JP2002203537A - 蓄電池用端子 - Google Patents
蓄電池用端子Info
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Abstract
体にロウ付けした蓄電池用端子において、外部の導線と
の電気的接続は機械的接続で行っていたが、外部の導線
を締め付けやかしめ等の機械的外力を利用した方法で接
続する際に、セラミック基体およびロウ材にクラックが
生じることがあった。 【解決手段】 軸方向に貫通孔1aを有する筒状のセラ
ミック基体1と、セラミック基体1の貫通孔1aに挿入
接合された、一端が閉じられているとともにその一端に
鍔部2aが形成され他端が開いたアルミニウム合金から
なる筒状の端子体2とを具備し、セラミック基体1は一
端面が鍔部2aに係止され他端面がその他端面より突出
した端子体2の他端部の外側面にロウ付けされており、
かつ端子体2の他端に導線7を半田付けするためのニッ
ケルまたは銅からなる環状の接続部材6が嵌入されロウ
付けされている。
Description
等の蓄電池に用いられる蓄電池用端子に関するものであ
る。
示すように、蓄電池の容器の容器蓋Lの略円形の開口に
側部がロウ付け等で接合され、容器の内外を貫通する貫
通孔11aを略中央部に有し、アルミナ(Al2O3)セ
ラミックス等からなる筒状のセラミック基体11を具備
する。このセラミック基体11の貫通孔11aの容器外
部側の端部には、セラミック基体11の容器外部側の端
面から貫通孔11aの内面にかけて面取り部Cが形成さ
れており、セラミック基体11の容器外部側の端面から
面取り部Cにかけて、モリブデン(Mo)−マンガン
(Mn)等からなるメタライズ層14aが被着されてい
る。
ているとともにその一端に鍔部12aが形成され他端が
開いたアルミニウム(Al)合金からなる略円筒状等の
筒状の端子体12を、その両端がセラミック基体11か
ら突出するようにかつ一端面が鍔部12aに係止するよ
うに挿入し、メタライズ層14aと端子体12とがアル
ミニウムを主成分とするロウ材15aを介して接合され
る。また、メタライズ層14bとアルミニウム合金や鉄
(Fe)−ニッケル(Ni)−コバルト(Co)合金等
の金属からなる円環状のフランジ13とが、アルミニウ
ムを主成分としたロウ材や金(約37.5重量%)−銅
(約62.5重量%)ロウ材等からなるロウ材15bを
介して接合されることにより、蓄電池内部が気密に封止
される。
端面が蓄電池の一方の電極板Eに接続されるとともに、
フランジ13が蓄電池の容器蓋Lに溶接によって接合さ
れることにより、蓄電池の一方の端子として機能してい
る。一方、端子体12の他端部には、その外側面から内
側面にかけて貫通孔12bが形成され、貫通孔17aが
形成された銅等からなる導線17を上方より端子体12
の内部に嵌入し、貫通孔12bと貫通孔17aが重なる
ようにしてそれぞれにボルトを挿入して、一方をナット
にて締め付ける方法や、導線17を上方より端子体12
の内部に嵌入した後端子体12の上部全体を側方からか
しめる方法にて、端子体12と導線17を接続すること
により、外部との導通をとるようにしていた。
来の蓄電池用端子においては、ロウ付け時の端子体12
の変形により端子体12と導線17との間に隙間が生じ
たり、端子体12と導線17の表面の凹凸により細かな
隙間が多数生じるため、端子体12と導線17の接触が
不十分となり電気抵抗が増大する場合があった。そこ
で、端子体12に導線17を強固に接続させると、端子
体12が接合されているセラミック基体11やロウ材1
5aにストレスが加わってクラックが生じやすいという
問題点があった。
導線17を接合する方法としては、低温接合としてのS
n−Pb系、Sn−Ag−Cu系等の半田付けがある
が、アルミニウム合金への半田付けはその表面の強固な
酸化皮膜により非常に困難であるため、半田付けを容易
とするニッケルメッキ膜等をアルミニウム合金の表面に
施す必要がある。しかしながら、表面に強固な酸化皮膜
が形成され易いなどの特性により、アルミニウム合金へ
のニッケルメッキ膜等の形成は極めて困難である。
