JP2002208576A - 基板処理方法及び基板処理装置 - Google Patents

基板処理方法及び基板処理装置

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JP2002208576A
JP2002208576A JP2001001525A JP2001001525A JP2002208576A JP 2002208576 A JP2002208576 A JP 2002208576A JP 2001001525 A JP2001001525 A JP 2001001525A JP 2001001525 A JP2001001525 A JP 2001001525A JP 2002208576 A JP2002208576 A JP 2002208576A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の洗浄液の供給時間を短縮し,装置の小
型化を図ることができる,基板処理方法を提供する。 【解決手段】 純水,薬液A,Bを洗浄槽60に供給し
て生成された混合液にウェハWを浸漬させて洗浄処理す
る方法であって,内槽61内の液面が第1のレベルS1
に到達するまで,純水,薬液A,Bを洗浄槽60に供給
する工程と,液面が第1のレベルS1に到達した後,混
合容量が最大の純水の供給を停止し,薬液A,Bをそれ
ぞれ混合容量まで供給する工程と,薬液A,Bを混合容
量供給した後,外槽62内の液面が第2のレベルS2に
到達するまで,純水を供給する工程を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,例えば半導体ウェ
ハやLCD基板用ガラス等の洗浄処理などを行う基板処
理方法及び基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体デバイスの製造プロセスに
おいては,半導体ウェハ(以下,「ウェハ」という。)
を所定の薬液や純水等の洗浄液によって洗浄し,ウェハ
に付着したパーティクル,有機汚染物,金属不純物のコ
ンタミネーションを除去する洗浄装置が使用されてい
る。その中でも,複数の洗浄液が充填されて混合された
洗浄槽内にウェハを浸漬させて洗浄処理を行うウェット
型の洗浄装置は,ウェハに付着したパーティクル等を効
果的に除去できるため広く普及している。
【0003】従来の洗浄装置では,各洗浄液毎にタンク
が設けられ,これら各タンクから洗浄液がそれぞれ供給
されて洗浄槽内で混合液が生成される。洗浄液には,例
えばアンモニア水溶液(NHOH),塩酸(HC
l),フッ酸(HF),過酸化水素水(H)等の
薬液や純水(HO)等があり,混合液には,例えばA
PM(NHOH/H/HOの混合液),HP
M(HCl/H/H Oの混合液),DHF(H
F/HOの混合液)等がある。
【0004】このような洗浄装置では,好適な洗浄処理
が実施できるように所定の混合比率で混合液を生成する
必要がある。このため,各タンクでは,洗浄液を混合容
量だけ貯め,1回の供給毎に中をそれぞれ空にしてい
た。
【0005】ところで従来,前述したようにタンクは各
洗浄液毎に設けられ,さらに混合容量の洗浄液を貯留で
きるように相当の大きさを有する必要があったので,洗
浄装置が大型化していた。そこで,例えば特開平5―2
99403号に開示された洗浄装置によれば,純水が貯
留されるタンクを装置から外し,工場の純水供給源に接
続された供給路から純水を洗浄槽に対して直接供給する
ことにより,装置の小型化を図っていた。そして,充填
の際には,先ず各タンク内から薬液をそれぞれ供給して
各タンク内を空にした後,洗浄槽に設置された液面セン
サに液面が到達するまで,供給路から純水を供給するこ
とにより,純水を混合容量だけ供給して所定の混合比率
の混合液を生成するように図っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,この特
開平5―299403号に開示された洗浄装置によれ
ば,タンク内から薬液が供給されている間,純水供給源
から純水を供給することができないので,供給に時間を
要する。また,薬液が貯留されるタンクは,依存として
相当の大きさを有しているので,洗浄装置の小型化に関
して更に改善する余地がある。
【0007】従って本発明の目的は,複数の洗浄液の供
給時間を短縮し,装置の小型化を図ることができる,基
板処理方法及び基板処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,請求項1の発明は,複数の処理液を各々の混合容量
だけ処理槽に供給して生成された混合液に基板を浸漬さ
せて処理する方法であって,処理槽内の液面が第1のレ
ベルに到達するまで,前記複数の処理液を処理槽に供給
する工程と,液面が第1のレベルに到達した後,前記複
数の処理液のうちで混合容量が最大の処理液の供給を停
止し,混合容量が最大の処理液以外の処理液を混合容量
まで供給する工程と,前記混合容量が最大の処理液以外
の処理液を混合容量まで供給した後,前記処理槽内の液
面が第2のレベルに到達するまで,前記混合容量が最大
の処理液を供給する工程を有することを特徴としてい
る。
【0009】請求項1の基板処理方法において,基板と
は,半導体ウェハやLCD基板用ガラス等の基板などが
例示され,その他,CD基板,プリント基板,セラミッ
ク基板などでも良い。混合容量が最大の処理液には,例
えば純水があり,混合容量が最大の処理液以外の処理液
には,各種薬液がある。また,請求項2に記載したよう
に,少なくとも前記処理槽における第1のレベルと第2
のレベルの間の容量が前記混合容量が最大の処理液以外
の処理液の混合容量よりも多くなるような位置に前記第
1のレベルは設定され,処理に必要な混合液の総容量を
満たす位置に前記第2のレベルは設定されることが好ま
しい。
【0010】このような請求項1,2に記載の基板処理
方法にあっては,処理槽内の液面が第1のレベルに到達
するまで,複数の処理液を処理槽に供給するので,混合
容量が最大の処理液以外の処理液を各々の混合容量だけ
供給した後でなければ混合容量が最大の処理液を供給す
ることができない場合と比べて,供給時間を短縮するこ
とができる。また,第1のレベルに到達した後は混合容
量が最大の処理液の供給を一旦停止し,混合容量が最大
の処理液以外の処理液を混合容量供給した後に,混合容
量が最大の処理液の供給を再開させ,処理槽内の液面が
第2のレベルに到達するまで,混合容量が最大の処理液
を供給するので,混合容量が最大の処理液も混合容量だ
け自動的に供給することが可能となる。
【0011】請求項3の発明は,複数の処理液を各々の
混合容量だけ処理槽に供給して生成された混合液に基板
を浸漬させて処理する方法であって,前記複数の処理液
のうちで混合容量が最大の処理液を第1の流量として,
混合容量が最大の処理液以外の処理液を混合容量供給す
るまで,複数の処理液を処理槽に供給する工程と,前記
混合容量が最大の処理液以外の処理液を混合容量供給し
た後,前記混合容量が最大の処理液を第1の流量よりも
大きい第2の流量で供給する工程を有することを特徴と
している。
【0012】請求項3に記載の基板処理方法において,
請求項4に記載したように,前記第1の流量は,前記混
合容量が最大の処理液以外の処理液を混合容量供給した
後でも処理槽内に前記混合容量が最大の処理液を供給で
きるスペースを残せるような流量に設定されていること
が好ましい。
【0013】請求項3,4に記載の基板処理方法にあっ
ては,混合容量が最大の処理液以外の処理液を混合容量
供給した後でも処理槽内に前記混合容量が最大の処理液
を供給できるスペースを残せるように,混合容量が最大
の処理液を第1の流量で供給する一方で,混合容量が最
大の処理液以外の処理液を混合容量供給するまで,複数
の処理液を処理槽に供給するので,供給時間を短縮する
ことができる。また,混合容量が最大の処理液以外の処
理液を混合容量供給した後,混合容量が最大の処理液を
第1の流量より大きい第2の流量で供給するので,この
混合容量が最大の処理液を混合容量だけ自動的に短時間
で供給することが可能となる。
【0014】請求項5の発明は,複数の処理液を各々の
混合容量だけ処理槽に供給して生成された混合液に基板
を浸漬させて処理する方法であって,処理槽内の液面が
第1のレベルに到達するまで,複数の処理液を処理槽に
供給する工程と,第1のレベルに到達した時点で,複数
の処理液のうちで混合容量が最大の処理液以外の処理液
を混合容量供給したか否かを判別する工程を有すること
を特徴としている。
【0015】請求項5に記載の基板処理方法において,
請求項6に記載したように,前記判別により,前記混合
容量が最大の処理液以外の処理液を未だ混合容量供給し
ていないと判別した場合,混合容量が最大の処理液の供
給を停止すると共に,前記混合容量が最大の処理液以外
の処理液を混合容量まで供給する工程と,前記混合容量
が最大の処理液以外の処理液を混合容量まで供給した
