JP3457852B2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP3457852B2
JP3457852B2 JP17805297A JP17805297A JP3457852B2 JP 3457852 B2 JP3457852 B2 JP 3457852B2 JP 17805297 A JP17805297 A JP 17805297A JP 17805297 A JP17805297 A JP 17805297A JP 3457852 B2 JP3457852 B2 JP 3457852B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両におけるワイ
ヤハーネスの相互接続等に使用する機能回路を備えた電
気接続箱に関し、とくに薄型、小型化を図るようにした
ものである。
【0002】
【従来の技術】電気接続箱は、一般に箱本体内にブスバ
ー回路板を収容し、外部にヒューズブロックやリレーブ
ロックと共に複数のコネクタを設けた構成を有し、回路
のオンオフと共にワイヤハーネスの配線形態の簡素化を
主目的としている。一方、最近のエアコン、エアバッ
グ、ナビゲータを始めとする電子化機能部品の増加に伴
い、これらの機能部品を制御する機能回路を組み込んだ
電子ユニットを電気接続箱と併用する傾向が益々強まっ
ている。
【0003】図4はこのような電気接続箱と電子ユニッ
トの接続構造の一例を示すものである(実開平4−13
7428号公報)。即ち、図4において、51は電気接
続箱、52は電子ユニットを示し、電子ユニット52は
雄(又は雌)コネクタ53と共に複数の電子部品54,
55を搭載したプリント配線板56を弾性部材57を介
して一平面内で矢線Pの如くに周囲のいずれの方向にも
移動できるようにカバー58で保持したものである。
【0004】また、電気接続箱51は箱本体59の内部
に複数のブスバーと絶縁基板とから成るブスバー回路板
60を収容し、上面61に上記雄コネクタ53に対応す
る雌コネクタ62を設け、下面61′にヒューズブロッ
ク63を設けたものである。図中、64はブスバー回路
板60から導出されたタブ状のコネクタ端子である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の電気接続箱51
と電子ユニット52との接続構造は両者をその厚さ方向
に重ねて雌,雄コネクタ53,62を嵌合するようにし
たものである。ところが、電子ユニット52の厚さh1
は、内部のプリント配線板56に設置された部品(電子
部品54,55、コネクタ53等)の最大寸法により決
まり、また電気接続箱51の厚さh2 はブスバー回路6
0の積層数とヒューズブロック63などの高さによって
決まってしまう。
【0006】従って、電子ユニット52と電気接続箱5
1を接続すると、全体の厚さhは電子ユニット52の厚
さh1 と電気接続箱51の厚さh2 の和(h1 +h2
となるから、全体の厚さhをこれ以上薄くすることがで
きない。そのため、車内の限られたスペースに電子ユニ
ット付の電気接続箱を設置するのが困難であり、車載電
装品の増加および電子化傾向に対処すべく電気接続箱の
小型化、薄型化が強く要請されている。
【0007】本発明は上記の要請に応えてなされたもの
であり、小型化、薄型化に適した構造のプリント配線板
と搭載電子部品(機能回路)を備えた電気接続箱を提供
することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明の請求項1に係る電気接続箱は、周壁を備え
る電気接続箱本体に中底が設けられて、該中底の上下の
一方に回路板収容部が形成されると共に、該中底の他方
に電子部品収容部が形成され、該回路板収容部に、ブス
バー回路板、電線布線回路板などの所望の回路パターン
を有する回路板が収容され、該電子部品収容部に、プリ
ント配線板に搭載された電子部品が収容されると共に、
該電気接続箱本体の該周壁に、複数のコネクタブロック
取付座およびヒューズブロック取付座が段付形成され、
該コネクタブロック取付座および該ヒューズブロック取
付座は、該電気接続箱本体の該中底から該周壁の端壁に
わたって切欠凹部として形成され、該コネクタブロック
