JP2000289491A - 自動車のインストゥルメントパネルにおける配線構造 - Google Patents
自動車のインストゥルメントパネルにおける配線構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インストゥルメントパネル10から表示器本
体21を取り外して容易にメンテナンスを行うことがで
きるコンパクトな配線構造を提供する。 【解決手段】 インストゥルメントパネル10の運転席
正面位置の開口部11内に取り付けられる表示器本体2
1に対する配線部材50を、インストゥルメントパネル
10の前面側に引き出すように配設し、インストゥルメ
ントパネル10の前面側に引き出された配線部材50を
表示器本体21前面をカバーする表示器バイザー25に
よって覆い隠す。このような構成によれば、表示器本体
21は、配線部材50とともにインストゥルメントパネ
ル10の前面側に引き出して、メンテナンスを行うこと
ができる。
体21を取り外して容易にメンテナンスを行うことがで
きるコンパクトな配線構造を提供する。 【解決手段】 インストゥルメントパネル10の運転席
正面位置の開口部11内に取り付けられる表示器本体2
1に対する配線部材50を、インストゥルメントパネル
10の前面側に引き出すように配設し、インストゥルメ
ントパネル10の前面側に引き出された配線部材50を
表示器本体21前面をカバーする表示器バイザー25に
よって覆い隠す。このような構成によれば、表示器本体
21は、配線部材50とともにインストゥルメントパネ
ル10の前面側に引き出して、メンテナンスを行うこと
ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のインスト
ゥルメントパネルにおける配線構造に関する。
ゥルメントパネルにおける配線構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の自動車のインストゥルメ
ントパネル10における配線構造の一例である。この図
に示すように、インストゥルメントパネル10には、運
転席の正面位置等に開口部11が設けられており、メー
ターや各種表示ランプ等を備えた表示器92は、この開
口部11の内側から配設されたワイヤーハーネス90と
コネクタ901を介して電気的に接続され、この開口部
11に取り付けられるようになっている。93は表示器
92の前面を覆う表示器バイザーである。
ントパネル10における配線構造の一例である。この図
に示すように、インストゥルメントパネル10には、運
転席の正面位置等に開口部11が設けられており、メー
ターや各種表示ランプ等を備えた表示器92は、この開
口部11の内側から配設されたワイヤーハーネス90と
コネクタ901を介して電気的に接続され、この開口部
11に取り付けられるようになっている。93は表示器
92の前面を覆う表示器バイザーである。
【0003】また、このような表示器92の下側には、
前方に突出するように設けられるステアリングモジュー
ル40が設けられ、このステアリングモジュール40に
は、ウインカースイッチやワイパースイッチ等のコラム
スイッチ42が取り付けられている。そして、このよう
なコラムスイッチ42は、インストゥルメントパネル1
0の下側から配設されたワイヤーハーネス91のコネク
タ911が、ステアリングコラム41の下側からコラム
スイッチ42側のコネクタ接続部421に挿し込まれる
ことで他の電気機器等と電気的に接続されるようになっ
ている。
前方に突出するように設けられるステアリングモジュー
ル40が設けられ、このステアリングモジュール40に
は、ウインカースイッチやワイパースイッチ等のコラム
スイッチ42が取り付けられている。そして、このよう
なコラムスイッチ42は、インストゥルメントパネル1
0の下側から配設されたワイヤーハーネス91のコネク
タ911が、ステアリングコラム41の下側からコラム
スイッチ42側のコネクタ接続部421に挿し込まれる
ことで他の電気機器等と電気的に接続されるようになっ
ている。
【0004】ところで、このような表示器92は、表示
ランプの電球の取り替え等のメンテナンスを行うため
に、インストゥルメントパネル10から手前に引き出せ
るように組み立てられていることが求められる。
ランプの電球の取り替え等のメンテナンスを行うため
に、インストゥルメントパネル10から手前に引き出せ
るように組み立てられていることが求められる。
【0005】このため、図7(a)に示すように、表示
器92をインストゥルメントパネル10に組み付けたと
きは、表示器92に接続されるワイヤーハーネス90が
十分な余長を有するように構成して、図7(b)に示す
ように、このワイヤーハーネス90の余長によって表示
器92をインストゥルメントパネル10の前面から所定
長さL(例えば10cm)だけ引き出すことができるよ
うに構成されている。
器92をインストゥルメントパネル10に組み付けたと
きは、表示器92に接続されるワイヤーハーネス90が
十分な余長を有するように構成して、図7(b)に示す
ように、このワイヤーハーネス90の余長によって表示
器92をインストゥルメントパネル10の前面から所定
長さL(例えば10cm)だけ引き出すことができるよ
うに構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成によれば、表示器92がインストゥルメントパネル1
0に組み付けられたとき、ワイヤーハーネス90の余長
部分が固定されていないため、自動車の走行時の振動等
によって、この余長部分がインストゥルメントパネル1
0の内側に配設されたエアダクトや電気接続箱、その他
種々の搭載部品等と衝突して、異音の発生源となった
り、さらにはワイヤーハーネス90やエアダクト等を損
傷してしまう等の問題があった。
成によれば、表示器92がインストゥルメントパネル1
0に組み付けられたとき、ワイヤーハーネス90の余長
部分が固定されていないため、自動車の走行時の振動等
によって、この余長部分がインストゥルメントパネル1
0の内側に配設されたエアダクトや電気接続箱、その他
種々の搭載部品等と衝突して、異音の発生源となった
り、さらにはワイヤーハーネス90やエアダクト等を損
傷してしまう等の問題があった。
【0007】また、このようなワイヤーハーネス90の
余長部分を収納するためのスペースをインストゥルメン
トパネル10の内部に確保しなければならないため、こ
のインストゥルメントパネル10内に搭載する各種部品
等のレイアウトが制約されるという問題もあった。
