JPH11129962A - 車両用計器・操作ユニット複合体 - Google Patents

車両用計器・操作ユニット複合体

Info

Publication number
JPH11129962A
JPH11129962A JP9299962A JP29996297A JPH11129962A JP H11129962 A JPH11129962 A JP H11129962A JP 9299962 A JP9299962 A JP 9299962A JP 29996297 A JP29996297 A JP 29996297A JP H11129962 A JPH11129962 A JP H11129962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible circuit
operation unit
instrument
circuit board
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9299962A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Nomizu
秀一 野水
Masahito Obata
雅人 小幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP9299962A priority Critical patent/JPH11129962A/ja
Publication of JPH11129962A publication Critical patent/JPH11129962A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト削減を実現し得る計器・操作ユニット
複合体を提供する。 【解決手段】 計器ユニット1と、各スイッチ21〜2
4からなる操作ユニット2と、これらを一体化するハウ
ジング部材3とを備え、ハウジング部材3はその所定部
位に車体側から導出された車体カプラ8を装着する接続
凹部33を有し、計器ユニット1には接続凹部33内に
挿入される延長部42を有する第1の可撓性回路基板4
を導通接続し、またハウジング部材3には操作ユニット
2に導通接続される第1の端部51と接続凹部33内に
挿入される第2の端部52とを備えた第2の可撓性回路
基板4とを配設し、接続凹部33に車体カプラ8を装着
することで第1,第2の可撓性回路基板4,5の各々を
車体カプラ8と導通接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は所定の計測情報を表
示する計器ユニットと手動操作が可能なスイッチ機構か
らなる操作ユニットとをハウジング部材を通じて一体化
してなる車両用計器・操作ユニット複合体に関し、特に
計器ユニット及び操作ユニットと車体カプラとの電気接
続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばオートバイ等二輪車の
ハンドル部や自動車の車室内ダッシュボードには、走行
速度やエンジン回転、残燃料等の計測情報を表示する計
器ユニットと併せて運転者による手動操作が可能な各種
スイッチ機構からなるスイッチユニットが配置されてお
り、これら計器ユニットとスイッチユニットとは、車体
側部品もしくは専用部品からなるハウジング部材を通じ
て一体化され、計器・操作ユニット複合体を形成する。
【0003】図11,図12はその一例としてオートバ
イのハンドル部に適用される計器・操作ユニット複合体
を示すもので、図11はその前面側を示す斜視図、図1
2はその背面側を示す正面図であり、図11において計
器・操作ユニット複合体は走行速度や残燃料等の計測情
報をアナログ表示する機械式の計器ユニットMと、前照
灯切換スイッチS1,ターンシグナルスイッチS2,ホ
ーンスイッチS3,セルスタータスイッチS4からなる
運転者が操作可能な機械式スイッチ機構からなる複数の
操作ユニットSとを、それぞれ車体側部品となる樹脂製
のハンドルカバー(ハウジング部材)Cに装着して一体
化されてなり、車体フレームFから2方向に分岐してハ
ンドルフレームHの略中央部に取付固定されている。
【0004】図12において、計器ユニットMはその背
面側に照明用バルブBを装着する孔部M1と計器に電源
供給を行うコネクタMCを装着・接続するためのコネク
タ装着部M2を備えている。また同じく図12におい
て、各操作ユニットSは、ハンドルカバーCに形成され
た孔部を通じて装着されていると共にその背面側にはコ
ネクタSC1〜SC4を装着・接続するためのコネクタ
装着部S5を備えている
【0005】また計器ユニットMに装着・接続される照
明用バルブB及びコネクタMCと、各操作ユニットSに
