JP2002254166A - ロウ付け構造 - Google Patents

ロウ付け構造

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JP2002254166A
JP2002254166A JP2001053279A JP2001053279A JP2002254166A JP 2002254166 A JP2002254166 A JP 2002254166A JP 2001053279 A JP2001053279 A JP 2001053279A JP 2001053279 A JP2001053279 A JP 2001053279A JP 2002254166 A JP2002254166 A JP 2002254166A
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Atsushi Sasagawa
敦司 笹川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属製の端子体と円環状接続部材の隙間が小
さくロウ材が流れ込みにくいため、円環状接続部材の下
面にロウ材のフィレットを形成することができず、外部
のコネクタ脱着時等の機械的外力によって、ロウ材にク
ラックが生じるという問題があった。 【解決手段】 略円筒状のセラミック基体11と、セラ
ミック基体11の少なくとも一方の端面から突出するよ
うに貫通孔11aに挿入されるとともにこの端面に貫通
孔11aに同軸状に接合された円環状接続部材13を介
してロウ付けされた金属製の端子体12とのロウ付け構
造であって、円環状接続部材13は、その内周面に上下
面を貫通するロウ材溜り形成用の略同じ形状の切欠き部
13aが略同じ間隔で配置されるように3つ以上形成さ
れており、切欠き部13aの円環状接続部材13の径方
向における深さが0.25〜1mmである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体製造装置や電
子顕微鏡等に使用される電流導入端子等の真空気密部品
に用いられる、セラミックスと金属とのロウ付け構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、気密端子等の真空気密部品は、図
3の断面図に示すように、真空容器Lの開口部に環状の
外周金属部材(フランジ部)6を介して溶接等で気密封
止され、真空容器Lの内外を貫通する貫通孔1aを有
し、アルミナ(Al23)セラミックス等からなる円筒
状のセラミック基体1を具備する。
【0003】このセラミック基体1の真空容器Lの外部
側の端部には、セラミック基体1の上端面から貫通孔1
aの内面および上端面から外側面にかけて面取り部Cが
形成されており、セラミック基体1の上端面から面取り
部Cにかけて、モリブデン−マンガン(Mo−Mn)等
からなるメタライズ層4aが被着されている。そして、
貫通孔1aに、鉄−ニッケル−コバルト(Fe−Ni−
Co)合金等からなる略円柱状の端子体2を、セラミッ
ク基体1のメタライズ層4aが被着されている上端面か
ら外部に突出するように挿入する。
【0004】さらにFe−Ni−Co合金等からなる円
環状接続部材3を端子体2の上端から挿入してメタライ
ズ層4a上に配置し、セラミック基体1と端子体2とを
メタライズ層4aおよび円環状接続部材3を介してロウ
材5a,5bによってロウ付する。この場合、セラミッ
ク基体1のメタライズ層4aと円環状接続部材3の下面
とをロウ材5bによって接合し、端子体2の側部と円環
状接続部材3の上面の内周側とをロウ材5aによって接
合する。
【0005】また、セラミック基体1の外側面に被着さ
れているメタライズ層4bとフランジ6の内周面とがロ
ウ材5cによってロウ付けされ、フランジ6の外周面を
真空容器Lの略円形の開口部に溶接等で接合することに
より、真空容器Lの内外が気密に封止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のロウ付け構造においては、端子体2と円環状接続部
材3の隙間が極めて小さいため、円環状接続部材3の上
面にあって端子体2の外周に巻回したロウ材5aのプレ
フォームが加熱されて溶融しても、これらの各部品の隙
間に入り込みにくくなる。その結果、ロウ材5aが円環
状接続部材3の下面に流れ込みにくくなり、上面に溜ま
って接続面積が不十分なものとなる。その結果、外部と
の電気的接続を行うコネクタ等を外側から端子体2に挿
