JP2002209406A - 作業機のローリング制御装置 - Google Patents

作業機のローリング制御装置

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JP2002209406A
JP2002209406A JP2001010631A JP2001010631A JP2002209406A JP 2002209406 A JP2002209406 A JP 2002209406A JP 2001010631 A JP2001010631 A JP 2001010631A JP 2001010631 A JP2001010631 A JP 2001010631A JP 2002209406 A JP2002209406 A JP 2002209406A
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Hitoshi Ueji
仁志 上路
Koji Furukawa
浩二 古川
Masayuki Takahashi
誠之 高橋
Tomoyuki Ishida
智之 石田
Kiyobumi Sakurahara
清文 桜原
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業機の左右ローリング姿勢を調整するロー
リングシリンダと、該ローリングシリンダの伸縮量を設
定する設定手段とを備えた作業車両に於いて、作業機が
水平状態に近い姿勢での左右ローリング調整を正確に行
えるようにする。 【解決手段】 ローリングシリンダの伸縮量を設定する
ための水平調整ダイヤル16は、作業機が水平位置にあ
るときの指示位置を中心として、その左右付近は水平調
整ダイヤル16の回転操作量に対してローリングシリン
ダの伸縮量を小さくし、水平調整ダイヤル16を左右に
大きく回転した位置ではローリングシリンダの伸縮量を
大きくするように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は作業機のローリング
制御装置に関するものであり、特に、トラクタ等に連結
した作業機の左右ローリング姿勢の調整感度に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクタ等の作業車両にリンク機
構を介してロータリ等の作業機を連結する場合、リンク
機構の連結部分に作業機の左右ローリング姿勢を調整す
るためのローリングシリンダを設けるとともに、車体側
には前記ローリングシリンダの伸縮量を設定する設定手
段として水平調整ダイヤルを設置する。該水平調整ダイ
ヤルの指示位置を水平位置から例えば右下げ側に操作す
れば、ローリングコントロールバルブの制御によって前
記ローリングシリンダが駆動され、車体に対して作業機
が右下げ姿勢になる。この状態で、該水平調整ダイヤル
を更に右下げ側に操作すれば、前記ローリングシリンダ
が更に駆動されて作業機の右下げ角度が増加するように
構成されている。該水平調整ダイヤルの操作量とローリ
ングシリンダの伸縮量とは直線的に変化するように構成
してあり、該水平調整ダイヤルの回転操作に比例して一
定の割合でローリングシリンダが伸縮される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、水平
調整ダイヤルの回転操作により作業機の左右ローリング
姿勢を調整するが、一般に作業機を大きく傾けた状態で
作業する頻度は少なく、略水平状態に近い姿勢で作業機
のローリング調整を細かく設定することが多い。しか
し、従来は水平調整ダイヤルの操作量とローリングシリ
ンダの伸縮量とは直線的に変化するように構成してある
ため、該水平調整ダイヤルの指示位置が水平位置付近の
場合とローリング角が大である場合とでローリングシリ
ンダの伸縮変化が同一となる。従って、水平調整ダイヤ
ルの指示位置が水平位置付近であっても、ローリング角
大の場合と作業機の傾き変化が同じになり、水平状態に
近い姿勢での微調整が困難であった。
【0004】そこで、作業機の左右ローリング姿勢を調
整するローリングシリンダと、該ローリングシリンダの
伸縮量を設定する設定手段とを備えた作業車両に於い
て、作業機が水平状態に近い姿勢での左右ローリング調
整を正確に行えるようにするために解決すべき技術的課
題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、車体に連結した作業
機12の左右ローリング姿勢を調整するローリングシリ
ンダ30と、該ローリングシリンダ30の伸縮量を設定
する設定手段16とを備えた作業車両10に於いて、前
記設定手段16の操作量に対するローリングシリンダ3
0の伸縮量は、作業機12が水平位置に接近するのに伴
って漸減するように構成した作業機のローリング制御装