後,前記処理槽内の液面が第2のレベルに到達するま
で,前記混合容量が最大の処理液を供給する工程を有す
ることが好ましい。また,請求項7に記載したように,
少なくとも前記処理槽における第1のレベルと第2のレ
ベルの間の容量が前記混合容量が最大の処理液以外の処
理液の混合容量よりも多くなるような位置に前記第1の
レベルは設定され,処理に必要な混合液の総容量を満た
す位置に前記第2のレベルは設定されることが好まし
い。
【0016】請求項5〜7に記載の基板処理方法にあっ
ては,処理槽内の液面が第1のレベルに到達するまで,
複数の処理液を処理槽に供給するので,請求項1,2に
記載の基板処理方法と同様に供給時間を短縮することが
できる。また,処理槽内の液面が第1のレベルに到達し
た時点で,混合容量が最大の処理液以外の処理液を混合
容量供給したか否かを判別する。例えば混合容量が最大
の処理液以外の処理液全てを未だ混合容量供給していな
いと判別した場合には,混合容量が最大の処理液の供給
を一旦停止し,混合容量が最大の処理液以外の処理液全
てを混合容量まで供給することを先に済ます。その後,
処理槽内の液面が第2のレベルに到達するまで,混合容
量が最大の処理液を供給するので,請求項1,2に記載
の基板処理方法と同様に混合容量が最大の処理液を混合
容量だけ自動的に供給することが可能となる。また,混
合容量が最大の処理液以外の処理液全てを混合容量まで
供給した後でも,処理槽内に混合容量が最大の処理液を
供給できるスペースを残せるように,第1のレベルは,
処理槽における第1のレベルと第2のレベルの間の容量
が混合容量が最大の処理液以外の処理液全ての混合容量
よりも多くなるような位置に設定される。
【0017】また,混合容量が最大の処理液以外の処理
液の少なくとも1つの処理液を未だ混合容量供給してい
ないと判別した場合,混合容量が最大の処理液の供給を
一旦停止し,この未だ混合容量供給していない混合容量
が最大の処理液以外の処理液を混合容量まで供給するこ
とを先に済ます。その後,混合容量が最大の処理液の供
給を再開させて第2のレベルまで供給すると良い。ま
た,第1のレベルは,処理槽における第1のレベルと第
2のレベルの間の容量が未だ混合容量供給されていない
混合容量が最大の処理液以外の処理液の混合容量よりも
多くなるような位置に設定される。
【0018】請求項8に記載したように,前記判別によ
り,前記混合容量が最大の処理液以外の処理液全てを混
合容量供給していると判別した場合,前記処理槽内の液
面が第2のレベルに到達するまで,混合容量が最大の処
理液を供給する工程を有することが好ましい。また,請
求項9に記載したように,少なくとも複数の処理液を処
理槽に供給している間に混合容量が最大の処理液以外の
処理液全てを混合容量供給した時点での処理槽内の液面
よりも高い位置に前記第1のレベルは設定され,処理に
必要な混合液の総容量を満たす位置に前記第2のレベル
は設定されることが好ましい。
【0019】請求項5,8,9に記載の基板処理方法に
あっては,処理槽内の液面が第1のレベルに到達するま
で,複数の処理液を処理槽に供給するので,請求項1,
2に記載の基板処理方法と同様に供給時間を短縮するこ
とができる。また,処理槽内の液面が第1のレベルに到
達した時点で,混合容量が最大の処理液以外の処理液を
混合容量供給したか否かを判別する。例えば混合容量が
最大の処理液以外の処理液全てを既に混合容量供給して
いると判別した場合には,そのまま混合容量が最大の処
理液を,処理槽内の液面が第2のレベルに到達するまで
供給することにより,混合容量だけ自動的に供給する。
この場合,既に混合容量が最大の処理液以外の処理液全
てを混合容量供給しているので,第1のレベルと第2の
レベルの間の容量が混合容量が最大の処理液以外の処理
液全ての混合容量よりも多くなるような位置に第1のレ
ベルは設定される必要は無くなり,第1のレベルと第2
のレベルの間の容量が混合容量が最大の処理液以外の処
理液全ての混合容量よりも少なくなるような位置に第1
のレベルは設定されても良い。また,第1のレベルは,
複数の処理液を処理槽に供給している間に混合容量が最
大の処理液以外の処理液全てを混合容量供給した時点で
の処理槽内の液面よりも高い位置に設定される。
【0020】請求項10の発明は,複数の処理液を各々
の混合容量だけ処理槽に供給して生成された混合液に基
板を浸漬させて処理する装置であって,前記複数の処理
液のうちで混合容量が最大の処理液と,混合容量が最大
の処理液以外の処理液を供給する複数の供給路と,これ
ら複数の供給路にそれぞれ設けられた弁と,前記処理槽
内の液面の高さが第1のレベルに到達したことを検出す
るための第1のセンサと,前記処理槽内の液面の高さが
第2のレベルに到達したことを検出するための第2のセ
ンサと,前記第1のセンサから出力される検出信号と,
前記第2のセンサから出力される検出信号に基づいて少
なくとも前記混合容量が最大の処理液を供給する供給路
に設けられた弁の開閉を制御するコントローラを備える
ことを特徴としている。
【0021】請求項10に記載の基板処理装置におい
て,請求項11に記載したように,前記第1のセンサの
検出信号が前記コントローラに出力された時点で,前記
混合容量が最大の処理液以外の処理液を未だ混合容量供
給していない場合,前記コントローラは少なくとも前記
混合容量が最大の処理液を供給する供給路に設けられた
弁を閉じるように制御しても良い。また,請求項12に
記載したように,少なくとも前記処理槽における第1の
レベルと第2のレベルの間の容量が前記混合容量が最大
の処理液以外の処理液の混合容量よりも多くなるような
位置に前記第1のレベルは設定され,処理に必要な混合
液の総容量を検出する位置に前記第2のレベルは設定さ
れることが好ましい。
【0022】請求項13に記載したように,複数の処理
液を供給して前記第1のセンサの検出信号が前記コント
ローラに出力された時点で,前記混合容量が最大の処理
液以外の処理液全てを混合容量供給している場合,前記
コントローラは少なくとも前記混合容量が最大の処理液
を供給する供給路に設けられた弁を閉じないように制御
しても良い。また,請求項14に記載したように,少な
くとも複数の処理液を処理槽に供給している間に混合容
量が最大の処理液以外の処理液全てを混合容量供給した
時点での処理槽内の液面よりも高い位置に前記第1のレ
ベルは設定され,処理に必要な混合液の総容量を満たす
位置に前記第2のレベルは設定されることが好ましい。
【0023】請求項15に記載したように,前記混合容
量が最大の処理液以外の処理液を供給する供給路は,前
記混合容量が最大の処理液以外の処理液を貯留するタン
クに接続されても良い。請求項10〜15に記載の基板
処理装置にあっては,混合容量が最大の処理液は,例え
ば工場内の供給源から供給路を介して処理槽に直接供給
され,混合容量が最大の処理液以外の処理液は,タンク
に一旦貯留されてから処理槽に供給される。このように
混合容量が最大の処理液を貯留するタンクを設ける必要
がないので,装置を小型化することができる。なお,複
数の処理液が例えば純水と各種薬液からなり,混合容量
が最大の処理液が純水である場合には,純水は直接供給
され,複数の処理液が例えば各種薬液のみからなる場合
には,混合容量が最大の薬液は直接供給される。
【0024】請求項16に記載したように,前記タンク
の上部に,前記混合容量が最大の処理液以外の処理液が
混合容量の1/N(N:自然数)の容量貯留されたこと
を検出する定量センサが設置され,前記タンクの下部
に,前記混合容量が最大の処理液以外の処理液が混合容
量の1/Nの容量供給されたことを検出する下限センサ
が設置されることが好ましい。この場合,請求項17に
記載したように,前記コントローラは,前記定量センサ
から出力される検出信号と,前記下限センサから出力さ
れる検出信号に基づいて前記弁の開閉を制御することが
好ましい。
【0025】請求項16,17に記載の基板処理装置に
あっては,先ずタンク内の液面が定量センサの位置(高
さ)に到達するまで,コントローラはタンクに接続され
た供給路の弁を閉じる。タンク内に,混合容量が最大の
処理液以外の処理液は混合容量の1/Nの容量貯留され
る。タンク内の液面が定量センサの位置(高さ)に到達
すると,これを定量センサが検出して検出信号をコント
ローラに出力する。この検出信号を受けたコントローラ
は,タンク内の液面が下限センサの位置(高さ)に下が
るまで,前記弁を開く。これにより処理槽に,混合容量
が最大の処理液以外の処理液は混合容量の1/Nの容量
供給される。そして,タンク内の液面が下限センサの位
置(高さ)に下がると,これを下限センサが検出して検
出信号をコントローラに出力する。この検出信号を受け
たコントローラは,前記弁を閉じる。先と同様にタンク
内の液面が定量センサの位置(高さ)に到達するまでタ
ンク内に混合容量が最大の処理液以外の処理液は貯留さ
れる。こうして,弁の開閉を数回繰り返して混合容量が
最大の処理液以外の処理液の貯留と供給を交互に所定回
