JP4049546B2 - ジャンクションボックス - Google Patents

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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H85/00Protective devices in which the current flows through a part of fusible material and this current is interrupted by displacement of the fusible material when this current becomes excessive
    • H01H85/02Details
    • H01H85/20Bases for supporting the fuse; Separate parts thereof
    • H01H2085/2075Junction box, having holders integrated with several other holders in a particular wiring layout
    • H01H2085/208Junction box, having holders integrated with several other holders in a particular wiring layout specially adapted for vehicles

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車用ワイヤハーネスに接続するジャンクションボックスに関し、特に、回路数が増大しても薄型化および小型化を図れるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、自動車に搭載される電装品の急増に伴い、自動車用電気接続箱、特に、ジャンクションボックスの内部に収容される回路が急増し、高密度で分岐回路を形成するために、部品点数が非常に多くなり、組み立て手数も非常にかかるようになっている。
【0003】
自動車用電気接続箱のうち、図9に示すジャンクションボックス1では、アッパーケース2とロアケース3の間に絶縁板4A〜4Eを介在させてバスバー5A〜5Dを積層配置している。上記アッパーケース2にはコネクタ収容部2a、リレー収容部2b、ヒューズ収容部2cを設け、これら収容部にコネクタ6、リレー7、ヒューズ8を装着して、これらの端子と上記バスバーから突設したタブと直接あるいは中継端子を介して接続させている。また、ロアケース3にもコネクタ収容部3aを設けて、バスバーのタブ5aを突出してコネクタと接続している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記ジャンクションボックス1では、回路数の増大に応じてバスバーの面積および積層数が増加し、ジャンクションボックスが大型化する問題がある。また、アッパーケースとロアケースの両方にコネクタ収容部、リレー収容部、ヒューズ収容部を設けて、ジャンクションボックスの上下両面にコネクタ、リレー、ヒューズと内部回路とを接続させる構成とした場合、アッパーケースあるいはロアケースの一方側にのみ設けた場合と比較して、ジャンクションボックスの面積の増大を抑制することはできる。
【0005】
しかしながら、上下対向位置にコネクタ収容部とリレー収容部あるいはヒューズ収容部を設けると、バスバーより屈折するタブが重なり展開できないために、他層のバスバーにタブを設ける必要があり、バスバーの層数が増加する原因となる。このように、バスバーの層数が増加すると、ジャンクションボックスが高さが大となって大型化する問題がある。
【0006】
さらに、ジャンクションボックス内のバスバーにコネクタ、ヒューズおよびリレーを接続する構成としているため、ヒューズ、リレーと内部回路との接続が変わる仕様変更が生じた場合に、内部回路の全体を変更しなければならず、回路変更に容易に対応出来ない問題があった。