ラミックスの熱膨張係数の約4倍程度と両者の熱膨張係
数差が大きく、貫通孔11a内面全面にメタライズ層を
形成して端子体12をロウ付けした場合は、ロウ付け後
の端子体12の熱収縮によりセラミック基体11の貫通
孔11a付近にクラックが発生し易い。さらに、セラミ
ック基体11の両端面にメタライズ層を形成して端子体
12をロウ付けした場合、セラミック基体11の両端面
からクラックが発生する。
端子体12はセラミック基体11の一方の端面でしかロ
ウ付けすることができず、その結果セラミック基体11
と端子体12の間に袋小路状の隙間が生じ、ニッケルメ
ッキ膜等を施した場合その隙間にニッケルメッキ膜形成
用のメッキ液の残存が生じてしまう。このようなメッキ
液の残存成分が蓄電池用端子の使用時に電解液中等に流
出し、蓄電池としての機能に支障をきたすため、ニッケ
ルメッキ膜等を施すことは困難であった。
完成されたものであり、その目的は、端子体に機械的外
力やストレスを加えることなく外部との導通を低抵抗で
確保することができ、セラミック基体やロウ材に過大な
ストレスをかけることなく、セラミック基体やロウ材の
クラックを有効に防止することにより、蓄電池内部の気
密性を良好なものとすることができる蓄電池用端子を提
供することにある。
は、軸方向に貫通孔を有する筒状のセラミック基体と、
該セラミック基体の貫通孔に挿入接合された、一端が閉
じられているとともに該一端に鍔部が形成され他端が開
いたアルミニウム合金からなる筒状の端子体とを具備し
た蓄電池用端子において、前記セラミック基体は一端面
が前記鍔部に係止され他端面が該他端面より突出した前
記端子体の他端部の外側面にロウ付けされており、かつ
前記端子体の他端に導線を半田付けするためのニッケル
または銅からなる環状の接続部材が嵌入されロウ付けさ
れていることを特徴とする。
械的外力を加えることなく外部との導通を低抵抗で確保
することができ、セラミック基体やロウ材に過大なスト
レスをかけることなくクラックを有効に防止することに
より、蓄電池で得られる電流を有効に外部に取り出すこ
とができる。また蓄電池内部の気密性を良好なものとす
ることができる。その結果、蓄電池の性能は長期にわた
って安定し、長寿命化と高い信頼性が得られる。
付の図面を基に詳細に説明する。図1は本発明の蓄電池
用端子について実施の形態の一例を示す断面図である。
図1において、1は軸方向に貫通孔1aを有する筒状の
セラミック基体、2はアルミニウム合金からなる端子
体、3は金属製のフランジであり、これらとメタライズ
層4a、4bとが、それぞれロウ材5a、5bを介して
接合されることによって、蓄電池内部を気密に封止する
蓄電池用端子が構成される。さらに、端子体2の他端部
に、ニッケルまたは銅からなる接続部材6を端子体2と
メタライズ層4aを接合するのと同時にロウ材5cでロ
ウ付け接合する。
ミックス等の電気絶縁性に優れるセラミックスからなる
円筒状、断面が多角形の筒状のものであり、端子体2と
フランジ3とを電気的絶縁性をもって保持している。そ
して、図1に示すように、セラミック基体1は容器の容
器蓋Lの略円形の開口にその側部が接合され、かつその
略中央部に内外を貫通する貫通孔1aが形成される。そ
の貫通孔1aには、端子体2の容器外部側の他端部(図
1では上端部)が突出するように端子体2を挿通し接合
するとともに、端子体2の容器内部側の一端部(図1で
は下端部)に形成された係止用の鍔部2aをセラミック
基体1の一端面(図1では下面)に接触させている。ま
た、セラミック基体1の外側面にはフランジ3が接合さ
れ、フランジ3を介して容器蓋Lに接合固定されてい
る。上記鍔部2aは、端子体2の一端面に面一となるよ
うに設けられているが、端子体2の一端部の側面から突
出していれば良く、必ずしも端子体2の一端面と面一に
なっていなくても良い。
ルミナセラミックスから成る場合、酸化アルミニウム
(アルミナ:Al2O3)、酸化珪素(SiO2)、酸化
カルシウム(CaO)、酸化マグネシウム(MgO)等
の原料粉末に適当な有機バインダを添加して調製した原
料粉末を、所定形状のプレス型内に充填するとともに、
これを所定圧力でプレスして成形し、しかる後得られた