装着・接続されるコネクタSC1〜SC4には、それぞ
れに対応する複数本のワイヤーハーネスWが電気接続さ
れると共にこれらワイヤーハーネスWは集中・一本化さ
れてその端部がワイヤーハーネスコネクタWCに電気接
続されてワイヤーハーネスユニットWUを構成してお
り、ワイヤーハーネスコネクタWCに図示しない車体側
カプラを接続することにより、計器ユニットMと各操作
ユニットSに電源供給がなされるようになっている。
【0006】そして、このように構成される計器・操作
ユニット複合体の組み付け例としては、まずハンドルカ
バーCの各孔部に各操作ユニットSを挿入装着し、次に
照明用バルブBとコネクタMCとが孔部M1とコネクタ
MCに装着・接続されワイヤーハーネスユニットWU付
きとなった計器ユニットMをハンドルカバーCに装着
し、次に各操作ユニットSのコネクタ装着部S5に対応
するコネクタSC1〜SC4を装着・接続し、次にワイ
ヤーハーネスコネクタWCを車体側コネクタに接続して
組み付けが完了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな計器・操作ユニット複合体にあっては、車体側との
電気接続に際して前述のように、ワイヤーハーネスユニ
ットWUを用いており、照明用バルブB、各コネクタM
C,SC1〜SC4、複数本のワイヤーハーネスW、ワ
イヤーハーネスコネクタWCで構成されるワイヤーハー
ネスユニットWU自体が多くの部品点数並びにアッセン
ブリ工数を必要として高価であるという問題を有してお
り、またワイヤーハーネスユニットWUと計器ユニット
M及び操作ユニットSとの電気接続に際して多くの接続
工数を必要とすることも、コスト上昇を招く原因となっ
ていた。
【0008】本発明は、この点に鑑みてなされたもの
で、コスト削減を実現し得る計器・操作ユニット複合体
を提供することを主な目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、運転者に所定の計測情報を表示する計器ユ
ニットと、前記運転者が手動により操作可能なスイッチ
機構からなる操作ユニットと、前記計器ユニット及び前
記操作ユニットを一体化するハウジング部材とを備えて
なる車両用計器・操作ユニット複合体であって、前記ハ
ウジング部材の所定部位に車体側から導出された車体カ
プラを装着する接続凹部を形成し、前記計器ユニットに
前記接続凹部内に挿入される延長部を有する第1の可撓
性回路基板を導通接続し、前記ハウジング部材に前記操
作ユニットに導通接続される第1の端部と前記接続凹部
内に挿入される第2の端部とを有する第2の可撓性回路
基板を配設し、前記接続凹部に前記車体カプラを装着す
ることにより前記延長部と前記第2の端部とを通じて前
記第1,第2の可撓性回路基板の各々を前記車体カプラ
と導通接続したことを特徴とするものである。
【0010】また本発明は前記ハウジング部材がその前
面側に前記操作ユニットを装着する装着凹部を備え、こ
の凹部に前記第2の可撓性回路基板の第1の端部が挿入
されると共に、前記操作ユニットはその外面に前記第2
の可撓性回路基板の第1の端部に対応した接続端子を有
しており、前記操作ユニットを前記装着凹部に装着する
ことにより前記第1の端部及び前記接続端子を通じて前
記操作ユニットと前記第2の可撓性回路基板とを導通接
続したことを特徴とするものである。
【0011】また本発明は前記第2の可撓性回路基板に
対応する前記ハウジング部材位置に前記第2の可撓性回
路基板を保持する保持部を形成したことを特徴とするも
のである。
【0012】また本発明は前記計器ユニットが計器ケー
スを有し、この計器ケースの外面に沿わせて前記第1の
可撓性回路基板が設けられており、前記計器ケースに前
記第1の可撓性回路基板の延長部を前記接続凹部に案内
するガイド部を設けたことを特徴とするものである
【0013】また本発明は前記ガイド部の先端が前記接
続凹部内に挿入されることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明による計器・操作ユニット
複合体は、計器ユニットと、スイッチ機構からなる操作
ユニットと、これらを一体化するハウジング部材とを備
え、ハウジング部材はその所定部位に車体側から導出さ
れた車体カプラを装着する接続凹部を有し、計器ユニッ
トには接続凹部内に挿入される延長部を有する第1の可
撓性回路基板を導通接続され、またハウジング部材には
操作ユニットに導通接続される第1の端部と接続凹部内
に挿入される第2の端部とを備えた第2の可撓性回路基
板を配設されており、接続凹部に車体カプラを装着する
ことで第1,第2の可撓性回路基板の各々を車体カプラ
と導通接続したことにより、従来必要であったワイヤー