余長部分を収納するためのスペースをインストゥルメン
トパネル10の内部に確保しなければならないため、こ
のインストゥルメントパネル10内に搭載する各種部品
等のレイアウトが制約されるという問題もあった。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、表示器のメンテナンスを容易に行うことがで
き、かつ、コンパクトな表示器の組付機構を提供するこ
とを目的とする。
であり、表示器のメンテナンスを容易に行うことがで
き、かつ、コンパクトな表示器の組付機構を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる車両のイ
ンストゥルメントパネルの配線構造は、インストゥルメ
ントパネルの所定位置に開口部が設けられ、この開口部
内に表示器が取り付けられるとともに、この表示器に接
続する配線部材が、前記開口部の内周縁部を通ってイン
ストゥルメントパネルの前面側に引き出されるように配
設されたことを特徴とするものである(請求項1)。こ
のような構成によれば、表示器に接続する配線部材がイ
ンストゥルメントパネルの前面側に引き出されるように
配設されているため、表示器を配線部材に接続したま
ま、表示器を配線部材ごとインストゥルメントパネルの
手前側に引き出すことができ、これによって、容易に表
示器のメンテナンスを行うことができる。また、表示器
の背面側には、従来のような配線部材の余長部分を収容
するスペースを必要としないため、インストゥルメント
パネル内部の配線構造をコンパクトにすることができ
る。
ンストゥルメントパネルの配線構造は、インストゥルメ
ントパネルの所定位置に開口部が設けられ、この開口部
内に表示器が取り付けられるとともに、この表示器に接
続する配線部材が、前記開口部の内周縁部を通ってイン
ストゥルメントパネルの前面側に引き出されるように配
設されたことを特徴とするものである(請求項1)。こ
のような構成によれば、表示器に接続する配線部材がイ
ンストゥルメントパネルの前面側に引き出されるように
配設されているため、表示器を配線部材に接続したま
ま、表示器を配線部材ごとインストゥルメントパネルの
手前側に引き出すことができ、これによって、容易に表
示器のメンテナンスを行うことができる。また、表示器
の背面側には、従来のような配線部材の余長部分を収容
するスペースを必要としないため、インストゥルメント
パネル内部の配線構造をコンパクトにすることができ
る。
【0010】さらに、前記表示器の前面側を覆うカバー
部材を備え、このカバー部材が、前記表示器からインス
トゥルメントパネルの前面側に引き出された前記配線部
材を覆い隠すように構成すれば、インストゥルメントパ
ネルの前面側に引き出された配線部材が露出して、イン
ストゥルメントパネル面の意匠性を損なうことを防止す
ることができる(請求項2)。
部材を備え、このカバー部材が、前記表示器からインス
トゥルメントパネルの前面側に引き出された前記配線部
材を覆い隠すように構成すれば、インストゥルメントパ
ネルの前面側に引き出された配線部材が露出して、イン
ストゥルメントパネル面の意匠性を損なうことを防止す
ることができる(請求項2)。
【0011】また、インストゥルメントパネルに、前記
開口部に隣接する第2の開口部を設けるとともに、前記
開口部と前記第2の開口部とを繋ぐ切欠き部をインスト
ゥルメントパネルの前面側に開口するように設けて、前
記表示器からインストゥルメントパネルの前面側に引き
出されるように配設された配線部材が、さらにこの切欠
き部を通って前記第2の開口部内に潜り込むように配設
することが望ましい(請求項3)。このようにすれば、
前記配線部材を一旦前記開口部からインストゥルメント
パネルの前面側に引き出しながらも、前記第2の開口部
から再びインストゥルメントパネルの内側に導いて、イ
ンストゥルメントパネルの内側に設けられた他の電気機
器等と前記表示器とを接続することができる。特に、こ
の第2の開口部に取り付けられる電気機器等に対して
は、配線部材に余長を生じさせることなく容易に接続す
ることができる。
開口部に隣接する第2の開口部を設けるとともに、前記
開口部と前記第2の開口部とを繋ぐ切欠き部をインスト
ゥルメントパネルの前面側に開口するように設けて、前
記表示器からインストゥルメントパネルの前面側に引き
出されるように配設された配線部材が、さらにこの切欠
き部を通って前記第2の開口部内に潜り込むように配設
することが望ましい(請求項3)。このようにすれば、
前記配線部材を一旦前記開口部からインストゥルメント
パネルの前面側に引き出しながらも、前記第2の開口部
から再びインストゥルメントパネルの内側に導いて、イ
ンストゥルメントパネルの内側に設けられた他の電気機
器等と前記表示器とを接続することができる。特に、こ
の第2の開口部に取り付けられる電気機器等に対して
は、配線部材に余長を生じさせることなく容易に接続す
ることができる。
【0012】また、このような配線部材は、複数の素線
を略平面状に配設された平板状の配線部材によって構成
することが望ましい(請求項4)。このようにすれば、
配線部材を狭い隙間に配設することができるため、この
配線部材が配設される前記開口部をよりコンパクトに構
成することができる。
を略平面状に配設された平板状の配線部材によって構成
することが望ましい(請求項4)。このようにすれば、
配線部材を狭い隙間に配設することができるため、この
配線部材が配設される前記開口部をよりコンパクトに構
成することができる。
【0013】また、前記表示器からインストゥルメント
パネルの前面側に引き出された配線部材の少なくとも一
部が、ステアリングコラムに設けられたコラムスイッチ
に、ステアリングコラムの上方から接続するように構成
すれば、従来、インストゥルメントパネルの下側から配
設されていたコラムスイッチに対する配線をなくして、
運転席の足下スペースを広く確保することができるとと
もに、表示器に対する配線部材とコラムスイッチに対す
る配線部材とを兼用して部品点数を減らし、配線構造の
低コスト化を図ることができる(請求項5)。
パネルの前面側に引き出された配線部材の少なくとも一
部が、ステアリングコラムに設けられたコラムスイッチ
に、ステアリングコラムの上方から接続するように構成
すれば、従来、インストゥルメントパネルの下側から配
設されていたコラムスイッチに対する配線をなくして、
運転席の足下スペースを広く確保することができるとと
もに、表示器に対する配線部材とコラムスイッチに対す
る配線部材とを兼用して部品点数を減らし、配線構造の
