JP2002198494A - 強誘電体メモリ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
化を防止することによって、強誘電体メモリの信頼性を
向上させる。 【解決手段】 メモリセルトランジスタと不純物拡散層
111とが形成された半導体基板100の上に、メモリ
セルトランジスタと接続する第1のプラグ113及び不
純物拡散層111と接続する第2のプラグ114を有す
る第1の層間絶縁膜112を形成する。第1の層間絶縁
膜112の上に、第1のプラグ113と接続する容量下
部電極115、強誘電体膜よりなる容量絶縁膜118、
及び容量絶縁膜118の外側まで延び且つ第2のプラグ
114と電気的に接続する容量上部電極119を順次形
成する。容量上部電極119の上に第2の層間絶縁膜1
20を形成した後、各層間絶縁膜に、不純物拡散層11
1と上層配線122とを接続する第3のプラグ121を
形成する。
Description
強誘電体膜が用いられている容量素子を備えた強誘電体
メモリ及びその製造方法に関する。
課題は、容量素子の特性を劣化させることなく集積化を
実現するための構造及びその製造方法を開発することで
ある。
酸化物膜であるので、水素雰囲気中では容易に還元さ
れ、それによって分極率又は耐圧の低下等といった強誘
電体膜の特性の劣化が引き起こされる。一方、半導体メ
モリの製造工程においては、水素雰囲気中又は還元性雰
囲気中での集積化工程が多く用いられている。従って、
容量素子の容量絶縁膜として強誘電体膜を使用する場
合、耐還元性の強いプロセスを構築することが重要であ
る。
中における容量素子の特性劣化を防ぐために、容量素子
を形成した後の工程での、水素の発生量の低減若しくは
還元性雰囲気の抑制が図られたり、又は、絶縁性水素バ
リア膜により容量素子部を被覆する等の工夫がなされて
きた。
について図36を参照しながら説明する。
面部には、STI(shallow trenchisolation)構造を
有する素子分離領域11が形成されていると共に、半導
体基板10における素子分離領域11により囲まれた領
域の表面部には、下層となる低濃度不純物拡散層12及
び上層となる高濃度不純物拡散層13が形成されてい
る。低濃度不純物拡散層12及び高濃度不純物拡散層1
3は、メモリセルを構成するトランジスタ(以下、メモ
リセルトランジスタと称する)のソース領域又はドレイ
ン領域となる。
ている半導体基板10上には第1の層間絶縁膜14が形
成されていると共に、第1の層間絶縁膜14には、高濃
度不純物拡散層13と接続し且つタングステンよりなる
第1のプラグ15が形成されている。第1の層間絶縁膜
14の上には、酸素バリア性を有する導電性膜よりなり
且つ第1のプラグ15の上面を覆う容量下部電極16が
形成されている。容量下部電極16同士の間の領域に
は、絶縁膜17が、その上面と容量下部電極16の上面
とが面一になるように形成されている。
体膜よりなる容量絶縁膜18が容量下部電極16の上面
を覆うように形成されていると共に、容量絶縁膜18の
上には、Pt(白金)よりなる容量上部電極19が容量
絶縁膜18の上面を覆うように形成されている。これに
より、容量下部電極16、容量絶縁膜18及び容量上部
電極19よりなる容量素子が形成される。
4の上には、第2の層間絶縁膜20が形成されていると
共に、第2の層間絶縁膜20には、容量上部電極19と
接続し且つタングステンよりなる第2のプラグ21が形
成されている。
2のプラグ21と接続し且つアルミニウム等よりなる配
線22が形成されていると共に、配線22を含む第2の
層間絶縁膜20の上には、第3の層間絶縁膜23が形成
されている。第3の層間絶縁膜23には、配線22と接
続する第3のプラグ24が形成されている。
23の上には、さらに上層の層間絶縁膜、配線又は表面
保護膜等が形成されており、それによって強誘電体メモ
リが完成する。
によると、集積化を実現できる。
について図37を参照しながら説明する。
の従来例と異なっている点は、図37に示すように、容
量下部電極16、容量絶縁膜18及び容量上部電極19
により構成される容量素子部を絶縁性水素バリア膜25
が被覆していることである(特開平11-121704 参照)。
尚、絶縁性水素バリア膜25としては、SiN膜、Si
ON膜、TiO2 膜、又はTaOX (但しx>0)膜等
が用いられる。
によると、製造工程中における容量素子の特性劣化を防
止できる。
従来例においては、容量上部電極19と配線22とを接
続する第2のプラグ21を形成するためのコンタクトホ
ールを第2の層間絶縁膜20に形成したときに、容量上
部電極19の一部が露出する結果、エッチングガス又は
レジストに含まれる水素が容量上部電極19つまりPt
膜に吸収されてしまう。また、前記のコンタクトホール
に第2のプラグ21を埋め込むために、WF6 (6フッ
化タングステン)ガスを水素ガス又はシランガス(とも
にWF6 ガスを還元してW(タングステン)を生成す
る)等と共に用いたときにも、水素(シランガスが分解
されて生成した水素も含む)が容量上部電極19を構成
するPt膜に吸収されてしまう。さらに、Pt膜に吸収
された水素は、後の工程で活性の高い水素(以下、活性
水素と称する)としてPt膜から吐き出される。すなわ
ち、Pt膜は触媒作用を有している。その結果、Pt膜
の触媒作用に起因して生じた活性水素によって、容量絶
縁膜18を構成する強誘電体膜における第2のプラグ2
1の近傍部分が還元されて該近傍部分から酸素が失われ
るので、強誘電体膜の特性が劣化し、それによって強誘
電体メモリにビット不良等が発生することがあった。
図37に示すように、容量素子部を絶縁性水素バリア膜
25が被覆している一方、第2のプラグ21を形成する
ためのコンタクトホールの下部を絶縁性水素バリア膜2
5に形成したときに、容量上部電極19の一部が露出す
るので、結局、第1の従来例と同様の問題が生じる可能
性が高い。
量上部電極19の材料として、強誘電体膜の結晶を成長
させるとき(通常、容量上部電極19の形成後に行なわ
れる)に有利なPt膜を使用しない場合でも、容量絶縁
膜18を構成する強誘電体膜における第2のプラグ21
の近傍部分が水素によってダメージを受ける事態を完全
に防止することは難しい。
する強誘電体膜の特性の劣化を防止することによって、
強誘電体メモリの信頼性を向上させることを目的とす
る。
めに、本発明に係る第1の強誘電体メモリは、半導体基
板上における一の領域に形成されたトランジスタと、半
導体基板上における他の領域に形成された導電層と、ト
ランジスタ及び導電層を含む半導体基板の上に形成され
た第1の層間絶縁膜と、第1の層間絶縁膜の上に形成さ
れた容量下部電極と、容量下部電極の上に形成された強
誘電体膜よりなる容量絶縁膜と、容量絶縁膜の上に容量
絶縁膜の外側まで延びるように形成された容量上部電極
と、容量上部電極を含む第1の層間絶縁膜の上に形成さ
れた第2の層間絶縁膜と、第2の層間絶縁膜の上に形成
された配線と、第1の層間絶縁膜に形成され、トランジ
スタと容量下部電極とを接続する第1のプラグと、第1
の層間絶縁膜に形成され、導電層と容量上部電極とを電
気的に接続する第2のプラグと、第1の層間絶縁膜及び
第2の層間絶縁膜に形成され、導電層と配線とを接続す
る第3のプラグとを備えている。
板上に形成されたトランジスタが、該トランジスタ上の
第1の層間絶縁膜に形成された第1のプラグを介して、
第1の層間絶縁膜上の容量下部電極と接続されている。
また、容量絶縁膜の上に容量絶縁膜の外側まで延びるよ
うに形成された容量上部電極が、第1の層間絶縁膜に形
成された第2のプラグを介して、半導体基板上に形成さ
れた導電層と電気的に接続されている。さらに、容量上
部電極上に第2の層間絶縁膜を介して形成された配線
が、第1の層間絶縁膜及び第2の層間絶縁膜に形成され
た第3のプラグを介して導電層と接続されている。この
ため、容量上部電極の形成前に、具体的には、トランジ
スタと容量下部電極とを接続する第1のプラグの形成と
同時に、容量上部電極と導電層とを電気的に接続する第
2のプラグを第1の層間絶縁膜に形成できる。これによ
り、第2のプラグ、導電層及び第3のプラグを介して容
量上部電極と配線とを電気的に接続することができる。
すなわち、予め容量素子よりも下側に形成されている第
2のプラグ及び導電層を用いて、容量上部電極と配線と
を電気的に接続することができる。従って、容量上部電
極の形成後に、容量上部電極と配線とを直接接続するプ
ラグを形成するためのコンタクトホールを形成する必要
がないので、容量上部電極が露出して水素雰囲気又は還
元性雰囲気にさらされる事態を回避できる。その結果、
容量上部電極として強い触媒作用を有するPt膜を用い
る場合にも、容量絶縁膜を構成する強誘電体膜の特性の
劣化を防止して、強誘電体メモリの信頼性を向上させる
ことができる。
導体基板上における一の領域に形成されたトランジスタ
と、半導体基板上における他の領域に形成された導電層
と、トランジスタ及び導電層を含む半導体基板の上に形
成された第1の層間絶縁膜と、第1の層間絶縁膜の上に
形成された容量下部電極と、容量下部電極の上に容量下
部電極の外側まで延びるように形成された強誘電体膜よ
りなる容量絶縁膜と、容量絶縁膜における容量下部電極
の外側に形成されている部分に設けられた開口部と、開
口部を含む容量絶縁膜の上に形成された容量上部電極
と、容量上部電極を含む第1の層間絶縁膜の上に形成さ
れた第2の層間絶縁膜と、第2の層間絶縁膜の上に形成
された配線と、第1の層間絶縁膜に形成され、トランジ
スタと容量下部電極とを接続する第1のプラグと、第1
の層間絶縁膜に形成され、導電層と容量上部電極とを開
口部を介して電気的に接続する第2のプラグと、第1の
層間絶縁膜及び第2の層間絶縁膜に形成され、導電層と
配線とを接続する第3のプラグとを備えている。
板上に形成されたトランジスタが、該トランジスタ上の
第1の層間絶縁膜に形成された第1のプラグを介して、
第1の層間絶縁膜上の容量下部電極と接続されている。
また、容量下部電極の外側まで延び且つ該外側に開口部
を有する容量絶縁膜の上に形成された容量上部電極が、
第1の層間絶縁膜に形成された第2のプラグを介して、
半導体基板上に形成された導電層と電気的に接続されて
いる。さらに、容量上部電極上に第2の層間絶縁膜を介
して形成された配線が、第1の層間絶縁膜及び第2の層
間絶縁膜に形成された第3のプラグを介して導電層と接
続されている。このため、容量上部電極の形成前に、具
体的には、トランジスタと容量下部電極とを接続する第
1のプラグの形成と同時に、容量上部電極と導電層とを
電気的に接続する第2のプラグを第1の層間絶縁膜に形
成できる。これにより、第2のプラグ、導電層及び第3
のプラグを介して容量上部電極と配線とを電気的に接続
することができる。すなわち、予め容量素子よりも下側
に形成されている第2のプラグ及び導電層を用いて、容
量上部電極と配線とを電気的に接続することができる。
従って、容量上部電極の形成後に、容量上部電極と配線
とを直接接続するプラグを形成するためのコンタクトホ
ールを形成する必要がないので、容量上部電極が露出し
て水素雰囲気又は還元性雰囲気にさらされる事態を回避
できる。その結果、容量上部電極として強い触媒作用を
有するPt膜を用いる場合にも、容量絶縁膜を構成する
強誘電体膜の特性の劣化を防止して、強誘電体メモリの
信頼性を向上させることができる。
量絶縁膜に設けた開口部を介して容量上部電極と第2の
プラグとを接続するため、容量上部電極の段差は開口部
の周縁部に沿って形成される。具体的には、開口部の形
状を例えば方形にすると、容量上部電極の段差は開口部
の周縁部である4辺に沿って4方向に形成される。この
ため、容量上部電極形成材料の段差部における被覆率に
方向依存性があっても、容量上部電極の段差が容量絶縁
膜の1端辺に沿って1方向に形成されている場合(例え
ば第1の強誘電体メモリ)と比べて、容量上部電極と第
2のプラグとの間の電流パスが確実に確保される。ま
た、容量絶縁膜となる絶縁性膜に開口部を設けた後、該
絶縁性膜と容量上部電極となる導電性膜とを同時にパタ
ーン化することによって、容量絶縁膜形成用のマスクパ
ターンと容量上部電極形成用のマスクパターンとの間で
マスク合わせマージンを考慮する必要がなくなる。その
結果、強誘電体メモリのセルサイズを小さくでき、それ
によってメモリセルアレイ全体の占有面積を縮小するこ
とができる。
導体基板上に形成されたトランジスタと、トランジスタ
を含む半導体基板の上に形成された第1の層間絶縁膜
と、第1の層間絶縁膜の上に形成された容量下部電極
と、容量下部電極の上に形成された強誘電体膜よりなる
容量絶縁膜と、容量絶縁膜の上に形成された容量上部電
極と、容量上部電極の上に形成された導電性水素バリア
膜と、導電性水素バリア膜を含む第1の層間絶縁膜の上
に形成された第2の層間絶縁膜と、第2の層間絶縁膜の
上に形成された配線と、第1の層間絶縁膜に形成され、
トランジスタと容量下部電極とを接続する第1のプラグ
と、第2の層間絶縁膜に形成され、導電性水素バリア膜
と配線とを接続する第2のプラグとを備えている。
板上に形成されたトランジスタが、該トランジスタ上の
第1の層間絶縁膜に形成された第1のプラグを介して、
第1の層間絶縁膜上の容量下部電極と接続されている。
また、容量下部電極の上に容量絶縁膜を介して形成され
た容量上部電極が導電性水素バリア膜によって覆われて
いる。さらに、導電性水素バリア膜上に第2の層間絶縁
膜を介して形成された配線が、第2の層間絶縁膜に形成
された第2のプラグを介して導電性水素バリア膜と接続
されている。このため、導電性水素バリア膜及び第2の
プラグ(導電性水素バリア膜と配線とを接続する)を介
して容量上部電極と配線とを電気的に接続することがで
きる。従って、容量上部電極の形成後に、容量上部電極
と配線とを直接接続するプラグを形成するためのコンタ