成形体を大気中にて約1600℃の温度で焼成すること
により製作される。
2aに係止され他端面がその他端面より突出した端子体
2の他端部の外側面にロウ付けされる。そして、セラミ
ック基体1の両端面と貫通孔1aの内周面との間に面取
り部Cが形成され、セラミック基体1の他端面(図1で
は上面)からこれに連なる面取り部Cにかけて延出(進
出)するように、環状のメタライズ層4aが被着されて
いる。このメタライズ層4aは、Mo−Mn等のメタラ
イズ層からなり、セラミック基体1の貫通孔1aに挿入
された端子体2をセラミック基体1に接合するための下
地金属であって、このメタライズ層4aに端子体2がア
ルミニウムを主成分としたロウ材5aを介して接合され
る。
末およびマンガン粉末ならびに金属の酸化物粉末に適当
な有機バインダおよび溶剤を添加混合して得た金属ペー
ストを、セラミック基体1の他端面にスクリーン印刷法
や筆塗り法によって印刷塗布するとともにその一部を面
取り部Cに垂れ込ませ、これを還元雰囲気中において約
1400℃の温度で焼き付けることによって、セラミッ
ク基体1の他端面からこれに連なる面取り部Cにかけて
被着される。
ーストは、面取り部Cと貫通孔1aの内周面との間の角
部において表面張力によってその垂れ込みが止まるた
め、その厚みおよび奥行きが一定のものとなる。よっ
て、メタライズ層4aと端子体2との接合において、ロ
ウ材5aが面取り部Cとその周囲に均一に行きわたり、
その結果セラミック基体1の接合部に応力の偏りを発生
させることがなくなる。故に、上記のような面取り部C
を設けることが好ましいものとなる。
(図1では下部)には、メタライズ層4bが被着されて
おり、このメタライズ層4bはメタライズ層4aと同様
にMo−Mn等のメタライズ層からなり、セラミック基
体1にフランジ3を接合するための下地金属であって、
このメタライズ層4bにはアルミニウムを主成分とした
ロウ材や金(約37.5重量%)−銅(約62.5重量
%)ロウ材等のロウ材5bを介して接合される。
同様に例えばモリブデン粉末、マンガン粉末および金属
酸化物粉末に適当な有機バインダおよび溶剤を添加混合
して得た金属ペーストを、セラミック基体1の外側面の
一部に筆塗り法等によって塗布し、これを還元雰囲気中
において約1400℃の温度で焼き付けることによっ
て、セラミック基体1の外側面に被着される。
は、メタライズ層4a,4bの酸化腐蝕を防止するとと
もに、ロウ材5a、5bとの濡れ性を向上させ、更には
端子体2やフランジ3との接合後に発生する応力による
剥がれやクラック等によって接合性を劣化させないよう
にするため、ニッケル等の耐食性に優れかつロウ材5
a、5bとの濡れ性に優れる金属を1〜10μm程度の
厚みに被着させることが好ましい。
れ接合される端子体2は、導電路でありかつ蓄電池の容
器内に納められた電解液に浸漬されるため、高起電力状
態において電気化学的に安定である必要があることか
ら、耐食性に優れるアルミニウム合金からなり、好まし
くは耐食性が優れロウ付けしやすいアルミニウム合金
(JIS H 4040 合金番号3003等)からな
る。
にその一端に鍔部2aが形成され他端が開いた略円筒状
等の筒状のものであり、他端面の略中央部分から内部下
方に向けて形成された中空部を有することにより、ロウ
付け時におけるセラミック基体1との熱膨張差により発
生する残留応力を緩和する。その結果、セラミック基体
1へのストレスを軽減することによって、セラミック基
体1にクラックが生じることを抑制している。端子体2
の中空部の底部は、ロウ付け接合部に最も大きな残留応
力が発生することから、ロウ付け接合を行うセラミック
基体1のメタライズ層4aよりも下方に位置するのがよ
く、より好ましくはセラミック基体1の一端面よりも下
方に位置するのがよい。
が落下しないように、他端面の外周部を切り欠いた段差
部を有する。端子体2の段差部が形成された部位の厚み
が0.3mm以下になると、ロウ付け時のロウ材拡散に
より端子体2の段差部の薄肉部が低融点化して溶解する
ため、その薄肉部から接続部材6の段差部にかけてロウ
材5cのフィレットを形成することができず接合強度が