ハーネスユニットが不要となってコスト削減が可能とな
る。すなわち、本発明では多くの構成部品並びにアッセ
ンブリ工数を必要とし高価であった従来のワイヤーハー
ネスユニットに換えて、各々が単一部品でなりアッセン
ブリ工数もかからない第1,第2の可撓性回路基板とハ
ウジング部材に形成した接続凹部を用いて、計器ユニッ
ト及び操作ユニットと車体カプラとが電気接続されるこ
とにより、コストが安価なものとなる。
【0015】また計器ユニット及び操作ユニットと車体
側カプラとの接続に際しても、予め第1の可撓性回路基
板の延長部と第2の可撓性回路基板の第2の端部とが挿
入されたハウジング部材の接続凹部内に車体カプラを装
着することにより、車体カプラに対して計器ユニットに
導通接続された第1の可撓性回路基板と操作ユニットに
導通接続される第2の可撓性回路基板とがそれぞれ電気
接続されることにより、接続工数並びに組み付け工数が
減少し、これにより組み付け作業性並びに接続作業性が
高まると共にコストダウンも可能となる。
【0016】またハウジング部材の前面側に操作ユニッ
トを装着する装着凹部を設け、この凹部に第2の可撓性
回路基板の第1の端部を挿入すると共に、操作ユニット
の外面に第2の可撓性回路基板の第1の端部に対応した
接続端子を設け、操作ユニットを装着凹部に装着するこ
とにより第2の可撓性回路基板の第1の端部及び接続端
子を通じて操作ユニットと第2の可撓性回路基板とを導
通接続するようにすれば、操作ユニットをハウジング部
材に装着することにより、操作ユニットのハウジング部
材への組み付け装着と操作ユニットと第2の可撓性回路
基板との電気接続が同時に達成され、これよっても作業
性の向上及びコストダウンが可能となる。
【0017】また第2の可撓性回路基板に対応するハウ
ジング部材位置に第2の可撓性回路基板を保持する保持
部を形成すれば、ハウジング部材に対して第2の可撓性
回路基板を保持した状態で車体カプラとの接続作業もし
くは操作ユニットとの接続作業を行うことが可能とな
り、作業性が良好となる。
【0018】また計器ユニットが計器ケースを有し、こ
の計器ケースの外面に沿わせて第1の可撓性回路基板が
設けられている場合、計器ケースに第1の可撓性回路基
板の延長部を前記接続凹部に案内するガイド部を設けれ
ば、計器ユニットをハウジング部材に装着する際に延長
部を確実に接続凹部に導くことが可能となり、作業性が
良好となる。
【0019】またガイド部の先端が接続凹部内に挿入さ
れるように設ければ、延長部の接続凹部内への案内ガイ
ドが確実なものとなり、作業性が良好となる。
【0020】
【実施例】添付図面は何れも本発明による車両用計器・
操作ユニット複合体をオートバイに適用した例を示し、
以下、これら添付図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0021】図1は車両用計器・操作ユニットの分解斜
視図、図2は図1の組み付け状態を示す斜視図、図3は
図2の背面側を示す正面図、図4は図2のA−A線に沿
った断面図、図5は図3における矢印C部分の要部分解
斜視図、図6は図5の組み付け状態を示す要部断面図、
図7は図2における矢印D部分の要部分解斜視図、図8
は図2のB−B線に沿った断面図である。
【0022】図1において、本実施例による車両用計器
・操作ユニット複合体は、運転者に所定の計測情報を表
示する計器ユニット1と、運転者が手動により操作可能
なスイッチ機構からなる複数個の操作ユニット2と、計
器ユニット1及び操作ユニット2が装着されるハウジン
グ部材3と、計器ユニット1の背面に配置される第1の
可撓性回路基板(FPC)4と、この第1の可撓性回路
基板4とは独立してハウジング部材3の背面に配設され
る第2の可撓性回路基板(FPC)5とからなり、ハウ
ジング部材3を通じて計器ユニット1及び操作ユニット
2が一体化され、図2に示すように、車体フレーム6か
ら2方向に分岐したハンドルフレーム7の略中央部に取
付固定される。
【0023】計器ユニット1は、走行速度や残燃料等の
計測情報をアナログ表示する機械式の計器ユニットから
なり、図4に詳しく示すように、内部を透視可能とする
透明カバー11と、この透明カバー11と対をなす計器
ケース12とで形成される内部空間にアナログ式計器か
らなる計器本体13と、この計器本体13を照明する照
明用ランプ14を収納してなり、計器ケース12は、そ
の背面の一部から略U字状に屈曲して延びるガイド部1
5を有し、このガイド部15の先端側は、図5に示すよ
うに2方向に開口した箱状に形成されていると共に、第
1の可撓性回路基板4の後述する延長部42を圧入保持
する突起部16と、その先端側を挿入保持する貫通孔状
の係合孔17とを備えている。
【0024】操作ユニット2は、図1,図2に示すよう