クトホールを形成する必要がないので、容量上部電極が
露出して水素雰囲気又は還元性雰囲気にさらされる事態
を回避できる。その結果、容量上部電極として強い触媒
作用を有するPt膜を用いる場合にも、容量絶縁膜を構
成する強誘電体膜の特性の劣化を防止して、強誘電体メ
モリの信頼性を向上させることができる。
電性水素バリア膜によって容量素子が覆われているた
め、容量素子の耐還元性を向上させることができる。
導体基板上における一の領域に形成されたトランジスタ
と、半導体基板上における他の領域に形成された導電層
と、トランジスタ及び導電層を含む半導体基板の上に形
成された第1の層間絶縁膜と、第1の層間絶縁膜の上に
形成された容量下部電極と、容量下部電極の上に形成さ
れた強誘電体膜よりなる容量絶縁膜と、容量絶縁膜の上
に形成された容量上部電極と、容量上部電極の上に容量
上部電極の外側まで延びるように形成された導電性水素
バリア膜と、導電性水素バリア膜を含む第1の層間絶縁
膜の上に形成された第2の層間絶縁膜と、第2の層間絶
縁膜の上に形成された配線と、第1の層間絶縁膜に形成
され、トランジスタと容量下部電極とを接続する第1の
プラグと、第1の層間絶縁膜に形成され、導電層と導電
性水素バリア膜とを電気的に接続する第2のプラグと、
第1の層間絶縁膜及び第2の層間絶縁膜に形成され、導
電層と配線とを接続する第3のプラグとを備えている。
板上に形成されたトランジスタが、トランジスタ上の第
1の層間絶縁膜に形成された第1のプラグを介して、第
1の層間絶縁膜上の容量下部電極と接続されている。ま
た、容量下部電極の上に容量絶縁膜を介して形成された
容量上部電極が導電性水素バリア膜によって覆われてい
ると共に、該導電性水素バリア膜が、第1の層間絶縁膜
に形成された第2のプラグを介して、半導体基板上に形
成された導電層と電気的に接続されている。さらに、導
電性水素バリア膜上に第2の層間絶縁膜を介して形成さ
れた配線が、第1の層間絶縁膜及び第2の層間絶縁膜に
形成された第3のプラグを介して導電層と接続されてい
る。このため、容量上部電極の形成前に、具体的には、
トランジスタと容量下部電極とを接続する第1のプラグ
の形成と同時に、導電性水素バリア膜と導電層とを接続
する第2のプラグを第1の層間絶縁膜に形成できる。こ
れにより、導電性水素バリア膜、第2のプラグ、導電層
及び第3のプラグを介して容量上部電極と配線とを電気
的に接続することができる。すなわち、予め容量素子よ
りも下側に形成されている第2のプラグ及び導電層を用
いて、容量上部電極と配線とを電気的に接続することが
できる。従って、容量上部電極の形成後に、容量上部電
極と配線とを直接接続するプラグを形成するためのコン
タクトホールを形成する必要がないので、容量上部電極
が露出して水素雰囲気又は還元性雰囲気にさらされる事
態を回避できる。その結果、容量上部電極として強い触
媒作用を有するPt膜を用いる場合にも、容量絶縁膜を
構成する強誘電体膜の特性の劣化を防止して、強誘電体
メモリの信頼性を向上させることができる。
電性水素バリア膜によって容量素子が覆われているた
め、容量素子の耐還元性を向上させることができる。
いて、導電層は、半導体基板の表面部に形成された不純
物拡散層、又は前記不純物拡散層の表面部がシリサイド
化された層であることが好ましい。
基板上に形成されたポリシリコン層等を用いる場合と比
べて、導電層を低抵抗化できる。
いて、第1の層間絶縁膜は下層膜とその上に形成された
上層膜とを有しており、導電層は下層膜と上層膜との間
に形成されていることが好ましい。
基板の表面部に形成された不純物拡散層を用いる場合と
比べて、基板電位を簡単に設定できると共に強誘電体メ
モリのセルサイズを小さくできる。また、導電層と接続
する第2又は第3のプラグが埋め込まれるホールのアス
ペクト比が小さくなるので、各プラグの形成不良や高抵
抗化を防止できる。
リにおいて、容量上部電極の少なくとも一部は、Pt膜
又はPtを含む合金膜よりなることが好ましい。
強誘電体膜の結晶を、整合性の良いPt結晶面から十分
に成長させることができる。
導電性水素バリア膜は、Ti膜、Ta膜、TiON膜、
TiN膜、TaN膜、TiAlN膜、TiAlON膜、
又は、Ti、Ta、TiON、TiN、TaN、TiA
lN若しくはTiAlONを含む合金膜よりなることが
好ましい。
確実に向上させることができると共に、導電性水素バリ
ア膜を介して容量上部電極とプラグ等とを電気的に確実
に接続することができる。
方法は、半導体基板上における一の領域にトランジスタ
を形成する工程と、半導体基板上における他の領域に導
電層を形成する工程と、トランジスタ及び導電層を含む
半導体基板の上に第1の層間絶縁膜を形成する工程と、
第1の層間絶縁膜に、トランジスタと接続する第1のプ
ラグと、導電層と接続する第2のプラグとを形成する工
程と、第1の層間絶縁膜の上に第1のプラグと接続する
ように容量下部電極を形成する工程と、容量下部電極の
上に、強誘電体膜よりなる容量絶縁膜を形成する工程
と、容量絶縁膜の上に、容量絶縁膜の外側まで延び且つ
第2のプラグと電気的に接続するように容量上部電極を
形成する工程と、容量上部電極を含む第1の層間絶縁膜
の上に第2の層間絶縁膜を形成する工程と、第1の層間
絶縁膜及び第2の層間絶縁膜に、導電層と接続する第3
のプラグを形成する工程と、第2の層間絶縁膜の上に第
3のプラグと接続するように配線を形成する工程とを備
えている。
と、トランジスタ及び導電層が形成された半導体基板上
に第1の層間絶縁膜を形成した後、第1の層間絶縁膜
に、トランジスタと接続する第1のプラグと、導電層と
接続する第2のプラグとを形成する。その後、第1の層
間絶縁膜の上に第1のプラグと接続する容量下部電極を
形成した後、容量下部電極の上に、強誘電体膜よりなる
容量絶縁膜、及び容量絶縁膜の外側まで延び且つ第2の
プラグと電気的に接続する容量上部電極を順次形成す
る。その後、容量上部電極を含む第1の層間絶縁膜の上
に第2の層間絶縁膜を形成した後、第1の層間絶縁膜及
び第2の層間絶縁膜に、導電層と第2の層間絶縁膜上の
配線とを接続する第3のプラグを形成する。このため、
容量上部電極の形成前に、具体的には、トランジスタと
容量下部電極とを接続する第1のプラグの形成と同時
に、容量上部電極と導電層とを電気的に接続する第2の
プラグを第1の層間絶縁膜に形成できる。これにより、
第2のプラグ、導電層及び第3のプラグを介して容量上
部電極と配線とを電気的に接続することができる。すな
わち、予め容量素子よりも下側に形成されている第2の
プラグ及び導電層を用いて、容量上部電極と配線とを電
気的に接続することができる。従って、容量上部電極の
形成後に、容量上部電極と配線とを直接接続するプラグ
を形成するためのコンタクトホールを形成する必要がな
いので、容量上部電極が露出して水素雰囲気又は還元性
雰囲気にさらされる事態を回避できる。その結果、容量
上部電極として強い触媒作用を有するPt膜を用いる場
合にも、容量絶縁膜を構成する強誘電体膜の特性の劣化
を防止して、強誘電体メモリの信頼性を向上させること
ができる。
て、容量下部電極を形成する工程は、第1の層間絶縁膜
の上に第2のプラグと接続するように接続パッドを形成
する工程を含み、容量上部電極を形成する工程は、容量
上部電極を接続パッドと接続するように形成する工程を
含むことが好ましい。
して用いられ且つ酸素バリア性を有する導電性膜を第2
のプラグの上面全体を覆うようにパターン化することに
よって、容量下部電極の形成と同時に接続パッドを形成
できる。このため、工程の増加を招くことなく、第2の
プラグの酸化を防止でき且つ容量上部電極と第2のプラ
グとを接続パッドを介して接続できる。
を形成する工程を含む場合、容量絶縁膜を形成する工程
は、容量絶縁膜を、その端部が接続パッドの上に位置す
るように形成する工程を含むことが好ましい。
性膜に対して大きなエッチング選択比を有する導電性膜
を接続パッドの材料として用いると共に、該接続パッド
をエッチングストッパーとして前記の絶縁性膜をパター
ン化することによって、オーバーエッチングに起因する
段差形成を防止しながら容量絶縁膜を形成できる。
て、容量上部電極を形成する工程は、容量絶縁膜となる
絶縁性膜をパターン化するために用いられたマスクパタ
ーンを用いて、容量上部電極となる導電性膜をパターン
化した後、容量上部電極の側面に第2のプラグと電気的
に接続するように導電性のサイドウォールを形成する工
程を含むことが好ましい。
マスクパターンの数を低減できると共に、容量上部電極
と第2のプラグとをサイドウォールを介して電気的に接
続できる。
ールを形成する工程を含む場合、容量下部電極を形成す
る工程は、第1の層間絶縁膜の上に第2のプラグと接続
するように接続パッドを形成する工程を含み、容量上部
電極を形成する工程は、サイドウォールを接続パッドと
接続するように形成する工程を含むことが好ましい。
して用いられ且つ酸素バリア性を有する導電性膜を第2
のプラグの上面全体を覆うようにパターン化することに
よって、容量下部電極の形成と同時に接続パッドを形成
できる。このため、工程の増加を招くことなく、第2の
プラグの酸化を防止でき且つサイドウォールと第2のプ
ラグとを接続パッドを介して接続できる。
ールを形成する工程を含み、且つ容量下部電極を形成す
る工程が接続パッドを形成する工程を含む場合、容量絶
縁膜を形成する工程は、容量絶縁膜を、その端部が接続
パッドの上に位置するように形成する工程を含むことが
好ましい。
性膜に対して大きなエッチング選択比を有する導電性膜
を接続パッドの材料として用いると共に、該接続パッド
をエッチングストッパーとして前記の絶縁性膜をパター
ン化することによって、オーバーエッチングに起因する
段差形成を防止しながら容量絶縁膜を形成できる。
方法は、半導体基板上における一の領域にトランジスタ
を形成する工程と、半導体基板上における他の領域に導
電層を形成する工程と、トランジスタ及び導電層を含む
半導体基板の上に第1の層間絶縁膜を形成する工程と、
第1の層間絶縁膜に、トランジスタと接続する第1のプ
ラグと、導電層と接続する第2のプラグとを形成する工
程と、第1の層間絶縁膜の上に第1のプラグと接続する
ように容量下部電極を形成する工程と、容量下部電極の
上に、少なくとも第2のプラグの上側まで延び且つ強誘
電体膜よりなる容量絶縁膜を形成する工程と、容量絶縁
膜における第2のプラグの上側に形成されている部分に
開口部を形成する工程と、開口部を含む容量絶縁膜の上
に、開口部を介して第2のプラグと電気的に接続するよ
うに容量上部電極を形成する工程と、容量上部電極を含
む第1の層間絶縁膜の上に第2の層間絶縁膜を形成する
工程と、第1の層間絶縁膜及び第2の層間絶縁膜に、導
電層と接続する第3のプラグを形成する工程と、第2の
層間絶縁膜の上に第3のプラグと接続するように配線を
形成する工程とを備えている。
と、トランジスタ及び導電層が形成された半導体基板上
に第1の層間絶縁膜を形成した後、第1の層間絶縁膜
に、トランジスタと接続する第1のプラグと、導電層と
接続する第2のプラグとを形成する。その後、第1の層
間絶縁膜の上に第1のプラグと接続する容量下部電極を
形成した後、容量下部電極の上に、第2のプラグの上側
まで延び且つ強誘電体膜よりなる容量絶縁膜を形成す
る。その後、容量絶縁膜における第2のプラグの上側に
形成されている部分に開口部を形成した後、該開口部を
介して第2のプラグと電気的に接続するように容量上部
電極を形成する。その後、容量上部電極を含む第1の層
間絶縁膜の上に第2の層間絶縁膜を形成した後、第1の
層間絶縁膜及び第2の層間絶縁膜に、導電層と第2の層
間絶縁膜上の配線とを接続する第3のプラグを形成す
る。このため、容量上部電極の形成前に、具体的には、
トランジスタと容量下部電極とを接続する第1のプラグ
の形成と同時に、容量上部電極と導電層とを電気的に接
続する第2のプラグを第1の層間絶縁膜に形成できる。
これにより、第2のプラグ、導電層及び第3のプラグを
介して容量上部電極と配線とを電気的に接続することが
できる。すなわち、予め容量素子よりも下側に形成され
ている第2のプラグ及び導電層を用いて、容量上部電極
と配線とを電気的に接続することができる。従って、容
量上部電極の形成後に、容量上部電極と配線とを直接接
続するプラグを形成するためのコンタクトホールを形成
する必要がないので、容量上部電極が露出して水素雰囲
気又は還元性雰囲気にさらされる事態を回避できる。そ
の結果、容量上部電極として強い触媒作用を有するPt
膜を用いる場合にも、容量絶縁膜を構成する強誘電体膜
の特性の劣化を防止して、強誘電体メモリの信頼性を向
上させることができる。
よると、容量絶縁膜に設けた開口部を介して容量上部電
極と第2のプラグとを接続するため、容量上部電極の段
差は開口部の周縁部に沿って形成される。具体的には、
開口部の形状を例えば方形にすると、容量上部電極の段
差は開口部の周縁部である4辺に沿って4方向に形成さ
れる。このため、容量上部電極形成材料の段差部におけ
る被覆率に方向依存性があっても、容量上部電極の段差
が容量絶縁膜の1端辺に沿って1方向に形成される場合
(例えば第1の強誘電体メモリの製造方法)と比べて、
容量上部電極と第2のプラグとの間の電流パスが確実に
確保される。
て、容量下部電極を形成する工程は、第1の層間絶縁膜
の上に第2のプラグと接続するように接続パッドを形成
する工程を含み、容量上部電極を形成する工程は、容量
上部電極を接続パッドと接続するように形成する工程を
含むことが好ましい。
して用いられ且つ酸素バリア性を有する導電性膜を第2
のプラグの上面全体を覆うようにパターン化することに
よって、容量下部電極の形成と同時に接続パッドを形成
できる。このため、工程の増加を招くことなく、第2の
プラグの酸化を防止でき且つ容量上部電極と第2のプラ
グとを接続パッドを介して接続できる。
