバンパ構造。
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