取付座にコネクタブロックが嵌着され、該ヒューズブロ
ック取付座にヒューズブロックが嵌着され、両ブロック
内の接続端子は、前記回路板および該プリント配線板の
所望の回路と接続されたことを特徴とする。なお、本発
明において、電線布線回路板とは、絶縁支持板に対して
複数の圧接端子挿通孔を設け、該圧接端子挿通孔に対し
て、少なくとも一端に電線圧入用のスロットを設けた圧
接端子を支持させ、所望の圧接端子間に電線を圧接接続
して、所望の回路パターンを形成するようにした配線板
をいうものとする。請求項1記載の発明によれば、従来
の電子ユニットを構成するプリント配線板と、その搭載
電子部品が、電気接続箱の構成部品として、電気接続箱
本体の電子部品収容部内に収容されてしまうだけでな
く、従来、電気接続箱の上面又は下面に設けられた嵩高
のコネクタブロックやヒューズブロックが、すべて該箱
本体の周壁に取付けられるから、電気接続箱全体の厚さ
を大巾に薄くすることが可能となる。
【0009】請求項2に係る電気接続箱は、請求項1に
係る電気接続箱において、前記コネクタブロックおよび
前記ヒューズブロックは、前記周壁の壁面と対向する側
に、外部のコネクタおよびヒューズに対する接続口が設
けられたことを特徴とする。 請求項2記載の発明によれ
ば、外部のコネクタやヒューズが電気接続箱本体の周壁
と対向する方向から着脱されるから、電気接続箱の上方
または下方からコネクタなどを着脱するためのスペース
が要らず、車内の限られたスペースの取付けが容易とな
り、電気接続箱の薄型化の実効を図ることができる。
【0010】請求項3に係る電気接続箱は、請求項1又
は2に係る電気接続箱において、前記ブスバー回路板
は、所望の回路パターンを有する複数のブスバーが前記
電気接続箱本体の前記中底に配設されることで形成さ
れ、該ブスバーに、電線圧接用のスロットをもつ圧接端
子が起立連成されたことを特徴とする。 請求項3記載の
発明によれば、ケースの一部である電気接続箱の中底
が、複数のブスバーを支持するための絶縁基板として兼
用されるから、従来の絶縁基板が不要となり、電気接続
箱をさらに薄型化することができる。
【0011】請求項4に係る電気接続箱は、請求項1〜
4の何れか1項に係る電気接続箱において、前記電線布
線回路板は、複数の電線挟持ボスおよび複数の布線ピン
を立設した絶縁支持板と、該絶縁支持板に設けられた複
数の圧接端子挿通孔と、複数の圧接端子挿通孔に支持さ
れた電線圧接用のスロットを有する圧接端子とを備え、
複数の圧接端子は、前記ブスバー回路板のブスバー、前
記コネクタブロック内のコネクタ端子、前記ヒューズブ
ロック内のコネクタおよび前記プリント配線板の回路パ
ターンの何れかと導通されると共に、これらの圧接端子
のなかから選ばれる少なくとも2個の圧接端子が、該ス
ロットへの電線の圧接により接続され、圧接接続された
該電線の中間部は、必要に応じて該布線ピンにより回路
形態を保持されると共に、該電線の一端は、隣接する該
電線挟持ボス間に挟持されたことを特徴とする。 請求項
4記載の発明によれば、比較的大電流の流れる回路をブ
スバーで構成し、小電流用の回路および信号線用の回路
を電線で構成することができるので、従来のブスバー回
路板の層数を減らし、電気接続箱の小型、軽量化を図る
と共に、ブスバー数の減少による打抜き用金型の単純化
および個数減少が可能となる。
【0012】請求項5に係る電気接続箱は、請求項1〜
4の何れか1項に係る電気接続箱において、前記中底
は、絶縁基板として兼用されて、該中底に、直接、ブス
バーが配設され、該ブスバーに対応して、該中底に、ブ
スバー配設溝が設けられ、該ブスバーは、該ブスバー配
設溝に配設固定されたことを特徴とする。請求項6に係
る電気接続箱は、請求項1〜5の何れか1項に係る電気
接続箱において、前記コネクタブロックは、複数の端子
収容孔が並設された絶縁ハウジングの両側に脚板が垂設
されたコ字状の枠体として形成され、両側の該脚板が前
記コネクタブロック取付座に嵌着されることにより、一
つの多極コネクタが形成されたことを特徴とする。請求
項7に係る電気接続箱は、請求項1〜6の何れか1項に
係る電気接続箱において、前記電気接続箱本体の前記周
壁に、切欠窓が開設され、該切欠窓に対応して、前記プ
