JPH0331630Y2 - - Google Patents

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JPH0331630Y2
JPH0331630Y2 JP1985138654U JP13865485U JPH0331630Y2 JP H0331630 Y2 JPH0331630 Y2 JP H0331630Y2 JP 1985138654 U JP1985138654 U JP 1985138654U JP 13865485 U JP13865485 U JP 13865485U JP H0331630 Y2 JPH0331630 Y2 JP H0331630Y2
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coupling connector
terminal
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車の機能組込型配線装置に関
し、詳しくはメインのジヤンクシヨンブロツクに
着脱自在に接続されるサブとなる電子ユニツトパ
ツクにおいて、そのプリント基板に形成されるス
ルー回路の電流容量の増大と共に該パツクの小型
化を図つたものである。
〔従来の技術〕
従来、自動車の電気配線には、多数のリレーや
ヒユーズ、絶縁基板にブスバー回路を配設してな
る複数の配線板とそれらの端子群(コネクタ)を
集約的に設けたジヤンクシヨンブロツク(以下、
「J.B」という。)を使用し、ワイヤハーネスの製
造および配線形態の簡素化を図つている。その一
例として、車内適宜個所に複数のJ.Bを配置し、
各種負荷(電装品)を枝線の少ない幹部配線と支
部配線により制御する方法がある(特公昭57−
34132号)。
しかし、車載される電装品はその安全性追求や
車内居住性向上の要請から年々増大しつつあり、
ワイヤハーネスの肥大化、錯綜化のみならず、リ
レー、ヒユーズ等の追加のために、J.B自体の構
造も複雑化している。そこで、ワイヤハーネスの
電線本数の減少およびJ.Bに内部構造に簡素化の
ため、J.Bに機能回路を組込み、J.Bに入つてく
る信号だけ処理できる部分を当該機能で処理し、
処理結果を出力する方式が開発されるに至つた。
その代表例として、J.B内のブスバー削減のため
に、J.Bを介さずに機能回路部に直接入出力信号
を伝送するためのコネクタを設けた機能組込型配
線装置も提案されている。
しかしながら、機能回路を組込んだJ.Bを使用
する場合であつても、電装品の追加や仕様の一部
変更があると、J.Bの内外部の構造を変更する必
要が生じる。そこで、最近はメインとなるJ.B
(複数であつてもよい)にサブのJ.Bすなわち電
子ユニツトパツク(以下、「パツク」という場合
がある。)を着脱自在に接続し、該パツクの交換
等によつて迅速に対処する方式がとられるように
なつた。
このようなJ.Bに取付けられるパツクは、その
接続機能上当然にスルー回路、すなわち当該パツ
ク内で使用すると共に外部に出て行く回路を有す
る。
これを図面により具体的に説明すると、第3図
イ,ロにおいて、1はJ.B、2はパツク、3はワ
イヤハーネスWの端末に接続されたコネクタを示
し、パツク2のケース4の外周には、J.B結合コ
ネクタ5およ外部結合コネクタ6が設けられてい
る。
J.B1からコネクタ5を通じてパツク2に取入
れた回路には、第3図ロの如く、電子ユニツト7
のみに入る信号回路8、その出力回路9およびス
ルー回路10a,10bがあり、スルー回路には
電子ユニツト7に入りそれから分岐されて外に出
る回路10aと、そのまま外部に出る回路10b
がある。そして、スルー回路10a,10bと出
力回路9とは外部結合コネクタ6内の接続端子
(図示せず)と導通している。電子ユニツト7は、
抵抗、コンデンサ、トランジスタ、IC,LSI、リ
レーなどの必要な電子素子や電子部品と後述する
プリント基板とで機器回路を構成する。
第4図イ,ロはパツク2の内部構造を示す。イ
はケース4内で、J.B結合コネクタ5と外部結合
コネクタ6がそれぞれ別のプリント基板11a,
11bに固定され、コネクタ5,6は互に逆向き
に配置され、基板11aと11bの間はジヤンピ
ング線12等で電気的に接続されている例を示
す。また、ロはコネクタ5がプリント基板11c
に直接固定される一方、コネクタ6がケース4又
は基板11cに固定され、コネクタ6の接続端子
13がコ字状に形成されて基板11cとの段差h
を吸収している例を示す。
なお、第3図イに示すJ.B1のケース14の内