低コスト化を図ることができる(請求項5)。
【0014】さらに、前記配線部材を表示器の内部まで
配設し、この表示機が備える表示用部品と直接接続する
ように構成すれば、表示用部品と配線部材とを接続する
ためのコネクタ等を省略して、配線構造のコンパクト化
および低コスト化を図ることができる(請求項6)。
配設し、この表示機が備える表示用部品と直接接続する
ように構成すれば、表示用部品と配線部材とを接続する
ためのコネクタ等を省略して、配線構造のコンパクト化
および低コスト化を図ることができる(請求項6)。
【0015】このように、配線部材と表示用部品とを直
接接続するための構成としては、具体的には、前記表示
器の内部に配設された配線部材に前方に突出するピン端
子を設け、前記表示器が備える表示用部品を、このピン
端子に挿し込むことでこの表示器に取り付け、かつ、前
記配線部材と電気的に接続する構成を挙げることができ
る(請求項7)。
接接続するための構成としては、具体的には、前記表示
器の内部に配設された配線部材に前方に突出するピン端
子を設け、前記表示器が備える表示用部品を、このピン
端子に挿し込むことでこの表示器に取り付け、かつ、前
記配線部材と電気的に接続する構成を挙げることができ
る(請求項7)。
【0016】あるいはまた、前記表示器が備える表示用
部品を、前記表示器の内部に配設された配線部材に接触
する金属ネジによって表示器に取り付け、同時に、この
金属ネジを介して前記配線部材と電気的に接続する構成
を挙げることができる(請求項8)。
部品を、前記表示器の内部に配設された配線部材に接触
する金属ネジによって表示器に取り付け、同時に、この
金属ネジを介して前記配線部材と電気的に接続する構成
を挙げることができる(請求項8)。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明にかかる自動車のインスト
ゥルメントパネルの配線構造について、図1〜図4を参
照しながら説明する。
ゥルメントパネルの配線構造について、図1〜図4を参
照しながら説明する。
【0018】図1は、自動車のインストゥルメントパネ
ル10から表示器21等を外した状態を示す分解斜視図
である。
ル10から表示器21等を外した状態を示す分解斜視図
である。
【0019】この図に示すようにインストゥルメントパ
ネル10には、運転席の正面位置に開口部11が設けら
れており、この開口部11内に表示器モジュール20が
組み付けられるようになっている。この表示器モジュー
ル20は、メータや各種表示ランプ等を備えた表示器本
体(表示器)21と、この表示器本体21の前面側に配
置され、開口部11を覆うように取り付けられた表示器
バイザー(カバー部材)25とから構成されている。こ
れら表示器本体21および表示器バイザー25の構成に
ついては後述する。
ネル10には、運転席の正面位置に開口部11が設けら
れており、この開口部11内に表示器モジュール20が
組み付けられるようになっている。この表示器モジュー
ル20は、メータや各種表示ランプ等を備えた表示器本
体(表示器)21と、この表示器本体21の前面側に配
置され、開口部11を覆うように取り付けられた表示器
バイザー(カバー部材)25とから構成されている。こ
れら表示器本体21および表示器バイザー25の構成に
ついては後述する。
【0020】この表示器本体21を他の電気機器等と接
続するための配線部材は、平板状に構成された可撓性回
路板50から構成されており、この可撓性回路板50
は、表示器本体21の下側から開口部11の内周縁部を
通ってインストゥルメントパネル10の前面側に引き出
されるように配設されている。そして、この可撓性回路
板50は、インストゥルメントパネル10の前面側に引
き出されてから二股に分かれ、こうして分かれた各先端
部分に、後述するセンタクラスタ基板31およびコラム
スイッチ42と接続するためのコネクタ51,52が設
けられている。
続するための配線部材は、平板状に構成された可撓性回
路板50から構成されており、この可撓性回路板50
は、表示器本体21の下側から開口部11の内周縁部を
通ってインストゥルメントパネル10の前面側に引き出
されるように配設されている。そして、この可撓性回路
板50は、インストゥルメントパネル10の前面側に引
き出されてから二股に分かれ、こうして分かれた各先端
部分に、後述するセンタクラスタ基板31およびコラム
スイッチ42と接続するためのコネクタ51,52が設
けられている。
【0021】インストゥルメントパネル10のセンタク
ラスタ部分には、表示器本体21が組み付けられる前記
開口部11と隣接するように、第2の開口部12が設け
られており、この開口部12内に、センタクラスタモジ
ュール30が組み付けられるようになっている。このセ
ンタクラスタモジュール30は、センタクラスタ用基板
31と、その前面側を覆うように取り付けられる化粧パ
ネル32および透明カバー33から構成されている。
ラスタ部分には、表示器本体21が組み付けられる前記
開口部11と隣接するように、第2の開口部12が設け
られており、この開口部12内に、センタクラスタモジ
ュール30が組み付けられるようになっている。このセ
ンタクラスタモジュール30は、センタクラスタ用基板
31と、その前面側を覆うように取り付けられる化粧パ
ネル32および透明カバー33から構成されている。
【0022】また、上記表示器本体21が取り付けられ
る運転席正面の開口部11と、上記センタクラスタモジ
ュール30が取り付けられるセンタクラスタ部分の開口
部12との間には、これら2つの開口部11,12を繋
ぐ切欠き部13が、インストゥルメントパネル10の前
面側に開口するように設けられている。そして、上記表
示器本体21からインストゥルメントパネル10の前面
側に引き出されるように配設された可撓性回路板50の
一部は、この切欠き部13を通ってセンタクラスタ部分
の開口部12内に入り、その先端に設けられたコネクタ
51において、センタクラスタ基板31のコネクタ結合
部311に接続されるようになっている。
る運転席正面の開口部11と、上記センタクラスタモジ
ュール30が取り付けられるセンタクラスタ部分の開口
部12との間には、これら2つの開口部11,12を繋
ぐ切欠き部13が、インストゥルメントパネル10の前
面側に開口するように設けられている。そして、上記表
示器本体21からインストゥルメントパネル10の前面
側に引き出されるように配設された可撓性回路板50の
一部は、この切欠き部13を通ってセンタクラスタ部分