リント配線板の側縁に、基板直付けコネクタが設けられ
たことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例を図1
ないし図3を参照して説明する。図1は本発明の一実施
例を示す電気接続箱の分解斜視図、図2および図3はそ
れぞれ図1の組立状態の要部縦断面図である。これらの
図において、Aは電気接続箱であり、合成樹脂絶縁体か
らなる電気接続箱本体(以下、箱本体と略称する)1、
同じく上カバー2と下カバー3を備えている。箱本体1
には上部にブスバー回路板4,電線布線回路板5などの
回路板が収容され、下部にプリント配線板6に搭載され
た複数の電子部品7(71 ,7 2 …)が収容される。ま
た、箱本体1の周壁には複数のコネクタブロック8(8
1 ,82 …)と共にヒューズブロック9が取り付けられ
る。10は箱本体1の内部に収容固定される小型リレー
を示す。
【0014】箱本体1は中底11を有し、その上部側に
回路板収容部12、下部側に電子部品収容部13が区画
形成されている。回路板収容部12は図示のように比較
的底を浅く、一方電子部品収容部13は比較的天井を高
く形成するのが好ましい。
【0015】箱本体1の周壁には、複数のコネクタブロ
ック取付座141 ,142 …(代表して示す場合には1
4)およびヒューズブロック取付座15が段付形成され
ると共に切欠窓161 ,162 …(代表して示す場合に
は16)が開設されている。即ち、箱本体1の周壁のう
ち、その長手方向の前壁1aには、一側にコネクタブロ
ック取付座141 が形成され、他側に切欠窓161 が設
けられており、前壁1aと対向する後壁1a′にはコネ
クタブロック取付座142 が形成されている。また、左
側の端壁1bにはヒューズブロック取付座15と切欠窓
162 が、右側の端壁1b′には2個のコネクタブロッ
ク取付座143 ,144 が設けられている。
【0016】各コネクタブロック取付座14には前記コ
ネクタブロック8が組付けられ、ヒューズブロック取付
座15には前記ヒューズブロック9が取付けられる。ま
た、切欠窓16にはプリント配線板6の後述する直付け
コネクタ26が取付けられるようになっている。
【0017】ブスバー回路板4はパワー線などの比較的
大電流が流れる回路を構成するものであり、上記中底1
1が絶縁基板として兼用され、この中底11の表面に直
接所望の回路パターンを有する複数のブスバー17(1
1 ,172 …)を配設して形成されている。また、中
底11の裏面には電子部品収容部13に向けてリレーキ
ャビティ18が突設されており、前記小型リレー10を
接続収容できるようになっている。
【0018】複数のブスバー17のうち、符号171
172 はそれぞれ電源分配用のブスバーを示し、一端側
に複数のコネクタ端子17aが櫛歯状に分岐形成されて
前記コネクタブロック取付座143 にのび、ここで整列
配置され、他端側にはヒューズ接続用のコネクタ端子1
7b(図3参照)が形成されて、前記ヒューズブロック
取付座15にのびここで整列配置されている。
【0019】また、ブスバー171 ,172 は途中で二
分割されて、その分割端には下向きにのびるリレー接続
用端子17cが形成され、該リレー接続用端子17cは
中底11を貫通して前記リレーキャビティ18に収容配
列されている。
【0020】さらに、ブスバー172 のコネクタ端子1
7aとリレー接続用端子17cとの中間には分岐ブスバ
ー173 と174 が形成され、一方の分岐ブスバー17
3 には複数のタブ状の圧接端子17dが起立連成され、
他方の分岐ブスバー174 にはタブ状の配線板接続用端
子17eが下向きに連成されている。各圧接端子17d
は先端に電線圧入用のスロット17d1 を有し、上記電
線布線回路板5の上に突出して該スロット17d1 に電
線24が接続されるようになっている。また、下向きの
配線板接続用端子17eは中底11に設けた端子挿通孔
11aを貫通して電子部品収容部13側にのび、図示し
ない中継端子用雌−雌端子を介してプリント配線板6に
接続されるようになっている。
【0021】このように、各ブスバー17は所望の回路
バターンを有して形成され、その端部や中間部にコネク
タ端子17a、コネクタ端子17b、リレー接続用端子
