JP2556789Y2 - 電気コネクター用ハウジング - Google Patents

電気コネクター用ハウジング

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JP2556789Y2 JP1991045337U JP4533791U JP2556789Y2 JP 2556789 Y2 JP2556789 Y2 JP 2556789Y2 JP 1991045337 U JP1991045337 U JP 1991045337U JP 4533791 U JP4533791 U JP 4533791U JP 2556789 Y2 JP2556789 Y2 JP 2556789Y2
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繁一 河田
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ヤマデン有限会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電気ケーブルの中継配
線のために、多極コネクター等の電気コネクターを両側
に取付けたプリント配線板が収納され、壁等に固定され
る電気コネクター用ハウジングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、所謂パソコンのような電子機器
においては、一つのパソコンから一つのプリンター及び
他のパソコン、あるいは二つの別のパソコンに対して電
気信号を送る必要があることがあり、その場合には電気
ケーブルを各電子機器間に配線しなければならない。こ
の場合の配線は、複雑な電気信号を送るために、多極コ
ネクター等の電気コネクターを使用して行われている。
【0003】以上のような配線は、各電子機器間におい
て直接的に行われることもあるが、電子機器の多機能化
及び多様化に伴って直接的な配線が困難となりつつあ
り、当然に「中継配線」を行わなければならなくなって
きている。特に、別の部屋にある電子機器間の配線を行
うためには、主としてその壁において「中継配線」を行
わなければならないのである。
【0004】また、例えば図6に示すように、一つの電
子機器30を出力源とする出力信号を、壁を隔てて配置
された二つの電子機器30に入力させる場合に、中継点
に位置する部分に各電子機器30側のコネクター端子3
1が接続されるべき三つの電気コネクター21を配置し
て、これら電気コネクター21間においてそれぞれ電気
的接続を行わなければならないが、それをするのがプリ
ント配線板20である。このプリント配線板20は、そ
のプリント配線等をソルダーレジスト等によって被覆し
て保護してあるが、各電気コネクター21の端子(ピ
ン)をプリント配線板20側にハンダ等によって接続す
るものであるため、異物に対する接触等からの保護をよ
り確実なものとしておく必要があるものである。つま
り、このプリント配線板20においては、これに各電気
コネクター21が実装された場合、接続のためのピンや
ハンダが両側に突出することになり、これらを何等かの
方法で保護しなければならないものである。
【0005】以上のようなプリント配線板20を収納し
て、複数の中継配線を行うために従来より使用されてい
るものが、図8に示すようなハウジングである。この図
8に示したハウジングは、プリント配線板20を中で浮
かせた状態で支持させる突起を有した本体と、この本体
の開口部を覆う蓋体とを備えたものであり、図示はして
いないが、これらの本体と蓋体には各電気コネクター2
1を露出させるための開口が形成されるものである。こ
の図8に示したハウジングは、プリント配線板20の保
護については十分ではあるが、何等かの理由でこの中継
点に他の電子部品を実装する必要が生じてプリント配線
板20自体が厚いものとなった場合には、十分対応でき
ない、つまりプリント配線板20自体を収納することが
できなくなるものである。このため、本考案者は、プリ
ント配線板20のための十分な収納空間が確保できるよ
うにするために、図9に示したような、深絞り加工した
蓋体を有するハウジングを考えた。しかしながら、中継
配線を行うために使用されるプリント配線板20は、中
継されるべき各電子機器30の種類によって実に様々な
態様のものがあるのが実状であり、この図9に示したハ
ウジングも図8に示したそれも、全ての態様のプリント
配線板20を収納するものとしては不十分なもの、つま
り汎用性のないものであったのである。しかも、特に図
9に示したような深絞り加工をしなければならないとす
ると、その製造コストは一種類でも相当かかるのに、プ
リント配線板20の大きさに合わせた多種類の深絞りさ
れたハウジングを形成しようとすると、全体の製造コス
トは非常に大きなものとならざるを得ないのである。
【0006】そこで、本考案者は、複数の電子機器30
のための中継配線のために必要な電気コネクター用ハウ
ジングを、十分な機能を有してしかも低コストで製造で
きるようにするにはどうしたらよいかについて種々検討
を重ねてきた結果、本考案を完成したのである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、以上のよう
な経緯に基づいてなされたもので、その解決しようとす
る課題は、中継配線をするために使用されるハウジング
の汎用化及び製造コストの低下である。
【0008】そして、本考案の目的とするところは、各
電子機器30間の中継配線を確実に行うことができるだ
けでなく、プリント配線板20の外周縁を挟み込んだと