入する際に、端子体2に機械的外力が加わって、端子体
2と円環状接続部材3の微小な隙間を起点にロウ材5a
に亀裂が生じ、気密不良が発生するという問題点があっ
た。
【0007】ロウ材5を円環状接続部材3の下面に流れ
込ませる方法としては、端子体2と円環状接続部材3と
の隙間を大きくすることが考えられる。しかしながら、
円環状接続部材3はロウ付け時におけるセラミック基体
1への応力緩和を図るため0.7mm程度の薄いものと
する必要があり、治具で円環状接続部材3を位置を固定
することが困難となる。そのため、円環状接続部材3は
位置ずれを生じやすく、端子体2と円環状接続部材3と
の隙間が周方向で不均一となって、偏心した状態とな
り、隙間が最大となった場所においてはロウ材が隙間を
埋めることができず、気密不良になる場合がある。
【0008】また、その他の構成としては、端子体2と
円環状接続部材3を一体化するということも考えられ
る。しかしながら、円環状接続部材3の外径寸法以上の
金属ブロックを切削等により加工形成する必要があり、
部材コストが非常に高いものになってしまう。
【0009】従って、本発明は、上記従来技術の問題点
に鑑みて完成されたものであり、その目的は、端子体と
円環状接続部材との隙間におけるロウ材の流れ性を改善
して、端子体と円環状接続部材との隙間を完全にロウ材
で埋めることにより、端子体に機械的外力が加わった場
合においても気密不良の発生しない信頼性の高いロウ付
け構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のロウ付け構造
は、略円筒状のセラミック基体と、該セラミック基体の
少なくとも一方の端面から突出するように前記貫通孔に
挿入されるとともに前記端面に前記貫通孔に同軸状に接
合された円環状接続部材を介してロウ付けされた金属製
の端子体とのロウ付け構造であって、前記円環状接続部
材は、その内周面に上下面を貫通するロウ材溜り形成の
ための略同じ形状の切欠き部が略同じ間隔で配置される
ように3つ以上形成されており、該切欠き部の前記円環
状接続部材の径方向における深さが0.25〜1mmで
あることを特徴とする。
【0011】本発明は、上記の構成により、端子体と円
環状接続部材との隙間におけるロウ材の流れ性が改善さ
れて、その隙間から円環状接続部材の下面にもロウ材が
十分行き亘り、端子体と円環状接続部材の隙間およびそ
の隙間から円環状接続部材の上下面にかけての接合部を
完全にロウ材で埋めることができる。その結果、端子体
に機械的外力が加わった場合においてもロウ材に亀裂が
生じることがなく、気密不良の発生しない信頼性の高い
ロウ付け構造となる。
【0012】本発明において、好ましくは、前記円環状
接続部材は、前記切欠き部の周方向における長さが前記
径方向における深さ以上かつ0.5mm以上であり、そ
の内周面のうち前記切欠き部が形成されていない部位の
周方向における長さが1mm以上であることを特徴とす
る。
【0013】本発明は、このような構成により、本発明
の上記作用効果がさらに向上するものとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のロウ付け構造を添付の図
面を基に詳細に説明する。図1は本発明のロウ付け構造
について実施の形態の一例を示す断面図である。図1に
おいて、11はアルミナ(Al23)セラミックス等か
らなる円筒状のセラミック基体、12はFe−Ni−C
o合金等からなる端子体である。セラミック基体11の
上端面に形成されたメタライズ層14aと端子体12と
が、鉄−ニッケル−コバルト(Fe−Ni−Co)合金
等からなる円環状接続部材13を介してロウ材15a,
15bにより接合される。またセラミック基体11の外
側面に形成されたメタライズ層14bとFe−Ni−C
o合金等からなるフランジ16の内周面がロウ材15c
により接合される。そして、フランジ16の外周面を真
空容器Lの開口部に溶接等により接合することによっ
て、真空容器L内部を気密に封止する気密端子が構成さ
れる。
【0015】セラミック基体11は、例えばアルミナセ
ラミックス等の電気絶縁性に優れるセラミックスからな
る略円筒状のものであり、端子体12とフランジ16と
を電気的絶縁をもって保持している。また、セラミック
基体11の外形形状は完全な円形に限らず、ほぼ円形で
ある多角形のものであってもよい。そして、図1に示す
ように、セラミック基体11は真空容器Lの略円形の開
口にその側部が接合され、かつその略中央部に軸方向に
内外を貫通する貫通孔11aが形成されている。その貫