17c、圧接端子17d、配線板接続用端子17eなど
の使用態様に合わせた接続端子を上または下向きに起立
連成して構成される。また、中底11にはこれらの複数
のブスバー17に対応してブスバー配設溝(図示せず)
を設けておき、各ブスバー17をこれらのブスバー配設
溝に嵌着、あるいは接着剤により固定するのが好まし
い。
【0022】なお、コネクタブロック8とコネクタブロ
ック取付座14との代表的な組付構造を図2により具体
的に説明する。コネクタブロック取付座143 は箱本体
1の中底11から端壁1b′にわたって切欠凹部として
形成され、その底壁は前半の低段面14aとこれより僅
かに高い後半の高段面14bとにより段差dを有して形
成されている。そして、前記ブスバー171 の一端側は
取付座143 の奥壁14cおよび高段面14bに沿って
L型に折曲形成されて配設され、高段面14bの部分か
ら低段面14aに向けて前記コネクタ端子17aが突出
して一定のピッチで配列され、下段のコネクタ端子群を
形成している。
【0023】一方、コネクタブロック83 は、複数の端
子収容孔8bを並設した絶縁ハウジング8aの両側に脚
板8cを垂設したコ字状の枠体として形成されており、
両側の脚板8c,8cを上記コネクタブロック取付座1
3 に嵌着することにより一つの多極コネクタを形成す
る構造である。絶縁ハウジング8aには予めL型端子1
9が組み込まれている。L型端子19は帯状の導電板を
L型に折り曲げて一方をコネクタ端子19a、他方を圧
接端子19bとしたものであり、コネクタ端子19aは
上記各端子収容孔8bに挿着されて上段のコネクタ端子
群を構成し、圧接端子19bは前記圧接端子17dと同
様に先端に電線圧入用のスロット19b1 を有し、絶縁
ハウジング8aの背面に沿って上向きに配設されてい
る。なお、コネクタブロック81 ,82 は絶縁ハウジン
グに対して上記L型端子19を上下二段に組み込んだも
のである。
【0024】ヒューズブロック取付座15も、図3に示
すように、箱本体1の中底11と端壁1bにわたって切
欠凹部として形成され、その底壁は前半の低段面15a
とこれより高い後半の高段面15bとにより段差d′を
有して形成されている。そして、前記ブスバー171
他端側が取付座15の奥壁15cおよび高段面15bに
沿ってL型に折曲形成されて配設され、高段面15bの
部分から低段面15aに向けて前記コネクタ端子17b
が突出して配列され、下段のコネクタ端子群を形成して
いる。
【0025】一方、ヒューズブロック9は、上記コネク
タブロック83 とは異なり、箱型の絶縁ハウジング9a
の奥壁に上下二段に複数の端子収容孔9bを並設すると
共に奥壁の背面に端子押さえ板9cを突設し、上段側の
端子収容孔9bに予め上記L型端子19を組付けた構造
を有する。
【0026】電線布線回路板5は比較的小電流の流れる
回路および信号回路を構成するものであり、絶縁支持板
20の上に電線24を所望の回路パターンを有して配設
することにより形成される(特許第2505924号明
細書)。即ち、絶縁支持板20には一側に複数の電線挟
持ボス21が突設され、中間部に多数の布線ピン22と
共に多数の圧接端子挿通孔23が設けられている。そし
て、後に詳述するように、圧接端子挿通孔23から突出
させた前記ブスバー17の圧接端子17dやL型端子1
9の圧接端子19bの各スロット17d1 ,スロット1
9b1 間にX−Y走行自在の布線ヘッド(図示せず、特
許第2505924号明細書参照)を用いて電線24を
配索して、所望の回路パターンを形成する。
【0027】プリント配線板6には、図示しない配線パ
ターンと反対側の面に複数の電子部品7、例えばコンデ
ンサ71 、抵抗72 ,73 、ダイオード74 、IC75
などが搭載されており、とくに高熱を発する抵抗73
はプリント配線板6上に立設した放熱板兼用の取付板2
5に固定されている。このプリント配線板6と電子部品
7類は従来のいわゆる機能回路を構成する。
【0028】また、プリント配線板6の側縁には、箱本
体1の前記切欠窓161 ,162 などに対応して基板直
付けコネクタ26(261 ,262 …)が設けられてお
り、各コネクタ26には一端側をコネクタ端子27a、
他端側を配線板接続端子27bとした既知の構成のL型