置、及び、車体に連結した作業機12の左右ローリング
姿勢を調整するローリングシリンダ30と、該ローリン
グシリンダ30の伸縮量を設定する設定手段16とを備
えた作業車両10に於いて、前記設定手段16は回転式
把持部を有し、作業機12が水平位置にあるときの把持
部の指示位置を中心として、該指示位置から左右所定角
度θ内ではローリングシリンダ30の伸縮量を小さく
し、且つ、前記所定角度θ外ではローリングシリンダ3
0の伸縮量を前記所定角度θ内よりも大きくした作業機
のローリング制御装置を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に従って詳述する。図1及び図2は作業車両の一例と
してトラクタ10を示し、該トラクタ10は車体の後部
にリンク機構11を介してロータリ等の作業機12が連
結されている。運転席13の近傍には作業機12の昇降
位置を設定するポジションレバー14、作業機12の耕
深量を設定する耕深調整ダイヤル15、作業機12の左
右方向の傾きを設定する水平調整ダイヤル16等が設け
られ、運転席13の後部には車体の左右方向の傾きを検
出するスロープセンサ17が設けられている。
【0007】前記リンク機構11はトップリンク20と
左右のロワリンク21,21とからなり、左右のリフト
アーム22,22の先端とロワリンク21,21をリフ
トロッド23,23にて連結し、リフトシリンダ24の
駆動にてリフトアーム22を回動することにより、リフ
トロッド23,23を介してロワリンク21,21が上
下動する。斯くして、ロワリンク21,21の先端部を
回動中心に前記作業機12が昇降する。
【0008】リフトアーム22の回動基部には、作業機
12の昇降位置を検出するセンサとしてリフトアーム角
センサ25が設けられ、このリフトアーム角センサ25
にてリフトアーム22の回動角を検出し、作業機12の
昇降高さを演算する。また、作業機12のメインカバー
26の後端部にリヤカバー27を回動自在に取り付け、
リヤカバーセンサ28によりリヤカバー27の回動角度
を検出して、作業機12の耕深制御を行えるように形成
されている。
【0009】一方、車体に対する作業機12の左右方向
の傾きを変更するアクチュエータとして、左右どちらか
のリフトロッド23の途中にローリングシリンダ30を
設け、該ローリングシリンダ30を伸縮させてロワリン
ク21のリフト量を左右で変えることにより、作業機1
2のローリング角を変更可能に形成してある。
【0010】そして、前記ローリングシリンダ30に隣
接してストロークセンサ31を設け、該ストロークセン
サ31によりローリングシリンダ30の伸縮長さを検出
して車体10に対する作業機12のローリング角を計測
するとともに、調整器である前記水平調整ダイヤル16
の設定値に応じてローリングシリンダ30を伸縮駆動
し、作業機12のローリング制御を行えるようにしてあ
る。
【0011】ここで、運転席13の前方には車体の操向
操作部であるステアリングハンドル35が設けられ、該
ステアリングハンドル35の近傍位置に前後進切り換え
レバー36及び作業機昇降レバー37を設けてある。前
後進切り換えレバー36を操作することにより、後輪3
8へ伝達する駆動力を逆転させて、車体の進行方向を随
時選択できるようにし、また、作業機昇降レバー37を
操作することにより、作業機12を作業位置から所定高
さまで一気に上昇、または、所定高さから作業位置に一
気に降下できるように形成されている。また、運転席1
3の側方部に変速レバー39を設置するとともに、左右
独立して踏み込み可能な左右ブレーキペダル40,40
が設けられている。前記、ステアリングハンドル35の
回転操作は操向装置41へ伝達され、操向量に応じて前
輪42が回向する。前輪42の操向量はステアリング切
れ角センサ43によって検出される。
【0012】図3はローリング制御系のブロック図、図
4は運転席13の近傍またはメータパネル等に設けた水
平調整ダイヤル16及びモード切り換えスイッチ45を
示す図、図5は油圧回路図であり、前記水平調整ダイヤ
ル16及びローリング制御モードを水平と平行とに切り
換えるモード切り換えスイッチ45等の設定信号と、ス
ロープセンサ17及びストロークセンサ31等の検出信
号がコントローラ50に入力される。コントローラ50
はこれらの入力信号に基づいて作業機12のローリング
角を演算し、該作業機12を設定された傾きに維持すべ
く、ローリングコントロールバルブ51の伸びソレノイ
ド52若しくは縮みソレノイド53に信号を出力する。
【0013】メインポンプ55から吐出された圧油は、
減圧弁56を経てローリングシリンダ30を制御するロ
ーリングコントロールバルブ51と、リフトシリンダ2
4を制御するリフトコントロールバルブ57とに送られ
る。また、圧油の一部は、減圧弁58を経て四駆切り換
えクラッチ60、主変速切り換え用アクチュエータ6