通孔11aには、端子体12の真空容器Lの外側の上端
部が突出するように端子体12が挿通される。また、セ
ラミック基体11の外側面にはフランジ16が接合さ
れ、フランジ16を介して真空容器Lに接合固定されて
いる。
【0016】このようなセラミック基体11は、例えば
アルミナセラミックスから成る場合、酸化アルミニウム
(アルミナ:Al23)、酸化珪素(SiO2)、酸化
カルシウム(CaO)、酸化マグネシウム(MgO)等
の原料粉末に適当な有機バインダを添加して調製した原
料粉末を、所定形状のプレス型内に充填するとともに、
これを所定圧力でプレスして成形し、しかる後得られた
成形体を大気中にて約1600℃の温度で焼成すること
により製作される。
【0017】また、セラミック基体11は、その上下端
面と貫通孔11aの内周面との間および上下端面と外側
面との間に面取り部Cが形成され、セラミック基体11
の上端面からこれに連なる面取り部Cにかけて延出(進
出)するように、環状のメタライズ層14aが被着され
ている。このメタライズ層14aは、モリブデン−マン
ガン(Mo−Mn)等のメタライズ層から成り、セラミ
ック基体11の貫通孔11aに挿入された端子体12を
セラミック基体11に接合するための下地金属である。
このメタライズ層14aに端子体12が円環状接続部材
13を介して金(約37.5重量%)−銅(約62.5
重量%)ロウ材等のロウ材15a,15bにより接合さ
れる。
【0018】メタライズ層14aは、例えばMo粉末お
よびMn粉末ならびに金属の酸化物粉末に適当な有機バ
インダおよび溶剤を添加混合して得た金属ペーストを、
セラミック基体1の上端面にスクリーン印刷法や筆塗り
法によって印刷塗布するとともにその一部を面取り部C
に垂れ込ませ、これを還元雰囲気中において約1400
℃の温度で焼き付けることによって、セラミック基体1
1の上面からこれに連なる面取り部Cにかけて被着され
る。
【0019】このとき、面取り部Cに垂れ込んだ金属ペ
ーストは、面取り部Cと貫通孔11aの内周面との間の
角部および面取り部Cと貫通孔11aの外側面との間の
角部において、表面張力によってその垂れ込みが止まる
ため、その厚みおよび奥行きが一定のものとなる。よっ
て、メタライズ層14aと円環状接続部材13との接合
において、ロウ材15bが面取り部Cとその周囲に均一
に行きわたり、その結果セラミック基体11の接合部に
応力の偏りを発生させることがなくなる。従って、上記
のような面取り部Cを設けることが好ましい。
【0020】また、セラミック基体11の外側面にはメ
タライズ層14bが被着されており、このメタライズ層
14bはメタライズ層14aと同様にMo−Mn等のメ
タライズ層からなる。そして、メタライズ層14bは、
セラミック基体11にフランジ16を接合するための下
地金属であって、このメタライズ層14bに金(約3
7.5重量%)−銅(約62.5重量%)ロウ材等のロ
ウ材15cを介してフランジ16が接合される。
【0021】メタライズ層14bは、メタライズ層14
aと同様に例えばMo粉末、Mn粉末および金属酸化物
粉末に適当な有機バインダおよび溶剤を添加混合して得
た金属ペーストを、セラミック基体11の外側面の一部
に筆塗り法等によって塗布し、これを還元雰囲気中にお
いて約1400℃の温度で焼き付けることによって、セ
ラミック基体11の外側面に被着される。
【0022】なお、メタライズ層14a,14bの表面
には、メタライズ層14a,14bの酸化腐蝕を防止す
るとともに、ロウ材15a,15b,15cとの濡れ性
を向上させ、更には端子体12やフランジ16との接合
後に発生する応力による剥がれやクラック等によって接
合性を劣化させないようにするため、ニッケル等の耐食
性に優れかつロウ材15a,15b,15cとの濡れ性
に優れる金属を1〜10μm程度の厚みに被着させるこ
とが好ましい。
【0023】セラミック基体11の貫通孔11a内に挿
入され接合される端子体12は、真空容器Lの内外を導
通する導電路となる。また、端子体12は、外部との電
気的接続を行うコネクタの抜き差しによる変形等を防止
し、かつロウ付け時の熱膨張によるセラミック基体11
へのストレスを抑制するため、セラミックスの熱膨張係
数に近いFe−Ni−Co合金等からなる。
【0024】端子体12は、上下端部にてコネクタ等と
の接続を行うため、オス型の端子体として機能する場合
は先端を半球状に形成し、またメス型の端子体として機
能する場合は、先端から所定の深さを円筒形の凹部に加