【0007】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、ジャンクションボックス内に収容するバスバーの層数を増加を抑制して、ジャンクションボックスの薄型化を図ることが出来るようにし、かつ、回路変更にも容易に対応できるようにすることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、第1の発明として、ジャンクションボックスに設けるコネクタ接続用のベース回路部と、リレー接続回路部と、ヒューズ接続回路部を分割して、上記ベース回路部となる、コネクタ用バスバーを絶縁板を介して積層したコネクタモジュールと、基板に固定したヒューズ用バスバーを備えたヒューズモジュールと、基板に固定したリレー用バスバーを備えたリレーモジュールと別個に設け、
記ヒューズモジュールおよびリレーモジュールを、上記コネクタモジュールを収容しているケースに組みつけると共に、ヒューズモジュールの上記ヒューズ用バスバーとリレーモジュールの上記リレー用バスバーを、上記コネクタモジュールのコネクタ用バスバーに溶接接続していることを特徴とするジャンクションボックスを提供している。
また、第2の発明として、ジャンクションボックスに設けるコネクタ接続用のベース回路部と、リレー接続回路部およびヒューズ接続回路部とを分割して、
上記ベース回路部となる、コネクタ用バスバーを絶縁板を介して積層したコネクタモジュールと、同一基板上にヒューズ用バスバーとリレー用バスバーとを固定してヒューズモジュールとリレーモジュールを一体化させたヒューズ・リレー複合モジュールとを別個に設け、
上記ヒューズ・リレー複合モジュールを上記コネクタモジュールを収容しているケースに組みつけると共に、ヒューズ・リレー複合モジュールの上記ヒューズ用バスバーおよび上記リレー用バスバーを、上記コネクタモジュールのコネクタ用バスバーに溶接接続していることを特徴とするジャンクションボックスを提供している。
【0009】
上記のように、本発明のジャンクションボックスでは、コネクタを介して外部電線と接続するベース回路部となるコネクタモジュールと、ヒューズ接続回路部およびリレー接続回路部とを分割して、コネクタ用バスバーと、ヒューズ用バスバーおよびリレー用バスバーとを分割して設けている。
即ち、従来は1つの導電板を打ち抜いて、ベース回路部、ヒューズ接続回路部、リレー接続回路部を設けると共に上記各回路部にはコネクタ接続用のタブ、ヒューズ接続用のタブ、リレー接続用のタブを設けていたため、回路の取り回しが複雑となり、その結果、バスバーの面積が増大すると共に、バスバーが多層化していた。
これに対して、本発明では、コネクタと接続するベース回路部、ヒューズと接続するヒューズ接続回路部、リレーと接続するリレー接続回路部を分割しているため、タブが重なることはなく、よって、バスバーの多層化が抑制され、ジャンクションボックスを薄型化することができる。かつ、各バスバーの回路取り回しも簡単となるため、夫々のバスバー面積が縮小でき、その結果、バスバーを分割しても、全体としてのバスバー面積を縮小でき、ジャンクションボックスの面積増大も抑制することができる。
【0010】
さらに、上記第1の発明では上記ヒューズ接続回路部を備えたヒューズモジュールと、リレー接続回路部を備えたリレーモジュールを別体とし、上記第2の発明では上記ヒューズ・リレー複合モジュールはコネクタモジュールとは別体として設けているため、ヒューズ、リレーの仕様変更があれば、これらヒューズモジュール、リレーモジュールまたはヒューズ・リレー複合モジュールのみを変更すればよく、仕様変更に容易に対応することができる。逆にヒューズ、リレーとの接続形態は変更なしで、コネクタ接続が変更される場合には、ベース回路部のバスバーを変更すればよくなり、この場合にも回路変更に容易に対応することができる。
【0011】
上記ケースに設けたコネクタ収容部に、上記コネクタ用バスバーから上記ケース側へ突出させたタブを直接配置し、あるい中継端子を介して配置すると共に、上記ヒューズモジュールに設けたヒューズ取付部レーモジュールに設けたリレー取付部、あるい上記ヒューズ・リレー複合モジュールに設けたヒューズ取付部とリレー取付部を、上記ケースに設けた開口から露出させている。
【0012】
即ち、上記ヒューズモジュールとリレーモジュール、あるいはヒューズ・リレー複合モジュールをケースに組みつけた状態において、これらモジュールのヒューズ取付部およびリレー取付部はケースに形成した開口に位置し、上記のようにヒューズ、リレーを外部より取付および交換出来るようにしている。