数,すなわちN回行えば,混合容量が最大の処理液以外
の処理液を混合容量供給することができる。このように
タンク内から数回に渡って混合容量が最大の処理液以外
の処理液を供給するので,1回で混合容量が最大の処理
液以外の処理液を供給できるようにタンクの容積を大き
くとる場合に比べて,タンクを小型化することができ
る。
【0026】請求項18の発明は,複数の処理液を各々
の混合容量だけ処理槽に供給して生成された混合液に基
板を浸漬させて処理する装置であって,前記複数の処理
液のうちで混合容量が最大の処理液と,混合容量が最大
の処理液以外の処理液を供給する複数の供給路と,これ
ら複数の供給路にそれぞれ設けられた弁及びフローメー
タと,前記処理槽内の液面の高さを検出するために設け
られた液面センサと,前記フローメータから出力される
検出信号と,前記液面センサから出力される検出信号に
基づいて前記弁の開閉を制御するコントローラを備える
ことを特徴としている。
【0027】請求項18に記載の基板処理装置におい
て,請求項19に記載したように,前記液面センサは,
前記処理槽内の液面の高さに基づいて処理に必要な混合
液の総容量を検出することが好ましい。
【0028】請求項18,19にあっては,混合容量が
最大の処理液と混合容量が最大の処理液以外の処理液
は,例えば工場内の各々の供給源から供給路を介して処
理槽にそれぞれ直接供給されるので,例えばタンクを全
く設置する必要がなくなり,装置の小型化をより一層図
ることができる。
【0029】請求項20の発明は,複数の処理液を各々
の混合容量だけ処理槽に供給して生成された混合液に基
板を浸漬させて処理する装置であって,少なくとも1つ
の処理液を一定容量貯留するためのタンクから処理槽に
処理液を供給するための第1の供給路と,他の処理液の
1つをその処理液の処理液供給源から処理槽に供給する
ための第2の供給路と,第2の供給路に設けられた弁
と,処理槽内の液面の高さを検出するために設けられた
液面センサと,液面センサから出力される検出信号に基
づいて前記弁の開閉を制御するコントローラとを備える
ことを特徴としている。
【0030】請求項20に記載の基板処理装置におい
て,請求項21に記載したように,前記液面センサの検
出信号が前記コントローラに出力された時点で,前記タ
ンクから供給される処理液を未だ混合容量供給していな
い場合,コントローラが前記弁を閉じるように制御し,
請求項22に記載したように,更に,前記コントローラ
は,第1の供給路から処理液を混合容量まで供給した時
点で,前記弁を再び開くように制御しても良い。また,
請求項23に記載したように,前記タンクには薬液が貯
留され,前記処理液供給源が純水供給源であることが好
ましい。
【0031】
【発明の実施の形態】以下,添付図面を参照しながら本
発明の好ましい実施の形態を説明する。図1は,本発明
の実施の形態にかかる基板処理装置としての洗浄装置1
2〜19を備えた洗浄システム1の斜視図である。この
洗浄システム1は,搬入部2と,洗浄・乾燥処理部10
と,搬出部50とを備え,キャリアC単位での基板とし
てウェハWの搬入,ウェハWの洗浄,乾燥処理,キャリ
アC単位でのウェハWの搬出までを一貫して行うように
構成されている。
【0032】搬入部2は,洗浄前のウェハWを25枚収
納したキャリアCを搬入しウェハWを洗浄に移行させる
までの動作を行う。即ち,搬入ステージ5に載置された
キャリアCを移送装置6によってローダ7へ例えば2個
ずつ搬送し,このローダ7でキャリアCからウェハWを
取り出す構成になっている。
【0033】洗浄・乾燥処理部10には,搬入部2側か
ら順に,ウェハWを搬送する搬送装置30のウェハチャ
ック30a,30aを洗浄および乾燥するためのウェハ
チャック洗浄・乾燥装置11,各種の薬液や純水等の洗
浄液を用いてウェハWを洗浄する各洗浄装置12〜1
9,搬送装置33のウェハチャック33a,33aを洗
浄および乾燥するためのウェハチャック洗浄・乾燥装置
20,および洗浄装置12〜19で洗浄されたウェハW
に対して,乾燥処理を行う乾燥装置21が配列されてい
る。さらに洗浄・乾燥処理部10の前面側(図1におけ
る手前側)には,前述の搬送装置30,31,32,3
3が配列されている。一般的な洗浄プロセスに従い,薬
液洗浄とリンス洗浄とが交互に行えるように例えば洗浄
装置12,14,16,18は薬液洗浄(薬液処理)を
行うように構成され,洗浄装置13,15,17,19
はリンス洗浄(リンス処理)を行うように構成されてい
る。洗浄装置12,14,16,18で行われる薬液洗
浄は,それぞれ種類が異なっている。また,洗浄装置1
3,15,17,19では,純水を用いてリンス洗浄が
行われる。
【0034】なお,以上の配列や洗浄装置12〜19の
組合わせは,ウェハWに対する洗浄処理の種類によって
任意に組み合わせることができる。例えば,ある洗浄装
置を減じたり,逆にさらに他の種類の薬液を用いてウェ
ハWを薬液洗浄する洗浄装置を付加してもよい。
【0035】搬出部50は,洗浄・乾燥処理部10で洗
浄,乾燥されたウェハWをキャリアCに装填後にキャリ
アC単位で搬出する。即ち,アンローダ51によって,
洗浄後のウェハWが収納されたキャリアCを,移送装置
(図示せず)によって,搬出ステージ52にまで搬送す
る構成になっている。
【0036】薬液洗浄が行われる洗浄装置12,14,
16,18は何れも同様の構成を有するので,洗浄装置
12を例にとって説明する。図2に示すように,洗浄装
置12は,ウェハWの洗浄処理が行われる処理槽として
の洗浄槽60を備えている。
【0037】洗浄槽60は,複数の洗浄液を供給して生
成された混合液にウェハWを浸漬させる内槽61と,該
内槽61から溢れ出た混合液を受け止める外槽62とを
備えている。内槽61は,ウェハWを収納するのに充分
な大きさを有する箱形に形成され,外槽62は,内槽6
1の開口部を取り囲んで装着される。
【0038】内槽61と外槽62との間には,洗浄中に
混合液を循環させる循環回路63が接続されている。こ
の循環回路63の入口は,外槽62の底面に接続されて
いる。この循環回路63には,ポンプ65,フィルタ6
6が順に配列され,循環回路63の出口は,内槽61の
底面に接続されている。洗浄中は,内槽61から外槽6
2にオーバーフローした混合液を循環回路63内で循環
させ,浄化した後に再び内槽61内に供給するようにな
っている。また,内槽61,外槽62の各底面には,排
液が行えるようにドレイン管(図示せず)が接続されて
いる。
【0039】内槽61には,純水と例えば2種類の薬液
とが各々の混合容量だけ供給されて混合液が生成され
る。純水は,供給される洗浄液のうちで混合容量が最大
である。薬液は,混合容量が最大の処理液以外の処理液
としての役割を果たし,例えばアンモニア水溶液(NH
OH),塩酸(HCl),フッ酸(HF),過酸化水
素水(H)等がある。例えばアンモニア水溶液,
過酸化水素水,純水が供給されると,APM(NH
H/H/HOの混合液)が生成され,例えば塩
酸,過酸化水素水,純水が供給されると,HPM(HC
l/H/H Oの混合液)が生成される。
【0040】洗浄装置12には,薬液が貯留されるタン
ク70,71が設けられ,純水を供給する供給路72
(第2の供給路)が導入されている。タンク70に貯留
されるものを薬液Aとし,タンク71に貯留されるもの
を薬液Bとする。
【0041】タンク70には,混合容量が最大の処理液
以外の処理液を供給する供給路としてのタンク供給路7
3(第1の供給路)と,タンク補充路74が接続され,
タンク供給路73により洗浄槽60に薬液Aを供給し,
タンク補充路74により薬液Aを洗浄槽60に適宜補充
する。タンク供給路73には,開閉弁75が設けられ,
タンク補充路74には流量調整弁76が設けられてい
る。そして,工場内の薬液Aの薬液供給源に通じた薬液
供給路77によりタンク70内には薬液Aが貯留され,
この薬液供給路77には,開閉弁78が設けられてい
る。同様にタンク71にも,タンク供給路80,タンク
補充路81が接続されている。タンク供給路80には開
閉弁82が設けられ,タンク補充路81には流量調整弁
83が設けられている。そして,薬液供給路84により
タンク71内に薬液Bが貯留され,薬液供給路84には
開閉弁85が設けられている。
【0042】供給路72は,工場内の純水供給源(図示
せず)に通じており,純水供給源から純水を内槽61に
直接供給するようになっている。供給路72には,開閉
弁86が設けられている。また,純水を補充する補充路
87も導入され,この補充路87には,流量調整弁88
が設けられている。この場合,薬液A,B,純水の混合
比率は,例えば1:1:48となっている。混合容量が
最大の純水を貯留するタンクを設けると,装置の大型化
を招いてしまうが,このように純水を純水供給源から供
給路72を通して洗浄槽60に対して直接供給すること
により,この純水を貯留するタンクを不要にし,装置の
小型化を図っている。また,タンク70,71を,洗浄
槽60の上方に設置し,自重により液供給や液補充を行