ピン端子27が組付けられており、該配線板接続端子2
7bの先端はプリント配線板6を貫通して所望の前記配
線パターン(銅箔)に半田付けにより接続されている。
【0029】さらに、プリント配線板6には直線状の長
い回路板接続用端子28が立設されている。回路板接続
用端子28はプリント配線板6と上記ブスバー回路板4
又は電線布線回路板5とを接続するためのものであり、
上端側にスロット28a1 を有する圧接端子28a、下
端側に配線板接続端子28bが形成され、該配線板接続
端子28bは上記配線板接続端子27bと同様にプリン
ト配線板6の所望の配線パターンに接続されている。
【0030】次に、電気接続箱の組立について説明す
る。先ず、箱本体1の回路板収容部12において中底1
1の表面に複数のブスバー17を前記ブスバー配設溝な
どにより配設固定しておく。そして、ブスバー17の配
設固定後、中底11の裏面側の前記リレーキャビティ1
8に小型リレー10を接続する。
【0031】次いで、箱本体1の電子部品収容部13側
に複数の電子部品7および基板直付けコネクタ26類を
搭載したプリント配線板6を収容固定する。即ち、下カ
バー3にプリント配線板6をセットして、該配線板6に
予め設けた窓29から上記取付板25の一方の脚板25
aをねじ30により下カバー3に固定する。なお、取付
板25の他方の脚板25a′はプリント配線板6の表面
側からねじ30′により予め固定されている。このよう
に、プリント配線板付下カバー3を上記電子部品7群を
上向きにして電子部品収容部13に収納し、該電子部品
収容部13の内部の固定ボス31にねじ32により締付
け固定する。
【0032】このように、プリント配線板6とこれに搭
載された複数の電子部品7は、電気接続箱Aの構成部品
の一部として電子部品収容部13に収容されしまうの
で、従来の電子ユニット52のカバー58が不要とな
り、これ自体が電気接続箱Aの小型、薄型化に役立つ。
【0033】上記プリント配線板付下カバー3と箱本
体1との固定により、各基板直付けコネクタ261 ,2
2 …群は箱本体周壁の前記切欠窓161 ,162
(図1)の窓縁により挟まれて確実に固定される。ま
た、回路板接続用端子28の圧接端子28aは中底1
1の端子挿通孔11aを貫通して回路板収容部12側に
突出する。この状態において、箱本体1の各コネクタブ
ロック取付座141 ,142 …に対応するコネクタブロ
ック81 ,82 …を嵌着し、また、ヒューズブロック取
付座15にヒューズブロック9を嵌着する。図2に示
すように、コネクタ端子17a群は絶縁ハウジング8
aと高段面14bとで挟持固定される。同様に、コネ
クタ端子17b群は図3に示すように絶縁ハウジン
グ9の端子押さえ板9cと高段面15bとで固定さ
れる。
【0034】次に、回路板収容部12に絶縁支持板20
をセットすると、複数の圧接端子挿通孔23から、前記
ブスバー17の圧接端子17d,L型端子19の圧接端
子19bおよび回路板接続用端子28の圧接端子28a
が一斉に突出する。
【0035】そこで、例えば符号211 ,212 で示さ
れる隣接する電線挟持ボス間に電線24の一端を前記
布線ヘッドにより押し込み固定した後、電線24を把持
しながらX−Y走行させて、図2のコネクタブロック8
4 における上段のL型端子19の圧接端子19bの前記
スロット19b1 に電線24を圧接し、その後同様に予
め設定した回路パターンに沿ってX−Y走行させ、回路
板接続用端子28の圧接端子28のスロット28a1
に圧接し、次いで必要に応じて電線24の中間を布線ピ
ン22に引っ掛けて配線形態を確保しつつX−Y走行さ
せて、電線24の他側をコネクタブロック82 における
L型端子191 のスロット19b1 に圧接して電線24
を切断する。これにより、プリント配線板6の所定の回
路は回路板接続用端子28を介してコネクタブロック
3 と82 のL型端子19,191 に接続される。
【0036】このようにして、絶縁支持板20から突出
した前記ブスバー17の圧接端子17d,L型端子19
の圧接端子19bと回路板接続用端子28の圧接端子2
8aはそれぞれ電線24の圧接および切断の繰り返しに
より接続されて、所望の配線パターンを有する電線布線
回路板5が形成される。そして、この電線布線回路板5