例えば、アッパーケースの一側部に開口を設けてヒューズ取付部を露出させる一方、該ヒューズ取付部と直交方向のロアケースの一側部にリレー取付部を露出させている。
上記ヒューズモジュールのヒューズ取付部、リレーモジュールのリレー取付部はヒューズモジュール、リレーモジュールの基板にヒューズ取付部、リレー取付部を形成したケースを被せて一体化させ、あるいは、バスバーを固定した基板をモールド成形し、該モールド成形品にヒューズ取付部、リレー取付部を一体成形で設けている。
【0013】
上記ヒューズ用バスバーおよびリレー用バスバーは、それぞれヒューズの各端子、リレーの各端子とそれぞれ接続するバスバーを個別に設けている。
また、上記ヒューズ用バスバー、リレー用バスバーは、基板部に固定する水平部から屈折させて端子部を設け、該端子部の先端に圧接溝を設け、ヒューズ、リレーの端子を圧接接続させる形状とする一方、上記水平部の他端は上記溶接部として、コネクタ用バスバーの溶接部と接合して溶接接続している。該構成とすると、バスバーとヒューズ、リレーを中継端子を用いずに接続させることができる。
【0014】
また、上記ヒューズモジュールとリレーモジュールと一体化させヒューズ・リレー複合モジュールでは、ヒューズ用バスバーとリレー用バスバーのうちの回路接続する必要がある場合には、当該回路のバスバー同士を溶接接続している。あるいは、一体的にバスバーを設けてもよい。
上記ヒューズ・リレー複合モジュールに設けるヒューズ取付部およびリレー取付部は上記ヒューズモジュール、リレーモジュールと同様に基板に被せるケースに成形しても良いし、基板をモールドする際に成形して設けてもよい。
【0015】
上記ケース内に収容するコネクタモジュールはバスバーを絶縁板を介して積層配置し、所要のバスバーの端部に溶接部を設けている一方、
上記ヒューズ用バスバー、リレー用バスバーにも溶接部を設け、
上記コネクタモジュールのコネクタ用バスバーと、ヒューズ用バスバーおよびリレー用バスバーの上記溶接部を水平方向に重ね或いは上下方向に屈折させて垂直方向に重ねて接合して、超音波溶接、抵抗溶接、レザー溶接あるいはガス溶接で接続している。上記溶接部は絶縁板及び基板より外方に突出させていることが好ましい。
【0016】
上記のように、コネクタ用バスバーと、ヒューズおよびリレー用バスバーとは分割しているが溶接接続しているため、電気接続信頼性が低下することはない。また、これら溶接部を並列配置しておくと、上記超音波溶接、抵抗溶接、レザー溶接あるいはガス溶接を効率良く行うことができる。また、互いに当接して溶接する溶接部は水平方向に重ねて溶接しても良いし、上下方向に屈折させて垂直方向に重ねて溶接してもよい。なお、コネクタ用バスバーとヒューズ、リレー用バスバーとをオス−メス端子の嵌合で接続してもよい。
【0017】
上記ケース内部には、コネクタモジュールのバスバーと絶縁板を交互に積層配置しているが、デッドスペースを利用して電子制御ユニットも収容してもよい。その場合、上記コネクタモジュールの上方に上記電子制御ユニットを配置し、該電子制御ユニットの下部とコネクタモジュールの間のスペースで、上記コネクタ接続用バスバーと、ヒューズ用バスバーおよびリレー用バスバーの溶接部の接続を行うことが好ましい。
さらに、必要に応じて、電線と圧接端子とからなる回路あるいは/およびFPC、PCB等の回路体も収容してもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は自動車用ワイヤハーネスに接続されるジャンクションボックス10を構成する部品の概略分解斜視図を示し、図2乃至図5は各構成部品を組みつけた状態を示す。
【0019】
図1中、11はロアケース、12はアッパーケース、13はベース回路部を構成するコネクタモジュール、14はヒューズモジュール、15はリレーモジュールである。なお、ジャンクションボックス10内には図1には図示していないが、図2乃至図5に示すように電子制御ユニット40も収容している。
【0020】
上記ロアケース11にはコネクタ収容部11aを多数突設して設けていると共に、その長辺方向の一側部にリレー用開口11bを設けている。アッパーケース12には短辺方向の一側部にヒューズ用開口12aを設けている。これらロアケース11とアッパーケース12とは周壁を嵌合してロック結合するようにしている。また、図1では省略しているが、図2乃至図6に示すように車体固定用ブラケット12cをアッパーケース12の周壁より突設している。さらに、該アッパーケース12には、その周壁の一部に電子制御ユニットのコネクタ嵌合溝12bを設けている。
