JPH09149527A - 電気接続箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続箱本体への電子ユニットの取付工数を削
減してコストを低減する。 【解決手段】 本発明の電気接続箱１１は、ユニット取
付部１３に、分岐回路１４の端末の雄端子部３１が収容
された分岐回路用取付部側コネクタ２６と、ワイヤーハ
ーネス１７の端末の端子３２が収容されたワイヤーハー
ネス用取付部側コネクタ２７とを設け、電子ユニット１
５に、分岐回路用取付部側コネクタ２６と嵌合し内部回
路と分岐回路とを接続する分岐回路用ユニット側コネク
タ３６と、ワイヤーハーネス用取付部側コネクタ２７と
嵌合し内部回路とワイヤーハーネス１７の端末の端子３
２とを接続するワイヤーハーネス用ユニット側コネクタ
３７とを設けて前記ユニット取付部１３への電子ユニッ
ト１５の取付時に、電子ユニット１５の内部回路と分岐
回路、内部回路とワイヤーハーネス１７とを同時に、か
つ一括して接続する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、接続箱本体の電子
ユニット取付部に電子ユニットが取り付けられる電気接
続箱に関する。

【０００２】

【従来の技術】図１３は、実開昭６３−１２７２２３号
公報に記載の電気接続箱１を示す。同図において、この
電気接続箱１は、リレーやヒューズ２等の電気部品が装
着される接続箱本体３と、この接続箱本体３のユニット
取付部４に取り付けられる電子ユニット５とからなる。
電子ユニット５には、コネクタ部６が形成されている。
このコネクタ部６には、電子ユニット５内の回路と接続
された端子が突設されている。そして、ユニット取付部
４に取り付けられると、接続箱本体３内のブスバー端末
の端子部と前記端子とが接続される。また、電子ユニッ
ト５には、ワイヤーハーネス７端末のコネクタ８が接続
される。

【０００３】電子ユニット５がユニット取付部４に装着
された状態では、図１４に示すように、接続箱本体３内
で分岐回路９を形成するブスバー１０と電子ユニット５
とがコネクタ部６で接続され、電子ユニット５には、ワ
イヤーハーネス７の端末のコネクタ８が接続されるよう
になっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上記電気接
続箱１では、電子ユニット５を接続箱本体３に接続する
作業の他に、電子ユニット５とワイヤーハーネス７とを
接続する作業が必要となり、電子ユニット５を接続箱本
体３に接続する作業工数が増えるため作業性が悪くコス
トアップとなっていた。

【０００５】また、電子ユニット５を接続箱本体３に電
気的に接続するためのコネクタ部６の他にワイヤーハー
ネス７を電子ユニット５に接続するためのコネクタ８を
必要とする。このため、部品点数が多くコストアップと
なっていた。

【０００６】そこで、本発明は、接続箱本体への電子ユ
ニットの取付工数を削減してコストを低減することが出
来る電気接続箱の提供を目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項１記載の発明は、分岐回路が形成された接続箱本
体と、この接続箱本体のユニット取付部に取り付けられ
ると共に、内部回路が前記分岐回路と接続される電気接
続箱であって、前記ユニット取付部に、分岐回路の端末
の接続部が収容された分岐回路用取付部側コネクタと、
ワイヤーハーネスの端末の接続部が収容されたワイヤー
ハーネス用取付部側コネクタとを設け、前記電子ユニッ
トに、前記分岐回路用取付部側コネクタと嵌合し内部回
路と分岐回路とを接続する分岐回路用ユニット側コネク
タと、ワイヤーハーネス用取付部側コネクタと嵌合し内
部回路とワイヤーハーネスの端末の接続部とを接続する
ワイヤーハーネス用ユニット側コネクタとを設けて、前
記ユニット取付部への電子ユニットの取付時に、電子ユ
ニットの内部回路と前記分岐回路、内部回路とワイヤー
ハーネスとを同時に接続することを特徴とする。

【０００８】この電気接続箱では、接続箱本体のユニッ
ト取付部に電子ユニットを取り付けると、分岐回路用取
付部側コネクタと分岐回路用ユニット側コネクタとが嵌
合すると共に、ワイヤーハーネス用取付部側コネクタと
ワイヤーハーネス用ユニット側コネクタとが嵌合する。
これにより、ユニット取付部への電子ユニットの取付時
に電子ユニットの内部回路と接続箱本体の分岐回路、電
子ユニットの内部回路とワイヤーハーネスとが同時に一
括して接続される。

