JPH11297435A - コネクタ装置、コネクタ装置を有する回路モジュールおよび回路モジュールを搭載した電子機器 - Google Patents

コネクタ装置、コネクタ装置を有する回路モジュールおよび回路モジュールを搭載した電子機器

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JPH11297435A
JPH11297435A JP10102843A JP10284398A JPH11297435A JP H11297435 A JPH11297435 A JP H11297435A JP 10102843 A JP10102843 A JP 10102843A JP 10284398 A JP10284398 A JP 10284398A JP H11297435 A JPH11297435 A JP H11297435A
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contacts
soldered
connector body
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JP10102843A
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Tetsuro Ishida
哲朗 石田
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、第1および第2のコネクタボディの
フローティング量を十分に確保でき、接触子の増大に対
応できるコネクタ装置を得ることにある。 【解決手段】スタッキングコネクタ22は、第1の回路基
板20に半田付けされた接触子26を支持するコネクタボデ
ィ25を有する第1のコネクタ23と;第2の回路基板21に
半田付けされた接触子74を支持するコネクタボディ73を
有する第2のコネクタ24と;を含んでいる。第1又は第
2のコネクタのコネクタボディの少なくともいずれか一
方は、固定部27と可動部28とに分割され、固定部と可動
部とは隙間45を介して向かい合っている。接触子は、固
定部に保持された第1の部分53と、可動部に保持された
第2の部分54と、隙間を貫通して配置された第3の部分
55とを有し、第1の部分が第1又は第2の回路基板の少
なくともいずれか一方に半田付けされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板に半田付
けされた多数の接触子を有するコネクタ装置、およびこ
のコネクタ装置を介して電気的に導通された第1および
第2の回路基板を有する回路モジュールならびに筐体の
内部に回路モジュールを収容した電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】ポータブルコンピュータや移動体通信機
器のような電子機器において、その筐体の内部に第1お
よび第2の回路基板を収容したものが知られている。こ
れら第1および第2の回路基板は、スタッキングコネク
タを介して電気的に導通されている。スタッキングコネ
クタは、第1の回路基板に実装された第1のコネクタ
と、第2の回路基板に実装された第2のコネクタとを有
している。
【0003】第1および第2のコネクタは、互いに取り
外し可能に嵌合されるコネクタボディと、このコネクタ
ボディに支持された多数のピン状の接触子とを有してい
る。これら接触子は、互いに間隔を存して配列されてお
り、これら接触子の先端が第1および第2の回路基板上
のパッドに半田付けされている。
【0004】ところで、最近の電子機器は、多様なマル
チメディア情報を処理するために、高速化や多機能化が
推し進められており、それに伴い、第1および第2の回
路基板を接続するスタッキングコネクタの接触子が増大
する傾向にある。
【0005】従来のスタッキングコネクタの接触子は、
そのコネクタボディに間隔を存して配列されているた
め、接触子の数が増大する、すなわち多極化する程にコ
ネクタボディの全長が長くなる。このため、多極のスタ
ッキングコネクタは、接触子の先端を第1および第2の
回路基板に半田付けする際に、コネクタボディが反り返
るように変形することがあり得る。この結果、接触子の
数は、最大でも140本が限界とされており、近年のス
タッキングコネクタを多極化したいという要請に対応す
ることができなくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この問題に対処するた
め、第1および第2の回路基板を二連のスタッキングコ
ネクタを介して接続し、一つのコネクタの極数を抑えて
コネクタボディの反りを防止しつつ、多極化に対応し得
るようにしたものが知られている。
【0007】この種のスタッキングコネクタは、第1お
よび第2の回路基板に所定の間隔を存して互いに平行に
実装されている。そして、このスタッキングコネクタ
は、回路基板に対する位置精度を確保するため、回路基
板への実装時に位置決め用の治具を介して互いに一体的
に結合されており、この治具は回路基板へのコネクタの
実装が完了した時点で除去されるようになっている。
【0008】ところが、二連のスタッキングコネクタ
は、回路基板への実装時に治具を介して互いに結合され
ているため、これらコネクタの配置間隔が制約を受ける
といった問題がある。また、治具にしても高精度に成形
する必要があることから、この治具自体の大きさ・形状
についても大きな制約が生じてくる。そのため、治具の
構造上、コネクタは互いに平行にしか配置できないとと
もに、連装するコネクタの数にしても二つが限界で三連
化は不可能となる。そのため、二連のスタッキングコネ
クタの場合、接触子の限界は300本未満となり、さら
なるコネクタの多極化には対応しきれなくなるといった
問題がある。
【0009】また、従来、第1および第2のコネクタの
嵌合時の位置合わせをそれ自身の変位により自動的に行
えるようにした、いわゆるフローティングコネクタが知
られている。この種のフローティングコネクタは、コネ
クタボディからの接触子の導出長さが大きく設定されて
いる。すなわち、接触子は、その先端の半田付け部から
コネクタボディとの間に弾性変形部を有しており、これ
ら弾性変形部が撓むことよりコネクタボディが変位する
ようになっている。
【0010】このフローティングコネクタによれば、上
記二連のスタッキングコネクタのような位置決め用の治
具を利用しなくとも、第1および第2のコネクタの嵌合
精度を確保することができ、回路基板上にスタッキング
コネクタを実装する上での自由度が増大することにな
る。
【0011】ところが、従来のフローティングコネクタ
は、接触子の弾性変形部が半田付け部に連続してコネク
タボディの外方に露出されているので、弾性変形部が撓
んだ時のストレスがそのまま接触子の半田付け部に加わ
る。このため、特に接触子の撓み量が大きい場合に、半
田付け部にクラックが生じることがあり、電気的接続が
損なわれる恐れがあり得る。
【0012】しかも、コネクタボディの外方への接触子
の導出長さが増大するので、これら接触子に埃が付着し
易くなるとともに、接触子に導電性の異物が付着した場
合には短絡の危険性があり、電気的接続の信頼性が低下
するといった不具合がある。
【0013】また、従来のフローティングコネクタは、
弾性変形部が撓んだ時のストレスが接触子の半田付け部
に加わるので、コネクタボディのフローティング量を増
やし難い構成であるということができる。したがって、
回路基板上でのコネクタのレイアウトを自由に設定し得