き、プリント配線板20の表面形状に応じて隙間なく一
体化できて、汎用性が高くしかも製造コストのかからな
い電気コネクター用ハウジングを簡単な構造によって提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本考案の採った手段は、実施例において使用する
符号を付して説明すると、「電子機器30等のコネクタ
ー端子31が接続される複数の電気コネクター21を互
いに電気的に接続するプリント配線板20を収納して、
各電気コネクター21をプリント配線板20の両面に突
出させた状態で包み込み、電気ケーブルの中継配線のた
めに使用されるハウジング10であって、このハウジン
グ10を、プリント配線板20の外周にその両側から当
接して中央に開口11aを有する板状の弾性板11と、
これらの弾性板11の外側に固着されて各弾性板11と
ともにプリント配線板20のための一つの収納空間を形
成する一対の板状の蓋体12とにより構成して、プリン
ト配線板20に取付けた電気コネクター21を露出させ
るための開口12aを各蓋体12に形成し、 これら各蓋
体12と弾性板11とをプリント配線板20の両側にそ
れぞれ1枚づつ層状に一体化したことを特徴とする電気
コネクター用ハウジング10」
【0010】
【考案の作用】以上のように構成した本考案に係る電気
コネクター用ハウジング10においては、その各構成部
材である弾性板11及び蓋体12が板状のものであるた
め、例えば図8に示したようなハウジングを形成する場
合のような特別な型を全く必要としないものであり、そ
の全体の製造コストが安価なものとなっている。また、
各弾性板11及び蓋体12が板状のものであるため、当
該電気コネクター用ハウジング10によって収納される
べきプリント配線板20の態様(大きさ)が種々変化し
たとしても、各弾性板11及び蓋体12全体の大きさや
厚みを変えるのみで対応し得るものであり、汎用性も非
常に高くなっているのである。
【0011】勿論、この電気コネクター用ハウジング1
0は、図7に示すように、電気コネクター21を取付け
たあるいは電気コネクター21が取付けられるプリント
配線板20を真中にして、その両側に順次弾性板11及
び蓋体12を配置して全体をネジ14によって一体化し
て使用されるものであるが、各弾性板11には、図7及
び図4に示すように、プリント配線板20に取付けた電
気コネクター21の突出したピンを収納するための開口
11aが形成してあるため、プリント配線板20の収納
固定は確実になされるのである。また、図7に示した電
気コネクター用ハウジング10においては、各蓋体12
にプリント配線板20に実装された電気コネクター21
を露出させるための開口12aが形成してない状態が示
してあるが、これらの開口12aは電気コネクター用ハ
ウジング10として一体化する前に、プリント配線板2
0及びこれに実装される各電気コネクター21の状況に
合わせて、図中の仮想線にて示したように、予め形成さ
れるものである。
【0012】以上のようにして、本考案に係る電気コネ
クター用ハウジング10は、図1〜図5に示すように、
真中に電気コネクター21のためのプリント配線板20
を挟み込んだ状態で一体化されるのである。このように
した電気コネクター用ハウジング10は、そのままの状
態で中継配線のために、使用されることもあるが、通常
は、図6に示したように、壁等の所定位置に固定して使
用されるものである。そのために、以下の実施例に係る
電気コネクター用ハウジング10においては、プリント
配線板20、各弾性板11及び蓋体12を貫通する取付
穴15が形成してある。
【0013】
【実施例】次に、本考案に係る電気コネクター用ハウジ
ング10(以下単にハウジング10という)を、図面に
示した実施例に従って詳細に説明する。
【0014】図1〜図5には、本考案に係るハウジング
10が示してあり、これらの図に示したハウジング10
は既に中継配線のためのプリント配線板20を有したも
のとしてある。すなわち、これらの図に示したハウジン
グ10は、図6に示したような複数の電子機器30のた
めのコネクター端子31が接続される電気コネクター2
1を実装したプリント配線板20を中央に挟み込んだも
のとして一体化してあり、このハウジング10を構成し
ている各蓋体12の開口12aから電気コネクター21
の一部を露出させてある。
【0015】このハウジング10は、例えば図7にも示
すように、プリント配線板20の外周にその両側から当
接して中央に開口11aを有する板状の弾性板11と、
これらの弾性板11の外側に固着されて各弾性板11と
ともにプリント配線板20のための一つの収納空間を形
成する一対の板状の蓋体12とにより構成して、プリン
ト配線板20に取付けた電気コネクター21を露出させ
るための開口12aを各蓋体12に形成したもので、各
弾性板11及び蓋体12に形成したネジ穴13を利用す
ることにより、ネジ14によって一体化されるものであ
る。
【0016】本実施例における各弾性板11は、合成ゴ
ム等によって形成したものであり、汎用性を高め多品種
少量生産のための加工が容易で、しかも当然一定の弾性
を有したものとしてある。各弾性板11が弾性を有する
材料によって形成した理由は、これらの間にプリント配
線板20の外周縁を挟み込んだとき、プリント配線板2
0の表面形状に応じて隙間なく一体化できるようにする
ためであり、また本実施例におけるような合成ゴムによ
って形成することにより絶縁性をも確保するようにする
ためである。また、各弾性板11の略中央部は、プリン
ト配線板20の周縁部に当接させる部分のみを残して打
ち抜いてあり、これにより開口11aが形成してある。