【０００９】請求項２記載の発明は、請求項１記載の電
気接続箱であって、前記分岐回路用取付部側コネクタと
前記ワイヤーハーネス用取付部側コネクタとを一体にし
て取付部側コネクタとし、前記分岐回路用ユニット側コ
ネクタと前記ワイヤーハーネス用ユニット側コネクタと
を一体にしてユニット側コネクタとして、前記ユニット
取付部への前記電子ユニットの取付時に前記取付部側コ
ネクタと前記ユニット側コネクタとが嵌合されることを
特徴とする。

【００１０】この電気接続箱は、接続箱本体のユニット
取付部に電子ユニットを取り付けると、取付部側コネク
タとユニット側コネクタとが嵌合することにより、電子
ユニットの内部回路と接続箱本体の分岐回路、内部回路
とワイヤーハーネスとが同時に一括して接続される。

【００１１】また、この電気接続箱では、分岐回路用取
付部側コネクタとワイヤーハーネス用取付部側コネクタ
とを一体にし、分岐回路用ユニット側コネクタとワイヤ
ーハーネス用ユニット側コネクタとを一体にしたことに
より、コネクタ数が低減する。

【００１２】請求項３記載の発明は、請求項２記載の電
気接続箱であって、前記分岐回路の端末の接続部が分岐
回路を構成するブスバー端末の端子部からなり、前記ワ
イヤーハーネスの端末の接続部がワイヤーハーネスの端
末に接続された端子金具からなり、前記取付部側コネク
タにこれらの端子部と端子金具とが収容されて、電子ユ
ニットの内部回路の端子部と接続されることを特徴とす
る電気接続箱。

【００１３】この電気接続箱は、接続箱本体のユニット
取付部に電子ユニットを取り付けると、ブスバー端末の
端子部と内部回路の端子部が接続され、ワイヤーハーネ
スの端末の端子と内部回路の端子部が接続される。従っ
て、分岐回路と電子ユニットの内部回路とが接続される
と共に、内部回路とワイヤーハーネスとが接続される。

【００１４】請求項４記載の発明は、分岐回路が形成さ
れた接続箱本体と、この接続箱本体のユニット取付部に
取り付けられると共に、ワイヤーハーネスの端末が接続
される電子ユニットとからなる電気接続箱であって、前
記ユニット取付部に、分岐回路の端末の接続部とワイヤ
ーハーネスの端末の接続部とが収容された取付部側コネ
クタを設け、前記電子ユニットに、前記取付部側コネク
タと嵌合すると共に、内部回路の接続部が収容されたユ
ニット側コネクタを設けて、前記電子ユニットのユニッ
ト取付部への取付時に、電子ユニットの内部回路とワイ
ヤーハーネス、内部回路と分岐回路とを接続することを
特徴とする。

【００１５】この電気接続箱では、接続箱本体のユニッ
ト取付部に電子ユニットを取り付けると、取付部側コネ
クタとユニット側コネクタとが嵌合し、分岐回路の端末
の接続部と電子ユニットの内部回路とが接続され、ワイ
ヤーハーネスの端末の接続部と電子ユニットの内部回路
とが接続される。

【００１６】請求項５記載の発明は、請求項３又は請求
項４に記載の電気接続箱であって、電子ユニットの内部
回路の端子部と分岐回路の端末の雄端子部とが中継端子
を介して接続されることを特徴とする。

【００１７】この電気接続箱では、中継端子を介して、
電子ユニットの内部回路の端子部と分岐回路の端末の雄
端子部とが接続される。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電気接続箱の
実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図１
は電気接続箱１１のユニット取付部１３を示す斜視図、
図２は電気接続箱を上面側から見た平面図、図３は図２
の一部（ユニット取付部１３）を拡大した平面図、図４
は図３のＩＶ−ＩＶ線に沿って切断した断面図、図５は
電気接続箱を下面側から見た下面図である。また、図６
乃至図９は電子ユニット１５がユニット取付部１３に取
り付けられていく状態を示す断面図である。

【００１９】図１に示すように、本形態の電気接続箱１
１は、分岐回路（図５参照）１４が形成された接続箱本
体１２と、この接続箱本体１２のユニット取付部１３に
取り付けられると共に、内部回路（不図示）が分岐回路
１４と接続される電子ユニット１５とからなる。また、
ユニット取付部１３には、分岐回路１４の端末の接続部
とワイヤーハーネス１７の端末の接続部とが収容された
取付部側コネクタ１９が設けられている。一方、電子ユ
ニット１５には、取付部側コネクタ１９と嵌合すると共
に、内部回路の接続部が収容されたユニット側コネクタ
２１が設けられている。