る程にフローティング量を増やすことができず、コネク
タのレイアウトは依然として平行に限られてしまうとい
った問題がある。
【0014】本発明の第1の目的は、接触子にストレス
が加わるのを防止して、第1および第2のコネクタボデ
ィのフローティング量を十分に確保することができ、し
かも、接触子の増大にも無理なく対応できるコネクタ装
置、コネクタ装置を有する回路モジュールおよび回路モ
ジュールを搭載した電子機器を得ることにある。
【0015】本発明の第2の目的は、複数のコネクタ装
置のレイアウトを自由に行えるとともに、コネクタ装置
の数に対する制約も解消され、接触子の増大にも無理な
く対応できる回路モジュールを得ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、請求項1に記載された発明は、コネクタボディ
と、このコネクタボディに間隔を存して支持された多数
のピン状の接触子とを有し、これら接触子が第1の回路
基板に半田付けされた第1のコネクタと;コネクタボデ
ィと、このコネクタボディに間隔を存して支持された多
数のピン状の接触子とを有し、これら接触子が第2の回
路基板に半田付けされた第2のコネクタと;を含み、こ
れら第1および第2のコネクタのコネクタボディが互い
に取り外し可能に嵌合されたコネクタ装置を前提として
いる。そして、上記第1又は第2のコネクタのコネクタ
ボディの少なくともいずれか一方は、固定部と可動部と
に分割され、これら固定部と可動部とは隙間を介して向
かい合うとともに、このコネクタボディに対応する接触
子は、上記固定部に保持された第1の部分と、上記可動
部に保持された第2の部分と、上記隙間を貫通して配置
された第3の部分とを有し、この接触子の第1の部分が
上記第1又は第2の回路基板の少なくともいずれか一方
に半田付けされていることを特徴としている。
【0017】また、請求項11に記載された発明は、第
1の回路基板と;この第1の回路基板と向かい合う第2
の回路基板と;これら第1および第2の回路基板を電気
的に導通させるコネクタ装置と;を含み、上記コネクタ
装置は、第1の回路基板に半田付けされた多数のピン状
の接触子を支持するコネクタボディを有する第1のコネ
クタと、第2の回路基板に半田付けされた多数のピン状
の接触子を支持するコネクタボディを有する第2のコネ
クタとを備え、これら第1および第2のコネクタのコネ
クタボディが互いに取り外し可能に嵌合された回路モジ
ュールを前提としている。そして、上記第1又は第2の
コネクタのコネクタボディの少なくともいずれか一方
は、固定部と可動部とに分割され、これら固定部と可動
部とは隙間を介して向かい合うとともに、このコネクタ
ボディに対応する接触子は、上記固定部に保持された第
1の部分と、上記可動部に保持された第2の部分と、上
記隙間を貫通して配置された第3の部分と、を有し、こ
の接触子の第1の部分が上記第1又は第2の回路基板の
少なくともいずれか一方に半田付けされていることを特
徴としている。
【0018】また、請求項16に記載された発明は、筐
体と;この筐体の内部に収容された回路モジュールと;
を含み、上記回路モジュールは、第1の回路基板と、こ
の第1の回路基板と向かい合う第2の回路基板と、これ
ら第1および第2の回路基板を電気的に導通させるコネ
クタ装置と、を備え、上記コネクタ装置は、第1の回路
基板に半田付けされた多数のピン状の接触子を支持する
コネクタボディを有する第1のコネクタと、第2の回路
基板に半田付けされた多数のピン状の接触子を支持する
コネクタボディを有する第2のコネクタとを備え、これ
ら第1および第2のコネクタのコネクタボディが互いに
取り外し可能に嵌合された電子機器を前提としている。
そして、上記第1又は第2のコネクタのコネクタボディ
の少なくともいずれか一方は、固定部と可動部とに分割
され、これら固定部と可動部とは隙間を介して向かい合
うとともに、このコネクタボディに対応する接触子は、
上記固定部に保持された第1の部分と、上記可動部に保
持された第2の部分と、上記隙間を貫通して配置された
第3の部分と、を有し、この接触子の第1の部分が上記
第1又は第2の回路基板の少なくともいずれか一方に半
田付けされていることを特徴としている。
【0019】このような構成によれば、コネクタボディ
の固定部と可動部との間に隙間が存在するとともに、こ
の隙間を貫通する接触子を介して上記可動部が固定部に
支持されているので、第1および第2のコネクタのコネ
クタボディの嵌合時には、接触子の第3の部分がそれ自
身の弾性により変形し、これにより、少なくともいずれ
か一方のコネクタボディの可動部が他方のコネクタボデ
ィの位置に合わせて自動的に変位する。そのため、第1
および第2のコネクタの嵌合時の位置合わせが自動的に
行われることになり、これら第1および第2のコネクタ
の位置精度を確保する格別な治具が不要となる。
【0020】この場合、第1又は第2の回路基板の少な
くともいずれか一方に半田付けされる接触子の第1の部
分は、固定部に保持され、この固定部を介して隣り合う
接触子同士が互いに結合されているので、これら接触子
の第1の部分の強度が向上する。そのため、第3の部分
が変形した際に接触子に生じるストレスが直に接触子の
第1の部分に加わることはないとともに、可動部の動き
が接触子の第1の部分に伝わり難くなる。このため、接
触子の半田付け部の損傷を防止しつつ、可動部のフロー
ティング量を増やすことができ、第1および第2の回路
基板に第1および第2のコネクタをレイアウトする上で
の自由度が増大する。
【0021】しかも、可動部のフローティング量の増大
に伴って、第1および第2のコネクタの嵌合時における
コネクタボディの位置合わせの許容範囲が広がるので、
第1および第2の回路基板間の接続を三個以上のコネク
タ装置を介して行うことができる。このため、単一のコ
ネクタ装置の接触子数が抑えられていても、コネクタ装
置の増加により第1および第2の回路基板間の接続に必
要な数の接触子を無理なく確保することができる。
【0022】また、接触子の第3の部分は、固定部と可
動部との間に配置されているので、従来のフローティン
グコネクタのように接触子の変形部分が外方に大きく露
出されることはない。このため、接触子の汚損や短絡事
故の発生を未然に防止することができ、電気的接続の信
頼性が増大する。
【0023】上記第1の目的を達成するため、請求項8
に記載された発明は、コネクタボディと、このコネクタ
ボディに間隔を存して支持された多数のピン状の接触子
とを有し、これら接触子が第1の回路基板に半田付けさ
れた第1のコネクタと;コネクタボディと、このコネク
タボディに間隔を存して支持された多数のピン状の接触
子とを有し、これら接触子が第2の回路基板に半田付け
された第2のコネクタと;を含み、これら第1および第
2のコネクタのコネクタボディが互いに取り外し可能に
嵌合されたコネクタ装置を前提としている。そして、上
記第1又は第2のコネクタのコネクタボディの少なくと
もいずれか一方は、固定部と可動部とに分割され、これ
ら固定部と可動部とは隙間を介して向かい合うととも
に、このコネクタボディに対応する接触子は、上記固定
部に保持された第1の部分と、上記可動部に保持された
第2の部分と、上記隙間を貫通して配置された第3の部
分と、を有し、この接触子の第1の部分が上記第1又は
第2の回路基板の少なくともいずれか一方に半田付けさ
れており、また、上記コネクタボディの固定部は、接触
子の配列方向に沿って互いに離間された第1の端部と第
2の端部とを有し、これら第1および第2の端部に夫々
補強金具が取り付けられているとともに、これら補強金