1、左右ブレーキシリンダ62、前後進切り換えクラッ
チ63、PTOクラッチ64などに送られ、サブポンプ
65から吐出された圧油は、操向装置41、メインクラ
ッチ66等に送られる。
【0014】前記ローリングシリンダ30の伸縮量を設
定する設定手段である水平調整ダイヤル16は回転式把
持部を有し、いま、該水平調整ダイヤル16を水平位置
から例えば右下げ側に操作すれば、コントローラ50か
らローリングコントロールバルブ51の伸びソレノイド
52に信号が出力され、前記ローリングシリンダ30が
伸長方向に駆動されて、車体に対して作業機12が右下
げ姿勢となる。このとき、車体に対する作業機12のロ
ーリング角は前記ストロークセンサ31によって検出さ
れる。
【0015】ここで、該水平調整ダイヤル16の操作量
に対するローリングシリンダ30の伸縮量は、一定の割
合で直線的に変化するものではなく、図6に示すよう
に、作業機12が水平位置に接近するのに伴って漸減す
るように構成されている。即ち、作業機12が水平位置
であるときの水平調整ダイヤル16の指示位置を中心と
して、該指示位置から左右所定角度θ内に操作されてい
る場合は、水平調整ダイヤル16の回転角に対するロー
リングシリンダ30の伸縮量を小さくする。従って、作
業機12が水平位置に近い状態では、水平調整ダイヤル
16を同じ回転角だけ操作しても作業機12のローリン
グ角の変化が緩慢となり、作業機12の左右ローリング
姿勢を微調整することが可能である。
【0016】これに対して、前記水平調整ダイヤル16
が前記所定角度θの範囲外に操作されている場合は、水
平調整ダイヤル16の回転角に対するローリングシリン
ダ30の伸縮量を前記所定角度θ内の場合よりも大きく
する。従って、水平調整ダイヤル16をある角度以上に
回転させた後には、水平調整ダイヤル16を同じ回転角
だけ操作しても作業機12のローリング角の変化が急峻
となる。
【0017】尚、斯かる特性の水平調整ダイヤル30を
構成するには、回転式ボリュームを特注する必要はな
く、汎用されている回転式ボリュームの回転角をコント
ローラ50で読み取り、該読み取り値に対して伸びソレ
ノイド52及び縮みソレノイド53への出力値を制御す
ることによって可能である。従って、特殊な部品を使用
することなく、ソフトウェアの変更のみで安価且つ正確
にローリング制御を行うことができる。また、本実施の
形態では、ローリングシリンダ30の伸縮量を設定する
設定手段として回転式ボリュームを使用しているが、特
にこれに限定されるべきではなく、例えば直線的にスラ
イドする形式のボリュームを使用してもよい。
【0018】ここで、一般的なスロープセンサ17は、
その構造上車体の旋回時に遠心力の影響を受け易く、従
来は、スロープセンサ17が検出した傾きが、車体の傾
きによるものか或いは旋回時の遠心力によるものかの判
別が困難であった。そこで、遠心力を計測することによ
り、スロープセンサ17の検出値が遠心力によるものか
否かを判別すれば、正確なローリング制御を実施するこ
とができる。
【0019】図7及び図8は遠心力センサ18を示し、
車体に固設したピン70にボス71,72を枢着し、一
方のボス71には軸心から法線方向にアーム71aを延
設してウエイト71bを固設するとともに、このウエイ
ト71bに係止ピン71cを突設する。また、他方のボ
ス72には軸心から法線方向にアーム72aを延設して
ウエイト72bを固設するとともに、このアーム72a
とは反対側の法線方向にブラケット72cを固設し、こ
のブラケット72cに回転角の変化を検出するポテンシ
ョメータ74を装着する。
【0020】そして、ポテンショメータ74のセンサア
ーム74aを前記一方のアーム71aに対峙させ、該セ
ンサアーム74aの先端部に前記ウエイト71bの係止
ピン71cを係合する。更に、前記アーム71aの両側
にステー71d,71dを突設するとともに、前記アー
ム72aの両側にステー72d,72dを突設し、左側
のステー71d,72d間にスプリング75を介装する
とともに、右側のステー71d,72d間にスプリング
75を介装する。尚、前記ウエイト71bよりもウエイ
ト72bの重量を大にしてあるため、ウエイト72bが
下方に位置するように構成される。
【0021】而して、通常時は左右のスプリング75,
75の引張力がバランスして、双方のアーム71a,7
2aは左右何れにも回動せずに一直線上に保持されるた
め、ポテンショメータ74の検出値は零である。そし
て、車体が左右何れかに旋回したときは、車体に加わる
遠心力により双方のアーム71a,72aがピン70を
回動中心にして旋回方向とは反対側へ傾倒し、ウエイト
71b,72bの移動によってセンサアーム74aが回
動するため、ポテンショメータ74は左右何れかの傾き
を検出する。従って、この検出値によって遠心力の大き
さと方向を判別することができる。尚、この状態では、