て、開口部を形成する工程は容量絶縁膜となる絶縁性膜
をパターン化する前に行なわれ、容量上部電極を形成す
る工程は、容量絶縁膜となる絶縁性膜と、容量上部電極
となる導電性膜とを同時にパターン化する工程を含むこ
とが好ましい。
スクパターンと容量上部電極形成用のマスクパターンと
の間でマスク合わせマージンを考慮する必要がなくなる
結果、強誘電体メモリのセルサイズを小さくでき、それ
によってメモリセルアレイ全体の占有面積を縮小するこ
とができる。
方法は、半導体基板上にトランジスタを形成する工程
と、トランジスタを含む半導体基板の上に第1の層間絶
縁膜を形成する工程と、第1の層間絶縁膜に、トランジ
スタと接続する第1のプラグを形成する工程と、第1の
層間絶縁膜の上に第1のプラグと接続するように容量下
部電極を形成する工程と、容量下部電極の上に、強誘電
体膜よりなる容量絶縁膜を形成する工程と、容量絶縁膜
の上に容量上部電極を形成する工程と、容量上部電極の
上に導電性水素バリア膜を形成する工程と、導電性水素
バリア膜を含む第1の層間絶縁膜の上に第2の層間絶縁
膜を形成する工程と、第2の層間絶縁膜に、導電性水素
バリア膜と接続する第2のプラグを形成する工程と、第
2の層間絶縁膜の上に第2のプラグと接続するように配
線を形成する工程とを備えている。
と、トランジスタが形成された半導体基板上に第1の層
間絶縁膜を形成した後、第1の層間絶縁膜に、トランジ
スタと接続する第1のプラグを形成し、その後、第1の
層間絶縁膜の上に第1のプラグと接続する容量下部電極
を形成する。その後、容量下部電極の上に、強誘電体膜
よりなる容量絶縁膜、及び容量上部電極を順次形成した
後、容量上部電極の上に導電性水素バリア膜を形成す
る。その後、導電性水素バリア膜を含む第1の層間絶縁
膜の上に第2の層間絶縁膜を形成した後、第2の層間絶
縁膜に、導電性水素バリア膜と第2の層間絶縁膜上の配
線とを接続する第2のプラグを形成する。このため、導
電性水素バリア膜及び第2のプラグを介して容量上部電
極と配線とを電気的に接続することができる。従って、
容量上部電極の形成後に、容量上部電極と配線とを直接
接続するプラグを形成するためのコンタクトホールを形
成する必要がないので、容量上部電極が露出して水素雰
囲気又は還元性雰囲気にさらされる事態を回避できる。
その結果、容量上部電極として強い触媒作用を有するP
t膜を用いる場合にも、容量絶縁膜を構成する強誘電体
膜の特性の劣化を防止して、強誘電体メモリの信頼性を
向上させることができる。
よると、導電性水素バリア膜によって容量素子を常に覆
っているため、容量素子の耐還元性を向上させることが
できる。
方法は、半導体基板上における一の領域にトランジスタ
を形成する工程と、半導体基板上における他の領域に導
電層を形成する工程と、トランジスタ及び導電層を含む
半導体基板の上に第1の層間絶縁膜を形成する工程と、
第1の層間絶縁膜に、トランジスタと接続する第1のプ
ラグと、導電層と接続する第2のプラグとを形成する工
程と、第1の層間絶縁膜の上に第1のプラグと接続する
ように容量下部電極を形成する工程と、容量下部電極の
上に、強誘電体膜よりなる容量絶縁膜を形成する工程
と、容量絶縁膜の上に容量上部電極を形成する工程と、
容量上部電極の上に、容量上部電極の外側まで延び且つ
第2のプラグと電気的に接続するように導電性水素バリ
ア膜を形成する工程と、導電性水素バリア膜を含む第1
の層間絶縁膜の上に第2の層間絶縁膜を形成する工程
と、第1の層間絶縁膜及び第2の層間絶縁膜に、導電層
と接続する第3のプラグを形成する工程と、第2の層間
絶縁膜の上に第3のプラグと接続するように配線を形成
する工程とを備えている。
と、トランジスタ及び導電層が形成された半導体基板上
に第1の層間絶縁膜を形成した後、第1の層間絶縁膜
に、トランジスタと接続する第1のプラグと、導電層と
接続する第2のプラグとを形成する。その後、第1の層
間絶縁膜の上に第1のプラグと接続する容量下部電極を
形成した後、容量下部電極の上に、強誘電体膜よりなる
容量絶縁膜、及び容量上部電極を順次形成し、その後、
容量上部電極の上に、容量上部電極の外側まで延び且つ
第2のプラグと電気的に接続する導電性水素バリア膜を
形成する。その後、導電性水素バリア膜を含む第1の層
間絶縁膜の上に第2の層間絶縁膜を形成した後、第1の
層間絶縁膜及び第2の層間絶縁膜に、導電層と第2の層
間絶縁膜上の配線とを接続する第3のプラグを形成す
る。このため、容量上部電極の形成前に、具体的には、
トランジスタと容量下部電極とを接続する第1のプラグ
の形成と同時に、導電性水素バリア膜と導電層とを接続
する第2のプラグを第1の層間絶縁膜に形成できる。こ
れにより、導電性水素バリア膜、第2のプラグ、導電層
及び第3のプラグを介して容量上部電極と配線とを電気
的に接続することができる。すなわち、予め容量素子よ
りも下側に形成されている第2のプラグ及び導電層を用
いて、容量上部電極と配線とを電気的に接続することが
できる。従って、容量上部電極の形成後に、容量上部電
極と配線とを直接接続するプラグを形成するためのコン
タクトホールを形成する必要がないので、容量上部電極
が露出して水素雰囲気又は還元性雰囲気にさらされる事
態を回避できる。その結果、容量上部電極として強い触
媒作用を有するPt膜を用いる場合にも、容量絶縁膜を
構成する強誘電体膜の特性の劣化を防止して、強誘電体
メモリの信頼性を向上させることができる。
よると、導電性水素バリア膜によって容量素子を常に覆
っているため、容量素子の耐還元性を向上させることが
できる。
て、容量下部電極を形成する工程は、第1の層間絶縁膜
の上に第2のプラグと接続するように接続パッドを形成
する工程を含み、導電性水素バリア膜を形成する工程
は、導電性水素バリア膜を接続パッドと接続するように
形成する工程を含むことが好ましい。
して用いられ且つ酸素バリア性を有する導電性膜を第2
のプラグの上面全体を覆うようにパターン化することに
よって、容量下部電極の形成と同時に接続パッドを形成
できる。このため、工程の増加を招くことなく、第2の
プラグの酸化を防止でき且つ導電性水素バリア膜と第2
のプラグとを接続パッドを介して接続できる。
を形成する工程を含む場合、容量絶縁膜を形成する工程
は、容量絶縁膜を、その端部が接続パッドの上に位置す
るように形成する工程を含むことが好ましい。
性膜に対して大きなエッチング選択比を有する導電性膜
を接続パッドの材料として用いると共に、該接続パッド
をエッチングストッパーとして前記の絶縁性膜をパター
ン化することによって、オーバーエッチングに起因する
段差形成を防止しながら容量絶縁膜を形成できる。
て、導電性水素バリア膜を形成する工程は、容量絶縁膜
となる絶縁性膜及び容量上部電極となる第1の導電性膜
をパターン化するために用いられたマスクパターンを用
いて、導電性水素バリア膜となる第2の導電性膜をパタ
ーン化した後、導電性水素バリア膜の側面に第2のプラ
グと電気的に接続するように導電性のサイドウォールを
形成する工程を含むことが好ましい。
マスクパターンの数を低減できると共に、導電性水素バ
リア膜と第2のプラグとをサイドウォールを介して電気
的に接続できる。
ドウォールを形成する工程を含む場合、サイドウォール
は水素バリア性を有することが好ましい。
容量素子全体を確実に覆うことができるため、容量素子
の耐還元性を向上させることができる。
がサイドウォールを形成する工程を含む場合、容量下部
電極を形成する工程は、第1の層間絶縁膜の上に第2の
プラグと接続するように接続パッドを形成する工程を含
み、導電性水素バリア膜を形成する工程は、サイドウォ
ールを接続パッドと接続するように形成する工程を含む
ことが好ましい。
して用いられ且つ酸素バリア性を有する導電性膜を第2
のプラグの上面全体を覆うようにパターン化することに
よって、容量下部電極の形成と同時に接続パッドを形成
できる。このため、工程の増加を招くことなく、第2の
プラグの酸化を防止でき且つサイドウォールと第2のプ
ラグとを接続パッドを介して接続できる。
ドウォールを形成する工程を含み、且つ容量下部電極を
形成する工程が接続パッドを形成する工程を含む場合、
容量絶縁膜を形成する工程は、容量絶縁膜を、その端部
が接続パッドの上に位置するように形成する工程を含む
ことが好ましい。
性膜に対して大きなエッチング選択比を有する導電性膜
を接続パッドの材料として用いると共に、該接続パッド
をエッチングストッパーとして前記の絶縁性膜をパター
ン化することによって、オーバーエッチングに起因する
段差形成を防止しながら容量絶縁膜を形成できる。
造方法において、導電層は、半導体基板の表面部に形成
された不純物拡散層、又は前記不純物拡散層の表面部が
シリサイド化された層であることが好ましい。
基板上に形成されたポリシリコン層等を用いる場合と比
べて、導電層を低抵抗化できる。
造方法において、第1の層間絶縁膜は下層膜とその上に
形成された上層膜とを有しており、導電層は下層膜と上
層膜との間に形成されていることが好ましい。
基板の表面部に形成された不純物拡散層を用いる場合と
比べて、基板電位を簡単に設定できると共に強誘電体メ
モリのセルサイズを小さくできる。また、導電層と接続
する第2又は第3のプラグが埋め込まれるホールのアス
ペクト比が小さくなるので、各プラグの形成不良や高抵
抗化を防止できる。
リの製造方法において、容量上部電極の少なくとも一部
は、Pt膜又はPtを含む合金膜よりなることが好まし
い。
強誘電体膜の結晶を、整合性の良いPt結晶面から十分
に成長させることができる。
において、導電性水素バリア膜は、Ti膜、Ta膜、T
iON膜、TiN膜、TaN膜、TiAlN膜、TiA
lON膜、又は、Ti、Ta、TiON、TiN、Ta
N、TiAlN若しくはTiAlONを含む合金膜より
なることが好ましい。
確実に向上させることができると共に、導電性水素バリ
ア膜を介して容量上部電極とプラグ等とを電気的に確実
に接続することができる。
の第1の実施形態に係る強誘電体メモリ及びその製造方
法について図面を参照しながら説明する。
(b)、図3(a)〜(c)及び図4(a)、(b)
は、第1の実施形態に係る強誘電体メモリの製造方法の
各工程を示す断面図である。尚、図1(b)は図1
(a)におけるI−I線の断面図であり、図4(b)は
図4(a)におけるIV−IV線の断面図である。
に、半導体基板100の表面に、STI構造を有する素
子分離領域101を形成する。その後、半導体基板10
0における素子分離領域101により囲まれた領域のう
ち、メモリセルが形成される各領域(以下、メモリセル
領域と称する)の上に、第1のゲート絶縁膜102を介
して、メモリセルトランジスタを構成する第1のゲート
電極103を形成する。その後、第1のゲート電極10
3の側面に絶縁性の第1のサイドウォール104を形成
すると共に、半導体基板100における各メモリセル領
域の表面部に、下層となる第1の低濃度不純物拡散層1
05及び上層となる第1の高濃度不純物拡散層106を
形成する。第1の低濃度不純物拡散層105及び第1の
高濃度不純物拡散層106は、メモリセルトランジスタ
のソース領域又はドレイン領域となる。
板100における素子分離領域101により囲まれた領
域のうち、メモリセル領域以外の他の領域(以下、非メ
モリセル領域と称する)の上に、第2のゲート絶縁膜1
07を介して、制御トランジスタを構成する第2のゲー
ト電極108を形成する。その後、第2のゲート電極1
08の側面に絶縁性の第2のサイドウォール109を形
成すると共に、半導体基板100における非メモリセル
領域の表面部に、下層となる第2の低濃度不純物拡散層
110及び上層となる第2の高濃度不純物拡散層111
を形成する。第2の低濃度不純物拡散層110及び第2
の高濃度不純物拡散層111は、制御トランジスタのソ
ース領域又はドレイン領域となる。
トランジスタ及び制御トランジスタのそれぞれを構成す
るゲート電極等の各要素を要素毎に同時に形成してもよ
い。
に、メモリセルトランジスタ及び制御トランジスタが形
成されている半導体基板100上に第1の層間絶縁膜1
12を形成する。その後、第1の層間絶縁膜112に、
第1の高濃度不純物拡散層106(ソース領域となる部
分)と接続し且つタングステンよりなる第1のプラグ1
13、及び、第2の高濃度不純物拡散層111(ソース
領域となる部分及びドレイン領域となる部分のうちのい
ずれか一方)と接続し且つタングステンよりなる第2の
プラグ114を形成する。
に亘って、酸素バリア性を有する導電性膜(例えばIr
膜又はIrO2 膜等)を全面に成膜した後、該導電性膜
をパターン化することによって、図2(a)に示すよう
に、酸素バリア性を有する導電性膜よりなり且つ第1の
プラグ113の上面を覆う容量下部電極115、及び酸
素バリア性を有する導電性膜よりなり且つ第2のプラグ
114の上面を覆う接続パッド116を形成する。これ
により、メモリセルトランジスタと容量下部電極115
とが第1のプラグ113を介して接続される。その後、
容量下部電極115同士の間の領域又は容量下部電極1
15と接続パッド116との間の領域に、絶縁膜117
を、その上面と容量下部電極115及び接続パッド11
6のそれぞれの上面とが面一になるように埋め込む。
間絶縁膜112の上に全面に亘って、PZT(PbZr
XTi1-XO3 (但し0≦x≦1))系又はSBT(Sr
Bi 2 Ta2O9)系の材料よりなる強誘電体膜を成膜し
た後、該強誘電体膜をパターン化することによって、図
2(b)に示すように、容量下部電極115の上面を覆
う容量絶縁膜118を形成する。
の層間絶縁膜112の上に全面に亘って、Pt又はPt
を含む合金よりなる導電性膜を成膜した後、該導電性膜
をパターン化することによって、図3(a)に示すよう
に、容量絶縁膜118の上面を覆い且つ容量絶縁膜11
8の外側まで延びる容量上部電極119を形成する。具