具は上記第1又は第2の回路基板の少なくともいずれか
一方に固定されていることを特徴としている。
【0024】このような構成によれば、コネクタボディ
の固定部そのものが補強金具を介して第1又は第2の回
路基板の少なくともいずれか一方に固定されているの
で、接触子の第1の部分を第1又は第2の回路基板の少
なくともいずれか一方に強固に保持することができる。
このため、コネクタボディの嵌合に伴って接触子の第3
の部分が変形した場合でも、この第3の部分の変形が第
1の部分にまで及ぶのを確実に防止できる。そのため、
接触子と回路基板との半田付け部にクラックが生じた
り、半田が剥離することはなく、可動部のフローティン
グ量を十分に確保しつつ、半田付けの信頼性を高めるこ
とができる。
【0025】上記第2の目的を達成するため、請求項1
3に記載された発明は、第1の回路基板と;この第1の
回路基板と向かい合う第2の回路基板と;これら第1お
よび第2の回路基板を電気的に導通させる複数のコネク
タ装置と;を含む回路モジュールを前提としている。そ
して、上記コネクタ装置は、第1の回路基板に半田付け
された多数のピン状の接触子を支持するコネクタボディ
を有する第1のコネクタと、第2の回路基板に半田付け
された多数のピン状の接触子を支持するコネクタボディ
を有する第2のコネクタとを備え、これら第1および第
2のコネクタのコネクタボディが互いに取り外し可能に
嵌合されているとともに、上記第1又は第2のコネクタ
のコネクタボディの少なくともいずれか一方は、固定部
と可動部とに分割され、これら固定部と可動部とは隙間
を介して向かい合うとともに、このコネクタボディに対
応する接触子は、上記固定部に保持された第1の部分
と、上記可動部に保持された第2の部分と、上記隙間を
貫通して配置された第3の部分と、を有し、この接触子
の第1の部分が上記第1又は第2の回路基板の少なくと
もいずれか一方に半田付けされており、また、上記コネ
クタ装置は、第1の回路基板と第2の回路基板との間に
おいて、上記接触子の配列方向に沿う軸線の平行度を維
持した状態で、これら接触子の配列方向に互いにずれて
配置されていることを特徴としている。
【0026】また、請求項14に記載された発明は、第
1の回路基板と;この第1の回路基板と向かい合う第2
の回路基板と;これら第1および第2の回路基板を電気
的に導通させる複数のコネクタ装置と;を含む回路モジ
ュールを前提としている。そして、上記コネクタ装置
は、第1の回路基板に半田付けされた多数のピン状の接
触子を支持するコネクタボディを有する第1のコネクタ
と、第2の回路基板に半田付けされた多数のピン状の接
触子を支持するコネクタボディを有する第2のコネクタ
とを備え、これら第1および第2のコネクタのコネクタ
ボディが互いに取り外し可能に嵌合されているととも
に、上記第1又は第2のコネクタのコネクタボディの少
なくともいずれか一方は、固定部と可動部とに分割さ
れ、これら固定部と可動部とは隙間を介して向かい合う
とともに、このコネクタボディに対応する接触子は、上
記固定部に保持された第1の部分と、上記可動部に保持
された第2の部分と、上記隙間を貫通して配置された第
3の部分と、を有し、この接触子の第1の部分が上記第
1又は第2の回路基板の少なくともいずれか一方に半田
付けされており、また、上記コネクタ装置は、第1の回
路基板と第2の回路基板との間において、上記接触子の
配列方向に沿う軸線を互いに交差させた姿勢で配置され
ていることを特徴としている。
【0027】このような構成によれば、コネクタボディ
の固定部と可動部との間に隙間が存在するとともに、こ
の隙間を貫通する接触子を介して上記可動部が固定部に
支持されているので、コネクタボディの嵌合時には、接
触子の第3の部分がそれ自身の弾性により変形し、これ
により、少なくともいずれか一方のコネクタボディの可
動部が他方のコネクタボディの位置に合わせて自動的に
変位する。
【0028】この場合、第1又は第2の回路基板の少な
くともいずれか一方に半田付けされる接触子の第1の部
分は、固定部に保持され、この固定部を介して隣り合う
接触子同士が互いに結合されているので、これら接触子
の第1の部分の強度が向上する。そのため、第3の部分
が変形した際に接触子に生じるストレスが直に接触子の
第1の部分に加わることはないとともに、可動部の動き
が接触子の第1の部分に伝わり難くなる。
【0029】したがって、接触子の半田付け部の損傷を
防止しつつ、可動部のフローティング量を増やすことが
でき、第1および第2のコネクタの嵌合時におけるコネ
クタボディの位置合わせの許容範囲が増大する。この結
果、第1および第2の回路基板上に第1および第2のコ
ネクタを配置する上での自由度が増大し、コネクタ装置
をピンの配列方向にずらして配置したり、あるいはL形
又はT形のように互いに交差するような姿勢で自由に配
置することができる。
【0030】それとともに、可動部のフローティング量
の増大に伴い、第1および第2の回路基板の接続を三つ
以上のコネクタ装置を介して行うことができる。そのた
め、単一のコネクタ装置の接触子数が抑えられていて
も、コネクタ装置の増加により回路基板間の接続に必要
な数の接触子を確保することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1の実施の形態
を、ポータブルコンピュータに適用した図1ないし図9
にもとづいて説明する。図1は、電子機器としてのポー
タブルコンピュータ1を開示している。このポータブル
コンピュータ1は、コンピュータ本体2と、このコンピ
ュータ本体2に支持されたディスプレイユニット3とを
備えている。
【0032】コンピュータ本体2は、合成樹脂製の筐体
4を有している。筐体4は、底壁4a、上壁4b、前壁
4c、左右の側壁4dおよび後壁4eを有する偏平な箱
状をなしている。この筐体4の上壁4bは、パームレス
ト6とキーボード取り付け部7とを有している。パーム
レスト6は、上壁4bの前半部において筐体4の幅方向
に沿って延びている。キーボード取り付け部7は、パー
ムレスト6の後方に位置されており、このキーボード取
り付け部7にキーボード8が設置されている。
【0033】上壁4bの後端部には、上向きに突出する
凸部9が形成されている。凸部9は、キーボード8の後
方において筐体4の幅方向に沿って延びている。凸部9
は、一対のディスプレイ支持部10a,10bを有して
いる。ディスプレイ支持部10a,10bは、筐体4の
上壁4bに連なるような凹所にて構成され、筐体4の幅
方向に互いに離間して配置されている。
【0034】ディスプレイユニット3は、偏平な箱状の
ディスプレイハウジング12と、このディスプレイハウ
ジング12に収容された液晶表示装置13とを備えてい
る。ディスプレイハウジング12は、表示用開口部14
が開口された前面を有し、この表示用開口部14を通じ
て液晶表示装置13の表示画面13aがディスプレイハ
ウジング12の外方に露出されている。
【0035】ディスプレイハウジング12は、一対の脚
部15a,15bを有している。脚部15a,15b
は、ディスプレイハウジング12の一端から筐体4のデ
ィスプレイ支持部10a,10bに導かれている。脚部
15a,15bは、夫々図示しないヒンジ装置を介して
筐体4に回動可能に連結されている。
【0036】このため、ディスプレイユニット3は、パ
ームレスト6やキーボード8を覆うように倒される閉じ
位置と、パームレスト6、キーボード8および表示画面
13aを露出させるように起立される開き位置とに亘っ
て選択的に回動し得るようになっている。
【0037】図2に示すように、筐体4の内部には、回