【００２０】そして、本形態の電気接続箱１１は、電子
ユニット１５のユニット取付部１３への取付時に、電子
ユニット１５の内部回路とワイヤーハーネス１７、内部
回路と分岐回路１４とが同時に、かつ一括して接続され
る。

【００２１】上記接続箱本体１２は、図２乃至図５に示
すように、リレーやヒューズ等の電気部品が装着される
複数の電気部品装着部２２が形成されている。これらの
電気部品装着部２２間は、収容溝内に収容されたブスバ
ー２４（図５参照）で接続されて分岐回路１４が形成さ
れている。また、電気部品装着部２２に隣接してユニッ
ト取付部１３が設けられている。ユニット取付部１３に
は、接続箱本体１２の表裏を貫通した矩形状の取付孔２
５が形成されている。この取付孔２５の一方の内壁に上
記取付部側コネクタ１９が一体に設けられている。

【００２２】取付部側コネクタ１９は、両側に設けられ
た分岐回路用取付部側コネクタ２６、２６と、これらの
分岐回路用取付部側コネクタ２６、２６間に設けられた
ワイヤーハーネス用取付部側コネクタ２７とからなる。
分岐回路用取付部側コネクタ２６、２６とワイヤーハー
ネス用取付部側コネクタ２７には同形状の複数の端子収
容室２８がそれぞれ設けられている。

【００２３】分岐回路用取付部側コネクタ２６、２６の
端子収容室２８内には、図６に示すように、中継端子２
９がそれぞれ収容されている。この中継端子２９はいわ
ゆる雌−雌端子で、一方の雌端子側に後述する電子ユニ
ット１５の内部回路の端末の雄端子部３０が挿入され、
他方の雌端子側に、分岐回路１４を構成するブスバー２
４の端末の雄端子部３１が挿入されている。

【００２４】従って、中継端子２９を介して電子ユニッ
ト１５の内部回路と分岐回路１４とが接続される。

【００２５】また、ワイヤーハーネス用取付部側コネク
タ２７の端子収容室２８内には、図７に示すように、ワ
イヤーハーネス１７の端末に接続された雌型端子３２が
挿入されている。この雌型端子３２は、後述する電子ユ
ニット１５の内部回路の端末の雄端子部３０と接続され
る。従って、電子ユニット１５の内部回路とワイヤーハ
ーネス１７とが接続される。

【００２６】また、取付孔２５の一方の内壁３３の下部
側には、図６、７に示すようように、ストッパ３４、３
４が突設されている。さらに、取付孔２５の内壁３３、
３３には、可撓性の係止腕３５、３５が互いに対向して
突設されている。

【００２７】一方、電子ユニット１５は、図１に示すよ
うに、内部回路が内蔵された箱体で、一面側にユニット
側コネクタ２１が形成されている。このユニット側コネ
クタ２１は、両側部の分岐回路用ユニット側コネクタ３
６、３６と、これらの分岐回路用ユニット側コネクタ３
６、３６間に設けられたワイヤーハーネス用ユニット側
コネクタ３７とからなる。図６、７に示すように、分岐
回路用ユニット側コネクタ３６、３６、ワイヤーハーネ
ス用ユニット側コネクタ３７は、電子ユニット１５の一
面側に設けたフード部３８内に、電子ユニット１５内の
内部回路（不図示）の端末の雄端子部３０が突設・形成
されている。

【００２８】そして、上述したように取付部側コネクタ
１９とユニット側コネクタ２１とが嵌合すると、分岐回
路用ユニット側コネクタ３６の雄端子部３０が、分岐回
路用取付部側コネクタの中継端子２９に挿入され、ワイ
ヤーハーネス用ユニット側コネクタ３７の雄端子部３０
が、ワイヤーハーネス用取付部側コネクタ２７の雌型端
子３２に挿入される。

【００２９】また、電子ユニット１５の両側部には、係
止溝３９、３９が形成されている。これらの係止溝３
９、３９内には、図４に示すように、係止腕３５が挿入
され、電子ユニット１５の底部４０がストッパ３４、３
４に当接した状態で、係止腕３５の先端部の係止段部４
１が係止角部４２に係合し、取付孔２５内からの電子ユ
ニット１５の抜けが阻止される。