体的には、容量上部電極119は、接続パッド116の
上面の少なくとも一部分を覆う張り出し部119aを有
しており、該張り出し部119aは、容量上部電極11
9となる導電性膜をパターン化するときに形成される。
これにより、容量上部電極119と第2のプラグ114
とが接続パッド116を介して接続されるので、容量上
部電極119と第2の高濃度不純物拡散層111とが第
2のプラグ114を介して電気的に接続される。尚、容
量下部電極115、容量絶縁膜118及び容量上部電極
119により容量素子が構成されている。
が形成された第1の層間絶縁膜112の上に第2の層間
絶縁膜120を形成する。その後、第1の層間絶縁膜1
12、絶縁膜117及び第2の層間絶縁膜120に、タ
ングステンよりなる第3のプラグ121を、第2の高濃
度不純物拡散層111(ソース領域となる部分及びドレ
イン領域となる部分のうち第2のプラグ114が接続さ
れていない方)と接続するように形成する。
間絶縁膜120の上に、アルミニウム等よりなる配線1
22を第3のプラグ121と接続するように形成する。
これにより、配線122と第2の高濃度不純物拡散層1
11とが第3のプラグ121を介して接続される。その
後、図4(a)及び(b)に示すように、配線122を
含む第2の層間絶縁膜120の上に第3の層間絶縁膜1
23を形成した後、第3の層間絶縁膜123に、タング
ステンよりなる第4のプラグ124を、配線122と接
続するように形成する。尚、図4(b)に示すように、
第1の層間絶縁膜112、絶縁膜117及び第2の層間
絶縁膜120には第5のプラグ125が形成されてお
り、それによって第1の高濃度不純物拡散層106(ド
レイン領域となる部分)と配線122とが接続されてい
る。その後、図示は省略しているが、第3の層間絶縁膜
123の上に、さらに上層の層間絶縁膜、配線又は表面
保護膜等を形成することによって、強誘電体メモリを完
成させる。
よると、メモリセルトランジスタ、及び第2の高濃度不
純物拡散層111を含む制御トランジスタが形成された
半導体基板100上に第1の層間絶縁膜112を形成し
た後、第1の層間絶縁膜112に、メモリセルトランジ
スタと接続する第1のプラグ113、及び第2の高濃度
不純物拡散層111と接続する第2のプラグ114を形
成する。その後、第1の層間絶縁膜112の上に第1の
プラグ113と接続する容量下部電極115を形成した
後、容量下部電極115の上に、強誘電体膜よりなる容
量絶縁膜118、及び容量絶縁膜118の外側まで延び
且つ第2のプラグ114と電気的に接続する容量上部電
極119を順次形成する。その後、容量上部電極119
を含む第1の層間絶縁膜112の上に第2の層間絶縁膜
120を形成した後、第1の層間絶縁膜112及び第2
の層間絶縁膜120に、第2の高濃度不純物拡散層11
1と第2の層間絶縁膜120上の配線122とを接続す
る第3のプラグ121を形成する。このため、容量上部
電極119の形成前に、具体的には、メモリセルトラン
ジスタと容量下部電極115とを接続する第1のプラグ
113の形成と同時に、容量上部電極119と第2の高
濃度不純物拡散層111とを接続する第2のプラグ11
4を第1の層間絶縁膜112に形成できる。これによ
り、第2のプラグ114、第2の高濃度不純物拡散層1
11及び第3のプラグ121を介して容量上部電極11
9と配線122とを電気的に接続することができる。す
なわち、予め容量素子よりも下側に形成されている第2
のプラグ114及び第2の高濃度不純物拡散層111を
用いて、容量上部電極119と配線122とを電気的に
接続することができる。従って、容量上部電極119の
形成後に、容量上部電極119と配線122とを直接接
続するプラグを形成するためのコンタクトホールを形成
する必要がないので、容量上部電極119が露出して水
素雰囲気又は還元性雰囲気にさらされる事態を回避でき
る。その結果、容量上部電極119として強い触媒作用
を有するPt膜を用いる場合にも、容量絶縁膜118を
構成する強誘電体膜の特性の劣化を防止して強誘電体メ
モリの信頼性を向上させることができる。
ア性を有する容量下部電極115が第1のプラグ113
の上面を覆っていると共に、酸素バリア性を有する接続
パッド116が第2のプラグ114の上面を覆ってい
る。このため、容量絶縁膜118を構成する強誘電体膜
を酸素雰囲気中で焼結するときに、第1のプラグ113
及び第2のプラグ114が酸化されることを防止でき
る。
電極115の材料として用いられ且つ酸素バリア性を有
する導電性膜を第2のプラグ114の上面全体を覆うよ
うにパターン化することによって、容量下部電極115
の形成と同時に接続パッド116を形成するため、工程
の増加を招くことなく第2のプラグ114の酸化を防止
できる。また、容量上部電極119を接続パッド116
と接続するように形成するため、容量上部電極119と
第2のプラグ114とを接続パッド116を介して接続
できる。
電極115同士の間の領域又は容量下部電極115と接
続パッド116との間の領域に、絶縁膜117を、その
上面と容量下部電極115及び接続パッド116のそれ
ぞれの上面とが面一になるように埋め込む。このため、
容量絶縁膜118等の堆積工程を平坦な下地上で行なえ
るので、容量素子の信頼性つまり強誘電体メモリの信頼
性を向上させることができる。
濃度不純物拡散層111の表面部をシリサイド化してシ
リサイド層を形成しておき、該シリサイド層を、第2の
プラグ114と第3のプラグ121とを接続する導電層
として用いた場合、次のような効果が得られる。すなわ
ち、第2のプラグ114と第3のプラグ121とを接続
する導電層として、半導体基板100上に形成されたポ
リシリコン層等を用いる場合と比べて、該導電層を低抵
抗化できる。
グ113、第2のプラグ114、又は第3のプラグ12
1等の材料として、タングステンを用いたが、これに代
えて、ポリシリコン等を用いてもよい。
電極115としては、酸素含有率の少ないTiON膜若
しくはTiN膜、又はTiを含む合金膜等を下層膜(密
着層として機能する)とし、且つ耐酸化性の強いPt膜
若しくはPtを含む合金膜、酸化物が酸素バリア性及び
導電性を有するRu膜若しくはIr膜、又はRuO2膜
若しくはIrO2 膜等を上層膜とする積層膜を用いるこ
とが好ましい。
電極115同士の間に埋め込まれる絶縁膜117として
は、SiO2 膜、Si3N4膜、又はSiON膜等を用い
ることが好ましい。
膜118を構成する強誘電体膜の材料としては、PZT
系の材料又はSBT系の材料等を用いることが好まし
い。
電極119としては、耐酸化性の強いPt膜若しくはP
tを含む合金膜、酸化物が酸素バリア性及び導電性を有
するRu膜若しくはIr膜、又はRuO2 膜若しくはI
rO2 膜等を少なくとも一部分に用いることが好まし
い。このようにすると、容量絶縁膜118を構成する強
誘電体膜の結晶を十分に成長させることができる。
板100上における非メモリセル領域に、第2のゲート
電極108等により構成される制御トランジスタ(容量
上部電極119つまりメモリセルプレートをON/OF
Fするドライバーとしての機能を有している)を形成し
た。すなわち、第1の実施形態においては、制御トラン
ジスタがONになっている場合のみ、容量上部電極11
9と配線122とは、第2のプラグ114、第2の高濃
度不純物拡散層111(つまり制御トランジスタのソー
ス領域又はドレイン領域)及び第3のプラグ121を介
して電気的に接続される。それに対して回路構成上、制
御トランジスタを必要としない強誘電体メモリにおいて
は、例えば図5に示すように、半導体基板100上にお
ける非メモリセル領域に第2の高濃度不純物拡散層11
1のみを形成してもよい。この場合、容量上部電極11
9と配線122とは、第2のプラグ114、第2の高濃
度不純物拡散層111及び第3のプラグ121を介して
常に電気的に接続される。また、この場合、第2の高濃
度不純物拡散層111の表面部をシリサイド化してもよ
い。
ラグ114の上面を酸素バリア性を有する接続パッド1
16により覆ったが、これに代えて、例えば第2のプラ
グ114が酸素バリア性を有する材料よりなる場合に
は、接続パッド116を形成しなくてもよい。このよう
にすると、強誘電体メモリの集積度を向上させることが
できる。また、このとき、容量上部電極119の張り出
し部119aは、第2のプラグ114の上面の少なくと
も一部分を覆うことが好ましい。
電極115同士の間の領域又は容量下部電極115と接
続パッド116との間の領域に、絶縁膜117を埋め込
んだが、これに代えて、絶縁膜117を形成しなくても
よい。
電極119を形成する前に、容量絶縁膜118の側面に
サイドウォールを形成しておくことが好ましい。このよ
うにすると、容量上部電極119となる導電性膜の段差
被覆性が向上して、容量上部電極119の張り出し部1
19aに断線が生じる事態を防止できるので、強誘電体
メモリの信頼性を向上させることができる。
間絶縁膜120の上に第3のプラグ121と接続するよ
うに配線122を形成したが、これに代えて、第2の層
間絶縁膜120に第3のプラグ121と接続するように
配線122を埋め込んでもよい。
発明の第1の実施形態の第1変形例に係る強誘電体メモ
リ及びその製造方法について図面を参照しながら説明す
る。
及び図8(a)、(b)は、第1の実施形態の第1変形
例に係る強誘電体メモリの製造方法の各工程を示す断面
図である。
板100の表面に、STI構造を有する素子分離領域1
01を形成する。その後、半導体基板100における素
子分離領域101により囲まれた領域のうち各メモリセ
ル領域の表面部に、下層となる第1の低濃度不純物拡散
層105及び上層となる第1の高濃度不純物拡散層10
6を形成する。第1の低濃度不純物拡散層105及び第
1の高濃度不純物拡散層106は、メモリセルトランジ
スタ(ゲート電極等の図示省略)のソース領域又はドレ
イン領域となる。
板100における非メモリセル領域の上に、第2のゲー
ト絶縁膜107を介して、制御トランジスタを構成する
第2のゲート電極108を形成する。その後、第2のゲ
ート電極108の側面に絶縁性の第2のサイドウォール
109を形成すると共に、半導体基板100における非
メモリセル領域の表面部に、下層となる第2の低濃度不
純物拡散層110及び上層となる第2の高濃度不純物拡
散層111を形成する。第2の低濃度不純物拡散層11
0及び第2の高濃度不純物拡散層111は、制御トラン
ジスタのソース領域又はドレイン領域となる。
て、メモリセルトランジスタ及び制御トランジスタのそ
れぞれを構成するゲート電極等の各要素を要素毎に同時
に形成してもよい。
ルトランジスタ及び制御トランジスタが形成されている
半導体基板100上に第1の層間絶縁膜112を形成す
る。その後、第1の層間絶縁膜112に、第1の高濃度
不純物拡散層106(ソース領域となる部分)と接続し
且つタングステンよりなる第1のプラグ113、及び、
第2の高濃度不純物拡散層111(ソース領域となる部
分及びドレイン領域となる部分のうちのいずれか一方)
と接続し且つタングステンよりなる第2のプラグ114
を形成する。
に亘って、酸素バリア性を有する導電性膜(例えばIr
膜又はIrO2 膜等)を全面に成膜した後、該導電性膜
をパターン化することによって、図6(b)に示すよう
に、酸素バリア性を有する導電性膜よりなり且つ第1の
プラグ113の上面を覆う容量下部電極115、及び酸
素バリア性を有する導電性膜よりなり且つ第2のプラグ
114の上面を覆う接続パッド116を形成する。これ
により、メモリセルトランジスタと容量下部電極115
とが第1のプラグ113を介して接続される。その後、
容量下部電極115同士の間の領域又は容量下部電極1
15と接続パッド116との間の領域に、絶縁膜117
を、その上面と容量下部電極115及び接続パッド11
6のそれぞれの上面とが面一になるように埋め込む。
間絶縁膜112の上に全面に亘って、PZT系又はSB
T系の材料よりなる強誘電体膜、及びPt又はPtを含
む合金よりなる導電性膜を順次成膜した後、該導電性膜
及び強誘電体膜を同一のマスクパターン(図示省略)を
用いてパターン化する。これにより、図6(c)に示す
ように、容量下部電極115の上面を覆う容量絶縁膜1
18、及び容量絶縁膜118の上面を覆う容量上部電極
119を形成する。このとき、容量絶縁膜118及び容
量上部電極119を、それぞれの端部が接続パッド11
6の上に位置するように形成する。尚、容量下部電極1
15、容量絶縁膜118及び容量上部電極119により
容量素子が構成されている。
縁膜112の上に全面に亘って、導電性膜(図示省略)
を堆積した後、該導電性膜に対してエッチバックを行な
うことによって、図7(a)に示すように、容量上部電
極119の側面に導電性の第3のサイドウォール119
bを接続パッド116と接続するように形成する。これ
により、容量上部電極119と第2の高濃度不純物拡散
層111とが第2のプラグ114を介して電気的に接続
される。
が形成された第1の層間絶縁膜112の上に第2の層間
絶縁膜120を形成する。その後、第1の層間絶縁膜1
12、絶縁膜117及び第2の層間絶縁膜120に、タ
ングステンよりなる第3のプラグ121を、第2の高濃
度不純物拡散層111(ソース領域となる部分及びドレ
イン領域となる部分のうち第2のプラグ114が接続さ
れていない方)と接続するように形成する。
間絶縁膜120の上に、アルミニウム等よりなる配線1
22を第3のプラグ121と接続するように形成する。
これにより、配線122と第2の高濃度不純物拡散層1
11とが第3のプラグ121を介して接続される。その
後、図8(b)に示すように、配線122を含む第2の
層間絶縁膜120の上に第3の層間絶縁膜123を形成
した後、第3の層間絶縁膜123に、タングステンより
なる第4のプラグ124を、配線122と接続するよう
に形成する。その後、図示は省略しているが、第3の層