路モジュール19が収容されている。回路モジュール1
9は、第1および第2の回路基板20,21と、これら
回路基板20,21を電気的に導通させる三個のスタッ
キングコネクタ22とで構成されている。
【0038】第1および第2の回路基板20,21は、
筐体4の厚み方向に離間して互いに平行に配置されてい
る。第2の回路基板21は、筐体4の底壁4aにねじ止
めされており、この第2の回路基板21の上方に第1の
回路基板20が配置されている。そして、これら第1お
よび第2の回路基板20,21は、互いに向かい合うコ
ネクタ実装面20a,21aを有している。
【0039】スタッキングコネクタ22は、図2や図3
に示すように、互いに間隔を存して平行に配置され、第
1および第2の回路基板20,21の間において三列に
並べられている。これらスタッキングコネクタ22は、
共通の構成を有するため、一つのスタッキングコネクタ
22を代表して説明する。
【0040】図7に示すように、スタッキングコネクタ
22は、プラグとしての第1のコネクタ23と、リセプ
タクルとしての第2のコネクタ24とを備えている。第
1のコネクタ23は、第1の回路基板20の実装面20
aに支持されている。この第1のコネクタ23は、合成
樹脂製のコネクタボディ25と、このコネクタボディ2
5に支持された多数のピン状の接触子26とを有してい
る。
【0041】コネクタボディ25は、所定の高さ寸法
H、幅寸法Wおよび長さ寸法Lを有する細長いボックス
構造をなしている。このコネクタボディ25は、固定部
27と可動部28とに分割されている。固定部27は、
第1の回路基板20の実装面20aに沿って延びる第1
の端面29と、この第1の端面29とは反対側に位置さ
れた第2の端面30とを有している。固定部27には、
コネクタボディ25の長手方向に延びるスリット31が
形成されている。スリット31は、固定部27の第1お
よび第2の端面29,30に夫々開口されている。
【0042】スリット31は、その長手方向に沿って延
びる一対の内側面32a,32bを有している。これら
内側面32a,32bは、コネクタボディ25の幅方向
に互いに向かい合うとともに、第1および第2の端面2
9,30の両側部に連なっている。第1の端面29の両
側部には、夫々多数のガイド溝33が形成されている。
これらガイド溝33は、コネクタボディ25の長手方向
に微細なピッチを存して一列に並べて配置されている。
【0043】可動部28は、固定部27の第2の端面3
0と向かい合う第1の端面37と、この第1の端面37
とは反対側に位置された第2の端面38とを有してい
る。また、この可動部28は、第1の端面37に開口さ
れた連通凹部39と、第2の端面38に開口された嵌合
凹部40とを有している。連通凹部39および嵌合凹部
40は、夫々コネクタボディ25の長手方向に延びてお
り、これら凹部39,40は、仕切り壁41によって区
画されている。
【0044】連通凹部39は、固定部27のスリット3
1に連なっている。嵌合凹部40は、コネクタボディ2
5の長手方向に延びる一対の内側面42a,42bを有
している。内側面42a,42bは、コネクタボディ2
5の幅方向に互いに向かい合っており、これら内側面4
2a,42bには、図6の(A)に示すような多数の保
持溝43が形成されている。保持溝43は、コネクタボ
ディ25の高さ方向に延びるとともに、このコネクタボ
ディ25の長手方向に微細なピッチを存して並べられて
いる。そして、図8に示すように、固定部27の第2の
端面30と可動部28の第1の端面37との間には、隙
間45が形成されており、この隙間45は、固定部27
のスリット31および可動部28の連通凹部39に夫々
連なっている。
【0045】コネクタボディ25の外周面は、グランド
シェル48によって覆われている。グランドシェル48
は、燐青銅の薄板にて構成され、このグランドシェル4
8は、可動部28の外周面に保持されている。グランド
シェル48は、固定部27と可動部28とに跨って配置
されており、このグランドシェル48と固定部27の外
周面との間には、空隙49が形成されている。
【0046】図5に示すように、グランドシェル48
は、複数のグランド端子50を有している。グランド端
子50は、コネクタボディ25の長手方向に微細なピッ
チを存して配置されている。グランド端子50は、固定
部27の第1の端面29の両側部に向けて延びており、
各グランド端子50の先端は、固定部27のガイド溝3
3に導かれている。
【0047】上記ピン状の接触子26は、燐青銅板にて
構成されている。接触子26は、固定部27と可動部2
8とに跨っているとともに、コネクタボディ25の長手
方向に微細なピッチを存して配置されている。この接触
子26は、固定部27に保持された第1の部分53と、
可動部28に保持された第2の部分54と、コネクタボ
ディ25の隙間45を貫通する第3の部分55とを備え
ている。
【0048】接触子26の第1の部分53は、固定部2
7のガイド溝33に一体にモールドされている。この第
1の部分53の一端は、スリット31に導出されてコネ
クタボディ25の高さ方向に沿って延びている。第1の
部分53の他端は、ガイド溝33を貫通して第1の端面
29の両側部から固定部27の外方に導出されている。
これら第1の部分53の他端は、コネクタボディ25の
幅方向外側に向けて延びる脚部56をなしている。
【0049】接触子26の第2の部分54は、可動部2
8の内側面42a,42bの保持溝43に一体にモール
ドされている。第2の部分54は、可動部28の嵌合凹
部40に露出されているとともに、コネクタボディ25
の高さ方向に沿って延びている。また、接触子26の第
2の部分54は、仕切り壁41を貫通して連通凹部39
に露出されている。
【0050】図8に最も良く示されるように、接触子2
6の第3の部分55は、上記第1の部分53と第2の部
分54とに跨っている。第3の部分55は、コネクタボ
ディ25の幅方向に延びる主部58と、これら主部58
の両端からコネクタボディ25の高さ方向に沿って互い
に逆向きに曲げられた一対の曲げ部59a,59bとを
有している。第3の部分55の一方の曲げ部59aは、
隙間45を介して固定部27のスリット31に臨むとと
もに、第1の部分53に連なっている。第3の部分55
の他方の曲げ部59bは、隙間45を介して可動部28
の連通凹部39に臨むとともに、第2の部分54に連な
っている。そのため、第3の部分55は、クランク状に
折り曲げられており、このことにより、第3の部分55
にばね性が付与されている。
【0051】したがって、多数の接触子26は、コネク
タボディ25の固定部27と可動部28とを互いに連結
しており、これら接触子26の第3の部分55のばね性
により、可動部28が固定部27に対し変位可能にフロ
ーティング支持されている。
【0052】なお、図6の(A)に示すように、多数の
接触子26のうち、特定の複数の接触子26aは、グラ
ンド用となっており、これらグランド用の接触子26に
上記グランドシェル48のグランド端子50が半田付け
されている。
【0053】図4および図5に示すように、固定部27
は、コネクタボディ25の長手方向に離間された第1の
端部61と第2の端部62とを有している。これら第1
および第2の端部61,62の端面には、夫々補強金具
63がかしめ止めされている。補強金具63は、平坦な
板状をなすとともに、上記グランドシェル48に電気的
に導通されている。補強金具63は、第1の回路基板2
0の実装面20aと向かい合う縁部63aを有してい
る。この縁部63aの中央には、実装面20aに向って