【0021】
上記コネクタモジュール13はコネクタ用バスバー16を絶縁板17を介して上下方向に積層しており、本実施形態ではコネクタ用バスバー16は4層としている。該コネクタモジュール13はロアケース11とアッパーケース12とで構成されるケース内部において、上記リレー用開口11bの位置には配置されない大きさに設定している。
【0022】
上記コネクタモジュール13のコネクタ用バスバー16の各層は1枚の導電板を打抜加工して所要形状の回路部16aを形成している。該回路部16aからロアケース11側へと突出するタブ16bを設け、ロアケース11に設けたコネクタ収容部11aの端子穴11cより突出させるようにしている。コネクタ収容部11aには、ワイヤハーネス先端に接続されるコネクタ(図示せず)を嵌合して、コネクタ内の端子を上記タブ16bと接続するようにしている。
【0023】
また、上記コネクタ用バスバー16の所要の回路部16aには、絶縁板17の周縁より突出する溶接部16c、16dを設けている。溶接部16cは絶縁板17の一側部の外周縁より突設させており、ヒューズモジュール14のヒューズ用バスバー20の溶接部20aと溶接させるものである。即ち、溶接部16c−1は溶接部20a−1と、16c−2は20a−2と、16c−3は20a−3と夫々水平方向に重ね合わせて溶接するようにしている。また、溶接部16dは絶縁板17の長辺側の一側周縁より突設させており、リレーモジュール15のリレー用バスバー30の溶接部30aと溶接させるもので、これら溶接部16dと30aとはL形状に屈折させて垂直方向で重ね合わせて溶接するようにしている。上記溶接部16c−1、16c−2,16c−3は、それぞれ多数個の溶接部を並列に突設している。
【0024】
上記ヒューズモジュール14は、基板21上に上記多数のヒューズ用バスバー20を配置固定している。これらバスバー20はヒューズの各端子と接続するものを個別に設けて、回路を構成する複数のバスバーからなる。
上記基板には、図2に示すように樹脂成形したケース28を被せて固定し、該ケース28に多数のヒューズ収容部28aを突設していると共に、側方にヒュージブルリンク収容部28bを突設している。上記ヒューズ収容部28aおよびヒュージブルリンク収容部28bはヒューズモジュール14をアッパーケース12とロアケース11内に収容した時に、アッパーケース12の開口12aに位置して外面に露出するように設定している。
【0025】
上記ヒューズモジュール14の多数のバスバー20は、図6に示すように、基板21に固定される水平部20bの一端に端子部20cを屈折させて突設し、その先端にヒューズ25の端子25aが嵌合する圧接溝20dを設けている。該バスバー20の他端は上記した溶接部20aとし、段状に屈折させて、コネクタ用バスバー16の溶接部16cと上下に重なり合うようにしている。なお、図6においては、ケース28を除いて図示している。
【0026】
上記リレーモジュール15も、ヒューズモジュール14と略同様な構成で、基板31に多数のリレー用バスバー30を固定しており、これらリレー用バスバー30もリレーの各端子と接続するものを個別に設けて、回路を構成する複数のバスバーからなる。上記基板には、多数のリレー収容部38aを直列に突設したケース38を被せて固定している。該リレー収容部38aはリレーモジュール15をアッパーケース12とロアケース11内に収容した時に、ロアケース11の開口11bに位置して外面に露出するように設定している。
【0027】
上記リレーモジュール15の多数のバスバー30は、図7に示すように、基板31に固定する水平部30bの一端を屈折させて端子部30cを突設し、その先端にリレー35の端子35aが嵌合する圧接溝30dを設けている。該バスバー30の他端は上記溶接部30aとし、L形状に屈折させて、コネクタ用バスバー16の溶接部16dと垂直方向で接合するようにしている。なお、図7において、基板31に被せるケース38は除いて図示している。
【0028】