間絶縁膜123の上に、さらに上層の層間絶縁膜、配線
又は表面保護膜等を形成することによって、強誘電体メ
モリを完成させる。
第1変形例によると、メモリセルトランジスタ、及び第
2の高濃度不純物拡散層111を含む制御トランジスタ
が形成された半導体基板100上に第1の層間絶縁膜1
12を形成した後、第1の層間絶縁膜112に、メモリ
セルトランジスタと接続する第1のプラグ113、及び
第2の高濃度不純物拡散層111と接続する第2のプラ
グ114を形成する。その後、第1の層間絶縁膜112
の上に第1のプラグ113と接続する容量下部電極11
5を形成した後、容量絶縁膜118となる強誘電体膜及
び容量上部電極119となる導電性膜を同一のマスクパ
ターンを用いてパターン化することにより、容量下部電
極115の上面を覆う容量絶縁膜118、及び容量絶縁
膜118の上面を覆う容量上部電極119を形成する。
その後、容量上部電極119の側面に導電性の第3のサ
イドウォール119bを第2のプラグ114と電気的に
接続するように形成する。その後、容量上部電極119
を含む第1の層間絶縁膜112の上に第2の層間絶縁膜
120を形成した後、第1の層間絶縁膜112及び第2
の層間絶縁膜120に、第2の高濃度不純物拡散層11
1と第2の層間絶縁膜120上の配線122とを接続す
る第3のプラグ121を形成する。このため、容量上部
電極119の形成前に、具体的には、メモリセルトラン
ジスタと容量下部電極115とを接続する第1のプラグ
113の形成と同時に、第3のサイドウォール119b
を介して容量上部電極119と第2の高濃度不純物拡散
層111とを接続する第2のプラグ114を第1の層間
絶縁膜112に形成できる。これにより、第2のプラグ
114、第2の高濃度不純物拡散層111及び第3のプ
ラグ121を介して容量上部電極119と配線122と
を電気的に接続することができる。すなわち、予め容量
素子よりも下側に形成されている第2のプラグ114及
び第2の高濃度不純物拡散層111を用いて、容量上部
電極119と配線122とを電気的に接続することがで
きる。従って、容量上部電極119の形成後に、容量上
部電極119と配線122とを直接接続するプラグを形
成するためのコンタクトホールを形成する必要がないの
で、容量上部電極119が露出して水素雰囲気又は還元
性雰囲気にさらされる事態を回避できる。その結果、容
量上部電極119として強い触媒作用を有するPt膜を
用いる場合にも、容量絶縁膜118を構成する強誘電体
膜の特性の劣化を防止して強誘電体メモリの信頼性を向
上させることができる。
と、酸素バリア性を有する容量下部電極115が第1の
プラグ113の上面を覆っていると共に、酸素バリア性
を有する接続パッド116が第2のプラグ114の上面
を覆っている。このため、容量絶縁膜118を構成する
強誘電体膜を酸素雰囲気中で焼結するときに、第1のプ
ラグ113及び第2のプラグ114が酸化されることを
防止できる。
と、容量下部電極115の材料として用いられ且つ酸素
バリア性を有する導電性膜を第2のプラグ114の上面
全体を覆うようにパターン化することによって、容量下
部電極115の形成と同時に接続パッド116を形成す
るため、工程の増加を招くことなく第2のプラグ114
の酸化を防止できる。また、容量上部電極119の側面
に導電性の第3のサイドウォール119bを接続パッド
116と接続するように形成するため、容量上部電極1
19と第2のプラグ114とを第3のサイドウォール1
19b及び接続パッド116を介して接続できる。
と、容量絶縁膜118を、その端部が接続パッド116
の上に位置するように形成する。このため、容量絶縁膜
118となる絶縁性膜に対して大きなエッチング選択比
を有する導電性膜を接続パッド116の材料として用い
ると共に、該接続パッド116をエッチングストッパー
として前記の絶縁性膜をパターン化することによって、
オーバーエッチングに起因する段差形成を防止しながら
容量絶縁膜118を形成できる。
と、容量絶縁膜118となる絶縁性膜をパターン化する
ために用いられたマスクパターンを用いて、容量上部電
極119となる導電性膜をパターン化するため、製造工
程で用いられるマスクパターンの数を低減できる。
と、容量下部電極115同士の間の領域又は容量下部電
極115と接続パッド116との間の領域に、絶縁膜1
17を、その上面と容量下部電極115及び接続パッド
116のそれぞれの上面とが面一になるように埋め込
む。このため、容量絶縁膜118等の堆積工程を平坦な
下地上で行なえるので、容量素子の信頼性つまり強誘電
体メモリの信頼性を向上させることができる。
と、第2の高濃度不純物拡散層111の表面部をシリサ
イド化してシリサイド層を形成しておき、該シリサイド
層を、第2のプラグ114と第3のプラグ121とを接
続する導電層として用いた場合、次のような効果が得ら
れる。すなわち、第2のプラグ114と第3のプラグ1
21とを接続する導電層として、半導体基板100上に
形成されたポリシリコン層等を用いる場合と比べて、該
導電層を低抵抗化できる。
て、第3のサイドウォール119bを構成する導電性膜
としては、容量上部電極119又は容量下部電極115
を構成する導電性膜に対して大きなエッチング選択比を
有する導電性膜、例えばTiN膜又はTaN膜等を用い
ることが好ましい。このようにすると、第3のサイドウ
ォール119bの形成時に容量上部電極119又は容量
下部電極115が受ける損傷を抑制することができる。
て、第1のプラグ113、第2のプラグ114、又は第
3のプラグ121等の材料として、タングステンを用い
たが、これに代えて、ポリシリコン等を用いてもよい。
て、容量下部電極115としては、酸素含有率の少ない
TiON膜若しくはTiN膜、又はTiを含む合金膜等
を下層膜(密着層として機能する)とし、且つ耐酸化性
の強いPt膜若しくはPtを含む合金膜、酸化物が酸素
バリア性及び導電性を有するRu膜若しくはIr膜、又
はRuO2 膜若しくはIrO2 膜等を上層膜とする積層
膜を用いることが好ましい。
て、容量下部電極115同士の間に埋め込まれる絶縁膜
117としては、SiO2 膜、Si3N4膜、又はSiO
N膜等を用いることが好ましい。
て、容量絶縁膜118を構成する強誘電体膜の材料とし
ては、PZT系の材料又はSBT系の材料等を用いるこ
とが好ましい。
て、容量上部電極119としては、耐酸化性の強いPt
膜若しくはPtを含む合金膜、酸化物が酸素バリア性及
び導電性を有するRu膜若しくはIr膜、又はRuO2
膜若しくはIrO2 膜等を少なくとも一部分に用いるこ
とが好ましい。このようにすると、容量絶縁膜118を
構成する強誘電体膜の結晶を十分に成長させることがで
きる。
て、半導体基板100上における非メモリセル領域に、
第2のゲート電極108等により構成される制御トラン
ジスタを形成したが、回路構成上、制御トランジスタを
必要としない強誘電体メモリにおいては、半導体基板1
00上における非メモリセル領域に第2の高濃度不純物
拡散層111のみを形成してもよい。この場合、第2の
高濃度不純物拡散層111の表面部をシリサイド化して
もよい。
て、第2のプラグ114の上面を酸素バリア性を有する
接続パッド116により覆ったが、これに代えて、例え
ば第2のプラグ114が酸素バリア性を有する材料より
なる場合には、接続パッド116を形成しなくてもよ
い。このようにすると、強誘電体メモリの集積度を向上
させることができる。また、このとき、第3のサイドウ
ォール119bは、第2のプラグ114の上面の少なく
とも一部分を覆うことが好ましい。
て、容量下部電極115同士の間の領域又は容量下部電
極115と接続パッド116との間の領域に、絶縁膜1
17を埋め込んだが、これに代えて、絶縁膜117を形
成しなくてもよい。
て、第2の層間絶縁膜120の上に第3のプラグ121
と接続するように配線122を形成したが、これに代え
て、第2の層間絶縁膜120に第3のプラグ121と接
続するように配線122を埋め込んでもよい。
発明の第1の実施形態の第2変形例に係る強誘電体メモ
リ及びその製造方法について図面を参照しながら説明す
る。
(c)及び図11(a)〜(c)は、第1の実施形態の
第2変形例に係る強誘電体メモリの製造方法の各工程を
示す断面図である。
板100の表面に、STI構造を有する素子分離領域1
01を形成する。その後、半導体基板100における素
子分離領域101により囲まれた領域のうち各メモリセ
ル領域の表面部に、下層となる第1の低濃度不純物拡散
層105及び上層となる第1の高濃度不純物拡散層10
6を形成する。第1の低濃度不純物拡散層105及び第
1の高濃度不純物拡散層106は、メモリセルトランジ
スタ(ゲート電極等の図示省略)のソース領域又はドレ
イン領域となる。このとき、半導体基板100における
非メモリセル領域の表面部に第1の低濃度不純物拡散層
105又は第1の高濃度不純物拡散層106が形成され
ていてもよい。その後、メモリセルトランジスタが形成
されている半導体基板100上に第1の層間絶縁膜11
2の下層膜112aを形成する。
12aが形成された半導体基板100における非メモリ
セル領域の上に、例えばポリシリコンよりなる導電層1
30を形成した後、導電層130の上及び下層膜112
aの上に、第1の層間絶縁膜112の上層膜112bを
形成する。
間絶縁膜112の上層膜112b及び下層膜112a
に、第1の高濃度不純物拡散層106(ソース領域とな
る部分)と接続し且つタングステンよりなる第1のプラ
グ113を形成すると共に、第1の層間絶縁膜112の
上層膜112bに、導電層130と接続し且つタングス
テンよりなる第2のプラグ114を形成する。
に亘って、酸素バリア性を有する導電性膜(例えばIr
膜又はIrO2 膜等)を全面に成膜した後、該導電性膜
をパターン化することによって、図10(a)に示すよ
うに、酸素バリア性を有する導電性膜よりなり且つ第1
のプラグ113の上面を覆う容量下部電極115、及び
酸素バリア性を有する導電性膜よりなり且つ第2のプラ
グ114の上面を覆う接続パッド116を形成する。こ
れにより、メモリセルトランジスタと容量下部電極11
5とが第1のプラグ113を介して接続される。その
後、容量下部電極115同士の間の領域又は容量下部電
極115と接続パッド116との間の領域に、絶縁膜1
17を、その上面と容量下部電極115及び接続パッド
116のそれぞれの上面とが面一になるように埋め込
む。
間絶縁膜112の上に全面に亘って、PZT系又はSB
T系の材料よりなる強誘電体膜を成膜した後、該強誘電
体膜をパターン化することによって、図10(b)に示
すように、容量下部電極115の上面を覆う容量絶縁膜
118を形成する。
の層間絶縁膜112の上に全面に亘って、Pt又はPt
を含む合金よりなる導電性膜を成膜した後、該導電性膜
をパターン化することによって、図10(c)に示すよ
うに、容量絶縁膜118の上面を覆い且つ容量絶縁膜1
18の外側まで延びる容量上部電極119を形成する。
具体的には、容量上部電極119は、接続パッド116
の上面の少なくとも一部分を覆う張り出し部119aを
有しており、該張り出し部119aは、容量上部電極1
19となる導電性膜をパターン化するときに形成され
る。これにより、容量上部電極119と第2のプラグ1
14とが接続パッド116を介して接続されるので、容
量上部電極119と導電層層130とが第2のプラグ1
14を介して電気的に接続される。尚、容量下部電極1
15、容量絶縁膜118及び容量上部電極119により
容量素子が構成されている。
子が形成された第1の層間絶縁膜112の上に第2の層
間絶縁膜120を形成する。その後、第1の層間絶縁膜
112の上層膜112b、絶縁膜117、及び第2の層
間絶縁膜120に、タングステンよりなる第3のプラグ
121を導電層130と接続するように形成する。
層間絶縁膜120の上に、アルミニウム等よりなる配線
122を第3のプラグ121と接続するように形成す
る。これにより、配線122と導電層130とが第3の
プラグ121を介して接続される。その後、図11
(c)に示すように、配線122を含む第2の層間絶縁
膜120の上に第3の層間絶縁膜123を形成した後、
第3の層間絶縁膜123に、タングステンよりなる第4
のプラグ124を、配線122と接続するように形成す
る。その後、図示は省略しているが、第3の層間絶縁膜
123の上に、さらに上層の層間絶縁膜、配線又は表面
保護膜等を形成することによって、強誘電体メモリを完
成させる。
第2変形例によると、メモリセルトランジスタが形成さ
れた半導体基板100上に第1の層間絶縁膜112の下
層膜112aを形成した後、非メモリセル領域の下層膜
112aの上に導電層130を形成し、その後、第1の
層間絶縁膜112の上層膜112bを形成する。その
後、第1の層間絶縁膜112に、メモリセルトランジス
タと接続する第1のプラグ113、及び導電層130と
接続する第2のプラグ114を形成する。その後、第1
の層間絶縁膜112の上に第1のプラグ113と接続す
る容量下部電極115を形成した後、容量下部電極11
5の上に、強誘電体膜よりなる容量絶縁膜118、及び
容量絶縁膜118の外側まで延び且つ第2のプラグ11
4と電気的に接続する容量上部電極119を順次形成す
る。その後、容量上部電極119を含む第1の層間絶縁
膜112の上に第2の層間絶縁膜120を形成した後、
第1の層間絶縁膜112及び第2の層間絶縁膜120
に、導電層130と第2の層間絶縁膜120上の配線1
22とを接続する第3のプラグ121を形成する。この
ため、容量上部電極119の形成前に、具体的には、メ
モリセルトランジスタと容量下部電極115とを接続す
る第1のプラグ113の形成と同時に、容量上部電極1
19と導電層130とを接続する第2のプラグ114を
第1の層間絶縁膜112に形成できる。これにより、第
