JP3695299B2 - 電気接続箱 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車に搭載される電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、例えば自動車用の、リレー、ヒューズ及びコネクタ等の電装品は、電気接続箱内に収容された状態で車両内に搭載される。中でも、内部にバスバーが収容された電気接続箱においては、各種電装品がバスバーによって構成された接続回路に電気的に接続された状態になっている。
【0003】
例えば、図6に示すように、電気接続箱51は、第1ケース52と第2ケース53とを備えている。第2ケース53は、第1ケース52に嵌合して箱体55を構成するようになっている。第1ケース52は、図示しないコネクタ装着部、ヒューズ装着部54及び図示しないリレー装着部を備えている。コネクタ装着部には、図示しないコネクタが装着されるようになっている。ヒューズ装着部54には、図示しないヒューズが装着されるようになっている。リレー装着部には、図示しないリレーが装着されるようになっている。
【0004】
また、電気接続箱51にはバスバー積層体56が収容されている。バスバー積層体56は、図示しないリレー回路モジュール、コネクタ回路モジュール57及びヒューズ回路モジュール58からなっている。リレー回路モジュールは、リレー装着部に配線される図示しないバスバーを備えている。コネクタ回路モジュール57は、コネクタ装着部に配線されるバスバー59aを備えている。バスバー59aは、バスバー積層体56の面方向に沿って外方に突出している。ヒューズ回路モジュール58は、ヒューズ装着部54に配線されるバスバー59bを備えている。バスバー59bは、バスバー積層体56の面方向に沿って外方に突出している。これらバスバー59aとバスバー59bとを接続することによって、接続部60が形成されるようになっている。この接続部60は、バスバー積層体56の端部に配置されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、電気接続箱51は、車両の軽量化、エンジンルームの省スペース化の観点から小型化される傾向にある。ところが、接続部60は、バスバー積層体56の端部から同バスバー積層体56の面方向に沿って外方に突出していた。そのため、箱体55内に接続部60を収容するためのスペース61を別に設けなければならなかった。よって、箱体55がバスバー積層体56の面方向(図6における左右方向)に大きくなってしまっていた。その結果、電気接続箱51が大型化してしまうという問題があった。
【0006】
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型化することができる電気接続箱を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、コネクタが装着されるコネクタ装着部、ヒューズが装着されるヒューズ装着部及びリレーが装着されるリレー装着部を備える第1ケースと、その第1ケースに嵌合して箱体を構成する第2ケースとを備え、前記コネクタ装着部に配線されてコネクタ接続回路を構成するバスバーを備えたバスバー積層部からなるコネクタ回路モジュールと、前記ヒューズ装着部に配線されてヒューズ接続回路を構成するバスバーを備えたバスバー積層部からなるヒューズ回路モジュールと、前記リレー装着部に配線されてリレー接続回路を構成するバスバーを備えたバスバー積層部からなるリレー回路モジュールとからなり、それらバスバー積層部のうちの2つを並列に配置するとともに、該並列に配置された両バスバー積層部を他のバスバー積層部の少なくとも一部に積層してなるバスバー積層体を、最上層面が前記第1ケース側に配置され、最下層面が前記第2ケース側に配置される状態で該第1ケース及び前記第2ケース内に収容するとともに、前記各回路モジュールのうちの少なくとも1つと電気的に接続されるプリント基板を、該プリント基板の一面が前記バスバー積層体の最下層面に対向し、且つ該プリント基板に実装される部品における前記バスバー積層体側に突出する部位の高さ以上離間するように該バスバー積層体との間に空間を空けて収容した電気接続箱であって、前記並列に配置された両バスバー積層部の対向する側面から前記第2ケース側に向けて、互いに当接するバスバーを突出させるとともに、該両バスバー積層部の少なくとも一方の側面とその側面に対応する前記積層された他の積層部の側面とから前記第2ケース側に向けて、互いに当接するバスバーを突出させ、それら当接し合う各バスバー同士を互いに接続することによって接続部を形成し、該接続部の先端を、前記空間における前記バスバー積層体と前記プリント基板とが対向する方向において前記プリント基板から突出する部品と対向しない箇所に配置したことを要旨とする。
