JP2006182286A - 車両用サイドミラー及びその製造方法 - Google Patents

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雅之 藤井
Hiroyuki Otagaki
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Abstract

【課題】 小型カメラやフットランプの要否等に関わらず、ミラーハウジングを構成する主要部品を共用できるようにすることで、金型費の節減や生産効率の向上に貢献する車両用サイドミラーを供給する。
【解決手段】 後方視認用のミラー部材80と、これを内部に収納するミラーハウジング12とから成る車両用サイドミラー10において、ミラーハウジング12を、車体1側に連結され、車両後方に開口32を有する略箱型を成してその内部にミラー部材80を支持するとともに、下面にバイザー側覗き窓38を有し、小型カメラ90又はフットランプ92をこのバイザー側覗き窓38から下向きに臨ませるように内部に収納することが可能であるバイザー14と、バイザー14の少なくとも下面を覆うアンダーパネル60とを有する構成とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車等の車両に装備される、後方視認用のサイドミラーに関するものである。
従来、自動車等の車両の外側部であって、運転者から目視し得る位置に鏡面を車両後方に向けて設けられる後方視認用のサイドミラーが知られている。かかる車両用サイドミラーは、ミラー部材と、車体側に連結されてこれを内部に収納するミラーハウジングとを有している。さらに近年では、車庫入れ等の際に死角となる車両下方を撮影するための小型カメラや、自動車に乗る際に乗員の足下を明るく照らすためのフットランプをミラーハウジング内に収納するものが増えてきている。
例えば特許文献1には、小型カメラをミラーハウジング内に収納する構造が記載されている。その構造は、一体型のミラーハウジング下面に覗き窓を開口し、この覗き窓にミラーハウジング内に収納されたカメラのレンズ部を下向きにして臨ませるというものである。
特開2003−159998号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載されるような、一体型のミラーハウジングに覗き窓を開口させる構造では、ミラーハウジングが専用化されてしまうという問題があった。すなわち、小型カメラ又はフットランプを設ける場合には、専用の覗き窓を有したミラーハウジングを使用しなければならず、これらを設けない場合には、覗き窓を有さないミラーハウジングを使用しなければならない。しかるに、ミラーハウジングは一般に合成樹脂製の金型成形品であり、その複雑な形状から金型費も高価であるため、小型カメラやフットランプの要否等によって各種の仕様が発生した場合には、その仕様に応じ、高価な金型を何種類も用意しなければならなかった。また、製品1個あたりの成形時間が長いため、これを何種類も作り分ける必要が生じると、生産効率が悪化するという問題があった。
本発明は上記のような従来技術の問題に鑑み、小型カメラやフットランプの要否等に関わらず、ミラーハウジングを構成する主要部品を共用できるようにすることで、金型費の節減や生産効率の向上に貢献する車両用サイドミラーを供給することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の第一の車両用サイドミラーは、後方視認用のミラー部材と、これを内部に収納するミラーハウジングとから成る車両用サイドミラーであって、前記ミラーハウジングは、車体側に連結され、車両後方に開口した略箱型を成してその内部に前記ミラー部材を支持するとともに、下面に覗き窓を有し、小型カメラ又はフットランプをこの覗き窓から下向きに臨ませるように内部に収納することが可能であるバイザーと、前記バイザーの少なくとも下面を覆うアンダーパネルとを有して構成されることを特徴とするものである。
前記構成において、前記ミラーハウジングは、前記バイザーと、前記バイザーの上面及び、側面と背面のうちの一部を覆うアッパーパネルと、前記バイザーの下面及び、側面と背面のうち残りの一部を覆うアンダーパネルとから構成されることとしてもよい。
さらに、前記アッパーパネル及びアンダーパネルを前記バイザーに組み付けるための組付機構を、両パネルの組付方向が同一となるように配置されることとしてもよい。
