JPH0316223Y2 - - Google Patents

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JPH0316223Y2
JPH0316223Y2 JP14064485U JP14064485U JPH0316223Y2 JP H0316223 Y2 JPH0316223 Y2 JP H0316223Y2 JP 14064485 U JP14064485 U JP 14064485U JP 14064485 U JP14064485 U JP 14064485U JP H0316223 Y2 JPH0316223 Y2 JP H0316223Y2
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terminal
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電子ユニツトのスルー回路用端子に
関し、詳しくはジヤンクシヨンブロツクから電子
ユニツトを介して外部へ信号電流を取出すための
スルー回路用端子に関する。
〔従来の技術〕
自動車の電気配線には、一般に複数個のヒユー
ズ、リレー等の電子部品を組込んだジヤンクシヨ
ンブロツク(以下、「J・B」という。)を使用
し、ワイヤハーネスの製造および配線形態の簡素
化を図つている。しかし、J・Bの内外構造は、
その仕向先、車種、等級などによつて異なり、ま
た安全性追求や車内居住性向上の面から年々増加
する電装品の追加や仕様変更によつても変つてく
る。
そこで、最近、車種、等級などで大きく変化し
ない基本となる機能回路を備えたメメインのJ.B
を用意し、これに車種、等級などにより異なる機
能回路を備えたサブとなるJ.B(電子ユニツト)
を着脱自在に装着する方式が採られるようになつ
た。
第4図および第5図は、従来のJ.Bと電子ユニ
ツトからなる配線装置および該ユニツトの内部回
路を示す。
すなわち、1はJ.B、2は電子ユニツト、3は
ワイヤハーネスWに接続された外部のコネクタで
あつて、電子ユニツト2のケース4の外周にはJ.
B結合用コネクタ5と外部結合用コネクタ6が設
けられている。また、ケース4内には、機能回路
を構成する抵抗、コンデンサ、トランジスタIC
などの電子素子(又は部品)7を搭載したプリン
ト基板Pが収容されている。プリント基板Pに
は、電子素子7のみに入る信号回路8とその出力
回路9のほか、電子素子に入りそれから分岐され
て出て行くスルー回路10aと単にプリント基板
Pを通過するにすぎないスルー回路10bとが混
在している。
なお、図中の符号11はユニツト結合用コネク
タ、12は外部結合コネクタ、13はヒユーズ、
14はヒユーズホルダ、5はリレーなどの電子部
品である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記構成によると、電子ユニツトの機能回路を
形成するプリント基板に、分岐結合されるスルー
回路10a以外に単なるスルー回路10bが他の
機能回路と一緒に配設されているために回路構成
が複雑となる。スルー回路、とくに単なるスルー
回路10bは大きな電流が流れるが、プリント基
板を使用する関係で許容電流が大きくとることが
できない。スルー回路は太いパターンで配設され
るから、一般の機能回路の配設スペースや電子素
子7の搭載スペースを圧迫し、必然的にプリント
基板が大きくなり、あるいは複数枚の組合わせ使
用が必要となる。
本考案の目的は、上記の問題点を解決し、電子
ユニツト内部の機能回路を形成するプリント基板
の回路構成を簡素化し、その小型化を図ると共に
許容電流を大小自由にとるためのスルー回路用端
子を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前記の問題点を解決するため、本考案のスルー
回路用接続は、薄板金製の基板の一側自由縁を他
側に向けてコ字状に折り曲げて、該折り曲げ部分
と基板との間にジヤンクシヨンブロツクからのタ
ブ状接続端子を受入れるようにした受筒部と、該
受筒部の入口側においてその天井壁と基板からそ
れぞれ一体に弧状ないしく字状に折り返されて受
筒部内にのびる対向する一対の弾性挾持片とを有
するジヤンクシヨンブロツク接続部と、前記基板
(又は天井壁)側の弾性挾持片の後部斜縁を湾曲
して基板(又は天井壁)に接触せしめ、その自由
縁を天井壁(又は基板)側に斜めに延出させて形