部には、図示しない所望の回路構成を有するブス
バー配線板と、機能回路が組込んである。また、
15はパツク結合コネクタ、16は外部結合コネ
クタ、17はヒユーズ、18はヒユーズホルダ、
19はリレーである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このように、従来のJ.B1とパツク2とで構成
される機能組込型配線装置では、スルー回路10
a,10bが必ずプリント基板11a〜11c上
に形成されるから、許容電流を大きくできないと
いう制限がある。また、プリント基板上にJ.B結
合コネクタ5および外部結合コネクタ6を直接固
定することから、所定の取付スペースを要し、そ
のため電子ユニツトの取付スペースが小さくな
り、相対的にパツク2全体が大型化する等の問題
があつた。
本考案の目的は、上記の問題点を解決し、J.B
に電子ユニツトパツクを着脱自在に接続して成る
機能組込型配線装置において、該パツクにおける
スルー回路の許容電流の増大とパツク自体の小型
化を同時に達成できる自動車の電気配線に好適な
装置を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の自動車の機能組込型配線装置は、自動
車の電気配線に使用するJ.Bと、ケース内にワイ
ヤハーネス間の信号の接続を行なう機能回路を形
成したプリント基板を収容しかつケース外周にJ.
B結合コネクタおよび外部結合コネクタを設けて
なる電子ユニツトパツクとを該J.B結合コネクタ
により着脱自在に接続して成る配線装置におい
て、 前記外部結合コネクタを前記ケースのJ.B結合
コネクタ取付側と反対面に設け、前記プリント基
板には一端に雄端子部、他端に雌端子部を設けた
中継端子の該雌端子部側を固定すると共に、該中
継端子の雄端子部を前記外部結合コネクタ内に突
出させ、前記J.Bから電子ユニツトパツクのJ.B
結合コネクタに入るタブ状の接続端子の先端を該
中継端子の雌端子部に嵌挿し、該中継端子と接続
端子とによりスルー回路を形成すると共に、該中
継端子は必要に応じて前記プリント基板の機能回
路と接続したことを特徴とする。
以下、上記構成を図面を参照して具体的に説明
する。
第1図および第2図において、AはJ.B、20
はJ.BAの一側に設けられた受箱、21は電子ユ
ニツトパツクを示し、パツク21のケース22に
は抵抗、コンデンサ等の電子素子23a,23b
と共に、機能回路を構成するプリント基板24が
収容されている。
25はプリント基板24にハンダ付けされた中
継端子であつて、第2図に示す如く、基板25a
の両側の起立側壁25bの自由縁を基板25a側
に折曲して弾性挟持腕25cを形成し、該腕25
cの端縁と基板25a間にタブ状端子に対する雌
端子部25dを形成し、基板25aの一端を延設
して前方にのびる雄端子部25eを形成すると共
に、基板25aの他端に接続ピン25fを突設し
た構成を有する。
なお、中継端子25の基板25aには、その弾
性挟持腕25cの部分で、舌片(図示せず)を切
り起し形成し、タブ状端子に対する接触圧を強化
するようにしてもよい。
この中継端子25は、その接続ピン25fがプ
リント基板24に固定されて、該基板24の機能
回路の一部と導通している。
26はJ.BAとパツク21とを接続するタブ状
の接続端子であつて、受箱20とケース22との
嵌合面20a,22aに設けた端子通孔27およ
びプリント基板24の切欠又は端子通孔28を貫
通して、その先端は前記中継端子25の雌端子部
25dに嵌挿され、中継端子25の雄端子部25
eは前記ケース22と一体に形成されたハウジン
グ29の底壁に設けた端子通孔30を貫通して該
ハウジング29内に突出している。
ハウジング29は、ケース22の受箱20との
嵌合面22aの反対側に対向するように形成さ
れ、中継端子25の雄端子部25eと共に外部結
合コネクタ31を構成する。このコネクタ31は
従来例の外部結合コネクタ6と対応し、また、嵌
合面20a,22aは同じく従来例のパツク結合
コネクタ15とJ.B結合コネクタ5に対応する。
なお、中継端子25からパツク21内に信号回
路を取入れる必要がないときは、上記中継端子2
5と機能回路との接続を行なわない。また、ハウ
ジング29内に突出させる端子は、スルー回路と
しての中継端子25以外にプリント基板24から
出力回路として取出される端子を含んでもよい。
〔作用〕
本考案によれば、J.BAからパツク21の外部
結合コネクタ31に抜けるスルー回路が、接続端
子26と中継端子25とで構成され、パツク21
内のプリント基板24を経由しない。