本発明の第二の車両用サイドミラーは、後方視認用のミラー部材と、これを内部に収納するミラーハウジングとから成る車両用サイドミラーであって、前記ミラーハウジングは、車体側に連結され、車両後方に開口した略箱型を成してその内部に前記ミラー部材を支持するとともに、背面の車両左右方向所定幅を内側に凹ませてその外側に形成された収納空間に小型カメラ又はフットランプを下向きに臨ませるように支持することが可能であるバイザーと、前記バイザーの少なくとも下面を覆うアンダーパネルとを有して構成されることを特徴とするものである。
また、本発明の車両用サイドミラーの製造方法は、前記ミラーハウジングを製造する工程が、バイザーについては小型カメラ又はフットランプの要否に関わらず共通のものを用意する一方で、前記アンダーパネルについては小型カメラ又はフットランプと対面する位置に覗き窓を有するものと有さないものを用意する部品準備工程と、前記バイザーに、小型カメラ又はフットランプの要否に応じて前記アンダーパネルのいずれかを選択的に組み付ける組付工程とを含むことを特徴とするものである。
本発明の第一の車両用サイドミラーによれば、ミラーハウジングが、下面に覗き窓を有して小型カメラ又はフットランプをこの覗き窓から下向きに臨ませるように内部に収納可能なバイザーと、その下面を覆うアンダーパネルとを有して構成されているため、アンダーパネルについてバイザーと同様の覗き窓を有するものと有さないものを用意してこれを選択的に使用することにより、覗き窓を有するバイザーを共通に使用しながらも、これらの組み合わせで構成されるミラーハウジングを貫通する覗き窓の有無を自由に設定することができる。すなわち、小型カメラ又はフットランプを設ける場合は、覗き窓を有するアンダーパネルをバイザーに組み付けて、バイザー側とアンダーパネル側の覗き窓が重なり合うようにし、ミラーハウジングを貫通する覗き窓が形成されるようにすればよいし、これらを設けない場合には、覗き窓を有さないアンダーパネルをバイザーに組み付けて、バイザー側の覗き窓を閉塞するようにし、ミラーハウジングを貫通する覗き窓が形成されないようにすればよい。このようにすれば、小型カメラ又はフットランプの要否に関わらずバイザーを共用することができる。そして、このバイザーはその複雑な形状により金型費が高価で、かつ製品1個あたりの成形時間が長いため、これを共用できるようにすれば、たとえアンダーパネルを各種用意する必要があっても、ミラーハウジングが一体であって仕様ごとにその金型を作り分けなければならない場合に比べ、金型費の節減及び生産効率の向上を計ることができる。
さらに、ミラーハウジングを、前記バイザーと、その上面等を覆うアッパーパネルと、下面等を覆うアンダーパネルとから構成されるものとし、アッパーパネルとアンダーパネルをバイザーに組み付けるための組付機構を両パネルの組付方向が同一となるように配置すれば、組付作業時に製品の移動や回転といった要素作業を廃止することができるため、意匠部品であるこれらの部品を組付作業時に傷つける危険性を低減することができる。
本発明の第二の車両用サイドミラーによれば、ミラーハウジングが、背面の車両左右方向所定幅を内側に凹ませてその外側に形成された空間に小型カメラ又はフットランプを下向きに臨ませるように支持することが可能であるバイザーと、その下面を覆うアンダーパネルとを有して構成されているため、前記第一の車両用サイドミラーと同様に、アンダーパネルについて覗き窓を有するものと有さないものを用意してこれを選択的に使用することにより、バイザーを共用しながらも、覗き窓の有無を自由に設定することができる。さらに、バイザーの外側に小型カメラ又はフットランプを支持するため、前記第一の車両用サイドミラーと異なり、バイザー側には覗き窓を設けなくて済む。
本発明に係る車両用サイドミラーの好ましい実施形態を図1〜4に基づいて具体的に説明する。まず、図1は本実施形態の車両用サイドミラーを示す斜視図である。図示のように、車両用サイドミラー10は、自動車等の車両の外側部であって、運転者から目視し得る位置に取り付けられて後方視認用に使用されるものであり、車体1に取り付けられるミラーハウジング12と、鏡面を車両後方に向けてこの内部に収納されるミラー部材80とから構成されている。このうちミラーハウジング12は、バイザー14と、アッパーパネル40と、アンダーパネル60とから成る3分割構造となっている。
このミラーハウジング12の詳細構造について、図2の分解斜視図を用いて説明する。図示のように、ミラーハウジング12は、バイザー14の外表面を覆うように形成されたアッパーパネル40とアンダーパネル60を、車両前方側からバイザー14に接近させるように組み付けることで形成される。このうちバイザー14は、車両後方に開口32を有する略箱型とされ、その内部にミラー部材80(図1)を支持する。また、バイザー14は、開口32の周りを取り囲むように形成された縁部16と、縁部16と連設される上面板18、側面板20、下面板22、段差を有する多数の背面板24,24・・・、及び車体連結部26から構成される。