2のプラグ114、導電層130及び第3のプラグ12
1を介して容量上部電極119と配線122とを電気的
に接続することができる。すなわち、予め容量素子より
も下側に形成されている第2のプラグ114及び導電層
130を用いて、容量上部電極119と配線122とを
電気的に接続することができる。従って、容量上部電極
119の形成後に、容量上部電極119と配線122と
を直接接続するプラグを形成するためのコンタクトホー
ルを形成する必要がないので、容量上部電極119が露
出して水素雰囲気又は還元性雰囲気にさらされる事態を
回避できる。その結果、容量上部電極119として強い
触媒作用を有するPt膜を用いる場合にも、容量絶縁膜
118を構成する強誘電体膜の特性の劣化を防止して強
誘電体メモリの信頼性を向上させることができる。
と、酸素バリア性を有する容量下部電極115が第1の
プラグ113の上面を覆っていると共に、酸素バリア性
を有する接続パッド116が第2のプラグ114の上面
を覆っている。このため、容量絶縁膜118を構成する
強誘電体膜を酸素雰囲気中で焼結するときに、第1のプ
ラグ113及び第2のプラグ114が酸化されることを
防止できる。
と、容量下部電極115の材料として用いられ且つ酸素
バリア性を有する導電性膜を第2のプラグ114の上面
全体を覆うようにパターン化することによって、容量下
部電極115の形成と同時に接続パッド116を形成す
るため、工程の増加を招くことなく第2のプラグ114
の酸化を防止できる。また、容量上部電極119を接続
パッド116と接続するように形成するため、容量上部
電極119と第2のプラグ114とを接続パッド116
を介して接続できる。
と、容量下部電極115同士の間の領域又は容量下部電
極115と接続パッド116との間の領域に、絶縁膜1
17を、その上面と容量下部電極115及び接続パッド
116のそれぞれの上面とが面一になるように埋め込
む。このため、容量絶縁膜118等の堆積工程を平坦な
下地上で行なえるので、容量素子の信頼性つまり強誘電
体メモリの信頼性を向上させることができる。
と、第2のプラグ114と第3のプラグ121とを接続
する導電層130が、第1の層間絶縁膜112の下層膜
112aと上層膜112bとの間に形成されている。こ
のため、第2のプラグ114と第3のプラグ121とを
接続する導電層として、半導体基板100の表面部に形
成された不純物拡散層を用いる場合と比べて、基板電位
を簡単に設定できると共に強誘電体メモリのセルサイズ
を小さくできる。また、導電層130と接続する第2の
プラグ114又は第3のプラグ121が埋め込まれるホ
ールのアスペクト比が小さくなるので、各プラグの形成
不良や高抵抗化を防止できる。
て、導電層130の材料は特に限定されるものではない
が、導電層130が本変形例のように容量上部電極11
9の引き出し配線に使用されることを考慮して、導電層
130の材料として低抵抗材料、例えばポリシリコン若
しくはそれをシリサイド化したもの又はタングステン等
を用いることが好ましい。
て、導電層130として、強誘電体キャパシタ(容量下
部電極115、容量絶縁膜118及び容量上部電極11
9により構成される容量素子)よりも下側の配線層、例
えばビット線に使用される配線層を利用してもよい。或
いは、導電層130として、例えば図12に示すよう
に、半導体基板100上に層間絶縁膜を介さずに形成さ
れた配線層、例えばメモリセルトランジスタ又は制御ト
ランジスタのゲート電極と同時に形成された配線層を用
いてもよい。このとき、該配線層は、素子分離領域10
1の上に形成されていてもよいし、半導体基板100に
おける素子分離領域101が形成されていない領域の上
に形成されていてもよい。
て、第1のプラグ113、第2のプラグ114、又は第
3のプラグ121等の材料として、タングステンを用い
たが、これに代えて、ポリシリコン等を用いてもよい。
て、容量下部電極115としては、酸素含有率の少ない
TiON膜若しくはTiN膜、又はTiを含む合金膜等
を下層膜(密着層として機能する)とし、且つ耐酸化性
の強いPt膜若しくはPtを含む合金膜、酸化物が酸素
バリア性及び導電性を有するRu膜若しくはIr膜、又
はRuO2 膜若しくはIrO2 膜等を上層膜とする積層
膜を用いることが好ましい。
て、容量下部電極115同士の間に埋め込まれる絶縁膜
117としては、SiO2 膜、Si3N4膜、又はSiO
N膜等を用いることが好ましい。
て、容量絶縁膜118を構成する強誘電体膜の材料とし
ては、PZT系の材料又はSBT系の材料等を用いるこ
とが好ましい。
て、容量上部電極119としては、耐酸化性の強いPt
膜若しくはPtを含む合金膜、酸化物が酸素バリア性及
び導電性を有するRu膜若しくはIr膜、又はRuO2
膜若しくはIrO2 膜等を少なくとも一部分に用いるこ
とが好ましい。このようにすると、容量絶縁膜118を
構成する強誘電体膜の結晶を十分に成長させることがで
きる。
て、第2のプラグ114の上面を酸素バリア性を有する
接続パッド116により覆ったが、これに代えて、例え
ば第2のプラグ114が酸素バリア性を有する材料より
なる場合には、接続パッド116を形成しなくてもよ
い。このようにすると、強誘電体メモリの集積度を向上
させることができる。また、このとき、容量上部電極1
19の張り出し部119aは、第2のプラグ114の上
面の少なくとも一部分を覆うことが好ましい。
て、容量下部電極115同士の間の領域又は容量下部電
極115と接続パッド116との間の領域に、絶縁膜1
17を埋め込んだが、これに代えて、絶縁膜117を形
成しなくてもよい。
て、容量上部電極119を形成する前に、容量絶縁膜1
18の側面にサイドウォールを形成しておくことが好ま
しい。このようにすると、容量上部電極119となる導
電性膜の段差被覆性が向上して、容量上部電極119の
張り出し部119aに断線が生じる事態を防止できるの
で、強誘電体メモリの信頼性を向上させることができ
る。
て、第2の層間絶縁膜120の上に第3のプラグ121
と接続するように配線122を形成したが、これに代え
て、第2の層間絶縁膜120に第3のプラグ121と接
続するように配線122を埋め込んでもよい。
実施形態に係る強誘電体メモリ及びその製造方法につい
て図面を参照しながら説明する。
(b)、図15(a)〜(c)及び図16(a)、
(b)は、第2の実施形態に係る強誘電体メモリの製造
方法の各工程を示す断面図である。尚、図13(b)は
図13(a)におけるXIII−XIII線の断面図であり、図
16(b)は図16(a)におけるXVI−XVI線の断面図
である。
に、半導体基板200の表面に、STI構造を有する素
子分離領域201を形成する。その後、半導体基板20
0における素子分離領域201により囲まれた領域のう
ち各メモリセル領域の上に、第1のゲート絶縁膜202
を介して、メモリセルトランジスタを構成する第1のゲ
ート電極203を形成する。その後、第1のゲート電極
203の側面に絶縁性の第1のサイドウォール204を
形成すると共に、半導体基板200における各メモリセ
ル領域の表面部に、下層となる第1の低濃度不純物拡散
層205及び上層となる第1の高濃度不純物拡散層20
6を形成する。第1の低濃度不純物拡散層205及び第
1の高濃度不純物拡散層206は、メモリセルトランジ
スタのソース領域又はドレイン領域となる。
基板200における非メモリセル領域の上に、第2のゲ
ート絶縁膜207を介して、制御トランジスタを構成す
る第2のゲート電極208を形成する。その後、第2の
ゲート電極208の側面に絶縁性の第2のサイドウォー
ル209を形成すると共に、半導体基板200における
非メモリセル領域の表面部に、下層となる第2の低濃度
不純物拡散層210及び上層となる第2の高濃度不純物
拡散層211を形成する。第2の低濃度不純物拡散層2
10及び第2の高濃度不純物拡散層211は、制御トラ
ンジスタのソース領域又はドレイン領域となる。
トランジスタ及び制御トランジスタのそれぞれを構成す
るゲート電極等の各要素を要素毎に同時に形成してもよ
い。
に、メモリセルトランジスタ及び制御トランジスタが形
成されている半導体基板200上に第1の層間絶縁膜2
12を形成する。その後、第1の層間絶縁膜212に、
第1の高濃度不純物拡散層206(ソース領域となる部
分)と接続し且つタングステンよりなる第1のプラグ2
13、及び、第2の高濃度不純物拡散層211(ソース
領域となる部分及びドレイン領域となる部分のうちのい
ずれか一方)と接続し且つタングステンよりなる第2の
プラグ214を形成する。
に亘って、酸素バリア性を有する導電性膜(例えばIr
膜又はIrO2 膜等)を全面に成膜した後、該導電性膜
をパターン化することによって、図14(a)に示すよ
うに、酸素バリア性を有する導電性膜よりなり且つ第1
のプラグ213の上面を覆う容量下部電極215、及び
酸素バリア性を有する導電性膜よりなり且つ第2のプラ
グ214の上面を覆う接続パッド216を形成する。こ
れにより、メモリセルトランジスタと容量下部電極21
5とが第1のプラグ213を介して接続される。その
後、容量下部電極215同士の間の領域又は容量下部電
極215と接続パッド216との間の領域に、絶縁膜2
17を、その上面と容量下部電極215及び接続パッド
216のそれぞれの上面とが面一になるように埋め込
む。
間絶縁膜212の上に全面に亘って、PZT系又はSB
T系の材料よりなる強誘電体膜を成膜した後、該強誘電
体膜をパターン化することによって、図14(b)に示
すように、容量下部電極215の上面を覆う容量絶縁膜
218を形成する。このとき、容量絶縁膜218を接続
パッド216つまり第2のプラグ214の上側まで延び
るように形成しておくと共に、容量絶縁膜218となる
強誘電体膜における接続パッド216の上側に形成され
ている部分に開口部218aを形成しておく。
218が形成された第1の層間絶縁膜212の上に全面
に亘って、Pt又はPtを含む合金よりなる導電性膜を
成膜した後、該導電性膜をパターン化することによっ
て、図15(a)に示すように、容量絶縁膜218の上
面を覆い且つ開口部218aを介して接続パッド216
と接続する容量上部電極219を形成する。具体的に
は、容量上部電極219は、接続パッド216の上面の
少なくとも一部分を覆う接続部219cを開口部218
a内に有しており、これによって容量上部電極219と
第2のプラグ214とが接続パッド216を介して電気
的に接続される結果、容量上部電極219と第2の高濃
度不純物拡散層211とが第2のプラグ214を介して
電気的に接続される。尚、容量下部電極215、容量絶
縁膜218及び容量上部電極219により容量素子が構
成されている。
子が形成された第1の層間絶縁膜212の上に第2の層
間絶縁膜220を形成する。その後、第1の層間絶縁膜
212、絶縁膜217及び第2の層間絶縁膜220に、
タングステンよりなる第3のプラグ221を、第2の高
濃度不純物拡散層211(ソース領域となる部分及びド
レイン領域となる部分のうち第2のプラグ214が接続
されていない方)と接続するように形成する。
層間絶縁膜220の上に、アルミニウム等よりなる配線
222を第3のプラグ221と接続するように形成す
る。これにより、配線222と第2の高濃度不純物拡散
層211とが第3のプラグ221を介して接続される。
その後、図16(a)及び(b)に示すように、配線2
22を含む第2の層間絶縁膜220の上に第3の層間絶
縁膜223を形成した後、第3の層間絶縁膜223に、
タングステンよりなる第4のプラグ224を、配線22
2と接続するように形成する。尚、図16(b)に示す
ように、第1の層間絶縁膜212、絶縁膜217及び第
2の層間絶縁膜220には第5のプラグ225が形成さ
れており、それによって第1の高濃度不純物拡散層20
6(ドレイン領域となる部分)と配線222とが接続さ
れている。その後、図示は省略しているが、第3の層間
絶縁膜223の上に、さらに上層の層間絶縁膜、配線又
は表面保護膜等を形成することによって、強誘電体メモ
リを完成させる。
よると、メモリセルトランジスタ、及び第2の高濃度不
純物拡散層211を含む制御トランジスタが形成された
半導体基板200上に第1の層間絶縁膜212を形成し
た後、第1の層間絶縁膜212に、メモリセルトランジ
スタと接続する第1のプラグ213、及び第2の高濃度
不純物拡散層211と接続する第2のプラグ214を形
成する。その後、第1の層間絶縁膜212の上に第1の
プラグ213と接続する容量下部電極215を形成した
後、容量下部電極215の上に、第2のプラグ214の
上側まで延び且つ強誘電体膜よりなる容量絶縁膜218
を形成する。その後、容量絶縁膜218における第2の
プラグ214の上側に形成されている部分に開口部21
8aを形成した後、該開口部218aを介して第2のプ
ラグ214と電気的に接続するように容量上部電極21
9を形成する。その後、容量上部電極219を含む第1
の層間絶縁膜212の上に第2の層間絶縁膜220を形
成した後、第1の層間絶縁膜212及び第2の層間絶縁
膜220に、第2の高濃度不純物拡散層211と第2の
層間絶縁膜220上の配線222とを接続する第3のプ
ラグ221を形成する。このため、容量上部電極219
の形成前に、具体的には、メモリセルトランジスタと容
量下部電極215とを接続する第1のプラグ213の形
成と同時に、容量上部電極219と第2の高濃度不純物
拡散層211とを接続する第2のプラグ214を第1の
層間絶縁膜212に形成できる。これにより、第2のプ
ラグ214、第2の高濃度不純物拡散層211及び第3
のプラグ221を介して容量上部電極219と配線22
2とを電気的に接続することができる。すなわち、予め
容量素子よりも下側に形成されている第2のプラグ21
4及び第2の高濃度不純物拡散層211を用いて、容量
上部電極219と配線222とを電気的に接続すること