工して、さらに上下方向に切り込みを設けて先端を2つ
以上に分割し、その先端が弾性的に広がってオス型の端
子体が嵌入できるような形状に形成される。
【0025】本発明の円環状接続部材13は、ロウ付け
時の熱膨張によるセラミック基体11へのストレスを抑
制するため、セラミックスの熱膨張に近いFe−Ni−
Co合金等からなる。応力緩和のためにはできるだけ厚
みが薄い方が良いが、0.3mmより薄くなると円環状
接続部材13が変形してしまい、機械的外力が繰り返し
加わると亀裂が生じ気密不良となる場合がある。また1
mmを超えると、ロウ付け時にセラミック基体11にク
ラックが生じ易くなるため、0.3〜1mmの厚みにす
ることが好ましい。
【0026】円環状接続部材13の内周面には、図2に
示すように、端子体12とのロウ付け時に円環状接続部
材13の上端面にあって端子体12の側面に巻回された
ロウ材15aのプレフォームが加熱溶融した際に、ロウ
材15aが円環状接続部材13の下面にも流れ込むよう
に、上下面を貫通する切欠き部13aが形成される。切
欠き部13aでのロウ材15aのフィレット形状と、切
欠き部13aが形成されていない部位13bでのロウ材
15aのフィレット形状の差を防ぐために、溶融したロ
ウ材15aが周方向において均一なフィレット形状を形
成するように、円環状接続部材13の内周面に略同じ形
状の切欠き部13aを略同じ間隔で配置されるように3
箇所以上形成する。
【0027】切欠き部13aの径方向における深さ
(幅)は0.25〜1mmであり、0.25mmより小
さいと、上面における表面張力によりロウ材15aの下
面への流れ込みが不十分となる。また1mmより大きい
と、ロウ材15aが切欠き部13aを充填することがで
きなくなり気密不良となる。
【0028】切欠き部13aの形状は、切欠き部13a
と切欠き部が形成されていない部位13bとの境界部に
形成される角部が滑らかな曲面であると、端子体12と
の間にロウ材15aが溜まりにくくなり、切欠き部13
aがロウ材で充填されず気密不良となる場合がある。そ
のため、切欠き部13aと切欠き部が形成されていない
部位13bとの境界部の角部は、曲率半径が0.1mm
以下の曲面であることが好ましい。さらに、切欠き部1
3aの内面の隅部は、角張っていると表面張力によりロ
ウ材15aが隅部に引き寄せられ、切欠き部13a内へ
のロウ材15aの充填よりも隅部への溜まりが先行する
ため、切欠き部13a内がロウ材15aで充填されず気
密不良となる場合がある。従って、切欠き部13aの隅
部は、曲率半径が0.13mm以上の緩やかな曲面であ
ることが好ましい。
【0029】さらに、切欠き部13aの周方向における
長さは、径方向における深さより小さくなると、切欠き
部13aにおけるロウ材15aが径方向に広がりやすく
なり、ロウ材15aのフィレット形状が周方向において
不均一になりやすい。そして、0.5mm以下である
と、ロウ材15aの下面への流れ込みが不十分となりや
すいことから、切欠き部13aの周方向における長さ
は、径方向における深さ以上であり、かつ0.5mm以
上であることが好ましい。
【0030】また、切欠き部13aが形成されていない
部位13bの周方向における合計の長さが1mmより小
さくなると、端子体12を挿入した際に切欠き部13a
が形成されていない部位13bが曲がりやすくなる。そ
の結果、切欠き部13aが形成されていない部位13b
と端子体12との間に隙間が生じて、ロウ材15aが充
填されず気密不良が発生してしまう。従って、切欠き部
13aの周方向における長さは、切欠き部13aが形成
されていない部位13bが1mm以上である範囲で設定
することが好ましい。
【0031】本発明において、ロウ材15a,15b,
15cは、金(約37.5重量%)−銅(約62.5重
量%)を成分とするロウ材等からなる。ロウ付けされ
る、端子体12と円環状接続部材13、およびメタライ
ズ層14cとフランジ16においては、それぞれ両者に
ロウ材がほぼ全周にわたって濡れる必要があるため、プ
レス成形法などで形成した板状のプリフォームを使用す
るよりも曲面に接触させやすいワイヤ状のロウ材を予め
巻回しておき、ロウ付けを行うことが好ましい。また、
ロウ材を介して接合される円環状接続部材13とメタラ
イズ層14aにおいては、それぞれ両者にロウ材がほぼ
全面にわたって接触する必要があるため、板状のロウ材
のプリフォームを使用してロウ付けを行うことが好まし
い。
【0032】以上のような構成にて組み立てられた気密
端子を治具に挿入して固定し、真空中もしくは還元雰囲