左右何れか一方のスプリング75が収縮し、他方のスプ
リング75が伸長する。従って、車体に加わる遠心力が
なくなると、伸長した他方のスプリング75の引張力に
より双方のアーム71a,72aが一直線上に戻され
て、ポテンショメータ74の検出値が再び零になる。
【0022】いま、車体が例えば右下がりの状態である
場合は、図9(a)に示すように、車体の傾きによっ
て、スロープセンサ17は角度x0だけ右下がりである
との検出信号を出力する。しかし、車体に遠心力が加わ
っていないため、同図(b)に示すように、遠心力セン
サ18のアーム71a,72aは一直線上に保持され
て、ポテンショメータ74の検出値は零である。斯くし
て、前記スロープセンサ17が検出した角度x0は車体
の傾きであると判別でき、通常のローリング制御を行
う。
【0023】これに対して、車体が例えば左旋回した場
合は、図10(a)に示すように、車体の傾きがないに
も拘わらず、スロープセンサ17は角度x1だけ右下が
りであるとの検出信号を出力する。従来は、このスロー
プセンサ17の検出信号が車体の傾きによるものか或い
は旋回時の遠心力によるものかの判別が困難であった。
しかし、前記遠心力センサ18の検出値が角度y1であ
り、この検出値が零でないことにより遠心力が発生して
いることが分かり、前記スロープセンサ17が検出した
角度x1は車体の旋回による遠心力が作用していること
が判別でき、然るときは、作業機12を車体と平行に保
持、或いは、遠心力が作用する以前の姿勢に保持するロ
ーリング制御を行う。
【0024】斯くして、トラクタ10の代掻き作業や旋
回作業時に於いても、遠心力の影響を受けないローリン
グ制御が可能となる。例えば、図11(a)に示すよう
に、スロープセンサ17の検出値が角度x2である場合
に、遠心力センサ18の検出値が角度y2であるとき
は、スロープセンサ17の検出値から遠心力センサ18
の検出値を差し引いた値、即ち角度(x2−y2)が車体
のローリング角であると判別し、この角度に基づいて正
確なローリング制御を行うことができる。
【0025】次に、前記運転席13の近傍に設けた水平
調整ダイヤル16とは別に、車体の後部にスイッチを設
けて作業機12の左右ローリング姿勢を調整可能にした
構成も知られている。例えば、図12及び図13に示す
ように、クローラユニット79を装着したトラクタ10
の場合、フェンダ80の内部に開口部81を設け、この
開口部81にバイパスメタル82を介してローリングコ
ントロールバルブ51を設置し、その外側にカバー83
をビス84にて着脱可能に取り付ける。また、ローリン
グシリンダ30の伸縮量を設定する手段として、フェン
ダ80の外部に右下げスイッチ85と左下げスイッチ8
6を設置する。尚、ローリング制御のモード切り換えス
イッチ45は運転席13の近傍に設けてある。
【0026】従来、クローラ型トラクタでは複数のコン
トロールバルブをミッションケースの上面に配置してあ
るため、ローリングコントロールバルブ51を設置する
スペースがなく、ミッションケースの側面に新たにロー
リングコントロールバルブ51を設ける構成にすると、
ホイール型トラクタとミッションケースやフェンダ80
の共用化が困難となる。しかし、前述したように、フェ
ンダ80の内部に開口部81を設けてローリングコント
ロールバルブ51を設置することにより、クローラ型と
ホイール型とでミッションケースやフェンダ80の共用
化が図られるとともに、フェンダ80内のスペースの有
効利用を図ることができ、しかも、カバー83を取り外
すことによってメンテナンスも容易である。
【0027】そして、オペレータが前記右下げスイッチ
85または左下げスイッチ86を手動操作したときは、
コントローラ50は前記モード切り換えスイッチ45の
設定に優先して、ローリングシリンダ30を伸縮駆動さ
せ、作業機12の左右ローリング姿勢を変更することが
できる。また、上記右下げスイッチ85または左下げス
イッチ86の手動操作時に、オペレータが一旦これらの
スイッチから手を離したときに、モード切り換えスイッ
チ45の設定によって作業機12の姿勢が自動復帰する
と危険であるため、図14のフローチャートに示すよう
に、手動スイッチにて手動操作したときと、その手動操
作後は、モード切り換えスイッチ45の設定に拘わら
ず、手動モードを優先させる。そして、作業機上げ操作
があったとき、若しくは、上げ操作で作業機が上げ位置
付近まで上昇したときに、該手動モードを解除すること
により、自動水平モード復帰時での作業機12と地面と
の干渉を防止することができる。
【0028】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0029】
【発明の効果】本発明は上記一実施の形態に詳述したよ
うに、請求項1記載の発明は作業機の左右ローリング姿