の布線の終了により、ブスバー回路板4、電線布線回路
板5およびプリント配線板6相互間の接続およびコネク
タブロック8,ヒューズブロック9との必要な接続回路
がすべて形成される。最後に、上カバー2を被せて既知
の構造のロック手段又はねじ止めにより固定することに
より、電気接続箱Aの組立ては完了する。
【0037】以上は、図1ないし図3から明らかなよう
に、箱本体1の周壁に設けたコネクタブロック8、ヒュ
ーズブロック9がすべて周壁1a,1a′,1b,1
b′の壁面と対向する側に接続口を有しており、外部の
コネクタやヒューズを該周壁と対向する側から着脱でき
るようにした例について説明したが、上カバー2または
下カバー3側から着脱できるように接続口をコネクタブ
ロック8などの上側又は下側に設けてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
の効果が得られる。従来の電子ユニットを構成するプリ
ント配線板とその搭載電子部品が電気接続箱の構成
部品として電気接続箱本体の電子部品収容部内に収容
されてしまうだけでなく、従来電気接続箱の上面又は
下面に設けられた嵩高のコネクタブロックやヒューズブ
ロックがすべて該箱本体の周壁に取付けられから、
電気接続箱全体の厚さを大巾に薄くすることが可能とな
る(請求項1)。
【0039】前記コネクタブロックおよびヒューズブロ
ックは、前記周壁の壁面と対向する側に外部のコネクタ
およびヒューズに対する接続口が設けられているから、
外部のコネクタやヒューズを電気接続箱本体の周壁と対
向する方向から着脱することができ、従って電気接続箱
の上方または下方からコネクタなどを着脱するためのス
ペースが要らず、車内の限られたスペースの取付けが容
易となり、電気接続箱の薄型化の実効を図ることができ
る(請求項2)。
【0040】ケースの一部である電気接続箱の中底が、
複数のブスバーを支持するための絶縁基板として兼用さ
れるから、従来の絶縁基板が不要となり、電気接続箱を
さらに薄型化することができる(請求項3)。
【0041】ブスバー回路板と電線布線回路板の併用に
より、比較的大電流の流れる回路をブスバーで構成し、
小電流用の回路および信号線用の回路を電線で構成する
ことができるので、従来のブスバー回路板の層数を減ら
し、電気接続箱の小型、軽量化を図ると共に、ブスバー
数の減少による打抜き用金型の単純化および個数減少が
可能となる(請求項4)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気接続箱の分解斜視
図である。
【図2】図1の電気接続箱の組立状態の要部縦断面図で
ある。
【図3】図1の電気接続箱の組立状態の他の要部縦断面
図である。
【図4】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 電気接続箱本体(箱本体)1a 前壁(周壁) 1a′ 後壁(周壁) 1b,1b′ 端壁(周壁) 2 上カバー 3 下カバー 4 ブスバー回路板 5 電線布線回路板 6 プリント配線板 7 電子部品 71 コンデンサ 72 ,73 抵抗 74 ダイオード 75 IC 8,81 〜84 コネクタブロック8a 絶縁ハウジング 8b 端子収容孔 8c 脚板 9 ヒューズブロック 10 小型リレー 11 中底 12 回路板収容部 13 電子部品収容部 14,141 〜144 コネクタブロック取付座 15 ヒューズブロック取付座 16,161 ,162 切欠窓 17,171 ,172 ブスバー 17a コネクタ端子 17d,19b 圧接端子 17d1 ,19b1 スロット 20 絶縁支持板 21,211 ,212 電線挟持ボス 22 布線ピン 23 圧接端子挿通孔 24 電線 26,261 ,262 基板直付けコネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−168219(JP,A) 特開 平6−77674(JP,A) 特開 昭62−181610(JP,A) 特開 平5−3619(JP,A) 実開 平4−68420(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/16