【００３０】次に、図６乃至図９を用いて、ユニット取
付部１３への電子ユニット１５の取り付け手順について
説明する。

【００３１】図６に示すように、取付部側コネクタ１９
の分岐回路用取付部側コネクタ２６の端子収容室２８内
に中継端子２９をそれぞれ収容すると共に、分岐回路１
４を形成するブスバー２４の端末の雄端子部３１を中継
端子２９に挿入し接続する。さらに、図７に示すよう
に、ワイヤーハーネス用取付部側コネクタ２７の端子収
容室２８内に、ワイヤーハーネス１７の端末の雌型端子
３２を収容する。

【００３２】この状態から、電子ユニット１５を取付孔
２５内に挿入すると、図８、９に示すように、ワイヤー
ハーネス用取付部側コネクタ２７がワイヤーハーネス用
ユニット側コネクタ３７のフード部３８に挿入される。
また、分岐回路用取付部側コネクタ２６が分岐回路用ユ
ニット側コネクタ３６のフード部３８に挿入される。取
付部側コネクタ１９とユニット側コネクタ２１とを完全
に嵌合すると、底部４０がストッパ３４に当接すると共
に、係止腕３５の係止段部４１が係止角部４２に係合
し、取付孔２５内からの電子ユニット１５の抜けが阻止
される。

【００３３】また、取付部側コネクタ１９とユニット側
コネクタ２１とを完全に嵌合すると、図１０に示すよう
に、ワイヤーハーネス用ユニット側コネクタ３７内の雄
端子部３０が、ワイヤーハーネス１７の端末の雌型端子
３２内に完全に挿入されて、電子ユニット１５の内部回
路とワイヤーハーネス１７とが接続される。また、図１
１に示すように、分岐回路用ユニット側コネクタ３６の
雄端子部３０が中継端子２９に完全に挿入されて、電子
ユニット１５の内部回路と分岐回路１４とが接続され
る。

【００３４】このように、本形態の電気接続箱１１にお
いて、ユニット取付部１３に電子ユニット１５を取り付
けると、取付部側コネクタ１９とユニット側コネクタ２
１とが嵌合して、分岐回路の端末の雄端子部３１と電子
ユニット１５の内部回路とが接続されると共に、ワイヤ
ーハーネス１７の端末の雌型端子３２と電子ユニット１
５の内部回路とが中継端子２９を介して接続される。従
って、図１２に示すように、ユニット取付部１３への電
子ユニット１５の取付時に電子ユニット１５の内部回路
と接続箱本体１２の分岐回路１４、内部回路とワイヤー
ハーネス１７とが同時、かつ一括して接続される。よっ
て、接続箱本体１２への電子ユニット１５の取付作業に
おいて、電子ユニット１５を接続箱本体１２に取り付け
た後に、ワイヤーハーネスの端末のコネクタを電子ユニ
ット１５に取り付ける作業が不要になり、作業工数を低
減することが出来て、コストを低減することが出来る。

【００３５】また、この形態において、分岐回路用取付
部側コネクタ２６とワイヤーハーネス用取付部側コネク
タ２７とを一体にして取付部コネクタ１９とし、分岐回
路用ユニット側コネクタ３６とワイヤーハーネス用ユニ
ット側コネクタ３７とを一体にしてユニット側コネクタ
２１とすることにより、全体としてコネクタ数を低減す
ることが出来、コストダウンが可能となる。

【００３６】なお、上記形態では、分岐回路用取付部側
コネクタ２６とワイヤーハーネス用取付部側コネクタ２
７とを一体にして取付部コネクタ１９とし、分岐回路用
ユニット側コネクタ３６とワイヤーハーネス用ユニット
側コネクタ３７とを一体にしてユニット側コネクタ２１
としたが、分岐回路用取付部側コネクタ２６とワイヤー
ハーネス用取付部側コネクタ２７とをユニット取付部１
３に別々の位置に設け、分岐回路用ユニット側コネクタ
３６とワイヤーハーネス用ユニット側コネクタ３７とを
電子ユニット１５に別々の位置に設けて、電子ユニット
１５をユニット取付部１３へ取り付ける際に、それぞれ
嵌合させても良い。この場合、コネクタ数を低減するこ
とが出来ないが、電子ユニット１５のユニット取付部１
３への取付と同時に、電子ユニット１５の内部回路と、
ワイヤーハーネス１７及び分岐回路１４とを接続するこ
とが出来るので、作業工数を低減することが出来る。