【0010】
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1に記載の発明によると、接続部は、バスバー積層体の端部から第2ケース側に向けて突出している。ゆえに、箱体がバスバー積層体の面方向に大きくなってしまうのが防止される。また、接続部は箱体内の空きスペースに収容されるため、箱体がバスバー積層体の積層方向に大きくなってしまうのが防止される。従って、電気接続箱を小型化することができる。
【0012】
しかも、接続部の先端は、バスバー積層体とプリント基板との間に生じる空間に配置される。そのため、接続部を配置するためのスペースを別に設ける必要がなくなり、電気接続箱を容易に作製することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を車両用電気接続箱に具体化した一実施形態を図1〜図4に基づき詳細に説明する。
【0014】
図1に示すように、電気接続箱1は、第1ケースとしてのアッパーケース2と、第2ケースとしてのロアケース3とを備えている。アッパーケース2の部品装着面2aには、コネクタ装着部4、ヒューズ装着部5及びリレー装着部6が形成されている。コネクタ装着部4には、図示しないコネクタが装着されるようになっている。ヒューズ装着部5には、図示しないヒューズが装着されるようになっている。リレー装着部6には、図示しないリレーが装着されるようになっている。また、ロアケース3はアッパーケース2に嵌合されるようになっている。これらケース2,3は互いに嵌合可能に形成されており、両ケース2,3が嵌合された際には、内部空間を有する箱体7が形成される。
【0015】
こうした電気接続箱1内には、プリント基板14及びバスバー積層体15が収容されている。プリント基板14とバスバー積層体15との間の空間32には、絶縁板33が設けられている。絶縁板33には、断面コ字状の収容部33aが2箇所に設けられている。また、バスバー積層体15は、フレキシブルプリント基板18、リレー回路モジュール13、コネクタ回路モジュール11及びヒューズ回路モジュール12によって構成されている。フレキシブルプリント基板18は、所定の形状で形成された銅箔パターン18aを樹脂シートで被覆することにより構成されている。このフレキシブルプリント基板18は、第1基板18bと第2基板18cとからなる2層構造をなしている。そして、各基板18b,18cの所定の銅箔パターン18a同士は、超音波溶接等によって電気的に接続されている。なお、本実施形態において、フレキシブルプリント基板18の銅箔パターン18aは、最大で10アンペアの電流を通電可能とするべく、厚さが約0.1mmに設定されている。
【0016】
また、フレキシブルプリント基板18において所定のコネクタ装着部4と対応する箇所には、接続端子部18dが形成されている。図3に示すように、接続端子部18dは、前記プリント基板14上に配線された導体パターン(図示略)と接触するように折り曲げられている。そして、該接続端子部18dとプリント基板14とが接続クリップ20によって挟着保持されている。このため、接続端子部18dとプリント基板14の導体パターンとが電気的に接続されている。また、フレキシブルプリント基板18の接続端子部18dは、図3に示すように、それぞれ対応するコネクタ装着部4に配置されている。
【0017】
前記リレー回路モジュール13は、前記リレー装着部6に配線されてリレー接続回路を構成するようになっている。リレー回路モジュール13は2層構造となっている。リレー回路モジュール13は、それぞれ所定の形状に形成された導電性金属板材からなる複数のバスバー13aと、合成樹脂製の絶縁基材13bとを交互に積層させることにより構成されている。図1,図3において、リレー回路モジュール13の上面(アッパケース2側の面)には、上方(アッパケース2側)に突出する複数のバスバー端子17aが形成されている。これらバスバー端子17aはバスバー13aの一部を折曲することによって形成され、それぞれリレー装着部6と対応する箇所に形成されている。即ち、バスバー端子17aは、リレー装着部6に配線されて前記リレーに接続されるようになっている。また、図3にも併せ示すように、リレー回路モジュール13の対向する側面には、それぞれ下方(ロアケース3側)に突出する複数の突片17bが形成されている。
【0018】
前記コネクタ回路モジュール11は、フレキシブルプリント基板18及びコネクタ装着部4に配線されてコネクタ接続回路を構成するようになっている。つまり、コネクタ接続回路において、10アンペア以下の電流が流れる電流経路がフレキシブルプリント基板18によって構成されている。また、コネクタ接続回路において、10アンペアを超える電流が流れる電流経路がコネクタ回路モジュール11によって構成されている。換言すれば、コネクタ接続回路における小電流領域がフレキシブルプリント基板18によって構成されている。
