JP3561140B2 - 計器コネクタの組付構造 - Google Patents
計器コネクタの組付構造 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、計器ケース内に収容された電気回路基板と車両側制御部とを電気的に接続する計器コネクタの組付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来例に係わる車両用計器の内部構造を簡略化して示した断面図で、計器ケース1と、計器ケース1の前面に装着される見返し3との間には、速度計などに対応した文字板5が設けられている。文字板5上には指針7が配置され、この指針7はムーブメント9によって文字板5上を回転駆動される。計器ケース1の底部付近には電気回路基板(HPC)11が配置され、このHPC11上の配線パターンに対し前記ムーブメント9の端子9aが接続されている。
【0003】
HPC11の裏面側には、計器コネクタ13が半田付けなどにより実装されており、この計器コネクタ13は、計器ケース1に形成した貫通孔1aを通して外部に露出している。この外部に露出した計器コネクタ13に、車両側コネクタ15が接続される。
【0004】
図6は、他の従来例を示すもので、計器コネクタ13を計器コネクタ専用の基板17に実装固定し、この基板17を基板固定用ボス19を介してHPC11に固定している。基板17とHPC11とはリード線21によって接続されている。他の構成は 前記図5のものと同様である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記図5および図6のいずれにおいても、計器側と車両側とを電気的に接続するためのコネクタ(計器コネクタ13および車両側コネクタ15)は、車両用計器を車両に搭載する際の組付作業性などを考慮して、通常計器ケース1の裏面におけるほぼ中央部分に設けられる構成となっている。
【0006】
このため、HPC11にとっては、計器コネクタ13の設置領域としてほぼ中央部分が使用されることになるので、計器コネクタ13が比較的大きなものであることも相俟って、HPC11における実装領域の減少を招き、HPC11が大型化し、特に小型化した狭い計器ケース1内へのHPC11の収納が困難となっている。
【0007】
そこで、この発明は、電気回路基板における実装領域を有効利用することで、小型化された計器ケース内への電気回路基板の収納を容易なものとすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、計器ケース内に、速度計などの表示動作部を駆動する駆動回路を備えた電気回路基板を収容し、この電気回路基板に対しリード線を介して電気的に導通接続されるとともに、前記駆動回路に速度データなどを送信する車両側制御部に接続される車両側コネクタが嵌合される計器コネクタを、前記計器ケースの裏面に設けたコネクタ収容部に装着し、前記計器コネクタに一端が接続されたリード線は、他端が、電気回路基板の周縁部に実装固定された基板側コネクタに接続され、前記コネクタ収容部は、計器ケースの背面に形成した中空突起内の貫通孔で構成され、この貫通孔には、貫通孔に挿入固定された状態の計器コネクタの挿入方向前方側への移動を規制する規制部が設けられ、この規制部によって規制された状態の計器コネクタに、車両側コネクタが嵌合接続されている構成としてある。
【0009】
上記した計器コネクタの組付構造によれば、計器ケースの裏面のコネクタ収容部に装着された計器コネクタは、リード線によって計器ケース内に収納された電気回路基板に電気的に接続され、このリード線の電気回路基板への接続位置を考慮することで、電気回路基板における実装領域が有効利用される。
また、計器コネクタに一端が接続されるリード線の電気回路基板への接続部を、電気回路基板の周縁部とすることで、他の電子部品などを実装する上で電気回路基板の実装領域が有効利用される。
さらに、計器ケースの背面に形成した中空突起内の貫通孔に挿入固定された計器コネクタに対し、車両側のコネクタを嵌合する際に、計器コネクタはこの嵌合方向への移動が規制部によって規制される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0015】
図1は、この発明の実施の一形態を示す車両用計器の断面図である。この車両用計器は、前記図5および図6に示したものと同様に、計器ケース23と見返し25との間に文字板27が介装されている。見返し25に設けた係合爪25aが、計器ケース23に設けた係合孔23aに係合して、両者が固定される。
【0016】
上記文字板27上の、例えば速度計に対応する目盛などの意匠部を指示する指針29が、文字板27の裏側に配置されたムーブメント31によって回転駆動される。ムーブメント31は、速度計などにおける表示動作部を構成するもので、文字板27を貫通する指針軸31aが設けられ、その先端に指針29が取り付けられる。
【0017】
ムーブメント31のピン端子31bは、ムーブメント31を駆動するための駆動回路などを備えた電気回路基板(HPC)35に実装された端子金具33に嵌入されてHPC35に固定される。HPC35には、文字板27および指針29を照明するための複数のバルブ37が、HPC35の裏面側(図1中で右側)から挿入され、HPC35上の配線パターンに導通した状態で固定される。文字板27とHPC35との間には、前記複数のバルブ37それぞれを収容する個室を備えたバルブケース39が介装されている。このバルブケース39と文字板27との間には、バルブ37の光を指針29や文字板27の所定の位置に導く光導板40が設けられている。
【0018】
計器ケース23の背面には、図2に拡大した斜視図として示すように、矩形状の中空突起41が二つ形成されている。この中空突起41内の、コネクタ収容部を構成する貫通孔41aに計器コネクタ43が挿入固定される。図2における二つの貫通孔41aのうち、一方は計器コネクタ43が挿入された状態を、他方は挿入されていない状態をそれぞれ示している。貫通孔41aに挿入固定された状態の計器コネクタ43に、車両側コネクタ45が嵌合接続される。この車両側コネクタ45には、車両本体側に設置され、HPC35における前記駆動回路に速度データなどを送信する車両側制御部が電気的に接続されている。
【0019】
計器コネクタ43は、底面図である図3および、車両側コネクタ45が挿入される開口部から見た正面図である図4に示すように、底面に左右のガイド部47が計器コネクタ43の貫通孔41aへの挿入方向と同方向に延長して設けられ、この左右のガイド部47は図3中で上下方向に延長される連結部48によって連結されている。これらガイド部47および連結部48は、図4に示すように、計器コネクタ43の底面に対して空間49を形成している。連結部48の図3中で左側部には突起50が形成され、この突起50には、図4に示すように、空間49側に突出する係合爪50aが設けられている。
【0020】