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁を備える電気接続箱本体に中底が設
    けられて、該中底の上下の一方に回路板収容部が形成さ
    れると共に、該中底の他方に電子部品収容部が形成さ
    れ、該回路板収容部に、ブスバー回路板、電線布線回路
    板などの所望の回路パターンを有する回路板が収容さ
    れ、該電子部品収容部に、プリント配線板に搭載された
    電子部品が収容されると共に、該電気接続箱本体の該周
    壁に、複数のコネクタブロック取付座およびヒューズブ
    ロック取付座が段付形成され、該コネクタブロック取付
    座および該ヒューズブロック取付座は、該電気接続箱本
    体の該中底から該周壁の端壁にわたって切欠凹部として
    形成され、該コネクタブロック取付座にコネクタブロッ
    クが嵌着され、該ヒューズブロック取付座にヒューズブ
    ロックが嵌着され、両ブロック内の接続端子は、前記回
    路板および該プリント配線板の所望の回路と接続された
    ことを特徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 前記コネクタブロックおよび前記ヒュー
    ズブロックは、前記周壁の壁面と対向する側に、外部の
    コネクタおよびヒューズに対する接続口が設けられたこ
    とを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
  3. 【請求項3】 前記ブスバー回路板は、所望の回路パタ
    ーンを有する複数のブスバーが前記電気接続箱本体の前
    記中底に配設されることで形成され、該ブスバーに、電
    線圧接用のスロットをもつ圧接端子が起立連成されたこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の電気接続箱。
  4. 【請求項4】 前記電線布線回路板は、複数の電線挟持
    ボスおよび複数の布線ピンを立設した絶縁支持板と、該
    絶縁支持板に設けられた複数の圧接端子挿通孔と、複数
    の圧接端子挿通孔に支持された電線圧接用のスロットを
    有する圧接端子とを備え、複数の圧接端子は、前記ブス
    バー回路板のブスバー、前記コネクタブロック内のコネ
    クタ端子、前記ヒューズブロック内のコネクタおよび前
    記プリント配線板の回路パターンの何れかと導通される
    と共に、これらの圧接端子のなかから選ばれる少なくと
    も2個の圧接端子が、該スロットへの電線の圧接により
    接続され、圧接接続された該電線の中間部は、必要に応
    じて該布線ピンにより回路形態を保持されると共に、該
    電線の一端は、隣接する該電線挟持ボス間に挟持された
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の電
    気接続箱。
  5. 【請求項5】 前記中底は、絶縁基板として兼用され
    て、該中底に、直接、ブスバーが配設され、該ブスバー
    に対応して、該中底に、ブスバー配設溝が設けられ、該
    ブスバーは、該ブスバー配設溝に配設固定されたことを
    特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の電気接続
    箱。
  6. 【請求項6】 前記コネクタブロックは、複数の端子収
    容孔が並設された絶縁ハウジングの両側に脚板が垂設さ
    れたコ字状の枠体として形成され、両側の該脚板が前記
    コネクタブロック取付座に嵌着されることにより、一つ
    の多極コネクタが形成されたことを特徴とする請求項1
    〜5の何れか1項に記載の電気接続箱。
  7. 【請求項7】 前記電気接続箱本体の前記周壁に、切欠
    窓が開設され、該切欠窓に対応して、前記プリント配線
    板の側縁に、基板直付けコネクタが設けられたことを特
    徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の電気接続
    箱。
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