に、図示省略した前照灯の上向き・下向きを切り換える
前照灯切換スイッチ21と、ターンシグナルの生成・切
換を行うターンシグナルスイッチ22と、ホーンスイッ
チ23と、セルスタータスイッチ24からなり、これら
操作ユニット2のそれぞれは、図7,図8に示したター
ンシグナルスイッチ22を例に説明すると、樹脂製の箱
形基体25と、この箱形基体25の前面側に露出して運
転者が手動操作によりスイッチング操作を可能とする操
作部26と、この操作部26の操作に応じて前述の各種
状態切換を行う機械式のスイッチング機構27と、この
スイッチング機構27に導通接続されると共に一部が箱
形基体25の側面部に露出した接続端子28とを備えて
いる。
【0025】ハウジング部材3は、車体側部品となる樹
脂製のハンドルカバーからなり、図1に示すように、計
器ユニット1の前方を露出する開口部31と、複数の操
作ユニット2(各スイッチ21〜24)に対応してこれ
らを前方側より装着可能とする装着凹部32とが形成さ
れていると共に、その背面略中央には、図3〜図5に示
すように、車体側から導出された車体カプラ8を収容・
装着するための接続凹部33が形成されている。
【0026】この場合、装着凹部32は、図7,図8に
示すように、各操作ユニット2(各スイッチ21〜2
4)を収納し得る箱形に形成され、第2の可撓性回路基
板5の後述する第1の端部51の先端側をハウジング部
材3の背面側より装着凹部32内に挿入するための孔部
35と、孔部35を通じて挿入された第1の端部51の
先端側を仮止め保持する係合部36とを備え、この係合
部36は操作ユニット2(各スイッチ21〜24)の接
続端子28に対応する位置にスリットを有し、このスリ
ットを通じて接続端子28と第1の端部51に形成した
接続部とを導通接触できるように構成されている。
【0027】また接続凹部33は、図5に示すように、
計器ユニット1側となるガイド部15の先端側と、車体
カプラ8とを収容可能な箱形に形成されており、その底
面にはガイド部15と車体カプラ8との受部37が突出
形成されていると共に、ガイド部15を収容時にこれと
対向する一側壁側には、この一側壁に連続するように、
第2の可撓性回路基板の後述する第2の端部52を受け
ると共にこれを接続凹部33内に案内する受部38が突
出形成され、これら受部37,38は、樹脂成型時のひ
けによるハウジング部材3の前面側意匠への悪影響を考
慮してスリットを介して連続する壁状に形成されてい
る。
【0028】第1の可撓性回路基板4は、図1に示すよ
うに、計器ユニット1の計器ケース12背面に沿わせて
配置される主要部41と、この主要部41の一部から舌
片状に延設された延長部42とからなり、図4に示すよ
うに、主要部41には計器ユニット1内に配置された計
器本体13を照明するための照明用ランプ14が接続装
着されると共に、延長部42は前述のように、計器ケー
ス12から延びるガイド部15に沿って引き回し案内さ
れ、ガイド部15の係合孔17にてその先端が保持され
る(図5参照)。なお図面上には詳しく図示しないが、
可撓性回路基板4には照明用ランプ14や計器本体13
に電源供給を行う配線パターンが形成されており、これ
ら配線パターンは延長部42の先端側まで延びて車体カ
プラ8の図示しない接続端子と導通接続される接続部を
構成している。
【0029】第2の可撓性回路基板5は、図1に示すよ
うに、ハウジング部材3における操作ユニット2(各ス
イッチ21〜24)装着位置に向けて延在する複数の第
1の端部51と、ハウジング部材3における接続凹部3
3形成位置に向けて延在する単一の第2の端部52とで
構成され、これら第1,第2の端部51,52のそれぞ
れは、ハウジング部材3への取付状態において装着凹部
32と接続凹部33内に挿入される。なお、第1の可撓
性回路基板4同様、図面上には詳しく図示しないが、第
2の可撓性回路基板5には第1の端部51と第2の端部
52とをつなぐ複数の回路パターンが形成されており、
これら回路パターンは第1の端部51において操作ユニ
ット2(各スイッチ21〜24)と導通接続される接続
部を形成すると共に、第2の端部52において車体カプ
ラ8と導通接続される接続部を形成している。
【0030】次に本実施例による車両用計器・操作ユニ
ットの組み付け例を説明する。
【0031】まず、ハウジング部材3の背面に第2の可
撓性回路基板5を装着する。この際、第2の可撓性回路
基板5に対応するハウジング部材3の背面位置には、第
2の可撓性回路基板5を圧入保持する複数の保持部39
が形成されており(図3参照)、これら保持部39を通
じて第2の可撓性回路基板5を仮止め保持する。このと
き第2の可撓性回路基板5の第2の端部52は、保持部
39を通じた仮止めにより接続凹部33内に挿入される
が、第1の端部51の場合は、前述のように、ハウジン