ができる。従って、容量上部電極219の形成後に、容
量上部電極219と配線222とを直接接続するプラグ
を形成するためのコンタクトホールを形成する必要がな
いので、容量上部電極219が露出して水素雰囲気又は
還元性雰囲気にさらされる事態を回避できる。その結
果、容量上部電極219として強い触媒作用を有するP
t膜を用いる場合にも、容量絶縁膜218を構成する強
誘電体膜の特性の劣化を防止して強誘電体メモリの信頼
性を向上させることができる。
ア性を有する容量下部電極215が第1のプラグ213
の上面を覆っていると共に、酸素バリア性を有する接続
パッド216が第2のプラグ214の上面を覆ってい
る。このため、容量絶縁膜218を構成する強誘電体膜
を酸素雰囲気中で焼結するときに、第1のプラグ213
及び第2のプラグ214が酸化されることを防止でき
る。
電極215の材料として用いられ且つ酸素バリア性を有
する導電性膜を第2のプラグ214の上面全体を覆うよ
うにパターン化することによって、容量下部電極215
の形成と同時に接続パッド216を形成するため、工程
の増加を招くことなく第2のプラグ214の酸化を防止
できる。また、容量上部電極219を接続パッド216
と接続するように形成するため、容量上部電極219と
第2のプラグ214とを接続パッド216を介して接続
できる。
電極215同士の間の領域又は容量下部電極215と接
続パッド216との間の領域に、絶縁膜217を、その
上面と容量下部電極215及び接続パッド216のそれ
ぞれの上面とが面一になるように埋め込む。このため、
容量絶縁膜218等の堆積工程を平坦な下地上で行なえ
るので、容量素子の信頼性つまり強誘電体メモリの信頼
性を向上させることができる。
濃度不純物拡散層211の表面部をシリサイド化してシ
リサイド層を形成しておき、該シリサイド層を、第2の
プラグ214と第3のプラグ221とを接続する導電層
として用いた場合、次のような効果が得られる。すなわ
ち、第2のプラグ214と第3のプラグ221とを接続
する導電層として、半導体基板200上に形成されたポ
リシリコン層等を用いる場合と比べて、該導電層を低抵
抗化できる。
説明するような効果が得られる。
1の実施形態に係る強誘電体メモリにおける、第2のプ
ラグ114、接続パッド116、容量絶縁膜118及び
容量上部電極119の積層部分の断面図と該断面図と対
応する平面図を示している。
誘電体メモリにおける、第2のプラグ214、接続パッ
ド216、容量絶縁膜218及び容量上部電極219の
積層部分の断面図と該断面図と対応する平面図を示して
いる。
示すように、容量上部電極119の段差が容量絶縁膜1
18の1端辺に沿って1方向に形成されている(領域R
1参照)。また、容量絶縁膜118となる絶縁性膜と容
量上部電極119となる導電性膜とが別々にパターン化
されるため、容量絶縁膜形成用のマスクパターンと容量
上部電極形成用のマスクパターンとの間でマスク合わせ
マージンD1を考慮する必要がある。
(b)に示すように、容量絶縁膜218に設けた開口部
218aを介して容量上部電極219と接続パッド21
6つまり第2のプラグ214とを接続するため、容量上
部電極219の段差は開口部218aの周縁部に沿って
形成される(領域R2参照)。具体的には、開口部21
8aの形状を例えば方形にすると、容量上部電極219
の段差は開口部218aの周縁部となる4辺に沿って4
方向に形成される。このため、容量上部電極形成材料の
段差部における被覆率に方向依存性があっても、第1の
比較例(容量上部電極119の段差が容量絶縁膜118
の1端辺に沿って1方向に形成されている)と比べて、
容量上部電極219と第2のプラグ214との間の電流
パスが確実に確保される。
(b)及び図15(a)に示す工程で、容量絶縁膜21
8となる絶縁性膜をパターン化する前に、該絶縁性膜に
開口部218aを設けた後、該絶縁性膜と容量上部電極
219となる導電性膜とを同時にパターン化することが
好ましい。このようにすると、容量絶縁膜形成用のマス
クパターンと容量上部電極形成用のマスクパターンとの
間でマスク合わせマージンを考慮する必要がなくなる。
その結果、強誘電体メモリのセルサイズを小さくでき、
それによってメモリセルアレイ全体の占有面積を縮小す
ることができる。
ラグ213、第2のプラグ214、又は第3のプラグ2
21等の材料として、タングステンを用いたが、これに
代えて、ポリシリコン等を用いてもよい。
電極215としては、酸素含有率の少ないTiON膜若
しくはTiN膜、又はTiを含む合金膜等を下層膜(密
着層として機能する)とし、且つ耐酸化性の強いPt膜
若しくはPtを含む合金膜、酸化物が酸素バリア性及び
導電性を有するRu膜若しくはIr膜、又はRuO2膜
若しくはIrO2 膜等を上層膜とする積層膜を用いるこ
とが好ましい。
電極215同士の間に埋め込まれる絶縁膜217として
は、SiO2 膜、Si3N4膜、又はSiON膜等を用い
ることが好ましい。
膜218を構成する強誘電体膜の材料としては、PZT
系の材料又はSBT系の材料等を用いることが好まし
い。
電極219としては、耐酸化性の強いPt膜若しくはP
tを含む合金膜、酸化物が酸素バリア性及び導電性を有
するRu膜若しくはIr膜、又はRuO2 膜若しくはI
rO2 膜等を少なくとも一部分に用いることが好まし
い。このようにすると、容量絶縁膜218を構成する強
誘電体膜の結晶を十分に成長させることができる。
板200上における非メモリセル領域に、第2のゲート
電極208等により構成される制御トランジスタ(容量
上部電極219つまりメモリセルプレートをON/OF
Fするドライバーとしての機能を有している)を形成し
た。すなわち、第2の実施形態においては、制御トラン
ジスタがONになっている場合のみ、容量上部電極21
9と配線222とは、第2のプラグ214、第2の高濃
度不純物拡散層211(つまり制御トランジスタのソー
ス領域又はドレイン領域)及び第3のプラグ221を介
して電気的に接続される。それに対して、回路構成上、
制御トランジスタを必要としない強誘電体メモリにおい
ては、例えば図18に示すように、半導体基板200上
における非メモリセル領域に第2の高濃度不純物拡散層
211のみを形成してもよい。この場合、容量上部電極
219と配線222とは、第2のプラグ214、第2の
高濃度不純物拡散層211及び第3のプラグ221を介
して常に電気的に接続される。また、この場合、第2の
高濃度不純物拡散層211の表面部をシリサイド化して
もよい。
ラグ214と第3のプラグ221とを接続する導電層と
して第2の高濃度不純物拡散層211を用いたが、これ
に代えて、例えば図19に示すように、第1の層間絶縁
膜212の下層膜212aと上層膜212bとの間に形
成された導電層230を用いてもよい。図19に示す構
造の形成方法(詳しくは第1の実施形態の第2変形例を
参照)のうち、本実施形態の方法と大きく異なる点は次
の通りである。すなわち、メモリセルトランジスタが形
成された半導体基板200上に第1の層間絶縁膜212
の下層膜212aを形成した後、非メモリセル領域の下
層膜212aの上に導電層230を形成し、その後、第
1の層間絶縁膜212の上層膜212bを形成する。そ
の後、第1の層間絶縁膜212に、メモリセルトランジ
スタと接続する第1のプラグ213、及び導電層230
と接続する第2のプラグ214を形成する。ここで、導
電層230の材料は特に限定されるものではないが、導
電層230が容量上部電極219の引き出し配線に使用
されることを考慮して、導電層230の材料として低抵
抗材料、例えばポリシリコン若しくはそれをシリサイド
化したもの又はタングステン等を用いることが好まし
い。また、導電層230として、強誘電体キャパシタ
(容量下部電極215、容量絶縁膜218及び容量上部
電極219により構成される容量素子)よりも下側の配
線層、例えばビット線に使用される配線層を利用しても
よい。或いは、導電層230として、例えば図20に示
すように、半導体基板200上に層間絶縁膜を介さずに
形成された配線層、例えばメモリセルトランジスタ又は
制御トランジスタのゲート電極と同時に形成された配線
層を用いてもよい。このとき、該配線層は、素子分離領
域201の上に形成されていてもよいし、半導体基板2
00における素子分離領域201が形成されていない領
域の上に形成されていてもよい。
ラグ214の上面を酸素バリア性を有する接続パッド2
16により覆ったが、これに代えて、例えば第2のプラ
グ214が酸素バリア性を有する材料よりなる場合に
は、接続パッド216を形成しなくてもよい。このよう
にすると、強誘電体メモリの集積度を向上させることが
できる。また、このとき、容量上部電極219の接続部
219cは、第2のプラグ214の上面の少なくとも一
部分を覆うことが好ましい。
電極215同士の間の領域又は容量下部電極215と接
続パッド216との間の領域に、絶縁膜217を埋め込
んだが、これに代えて、絶縁膜217を形成しなくても
よい。
電極219を形成する前に、開口部218aの壁面にサ
イドウォールを形成しておくことが好ましい。このよう
にすると、容量上部電極219となる導電性膜の段差被
覆性が向上して、容量上部電極219の接続部219c
に断線が生じる事態を防止できるので、強誘電体メモリ
の信頼性を向上させることができる。
間絶縁膜220の上に第3のプラグ221と接続するよ
うに配線222を形成したが、これに代えて、第2の層
間絶縁膜220に第3のプラグ221と接続するように
配線222を埋め込んでもよい。
実施形態に係る強誘電体メモリ及びその製造方法につい
て図面を参照しながら説明する。
(b)、図23(a)〜(c)及び図24(a)、
(b)は、第3の実施形態に係る強誘電体メモリの製造
方法の各工程を示す断面図である。尚、図21(b)は
図21(a)におけるXXI−XXI線の断面図であり、図2
4(b)は図24(a)におけるXXIV−XXIV線の断面図
である。
に、半導体基板300の表面に、STI構造を有する素
子分離領域301を形成する。その後、半導体基板30
0における素子分離領域301により囲まれた領域のう
ち各メモリセル領域の上に、ゲート絶縁膜302を介し
て、メモリセルトランジスタを構成するゲート電極30
3を形成する。その後、ゲート電極303の側面に絶縁
性のサイドウォール304を形成すると共に、半導体基
板300における各メモリセル領域の表面部に、下層と
なる低濃度不純物拡散層305及び上層となる高濃度不
純物拡散層306を形成する。低濃度不純物拡散層30
5及び高濃度不純物拡散層306は、メモリセルトラン
ジスタのソース領域又はドレイン領域となる。その後、
メモリセルトランジスタが形成されている半導体基板3
00上に第1の層間絶縁膜307を形成した後、第1の
層間絶縁膜307に、高濃度不純物拡散層306(ソー
ス領域となる部分)と接続し且つタングステンよりなる
第1のプラグ308を形成する。
に亘って、酸素バリア性を有する導電性膜(例えばIr
膜又はIrO2 膜等)を全面に成膜した後、該導電性膜
をパターン化することによって、図22(a)に示すよ
うに、酸素バリア性を有する導電性膜よりなり且つ第1
のプラグ308の上面を覆う容量下部電極309を形成
する。これにより、メモリセルトランジスタと容量下部
電極309とが第1のプラグ308を介して接続され
る。その後、容量下部電極309同士の間の領域に、絶
縁膜310を、その上面と容量下部電極309の上面と
が面一になるように埋め込む。
間絶縁膜307の上に全面に亘って、PZT系又はSB
T系の材料よりなる強誘電体膜、及びPt又はPtを含
む合金よりなる導電性膜を順次成膜した後、該導電性膜
及び強誘電体膜を同一のマスクパターン(図示省略)を
用いてパターン化することによって、図22(b)に示
すように、容量下部電極309の上面を覆う容量絶縁膜
311、及び容量絶縁膜311の上面を覆う容量上部電
極312を形成する。尚、容量下部電極309、容量絶
縁膜311及び容量上部電極312により容量素子が構
成されている。
縁膜307の上に全面に亘って、水素バリア性を有する
導電性膜、例えばTi膜若しくはTa膜又はTi若しく
はTaを含む合金膜を成膜した後、該導電性膜をパター
ン化することによって、図23(a)に示すように、容
量素子を覆う導電性水素バリア膜313を形成する。こ
のとき、導電性水素バリア膜313を容量上部電極31
2の外側まで延びるように形成する。すなわち、導電性
水素バリア膜313は、絶縁膜310における容量上部
電極312が形成されていない領域の上側を覆う張り出
し部313aを有している。
水素バリア膜313が形成された第1の層間絶縁膜30
7の上に第2の層間絶縁膜314を形成する。その後、
第2の層間絶縁膜314に、タングステンよりなる第2
のプラグ315を、導電性水素バリア膜313の張り出
し部313a、つまり導電性水素バリア膜313におけ
る容量上部電極312にオーバーラップしていない部分
と接続するように形成する。
層間絶縁膜314の上に、アルミニウム等よりなる配線
316を第2のプラグ315と接続するように形成す
る。これにより、容量上部電極312と配線316とが
導電性水素バリア膜313及び第2のプラグ315を介
して接続される。その後、図24(a)及び(b)に示
すように、配線316を含む第2の層間絶縁膜314の
上に第3の層間絶縁膜317を形成した後、第3の層間
絶縁膜317に、タングステンよりなる第3のプラグ3
18を、配線316と接続するように形成する。尚、図
24(b)に示すように、第1の層間絶縁膜307、絶
縁膜310及び第2の層間絶縁膜314には第4のプラ
グ319が形成されており、それによって高濃度不純物
拡散層306(ドレイン領域となる部分)と配線316
とが接続されている。その後、図示は省略しているが、
第3の層間絶縁膜317の上に、さらに上層の層間絶縁