突出する嵌合突起64が形成されている。
【0054】第1の回路基板20の実装面20aは、図
9の(A)に二点鎖線で示すようなコネクタ実装領域6
6を有している。コネクタ実装領域66には、上記接触
子26の脚部56に対応する多数のパッド67と、固定
部27の第1および第2の端部61,62に対応する一
対のランド部68a,68bが配置されている。パッド
67は、第1の回路基板20の信号層やグランド層に接
続されており、これら各パッド67に接触子26の脚部
56が半田付けされている。
【0055】ランド部68a,68bは、第1の回路基
板20のグランド層に接続されている。これらランド部
68a,68bの中央部には通孔69が形成されてい
る。通孔69は、第1の回路基板21を厚み方向に貫通
しており、この通孔69に補強金具63の嵌合突起64
が嵌合されている。そして、補強金具63の縁部63a
は、ランド部68a,68bに半田付けされており、こ
れにより、コネクタボディ25の固定部27が第1の回
路基板20のコネクタ実装領域66に固定されている。
【0056】一方、上記第2のコネクタ24は、第2の
回路基板21の実装面21aに支持されている。この第
2のコネクタ24は、図7や図9の(B)に示すよう
に、合成樹脂製のコネクタボディ73と、このコネクタ
ボディ73に支持された多数のピン状の接触子74とを
有している。コネクタボディ73は、所定の高さ寸法
H、幅寸法Wおよび長さ寸法Lを有する細長いボックス
構造をなしている。コネクタボディ73は、第2の回路
基板21の実装面21aに沿って延びる第1の端面75
と、この第1の端面75の反対側に位置された第2の端
面76とを有している。
【0057】また、コネクタボディ73は、その長手方
向に延びるスリット状の凹部77を有している。凹部7
7は、コネクタボディ73の第1の端面75に開口され
ており、この凹部77は、コネクタボディ73の長手方
向に延びる一対の内側面78a,78bを有している。
内側面78a,78bは、コネクタボディ73の幅方向
に互いに向かい合うとともに、第1の端面75の両側部
に連なっている。内側面78a,78bには、多数の保
持溝79が形成されている。保持溝79は、コネクタボ
ディ73の高さ方向に延びるとともに、このコネクタボ
ディ73の長手方向に微細なピッチを存して並べられて
いる。そして、これら保持溝79の端部は、第1の端面
75の両側部に連なっている。
【0058】コネクタボディ73の第2の端面76の中
央部には、嵌合凸部81が形成されている。嵌合凸部8
1は、コネクタボディ73の長手方向に沿って延びてお
り、この嵌合凸部81は、第1のコネクタ23の嵌合凹
部40に取り外し可能に嵌合されるようになっている。
嵌合凸部81の両側面には、多数のガイド溝82が形成
されている。ガイド溝82は、コネクタボディ73の高
さ方向に延びるとともに、このコネクタボディ73の長
手方向に微細なピッチを存して並べられている。
【0059】コネクタボディ73の外周面は、グランド
シェル84によって覆われている。グランドシェル84
は、燐青銅の薄板にて構成されている。このグランドシ
ェル84は、上記嵌合凸部81側の端部に一対の接触片
85a,85bを有している。接触片85a,85b
は、コネクタボディ73の長手方向に延びるとともに、
上記嵌合凸部81を挟んで互いに向かい合っている。
【0060】図9の(B)に示すように、グランドシェ
ル84は、複数のグランド端子86を有している。グラ
ンド端子86は、コネクタボディ73の長手方向に間隔
を存して配置されている。グランド端子86は、第1の
端面75の両側部に向けて延びている。
【0061】上記ピン状の接触子74は、弾性を有する
燐青銅板にて構成されている。接触子74は、コネクタ
ボディ73の保持溝79にモールドされており、このコ
ネクタボディ73の長手方向に微細なピッチを存して配
置されている。接触子74の一端は、コネクタボディ7
3の第2の端面76を貫通して嵌合凸部81のガイド溝
82に導かれている。これら接触子74の一端には、ガ
イド溝82から突出するように湾曲された弾性変形部8
7が形成されている。また、接触子74の他端は、保持
溝79を貫通して第1の端面75の両側部からコネクタ
ボディ73の外方に導出されている。これら接触子74
の他端は、コネクタボディ73の幅方向外側に向けて脚
部88をなしている。
【0062】なお、多数の接触子74のうち、特定の複
数の接触子74は、グランド用となっており、これらグ
ランド用の接触子74にグランドシェル84のグランド
端子86が半田付けされている。
【0063】図9の(B)に示すように、コネクタボデ
ィ73は、その長手方向に離間された第1の端部91と
第2の端部92とを有している。これら第1および第2
の端部61,62の端面には、夫々補強金具93がかし
め止めされている。補強金具93は、平坦な板状をなす
とともに、上記グランドシェル84に電気的に導通され
ている。補強金具93は、第2の回路基板21の実装面
21aと向かい合う縁部93aを有している。この縁部
93aの中央には、実装面21aに向って突出する嵌合
突起94が形成されている。
【0064】第2の回路基板21の実装面21aは、コ
ネクタ実装領域96を有している。コネクタ実装領域9
6は、上記第1の回路基板20のコネクタ実装領域66
と同様に、接触子74の脚部88に対応する多数のパッ
ド(図示せず)と、コネクタボディ73の第1および第
2の端部91,92に対応する一対のランド部(図示せ
ず)が配置されている。パッドは、第2の回路基板21
の信号層やグランド層に接続されており、これら各パッ
ドに接触子74の脚部88が半田付けされている。
【0065】第2の回路基板21のランド部は、その中
央に通孔97を有している。通孔97は、第2の回路基
板21を厚み方向に貫通しており、この通孔97に補強
金具93の嵌合突起94が嵌合されている。そして、補
強金具93の縁部93aは、ランド部に半田付けされて
おり、これにより、コネクタボディ73が第2の回路基
板21のコネクタ実装領域96に固定されている。
【0066】第1のコネクタ23の嵌合凹部40と第2
のコネクタ24の嵌合凸部81とは、第1および第2の
回路基板20,21の間において互いに嵌合されてい
る。そして、この嵌合により、接触子74の弾性変形部
87が接触子26の第1の部分53に接触し、これら接
触子26,74を介して第1および第2の回路基板2
0,21が電気的に導通される。
【0067】それとともに、グランドシェル84の接触
片85a,85bの間にコネクタボディ25の可動部2
8が入り込み、この可動部28を覆うグランドシェル4
8が接触片85a,85bに接触する。これにより、グ
ランドシェル48,84が互いに電気的に導通され、接
触子26,74の接触部分が外方から覆われて電磁的な
シールドがなされるようになっている。
【0068】ところで、上記構成のスタッキングコネク
タ22によると、第1のコネクタ23のコネクタボディ
25は、第1の回路基板20に固定された固定部27
と、この固定部27に対し隙間45を介して向かい合う
可動部28とに分割されており、この可動部28が隙間
45を貫通する接触子26を介して固定部27に変位可
能にフローティング支持されている。
【0069】そのため、可動部28の嵌合凹部40に第
2のコネクタ24の嵌合凸部81が嵌合されると、これ
ら嵌合凹部40と嵌合凸部81との相対的な位置関係に
応じて接触子26の第3の部分55がそれ自身のばね性
により変形する。これにより、第1のコネクタ23の可
動部28が嵌合凸部81の位置に合うように自動的に変