上記背面板24には大きな型抜き開口30が形成されるとともに、アッパーパネル40取付用に複数の第一嵌合孔34aと第一ピン穴36aが、またアンダーパネル60取付用に複数の第二嵌合孔34bと第二ピン穴36bが、それぞれ設けられている(なお、第一嵌合孔34aは、図中で見えない部分の背面板24上方にも設けられている)。また、車体連結部26には車体1(図1)と連結するための挿通孔28が形成されている。さらに、下面板22には後述する小型カメラやフットランプを下向きに臨ませるためのバイザー側覗き窓38が設けられている。
アッパーパネル40は、バイザー14の上面板18及び、側面板20と背面板24のうち上側の一部を外部から覆うように形成されており、その内面には複数の第一クリップ42と、第一基準ピン44が車両後方に向けて突設されている。この第一クリップ42は、弾性変形可能な板の先端に抜け止め防止用の爪を有した2枚の板が平行に向き合った形状をしており、これがバイザー14の第一嵌合孔34aに嵌合することで、アッパーパネル40がバイザー14に固定されるようになっている。また、第一基準ピン44は、バイザー14の第一ピン穴36aに嵌挿することで組付時の位置決めを行うものである。なお本実施形態では、第一クリップ42は2枚の板が水平方向に向き合うものと、鉛直方向に向き合うものとを混在させているが、どちらか一方に統一させることもできる。
アンダーパネル60は、バイザー14の下面板22及び、側面板20と背面板24のうちアッパーパネル40が覆う面を除いた残りの一部を覆うように形成されており、その内面には複数の第二クリップ62と、第二基準ピン64が、アッパーパネル40の場合と同じく車両後方に向けて突設されている。この第二クリップ62は、弾性変形可能な板の先端に抜け止め防止用の爪を有した1枚の板で構成されており、これがバイザー14の第二嵌合孔34bに嵌合することで、アンダーパネル60がバイザー14に固定されるようになっている。また、第二基準ピン64は、バイザー14の第二ピン穴36bに嵌挿することで組付時の位置決めを行うものである。さらに、アンダーパネル60下面には、バイザー14と同様、パネル側覗き窓66が設けられている。なお本実施形態では、アンダーパネル60の大きさがアッパーパネル40に比べて小さいため、第二クリップ62は1枚の板のみで構成したが、アンダーパネル60の大きさによっては、第一クリップ42と同様に、2枚の板を向き合わせたような形状としてもよい。
図3は、アッパーパネル40及びアンダーパネル60がバイザー14に組み付けられることより、ミラーハウジング12が形成されているところを表す断面図である。このミラーハウジング12の内部には、ミラー部材80や、小型カメラ90又はフットランプ92が収納されている。
アッパーパネル40は、第一クリップ42の先端に形成された爪が第一嵌合孔34aの段付部34a’を乗り越えて係合することでバイザー14に固定されている。なお、本断面図に示される第一クリップ42は、2枚の板が水平方向に向き合うように構成されるものであるため、これに合わせて段付部34a’は、第一嵌合孔34aの上下の面に設けられている(第一クリップ42の2枚の板が垂直方向に向き合う場合は、この段付部34a’は第一嵌合孔34aの左右の面に設けられる)。また、本断面図には示されないが、同時に第一基準ピン44(図2)がバイザー14の第一ピン穴36a(図2)に嵌挿されている。さらに、アッパーパネル40の先端部40’が、バイザー14の縁部15に形成された溝部15’に嵌挿されることで、アッパーパネル40が縁部15の形状に沿って組み付けられるようになっている。
アンダーパネル60も、上記アッパーパネル40と同様の構成によって、バイザー14に組み付けられている。ただし、アンダーパネル60の第二クリップ62は、アッパーパネル40の場合と異なり1枚の板のみで構成されているため、バイザー14の第二嵌合孔34bには、下側の面にのみ段付部34b’が設けられており、これが第二クリップ62先端の爪と係合されている。また、アッパーパネル40とアンダーパネル60の境界部には、重ね合せ部72が設けられており、アッパーパネル40がアンダーパネル60を押さえ付けるようにすることで、両者の境界にあまり大きな隙間が生じないようにしている。そして、アンダーパネル60下面に設けられたパネル側覗き窓66は、この組付状態においてバイザー側覗き窓38と重なり合うようになっている。これによりミラーハウジング12を貫通する覗き窓70が形成され、内部から下向きに外部が覗けるようになっている。なお、覗き窓70は、雨水の侵入防止等のため、図略の透明カバーによって閉塞してもよいし、必要なければ透明カバーは設けなくてもよい。