グ部材3の背面側より装着凹部32内に挿入し、係合部
36に保持させる作業が必要となる(図7,図8参
照)。
【0032】次に、予め延長部42を含む第1の可撓性
回路基板4並びに照明バルブ14を装着した計器ユニッ
ト1をハウジング部材3に取り付ける。この際、延長部
42を案内ガイドするガイド部15の先端側は、接続凹
部33内に収納され、これによりガイド部15に案内ガ
イドされた延長部42が接続凹部33内に収納される
(図4参照)。
【0033】次に、第1の可撓性回路基板4付きの計器
ユニット1及び第2の可撓性回路基板5を装着したハウ
ジング部材3を車体フレーム6及びハンドルフレーム7
に取付固定する。
【0034】次に、第1の可撓性回路基板4の延長部4
2と第2の可撓性回路基板5の第2の端部52が挿入さ
れた接続凹部33内に車体カプラ8を挿入・装着し、こ
れにより車体カプラ8→第1の可撓性回路基板4→計器
ユニット1からなる給電経路が形成されると共に、車体
カプラ8と第2の可撓性回路基板5とが導通接続される
(図6参照)。
【0035】次に、第2の可撓性回路基板5の第1の端
部51が挿入されたハウジング部材3の装着凹部32に
各操作ユニット2(各スイッチ21〜24)を装着す
る。これにより第2の可撓性回路基板5の第1の端部5
1と各操作ユニット2(各スイッチ21〜24)の接続
端子28が導通接続され、各操作ユニット2(各スイッ
チ21〜24)→第2の可撓性回路基板5→車体カプラ
8からなる給電経路が形成され(図8参照)、組み付け
が完了する。
【0036】なお本組み付け例では、ハウジング部材3
を車体に取り付けた後に、各操作ユニット2(各スイッ
チ21〜24)を装着すると共に車体カプラ8を装着し
たが、各操作ユット2(各スイッチ21〜24)の装着
と車体カプラ8の装着は、ハウジング部材3を車体に取
り付ける前に行ってもよい。
【0037】以上のように、本実施例による計器・操作
ユニット複合体は、計器ユニット1と、各スイッチ21
〜24からなる操作ユニット2と、これらを一体化する
ハウジング部材3とを備え、ハウジング部材3はその所
定部位に車体側から導出された車体カプラ8を装着する
接続凹部33を有し、計器ユニット1には接続凹部33
内に挿入される延長部42を有する第1の可撓性回路基
板4を導通接続し、またハウジング部材3には操作ユニ
ット2に導通接続される第1の端部51と接続凹部33
内に挿入される第2の端部52とを備えた第2の可撓性
回路基板5とを配設し、接続凹部33に車体カプラ8を
装着することで第1,第2の可撓性回路基板4,5の各
々を車体カプラ8と導通接続したことにより、従来必要
であったワイヤーハーネスユニットが不要となりコスト
削減ができる。すなわち、本実施例では多くの構成部品
並びにアッセンブリ工数を必要とし高価であった従来の
ワイヤーハーネスユニットに換えて、各々が単一部品で
なり且つアッセンブリ工数もかからない第1,第2の可
撓性回路基板4,5とハウジング部材に形成した接続凹
部33を用いて、計器ユニット1及び操作ユニット2と
車体カプラ8とが電気接続されることにより、コストを
安価なものすることができ、しかもワイヤーハーネスユ
ニットに換えて第1,第2の可撓性回路基板4,5を用
いることで軽量化も図ることができる。
【0038】また計器ユニット1及び操作ユニット2と
車体側カプラ8との接続に際しても、予め第1の可撓性
回路基板4の延長部42と第2の可撓性回路基板5の第
2の端部52とが挿入されたハウジング部材3の接続凹
部33内に車体カプラ8を装着することにより、車体カ
プラ8に対して計器ユニット1に導通接続された第1の
可撓性回路基板4と操作ユニット2に導通接続される第
2の可撓性回路基板5とがそれぞれ電気接続されること
により、接続工数並びに組み付け工数が減少し、これに
より組み付け作業性並びに接続作業性を高めることがで
きると共にコストダウンも実現することができる。
【0039】なお前述の効果を得るには、操作ユニット
2と第2の可撓性回路基板5の第1の端部51とを半田
付けもしくはカプラ(コネクタ)接続等の適宜手段によ
り予め導通接続しておいてもよいが、本実施例では特
に、ハウジング部材3の前面側に操作ユニットを装着す
る装着凹部32を設け、この装着凹部32に第2の可撓
性回路基板5の第1の端部51を挿入すると共に、操作
ユニット2の外面に第2の可撓性回路基板5の第1の端
部51に対応した接続端子28を設け、操作ユニット2
を装着凹部32に装着することにより第2の可撓性回路
基板5の第1の端部51及び接続端子28を通じて操作
ユニット2と第2の可撓性回路基板5とを導通接続する
ように構成したことにより、操作ユニット2をハウジン
グ部材3に装着することで操作ユニット2のハウジング