位する。この結果、第1および第2のコネクタ23,2
4の嵌合時の位置合わせが自動的に行われることにな
り、第1および第2の回路基板20,21に対する第1
および第2のコネクタ23,24の取り付け位置を高精
度に定めるための専用の治具が不要となる。
【0070】しかも、多数の接触子26の第1の部分5
3は、固定部27のガイド溝33にモールドされている
とともに、隣り合う第1の部分53が固定部27を介し
て互いに結合されているので、これら接触子26の第1
の部分53の強度が向上する。
【0071】その上、上記構成によると、固定部27の
第1および第2の端部61,62に補強金具63が取り
付けられ、夫々の補強金具63は、その嵌合突起64を
第1の回路基板20の通孔69に嵌め込んだ状態でラン
ド部68a,68bに半田付けされているので、この固
定部27自体が第1の回路基板20に移動不能に固定さ
れる。
【0072】したがって、第1および第2のコネクタ2
3,24の嵌合時に接触子26の第3の部分55が変形
しても、この変形により生じたストレスが直に第1の部
分53に加わることはないとともに、可動部28の動き
が第1の部分53に伝わり難くなる。このことから、第
1の部分53の取り付け強度が向上することと合わせ
て、第1の部分53の脚部56とパッド67との半田付
け部の損傷を確実に防止することができ、それ故、可動
部28のフローティング量を増やすことができる。
【0073】特に本実施の形態によると、接触子26の
第3の部分55は、コネクタボディ25の幅方向に延び
るとともに、隙間45の部分でクランク状に折り曲げる
ことによりばね性を持たせているので、可動部28をコ
ネクタボディ25の幅方向に変位させるための荷重が少
なくて済む。このため、可動部28がコネクタボディ2
5の幅方向、ひいてはスタッキングコネクタ22の配列
方向に変位し易くなり、第1および第2のコネクタ2
3,24の相互の位置合わせの許容範囲がより広がるこ
とになる。
【0074】よって、第1および第2の回路基板20,
21の実装面20a,21aに第1および第2のコネク
タ23,24を配列する上での自由度が広がるととも
に、三連装されたスタッキングコネクタ22を介して第
1および第2の回路基板20,21を電気的に導通させ
ることができる。このことから、一つのスタッキングコ
ネクタ22の接触子26の数が抑えられても、スタッキ
ングコネクタ22の増加により第1および第2の回路基
板20,21間を接続するに必要な数の接触子26,7
4を無理なく確保することができる。
【0075】さらに、上記構成によると、多数の接触子
26の第3の部分55は、固定部27と可動部28との
間の隙間45を貫通しているので、これら接触子26の
第3の部分55がコネクタボディ25の外方に大きく露
出されずに済む。このことから、接触子26を利用して
可動部28をフローティング支持させた構成でありなが
ら、第3の部分55の汚損や導電性の異物の付着に伴う
短絡事故の発生を未然に防止することができ、電気的接
続の信頼性が向上するといった利点がある。
【0076】なお、上記第1の実施の形態においては、
互いに平行に配列された三個のスタッキングコネクタ2
2を介して第1および第2の回路基板20,21を電気
的に導通させるようにしたが、このスタッキングコネク
タ22の数および配列は第1の実施の形態に特定される
ものではなく、図10に本発明の第2の実施の形態を示
す。
【0077】この第2の実施の形態は、第1および第2
の回路基板20,21を二個のスタッキングコネクタ2
2を用いて電気的に導通させたものであり、図10は第
1の回路基板20に実装された第1のコネクタ23を代
表して示している。
【0078】この場合、第1および第2のコネクタ2
3,24は、その嵌合時の位置合わせが可動部28自身
の変位により自動的に行われ、位置決め用の格別な治具
が不要であるから、二個の第1のコネクタ23(第2の
コネクタ24)は、その接触子26の配列方向に沿う軸
線X1 およびX2 の平行度を維持しつつ、これら接触子
26の配列方向、つまりコネクタボディ25(コネクタ
ボディ73)の長手方向にずれた姿勢で配置されてい
る。
【0079】また、図11は、本発明の第3の実施の形
態を開示している。この第3の実施の形態は、第1およ
び第2の回路基板20,21を三個のスタッキングコネ
クタ22を用いて電気的に導通させたものであり、図1
1は第1の回路基板20に実装された第1のコネクタ2
3を代表して示している。
【0080】この場合、第1および第2のコネクタ2
3,24は、その嵌合時の位置合わせが可動部28自身
の変位により自動的に行われ、位置決め用の格別な治具
が不要であるから、二個の第1のコネクタ23は、その
接触子26の配列方向に沿う軸線X3 を一直線状に並べ
た状態で配置されている。また、残りの一個の第1のコ
ネクタ23は、その接触子26の配列方向に沿う軸線X
4 を上記二個の第1のコネクタ23の軸線X3 に対し略
直交させた姿勢で配置されている。そのため、第3の実
施の形態では、三個のスタッキングコネクタ22が第1
および第2の回路基板20,21の間においてT字形と
なるように並べられている。
【0081】このような第2および第3の実施の形態に
よれば、第1のコネクタ23の可動部28の変位量が大
きく設定されていることに伴い、複数のスタッキングコ
ネクタ22の取り付け姿勢に対する制約が解消され、従
来のように複数のスタッキングコネクタ22を互いに平
行に配置する必要はない。よって、第1の回路基板20
の実装面20aに各種の回路部品を実装する上での自由
度が格段に増大し、高密度実装を達成する上で好都合と
なるといった利点がある。
【0082】なお、上記第1の実施の形態では、第1の
コネクタのコネクタボディを固定部と可動部とに分割し
たが、本発明はこれに特定されるものではなく、第2の
コネクタのコネクタボディを固定部と可動部とに分割し
たり、あるいは第1および第2のコネクタの双方のコネ
クタボディを固定部と可動部とに分割しても良い。
【0083】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、コネクタ
ボディの嵌合時には、接触子の第3の部分がそれ自身の
ばね性により変形し、少なくともいずれか一方のコネク
タボディの可動部が他方のコネクタボディの位置に合わ
せて自動的に変位するので、第1および第2のコネクタ
の嵌合時の位置合わせが自動的に行われることになり、
これら第1および第2のコネクタの取り付け位置を高精
度に定める格別な治具が不要となる。
【0084】しかも、多数の接触子の第1の部分は、固
定部を介して互いに結合され、これら接触子の第1の部
分の強度が高められているので、コネクタボディの嵌合
時に第3の部分が変形しても、この変形により生じたス
トレスが直に接触子の第1の部分に加わることはないと
ともに、可動部の動きが第1の部分に伝わり難くなる。
このため、第1の部分と回路基板との半田付け部の損傷
を確実に防止することができ、それ故、可動部のフロー
ティング量を増やして、コネクタボディの位置合わせの
許容範囲を広げることができる。
【0085】したがって、第1および第2の回路基板に
第1および第2のコネクタをレイアウトする上での自由
度が増大するとともに、これら回路基板間の接続を三個
以上のコネクタ装置を介して行うことができ、第1およ
び第2の回路基板間の接続に必要な数の接触子を無理な
く確保することができる。
【0086】加えて、接触子の第3の部分は、固定部と
可動部との間に配置されているので、接触子の汚損や短