【0019】
コネクタ回路モジュール11は、アッパーケース2よりも一回り小さく形成され、一部分が2層構造、その他の部分が4層構造となっている。コネクタ回路モジュール11は、それぞれ所定の形状に形成された導電性金属板材からなる複数のバスバー11aと、合成樹脂製の絶縁基材11bとを交互に積層させることにより構成されている。コネクタ回路モジュール11の上面(アッパーケース2側の面)には、上方(アッパーケース2側)に突出する複数のバスバー端子15aが形成されている。これらバスバー端子15aはバスバー11aの一部を折曲することによって形成され、それぞれアッパーケース2に形成された所定のコネクタ装着部4と対応する箇所に形成されている。即ち、バスバー端子15aは、コネクタ装着部4に配線されて前記コネクタに接続されるようになっている。コネクタ回路モジュール11の1つの側面には、上方(アッパーケース2側)に突出する基板接続部15cが形成されている。この基板接続部15cは、バスバー11aの一部が上方(アッパーケース2側)に折曲されて構成されている。そして、コネクタ回路モジュール11の上面(アッパーケース2側の面)には、後記するバスバー端子16a、17aを挿通可能な貫通孔15dが透設されている。
【0020】
また、図3にも併せ示すように、コネクタ回路モジュール11の一側面及び下面(ロアケース3側の面)には、下方(ロアケース3側)に突出する複数の突片15bが形成されている。そして、コネクタ回路モジュール11の下面(ロアケース3側の面)に設けられた突片15bとリレー回路モジュール13の一側面に形成された各突片17bとを接続することによって、第3接続部23が形成されるようになっている。第3接続部23は、前記バスバー積層体15のロアケース3側の面から突出するように形成されている。第3接続部23の先端は、前記箱体7内の空きスペース内に配置されている。具体的に言うと、第3接続部23の先端は、前記絶縁板33に設けられた前記収容部33a内に配置されている。
【0021】
前記ヒューズ回路モジュール12は、前記ヒューズ装着部5に配線されてヒューズ接続回路を構成するようになっている。ヒューズ回路モジュール12は2層構造となっている。ヒューズ回路モジュール12は、それぞれ所定の形状に形成された導電性金属板材からなる複数のバスバー12aと、合成樹脂製の絶縁基材12bとを交互に積層させることにより構成されている。ヒューズ回路モジュール12の上面(アッパーケース2側の面)には、上方(アッパーケース2側)に突出する複数のバスバー端子16aが形成されている。これらバスバー端子16aはバスバー12aの一部を折曲することによって形成され、それぞれヒューズ装着部5と対応する箇所に形成されている。即ち、バスバー端子16aは、ヒューズ装着部5に配線された前記ヒューズに接続されるようになっている。
【0022】
また、ヒューズ回路モジュール12の対向する側面には、それぞれ下方(ロアケース3側)に突出する複数の突片16bが形成されている。ヒューズ回路モジュール12の一側面に形成された突片16bとリレー回路モジュール13の他側面に形成された各突片17bとを接続することによって、第2接続部22が形成されるようになっている。第2接続部22は、バスバー積層体15のロアケース3側の面から突出するように形成されている。第2接続部22の先端は、前記箱体7内の空きスペースに配置されている。具体的に言うと、第2接続部22の先端は、前記絶縁板33に設けられた前記収容部33a内に配置されている。
【0023】
また、ヒューズ回路モジュール12の他側面に形成された突片16bとコネクタ回路モジュール11の一側面に形成された各突片15bとを接続することによって、第1接続部21が形成されるようになっている。第1接続部21は、バスバー積層体15のロアケース3側の面から突出するように形成されている。第1接続部21は、バスバー11a,12aからロアケース3側に向けて屈曲形成されている。この第1接続部21は、バスバー積層体15の一側面に配置されている。第1接続部21の先端は、箱体7内の空きスペースとしての肉抜き部31に配置されるようになっている。第1接続部21は、肉抜き部31の内壁面から離間した状態で配置されている。ここで、肉抜き部31とは、ロアケース3の内面側に元々設けられているものである。肉抜き部31とは、ロアケース3と、バスバー積層体15を位置決めするための複数のリブ31aとによって囲まれた空間のことである。
【0024】
