JP3501096B2 - ジャンクションボックスの内部回路とリレーの接続構造 - Google Patents
ジャンクションボックスの内部回路とリレーの接続構造Info
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Description
ネスに接続するジャンクションボックスの内部回路とリ
レーの接続構造に関するものである。
に伴い、自動車用電気接続箱、特に、ジャンクションボ
ックスの内部に収容される回路が急増し、高密度で分岐
回路を形成するために、部品点数が非常に多くなり、組
み立て手数も非常にかかるようになっている。
ャンクションボックス1では、アッパーケース2とロア
ケース3の間に絶縁板4A〜4Eを介在させてバスバー
5A〜5Dを積層配置している。上記アッパーケース2
にはコネクタ収容部2a、リレー収容部2b、ヒューズ
収容部2cを設け、これら収容部にコネクタ6、リレー
7、ヒューズ8を装着して、これらの端子と上記バスバ
ーから突設したタブと直接あるいは中継端子を介して接
続させている。また、ロアケース3にもコネクタ収容部
3aを設けて、バスバーのタブ5aを突出してコネクタ
と接続している。
ックス1では、回路数の増大に応じてバスバーの面積お
よび積層数が増加し、ジャンクションボックスが大型化
する問題がある。また、アッパーケースとロアケースの
両方にコネクタ収容部、リレー収容部、ヒューズ収容部
を設けて、ジャンクションボックスの上下両面にコネク
タ、リレー、ヒューズと内部回路とを接続させる構成と
した場合、アッパーケースあるいはロアケースの一方側
にのみに設けた場合と比較して、ジャンクションボック
スの面積の増大を抑制することはできる。
容部とリレー収容部あるいはヒューズ収容部を設ける
と、バスバーより屈折するタブが重なり展開できないた
めに、他層のバスバーにタブを設ける必要があり、バス
バーの層数が増加する原因となる。このように、バスバ
ーの層数が増加すると、ジャンクションボックスが高さ
が大となって大型化する問題がある。
路のうち、例えば、コネクタ接続部の仕様が代わると、
リレー接続回路の仕様変更がなくとも、内部回路の全体
を変更しなければならず、バスバー全体を新たに形成し
直す必要があり、回路変更に容易に対応出来ない問題が
あった。
合、バスバーのタブとリレーの端子とは両方とも雄端子
形状であるため、メスーメス中継端子を介して接続して
おり、部品点数が多くなると共に組み立て手数がかかる
問題がある。
で、ジャンクションボックス内に収容するバスバーの層
数の増加を抑制して、ジャンクションボックスの薄型化
を図ることが出来るようにし、かつ、回路変更にも容易
に対応でき、さらに、中継端子を用いることなくジャン
クションボックスの内部回路とリレーとを中継端子を用
いることなく接続することを課題としている。
め、本発明は、第1に、ベース回路部、リレーモジュー
ル、ヒューズモジュールを備え、これらをケースの内部
に収容すると共に、リレーモジュールおよびヒューズモ
ジュールは上記ケースに設けた開口に位置させて外面に
露出させており、上記ベース回路部に設けるコネクタ接
続用のバスバーを絶縁板を介して上下に積層し、該バス
バーに上記絶縁板の周縁より突出する溶接部を設け、上
記リレーモジュールは、リレー接続用バスバーを絶縁板
の裏面に固定し、該リレー接続用バスバーおよび絶縁板
に連通した貫通穴を穿設して、絶縁板の表面にリレーを
載置して、該リレーの端子を上記貫通穴に通し、リレー
接続用バスバーの穴より突出した先端を半田で固着する
と共に、該リレー接続用バスバーの先端を絶縁板より突
出させた状態で予め形成しており、上記リレーモジュー
ルのリレー接続用バスバーの先端を、上記ベース回路部
のバスバーの溶接部と溶接接続する構成としているジャ
ンクションボックスの内部回路とリレーの接続構造を提
供している。
モジュール、ヒューズモジュールを備え、これらをケー
スの内部に収容すると共に、リレーモジュールおよびヒ
ューズモジュールは上記ケースに設けた開口に位置させ
て外面に露出させており、上記ベース回路部に設けるコ
ネクタ接続用のバスバーを絶縁板を介して上下に積層
し、該バスバーに上記絶縁板の周縁より突出する溶接部
を設け、上記リレーモジュールは、リレー接続用バスバ
ーおよび絶縁板に連通した貫通穴を穿設して、絶縁板の
表面にリレーを載置して、該リレーの端子を上記リレー
接続用バスバーの貫通穴に圧入して接触させて導通させ
ると共に、該リレー接続用バスバーの先端を絶縁板の周
縁より突出させた状態で予め形成しており、上記リレー
モジュールのリレー接続用バスバーの先端を、上記ベー
ス回路部のバスバーの溶接部と溶接接続させる構成とし