成した第2の弾性挾持片と、該第2の弾性挾持片
と接触する該基板(又は天井壁)とから成る分岐
接続部と、前記受筒部の出口側において基板から
一体にのびるタブ端子を形成して成る外部出力端
子部とを備え、前記タブ端子がプリント基板の挿
通孔に挿入されたとき、プリント基板に垂直に固
定されたタブ状の分岐端子が前記分岐接続部の第
2の弾性挾持片と基板(又は天井壁)との間に進
入し、該分岐端子を介してプリント基板上の回路
に分岐接続されるようにしたことを特徴とする。
以下、上記構成を図面を参照して具体的に説明
する。
図において、Aは電子ユニツト、Bはスルー回
路用端子を示す。
電子ユニツトAは、プリント基板20、その上
ケース21と下ケース22、プリント基板20の
上,下面に固定されるJ.B結合用コネクタハウジ
ング23および外部結合用コネクタハウジング2
4などから成る。ハウジング23,24はそれぞ
れ端子の収容室23a,端子の挿通孔24aを有
し、上,下ケース21,22に設けた開口部21
a,22aからケース外部に開放又は突出するよ
うになつている。
スルー回路用端子Bは、基板25の一端にJ.B
接続部B1、他端に外部出力端子B2を連成すると
共に、J.B接続部B1内に分岐接続部B3を設けて成
る。
J.B接続部B1は、受筒部26とその内に形成さ
れた一対の弾性挾持片27,28とを備える。受
筒部26はタブ状端子を受入れるもので、基板2
5の一側自由縁を他側に向けてコ字状に折曲して
形成される。弾性挾持片27,28は、受筒部2
6の入口において、その天井壁26aと、これに
対向する基板25の先端からそれぞれ弧状ないし
く字状に屈曲して折返し形成され、その頂部27
aと28aは常態において弾性的に接触してい
る。29は第2の弾性挾持片であつて、弾性挾持
片28の後部斜縁を基板側に湾曲してその底部2
9aを基板25に接触せしめると共に、天井壁側
にのびる先端部を受筒部26の後端から僅かに突
出させてある。この第2の弾性挾持片29と基板
25とにより分岐接続部3が形成される。外部出
力端子部B2は、基板25の他端から僅かに低く
した段差30を介して前方に延出するタブ端子3
1として形成されている。
32は分岐接続部B3に接続されるタブ状の分
岐端子であつて、下部両側に脚片33が折曲形成
され、下端にピン34が突設されている。35は
プリント基板20の側縁にのびる信号回路であつ
て、その先端にピン34に対するラウンド36が
形成され、これに近接してタブ端子31に対する
挿通孔37が設けられている。
〔作用〕
電子ユニツトAの組立とスルー回路の形成は次
のようにし行なわれる。
まず、ラウンド36にピン34を挿込んでハン
ダ付けする。これにより、分岐端子32は両側の
脚片33によりプリント基板20上に垂直に安定
して固定される。なお、ハンダ付はプリント基板
に搭載される前記機能回路形成のための電子素子
や部品と共に自動的に行なうことできる。
次に、スルー回路用端子Bのタブ端子31を挿
通孔37に挿込み、これを押下げると、分岐端子
32が基板25と第2の弾性挾持片29間に進入
し、該片29により基板側に押し付けられて弾性
的に接触し、スルー回路用端子Bと信号回路35
が電気的に接続される。
この状態で、プリント基板20の上,下かられ
ぞれ収容室23a、挿通孔24aを有するハウジ
ング23,24を装着し、ネジ等で固定する。最
後に、上,下ケース21,22を被せると、電子
ユニツトAの組立が完了する。
なお、スルー回路用端子Bの受筒部26におい
て、その天井壁26aに係止孔(図示せず)を設
け、対応するハウジング23の収容室23aに係
止突起又は係止アーム(図示せず)を設け、これ
により端子Bの係止するようにした場合には、ハ
ウジング23の各収容室23aに予め端子Bを挿
入、係止してJ.B結合用コネクタを組立ててお
き、これを一括してプリント基板に取付ければよ
い。
このようにして組立てた電子ユニツトAをその
J.B結合用コネクタ23よつて、第4図のJ.B1
に取付ける場合、J.B1内のタブ状の接続端子3
8は、第3図に示す如く、スルー回路用端子Bの
J.B接続部B1、すなわち弾性挾持片27,28間
に進入し、スルー回路が形成される。その際、接
続端子38の進入により、弾性接触片28が基板
25に押し拡げられるから、第2の弾性挾持片2
9の分岐端子32に対する接触圧が高まる。逆の
場合も同様である。
このように、本考案のスルー回路用端子を用い
ることによつて、スルー回路をプリント基板上に