の開口部12内に入り、その先端に設けられたコネクタ
51において、センタクラスタ基板31のコネクタ結合
部311に接続されるようになっている。
【0023】一方、運転席正面の開口部11の下側に
は、ステアリングモジュール40が取り付けられるよう
になっている。このステアリングモジュール40には、
ウインカースイッチやワイパースイッチ等のコラムスイ
ッチ42が設けられており、上記表示器本体21からイ
ンストゥルメントパネル10の前面側に引き出されるよ
うに配設された可撓性回路板50の一部は、ステアリン
グコラム41の上側を通ってコラムスイッチ42上部に
至り、可撓性回路板50先端に設けられたコネクタ52
によって、コラムスイッチ42のコネクタ結合部421
と接続されるようになっている。
は、ステアリングモジュール40が取り付けられるよう
になっている。このステアリングモジュール40には、
ウインカースイッチやワイパースイッチ等のコラムスイ
ッチ42が設けられており、上記表示器本体21からイ
ンストゥルメントパネル10の前面側に引き出されるよ
うに配設された可撓性回路板50の一部は、ステアリン
グコラム41の上側を通ってコラムスイッチ42上部に
至り、可撓性回路板50先端に設けられたコネクタ52
によって、コラムスイッチ42のコネクタ結合部421
と接続されるようになっている。
【0024】次に、表示器モジュール20の構成につい
て、図2および図3を参照しながら説明する。なお、図
2は表示器モジュール20の側面断面図であり、図3は
表示器本体21の分解斜視図である。
て、図2および図3を参照しながら説明する。なお、図
2は表示器モジュール20の側面断面図であり、図3は
表示器本体21の分解斜視図である。
【0025】図2に示すように、表示器本体21は、前
面側が開口し、下部に段差221が形成された略箱形形
状の表示器基板22の前面側に、上記可撓性回路板50
が配設され、この可撓性回路板50にメーター23や表
示ランプ24等の表示用部品がコネクタ等を介すること
なく直接に取り付けられて構成されている。
面側が開口し、下部に段差221が形成された略箱形形
状の表示器基板22の前面側に、上記可撓性回路板50
が配設され、この可撓性回路板50にメーター23や表
示ランプ24等の表示用部品がコネクタ等を介すること
なく直接に取り付けられて構成されている。
【0026】具体的には、図2および図3に示すよう
に、可撓性回路板50を構成する素線55…の一部に
は、その先端に円環状の端子53…が取り付けられてお
り、メーター23は、表示器基板22の背面側からこの
端子53を貫通する金属ネジ55…によって、表示器基
板22の前面側に取り付けられるようになっている。そ
して、この金属ネジ55…が、端子53…と接触して導
通し、さらにメーター23内に挿し込まれた金属ネジ5
5…の先端部分においてメーター23の入出力端子等と
導通することで、このメーター23は、可撓性回路板5
0と電気的に接続するようになっている。すなわち、メ
ーター23は、金属ネジ55によって表示器基板22上
に機械的に取り付けられると同時に、可撓性回路板50
と電気的に接続されるようになっている。
に、可撓性回路板50を構成する素線55…の一部に
は、その先端に円環状の端子53…が取り付けられてお
り、メーター23は、表示器基板22の背面側からこの
端子53を貫通する金属ネジ55…によって、表示器基
板22の前面側に取り付けられるようになっている。そ
して、この金属ネジ55…が、端子53…と接触して導
通し、さらにメーター23内に挿し込まれた金属ネジ5
5…の先端部分においてメーター23の入出力端子等と
導通することで、このメーター23は、可撓性回路板5
0と電気的に接続するようになっている。すなわち、メ
ーター23は、金属ネジ55によって表示器基板22上
に機械的に取り付けられると同時に、可撓性回路板50
と電気的に接続されるようになっている。
【0027】また、可撓性回路板50を構成する素線5
5…の一部には、上記段差の立上り面221において、
前面側に突出するピン端子54が設けられており、表示
ランプ24…は、前面側から直接このピン端子54…に
挿し込まれることで表示器基板22上に機械的に取り付
けられ、同時に可撓性回路板50と電気的に接続される
ようになっている。
5…の一部には、上記段差の立上り面221において、
前面側に突出するピン端子54が設けられており、表示
ランプ24…は、前面側から直接このピン端子54…に
挿し込まれることで表示器基板22上に機械的に取り付
けられ、同時に可撓性回路板50と電気的に接続される
ようになっている。
【0028】一方、図2に示すように、表示器バイザー
25は、その内部に透明部材からなるレンズ27を備え
た筒状部材から構成されており、その前縁部251が上
下左右に張り出すように形成され、その下部には、上記
表示器本体21が備える表示ランプ24の光を前面側に
導く導光部26が設けられている。このように構成され
た表示器バイザー25は、上記表示器本体21の内側に
嵌め込まれた状態で、図1に示すように表示器本体21
とともにインストゥルメントパネル10の開口部11に
取り付けられる。
25は、その内部に透明部材からなるレンズ27を備え
た筒状部材から構成されており、その前縁部251が上
下左右に張り出すように形成され、その下部には、上記
表示器本体21が備える表示ランプ24の光を前面側に
導く導光部26が設けられている。このように構成され
た表示器バイザー25は、上記表示器本体21の内側に
嵌め込まれた状態で、図1に示すように表示器本体21
とともにインストゥルメントパネル10の開口部11に
取り付けられる。
【0029】そして、表示器本体21に接続された可撓
性回路板50は、表示器基板22の下壁部分と表示器バ
イザー25の下面との隙間部分から前方に引き出される
ようになっており、このとき、表示器バイザー25の前
縁部251が、前方に引き出された前記可撓性回路板5
0を前面側から覆い、運転席側から見えないように隠し
ている。また同時に、この表示器バイザー25のセンタ
クラスタ側の前縁部251は、インストゥルメントパネ
ル10に設けられた上記切欠き部13をインストゥルメ
ントパネル10の前面側から覆い、この切欠き部13を
配設される可撓性回路板50も運転席側から見えないよ
うに隠している。
性回路板50は、表示器基板22の下壁部分と表示器バ
イザー25の下面との隙間部分から前方に引き出される
ようになっており、このとき、表示器バイザー25の前
縁部251が、前方に引き出された前記可撓性回路板5