上記した各部品よりジャンクションボックス10を組み立てる時、まず、ベース回路部を構成するコネクタモジュール13の一側部の上部にヒューズモジュール14を配置し、バスバー20の溶接部20aをバスバー16の溶接部16cと重ね合わせて溶接する。また、コネクタモジュール13の一側部にリレーモジュール15を配置し、バスバー30の溶接部30aを、コネクタモジュール13のバスバー16の溶接部16dと接合させて溶接する。この溶接は、超音波溶接、抵抗溶接、レザー溶接あるいはガス溶接等で行っている。
【0029】
このように、コネクタモジュール13の短辺側の一側部上部にヒューズモジュール14を搭載し、長辺側の側部にリレーモジュール15を配置して、一体化させた後、これらをロアケース11内に収容する。其の際、ロアケース11の開口11bにはリレーモジュール15のケース38が露出し、該ケース38に設けたリレー収容部38aが外部に突出する。
【0030】
ついで、ヒューズモジュール14を搭載していない部分のコネクタモジュール13の上部に電子制御ユニット40を搭載する。該電子制御ユニット40は、その一側部に、基板41に固定した導体42と接続する導電ピン43を屈折させて突出したコネクタ部44を備えている。該コネクタ部44は、ロアケース11とアッパーケース12との周壁の切欠12bとからなるコネクタ嵌合穴に嵌合し、外部に露出している。また、上記電子制御ユニット40の導体42をベース回路部13のバスバー16から突設したタブ16eと接続している。該電子制御ユニット40の基板41には多数の電子部品45を搭載して導体42と接続している。これら電子部品45は下向きに突出した状態に基板41に固定されている。
【0031】
上記のように電子制御ユニット40を組みつけた後に、アッパーケース12を組みつける。其の際、アッパーケース12の開口12aに、ヒューズモジュール14のケース28が露出し、ケース28に設けたヒューズ収容部28a、ヒュージブルリンク収容部28bが外部に突出する。該アッパーケース12とロアケース11とロック結合することにより、ジャンクションボックス10の組みつけが完了する。
【0032】
上記ジャンクションボックス10に対して、ヒューズ25、ヒュージブルリンク、リレー35はそれぞれヒューズ収容部28a、ヒュージブルリンク収容部28b、リレー収容部38aを挿入すると、バスバー20、30の圧接溝20d、30dに嵌合して接続される。
【0033】
なお、上記実施形態では、ヒューズモジュール14のバスバー20の溶接部20aとコネクタモジュール13のバスバー16の溶接部16cとは水平方向に重ねて溶接しているが、バスバー20の溶接部を下向きに屈折させる一方、バスバー16の溶接部16cを上向きに屈折させて接合させて溶接すると、ヒューズモジュール14の基板21の下方のデッドスペースを利用して溶接することができる。
また、上記電子制御ユニット40の下方のデッドズペースを利用して、上記バスバーの溶接接合位置としてもよい
【0034】
図8は第2実施形態を示し、ヒューズモジュールとリレーモジュールとを一体化した複合モジュール50を設けている。図8(A)は基板51にバスバー52を配置した状態を示し、(B)はバスバー52を固定した基板51に、ヒューズ収容部58a、リレー収容部58bを突設したケース58を被せて固定した状態を示している。
【0035】
該複合モジュール50をジャンクションボックス内のアッパーケース側の略全体に配置するようにしている。よって、ロアケースに多数のコネクタ収容部のみを設ける一方、アッパーケースには上壁に大きな開口を設け、該開口に上記複合モジュール50のケース58が位置し、該ケース58に突設したヒューズ収容部58aとリレー収容部58bのみが突出するようにしている。
【0036】
上記複合モジュール50の基板51にヒューズ、リレーの各端子と接続するバスバー52を個別に設け、これらバスバー52の一端にヒューズ、リレーの端子と接続する端子部52aを設ける一方、他端に基板51の下方に突出する溶接部52bを設け,多数のバスバー52の溶接部52bを基板51の周縁に沿って並列に下向に突設している。上記端子部52aはケース58のヒューズ収容部58a、リレー収容部58bに収容している。
【0037】
コネクタモジュール13上に複合モジュール50を配置して、コネクタモジュールのバスバー溶接部と複合モジュールのバスバーの溶接部52bとを溶接して一体化し、この状態で、ロアケースとアッパーケース内に収容してジャンクションボックスを組み立てている。