したがつて、(1)スルー回路の許容電流を大小自
由に設定することができ、(2)従来のような単にパ
ツク内のプリント基板を経由するだけのスルー回
路(通常太いパターンで形成される。)を排除す
ることができ、(3)プリント基板のスペースにゆと
りが生じ、電子ユニツトの追加や該基板の小型化
が可能となり、(4)総じて、パツク内プリント基板
のスルー回路を含めた機能回路の自由度が増し、
設計が容易となる、などの作用がある。
また、中継端子の介在により、J.B結合コネク
タと外部結合コネクタの取付位置などを相互に移
動可能で、構造上の制約を受けにくく、スルー回
路の取廻しが容易になる。
〔考案の効果〕
以上説明した如く、本考案によればJ.Bに接続
される電子ユニツトパツクのプリント基板に直接
スルー回路を設けず、J.Bとパツクの接続端子の
組合わせによつてスルー回路を形成するので、そ
の許容電流の増大とパツク自体の小型化が容易な
機能組込型配線装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の配線装置の一例を示す要部断
面図、第2図は同上の中継端子25の斜視図であ
る。第3図イ,ロは従来の配線装置を示す分解斜
視図イと電子ユニツトパツク2の内部回路図ロ、
第4図イ,ロはそれぞれパツク2の内部構造の説
明図である。 A……ジヤンクシヨンブロツク(J.B)、20
……受箱、21……電子ユニツトパツク、24…
…プリント基板、25……中継端子、25d……
雌端子部、25e……雄端子部、26……接続端
子、27,30……端子通孔、28……切欠又は
端子通孔、31……外部結合コネクタ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 自動車の電気配線に使用するジヤンクシヨンブ
    ロツク(以下、「J.B」という。)と、ケース内に
    ワイヤハーネス間の信号の接続を行なう機能回路
    を形成したプリント基板を収容しかつケース外周
    にJ.B結合コネクタおよび外部結合コネクタを設
    けてなる電子ユニツトパツクとを該J.B結合コネ
    クタにより着脱自在に接続して成る配線装置にお
    いて、 前記外部結合コネクタを前記ケースのJ.B結合
    コネクタ取付側と反対面に設け、前記プリント基
    板には一端に雄端子部、他端に雌端子部を設けた
    中継端子の該雌端子部側を固定すると共に、該中
    継端子の雄端子部を前記外部結合コネクタ内に突
    出させ、前記J.Bから電子ユニツトパツクのJ.B
    結合コネクタに入るタブ状の接続端子の先端を該
    中継端子の雌端子部に嵌挿し、該中継端子と接続
    端子とによりスルー回路を形成すると共に、該中
    継端子は必要に応じて前記プリント基板の機能回
    路と接続したことを特徴とする自動車の機能組込
    型配線装置。
JP1985138654U 1985-09-12 1985-09-12 Expired JPH0331630Y2 (ja)

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JP1985138654U JPH0331630Y2 (ja) 1985-09-12 1985-09-12

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JP1985138654U JPH0331630Y2 (ja) 1985-09-12 1985-09-12

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JPS6247451U JPS6247451U (ja) 1987-03-24
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59148514A (ja) * 1983-02-14 1984-08-25 住友電気工業株式会社 ワイヤリングハ−ネスの相互接続装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59148514A (ja) * 1983-02-14 1984-08-25 住友電気工業株式会社 ワイヤリングハ−ネスの相互接続装置

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JPS6247451U (ja) 1987-03-24

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