部材3への組み付け装着と操作ユニット2と第2の可撓
性回路基板5との電気接続が同時に達成されるため、操
作ユニット2と第2の可撓性回路基板5との接続に際し
て半田付け等専用の接続作業やカプラ等の専用の接続具
を不要にでき、作業性の向上及びコストダウンを図るこ
とができる。
【0040】また本実施例では、第2の可撓性回路基板
5に対応するハウジング部材3位置に第2の可撓性回路
基板5を保持する保持部39を形成したことにより、ハ
ウジング部材3に対して第2の可撓性回路基板5を仮止
め保持することができ、作業性を高めることができる。
【0041】また本実施例では、計器ケース12に第1
の可撓性回路基板4の延長部42を接続凹部33に案内
するガイド部15を設けたことにより、計器ユニット1
をハウジング部材3に装着する際に延長部42を確実に
接続凹部33に導くことが可能となり、作業性を高める
ことができる。
【0042】また本実施例では、ガイド部15の先端が
接続凹部33内に挿入嵌合するようになっていることに
より、延長部42の接続凹部内への案内ガイドが確実な
ものとなり、作業性を高めることができる。
【0043】なお、前述実施例では、車両用計器・操作
ユニットをオートバイに適用する例を示したが、自動車
に適用することもでき、この場合、運転者に対向するイ
ンパネカバーやクラスタカバー等の化粧部材や専用のカ
バー部材をハウジング部材として利用可能である。また
前述実施例では、第1,第2の可撓性回路基板4,5の
各々を別々に容易し、これらを車体カプラ8と導通接続
したが、第1,第2の可撓性回路基板4,5は一枚基板
として構成することもでき、この場合、一枚基板からな
る可撓性回路基板に第1,第2の可撓性回路基板4,5
として機能する回路パターンを形成し、これら回路パタ
ーンの端部側を延長部42や第1,第2の端部51,5
2として構成すればよい。
【0044】図9は、操作ユニットの他の装着例を示す
要部断面図であり、図9において、第1の端部51には
回路パターンを避けるように一対の貫通孔51aが形成
され、この貫通孔51aに対応する装着凹部32の壁部
には、貫通孔51aに対して略圧入状態に嵌合するリブ
32aを形成しており、リブ32aと貫通孔51aにて
第1の端部51を装着凹部32内に位置決め保持できる
ようになっていると共に、操作ユニット2(各スイッチ
21〜24)の挿入時に第1の端部51がめくれないよ
うにしている。なお図中、符号2aは操作ユニット2を
装着凹部32に対しワンタッチ固定するために操作ユニ
ット2に形成されたフックである。またこの場合、第1
の端部51に貫通孔51aを形成したことにより、第1
の端部51と操作ユニット2間に侵入した水が第1の端
部51と操作ユニット2間に留まることを防いでいる。
【0045】図10は、操作ユニットのさらに他の装着
例として、操作ユニットをハウジング部材の背面側から
装着する場合を示す要部断面図であり、図10におい
て、第1の端部51には回路パターンを避けるように一
対のスリット51bが形成され、このスリット51bに
対応する装着凹部32の壁部には、スリット51bに対
し略圧入状態に嵌合するリブ32bが形成されており、
リブ32bとスリット51bにて第1の端部51を装着
凹部32内に位置決め保持できるようになっていると共
に、操作ユニット2(各スイッチ21〜24)の挿入時
に第1の端部51がめくれないようにしている。なお図
中、符号32cは操作ユニット2を装着凹部32に対し
ワンタッチ固定するために装着凹部32側に形成された
フックである。またこの場合、図8,図9の場合と同
様、第1の端部51がスリット51bを有することによ
り、第1の端部51と操作ユニット2(各スイッチ21
〜24)間に侵入した水が第1の端部51と操作ユニッ
ト2間に留まることを防いでいる。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明は、運転者に所定の
計測情報を表示する計器ユニットと、前記運転者が手動
により操作可能なスイッチ機構からなる操作ユニット
と、前記計器ユニット及び前記操作ユニットを一体化す
るハウジング部材とを備えてなる車両用計器・操作ユニ
ット複合体であって、前記ハウジング部材の所定部位に
車体側から導出された車体カプラを装着する接続凹部を
形成し、前記計器ユニットに前記接続凹部内に挿入され
る延長部を有する第1の可撓性回路基板を導通接続し、
前記ハウジング部材に前記操作ユニットに導通接続され
る第1の端部と前記接続凹部内に挿入される第2の端部
とを有する第2の可撓性回路基板を配設し、前記接続凹
部に前記車体カプラを装着することにより前記延長部と
前記第2の端部とを通じて前記第1,第2の可撓性回路
基板の各々を前記車体カプラと導通接続したことによ
り、コスト削減を実現できる。