0を前面側から覆い、運転席側から見えないように隠し
ている。また同時に、この表示器バイザー25のセンタ
クラスタ側の前縁部251は、インストゥルメントパネ
ル10に設けられた上記切欠き部13をインストゥルメ
ントパネル10の前面側から覆い、この切欠き部13を
配設される可撓性回路板50も運転席側から見えないよ
うに隠している。
【0030】次に、この実施形態の回路構成について、
図4を参照しながら説明する。
図4を参照しながら説明する。
【0031】表示器基板22には、スピードメータやタ
コメータ等の各種メータや燃料残量の警告灯、さらに各
種の表示ランプ等が設けられている。また、走行距離を
表示する距離計とこれを制御するためのICも備えられ
ている。この表示器基板22は、上述したように、可撓
性回路板50によって、センタクラスタ基板31および
コラムスイッチ42と接続されている。
コメータ等の各種メータや燃料残量の警告灯、さらに各
種の表示ランプ等が設けられている。また、走行距離を
表示する距離計とこれを制御するためのICも備えられ
ている。この表示器基板22は、上述したように、可撓
性回路板50によって、センタクラスタ基板31および
コラムスイッチ42と接続されている。
【0032】センタクラスタ基板31には、表示器基板
22上に取り付けられた各種メータや表示ランプ等を制
御する制御回路、およびこの制御回路のための記憶回路
が設けられている。そして、この制御回路からの制御信
号が可撓性回路板50を介して表示器基板22に送ら
れ、各種メータや表示ランプ等が所定の表示を行うよう
になっている。
22上に取り付けられた各種メータや表示ランプ等を制
御する制御回路、およびこの制御回路のための記憶回路
が設けられている。そして、この制御回路からの制御信
号が可撓性回路板50を介して表示器基板22に送ら
れ、各種メータや表示ランプ等が所定の表示を行うよう
になっている。
【0033】一方、コラムスイッチ42は、ウインカー
スイッチやワイパースイッチ等を備えている。そして、
このコラムスイッチ42が検出した信号は、可撓性回路
板50を介して、センタクラスタ基板31の制御回路に
送られるとともに、表示器基板22にも送られるように
なっており、ワイパー等が作動され、同時にワイパー等
が作動中であることが表示されるようになっている。
スイッチやワイパースイッチ等を備えている。そして、
このコラムスイッチ42が検出した信号は、可撓性回路
板50を介して、センタクラスタ基板31の制御回路に
送られるとともに、表示器基板22にも送られるように
なっており、ワイパー等が作動され、同時にワイパー等
が作動中であることが表示されるようになっている。
【0034】以上のように、この実施形態にかかるイン
ストゥルメントパネルにおける配線構造によれば、表示
器本体21に接続される配線部材である可撓性回路板5
0が、インストゥルメントパネル10の前面側に引き出
されるように配設されているため、表示器本体21を可
撓性回路板50とともにインストゥルメントパネル10
の前面側に取り出すことができる。このため、表示器本
体21のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
ストゥルメントパネルにおける配線構造によれば、表示
器本体21に接続される配線部材である可撓性回路板5
0が、インストゥルメントパネル10の前面側に引き出
されるように配設されているため、表示器本体21を可
撓性回路板50とともにインストゥルメントパネル10
の前面側に取り出すことができる。このため、表示器本
体21のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【0035】また、表示器本体21の背面側には、従来
のような配線部材の余長部分を収容するスペースを必要
としないため、インストゥルメントパネル10内部の配
線構造をコンパクトに構成することができる。
のような配線部材の余長部分を収容するスペースを必要
としないため、インストゥルメントパネル10内部の配
線構造をコンパクトに構成することができる。
【0036】また、表示器本体21の前面側を覆う表示
器バイザー(カバー部材)25が、インストゥルメント
パネル10の前面側に引き出された可撓性回路板50を
覆い隠すため、インストゥルメントパネル10の前面側
に引き出された可撓性回路板50が露出して、インスト
ゥルメントパネル10の意匠性を損なうことを防止する
ことができる。
器バイザー(カバー部材)25が、インストゥルメント
パネル10の前面側に引き出された可撓性回路板50を
覆い隠すため、インストゥルメントパネル10の前面側
に引き出された可撓性回路板50が露出して、インスト
ゥルメントパネル10の意匠性を損なうことを防止する
ことができる。
【0037】また、インストゥルメントパネル10の前
面側に引き出された可撓性回路板50の一部は、切欠き
部13を通ってセンタクラスタ部分に設けられた第2の
開口部12に潜り込むように配設されているが、上記表
示器バイザー25は、この切欠き部13をも覆い隠すよ
うに構成されていることから、この切欠き部13および
この切欠き部を配設された可撓性回路板50がインスト
ゥルメントパネル10の前面側に露出することも同時に
防止することができる。なお、センタクラスタ部分の開
口部12は、表示化粧パネル32および透明カバー33
によって覆い隠されるようになっている。
面側に引き出された可撓性回路板50の一部は、切欠き
部13を通ってセンタクラスタ部分に設けられた第2の
開口部12に潜り込むように配設されているが、上記表
示器バイザー25は、この切欠き部13をも覆い隠すよ
うに構成されていることから、この切欠き部13および
この切欠き部を配設された可撓性回路板50がインスト
ゥルメントパネル10の前面側に露出することも同時に
防止することができる。なお、センタクラスタ部分の開
口部12は、表示化粧パネル32および透明カバー33
によって覆い隠されるようになっている。
【0038】また、この実施形態では、表示器本体21
に接続される配線部材が、平板状の可撓性回路板50か
ら構成されているため、この可撓性回路板50を狭い隙
間に配設することができ、これによって、この可撓性回
路板50が配設される上記開口部11をコンパクトに構
成することができる。具体的には、この開口部11に
は、表示器本体21の前面側に表示器バイザー25が取
り付けられ、可撓性回路板50は、表示器バイザー25
の下面と開口部11の下側周縁部との隙間を通って、イ
ンストゥルメントパネル10の前面側に引き出されるよ