う。そうすれば,タンク供給路73,80に供給ポンプ
や,タンク補充路74,81に補充ポンプを設けなくて
済む。これによっても,装置の小型化を図ることができ
る。
【0043】次いで,洗浄装置12の制御系について説
明する。タンク70では,上部に定量センサTS1が設
けられ,下部に下限センサTS2が設けられている。同
様にタンク71では,上部に定量センサTS3が設けら
れ,下部に下限センサTS4が設けられている。これら
各センサの検出信号は,コントローラ90に対して出力
される。また,内槽61には,第1のセンサとしてのセ
ンサ管91が設けられ,外槽62には,第2のセンサと
してのセンサ管92が設けられている。これら各センサ
管91,92は,管内の気体の圧力を検出し,その圧力
検出信号をコントローラ90に対して出力して液面の位
置(高さ)を検出するための液面センサとしての役割を
果たす。一方,コントローラ90は,前記開閉弁75,
78,82,85,86と,前記流量調整弁76,8
3,88に対して制御信号を出力する。
【0044】コントローラ90による制御を,図3〜図
7に基づいて説明する。先ずコントローラ90は,定量
センサTS1と下限センサTS2から出力される検出信
号と,定量センサTS3と下限センサTS4から出力さ
れる検出信号とに基づいて開閉弁75,78,82,8
5,86を制御する。タンク70,71では同様の制御
が行われるので,タンク70を例にとって説明する。タ
ンク70において,定量センサTS1は,薬液Aが混合
容量の1/N(N:自然数)の容量貯留されたことを検
出し,下限センサTS2は,薬液Aが混合容量の1/N
の容量供給されたことを検出する。例えば前述したよう
に薬液A,B,純水の混合比率は1:1:48であっ
て,洗浄処理に必要な混合液の総容量が20L(リット
ル)である場合,薬液A,Bの各混合容量は,0.4L
となり,純水の混合容量は,19.2Lとなる。例えば
N=4である場合には,1回の供給毎にタンク70には
0.1Lの薬液Aが貯留される。このようにタンク70
は,一定容量の薬液を貯留し,タンク70の大きさは,
少なくともこの一定容量(この例では0.1L)を越え
るように設計されていればよい。
【0045】先ずコントローラ90は,開閉弁75を閉
じると共に開閉弁78を開き,薬液供給路77から薬液
Aをタンク70内に供給させる。図3に示すように,タ
ンク70内に薬液Aを混合容量の1/Nの容量貯め,液
面が定量センサTS1の位置(高さ)に到達すると,こ
れを定量センサTS1が検出して検出信号をコントロー
ラ90に出力する。この検出信号を受けたコントローラ
90は,開閉弁78を閉じて薬液供給路77からの薬液
Aの供給を停止させる。一方,開閉弁75を開き,タン
ク70から薬液Aを洗浄槽60に供給させる。その後,
図4に示すように,薬液Aを混合容量の1/Nの容量供
給して液面が下限センサTS2の位置(高さ)まで下が
ると,これを下限センサTS2は検出して検出信号をコ
ントローラ90に出力する。この検出信号を受けたコン
トローラ90は,開閉弁75を閉じて薬液Aの供給を停
止させる。一方,再び開閉弁78を開き,薬液供給路7
7から薬液Aを供給させてタンク70内に貯める。図3
に示すように,タンク70内に薬液Aを再び貯留し,洗
浄槽60に供給可能な状態になる。こうして開閉弁7
5,78の開閉を数回繰り返して薬液Aの供給を所定回
数,すなわちN回行うと,洗浄槽60に対して混合容量
の薬液Aを供給することができる。そして,混合容量の
薬液Aを供給し,下限センサTS2から最後(N回目)
の検出信号がコントローラ90に出力されると,コント
ローラ90は,開閉弁75を閉じて以後の薬液Aの供給
を停止させる。このように,タンク70内から数回に渡
って薬液Aを供給するので,従来のように1回で薬液A
を供給できるようにタンク70の容積を大きくとる必要
がなくなり,タンク70を小型化することができる。同
様にタンク71でも,定量センサTS3は,薬液Bが混
合容量の1/N(N:自然数)の容量貯留されたことを
検出し,下限センサTS4は,薬液Bが混合容量の1/
Nの容量供給されたことを検出する。また,開閉弁8
2,85の開閉をN回繰り返して薬液Bの貯留と供給を
交互に行うと,洗浄槽60に混合容量の薬液Bを供給す
ることができる。そして,混合容量の薬液Bを供給し,
下限センサTS4から最後(N回目)の検出信号がコン
トローラ90に出力されると,コントローラ90は,開
閉弁82を閉じて以後の薬液Bの供給を停止させる。こ
の場合も,タンク71を従来に比べて小型化することが
できる。一方,このように下限センサTS2,TS4か
ら何れもN回目の検出信号がコントローラ90に出力さ
れると,後述するようにコントローラ90は,開閉弁8
6を開いて純水を供給させるようになっている。なお,
薬液A,Bの供給回数は,各薬液毎に個別に設定するこ
とができ,供給回数が互いに異なっていても良い。
【0046】またコントローラ90は,センサ管91,
92から出力される圧力検出信号に基づいて開閉弁7
5,82,86を制御する。センサ管91は,先端部が
液中に沈められるように,内槽61の所定位置に先端口
が開口し,図示しない気体供給手段により,液面上の気
圧(例えば大気圧)よりも高い圧力を有する気体例えば
ガス(不活性ガス)が一定流量で供給される。液面
の高さが所定位置に到達して先端部が液中に沈められる
と,液体が管内に入り込まないように気体供給手段はN
ガスの供給圧を上げて供給するようになり,管の先端
口からは例えば気泡が出る。一方,センサ管91内に供
給される気体の圧力(管内の圧力),即ちNガスの供
給圧は,センサ管91の先端口が内槽61内の液から受
ける圧力に等しく,この先端口から液面までの距離に比
例するという関係が成立する。そして,管の先端口の位
置を所定位置(既知の値)に設定しておき,センサ管9
1によりNガスの供給圧を検出して圧力検出信号をコ
ントローラ90に出力することにより,その圧力検出信
号に基づいて管先端口から液面までの距離を検出し,ひ
いては内槽61内の液面の位置(高さ)を検出すること
ができる。内槽61内の液面が上昇し,センサ管91か
ら所定の信号レベルの圧力検出信号が出力されると,コ
ントローラ90は,内槽61内の液面は内槽61に設定
された第1のレベルS1に到達したことを認識する。ま
た,センサ管92は,外槽62の所定位置に先端口が開
口し,センサ管91と同様にNガス等は管内に液体が
入り込まないように管の先端口まで充満するように供給
される。そして,センサ管92により圧力検出信号をコ
ントローラ90に出力することにより,その圧力検出信
号に基づいて外槽62内の液面の位置(高さ)を検出す
ることができる。外槽62内の液面が上昇し,センサ管
92から所定の信号レベルの圧力検出信号が出力される
と,コントローラ90は,外槽62内の液面は外槽62
に設定された第2のレベルS2に到達したことを認識す
る。ここで,少なくとも洗浄槽60における第1のレベ
ルS1と第2のレベルS2の間の容量が薬液A,Bの各
混合容量の合計よりもよりも多くなるような位置(高
さ)に第1のレベルS1は設定され,洗浄処理に必要な
混合液の総容量を検出する位置(高さ)に第2のレベル
S2は設定されている。
【0047】コントローラ90は,内槽61内の液面が
第1のレベルS1に到達した時点で,洗浄槽60内に薬
液A,Bをそれぞれ混合容量供給したか否か判別する。
即ち,コントローラ90は,前述したようにセンサ管9
1から所定の信号レベルの圧力検出信号が出力された時
点で内槽61内の液面が第1のレベルS1に到達したこ
とを認識すると共に,下限センサTS2,TS4から最
後の検出信号が出力されているかどうか確認する。内槽
61内の液面が第1のレベルS1に到達した時点で,下
限センサTS2,TS4から最後の検出信号が出力され
ていなければ,薬液A,Bを未だ混合容量供給していな
いと判別し,そのような場合,コントローラ90は,弁
86を閉じて純水の供給を一旦停止すると共に,弁7
5,82の開閉を繰り返して薬液A,Bを混合容量まで
供給するように制御する。
【0048】例えば洗浄槽60内に混合液を充填する場
合,先ず開閉弁75,82,86の何れも開いて薬液
A,B,純水を同時に内槽61に供給する。この場合,
前述したようにタンク70,71から薬液A,Bを数回
に渡って供給する。そして,図5に示すように内槽61
内に液が貯まり内槽61の液面が,第1のレベルS1に
到達すると,これをセンサ管91は検出して所定の信号
レベルの圧力検出信号をコントローラ90に出力する。
この圧力検出信号を受けたコントローラ90は,この時
点で,下限センサTS2,TS4から最後の検出信号が
出力されておらず,薬液A,Bを未だ混合容量供給して
いないと判別している場合,開閉弁86を閉じて純水の
供給を停止させる。一方,薬液A,Bの供給はそのまま
続けさせる。例えば図6に示すように内槽61内が充填
されて外槽62に液が溢れ出る。そして,前述したよう
に下限センサTS2,TS4から最後の検出信号が出力