そして、ミラー部材80は、図略の鏡面調整ユニットを介することで、取付角度が微調整可能なようにバイザー14内に支持されている。また、小型カメラ90又はフットランプ92は、図略の取付ユニットによって、バイザー14内に下向きに支持され、覗き窓70から外部を覗けるようになっている。
なお、上記構成はミラーハウジング12内に小型カメラ90又はフットランプ92を収納する場合の例であるが、車種によっては何れの部品も設けない場合もある。このような場合は覗き窓70が不要となるが、かかるミラーハウジング12の構成によれば、アンダーパネル60を変更するだけで対応することができる。つまり、アンダーパネル60をパネル側覗き窓66を有さないものに変更することで、バイザー側覗き窓38を閉塞し、ミラーハウジング12を貫通する覗き窓70が形成されないようにすることができる。
逆に、小型カメラ90及びフットランプ92の両方の部品を設けることがあり得る場合、覗き窓70は、これら両方を設ける場合や、いずれか一方を設ける場合に対応して、大小各種の大きさに設定する必要が生じるが、そのような場合でも、大きなバイザー側覗き窓38を有したバイザー14を共通に使用し、大小各種の大きさのパネル側覗き窓66を有したアンダーパネル60を使い分けるようにすれば対応することができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明に係る車両用サイドミラーの一例であって、その具体的構成は本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、小型カメラ90又はフットランプ92を下向きに臨ませるためにミラーハウジング12を貫通する覗き窓70は、バイザー14にバイザー側覗き窓38を、アンダーパネル60にパネル側覗き窓66を、それぞれ設けて重ね合わせることにより構成したが、これを図4に示すように、バイザー14の背面板24を車両左右方向(紙面直交方向)の所定幅だけ内側(車両後方側)に凹ませ、その外側(車両前方側)に形成された収納空間94に小型カメラ90又はフットランプ92を収納するようにし、アンダーパネル60にのみパネル側覗き窓66を設け、ここから小型カメラ90又はフットランプ92を下向きに臨ませるようにしてもよい。この場合、バイザー14側には、図2,3にあるようなバイザー側覗き窓38は設けなくて済む。
また、バイザー14の外表面を覆うパネルは、アッパーパネル40とアンダーパネル60の2枚としたが、アッパーパネル40をバイザー14と一体として省略し、アンダーパネル60の1枚のみとしてもよい。逆に、パネルの数を増やして3枚以上のパネルを設けるようにしてもよい。ただし、いずれの場合でもバイザー14の少なくとも下面を覆うアンダーパネル60は設ける必要がある。
さらに、アッパーパネル40とアンダーパネル60をバイザー14に組み付けるための機構は、本実施形態では第一(第二)クリップ42(62)と、第一(第二)基準ピン44(64)によるものとしたが、これに限るものではない。例えば球状の先端を有する突起が相手側の挿入筒に嵌入されるようなピポット構造にしてもよいし、基準ピンは必ずしも設けなくてよい。
以上説明したように、本実施形態の車両用サイドミラー10によれば、ミラーハウジング12が、下面にバイザー側覗き窓38を有して小型カメラ90又はフットランプ92をこのバイザー側覗き窓38から下向きに臨ませるように内部に収納可能なバイザー14と、その下面を覆うアンダーパネル60とを有して構成されているため、アンダーパネル60についてパネル側覗き窓66を有するものと有さないものを用意してこれを選択的に使用することにより、バイザー14を共通に使用しながらも、これらの組み合わせで構成されるミラーハウジング12を貫通する覗き窓70の有無を自由に設定することができる。すなわち、小型カメラ90又はフットランプ92を設ける場合は、覗き窓66を有するアンダーパネル60をバイザー14に組み付けて、バイザー側覗き窓38とパネル側覗き窓66が重なり合うようにし、ミラーハウジング12を貫通する覗き窓70が形成されるようにすればよいし、これらを設けない場合には、パネル側覗き窓66を有さないアンダーパネル60をバイザー14に組み付けて、バイザー側覗き窓38を閉塞するようにし、ミラーハウジング12を貫通する覗き窓70が形成されないようにすればよい。このようにすれば、小型カメラ90又はフットランプ92の要否に関わらずバイザー14を共用することができる。そして、このバイザー14はその複雑な形状により金型費が高価で、かつ製品1個あたりの成形時間が長いため、これを共用できるようにすれば、たとえアンダーパネル60を各種用意する必要があっても、ミラーハウジング12が一体であって仕様ごとにその金型を作り分けなければならない場合に比べ、金型費の節減及び生産効率の向上を計ることができる。