一方、計器ケース23側の貫通孔41aの下面41bには、計器コネクタ43側のガイド部47の左右両側部をガイドするガイド壁51が設けられ、下面41bの中央には、上記突起50に対する逃げ溝53が形成されている。上記ガイド壁51相互間には、前記計器コネクタ43側の空間49に入り込むガイド板55が設けられている。このガイド板55は貫通孔41aの下面41bに対し、貫通孔41aに挿入固定された状態の計器コネクタ43の挿入方向前方側への移動を規制する左右一対の規制部57にて連結されている。
【0021】
上記左右の規制部57相互間のガイド板55の下面には、図1に示されているように、計器コネクタ43側の係合爪50aが係合する係合孔55aが形成されている。係合孔55aに係合爪50aが係合した状態で、計器コネクタ43は、左右一対の規制部57に対し、図3に示される連結部48の図中で左側部の規制面59が当接する。この当接状態で、規制部57とガイド壁51とガイド板55との間の空間に、計器コネクタ43におけるガイド部47の先端が入り込む。
【0022】
貫通孔41aに挿入固定された状態の計器コネクタ43と、計器ケース23内のHPC35とは、リード線61によって相互に接続される。リード線61の一方の端部は、計器コネクタ43に内蔵されるコネクタ端子63に直付けされ、他方の端部は基板接続用コネクタ65内のコネクタ端子に直付けされる。一方、HPC35の周縁部である図1中で上端部の空き領域などを利用して、上記基板接続用コネクタ65が嵌合接続される基板コネクタ67が実装固定されている。
【0023】
上記した計器コネクタ43は、計器ケース23に設けた貫通孔41aに固定する構造であり、HPC35との電気的接続はリード線61を介して行うとともに、リード線61の端部の基板接続用コネクタ65が接続される基板コネクタ67を、HPC35における上端部の空き領域などを利用して実装固定するようにしたので、HPC35の実装領域を有効利用でき、その分HPC35を小型化でき、特に小型化した狭い計器ケース23内へのHPC35の収納が容易なものとなる。
【0024】
また、計器ケース23の貫通孔41aに挿入固定された状態の計器コネクタ43は、その挿入方向前方への移動が、規制部57によって規制されているので、車両側コネクタ45を計器コネクタ43に嵌合接続する際に、この規制部57が受けとなって、嵌合作業が容易なものとなる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、計器ケースの裏面のコネクタ収容部に装着された計器コネクタは、リード線によって計器ケース内に収納された電気回路基板に電気的に接続されるので、このリード線の電気回路基板への接続位置を適宜考慮することで、電気回路基板における実装領域を有効利用でき、電気回路基板の小型化を達成することができる。
また、計器コネクタに一端が接続されるリード線の電気回路基板への接続部を、電気回路基板の周縁部とすることで、他の回路部品などを実装する上で電気回路基板の実装領域を有効利用でき、電気回路基板の小型化を達成することができる。
さらに、計器ケースの背面に形成した中空突起内の貫通孔には、挿入固定された状態の計器コネクタの挿入方向前方への移動が規制部によって規制されるので、車両側コネクタを計器コネクタに嵌合接続する際に、この規制部が受けとなって、嵌合作業が容易なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示す車両用計器の断面図である。
【図2】図1の車両用計器における計器ケースの拡大された背面図である。
【図3】図1の車両用計器に使用される計器コネクタの底面図である。
【図4】図1の車両用計器に使用される計器コネクタの、車両側コネクタが挿入される開口部から見た正面図である。
【図5】従来例を示す車両用計器の断面図である。
【図6】他の従来例を示す車両用計器の断面図である。
【符号の説明】
23 計器ケース
35 HPC(電気回路基板)
41 中空突起
41a 貫通孔(コネクタ収容部)
43 計器コネクタ
57 規制部
61 リード線
67 基板コネクタ(基板側コネクタ)
Claims (1)
- 計器ケース内に、速度計などの表示動作部を駆動する駆動回路を備えた電気回路基板を収容し、この電気回路基板に対しリード線を介して電気的に導通接続されるとともに、前記駆動回路に速度データなどを送信する車両側制御部に接続される車両側コネクタが嵌合される計器コネクタを、前記計器ケースの裏面に設けたコネクタ収容部に装着し、前記計器コネクタに一端が接続されたリード線は、他端が、電気回路基板の周縁部に実装固定された基板側コネクタに接続され、前記コネクタ収容部は、計器ケースの背面に形成した中空突起内の貫通孔で構成され、この貫通孔には、貫通孔に挿入固定された状態の計器コネクタの挿入方向前方側への移動を規制する規制部が設けられ、この規制部によって規制された状態の計器コネクタに、車両側コネクタが嵌合接続されていることを特徴とする計器コネクタの組付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07975998A JP3561140B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 計器コネクタの組付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP07975998A JP3561140B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 計器コネクタの組付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11273796A JPH11273796A (ja) | 1999-10-08 |
JP3561140B2 true JP3561140B2 (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=13699157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07975998A Expired - Lifetime JP3561140B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 計器コネクタの組付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3561140B2 (ja) |
-
1998
- 1998-03-26 JP JP07975998A patent/JP3561140B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11273796A (ja) | 1999-10-08 |
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