【0038】
なお、本発明のジャンクションボックスは上記実施形態に限定されず、ヒューズモジュール、リレーモジュールを更に2分割して、それぞれ2つの分割モジュールから構成してもよい。ヒューズモジュール、リレーモジュールを分割すると、ヒューズ、リレーの仕様変更があった場合に、変更があったモジュールのみを交換すればよいが、分割しすぎると、組みつけ手数がかかるため、大型のジャンクションボックスにおいて、ヒューズモジュール、リレーモジュールをそれぞれ2分割程度とすることが好ましい。
【0039】
また、ベース回路部を構成するコネクタモジュールのコネクタ用バスバー、ヒューズモジュールのヒューズ用バスバー、リレーモジュールのリレー用バスバーの溶接形態は、回路設計に応じて、下記のパターンとされる。
▲1▼コネクタ用バスバーとヒューズ用バスバー
▲2▼コネクタ用バスバーとリレー用バスバー
▲3▼コネクタ用バスバーと、ヒューズ用バスバー、リレー用バスバー
この場合、1つの回路のコネクタ用バスバーの一端部の溶接部にヒューズ用バスバーを溶接し、コネクタ用バスバーの他の端部の溶接部にリレー用バスバーを溶接し、該コネクタ用バスバーの他の部分に設けたタブをコネクタと接続させる形態となる。
【0040】
また、上記第1実施形態では、ロアケースとアッパーケース内にはコネクタモジュールと共に電子制御ユニットを収容しているが、電線と圧接端子とからなる回路部もコネクタモジュールに設け、該電線と圧接端子とはコネクタモジュールのバスバーや、コネクタ収容部に嵌合するコネクタと接続させる構成としてもよい。また、FPC,PCB、さらに、高導電性樹脂で導体部を形成すると共に絶縁性樹脂でモールドした回路体をベース回路部の一部として設けてもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明のジャンクションボックスによれば、コネクタ用バスバーと、ヒューズ用およびリレー用のバスバーを分割させているため、コネクタ、ヒューズ、リレーに接続するためのタブが必ず別の位置となって重ならず、その結果、タブを設けるためにバスバーの積層数を増加させる必要がなくなる。その結果、ジャンクションボックスの薄型化を図ることができる。例えば、第1実施形態の構造とすると、従来、6層のバスバーが必要であったものを、4層に減少でき、ジャンクションボックスを大幅に薄型化することができた。
【0042】
また、上記のようにヒューズ、リレー用のバスバーの端子を、コネクタモジュールのバスバーから分離しているため、コネクタモジュールのバスバーの回路の取り回しが単純となって所要面積の縮小を図ることができる。その結果、バスバーを分割し、かつ、これらバスバーの端部を溶接接続しても、全体としても占有面積が大きくならず、ジャンクションボックスの面積を増大させない。
【0043】
さらに、ヒューズ、リレーの仕様変更があれば、ヒューズモジュール、リレーモジュールあるいは、これらの複合モジュールを変更すればよく、コネクタモジュールを含めたアッパーケース、ロアケースの全体を変更する必要がないため、迅速かつ安価に仕様変更に対応させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のジャンクションボックスの概略分解斜視図である。
【図2】 ジャンクションボックスを組み立てた状態の平面図である。
【図3】 図2の底面図である。
【図4】 図2のIV−IV線断面図である。
【図5】 図2のV−V線断面図である。
【図6】 ヒューズ用バスバーを示す概略図である。
【図7】 リレー用バスバーを示す概略図である。
【図8】 第2実施形態を示し、(A)は基板上に取り付けるバスバーを示す概略斜視図、(B)はバスバーを固定した基板にヒューズ収容部、リレー収容部を設けたケースを被せた状態を示す概略斜視図である。
【図9】 従来のジャンクションボックスを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 ジャンクションボックス
11 ロアケース
11a コネクタ収容部
11b 開口
12 アッパーケース
12a 開口
13 コネクタモジュール
14 ヒューズモジュール
15 リレーモジュール
16 コネクタ接続用バスバー
16c、16d 溶接部
17 絶縁板
20 ヒューズ用バスバー