コネクタ回路モジュール11は、バスバー積層体15における最上層(アッパーケース2側の層)となるように配置されている。ヒューズ回路モジュール12及びリレー回路モジュール13は、バスバー積層体15における中間層(コネクタ回路モジュール11よりもロアケース3側の層)となるように配置されている。フレキシブルプリント基板18は、バスバー積層体15における最下層(ヒューズ回路モジュール12及びリレー回路モジュール13よりもロアケース3側の層)となるように配置されている。詳しくは、図3に示すように、コネクタ回路モジュール11の下面側(ロアケース3側の面)において2層構造となっている箇所に、ヒューズ回路モジュール12及びリレー回路モジュール13がそれぞれ並んで配置されている。そして、各回路モジュール11〜13の下面側(ロアケース3側の面)にフレキシブルプリント基板18が配置されている。つまり、フレキシブルプリント基板18は、各回路モジュール11〜13においてバスバー端子15a〜17aが形成されていない面に隣接した状態で配置されている。また、フレキシブルプリント基板18のさらに下層側(ロアケース3側の層)には、プリント基板14が配置されている。
【0025】
そして、各回路モジュール11〜13が電気接続箱1内に収容された際には、ヒューズ回路モジュール12及びリレー回路モジュール13のバスバー端子16a,17aがコネクタ回路モジュール11の貫通孔15dに挿通される。このとき、図3に示すように、各回路モジュール11〜13の対応する各突片15b〜17b同士が接触する。そして、各突片15b〜17b同士は、超音波溶接等によって溶接される。これにより、各回路モジュール11〜13同士が電気的に接続される。
【0026】
従って、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)第1接続部21、第2接続部22及び第3接続部23は、バスバー積層体15の下端面(ロアケース3側の面)からロアケース3側に向けて突出している。ゆえに、箱体7がバスバー積層体15の面方向(図3に示す左右方向)に大きくなってしまうのが防止される。また、第1接続部21が箱体7内の空きスペースとしての肉抜き部31に配置されるとともに、第2接続部22及び第3接続部23が箱体7内の絶縁板33に設けられた収容部33a内に配置される。そのため、箱体7が、バスバー積層体15の積層方向(図3に示す上下方向)に大きくなってしまうのが防止される。従って、電気接続箱1を小型化することができる。
【0027】
(2)第1接続部21は、ロアケース3の内面側に設けられた既存の肉抜き部31に収容されるようになっている。そのため、第1接続部21を収容するためのスペースを別に設ける必要がなくなる。従って、電気接続箱1を容易に作製することができる。
【0028】
(3)第2接続部22及び第3接続部23の先端は、絶縁板33に設けられた収容部33a内に配置されるようになっている。そのため、第2接続部22及び第3接続部23を配置するためのスペースを別に設ける必要がなくなる。従って、電気接続箱1を容易に作製することができる。
【0029】
(4)第1接続部21は、肉抜き部31の内壁面から離間した状態で配置されている。よって、肉抜き部31の内部に対して、第1接続部21だけでなくフレキシブルプリント基板18も屈曲させた状態で配置することができる。
【0030】
(5)プリント基板14とバスバー積層体15との間には、絶縁板33が設けられている。絶縁板33は、第2接続部22及び第3接続部23に対応する断面コ字状の収容部33aを有している。そのため、第2接続部22及び第3接続部23がプリント基板14に接触するのが防止される。従って、第2接続部22及び第3接続部23とプリント基板14との間の絶縁を確実に行うことができる。
【0031】
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態では、第1接続部21,第2接続部22及び第3接続部23は、各突片15b〜17b同士を超音波溶接等を用いて溶接することによって形成されていた。しかし、第1接続部21、第2接続部22及び第3接続部23の接続を、各突片15b〜17b同士をハンダ付けすることによって形成してもよい。また、各突片15b〜17b同士をクリップ等の機械的構成を介して接続することによって、第1接続部21,第2接続部22及び第3接続部23を形成してもよい。
【0032】
・前記実施形態では、第1接続部21は、ロアケース3の内面側に設けられた既存の肉抜き部31に配置されていた。しかし、第1接続部21をバスバー積層体15とプリント基板14との間の空間32に配置してもよい。
【0033】
・図5に示すように、肉抜き部31の内部に対して、第1接続部21のみを配置し、フレキシブルプリント基板18を省略してもよい。