勢を調整するためのローリングシリンダの伸縮量は、該
ローリングシリンダの設定手段が作業機水平位置に接近
するのに伴って漸減するように構成したので、作業機が
水平位置に近い状態では、前記設定手段の操作に対して
作業機の姿勢変化が緩慢となり、作業機の左右ローリン
グ姿勢を微調整することが可能である。
【0030】また、請求項2記載の発明は、ローリング
シリンダの伸縮量を設定する設定手段が回転式把持部を
有し、この把持部が作業機水平にあるときの指示位置を
中心としてその左右所定角度内ではローリングシリンダ
の伸縮量を小さくしたので、作業頻度が高い略水平状態
に近い姿勢での傾き調整を細かく設定することができ、
特殊な部品を使用することなく安価且つ正確にローリン
グ制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施の形態を示すものである。
【図1】トラクタの車体と作業機の側面図。
【図2】トラクタの車体と作業機の背面図。
【図3】ローリング制御系のブロック図。
【図4】モード切り換えスイッチ及び水平調整ダイヤル
の正面図。
【図5】油圧回路図。
【図6】水平調整ダイヤルの指示位置と作業機の左右ロ
ーリング姿勢の関係を示すグラフ。
【図7】遠心力センサの正面図。
【図8】遠心力センサの側面図。
【図9】(a)車体が右下がり時でのスロープセンサの
検出状態を示す正面図。 (b)車体が右下がり時での遠心力センサの検出状態を
示す正面図。
【図10】(a)車体が左旋回時でのスロープセンサの
検出状態を示す正面図。 (b)車体が左旋回時での遠心力センサの検出状態を示
す正面図。
【図11】(a)車体が右下がり且つ左旋回時でのスロ
ープセンサの検出状態を示す正面図。 (b)車体が右下がり且つ左旋回時での遠心力センサの
検出状態を示す正面図。
【図12】(a)クローラユニットを装着したトラクタ
の平面図。 (b)クローラユニットを装着したトラクタの側面図。
【図13】ローリングコントロールバルブを取り付けた
フェンダ内部の分解斜視図。
【図14】制御手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
10 トラクタ 12 作業機 16 水平調整ダイヤル 30 ローリングシリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 誠之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 石田 智之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 桜原 清文 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B304 LA02 LA06 LB05 LB15 MA08 MC02 PA08 PB06 QA12 QA26 QB04 QC03 QC07 RA23 RA28

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に連結した作業機12の左右ローリ
    ング姿勢を調整するローリングシリンダ30と、該ロー
    リングシリンダ30の伸縮量を設定する設定手段16と
    を備えた作業車両10に於いて、前記設定手段16の操
    作量に対するローリングシリンダ30の伸縮量は、作業
    機12が水平位置に接近するのに伴って漸減するように
    構成したことを特徴とする作業機のローリング制御装
    置。
  2. 【請求項2】 車体に連結した作業機12の左右ローリ
    ング姿勢を調整するローリングシリンダ30と、該ロー
    リングシリンダ30の伸縮量を設定する設定手段16と
    を備えた作業車両10に於いて、前記設定手段16は回
    転式把持部を有し、作業機12が水平位置にあるときの
    把持部の指示位置を中心として、該指示位置から左右所
    定角度θ内ではローリングシリンダ30の伸縮量を小さ
    くし、且つ、前記所定角度θ外ではローリングシリンダ
    30の伸縮量を前記所定角度θ内よりも大きくしたこと
    を特徴とする作業機のローリング制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008301761A (ja) * 2007-06-07 2008-12-18 Iseki & Co Ltd 作業車体のローリング装置

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JP2008301761A (ja) * 2007-06-07 2008-12-18 Iseki & Co Ltd 作業車体のローリング装置

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