されて混合容量の薬液A,Bをそれぞれ供給すると,コ
ントローラ90は,開閉弁75,82を閉じると共に,
開閉弁86を開いて純水の供給を再開する。このように
薬液A,B全てを未だ混合容量供給していないと判別し
た場合には,純水の供給を一旦停止し,薬液A,B全て
を混合容量まで供給することを先に済ますようになって
いる。
【0049】また純水の供給を再開させた場合,先ず外
槽62内に液が貯まり,図7に示すように,外槽62の
液面が第2のレベルS2に到達する。そうなると,これ
をセンサ管92は検出して所定の信号レベルの圧力検出
信号をコントローラ90に出力する。この圧力検出信号
を受けたコントローラ90は,開閉弁86を閉じて純水
の供給を停止させる。こうして,洗浄槽60に混合液が
充填される。ここで,薬液A,B,純水の各混合容量の
合計は,洗浄処理に必要な混合液の総容量に等しいの
で,このように薬液A,Bを各々の混合容量だけ供給し
た後に純水を供給した場合,純水を第2のレベルS2に
まで供給することにより,混合容量の純水を洗浄槽60
に自動的に供給することが可能となる。また,このよう
に洗浄槽60内に,薬液A,B,純水を各々の混合容量
だけ供給するので,洗浄槽60内に,所定の混合比率の
混合液を生成することができる。なお,純水の供給を再
開させるにあたっては,外槽62に純水を供給できるス
ペースを残しておけるように,前述したように少なくと
も洗浄槽60における第1のレベルS1と第2のレベル
S2の間の容量が薬液A,Bの各混合容量の合計よりも
多くなるような位置に第1のセンサS1は設定されると
良い。また,内槽61内の液容量と外槽62内の液容量
の合計が洗浄処理に必要な混合液の総容量に等しくなる
ように,第2のレベルS2を設定しても良いし,循環回
路63で循環が行われて混合液が流通すると,外槽62
内の液面が下がるので,この循環回路63で流通する液
容量を考慮に入れて,内槽61内の液容量と外槽62内
の液容量と循環回路63で流通する液容量の合計が,洗
浄処理に必要な混合液の総容量に等しくなるように,第
2のレベルS2を設定しても良い。例えば純水を第2の
レベルS2にまで一旦供給してから,循環回路63で循
環を行わせる。循環回路63内に液が流れ込んで外槽6
2内の液面が下がると,これを見計らって再び純水を第
2のレベルS2にまで供給する。ちょうど2回に渡って
純水を第2のレベルS2に供給することにより,混合容
量の純水を供給する。
【0050】またコントローラ90は,ウェハWの洗浄
回数や洗浄時間等に応じて流量調整弁76,83,88
を制御する。例えば洗浄中に薬液成分が蒸発し,混合液
中の薬液濃度が徐々に低下することがある。また,洗浄
処理の進行に従って,洗浄槽60内の混合液の液量が徐
々に減少することがある。そこで,コントローラ90
は,例えば所定の洗浄回数毎又は洗浄時間毎に,流量調
整弁76,83,88の流量を調整し,薬液A,B,純
水を適宜補充する。なお,補充レシピは,M/C画面
(図示せず)にて,薬液A,B,純水の補充量や,回数
や時間等を入力することにより設定される。
【0051】なお,代表して洗浄装置12について説明
したが,他の薬液洗浄が行われる洗浄装置14,16,
18も同様の構成を有しており,所定の混合比率の混合
液を生成するようになっている。
【0052】さて,洗浄システム1において図示しない
搬送ロボットが未だ洗浄されていないウェハWを例えば
25枚ずつ収納したキャリアCを搬入部2の搬入ステー
ジ5に複数載置する。そして,この搬入部2によって,
例えばキャリアC2個分の50枚のウェハWをキャリア
Cから取り出し,搬送装置30が,ウェハWを50枚単
位で一括して把持する。そして,それらウェハWを搬送
装置31,32,33に引きつきながら,各洗浄装置1
2〜19に順次搬送する。こうして,ウェハWの表面に
付着しているパーティクル等の不純物質を除去する洗浄
を行う。最後に,乾燥装置21において乾燥処理を行
い,搬出部50を介してキャリアC単位で装置外に搬出
する。
【0053】ここで,代表して洗浄装置12における薬
液A,B,純水の供給を,先の図3〜図7及び図8中の
フローチャートに基づいて説明する。まず薬液Aは,図
3に示したように薬液供給路77から供給されてタンク
70に混合容量の1/Nの容量貯留される。そうなる
と,これを定量センサTS1は検出して検出信号をコン
トローラ90に出力する。この検出信号を受けたコント
ローラ90は,開閉弁78を閉じて薬液Aの供給を停止
させる。同様に薬液Bも,薬液供給路84から供給され
てタンク71に混合容量の1/Nの容量貯留されると,
薬液供給路84からの供給が停止させられる。そして,
コントローラ90は,開閉弁75,82,86を開き,
タンク供給路73から薬液Aを,タンク供給路80から
薬液Bを,純水供給源から純水を供給路72を通して内
槽61にそれぞれ供給する(図8中のS1)。このよう
に薬液A,B,純水を同時に供給するので,複数の洗浄
液の供給が効率的に行われる。この場合,薬液A,B,
純水の混合比率は,例えば1:1:48となっており,
純水の混合容量が最大である。このように混合容量が最
大の純水は,タンクに貯められずに純水供給源から直接
供給される。
【0054】また,薬液Aは混合容量の1/Nの容量供
給されると,図4に示したように,タンク70内の液面
が下限センサTS2の位置(高さ)まで下がる。そうな
ると,これを下限センサTS2は検出して検出信号をコ
ントローラ90に出力する。この検出信号を受けたコン
トローラ90は,開閉弁75を閉じて薬液Aの供給を停
止させる。一方,開閉弁78を開き,薬液供給路77か
ら薬液Aを供給させてタンク70内に貯留させる。図3
に示したようにタンク70内の液面が定量センサTS1
の位置(高さ)まで上がると,定量センサTS1は検出
信号をコントローラ90に出力する。この検出信号を受
けたコントローラ90は,開閉弁78を閉じると共に,
開閉弁75を開いて薬液Aの供給を再開する。同様にタ
ンク71内でも,薬液Bの貯留と供給を繰り返す。
【0055】純水を供給すると共に,薬液A,Bの供給
を数回繰り返すと,図5に示したように,内槽61内に
液が貯まって液面が第1のレベルS1まで上昇する。こ
のように液面が第1のレベルS1に到達すると(図8中
のS2),これをセンサ管91は検出して所定の信号レ
ベルの圧力検出信号をコントローラ90に出力する。こ
の圧力検出信号を受けたコントローラ90は,この時点
では,下限センサTS2,TS4から最後の検出信号が
出力されておらず,薬液A,Bを未だ混合容量供給して
いないと判別しているので,開閉弁86を閉じて純水の
供給を停止させる(図8中のS3)。一方,薬液A,B
の供給は,そのまま続けられて図6に示したように,例
えば内槽61内を充填して外槽62に液を溢れ出させ
る。
【0056】タンク70からN回に渡って薬液Aを供給
することにより,混合容量の薬液Aを洗浄槽60に供給
する。下限センサTS2から最後(N回目)の検出信号
がコントローラ90に出力されると,コントローラ90
は,開閉弁75を閉じ,以後,薬液Aの供給を停止させ
る。同様にタンク71からN回に渡って薬液Bを供給す
ることにより,混合容量の薬液Bを洗浄槽60に供給す
る。下限センサTS4から最後(N回目)の検出信号が
コントローラ90に出力されると,コントローラ90
は,開閉弁82を閉じ,以後,薬液Bの供給を停止させ
る。こうして薬液A,Bは各々の混合容量だけ供給され
る。
【0057】また,このように混合容量の薬液A,Bが
供給されると(図8中のS4),コントローラ90は,
開閉弁86を開いて純水の供給を再開させる(図8中の
S5)。純水が供給され,図7に示したように,外槽6
2内の液面は上昇して第2のレベルS2に到達する。こ
のように液面が第2のレベルS2に到達すると(図8中
のS6),これをセンサ管92は検出して所定の信号レ
ベルの圧力検出信号をコントローラ90に出力する。こ
の圧力検出信号を受けたコントローラ90は,開閉弁8
6を閉じて純水の供給を停止させる(図8中のS7)。
このように第1のレベルS1に到達した後は純水の供給
を一旦停止し,薬液A,Bを混合容量供給した後に,純
水の供給を再開させ,洗浄槽60内の液面が第2のレベ
ルS2に到達するまで,純水を供給するので,混合容量
が最大の処理液である純水を混合容量だけ自動的に供給
することが可能となる。また,このように薬液A,B,
純水を各々の混合容量だけ供給するので,所定の混合比
率の混合液を生成することが可能となる。
【0058】循環回路63で洗浄槽60内の混合液は循
環され,薬液A,B,純水は適切に混ぜ合わせられる。
また,洗浄槽60内にウェハWを浸漬させて洗浄処理を
施す。洗浄処理が進みにつれて,混合液中の薬液濃度が
徐々に低下したり,混合液の容量自体も徐々に低下する
ことがあるので,所定の洗浄能力を維持するために,例
えば所定時間毎に,コントローラ90は,流量調整弁7
6,83,88を調整して薬液A,B,純水を適宜補充
する。こうして,洗浄槽60内では,混合液の洗浄能力