劣化する。そのため、端子体2の段差部は、その段差部
の薄肉部の厚さが0.3mm以上となるように形成され
ることが好ましい。
らなる。銅の場合、アルミニウムロウ材による接合が困
難であるため、厚み1〜10μmのニッケルメッキ膜を
施してロウ付け接合を行う。
部にロウ材5cを介してロウ付け接合されるが、接続部
材6の上面、すなわち導線7と半田接合を行う面にはロ
ウ材5cの流出を抑制するために、端子体2の他端の段
差部に対応する接続部材6の上面の内周部に、ロウ材5
cの配置およびフィレット形成のために段差部が形成さ
れている。接続部材6の段差部の寸法は、ロウ材5cの
ワイヤ状のプリフォームが配置できる空間を必要とする
ため、その段差部の深さおよび幅はロウ材5cの線径以
上となる。
田接合面である上面にロウ材5cの這い上がりがあると
半田付け性が劣化することと、這い上がりが最大で0.
5mm程度発生することから、半田接合部を確保するた
めに、接続部材6の段差部内の外周側端からの距離が1
mm以上となる外形寸法であることが好ましい。また、
フランジ3の外径寸法よりも大きくなると容器蓋Lの略
円形の開口への挿入およびフランジ3と容器蓋Lの開口
との溶接接合作業に支障が生じるため、フランジ3の外
径寸法以下であることが好ましい。
分としたものからなり、Al−Si系組成のものを使用
する。アルミニウム合金はその表面の強固な酸化皮膜の
ためロウ付け性が悪く、アルミニウム合金表面の酸化皮
膜を除去してロウ付け性を向上させるゲッター作用を有
するマグネシウム(Mg)を少量含有したロウ材からな
る。ロウ付け時のロウ材流れ性をよくするためには、端
子体2とセラミック基体1、端子体2と接続部材6にお
いて、それぞれ両者にロウ材がほぼ全周にわたって接触
する必要があるため、プレスなどで形成した板状のプリ
フォームを使用するよりも曲面へ接触させやすいワイヤ
状のロウ材を予め巻回しておきロウ付けを行うことが好
ましい。
たものや金(約37.5重量%)−銅(約62.5重量
%)合金から成るロウ材等からなり、フランジ3とセラ
ミック基体1において両者にロウ材がほぼ全周にわたっ
て接触する必要があるため、プレスなどで形成した板状
のプリフォームを使用するよりも曲面へ接触させやすい
ワイヤ状のロウ材を予め巻回しておきロウ付けを行うこ
とが好ましい。
ついて以下に説明する。
材5aを介してメタライズ層4aに接合する際に、端子
体2をその他端部が突出するようにしてセラミック基体
1の貫通孔1aに挿入するとともに、メタライズ層4a
と端子体2に接触するように、ワイヤ状のアルミニウム
ロウ材を端子体2の外側面に巻きつけるように配置す
る。接続部材6をロウ材5cを介して端子体2に接合す
るために、端子体2の他端の段差部に接続部材6を嵌入
した後、接続部材6の段差部と端子体2他端の薄肉部に
接触するように、ワイヤ状のアルミニウムロウ材を端子
体2他端の薄肉部に巻きつけるように配置する。そし
て、これらのアルミニウムロウ材を真空雰囲気中で約6
00℃の温度で加熱させて溶融させることにより、端子
体2とメタライズ層4aおよび接続部材6と端子体2と
をロウ付けすることによって接合する。そして、端子体
2の一端面に蓄電池の電極板Eを接続することにより、
電極板Eを外部に電気的に接続する蓄電池用端子として
機能する。
の半田接合面は、アルミニウムロウ材に含まれるマグネ
シウムの付着により半田付け性は劣化するが、半田接合
面をサンドブラストやワイヤーブラシ等で磨くことによ
り清浄な接続部材6の表面が露出し半田付け性が良好と
なり、半田接合による接続部材6として機能する。
ランジ3は、アルミニウム合金や鉄(Fe)−ニッケル
(Ni)−コバルト(Co)合金等からなる金属製の円
環体であり、例えばアルミニウム合金から成る場合、メ
タライズ層4bにアルミニウムを主成分とするロウ材5
bを介して接合される。そして、このフランジ3を蓄電
池の容器蓋Lに溶接することによって、本発明の蓄電池
用端子が蓄電池の容器に固定される。
ズ層4bに接合するには、セラミック基体1をフランジ
3の内側に挿入するとともに、メタライズ層4bとフラ
ンジ3に接触するようにワイヤ状のロウ材5bをメタラ