ているジャンクションボックスの内部回路とリレーの接
続構造を提供している。
に積層配置するベース回路用バスバーと、リレー接続回
路を分割して、リレー接続回路用のバスバーはリレーと
予め接続したリレーモジュールを設けている。このよう
に、リレー接続用バスバーをベース回路用バスバーと分
割しているため、ベース回路用バスバーに設けるタブと
リレー接続用バスバーに設けるタブとが重なることはな
く、よって、バスバーの多層化が抑制され、ジャンクシ
ョンボックスを薄型化することができる。かつ、各バス
バーの回路取り回しも簡単となるため、夫々のバスバー
面積が縮小でき、その結果、バスバーを分割しても、全
体としてのバスバー面積を縮小でき、ジャンクションボ
ックスの面積増大も抑制することができる。
路用バスバーと別体としているため、コネクタ接続回路
に仕様変更があり、リレー接続用回路に仕様変更がない
場合、あるいは逆の場合、いずれか一方のバスバーのみ
を変更すればよく、仕様変更に容易に対応することがで
きる。
バーに直接半田接続あるいは圧入による圧接で接続して
いるため、中継端子を必要とせず、部品点数の削減、そ
れに伴いスペースの減少を図ることができる。
のバスバーとは、超音波溶接、抵抗溶接あるいはレザー
溶接で接続している。上記溶接部は絶縁板より外方に突
出させていることが好ましい。
と、リレー接続用バスバーとは分割しているが溶接接続
しているため、電気接続信頼性が低下することはない。
また、これら溶接部を並列配置しておくと、上記超音波
溶接、抵抗溶接あるいはレザー溶接を効率良く行うこと
ができる。また、互いに当接して溶接する溶接部は水平
方向に重ねて溶接しても良いし、上下方向に屈折させて
垂直方向に重ねて溶接してもよい。
端子とそれぞれ接続するバスバーを個別に設けている。
また、ジャンクションボックスのアッパーケースとロア
ケース内に上記リレーモジュールを組み込み、上記ケー
スの開口に上記基板が位置させている。
は、ベース回路用のバスバーと絶縁板を交互に積層配置
しているが、電子制御ユニットも収容してもよい。その
場合、該電子制御ユニットの下方のデッドスペースを利
用して、上記ベース回路用のバスバーと、リレー接続用
バスバーの溶接部の接続を行うことが好ましい。さら
に、必要に応じて、電線と圧接端子とからなる回路ある
いは/およびFPC、PBC等の回路体も収容してもよ
い。
て説明する。図1は自動車用ワイヤハーネスに接続され
るジャンクションボックス10を構成する部品の概略分
解斜視図を示し、図2乃至図5は各構成部品を組みつけ
た状態を示す。
ーケース、13はベース回路部、14はヒューズモジュ
ール、15はリレーモジュールである。なお、ジャンク
ションボックス10内には図1には図示していないが、
図2乃至図5に示すように電子制御ユニット40も収容
している。
1aを多数突設して設けていると共に、その長辺方向の
一側部にリレー用の開口11bを設けている。アッパー
ケース12には短辺方向の一側部にヒューズ用開口12
aを設けている。これらロアケース11とアッパーケー
ス12とは周壁を嵌合してロック結合するようにしてい
る。また、図1では省略しているが、図2乃至図6に示
すように車体固定用ブラケット12cをアッパーケース
12の周壁より突設している。さらに、該アッパーケー
ス12には、その周壁の一部にコネクタ嵌合用の切欠1
2bを設けている。
ー16を絶縁板17を介して上下方向に積層しており、
本実施形態ではコネクタ用バスバー16は4層としてい
る。該ベース回路部13はロアケース11とアッパーケ
ース12とで構成されるケース内部において、上記リレ
ー用開口11bの位置には配置されない大きさに設定し
ている。
ー16の各層は1枚の導電板を打抜加工して所要形状の
回路部16aを形成している。該回路部16aからロア
ケース11側へと突出するタブ16bを設け、ロアケー
ス11に設けたコネクタ収容部11aの端子穴11cよ
り突出させるようにしている。コネクタ収容部11aに
は、ワイヤハーネス先端に接続されるコネクタ(図示せ
ず)を嵌合して、コネクタ内の端子を上記タブ16bと
接続するようにしている。
の回路部16aには、絶縁板17の周縁より突出する溶
接部16c、16dを設けている。溶接部16cは絶縁
板17の一側部の外周縁より突設させており、ヒューズ
モジュール14のヒューズ用バスバー20の溶接部20
aと溶接させるものである。即ち、溶接部16c−1は
溶接部20a−1と、16c−2は20a−2と、16
c−3は20a−3と夫々水平方向に重ね合わせて溶接
するようにしている。また、溶接部16dは絶縁板17
の長辺側の一側周縁より突設させており、リレーモジュ
ール15のリレー接続用バスバー30の溶接部30aと