が安定し,好適な洗浄処理が行われる。
【0059】かかる洗浄装置12によれば,内槽61内
の液面が第1のレベルS1に到達するまで,純水,薬液
A,Bを洗浄槽60に供給するので,薬液A,Bを各々
の混合容量だけ供給した後でなければ純水を供給するこ
とができない場合と比べて,供給時間を短縮することが
できる。また,混合容量が最大の純水を貯留するタンク
を設ける必要がないので,装置を小型化することができ
る。さらにタンク70内から数回に渡って薬液Aを供給
するようにしたので,タンク70の大きさを従来に比べ
て数分の一に抑えることができる。同様にタンク71の
大きさも従来に比べて数分の一に抑えることができる。
このため,装置の小型化を更に図ることができる。
【0060】以上,本発明の好適な実施の形態の一例を
示したが,本発明はここで説明した形態に限定されな
い。例えば先に説明した実施の形態では,内槽61内の
液面が第1のレベルS1に到達した時点で,薬液A,B
全てを未だ混合容量供給していない場合について説明し
たが,内槽61内の液面が第1のレベルS1に到達する
前に,薬液A,B全てを既に混合容量供給している場合
もある。このような場合の薬液A,B,純水の供給を,
図9〜図11及び図12中のフローチャートに基づいて
説明する。
【0061】まず薬液A,B,純水を内槽61にそれぞ
れ供給する(図12中のS1)。タンク70では薬液A
の貯留と供給が数回繰り返され,同様にタンク71でも
薬液Bの貯留と供給が数回繰り返される。そして図9に
示すように,内槽61内の液面が第1のレベルS1に到
達する前に,タンク70,71からN回に渡って薬液
A,Bを供給して混合容量の薬液A,Bを内槽61にそ
れぞれ供給する(図12中のS2)。下限センサTS
2,TS4から最後(N回目)の検出信号がコントロー
ラ90に出力され,この検出信号からコントローラ90
は薬液A,Bを各々の混合容量だけ供給したことを認識
し,開閉弁75,82を閉じて薬液A,Bの供給を停止
させる。
【0062】図10に示すように,純水が供給されて内
槽61内の液面が第1のレベルS1に到達すると(図1
2中のS3),これをセンサ管91は検出して所定の信
号レベルの圧力検出信号をコントローラ90に出力す
る。この圧力検出信号を受けたコントローラ90は,既
に下限センサTS2,TS4から最後(N回目)の検出
信号を受けていることから,薬液A,B全てを混合容量
供給していると判別する。そうなると,純水の供給を一
旦停止する必要がなくなり,コントローラ90は,開閉
弁86を閉じることなく純水の供給をそのまま続行させ
る(図12中のS4)。
【0063】図11に示したように,外槽62内の液面
は上昇して第2のレベルS2に到達すると(図12中の
S5),これをセンサ管92は検出して所定の信号レベ
ルの圧力検出信号をコントローラ90に出力する。この
圧力検出信号を受けたコントローラ90は,開閉弁86
を閉じて純水の供給を停止させる(図12中のS6)。
こうして,薬液A,B,純水を各々の混合容量だけ供給
して所定の混合比率の混合液を生成する。また,液面が
第1のレベルS1に到達する前に薬液A,B全てを混合
容量供給するので,第1のレベルS1と第2のレベルS
2の間の容量が薬液A,Bの各混合容量の合計よりも多
くなるような位置に第1のレベルS1は設定される必要
は無くなり,第1のレベルS1と第2のレベルS2の間
の容量が薬液A,Bの各混合容量の合計よりも少なくな
るような位置に第1のレベルS1は設定されても良い。
また,第1のレベルS1は,少なくとも薬液A,B,純
水を洗浄槽60に供給している間に薬液A,Bをそれぞ
れ混合容量供給した時点での液面よりも高い位置に設定
される。
【0064】また,内槽61内の液面が第1のレベルS
1に到達する前に,薬液A,Bのどちらか一方の薬液の
みを混合容量だけ供給する場合もあり,このような場合
についての薬液A,B,純水の供給を,図13〜図16
及び図17中のフローチャートに基づいて説明する。例
えば薬液Aのみを先に混合容量だけ供給し,薬液Bを未
だ混合容量供給していない場合を例にとって説明する。
【0065】まず薬液A,B,純水を内槽61にそれぞ
れ供給する(図17中のS1)。タンク70では薬液A
の貯留と供給が数回繰り返され,同様にタンク71でも
薬液Bの貯留と供給が数回繰り返される。そして図13
に示すように,内槽61内の液面が第1のレベルS1に
到達する前に,タンク70からN回に渡って薬液Aを供
給して混合容量の薬液Aを内槽61に供給する(図17
中のS2)。下限センサTS2から最後(N回目)の検
出信号がコントローラ90に出力され,この検出信号か
らコントローラ90は薬液Aを混合容量だけ供給したこ
とを認識し,開閉弁75を閉じて薬液Aの供給を停止さ
せる。
【0066】純水を供給すると共に,薬液Bの供給を数
回繰り返すと,図14に示したように,内槽61内に液
が貯まって液面が第1のレベルS1まで上昇する。この
ように液面が第1のレベルS1まで上昇すると(図17
中のS3),これをセンサ管91は検出して所定の信号
レベルの圧力検出信号をコントローラ90に出力する。
この圧力検出信号を受けたコントローラ90は,この時
点では下限センサTS4からの最後(N回目)の検出信
号を受けておらず,薬液Bを未だ混合容量供給していな
いと判別するので,開閉弁86を閉じて純水の供給を停
止させる(図17中のS4)一方で,開閉弁82を開閉
を繰り返して薬液Bの供給をそのまま続けさせる。
【0067】図15に示すように,タンク71からN回
に渡って薬液Bを供給することにより,混合容量の薬液
Bを洗浄槽60に供給する。下限センサTS4からの最
後の検出信号が出力され,この検出信号を受けたコント
ローラ90は,開閉弁82を閉じ,以後,薬液Bの供給
を停止させる。このように混合容量の薬液Bが供給され
て薬液A,Bの両方が各々の混合容量だけ供給されると
(図17中のS5),コントローラ90は,開閉弁86
を開いて純水の供給を再開させる(図17中のS6)。
【0068】図16に示すように,外槽62内の液面は
上昇して第2のレベルS2に到達すると(図17中のS
7),これをセンサ管92は検出して所定の信号レベル
の圧力検出信号をコントローラ90に出力する。この圧
力検出信号を受けたコントローラ90は,開閉弁86を
閉じて純水の供給を停止させる(図17中のS8)。こ
うして,薬液A,B,純水を各々の混合容量だけ供給し
て所定の混合比率の混合液を生成する。
【0069】また,図18に基づいて本発明の別の実施
の形態にかかる洗浄装置100について説明する。この
洗浄装置100は,内槽101のみからなる洗浄槽10
2を備えている。なお,洗浄槽102を設けた点を除け
ば,この洗浄装置100は先に説明した洗浄装置12と
概ね同一の構成を有するため,図18において,先に説
明した図2と共通の構成要素については同じ符号を付す
ることにより,重複説明を省略する。
【0070】内槽101には,前記センサ管91が設け
られている。このセンサ管91からは,内槽101にお
ける第1,第2のレベルS2にそれぞれ対応した第1,
第2の信号レベルの圧力検出信号がコントローラ90に
出力され,これらの圧力検出信号によりコントローラ9
0は,内槽101内の液面の位置(高さ)が第1,第2
のレベルS2にそれぞれ到達したことを認識する。
【0071】このような洗浄装置100にあっては,先
ず開閉弁75,82,86を開いて薬液A,B,純水を
内槽101に供給する。次いで,内槽101内の液面が
第1のレベルS1に到達すると,これをセンサ管91は
検出して第1の信号レベルの圧力検出信号をコントロー
ラ90に出力する。この圧力検出信号を受けたコントロ
ーラ90は,開閉弁86を閉じて純水の供給を停止する
一方で,薬液A,Bを供給し続ける。タンク70から薬
液Aを,タンク71から薬液Bをそれぞれ数回に渡って
供給して各々の混合容量だけ薬液A,Bを供給すると,
コントローラ90は,開閉弁75,82を閉じる。一
方,開閉弁86を開いて純水の供給を再開させる。純水
が供給されて内槽101内の液面が上昇して第2のレベ
ルS2に到達すると,これをセンサ管91は検出して第
2の信号レベルの圧力検出信号をコントローラ90に出
力する。この圧力検出信号を受けたコントローラ90
は,開閉弁86を閉じて純水の供給を停止させる。この
ような洗浄装置100によっても,洗浄装置12と同様
に,所定の混合比率の混合液を生成することができると
共に,供給時間の短縮化,装置の小型化を図ることがで
きる。また洗浄装置100に,前述したような第1のレ
ベルS1に到達する前に,薬液A,Bの両方を混合容量
供給している場合や薬液A,Bのどちらか一方の薬液の
みを混合容量だけ供給する場合の供給方法を適用するこ
とができる。
【0072】また図19は,本発明の更に別の実施の形
態にかかる洗浄装置110の説明図である。この洗浄装
置110は,タンク70,71を取り外し,薬液Aの薬
液供給源から薬液Aを供給する薬液供給路111と,同