絡事故の発生を未然に防止することができ、電気的接続
の信頼性が増大するといった利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るポータブルコ
ンピュータの斜視図。
【図2】筐体の内部に回路モジュールを収容した状態を
示すポータブルコンピュータの断面図。
【図3】スタッキングコネクタの第1のコネクタが互い
に平行に並べて配置された状態を示す斜視図。
【図4】スタッキングコネクタの第1のコネクタの斜視
図。
【図5】スタッキングコネクタの第1のコネクタの側面
図。
【図6】(A)は、スタッキングコネクタの第1のコネ
クタの平面図。(B)は、第1の回路基板の実装面に第
1のコネクタを実装した状態を示す断面図。
【図7】(A)は、第1のコネクタと第2のコネクタと
が互いに分離された状態を示すスタッキングコネクタの
断面図。(B)は、第1のコネクタと第2のコネクタと
が互いに嵌合された状態を示すスタッキングコネクタの
断面図。
【図8】可動部が接触子を介してフローティング支持さ
れた状態を示す断面図。
【図9】(A)は、第1の回路基板上に配置されたパッ
ドおよびランドを示す平面図。(B)は、スタッキング
コネクタの第2のコネクタの側面図。
【図10】本発明の第2の実施の形態において、スタッ
キングコネクタの第1のコネクタのレイアウトを示す斜
視図。
【図11】本発明の第3の実施の形態において、スタッ
キングコネクタの第1のコネクタのレイアウトを示す斜
視図。
【符号の説明】
4…筐体 19…回路モジュール 20…第1の回路基板 21…第2の回路基板 22…コネクタ装置(スタッキングコネクタ) 23…第1のコネクタ 24…第2のコネクタ 25,73…コネクタボディ 26,74…接触子 27…固定部 28…可動部 45…隙間 53…第1の部分 54…第2の部分 55…第3の部分 63,93…補強金具

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタボディと、このコネクタボディ
    に間隔を存して支持された多数のピン状の接触子とを有
    し、これら接触子が第1の回路基板に半田付けされた第
    1のコネクタと;コネクタボディと、このコネクタボデ
    ィに間隔を存して支持された多数のピン状の接触子とを
    有し、これら接触子が第2の回路基板に半田付けされた
    第2のコネクタと;を含み、 これら第1および第2のコネクタのコネクタボディが互
    いに取り外し可能に嵌合されたコネクタ装置において、 上記第1又は第2のコネクタのコネクタボディの少なく
    ともいずれか一方は、固定部と可動部とに分割され、こ
    れら固定部と可動部とは隙間を介して向かい合うととも
    に、このコネクタボディに対応する接触子は、上記固定
    部に保持された第1の部分と、上記可動部に保持された
    第2の部分と、上記隙間を貫通して配置された第3の部
    分と、を有し、この接触子の第1の部分が上記第1又は
    第2の回路基板の少なくともいずれか一方に半田付けさ
    れていることを特徴とするコネクタ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、上記コネクタ
    ボディの固定部は、上記接触子の配列方向に沿って互い
    に離間された第1の端部と第2の端部とを有し、これら
    第1および第2の端部に夫々補強金具が取り付けられて
    いるとともに、これら補強金具は、上記第1又は第2の
    回路基板の少なくともいずれか一方に固定されているこ
    とを特徴とするコネクタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の記載において、上記補強金具
    は、第1又は第2の回路基板の少なくともいずれか一方
    に向けて突出された嵌合突起を有し、また、上記回路基
    板は、嵌合突起が嵌合される通孔を有していることを特
    徴とするコネクタ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の記載において、上記接触子の
    第3の部分は、クランク状に曲げられてばね性を有して
    いることを特徴とするコネクタ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1の記載において、上記接触子の
    第1の部分は、第3の部分とは反対側に固定部の外方に
    導出された脚部を有し、この脚部が第1又は第2の回路
    基板の少なくともいずれか一方に半田付けされているこ
    とを特徴とするコネクタ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2の記載において、上記第
    1および第2のコネクタのコネクタボディは、夫々金属
    製のグランドシェルによって覆われており、このグラン
    ドシェルは、グランド用の複数の接触子に接続されてい
    るとともに、第1および第2のコネクタのグランドシェ
    ルは、コネクタボディを嵌合させた時に互いに接してい
    ることを特徴とするコネクタ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6の記載において、上記グランド
    シェルは、上記補強金具に電気的に導通されていること
    を特徴とするコネクタ装置。
  8. 【請求項8】 コネクタボディと、このコネクタボディ
    に間隔を存して支持された多数のピン状の接触子とを有
    し、これら接触子が第1の回路基板に半田付けされた第
    1のコネクタと;コネクタボディと、このコネクタボデ
    ィに間隔を存して支持された多数のピン状の接触子とを
    有し、これら接触子が第2の回路基板に半田付けされた
    第2のコネクタと;を含み、 これら第1および第2のコネクタのコネクタボディが互
    いに取り外し可能に嵌合されたコネクタ装置において、 上記第1又は第2のコネクタのコネクタボディの少なく
    ともいずれか一方は、固定部と可動部とに分割され、こ
    れら固定部と可動部とは隙間を介して向かい合うととも
    に、このコネクタボディに対応する接触子は、上記固定
    部に保持された第1の部分と、上記可動部に保持された
    第2の部分と、上記隙間を貫通して配置された第3の部
    分と、を有し、この接触子の第1の部分が上記第1又は
    第2の回路基板の少なくともいずれか一方に半田付けさ
    れており、 また、上記コネクタボディの固定部は、接触子の配列方
    向に沿って互いに離間された第1および第2の端部を有
    し、これら第1および第2の端部に、夫々補強金具が取
    り付けられているとともに、これら補強金具は上記第1
    又は第2の回路基板の少なくともいずれか一方に固定さ
    れていることを特徴とするコネクタ装置。
  9. 【請求項9】 請求項8の記載において、上記補強金具
    は、第1又は第2の回路基板の少なくともいずれか一方
    と向かい合う縁部に嵌合突起を有し、上記回路基板は、
    補強金具の縁部が半田付けされるランド部と、上記嵌合
    突起が嵌合される通孔と、を有していることを特徴とす
    るコネクタ装置。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9の記載において、上記
    接触子の第1の部分は、第3の部分とは反対側に固定部