溶接させるもので、これら溶接部16dと30aとはL
形状に屈折させて垂直方向で重ね合わせて溶接するよう
にしている。上記溶接部16c−1、16c−2,16
c−3は、それぞれ多数個の溶接部を並列に突設してい
る。
ように、平板形状の絶縁板31の裏面に、リレーの各端
子と個別に接続する多数のリレー接続用バスバー30を
モールドで一体的に設けている。なお、図6(B)に示
すように、絶縁板31を裏面に露出させてモールドして
いるが、図6(B)に一点鎖線で示すように、絶縁板3
1を内部にモールドしてもよい。上記リレー接続用バス
バー30と絶縁板31には連通した貫通穴30d、31
aを設けており、該貫通穴30d、31aは絶縁板31
の表面に搭載するリレー35の端子35aの位置に対応
させている。また、上記リレー接続用バスバー30の先
端は絶縁板31の周縁より突出させた後に屈折させてベ
ース回路用バスバーとの溶接部30aとしている。
1の表面にリレー35を搭載し、その端子35aを絶縁
板31の貫通穴31aからリレー接続用バスバーの貫通
穴30dに通し、リレー35の本体部35bを絶縁板3
1の表面に載置する。この状態で、貫通穴30dより突
出している端子35aとバスバー30とを鉛レスハンダ
50で固着して導電を図っている。このように、ジャン
クションボックスに搭載する全てのリレー35を予め絶
縁板31にモールドしたリレー接続用バスバー30と半
田で接続したリレーモジュール15を予め設けている。
ス12とロアケース11内に収容した時に、ロアケース
11の開口11bに位置して外面に露出するように設定
している。
の裏面(図1中では上面)上に上記多数のヒューズ用バ
スバー20を配置固定している。これらバスバー20は
ヒューズの各端子と接続するものを個別に設けて、言わ
ば、バラバラなバスバーからなる。表面側には、図2に
示すように多数のヒューズ収容部21aを突設してい
る。このヒューズ収容部21aはヒューズモジュール1
4をアッパーケース12とロアケース11内に収容した
時に、その開口12aに位置して外面に露出するように
設定している。
バー20は、図7に示すように、基板21に固定される
水平部20bの一端に端子部20cを屈折させて突設
し、その先端にヒューズ25の端子25aが嵌合する圧
接溝20dを設けている。該バスバー20の他端は上記
した溶接部20aとし、段状に屈折させて、コネクタ用
バスバー16の溶接部16cと上下に重なり合うように
している。
ス10を組む立てる時、まず、ベース回路部13の一側
部の上部にヒューズモジュール14を配置し、バスバー
20の溶接部20aをバスバー16の溶接部16cと重
ね合わせて溶接する。また、ベース回路部13の一側部
にリレーモジュール15を配置し、バスバー30の溶接
部30aを、ベース回路部13のバスバー16の溶接部
16dと接合させて溶接する。この溶接は、超音波溶
接、抵抗溶接、あるいはレザー溶接で行っている。
一側部上部にヒューズモジュール14が搭載し、長辺側
の側部にリレーモジュール15を配置して、一体化させ
た後、これらをロアケース11内に収容する。其の際、
ロアケース11の開口11bにはリレーモジュール15
のリレー35を固定した絶縁31が露出する。
ていない部分のベース回路部13の上部に電子制御ユニ
ット40を搭載する。該電子制御ユニット40は、その
一側部に、基板41に固定した導体42と接続する導電
ピン43を屈折させて突出したコネクタ部44を備えて
いる。該コネクタ部44は、ロアケース11とアッパー
ケース12との周壁の切欠12bとからなるコネクタ嵌
合穴に嵌合し、外部に露出している。また、上記電子制
御ユニット40の導体42をベース回路部13のバスバ
ー16から突設したタブ16fと接続している。該電子
制御ユニット40の基板41には多数の電子部品45を
搭載して導体42と接続している。これら電子部品45
は下向きに突出した状態に基板41に固定されている。
つけた後に、アッパーケース12を組みつける。其の
際、アッパーケース12の開口12aに、ヒューズモジ
ュール14の基板20が露出し、基板20に設けたヒュ
ーズ収容部21a、ヒュージブルリンク収容部21bが
外部に突出する。該アッパーケース12とロアケース1
1とロック結合することにより、ジャンクションボック
ス10の組みつけが完了する。
デッドズペースを利用して、上記バスバーとリレー接続
用バスバーの溶接接合位置としてもよい
態を示し、第1実施形態のリレーモジュールとの相違点
は、半田によりリレーの端子とリレー接続用バスバーと
を接続する代わりに、絶縁板31の貫通穴31aを通し
たリレーの端子35aをリレー接続用バスバー30の貫
通穴30dに圧入し、端子35aの外周面と貫通穴30