【００３７】また、上記形態では、ワイヤーハーネス用
取付部側コネクタ２７を分岐回路用取付部側コネクタ２
６と一体に形成したが、ワイヤーハーネス用取付部側コ
ネクタ２７を分岐回路用取付部側コネクタ２６と別体に
形成し、電子ユニット１５をユニット取付部１３に取り
付ける前に、ワイヤーハーネス用取付部側コネクタ２７
を取付孔２５の内壁取り付けるようにしても良い。この
場合、予めワイヤーハーネス用取付部側コネクタ２７を
ワイヤーハーネスの端末に接続しておく。

【００３８】

【発明の効果】以上説明したように請求項１の発明によ
れば、接続箱本体のユニット取付部に電子ユニットを取
り付けると、分岐回路用取付部側コネクタと分岐回路用
ユニット側コネクタとが嵌合すると共に、ワイヤーハー
ネス用取付部側コネクタとワイヤーハーネス用ユニット
側コネクタとが嵌合するので、ユニット取付部への電子
ユニットの取付時に電子ユニットの内部回路と接続箱本
体の分岐回路、内部回路とワイヤーハーネスとが同時に
一括して接続することが出来る。従って、接続箱本体へ
の電子ユニットの取付工数を削減してコストを低減する
ことが出来て、コストを低減することが出来る。

【００３９】請求項２の発明によれば、分岐回路用取付
部側コネクタとワイヤーハーネス用取付部側コネクタと
を一体にし、分岐回路用ユニット側コネクタとワイヤー
ハーネス用ユニット側コネクタとを一体にしたことによ
り、コネクタ数を減らすことが出来、コストダウンが可
能となる。

【００４０】請求項３の発明によれば、接続箱本体のユ
ニット取付部に電子ユニットを取り付けると、ブスバー
端末の端子部と内部回路の接続部が接続され、ワイヤー
ハーネスの端末の端子金具と内部回路の接続部が接続さ
れる。従って、分岐回路と電子ユニットの内部回路とが
接続されると共に、内部回路とワイヤーハーネスとが接
続されて、作業工数を低減することが出来る。

【００４１】請求項４の発明によれば、接続箱本体のユ
ニット取付部に電子ユニットを取り付けると、取付部側
コネクタとユニット側コネクタとが嵌合し、分岐回路の
端末の接続部と電子ユニットの内部回路とが接続され、
ワイヤーハーネスの端末の接続部と電子ユニットの内部
回路とが接続される。従って、ユニット取付部への電子
ユニットの取付時に電子ユニットの内部回路と接続箱本
体の分岐回路、内部回路とワイヤーハーネスとが同時に
一括して接続することが出来るので、接続箱本体への電
子ユニットの取付工数を削減してコストを低減すること
が出来て、コストを低減することが出来る。

【００４２】請求項５の発明によれば、取付部側コネク
タとユニット側コネクタとを嵌合させることにより、中
継端子を介して、電子ユニットの内部回路の端子部と分
岐回路の端末の雄端子部とが接続される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る電気接続箱のユニット取付部と、
このユニット取付部に取り付けられる電子ユニットを示
す分解斜視図である。

【図２】本発明に係る電気接続箱を上面側から見た平面
図である。

【図３】本発明に係る電気接続箱を示し、図２の一部
（ユニット取付部附近）を拡大した平面図である。

【図４】本発明に係る電気接続箱のユニット取付部を示
し、図３のＩＶ−ＩＶ線に沿って切断した断面図であ
る。

【図５】本発明に係る電気接続箱を下面側から見た下面
図である。

【図６】電子ユニットをユニット取付部内に挿入する前
の状態における分岐回路用取付部側コネクタと分岐回路
用ユニット側コネクタとの関係を示し、図４のＶＩ−Ｖ
Ｉ線に沿って切断した断面図である。

【図７】電子ユニットをユニット取付部内に挿入する前
の状態におけるワイヤーハーネス用取付部側コネクタと
ワイヤーハーネス用ユニット側コネクタとの関係を示
し、図４のＶＩＩ−ＶＩＩ線に沿って切断した断面図で
ある。