気中で約1000℃の温度に加熱させてロウ材を溶融す
ることにより、端子体12のメタライズ層14aと円環
状接続部材13、端子体12のメタライズ層14bとフ
ランジ16がロウ付けされる。このとき、ロウ材15a
は円環状接続部材13の切欠き部13aを通って上面か
ら下面に濡れ、円環状接続部材13の内周面とそれに連
なる上下面にわたる、端子体12と円環状接続部材13
との接合部全体に供給される。即ち、円環状接続部材1
3の下面には、上面と同様に、また全周に亘って均一な
ロウ材のフィレットを形成することができる。そして、
フランジ16の外周面を真空容器Lの略円形の開口部に
溶接することにより、真空容器Lの内外を電気的に接続
する気密端子として機能する。
【0033】かくして、本発明は、ロウ材15aの流れ
性を改善することができ、円環状接続部材13の下面に
もロウ材が十分行き亘り、端子体12と円環状接続部材
13の接合部全体を完全にロウ材15aで埋めることが
できる。その結果、端子体12に機械的外力が加わった
場合においてもロウ材に亀裂が生じることもなく、気密
不良の発生しない信頼性の高いロウ付け構造を提供する
ことが可能となる。
【0034】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々の変更を行なうことは何等差し支えない。
【0035】
【発明の効果】本発明は、略円筒状のセラミック基体
と、セラミック基体の少なくとも一方の端面から突出す
るように貫通孔に挿入されるとともに端面に貫通孔に同
軸状に接合された円環状接続部材を介してロウ付けされ
た金属製の端子体とのロウ付け構造であって、円環状接
続部材は、その内周面に上下面を貫通するロウ材溜り形
成のための略同じ形状の切欠き部が略同じ間隔で配置さ
れるように3つ以上形成されており、切欠き部の円環状
接続部材の径方向における深さが0.25〜1mmであ
ることにより、端子体と円環状接続部材との隙間におけ
るロウ材の流れ性が改善されて、その隙間から円環状接
続部材の下面にもロウ材が十分行き亘り、端子体と円環
状接続部材の隙間およびその隙間から円環状接続部材の
上下面にかけての接合部を完全にロウ材で埋めることが
できる。その結果、端子体に機械的外力が加わった場合
においてもロウ材に亀裂が生じることがなく、気密不良
の発生しない信頼性の高いロウ付け構造となる。
【0036】また本発明は、好ましくは、円環状接続部
材は、切欠き部の周方向における長さが径方向における
深さ以上かつ0.5mm以上であり、その内周面のうち
切欠き部が形成されていない部位の周方向における長さ
が1mm以上であることにより、本発明の上記作用効果
がさらに向上するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロウ付け構造について実施の形態の一
例を示す断面図である。
【図2】本発明の円環状接続部材について実施の形態の
一例を示す平面図である。
【図3】従来のロウ付け構造の例を示す断面図である。
【符号の説明】
11:セラミック基体 11a:貫通孔 12:端子体 13:円環状接続部材 13a:切欠き部 13b:切欠き部が形成されていない部位 14a,14b:メタライズ層 15a〜15c:ロウ材 16:フランジ L:真空容器 C:面取り部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円筒状のセラミック基体と、該セラミ
    ック基体の少なくとも一方の端面から突出するように前
    記貫通孔に挿入されるとともに前記端面に前記貫通孔に
    同軸状に接合された円環状接続部材を介してロウ付けさ
    れた金属製の端子体とのロウ付け構造であって、前記円
    環状接続部材は、その内周面に上下面を貫通するロウ材
    溜り形成のための略同じ形状の切欠き部が略同じ間隔で
    配置されるように3つ以上形成されており、該切欠き部
    の前記円環状接続部材の径方向における深さが0.25
    〜1mmであることを特徴とするロウ付け構造。
  2. 【請求項2】 前記円環状接続部材は、前記切欠き部の
    周方向における長さが前記径方向における深さ以上かつ
    0.5mm以上であり、その内周面のうち前記切欠き部
    が形成されていない部位の周方向における長さが1mm
    以上であることを特徴とする請求項1記載のロウ付け構
    造。
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