うに配設されているが、開口部11を表示器バイザー2
5より僅かに大きく構成することによって形成される小
さな隙間であっても、この可撓性回路板50を配設する
ことができるため、この開口部11を必要最小限の大き
さである表示器バイザー25の大きさと同程度の小さな
ものとすることができる。
に接続される配線部材が、平板状の可撓性回路板50か
ら構成されているため、この可撓性回路板50を狭い隙
間に配設することができ、これによって、この可撓性回
路板50が配設される上記開口部11をコンパクトに構
成することができる。具体的には、この開口部11に
は、表示器本体21の前面側に表示器バイザー25が取
り付けられ、可撓性回路板50は、表示器バイザー25
の下面と開口部11の下側周縁部との隙間を通って、イ
ンストゥルメントパネル10の前面側に引き出されるよ
うに配設されているが、開口部11を表示器バイザー2
5より僅かに大きく構成することによって形成される小
さな隙間であっても、この可撓性回路板50を配設する
ことができるため、この開口部11を必要最小限の大き
さである表示器バイザー25の大きさと同程度の小さな
ものとすることができる。
【0039】また、この実施形態では、インストゥルメ
ントパネル10の前面側に引き出された可撓性回路板5
0の一部が、ステアリングコラム41の上方からコラム
スイッチ42に接続されるように構成されているため、
従来、インストゥルメントパネル10の下側から配設さ
れていたコラムスイッチ42に対する配線をなくして、
運転席の足下スペースを広く確保することができるとと
もに、表示器本体21に対する配線部材とコラムスイッ
チ42に対する配線部材とを兼用して部品点数を減ら
し、配線構造の低コスト化を図ることができる。
ントパネル10の前面側に引き出された可撓性回路板5
0の一部が、ステアリングコラム41の上方からコラム
スイッチ42に接続されるように構成されているため、
従来、インストゥルメントパネル10の下側から配設さ
れていたコラムスイッチ42に対する配線をなくして、
運転席の足下スペースを広く確保することができるとと
もに、表示器本体21に対する配線部材とコラムスイッ
チ42に対する配線部材とを兼用して部品点数を減ら
し、配線構造の低コスト化を図ることができる。
【0040】また、表示器本体21に対する配線部材
が、平板状の可撓性回路板50から構成されているた
め、この可撓性回路板50の素線55…にピン端子54
…を設けて、表示ランプ24等をこのピン端子54…に
直接取り付けたり、あるいは、可撓性回路板50の素線
55…に円環状の端子53…を設けて、この端子53…
に接触導通する金属ネジ55によってメーター23を取
り付ける構成を容易に実現することができる。そして、
このような構成によって、配線部材(可撓性回路板5
0)と表示器本体21が備えるメーター23等の表示用
部品との接続のためのコネクタ等の接続部品をなくし、
配線構造のコンパクト化や低コスト化を図ることができ
る。
が、平板状の可撓性回路板50から構成されているた
め、この可撓性回路板50の素線55…にピン端子54
…を設けて、表示ランプ24等をこのピン端子54…に
直接取り付けたり、あるいは、可撓性回路板50の素線
55…に円環状の端子53…を設けて、この端子53…
に接触導通する金属ネジ55によってメーター23を取
り付ける構成を容易に実現することができる。そして、
このような構成によって、配線部材(可撓性回路板5
0)と表示器本体21が備えるメーター23等の表示用
部品との接続のためのコネクタ等の接続部品をなくし、
配線構造のコンパクト化や低コスト化を図ることができ
る。
【0041】さらに、この実施形態では、上述したよう
に各種表示ランプ24…を、可撓性回路板50に直接設
けられたピン端子54…に前面側から挿し込むことで表
示器本体21に取り付けるように構成したため、この表
示ランプ24の交換だけのメンテナンス作業であれば、
表示器バイザー25を取り外して表示ランプ24…をイ
ンストゥルメントパネル10の前面側に露出させれば、
表示器本体21を開口部11から取り外すことなく、容
易に行うことも可能である。
に各種表示ランプ24…を、可撓性回路板50に直接設
けられたピン端子54…に前面側から挿し込むことで表
示器本体21に取り付けるように構成したため、この表
示ランプ24の交換だけのメンテナンス作業であれば、
表示器バイザー25を取り外して表示ランプ24…をイ
ンストゥルメントパネル10の前面側に露出させれば、
表示器本体21を開口部11から取り外すことなく、容
易に行うことも可能である。
【0042】以上、本発明を実施形態に即して説明した
が、本発明にかかる自動車のインストゥルメントパネル
における配線構造は、上記実施形態に限定されるもので
はなく、以下のように構成してもよい。
が、本発明にかかる自動車のインストゥルメントパネル
における配線構造は、上記実施形態に限定されるもので
はなく、以下のように構成してもよい。
【0043】(1)上記実施形態においては、表示器本
体(表示器)21が接続される可撓性回路板(配線部
材)50を表示器本体21の下側からインストゥルメン
トパネル10の前面側に引き出すように配設したが、表
示器本体21の上側あるいは右側または左側など、いず
れの部分からインストゥルメントパネル10の前面側に
引き出すように配設してもよい。
体(表示器)21が接続される可撓性回路板(配線部
材)50を表示器本体21の下側からインストゥルメン
トパネル10の前面側に引き出すように配設したが、表
示器本体21の上側あるいは右側または左側など、いず
れの部分からインストゥルメントパネル10の前面側に
引き出すように配設してもよい。
【0044】(2)上記実施形態においては、表示器2
0に接続する配線部材を平板状の可撓性回路板50から
構成したが、インストゥルメントパネル10の前面側に
引き出されるように配設することができる配線部材であ
れば、複数本の素線が束ねられた通常のワイヤーハーネ
スなど、任意の公知の配線部材を用いることができる。
また、平板状の配線部材としても、複数本の素線が平板
状に配設された配線部材であれば、任意の公知の配線部
材を適用することができる。
0に接続する配線部材を平板状の可撓性回路板50から
構成したが、インストゥルメントパネル10の前面側に
引き出されるように配設することができる配線部材であ
れば、複数本の素線が束ねられた通常のワイヤーハーネ
スなど、任意の公知の配線部材を用いることができる。
また、平板状の配線部材としても、複数本の素線が平板