じく薬液Aの薬液供給源から薬液Aを補充する薬液補充
路112と,薬液Bの薬液供給源から薬液Bを供給する
薬液供給路113と,同じく薬液Bの薬液供給源から薬
液Bを補充する薬液補充路114とを備えている。薬液
供給路111にフローメータ115と前記開閉弁75
を,薬液補充路112に流量調整弁116を,薬液供給
路113にフローメータ117と前記開閉弁82を,薬
液補充路114に流量調整弁118を,供給路72に流
量調整弁119をそれぞれ設けている。また,コントロ
ーラ90は,フローメータ115,117からの出力に
基づいて開閉弁75,82の開閉,流量調整弁119を
制御する。さらに洗浄槽60では,液面センサとしての
センサ管92が外槽62に設置されており,このセンサ
管92により処理に必要な混合液の総容量を検出する。
タンク70,71を取り外して薬液A,Bを各々の薬液
供給源から直接供給するように構成した点を除けば,こ
の洗浄装置110は先に説明した洗浄装置12と概ね同
一の構成を有するため,図19において,先に説明した
図2と共通の構成要素については同じ符号を付すること
により,重複説明を省略する。
【0073】このような洗浄装置110における薬液
A,B,純水の供給を図20のフローチャートに基づい
て説明する。先ずコントローラ90は,開閉弁75,8
2を開いて薬液A,Bを洗浄槽60に供給し,かつ流量
調整弁119を調整して純水を第1の流量で洗浄槽60
に供給する(図20中のS1)。この第1の流量は,薬
液A,Bを各々の混合容量で供給した後にも洗浄槽60
に純水の供給スペースが残せるような流量に設定されて
いる。この場合,薬液Aでは,フローメータ115から
薬液Aの流量はコントローラ90に出力される。コント
ローラ90では,積算が行われて混合容量の薬液Aが供
給されたと判明すると,開閉弁75を閉じて薬液Aの供
給を停止する。同様に薬液Bでも,フローメータ117
から薬液Bの流量はコントローラ90に出力されて,混
合容量の薬液Bが供給されたと判明すると,コントロー
ラ90は,開閉弁82を閉じて薬液Bの供給を停止す
る。薬液A,Bの供給がそれぞれ終わると(図20中の
S2),コントローラ90は,流量調整弁119を調整
して純水を第1の流量より大きい第2の流量で供給する
(図20中のS3)。外槽62内の液面が上昇して第2
のレベルS2に到達すると(図20中のS4),これを
センサ管92は検出して所定の信号レベルの圧力検出信
号をコントローラ90に出力する。コントローラ90
は,流量調整弁119を閉じて純水の供給を停止させる
(図20中のS5)。洗浄槽60内にウェハWが浸漬さ
れて洗浄処理が施される。
【0074】このように薬液A,Bを各々の混合容量だ
け供給した後でも洗浄槽60内に供給スペースを残せる
ように,純水を第1の流量で供給する一方で,薬液A,
Bを各々の混合容量だけ供給するまで,薬液A,B,純
水を洗浄槽60に同時に供給するので,供給時間を短縮
することができる。また,薬液A,Bを各々の混合容量
だけ供給した後,純水を第1の流量よりも大きい第2の
流量で供給するので,純水を混合容量だけ自動的に短時
間で供給することが可能となる。また,タンク70,7
1を設ける必要がなくなるので,装置をより一層小型化
することができる。なお,このようにタンクを一切設け
ずに,各薬液A,Bをそれぞれの薬液供給源から直接供
給するような構成は,前記洗浄槽102に対しても適用
可能である。
【0075】その他,例えば本実施の形態では,複数の
洗浄液が,純水と2種類の薬液である場合について説明
されたが,これに限定されずに,より多数の薬液と純水
を組み合わせる場合等にも適用される。さらに複数の洗
浄液が各種薬液のみからなる場合には,混合容量が最大
の薬液を貯留するタンクを装置から外す。また,基板は
ウェハに限られず,LCD基板,CD基板,プリント基
板,セラミック基板等であってもよい。
【0076】
【発明の効果】本発明に記載の基板処理方法によれば,
複数の洗浄液の供給時間を短縮することができる。ま
た,本発明の記載の基板処理装置によれば,混合容量が
最大の処理液を貯留するタンクを設ける必要がないの
で,装置を小型化することができる。また,混合容量が
最大の処理液以外の処理液を貯留するタンクのサイズを
小さく抑えることができる。さらにタンクを全く設けず
に,装置の小型化をより一層図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる洗浄装置を備えた
洗浄システムの斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる洗浄装置の説明図
である。
【図3】タンク内に薬液を貯めて液面が定量センサの位
置(高さ)に上昇した様子を示す説明図である。
【図4】タンク内に薬液を供給させて液面が下限センサ
の位置(高さ)に下降した様子を示す説明図である。
【図5】各薬液,純水を同時に供給し,液面が第1のレ
ベルに上昇した様子を示す説明図である。
【図6】各薬液を各々の混合容量だけ供給した様子を示
す説明図である。
【図7】純水を供給し,液面が第2のレベルに上昇した
様子を示す説明図である。
【図8】液面が第1のレベルに到達した時点で,各薬液
を未だ混合容量供給していない場合における各薬液,純
水の供給を説明するためのフローチャートである。
【図9】各薬液,純水を同時に供給し,液面が第1のレ
ベルに到達する前に,各薬液を混合容量だけ供給した様
子を示す説明図である。
【図10】純水を供給し,液面が第1のレベルに上昇し
た様子を示す説明図である。
【図11】純水を供給し,液面が第2のレベルに上昇し
た様子を示す説明図である。
【図12】液面が第1のレベルに到達する前に,各薬液
を各々の混合容量だけ供給する場合における各薬液,純
水の供給を説明するためのフローチャートである。
【図13】各薬液,純水を同時に供給し,液面が第1の
レベルに到達する前に,一方の薬液を混合容量だけ供給
した様子を示す説明図である。
【図14】他方の薬液と純水を同時に供給し,液面が第
1のレベルに上昇した様子を示す説明図である。
【図15】他方の薬液と純水を同時に供給し,液面が第
1のレベルに到達した後に,他方の薬液を混合容量だけ
供給した様子を示す説明図である。
【図16】純水を供給し,液面が第2のレベルに上昇し
た様子を示す説明図である。
【図17】液面が第1のレベルに到達する前に,一方の
薬液を混合容量だけ供給する場合における各薬液,純水
の供給を説明するためのフローチャートである。
【図18】本発明の別の実施の形態にかかる洗浄装置の
説明図である。
【図19】本発明の更に別の実施の形態にかかる洗浄装
置の説明図である。
【図20】図19の洗浄装置における各薬液,純水の供
給を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
A,B 薬液 C キャリア W ウェハ S1 第1のレベル S2 第2のレベル TS1,TS3 定量センサ TS2,TS4 下限センサ 1 洗浄システム 12,14,16,18 洗浄装置 60 洗浄槽 72 供給路 73,80 タンク供給路 70,71 タンク 75,78,82,85,86 開閉弁 90 コントローラ 91,92 センサ管

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の処理液を各々の混合容量だけ処理
    槽に供給して生成された混合液に基板を浸漬させて処理
    する方法であって,処理槽内の液面が第1のレベルに到
    達するまで,前記複数の処理液を処理槽に供給する工程
    と,液面が第1のレベルに到達した後,前記複数の処理
    液のうちで混合容量が最大の処理液の供給を停止し,混
    合容量が最大の処理液以外の処理液を混合容量まで供給
    する工程と,前記混合容量が最大の処理液以外の処理液
    を混合容量まで供給した後,前記処理槽内の液面が第2
    のレベルに到達するまで,前記混合容量が最大の処理液
    を供給する工程を有することを特徴とする,基板処理装
    置。
  2. 【請求項2】 少なくとも前記処理槽における第1のレ
    ベルと第2のレベルの間の容量が前記混合容量が最大の
    処理液以外の処理液の混合容量よりも多くなるような位
    置に前記第1のレベルは設定され,処理に必要な混合液
    の総容量を満たす位置に前記第2のレベルは設定される
    ことを特徴とする,請求項1に記載の基板処理方法。
  3. 【請求項3】 複数の処理液を各々の混合容量だけ処理
    槽に供給して生成された混合液に基板を浸漬させて処理
    する方法であって,前記複数の処理液のうちで混合容量
    が最大の処理液を第1の流量として,混合容量が最大の
    処理液以外の処理液を混合容量供給するまで,複数の処
    理液を処理槽に供給する工程と,前記混合容量が最大の
    処理液以外の処理液を混合容量供給した後,前記混合容
    量が最大の処理液を第1の流量よりも大きい第2の流量