【図８】ワイヤーハーネス用取付部側コネクタをワイヤ
ーハーネス用ユニット側コネクタに嵌合し始めた状態を
示す断面図である。

【図９】図８の状態からさらにワイヤーハーネス用取付
部側コネクタをワイヤーハーネス用ユニット側コネクタ
に嵌合した状態を示す断面図である。

【図１０】ワイヤーハーネス用取付部側コネクタをワイ
ヤーハーネス用ユニット側コネクタに完全に嵌合した状
態を示す断面図である。

【図１１】分岐回路用取付部側コネクタを分岐回路用ユ
ニット側コネクタに完全に嵌合した状態を示す断面図で
ある。

【図１２】電子ユニットの内部回路と分岐回路及び、ワ
イヤーハーネスの接続関係を示す回路図である。

【図１３】従来の電気接続箱を示す分解斜視図である。

【図１４】従来の電気接続箱における電子ユニットの内
部回路と分岐回路及び、ワイヤーハーネスの接続関係を
示す回路図である。

【符号の説明】

１１ 電気接続箱 １２ 接続箱本体 １３ ユニット取付部 １４ 分岐回路 １５ 電子ユニット １９ 取付部側コネクタ ２１ ユニット側コネクタ ２６ 分岐回路用取付部側コネクタ ２７ ワイヤーハーネス用取付部側コネクタ ３１ 雄端子部 ３２ 雌型端子 ３６ 分岐回路用ユニット側コネクタ ３７ ワイヤーハーネス用ユニット側コネクタ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 分岐回路が形成された接続箱本体と、こ
   の接続箱本体のユニット取付部に取り付けられると共
   に、内部回路が前記分岐回路と接続される電子ユニット
   とからなる電気接続箱であって、 前記ユニット取付部に、分岐回路の端末の雄端子部が収
   容された分岐回路用取付部側コネクタと、ワイヤーハー
   ネスの端末の端子が収容されたワイヤーハーネス用取付
   部側コネクタとを設け、 前記電子ユニットに、前記分岐回路用取付部側コネクタ
   と嵌合し内部回路と分岐回路とを接続する分岐回路用ユ
   ニット側コネクタと、ワイヤーハーネス用取付部側コネ
   クタと嵌合し内部回路とワイヤーハーネスの端末の端子
   とを接続するワイヤーハーネス用ユニット側コネクタと
   を設けて、 前記ユニット取付部への電子ユニットの取付時に、電子
   ユニットの内部回路と前記分岐回路、内部回路とワイヤ
   ーハーネスとを同時に接続することを特徴とする電気接
   続箱。
2. 【請求項２】 請求項１記載の電気接続箱であって、前
   記分岐回路用取付部側コネクタと前記ワイヤーハーネス
   用取付部側コネクタとを一体にして取付部側コネクタと
   し、前記分岐回路用ユニット側コネクタと前記ワイヤー
   ハーネス用ユニット側コネクタとを一体にしてユニット
   側コネクタとして、前記ユニット取付部への前記電子ユ
   ニットの取付時に前記取付部側コネクタと前記ユニット
   側コネクタとが嵌合されることを特徴とする電気接続
   箱。
3. 【請求項３】 請求項２記載の電気接続箱であって、前
   記分岐回路の端末の雄端子が分岐回路を構成するブスバ
   ー端末の雄端子部からなり、前記ワイヤーハーネスの端
   末の端子がワイヤーハーネスの端末に接続された雌型端
   子からなり、前記取付部側コネクタにこれらの雄端子部
   と雌型端子とが収容されて、電子ユニットの内部回路の
   端子部と接続されることを特徴とする電気接続箱。
4. 【請求項４】 分岐回路が形成された接続箱本体と、こ
   の接続箱本体のユニット取付部に取り付けられると共
   に、ワイヤーハーネスの端末が接続される電子ユニット
   とからなる電気接続箱であって、 前記ユニット取付部に、分岐回路の端末の雄端子部とワ
   イヤーハーネスの端末の端子とが収容された取付部側コ
   ネクタを設け、 前記電子ユニットに、前記取付部側コネクタと嵌合する
   と共に、内部回路の雄端子部が収容されたユニット側コ
   ネクタを設けて、 前記電子ユニットのユニット取付部への取付時に、電子
   ユニットの内部回路の端子部とワイヤーハーネス、内部
   回路の端子部と分岐回路とを接続することを特徴とする
   電気接続箱。
5. 【請求項５】 請求項３又は請求項４に記載の電気接続
   箱であって、前記電子ユニットの内部回路の端子部と分
   岐回路の端末の雄端子部とが中継端子を介して接続され
   ることを特徴とする電気接続箱。