・前記実施形態では、第2接続部22及び第3接続部23の先端が、絶縁板33に設けられた収容部33a内に配置されていた。しかし、絶縁板33を省略して、第2接続部22及び第3接続部23の先端を、バスバー積層体15とプリント基板14との間の空間32に配置するようにしてもよい。
【0034】
・前記実施形態では、第1接続部21がバスバー11a,12aからロアケース3側に向けて屈曲形成されていた。しかし、第1接続部21を、バスバー11a,12aからアッパーケース2側に向けて屈曲形成してもよい。
【0035】
・前記実施形態では、第1接続部21は、肉抜き部31の内壁面から離間した状態で配置されていた。しかし、第1接続部21を、肉抜き部31の内壁面に接触した状態で配置してもよい。
【0036】
・前記実施形態では、アッパーケース2側が上方向、ロアケース3側が下方向として説明しているものの、電気接続箱1を車両に組み付ける際には、例えばアッパーケース2が下方に位置し、ロアケース3が上方に位置していてもよい。また、アッパーケース2の側壁及びロアケース3の側壁が上方を向くように、即ち電気接続箱1を90°回転させた状態で車両に組み付けてもよい。つまり、電気接続箱1は、各ケース2,3がどの方向を向くように組み付けられていてもよい。
【0037】
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)請求項1において、前記接続部を前記バスバー積層体に対して直角に屈曲形成したことを特徴とする電気接続箱。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、電気接続箱を小型化することができる。
【0041】
また、電気接続箱を容易に作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電気接続箱を示す分解斜視図。
【図2】同実施形態の電気接続箱の平面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】(a),(b)及び(c)は、電気接続箱を示す要部拡大図。
【図5】別例における電気接続箱を示す断面図。
【図6】従来技術における電気接続箱を示す断面図。
【符号の説明】
1…電気接続箱、2…第1ケースとしてのアッパーケース、3…第2ケースとしてのロアケース、4…コネクタ装着部、5…ヒューズ装着部、6…リレー装着部、7…箱体、11…コネクタ回路モジュール、11a…バスバー、12…ヒューズ回路モジュール、12a…バスバー、13…リレー回路モジュール、13a…バスバー、14…プリント基板、15…バスバー積層体、21…接続部としての第1接続部、22…接続部としての第2接続部、23…接続部としての第3接続部、31…空きスペースとしての肉抜き部、32…空間。
Claims (1)
- コネクタが装着されるコネクタ装着部、ヒューズが装着されるヒューズ装着部及びリレーが装着されるリレー装着部を備える第1ケースと、その第1ケースに嵌合して箱体を構成する第2ケースとを備え、前記コネクタ装着部に配線されてコネクタ接続回路を構成するバスバーを備えたバスバー積層部からなるコネクタ回路モジュールと、前記ヒューズ装着部に配線されてヒューズ接続回路を構成するバスバーを備えたバスバー積層部からなるヒューズ回路モジュールと、前記リレー装着部に配線されてリレー接続回路を構成するバスバーを備えたバスバー積層部からなるリレー回路モジュールとからなり、それらバスバー積層部のうちの2つを並列に配置するとともに、該並列に配置された両バスバー積層部を他のバスバー積層部の少なくとも一部に積層してなるバスバー積層体を、最上層面が前記第1ケース側に配置され、最下層面が前記第2ケース側に配置される状態で該第1ケース及び前記第2ケース内に収容するとともに、
前記各回路モジュールのうちの少なくとも1つと電気的に接続されるプリント基板を、該プリント基板の一面が前記バスバー積層体の最下層面に対向し、且つ該プリント基板に実装される部品における前記バスバー積層体側に突出する部位の高さ以上離間するように該バスバー積層体との間に空間を空けて収容した電気接続箱であって、
前記並列に配置された両バスバー積層部の対向する側面から前記第2ケース側に向けて、互いに当接するバスバーを突出させるとともに、該両バスバー積層部の少なくとも一方の側面とその側面に対応する前記積層された他の積層部の側面とから前記第2ケース側に向けて、互いに当接するバスバーを突出させ、それら当接し合う各バスバー同士を互いに接続することによって接続部を形成し、該接続部の先端を、前記空間における前記バスバー積層体と前記プリント基板とが対向する方向において前記プリント基板から突出する部品と対向しない箇所に配置したことを特徴とする電気接続箱。
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