    で供給する工程を有することを特徴とする,基板処理方
    法。
  4. 【請求項4】 前記第1の流量は,前記混合容量が最大
    の処理液以外の処理液を混合容量供給した後でも処理槽
    内に前記混合容量が最大の処理液を供給できるスペース
    を残せるような流量に設定されていることを特徴とす
    る,請求項3に記載の基板処理方法。
  5. 【請求項5】 複数の処理液を各々の混合容量だけ処理
    槽に供給して生成された混合液に基板を浸漬させて処理
    する方法であって,処理槽内の液面が第1のレベルに到
    達するまで,複数の処理液を処理槽に供給する工程と,
    第1のレベルに到達した時点で,複数の処理液のうちで
    混合容量が最大の処理液以外の処理液を混合容量供給し
    たか否かを判別する工程を有することを特徴とする,基
    板処理方法。
  6. 【請求項6】 前記判別により,前記混合容量が最大の
    処理液以外の処理液を未だ混合容量供給していないと判
    別した場合,混合容量が最大の処理液の供給を停止する
    と共に,前記混合容量が最大の処理液以外の処理液を混
    合容量まで供給する工程と,前記混合容量が最大の処理
    液以外の処理液を混合容量まで供給した後,前記処理槽
    内の液面が第2のレベルに到達するまで,前記混合容量
    が最大の処理液を供給する工程を有することを特徴とす
    る,請求項5に記載の基板処理方法。
  7. 【請求項7】 少なくとも前記処理槽における第1のレ
    ベルと第2のレベルの間の容量が前記混合容量が最大の
    処理液以外の処理液の混合容量よりも多くなるような位
    置に前記第1のレベルは設定され,処理に必要な混合液
    の総容量を満たす位置に前記第2のレベルは設定される
    ことを特徴とする,請求項6に記載の基板処理方法。
  8. 【請求項8】 前記判別により,前記混合容量が最大の
    処理液以外の処理液全てを混合容量供給していると判別
    した場合,前記処理槽内の液面が第2のレベルに到達す
    るまで,混合容量が最大の処理液を供給する工程を有す
    ることを特徴とする,請求項5に記載の基板処理方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも複数の処理液を処理槽に供給
    している間に混合容量が最大の処理液以外の処理液全て
    を混合容量供給した時点での処理槽内の液面よりも高い
    位置に前記第1のレベルは設定され,処理に必要な混合
    液の総容量を満たす位置に前記第2のレベルは設定され
    ることを特徴とする,請求項8に記載の基板処理方法。
  10. 【請求項10】 複数の処理液を各々の混合容量だけ処
    理槽に供給して生成された混合液に基板を浸漬させて処
    理する装置であって,前記複数の処理液のうちで混合容
    量が最大の処理液と,混合容量が最大の処理液以外の処
    理液を供給する複数の供給路と,これら複数の供給路に
    それぞれ設けられた弁と,前記処理槽内の液面の高さが
    第1のレベルに到達したことを検出するための第1のセ
    ンサと,前記処理槽内の液面の高さが第2のレベルに到
    達したことを検出するための第2のセンサと,前記第1
    のセンサから出力される検出信号と,前記第2のセンサ
    から出力される検出信号に基づいて少なくとも前記混合
    容量が最大の処理液を供給する供給路に設けられた弁の
    開閉を制御するコントローラを備えることを特徴とす
    る,基板処理装置。
  11. 【請求項11】 前記第1のセンサの検出信号が前記コ
    ントローラに出力された時点で,前記混合容量が最大の
    処理液以外の処理液を未だ混合容量供給していない場
    合,前記コントローラは少なくとも前記混合容量が最大
    の処理液を供給する供給路に設けられた弁を閉じるよう
    に制御することを特徴とする,請求項10に記載の基板
    処理装置。
  12. 【請求項12】 少なくとも前記処理槽における第1の
    レベルと第2のレベルの間の容量が前記混合容量が最大
    の処理液以外の処理液の混合容量よりも多くなるような
    位置に前記第1のレベルは設定され,処理に必要な混合
    液の総容量を検出する位置に前記第2のレベルは設定さ
    れることを特徴とする,請求項10又は11に記載の基
    板処理装置。
  13. 【請求項13】 前記第1のセンサの検出信号が前記コ
    ントローラに出力された時点で,前記混合容量が最大の
    処理液以外の処理液全てを混合容量供給している場合,
    前記コントローラは少なくとも前記混合容量が最大の処
    理液を供給する供給路に設けられた弁を閉じないように
    制御することを特徴とする,請求項10に記載の基板処
    理装置。
  14. 【請求項14】 少なくとも複数の処理液を処理槽に供
    給している間に混合容量が最大の処理液以外の処理液全
    てを混合容量供給した時点での処理槽内の液面よりも高
    い位置に前記第1のレベルは設定され,処理に必要な混
    合液の総容量を満たす位置に前記第2のレベルは設定さ
    れることを特徴とする,請求項10又は13に記載の基
    板処理装置。
  15. 【請求項15】 前記混合容量が最大の処理液以外の処
    理液を供給する供給路は,前記混合容量が最大の処理液
    以外の処理液を貯留するタンクに接続されることを特徴
    とする,請求項10,11,12,13又は14に記載
    の基板処理装置。
  16. 【請求項16】 前記タンクの上部に,前記混合容量が
    最大の処理液以外の処理液が混合容量の1/N(N:自
    然数)の容量貯留されたことを検出する定量センサが設
    置され,前記タンクの下部に,前記混合容量が最大の処
    理液以外の処理液が混合容量の1/Nの容量供給された
    ことを検出する下限センサが設置されることを特徴とす
    る,請求項15に記載の基板処理装置。
  17. 【請求項17】 前記コントローラは,前記定量センサ
    から出力される検出信号と,前記下限センサから出力さ
    れる検出信号に基づいて前記弁の開閉を制御することを
    特徴とする,請求項16に記載の基板処理装置。
  18. 【請求項18】 複数の処理液を各々の混合容量だけ処
    理槽に供給して生成された混合液に基板を浸漬させて処
    理する装置であって,前記複数の処理液のうちで混合容
    量が最大の処理液と,混合容量が最大の処理液以外の処
    理液を供給する複数の供給路と,これら複数の供給路に
    それぞれ設けられた弁及びフローメータと,前記処理槽
    内の液面の高さを検出するために設けられた液面センサ
    と,前記フローメータから出力される検出信号と,前記
    液面センサから出力される検出信号に基づいて前記弁の
    開閉を制御するコントローラを備えることを特徴とす
    る,基板処理装置。
  19. 【請求項19】 前記液面センサは,前記処理槽内の液
    面の高さに基づいて処理に必要な混合液の総容量を検出
    することを特徴とする,請求項18に記載の基板処理装
    置。
  20. 【請求項20】 複数の処理液を各々の混合容量だけ処
    理槽に供給して生成された混合液に基板を浸漬させて処
    理する装置であって,少なくとも1つの処理液を一定容
    量貯留するためのタンクから処理槽に処理液を供給する
    ための第1の供給路と,他の処理液の1つをその処理液
    の処理液供給源から処理槽に供給するための第2の供給
    路と,第2の供給路に設けられた弁と,処理槽内の液面
    の高さを検出するために設けられた液面センサと,液面
    センサから出力される検出信号に基づいて前記弁の開閉
    を制御するコントローラとを備えることを特徴とする,
    基板処理装置。
  21. 【請求項21】 前記液面センサの検出信号が前記コン
    トローラに出力された時点で,前記タンクから供給され
    る処理液を未だ混合容量供給していない場合,コントロ
    ーラが前記弁を閉じるように制御することを特徴とす
    る,請求項20に記載の基板処理装置。
  22. 【請求項22】 更に,前記コントローラは,第1の供
    給路から処理液を混合容量まで供給した時点で,前記弁
    を再び開くように制御することを特徴とする,請求項2
    1に記載の基板処理装置。
  23. 【請求項23】 前記タンクには薬液が貯留され,前記
    処理液供給源が純水供給源であることを特徴とする,請
    求項20,21又は22に記載の基板処理装置。
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