形成する必要がなく、J.Bからの入力を直接外部
結合用コネクタに出力することができるから、そ
の許容電流を大小自由に設定でき、プリント基板
にはいわゆるデツドスペースがなくなり、回路構
成の簡素化と小型化が容易になる。
また、スルー回路用端子はそのJ.B接続部と外
部出力端子部が一体に形成されるから、電気的に
接続に対する信頼性も高く、部品点数の減少によ
りコストを低くすることができる。
とくに、スルー回路用端子は、そのJ.B接続部
において、J.Bからの接続端子が接触する弾性挾
持片に分岐端子を接触するための第2の弾性挾持
片を連成することにより、接続端子および分岐端
子に対する接触圧が互に強化されるので、その信
頼性が一層高められる。
さらに、スルー回路用端子をプリント基板に取
付けることにより、そのJ.B結合用および外部結
合用コネクタハウジングを直接プリント基板上に
固定することができるから、電子ユニツト全体
(とくに上下ケース)無駄なスペースがなくなり、
小型化を図ることができる。
スルー回路用端子からの信号回路への分岐接続
は、必要に応じて分岐端子板をプリント基板にハ
ンダ付けすればよい。そして、前記コネクタハウ
ジングの組付けは、ハンダ付け終了後に行なわれ
るから、いわゆるオートソルダを含めた自動化が
可能であり、量産化性に適している。
〔考案の効果〕
以上の如く、本考案のスルー回路用端子は、端
子自体がスルー回路を形成し、電子ユニツトにお
ける機能回路を形成するためのプリント基板にス
ルー回路を設ける必要がなくなるから、プリント
基板の回路構成の簡素化、小型化と同時にスルー
回路の許容電流を大小自由に設定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るスルー回路用端子を適用
した電子ユニツトの分解斜視図、第2図は本考案
のスルー回路用端子と分岐端子の一例を示す拡大
斜視図、第3図は同上の作用状態を示す断面図、
第4図は従来の自動車の配線装置を構成するジヤ
ンクシヨンブロツクと電子ユニツト等を示す概観
斜視図、第5図は同上の電子ユニツトパツク内部
の回路図である。 A……電子ユニツト、B……スルー回路用端
子、20……プリント基板、21……上ケース、
22……下ケース、23……J.B結合用コネクタ
ハウジング、24……外部結合用コネクタハウジ
ング、25……基板、26……受筒部、27,2
8……弾性挾持片、29……第2の弾性挾持片、
31……タブ端子、32……分岐端子、35……
信号回路、36……ラウンド、37……挿通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 薄板金製の基板の一側自由縁を他側に向けてコ
    字状に折り曲げて、該折り曲げ部分と基板との間
    にジヤンクシヨンブロツクからのタブ状接続端子
    を受入れるようにした受筒部と、該受筒部の入口
    側においてその天井壁と基板からそれぞれ一体に
    弧状ないしく字状に折り返されて受筒部内にのび
    る対向する一対の弾性挾持片とを有するジヤンク
    シヨンブロツク接続部と、前記基板(又は天井
    壁)側の弾性挾持片の後部斜縁を湾曲して基板
    (又は天井壁)に接触せしめ、その自由縁を天井
    壁(又は基板)側に斜めに延出させて形成した第
    2の弾性挾持片と、該第2の弾性挾持片と接触す
    る該基板(又は天井壁)とから成る分岐接続部
    と、前記受筒部の出口側において基板から一体に
    のびるタブ端子を形成して成る外部出力端子部と
    を備え、前記タブ端子がプリント基板の挿通孔に
    挿入されたときに、プリント基板に垂直に固定さ
    れたタブ状の分岐端子が前記分岐接続部の第2の
    弾性挾持片と基板(又は天井壁)との間に進入
    し、該分岐端子を介してプリント基板上の回路に
    分岐接続されるようにしたことを特徴とするスル
    ー回路用端子。
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JP2556789Y2 (ja) * 1991-06-17 1997-12-08 ヤマデン有限会社 電気コネクター用ハウジング
JP2019125549A (ja) * 2018-01-19 2019-07-25 矢崎総業株式会社 基板とバスバの接続構造

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