【0047】また本発明は前記ハウジング部材がその前
面側に前記操作ユニットを装着する装着凹部を備え、こ
の凹部に前記第2の可撓性回路基板の第1の端部が挿入
されると共に、前記操作ユニットはその外面に前記第2
の可撓性回路基板の第1の端部に対応した接続端子を有
しており、前記操作ユニットを前記装着凹部に装着する
ことにより前記第1の端部及び前記接続端子を通じて前
記操作ユニットと前記第2の可撓性回路基板とを導通接
続したことにより、作業性を向上させることができると
共にコスト削減も実現できる。
【0048】また本発明は前記第2の可撓性回路基板に
対応する前記ハウジング部材位置に前記第2の可撓性回
路基板を保持する保持部を形成したことにより、作業性
を向上させることができる。
【0049】また本発明は前記計器ユニットが計器ケー
スを有し、この計器ケースの外面に沿わせて前記第1の
可撓性回路基板が設けられており、前記計器ケースに前
記第1の可撓性回路基板の延長部を前記接続凹部に案内
するガイド部を設けたことにより、作業性を向上させる
ことができる。
【0050】また本発明は前記ガイド部の先端が前記接
続凹部内に挿入されることにより、作業性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用計器・操作ユニットの分解
斜視図。
【図2】図1の組み付け状態を示す斜視図。
【図3】図2の背面側を示す正面図。
【図4】図2のA−A線に沿った断面図。
【図5】図3における矢印C部分の要部分解斜視図。
【図6】図5の組み付け状態を示す要部断面図。
【図7】図2における矢印D部分の要部分解斜視図。
【図8】図2のB−B線に沿った断面図。
【図9】操作ユニットの他の装着例を示す要部断面図。
【図10】操作ユニットのさらに他の装着例を示す要部
断面図。
【図11】従来例を示す斜視図。
【図12】図11の背面側を示す正面図。
【符号の説明】
1 計器ユニット 2 操作ユニット 3 ハウジング部材 4 第1の可撓性回路基板 5 第2の可撓性回路基板 8 車体カプラ 15 ガイド部 21〜24 各スイッチ 28 接続端子 32 装着凹部 33 接続凹部 39 保持部 42 延長部 51 第1の端部 52 第2の端部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者に所定の計測情報を表示する計器
    ユニットと、前記運転者が手動により操作可能なスイッ
    チ機構からなる操作ユニットと、前記計器ユニット及び
    前記操作ユニットを一体化するハウジング部材とを備え
    てなる車両用計器・操作ユニット複合体であって、前記
    ハウジング部材の所定部位に車体側から導出された車体
    カプラを装着する接続凹部を形成し、前記計器ユニット
    に前記接続凹部内に挿入される延長部を有する第1の可
    撓性回路基板を導通接続し、前記ハウジング部材に前記
    操作ユニットに導通接続される第1の端部と前記接続凹
    部内に挿入される第2の端部とを有する第2の可撓性回
    路基板を配設し、前記接続凹部に前記車体カプラを装着
    することにより前記延長部と前記第2の端部とを通じて
    前記第1,第2の可撓性回路基板の各々を前記車体カプ
    ラと導通接続したことを特徴とする車両用計器・操作ユ
    ニット複合体。
  2. 【請求項2】 前記ハウジング部材がその前面側に前記
    操作ユニットを装着する装着凹部を備え、この凹部に前
    記第2の可撓性回路基板の第1の端部が挿入されると共
    に、前記操作ユニットはその外面に前記第2の可撓性回
    路基板の第1の端部に対応した接続端子を有しており、
    前記操作ユニットを前記装着凹部に装着することにより
    前記第1の端部及び前記接続端子を通じて前記操作ユニ
    ットと前記第2の可撓性回路基板とを導通接続したこと
    を特徴とする請求項1記載の車両用計器・操作ユニット
    複合体。
  3. 【請求項3】 前記第2の可撓性回路基板に対応する前
    記ハウジング部材位置に前記第2の可撓性回路基板を保
    持する保持部を形成したことを特徴とする請求項1もし
    くは請求項2記載の車両用計器・操作ユニット複合体。
  4. 【請求項4】 前記計器ユニットが計器ケースを有し、
    この計器ケースの外面に沿わせて前記第1の可撓性回路
    基板が設けられており、前記計器ケースに前記第1の可
    撓性回路基板の延長部を前記接続凹部に案内するガイド
    部を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3記載
    の車両用計器・操作ユニット複合体。