dの内周面との圧接による面接触で電気接続を図ってい
る点である。該構成とすると、半田付け作業を要せず、
接続作業性を高めることができる。
のジャンクションボックスによれば、ベース回路用のバ
スバーと、リレー接続用のバスバーをを分割させている
ため、コネクタとリレーに接続するためのタブがからな
ず別の位置となって重ならず、その結果、タブを設ける
ためにバスバーの積層数を増加させる必要がなくなり、
ジャンクションボックスの薄型化を図ることができる。
ュールを予め設けているため、ジャンクションボックス
の組立作業性を高めることが出来る。かつ、リレーモジ
ュールでは、リレー接続用バスバーとリレーの端子とを
半田接続、あるいは圧入による圧接接続しているため、
従来必要とされた中継端子を不要とすることができ、部
品点数の削減、組み立て工数の低減、所要スペースの減
少を図ることができる。
を、ベース回路部のバスバーから分離しているため、ベ
ース回路部のバスバーの回路の取り回しが単純となって
所要面積の縮小を図ることができる。その結果、バスバ
ーを分割し、かつ、これらバスバーの端部を溶接接続し
ても、全体としても占有面積が大きくならず、ジャンク
ションボックスの面積を増大させない。
接続回路の仕様変更があれば、ベース回路部のバスバー
あるいリレーモジュールのバスバーを変更すればよく、
バスバー全体およびアッパーケース、ロアケースを変更
する必要がないため、迅速かつ安価に仕様変更に対応さ
せることができる。
クスの概略分解斜視図である。
平面図である。
概略図である。
視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ベース回路部、リレーモジュール、ヒュ
ーズモジュールを備え、これらをケースの内部に収容す
ると共に、リレーモジュールおよびヒューズモジュール
は上記ケースに設けた開口に位置させて外面に露出させ
ており、 上記ベース回路部に設けるコネクタ接続用のバスバーを
絶縁板を介して上下に積層し、該バスバーに上記絶縁板
の周縁より突出する溶接部を設け、 上記リレーモジュールは、リレー接続用バスバーを絶縁
板の裏面に固定し、該リレー接続用バスバーおよび絶縁
板に連通した貫通穴を穿設して、絶縁板の表面にリレー
を載置して、該リレーの端子を上記貫通穴に通し、リレ
ー接続用バスバーの穴より突出した先端を半田で固着す
ると共に、該リレー接続用バスバーの先端を絶縁板より
突出させた状態で予め形成しており、 上記リレーモジュールのリレー接続用バスバーの先端
を、上記ベース回路部のバスバーの溶接部と溶接接続す
る構成としているジャンクションボックスの内部回路と
リレーの接続構造。 - 【請求項2】 ベース回路部、リレーモジュール、ヒュ
ーズモジュールを備え、これらをケースの内部に収容す
ると共に、リレーモジュールおよびヒューズモジュール
は上記ケースに設けた開口に位置させて外面に露出させ
ており、 上記ベース回路部に設けるコネクタ接続用のバスバーを
絶縁板を介して上下に積層し、該バスバーに上記絶縁板
の周縁より突出する溶接部を設け、 上記リレーモジュールは、リレー接続用バスバーおよび
絶縁板に連通した貫通穴を穿設して、絶縁板の表面にリ
レーを載置して、該リレーの端子を上記リレー接続用バ
スバーの貫通穴に圧入して接触させて導通させると共
に、該リレー接続用バスバーの先端を絶縁板の周縁より
突出させた状態で予め形成しており、上記 リレーモジュールのリレー接続用バスバーの先端
を、上記ベース回路部のバスバーの溶接部と溶接接続さ
せる構成としているジャンクションボックスの内部回路
とリレーの接続構造。 - 【請求項3】 上記リレー接続用バスバーは、リレーの
各端子とそれぞれ接続するバスバーを個別に設けている
請求項1または請求項2に記載のジャンクションボック
スの内部回路とリレーの接続構造。
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JP2000118252A JP3501096B2 (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | ジャンクションボックスの内部回路とリレーの接続構造 |
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Publications (2)
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JP3501096B2 true JP3501096B2 (ja) | 2004-02-23 |
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