状に配設された配線部材であれば、任意の公知の配線部
材を適用することができる。
【0045】(3)上記実施形態においては、可撓性回
路板50に設けられたピン端子54…に直接挿し込んで
取り付けられる表示用部品として、表示ランプ24…の
みを挙げたが、メーターやその他種々の表示用部品をピ
ン端子54に直接挿し込んで取り付けるように構成する
ことができる。また、発光することによって所定の表示
を行う発光表示用部品としては、上記表示ランプのほ
か、バルブや発光ダイオードなど、任意の公知部品を採
用することが可能である。
路板50に設けられたピン端子54…に直接挿し込んで
取り付けられる表示用部品として、表示ランプ24…の
みを挙げたが、メーターやその他種々の表示用部品をピ
ン端子54に直接挿し込んで取り付けるように構成する
ことができる。また、発光することによって所定の表示
を行う発光表示用部品としては、上記表示ランプのほ
か、バルブや発光ダイオードなど、任意の公知部品を採
用することが可能である。
【0046】(4)上記実施形態においては、可撓性回
路板(配線部材)50が表示器本体21の前面下側から
前面側に引き出されるように構成したが、可撓性回路板
(配線部材)50は、表示器本体21の背面側において
表示器本体21と接続するように構成してもよい。ま
た、可撓性回路板(配線部材)50は、表示器本体21
にコネクタ等の接続部品を介して接続するように構成し
てもよい。
路板(配線部材)50が表示器本体21の前面下側から
前面側に引き出されるように構成したが、可撓性回路板
(配線部材)50は、表示器本体21の背面側において
表示器本体21と接続するように構成してもよい。ま
た、可撓性回路板(配線部材)50は、表示器本体21
にコネクタ等の接続部品を介して接続するように構成し
てもよい。
【0047】(5)上記実施形態においては、インスト
ゥルメントパネル10の開口部11の奥深くに表示器本
体21を配置し、この表示器本体21に接続する可撓性
回路板(配線部材)50は、この表示器本体21よりも
前面側部分の開口部11内周縁部を通ってインストゥル
メントパネル10の前面側に引き出されるように構成し
たが、可撓性回路板50が開口部11の内周縁部を通っ
て、インストゥルメントパネル10の前面側に引き出さ
れる構成であれば、表示器本体21は開口部10の前縁
近傍(インストゥルメントパネル10のパネル面近傍)
に配置してもよい。
ゥルメントパネル10の開口部11の奥深くに表示器本
体21を配置し、この表示器本体21に接続する可撓性
回路板(配線部材)50は、この表示器本体21よりも
前面側部分の開口部11内周縁部を通ってインストゥル
メントパネル10の前面側に引き出されるように構成し
たが、可撓性回路板50が開口部11の内周縁部を通っ
て、インストゥルメントパネル10の前面側に引き出さ
れる構成であれば、表示器本体21は開口部10の前縁
近傍(インストゥルメントパネル10のパネル面近傍)
に配置してもよい。
【0048】具体的には、例えば、可撓性回路板50を
表示器本体21の背面側で表示器本体21と接続するこ
ととすれば、可撓性回路板50は、この表示器本体21
と接続する表示器本体21の背面側から、表示器本体2
1の下側または上側等に形成される開口部11内周縁と
の隙間を通って、インストゥルメントパネル10の前面
側に引き出す構成を採ることができる。このような構成
によっても、表示器本体21を、可撓性回路板50と接
続したままインストゥルメントパネル10の前面側に引
き出すことができる。
表示器本体21の背面側で表示器本体21と接続するこ
ととすれば、可撓性回路板50は、この表示器本体21
と接続する表示器本体21の背面側から、表示器本体2
1の下側または上側等に形成される開口部11内周縁と
の隙間を通って、インストゥルメントパネル10の前面
側に引き出す構成を採ることができる。このような構成
によっても、表示器本体21を、可撓性回路板50と接
続したままインストゥルメントパネル10の前面側に引
き出すことができる。
【0049】(6)上記実施形態においては、図4に示
したように、センタクラスタ基板31に設けられた制御
回路によって、表示器基板22に取り付けられた各種メ
ーター等における表示を制御したが、図5に示すよう
に、表示器基板22上に制御回路および記憶回路を設け
て、この表示器基板22上の制御回路によって各種メー
ター等における表示を制御するように構成してもよい。
したように、センタクラスタ基板31に設けられた制御
回路によって、表示器基板22に取り付けられた各種メ
ーター等における表示を制御したが、図5に示すよう
に、表示器基板22上に制御回路および記憶回路を設け
て、この表示器基板22上の制御回路によって各種メー
ター等における表示を制御するように構成してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる車両のイ
ンストゥルメントパネルの配線構造によれば、表示器に
接続する配線部材がインストゥルメントパネルの前面側
に引き出されるように配設されているため、表示器を配
線部材に接続したまま、表示器を配線部材ごとインスト
ゥルメントパネルの手前側に引き出すことができ、これ
によって、容易に表示器のメンテナンスを行うことがで
きる。また、表示器の背面側には、従来のような配線部
材の余長部分を収容するスペースを必要としないため、
インストゥルメントパネル内部の配線構造をコンパクト
にすることができる。
ンストゥルメントパネルの配線構造によれば、表示器に
接続する配線部材がインストゥルメントパネルの前面側
に引き出されるように配設されているため、表示器を配
線部材に接続したまま、表示器を配線部材ごとインスト
ゥルメントパネルの手前側に引き出すことができ、これ
によって、容易に表示器のメンテナンスを行うことがで
きる。また、表示器の背面側には、従来のような配線部
材の余長部分を収容するスペースを必要としないため、
インストゥルメントパネル内部の配線構造をコンパクト
にすることができる。
【図1】本発明の一実施形態にかかるインストゥルメン
トパネルにおける配線構造を示す分解斜視図である。
トパネルにおける配線構造を示す分解斜視図である。
【図2】表示器モジュール20の側面断面図である。
【図3】表示器本体21の分解斜視図である。
【図4】同実施形態の回路構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図5】他の実施形態の回路構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図6】従来のインストゥルメントパネルにおける配線