    の外方に導出された脚部を有し、この脚部が第1又は第
    2の回路基板の少なくともいずれか一方に半田付けされ
    ていることを特徴とするコネクタ装置。
  11. 【請求項11】 第1の回路基板と;この第1の回路基
    板と向かい合う第2の回路基板と;これら第1および第
    2の回路基板を電気的に導通させるコネクタ装置と;を
    含み、 上記コネクタ装置は、第1の回路基板に半田付けされた
    多数のピン状の接触子を支持するコネクタボディを有す
    る第1のコネクタと、第2の回路基板に半田付けされた
    多数のピン状の接触子を支持するコネクタボディを有す
    る第2のコネクタとを備え、これら第1および第2のコ
    ネクタのコネクタボディが互いに取り外し可能に嵌合さ
    れた回路モジュールにおいて、 上記第1又は第2のコネクタのコネクタボディの少なく
    ともいずれか一方は、固定部と可動部とに分割され、こ
    れら固定部と可動部とは隙間を介して向かい合うととも
    に、このコネクタボディに対応する接触子は、上記固定
    部に保持された第1の部分と、上記可動部に保持された
    第2の部分と、上記隙間を貫通して配置された第3の部
    分と、を有し、この接触子の第1の部分が上記第1又は
    第2の回路基板の少なくともいずれか一方に半田付けさ
    れていることを特徴とする回路モジュール。
  12. 【請求項12】 請求項11の記載において、上記コネ
    クタボディの固定部は、上記接触子の配列方向に沿って
    互いに離間された第1の端部と第2の端部とを有し、こ
    れら第1および第2の端部に夫々補強金具が取り付けら
    れているとともに、これら補強金具は、上記第1又は第
    2の回路基板の少なくともいずれか一方に固定されてい
    ることを特徴とする回路モジュール。
  13. 【請求項13】 第1の回路基板と;この第1の回路基
    板と向かい合う第2の回路基板と;これら第1および第
    2の回路基板を電気的に導通させる複数のコネクタ装置
    と;を含む回路モジュールであって、 上記コネクタ装置は、第1の回路基板に半田付けされた
    多数のピン状の接触子を支持するコネクタボディを有す
    る第1のコネクタと、第2の回路基板に半田付けされた
    多数のピン状の接触子を支持するコネクタボディを有す
    る第2のコネクタとを備え、これら第1および第2のコ
    ネクタのコネクタボディが互いに取り外し可能に嵌合さ
    れているとともに、 上記第1又は第2のコネクタのコネクタボディの少なく
    ともいずれか一方は、固定部と可動部とに分割され、こ
    れら固定部と可動部とは隙間を介して向かい合うととも
    に、このコネクタボディに対応する接触子は、上記固定
    部に保持された第1の部分と、上記可動部に保持された
    第2の部分と、上記隙間を貫通して配置された第3の部
    分と、を有し、この接触子の第1の部分が上記第1又は
    第2の回路基板の少なくともいずれか一方に半田付けさ
    れており、 また、上記コネクタ装置は、第1の回路基板と第2の回
    路基板との間において、上記接触子の配列方向に沿う軸
    線の平行度を維持した状態でこれら接触子の配列方向に
    互いにずれて配置されていることを特徴とする回路モジ
    ュール。
  14. 【請求項14】 第1の回路基板と;この第1の回路基
    板と向かい合う第2の回路基板と;これら第1および第
    2の回路基板を電気的に導通させる複数のコネクタ装置
    と;を含む回路モジュールであって、 上記コネクタ装置は、第1の回路基板に半田付けされた
    多数のピン状の接触子を支持するコネクタボディを有す
    る第1のコネクタと、第2の回路基板に半田付けされた
    多数のピン状の接触子を支持するコネクタボディを有す
    る第2のコネクタとを備え、これら第1および第2のコ
    ネクタのコネクタボディが互いに取り外し可能に嵌合さ
    れているとともに、 上記第1又は第2のコネクタのコネクタボディの少なく
    ともいずれか一方は、固定部と可動部とに分割され、こ
    れら固定部と可動部とは隙間を介して向かい合うととも
    に、このコネクタボディに対応する接触子は、上記固定
    部に保持された第1の部分と、上記可動部に保持された
    第2の部分と、上記隙間を貫通して配置された第3の部
    分と、を有し、この接触子の第1の部分が上記第1又は
    第2の回路基板の少なくともいずれか一方に半田付けさ
    れており、 また、上記コネクタ装置は、第1の回路基板と第2の回
    路基板との間において、上記接触子の配列方向に沿う軸
    線を互いに交差させた姿勢で配置されていることを特徴
    とする回路モジュール。
  15. 【請求項15】 請求項13又は14の記載において、
    上記コネクタボディの固定部は、上記接触子の配列方向
    に沿って互いに離間された第1の端部と第2の端部とを
    有し、これら第1および第2の端部に夫々補強金具が取
    り付けられているとともに、これら補強金具は、上記第
    1又は第2の回路基板の少なくともいずれか一方に固定
    されていることを特徴とする回路モジュール。
  16. 【請求項16】 筐体と;この筐体の内部に収容された
    回路モジュールと;を含み、 上記回路モジュールは、第1の回路基板と、この第1の
    回路基板と向かい合う第2の回路基板と、これら第1お
    よび第2の回路基板を電気的に導通させるコネクタ装置
    と、を備え、 上記コネクタ装置は、第1の回路基板に半田付けされた
    多数のピン状の接触子を支持するコネクタボディを有す
    る第1のコネクタと、第2の回路基板に半田付けされた
    多数のピン状の接触子を支持するコネクタボディを有す
    る第2のコネクタとを備え、これら第1および第2のコ
    ネクタのコネクタボディが互いに取り外し可能に嵌合さ
    れた電子機器において、 上記第1又は第2のコネクタのコネクタボディの少なく
    ともいずれか一方は、固定部と可動部とに分割され、こ
    れら固定部と可動部とは隙間を介して向かい合うととも
    に、このコネクタボディに対応する接触子は、上記固定
    部に保持された第1の部分と、上記可動部に保持された
    第2の部分と、上記隙間を貫通して配置された第3の部
    分と、を有し、この接触子の第1の部分が上記第1又は
    第2の回路基板の少なくともいずれか一方に半田付けさ
    れていることを特徴とする電子機器。
  17. 【請求項17】 請求項16の記載において、上記コネ
    クタボディの固定部は、上記接触子の配列方向に沿って
    互いに離間された第1の端部と第2の端部とを有し、こ
    れら第1および第2の端部に夫々補強金具が取り付けら
    れているとともに、これら補強金具は、上記第1又は第
    2の回路基板の少なくともいずれか一方に固定されてい
    ることを特徴とする電子機器。
  18. 【請求項18】 請求項17の記載において、上記補強
    金具は、第1又は第2の回路基板の少なくともいずれか
    一方に向けて突出された嵌合突起を有し、また、上記回
    路基板は、嵌合突起が嵌合される通孔を有していること
    を特徴とする電子機器。
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