さらに、アッパーパネル40とアンダーパネル60をバイザー14に組み付けるための機構である第一(第二)クリップ42(62)等の設置方向が統一されていることによって組付方向が同一であるため、組付作業時に製品の移動や回転といった要素作業を廃止することができる。これにより、意匠部品であるこれらの部品を組付作業時に傷つける危険性を低減することができる。
また、本実施形態のバイザー14及びアンダーパネル60の形状より、両部品の金型成形時の型割り方向が同一となるため、バイザー14とアンダーパネル60をコスト削減のために無塗装として黒材着の樹脂とする場合に(人目につくアッパーパネル40は通常は塗装を行う)、表面のツヤ消しのために絞目(金型成形時に樹脂表面に付ける凹凸の模様)を付けるものとすると、この絞目合わせを容易にすることができ、外観を向上させることができる。(金型の型割り方向に平行な面と直交する面では、絞目の深さ等に相違が生じるが、型割り方向が同一の部品であれば、各面ごとに絞目を合わせることができる。)なお、本実施形態でバイザー14とアンダーパネル60の型割り方向が同一となるのは、バイザー14の型割り方向は、その略箱型の形状から車両前後軸方向となる一方、アンダーパネル60の型割り方向も、第二クリップ62及び第二基準ピン64の設置方向と同一の車両前後軸方向となるからである。
本発明の実施形態に係る車両用サイドミラーの斜視図である。 前記車両用サイドミラーにおけるミラーハウジングの構造を示す分解斜視図である。 前記車両サイドミラーの断面図である。 変形実施例に係る車両用サイドミラーの断面図である。
符号の説明
1 車体
10 車両用サイドミラー
12 ミラーハウジング
14 バイザー
18 上面板
20 側面板
22 下面板
24 背面板
32 開口
38 バイザー側覗き窓
40 アッパーパネル
60 アンダーパネル
66 パネル側覗き窓
80 ミラー部材
90 小型カメラ
92 フットランプ
94 収納空間

Claims (5)

  1. 後方視認用のミラー部材と、これを内部に収納するミラーハウジングとから成る車両用サイドミラーであって、
    前記ミラーハウジングは、車体側に連結され、車両後方に開口した略箱型を成してその内部に前記ミラー部材を支持するとともに、下面に覗き窓を有し、小型カメラ又はフットランプをこの覗き窓から下向きに臨ませるように内部に収納することが可能であるバイザーと、
    前記バイザーの少なくとも下面を覆うアンダーパネルとを有して構成されることを特徴とする車両用サイドミラー。
  2. 請求項1記載の車両用サイドミラーにおいて、
    前記ミラーハウジングは、前記バイザーと、
    前記バイザーの上面及び、側面と背面のうちの一部を覆うアッパーパネルと、
    前記バイザーの下面及び、側面と背面のうち残りの一部を覆うアンダーパネルとから構成されていることを特徴とする車両用サイドミラー。
  3. 請求項2記載の車両用サイドミラーにおいて、
    前記アッパーパネル及びアンダーパネルを前記バイザーに組み付けるための組付機構を、両パネルの組付方向が同一となるように配置したことを特徴とする車両用サイドミラー。
  4. 後方視認用のミラー部材と、これを内部に収納するミラーハウジングとから成る車両用サイドミラーであって、
    前記ミラーハウジングは、車体側に連結され、車両後方に開口した略箱型を成してその内部に前記ミラー部材を支持するとともに、背面の車両左右方向所定幅を内側に凹ませてその外側に形成された収納空間に小型カメラ又はフットランプを下向きに臨ませるように支持することが可能であるバイザーと、
    前記バイザーの少なくとも下面を覆うアンダーパネルとを有して構成されることを特徴とする車両用サイドミラー。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用サイドミラーの製造方法であって、
    前記ミラーハウジングを製造する工程が、前記バイザーについては小型カメラ又はフットランプの要否に関わらず共通のものを用意する一方で、前記アンダーパネルについては小型カメラ又はフットランプと対面する位置に覗き窓を有するものと有さないものを用意する部品準備工程と、
    前記バイザーに、小型カメラ又はフットランプの要否に応じて前記アンダーパネルのいずれかを選択的に組み付ける組付工程とを含むことを特徴とする車両用サイドミラーの製造方法。
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