構造を示す分解斜視図である。
構造を示す分解斜視図である。
【図7】従来のインストゥルメントパネルにおける配線
構造において、表示器のメンテナンス状態を示す説明図
である。
構造において、表示器のメンテナンス状態を示す説明図
である。
10 インストゥルメントパネル 11 開口部 12 センタクラスタ部分の開口部(第2の開口部) 13 切欠き部 20 表示器モジュール 21 表示器本体(表示器) 22 表示器基板 25 表示器バイザー(カバー部材) 30 センタクラスタモジュール 40 ステアリングモジュール 42 コラムスイッチ 50 可撓性回路板(配線部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 康充 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 3D044 BA17 BB01 BC07 BC15 BD13
Claims (8)
- 【請求項1】 インストゥルメントパネルの所定位置に
開口部が設けられ、この開口部内に表示器が取り付けら
れるとともに、この表示器に接続する配線部材が、前記
開口部の内周縁部を通ってインストゥルメントパネルの
前面側に引き出されるように配設されたことを特徴とす
る自動車のインストゥルメントパネルにおける配線構
造。 - 【請求項2】 前記表示器の前面側を覆うカバー部材を
備え、このカバー部材が、前記表示器からインストゥル
メントパネルの前面側に引き出された前記配線部材を覆
い隠すように構成されたことを特徴とする請求項1記載
の自動車のインストゥルメントパネルにおける配線構
造。 - 【請求項3】 インストゥルメントパネルに、前記開口
部に隣接する第2の開口部が設けられるとともに、前記
開口部と前記第2の開口部とを繋ぐ切欠き部がインスト
ゥルメントパネルの前面側に開口するように設けられ、
前記表示器からインストゥルメントパネルの前面側に引
き出されるように配設された配線部材が、さらにこの切
欠き部を通って前記第2の開口部内に潜り込むように配
設されたことを特徴とする請求項1または2記載の自動
車のインストゥルメントパネルにおける配線構造。 - 【請求項4】 前記表示器に対する配線部材は、複数の
素線が略平面状に配設された平板状の配線部材によって
構成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
記載の自動車のインストゥルメントパネルにおける配線
構造。 - 【請求項5】 前記表示器からインストゥルメントパネ
ルの前面側に引き出された配線部材の少なくとも一部
が、ステアリングコラムに設けられたコラムスイッチ
に、ステアリングコラムの上方から接続するように構成
されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
の自動車のインストゥルメントパネルにおける配線構
造。 - 【請求項6】 前記配線部材が表示器の内部まで配設さ
れ、この表示機が備える表示用部品と直接接続されたこ
とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の自動車
のインストゥルメントパネルにおける配線構造。 - 【請求項7】 前記表示器の内部に配設された配線部材
に前方に突出するピン端子が設けられ、前記表示器が備
える表示用部品が、このピン端子に挿し込まれることで
この表示器に取り付けられ、かつ、前記配線部材と電気
的に接続するように構成されたことを特徴とする請求項
6に記載の自動車のインストゥルメントパネルにおける
配線構造。 - 【請求項8】 前記表示器が備える表示用部品が、前記
表示器の内部に配設された配線部材に接触する金属ネジ
によって表示器に取り付けられ、同時に、この金属ネジ
を介して前記配線部材と電気的に接続するように構成さ
れたことを特徴とする請求項6または7記載の自動車の
インストゥルメントパネルにおける配線構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11095271A JP2000289491A (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | 自動車のインストゥルメントパネルにおける配線構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11095271A JP2000289491A (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | 自動車のインストゥルメントパネルにおける配線構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000289491A true JP2000289491A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14133121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11095271A Withdrawn JP2000289491A (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | 自動車のインストゥルメントパネルにおける配線構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000289491A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016063721A1 (ja) * | 2014-10-24 | 2016-04-28 | ヤンマー株式会社 | 作業車両 |
JP2016084124A (ja) * | 2014-10-24 | 2016-05-19 | ヤンマー株式会社 | 作業車両 |
-
1999
- 1999-04-01 JP JP11095271A patent/JP2000289491A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016063721A1 (ja) * | 2014-10-24 | 2016-04-28 | ヤンマー株式会社 | 作業車両 |
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