20a 溶接部
21 基板
25 ヒューズ
28a ヒューズ収容部
30 リレー用バスバー
30a 溶接部
31 基板
35 リレー
38a リレー収容部
40 電子制御ユニット
50 複合モジュール
51 基板
52 バスバー
52b 溶接部

Claims (8)

  1. ジャンクションボックスに設けるコネクタ接続用のベース回路部と、リレー接続回路部と、ヒューズ接続回路部を分割して、上記ベース回路部となる、コネクタ用バスバーを絶縁板を介して積層したコネクタモジュールと、基板に固定したヒューズ用バスバーを備えたヒューズモジュールと、基板に固定したリレー用バスバーを備えたリレーモジュールと別個に設け、
    記ヒューズモジュールおよびリレーモジュールを、上記コネクタモジュールを収容しているケースに組みつけると共に、ヒューズモジュールの上記ヒューズ用バスバーとリレーモジュールの上記リレー用バスバーを、上記コネクタモジュールのコネクタ用バスバーに溶接接続していることを特徴とするジャンクションボックス。
  2. ジャンクションボックスに設けるコネクタ接続用のベース回路部と、リレー接続回路部およびヒューズ接続回路部とを分割して、
    上記ベース回路部となる、コネクタ用バスバーを絶縁板を介して積層したコネクタモジュールと、同一基板上にヒューズ用バスバーとリレー用バスバーとを固定してヒューズモジュールとリレーモジュールを一体化させたヒューズ・リレー複合モジュールとを別個に設け、
    上記ヒューズ・リレー複合モジュールを上記コネクタモジュールを収容しているケースに組みつけると共に、ヒューズ・リレー複合モジュールの上記ヒューズ用バスバーおよび上記リレー用バスバーを、上記コネクタモジュールのコネクタ用バスバーに溶接接続していることを特徴とするジャンクションボックス。
  3. 上記ケースに設けたコネクタ収容部に、上記コネクタ用バスバーから上記ケース側へ突設させたタブを直接配置し、あるいは該タブに接続した中継端子を配置すると共に、上記ケース内に組みつけたヒューズモジュールに設けたヒューズ取付部とリレーモジュールに設けたリレー取付部、あるいは上記ヒューズ・リレー複合モジュールに設けたヒューズ取付部とリレー取付部は、上記ケースに設けた開口に位置し、該開口から露出させている請求項1または請求項2に記載のジャンクションボックス。
  4. 上記ケース内に収容するコネクタモジュールの所要のコネクタ用バスバーの端部に溶接部を設けている一方、上記ヒューズ用バスバー、リレー用バスバーの端部にも溶接部を設け、
    上記コネクタ用バスバーと、ヒューズ用バスバーおよびリレー用バスバーの上記溶接部を水平方向に重ね或いは上下方向に屈折させて垂直方向に重ねて接合して、超音波溶接、抵抗溶接、レザー溶接あるいはガス溶接で接続している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のジャンクションボックス。
  5. 上記ヒューズ用バスバーおよびリレー用バスバーとして、それぞれヒューズの各端子、リレーの各端子と接続するバスバーを個別に設けている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のジャンクションボックス。
  6. 上記ヒューズ用バスバー、リレー用バスバーは、基板に固定される水平部から屈折させて端子部を設け、該端子部の先端に圧接溝を設け、ヒューズ、リレーの端子を上記圧接溝に圧入して圧接接続させる形状とする一方、上記水平部の端部は上記溶接部として、コネクタ用バスバーの溶接部と接合して溶接接続している請求項5に記載のジャンクションボックス。
  7. 上記ケースの内部のデッドスペースには電子制御ユニットを収容している請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のジャンクションボックス。
  8. 上記ケース内において、上記コネクタモジュールの上方に上記電子制御ユニットを配置し、該電子制御ユニットの下部とコネクタモジュールの間のスペースで、上記コネクタ接続用バスバーと、ヒューズ用バスバーおよびリレー用バスバーの溶接部の接続がなされている請求項7に記載のジャンクションボックス。
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