この開口11aは、プリント配線板20上に実装された
各電気コネクター21のピンやこれを接続するためのハ
ンダによる山等から逃げるためのものであり、次に示す
各蓋体12とによってプリント配線板20及びこれに実
装されるべき各電気コネクター21の収納空間を形成す
るものである。勿論、この開口11aの大きさ及び弾性
板11自体の外形は、中継配線に使用するプリント配線
板20及び電気コネクター21の形状に応じて決定され
るものである。
【0017】各蓋体12は、所定の剛性と平板性を有す
るものであれば、どのような材料によって形成してもよ
いが、本実施例においては金属板によって形成してあ
る。これら各蓋体12を金属板によって形成する方が、
例えば樹脂板によって形成する場合に比較すれば、各ネ
ジ14による一体化及び組立後の取扱いがし易くなるも
のである。また、これら各蓋体12に対しては、図7の
仮想線にて示したように、使用される電気コネクター2
1の数・大きさ及び配置状態に合わせた開口12aが例
えば打ち抜き加工等によって形成されるものである。
【0018】勿論、以上の各弾性板11及び蓋体12
は、図7に示したように、各ネジ14によって一体化さ
れるものであるから、これら各弾性板11及び蓋体12
の所定位置に一体化のために必要なネジ穴13が形成し
てある。また、本実施例に係るハウジング10において
は、図6にも示したように、壁の所定位置に固定して使
用されることもあるものであるから、ネジ穴13とは別
の部分に取付穴15が形成してある。
【0019】
【考案の効果】以上説明した通り、本考案においては、
上記実施例にて例示した如く、「電子機器30等のコネ
クター端子31が接続される複数の電気コネクター21
を互いに電気的に接続するプリント配線板20を収納し
て、各電気コネクター21をプリント配線板20の両面
に突出させた状態で包み込み、電気ケーブルの中継配線
のために使用されるハウジング10であって、このハウ
ジング10を、プリント配線板20の外周にその両側か
ら当接して中央に開口11aを有する板状の弾性板11
と、これらの弾性板11の外側に固着されて各弾性板1
1とともにプリント配線板20のための一つの収納空間
を形成する一対の板状の蓋体12とにより構成して、プ
リント配線板20に取付けた電気コネクター21を露出
させるための開口12aを各蓋体12に形成し、 これら
各蓋体12と弾性板11とをプリント配線板20の両側
にそれぞれ1枚づつ層状に一体化した」ことにその特徴
があり、これにより、各電子機器30間の中継配線を確
実に行うことができて、汎用性が高くて多品種少量生産
にも十分対応することができるだけでなく、プリント配
線板20の外周縁を挟み込んだとき、プリント配線板2
0の表面形状に応じて隙間なく一体化できて、しかも製
造コストのかからない電気コネクター用ハウジングを簡
単な構造によって提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るハウジングにプリント配線板を組
付けて一体化した状態を示す斜視図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】同横断平面図である。
【図5】同背面図である。
【図6】同電気コネクター用ハウジングに一体化したプ
リント配線板上の各電気コネクターに複数の電子機器の
各コネクター端子を接続しようとしている状態を示す斜
視図である。
【図7】本考案に係る電気コネクター用ハウジングにプ
リント配線板を一体化しようとしている状態を示す分解
斜視図である。
【図8】従来のハウジングを示す分解斜視図である。
【図9】従来の他のハウジングを示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 電気コネクター用ハウジング 11 弾性板 11a 開口 12 蓋体 12a 開口 13 ネジ穴 14 ネジ 15 取付穴 20 プリント配線板 21 電気コネクター 30 電子機器30 31 コネクター端子

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器等のコネクター端子が接続され
    る複数の電気コネクターを互いに電気的に接続するプリ
    ント配線板を収納して、前記各電気コネクターを前記プ
    リント配線板の両面に突出させた状態で包み込み、電気
    ケーブルの中継配線のために使用されるハウジングであ
    って、 このハウジングを、前記プリント配線板の外周にその両
    側から当接して中央に開口を有する板状の弾性板と、こ
    れらの弾性板の外側に固着されて前記各弾性板とともに
    プリント配線板のための一つの収納空間を形成する一対
    の板状の蓋体とにより構成して、前記プリント配線板に
    取付けた電気コネクターを露出させるための開口を前記
    各蓋体に形成し、 これら各蓋体と前記弾性板と前記をプリント配線板の両
    側にそれぞれ1枚づつ層状に一体化した ことを特徴とす
    る電気コネクター用ハウジング。
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JPS63249697A (ja) * 1987-04-07 1988-10-17 東芝電池株式会社 薄形電子機器

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JPH0523469U (ja) 1993-03-26

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