  5. 【請求項5】 前記ガイド部の先端が前記接続凹部内に
    挿入されることを特徴とする請求項1から請求項4記載
    の車両用計器・操作ユニット複合体。
JP9299962A 1997-10-31 1997-10-31 車両用計器・操作ユニット複合体 Pending JPH11129962A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9299962A JPH11129962A (ja) 1997-10-31 1997-10-31 車両用計器・操作ユニット複合体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9299962A JPH11129962A (ja) 1997-10-31 1997-10-31 車両用計器・操作ユニット複合体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11129962A true JPH11129962A (ja) 1999-05-18

Family

ID=17879080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9299962A Pending JPH11129962A (ja) 1997-10-31 1997-10-31 車両用計器・操作ユニット複合体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11129962A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2208050A1 (es) * 2001-01-19 2004-06-01 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Estructura de interruptor de manillar de vehiculo.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2208050A1 (es) * 2001-01-19 2004-06-01 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Estructura de interruptor de manillar de vehiculo.

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5324203A (en) Electrical harnessing structure for vehicle
US5975935A (en) Assembling structure for installing electrical appliance module
EP0763447B1 (en) Combination switch device
JPH11263173A (ja) 自動車インストルメントパネル用電気的相互接続モジュ―ル
JPH05344631A (ja) 電気接続箱
US5883777A (en) Meter module and structure for assembling the same
US7180020B2 (en) Steering column module
US5589715A (en) Meter module assembly
US5952729A (en) Wiring structure in motorcycle
US5768092A (en) Cluster module and its assembling method
JPH11129962A (ja) 車両用計器・操作ユニット複合体
JP2001130257A (ja) 補器の車体取付用ブラケット
JPH0757589B2 (ja) 車両用計器盤
JP2000507527A (ja) 自動車内の制御装置を備えた制御システムの結合装置
JPH0717584Y2 (ja) Ledハイマウントストップランプ
JP3046981B2 (ja) 車両用電気配索構造
JPH09215154A (ja) 電気接続箱
JPS583316Y2 (ja) 電気装置の電気配線構造
JP2926675B2 (ja) メータモジュールの車両への組付け方法
JP3561140B2 (ja) 計器コネクタの組付構造
JP2004343973A (ja) 電気接続箱及びその組立方法
JPH0611238Y2 (ja) Ledハイマウントストップランプ
JP2560594Y2 (ja) 車両用ライセンスランプの取付構造
KR0131637Y1 (ko) 자동차 맵 램프내의 컨넥터 고정구조
JP3006659B2 (ja) クラスタモジュール