イズ層4bに巻きつけるように配置し、このアルミニウ
ムロウ材を真空雰囲気中で約600℃の温度で加熱させ
て溶融させることにより、フランジ3とメタライズ層4
bとをロウ付けすることによって接合する。
2にロウ付け接合された接続部材6の上面に、銅等から
なる導線7を半田にて接合することによって、外部と電
極板Eとの電気的接続がなされ蓄電池として機能する。
ラミック基体1の両端面から突出するようにセラミック
基体1の貫通孔1aに端子体2を挿通し、端子体2の他
端には環状の接続部材6を嵌入し、セラミック基体1の
他端面と端子体2の上部外側面、および端子体2の他端
の段差部と接続部材6とをロウ付け接合し、フランジ3
をセラミック基体1の外側面にロウ付けすることによっ
て製作される。
面を電極板Eに接続するとともにフランジ3を容器蓋L
に溶接し、更に端子体2の他端に接合された接続部材6
に導線7を半田接合することによって、蓄電池内部が気
密に保持されるとともに蓄電池内部と外部とが電気的に
接続された蓄電池として機能する。
との接続を、機械的外力が加わるような方法で行う必要
はなく、従ってその機械的外力によりセラミック基体や
ロウ材にクラックが発生するのを有効に防止できる。
な機械的接続法のように接続部の表面状態に左右される
ことがなく、従って安定した低抵抗での電気的接続が可
能となる。
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種
々の変更を行なうことは何等差し支えない。
けするためのニッケルまたは銅からなる環状の接続部材
を嵌入しロウ付けしたことにより、外部の導線との接続
が半田接合にて行えるようになり、従来の機械的接続法
で発生していたセラミック基体やロウ材のクラックを有
効に防止できるとともに、外部との電気的導通を良好な
ものとできる。その結果、蓄電池の性能が長期にわたっ
て安定化して長寿命化され、高い信頼性を有する蓄電池
となる。
例を示す断面図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 軸方向に貫通孔を有する筒状のセラミッ
ク基体と、該セラミック基体の貫通孔に挿入接合され
た、一端が閉じられているとともに該一端に鍔部が形成
され他端が開いたアルミニウム合金からなる筒状の端子
体とを具備した蓄電池用端子において、前記セラミック
基体は一端面が前記鍔部に係止され他端面が該他端面よ
り突出した前記端子体の他端部の外側面にロウ付けされ
ており、かつ前記端子体の他端に導線を半田付けするた
めのニッケルまたは銅からなる環状の接続部材が嵌入さ
れロウ付けされていることを特徴とする蓄電池用端子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000399118A JP3659490B2 (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 蓄電池用端子 |
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JP2000399118A JP3659490B2 (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 蓄電池用端子 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3659490B2 JP3659490B2 (ja) | 2005-06-15 |
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ID=18863954
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JP2000399118A Expired - Lifetime JP3659490B2 (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | 蓄電池用端子 |
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