膜、配線又は表面保護膜等を形成することによって、強
誘電体メモリを完成させる。
よると、メモリセルトランジスタが形成された半導体基
板300上に第1の層間絶縁膜307を形成した後、第
1の層間絶縁膜307に、メモリセルトランジスタと接
続する第1のプラグ308を形成し、その後、第1の層
間絶縁膜307の上に第1のプラグ308と接続する容
量下部電極309を形成する。その後、容量下部電極3
09の上に、強誘電体膜よりなる容量絶縁膜311、及
び容量上部電極312を順次形成した後、容量上部電極
312の上に導電性水素バリア膜313を形成する。そ
の後、導電性水素バリア膜313を含む第1の層間絶縁
膜307の上に第2の層間絶縁膜314を形成した後、
第2の層間絶縁膜314に、導電性水素バリア膜313
と第2の層間絶縁膜314上の配線316とを接続する
第2のプラグ315を形成する。このため、導電性水素
バリア膜313及び第2のプラグ315を介して容量上
部電極312と配線316とを電気的に接続することが
できる。従って、容量上部電極312の形成後に、容量
上部電極312と配線316とを直接接続するプラグを
形成するためのコンタクトホールを形成する必要がない
ので、容量上部電極312が露出して水素雰囲気又は還
元性雰囲気にさらされる事態を回避できる。その結果、
容量上部電極312として強い触媒作用を有するPt膜
を用いる場合にも、容量絶縁膜311を構成する強誘電
体膜の特性の劣化を防止して、強誘電体メモリの信頼性
を向上させることができる。
素バリア膜313を容量上部電極312の外側まで延び
るように形成することによって、導電性水素バリア膜3
13における容量上部電極312にオーバーラップして
いない部分(張り出し部313a)の上に第2のプラグ
315を形成する。このため、第2のプラグ315を形
成するためのコンタクトホールを第2の層間絶縁膜31
4に形成するときに、オーバーエッチングに起因して導
電性水素バリア膜313が除去されて容量上部電極31
2が露出する事態を確実に回避することができる。
電極309、容量絶縁膜311及び容量上部電極312
より構成される容量素子の全体を導電性水素バリア膜3
13によって常に覆っているため、容量素子の耐還元性
を向上させることができる。
ア性を有する容量下部電極309によって第1のプラグ
308の上面を覆うため、容量絶縁膜311を構成する
強誘電体膜を酸素雰囲気中で焼結するときに、第1のプ
ラグ308が酸化されることを防止できる。
電極309同士の間の領域に、絶縁膜310を、その上
面と容量下部電極309の上面とが面一になるように埋
め込む。このため、容量絶縁膜311等の堆積工程を平
坦な下地上で行なえるので、容量素子の信頼性つまり強
誘電体メモリの信頼性を向上させることができる。
グ308又は第2のプラグ315等の材料として、タン
グステンを用いたが、これに代えて、ポリシリコン等を
用いてもよい。
電極309としては、酸素含有率の少ないTiON膜若
しくはTiN膜、又はTiを含む合金膜等を下層膜(密
着層として機能する)とし、且つ耐酸化性の強いPt膜
若しくはPtを含む合金膜、酸化物が酸素バリア性及び
導電性を有するRu膜若しくはIr膜、又はRuO2膜
若しくはIrO2 膜等を上層膜とする積層膜を用いるこ
とが好ましい。
電極309同士の間に埋め込まれる絶縁膜310として
は、SiO2 膜、Si3N4膜、又はSiON膜等を用い
ることが好ましい。
膜311を構成する強誘電体膜の材料としては、PZT
系の材料又はSBT系の材料等を用いることが好まし
い。
電極312としては、耐酸化性の強いPt膜若しくはP
tを含む合金膜、酸化物が酸素バリア性及び導電性を有
するRu膜若しくはIr膜、又はRuO2 膜若しくはI
rO2 膜等を少なくとも一部分に用いることが好まし
い。このようにすると、容量絶縁膜311を構成する強
誘電体膜の結晶を十分に成長させることができる。
素バリア膜313としては、Ti膜、Ta膜、TiON
膜、TiN膜、TaN膜、TiAlN膜、TiAlON
膜、又は、Ti、Ta、TiON、TiN、TaN、T
iAlN若しくはTiAlONを含む合金膜を用いるこ
とが好ましい。このようにすると、TiやTaの水素を
吸蔵する性質を利用して、容量上部電極312まで水素
が拡散することを防止し、それによって容量素子の耐還
元性を確実に向上させることができる。また、導電性水
素バリア膜313の導電性が確実に保たれるので、導電
性水素バリア膜313を介して容量上部電極312と第
2のプラグ315とを電気的に確実に接続することがで
きる。
電極309同士の間の領域に、絶縁膜310を埋め込ん
だが、これに代えて、絶縁膜310を形成しなくてもよ
い。
膜311となる強誘電体膜及び容量上部電極312とな
る導電性膜を同一のマスクパターンを用いてパターン化
したが、これに代えて、該導電性膜及び強誘電体膜を互
いに異なるマスクパターンを用いてパターン化してもよ
い。
素バリア膜313を形成する前に、容量上部電極312
及び容量絶縁膜311のそれぞれの側面にサイドウォー
ルを形成しておくことが好ましい。このようにすると、
導電性水素バリア膜313となる導電性膜の段差被覆性
が向上して、導電性水素バリア膜313の張り出し部3
13aに断線が生じる事態を防止できるので、強誘電体
メモリの信頼性を向上させることができる。
素バリア膜313を容量上部電極312の外側まで延び
るように形成することによって、導電性水素バリア膜3
13の張り出し部313aの上に第2のプラグ315を
形成したが、これに代えて、例えば図25に示すよう
に、張り出し部313aを形成せずに、導電性水素バリ
ア膜313における容量上部電極312にオーバーラッ
プしている部分の上に第2のプラグ315を形成しても
よい。この場合、第2のプラグ315を形成するための
コンタクトホールを第2の層間絶縁膜314に形成する
ときに、導電性水素バリア膜313と第2の層間絶縁膜
314との間のエッチング選択比が高くなるようなエッ
チング条件を使用することが好ましい。このようにする
と、オーバーエッチングを行なっても導電性水素バリア
膜313が除去されることがないので、容量上部電極3
12が露出する事態を防止できる。
間絶縁膜314の上に第2のプラグ315と接続するよ
うに配線316を形成したが、これに代えて、第2の層
間絶縁膜314に第2のプラグ315と接続するように
配線316を埋め込んでもよい。
実施形態に係る強誘電体メモリ及びその製造方法につい
て図面を参照しながら説明する。
(b)、図28(a)〜(c)及び図29(a)、
(b)は、第4の実施形態に係る強誘電体メモリの製造
方法の各工程を示す断面図である。尚、図26(b)は
図26(a)におけるXXVI−XXVI線の断面図であり、図
29(b)は図29(a)におけるXXIX−XXIX線の断面
図である。
に、半導体基板400の表面に、STI構造を有する素
子分離領域401を形成する。その後、半導体基板40
0における素子分離領域401により囲まれた領域のう
ち各メモリセル領域の上に、第1のゲート絶縁膜402
を介して、メモリセルトランジスタを構成する第1のゲ
ート電極403を形成する。その後、第1のゲート電極
403の側面に絶縁性の第1のサイドウォール404を
形成すると共に、半導体基板400における各メモリセ
ル領域の表面部に、下層となる第1の低濃度不純物拡散
層405及び上層となる第1の高濃度不純物拡散層40
6を形成する。第1の低濃度不純物拡散層405及び第
1の高濃度不純物拡散層406は、メモリセルトランジ
スタのソース領域又はドレイン領域となる。
基板400における非メモリセル領の上に、第2のゲー
ト絶縁膜407を介して、制御トランジスタを構成する
第2のゲート電極408を形成する。その後、第2のゲ
ート電極408の側面に絶縁性の第2のサイドウォール
409を形成すると共に、半導体基板400における非
メモリセル領域の表面部に、下層となる第2の低濃度不
純物拡散層410及び上層となる第2の高濃度不純物拡
散層411を形成する。第2の低濃度不純物拡散層41
0及び第2の高濃度不純物拡散層411は、制御トラン
ジスタのソース領域又はドレイン領域となる。
トランジスタ及び制御トランジスタのそれぞれを構成す
るゲート電極等の各要素を要素毎に同時に形成してもよ
い。
に、メモリセルトランジスタ及び制御トランジスタが形
成されている半導体基板400上に第1の層間絶縁膜4
12を形成する。その後、第1の層間絶縁膜412に、
第1の高濃度不純物拡散層406(ソース領域となる部
分)と接続し且つタングステンよりなる第1のプラグ4
13、及び、第2の高濃度不純物拡散層411(ソース
領域となる部分及びドレイン領域となる部分のうちのい
ずれか一方)と接続し且つタングステンよりなる第2の
プラグ414を形成する。
に亘って、酸素バリア性を有する導電性膜(例えばIr
膜又はIrO2 膜等)を全面に成膜した後、該導電性膜
をパターン化することによって、図27(a)に示すよ
うに、酸素バリア性を有する導電性膜よりなり且つ第1
のプラグ413の上面を覆う容量下部電極415、及び
酸素バリア性を有する導電性膜よりなり且つ第2のプラ
グ414の上面を覆う接続パッド416を形成する。こ
れにより、メモリセルトランジスタと容量下部電極41
5とが第1のプラグ413を介して接続される。その
後、容量下部電極415同士の間の領域又は容量下部電
極415と接続パッド416との間の領域に、絶縁膜4
17を、その上面と容量下部電極415及び接続パッド
416のそれぞれの上面とが面一になるように埋め込
む。
間絶縁膜412の上に全面に亘って、PZT系又はSB
T系の材料よりなる強誘電体膜、及びPt又はPtを含
む合金よりなる導電性膜を順次成膜した後、該導電性膜
及び強誘電体膜を同一のマスクパターン(図示省略)を
用いてパターン化することによって、図27(b)に示
すように、容量下部電極415の上面を覆う容量絶縁膜
418、及び容量絶縁膜418の上面を覆う容量上部電
極419を形成する。尚、容量下部電極415、容量絶
縁膜418及び容量上部電極419により容量素子が構
成されている。
縁膜412の上に全面に亘って、水素バリア性を有する
導電性膜、例えばTi膜若しくはTa膜又はTi若しく
はTaを含む合金膜を成膜した後、該導電性膜をパター
ン化することによって、図28(a)に示すように、容
量素子を覆い且つ容量上部電極419の外側まで延びる
ように導電性水素バリア膜420を形成する。具体的に
は、導電性水素バリア膜420は、接続パッド416の
上面の少なくとも一部分を覆う張り出し部420aを有
しており、該張り出し部420aは、導電性水素バリア
膜420となる導電性膜をパターン化するときに形成さ
れている。これにより、導電性水素バリア膜420と第
2のプラグ414とが接続パッド416を介して接続さ
れるので、導電性水素バリア膜420と第2の高濃度不
純物拡散層411とが第2のプラグ414を介して電気
的に接続される。
水素バリア膜420が形成された第1の層間絶縁膜41
2の上に第2の層間絶縁膜421を形成する。その後、
第1の層間絶縁膜412、絶縁膜417及び第2の層間
絶縁膜421に、タングステンよりなる第3のプラグ4
22を、第2の高濃度不純物拡散層411(ソース領域
となる部分及びドレイン領域となる部分のうち第2のプ
ラグ414が接続されていない方)と接続するように形
成する。
層間絶縁膜421の上に、アルミニウム等よりなる配線
423を第3のプラグ422と接続するように形成す
る。これにより、配線423と第2の高濃度不純物拡散
層411とが第3のプラグ422を介して接続される。
その後、図29(a)及び(b)に示すように、配線4
23を含む第2の層間絶縁膜421の上に第3の層間絶
縁膜424を形成した後、第3の層間絶縁膜424に、
タングステンよりなる第4のプラグ425を、配線42
3と接続するように形成する。尚、図29(b)に示す
ように、第1の層間絶縁膜412、絶縁膜417及び第
2の層間絶縁膜421には第5のプラグ426が形成さ
れており、それによって第1の高濃度不純物拡散層40
6(ドレイン領域となる部分)と配線423とが接続さ
れている。その後、図示は省略しているが、第3の層間
絶縁膜424の上に、さらに上層の層間絶縁膜、配線又
は表面保護膜等を形成することによって、強誘電体メモ
リを完成させる。
よると、メモリセルトランジスタ、及び第2の高濃度不
純物拡散層411を含む制御トランジスタが形成された
半導体基板400上に第1の層間絶縁膜412を形成し
た後、第1の層間絶縁膜412に、メモリセルトランジ
スタと接続する第1のプラグ413と、第2の高濃度不
純物拡散層411と接続する第2のプラグ414とを形
成する。その後、第1の層間絶縁膜412の上に第1の
プラグ413と接続する容量下部電極415を形成した
後、容量下部電極415の上に、強誘電体膜よりなる容
量絶縁膜418、及び容量上部電極419を順次形成
し、その後、容量上部電極419の上に、容量上部電極
419の外側まで延び且つ第2のプラグ414と電気的
に接続する導電性水素バリア膜420を形成する。その
後、導電性水素バリア膜420を含む第1の層間絶縁膜
412の上に第2の層間絶縁膜421を形成した後、第
1の層間絶縁膜412及び第2の層間絶縁膜421に、
第2の高濃度不純物拡散層411と第2の層間絶縁膜4
21上の配線423とを接続する第3のプラグ422を
形成する。このため、容量上部電極419の形成前に、
具体的には、メモリセルトランジスタと容量下部電極4
15とを接続する第1のプラグ413の形成と同時に、
導電性水素バリア膜420と第2の高濃度不純物拡散層
411とを接続する第2のプラグ414を第1の層間絶
縁膜412に形成できる。これにより、導電性水素バリ
ア膜420、第2のプラグ414、第2の高濃度不純物
拡散層411及び第3のプラグ422を介して容量上部
電極419と配線423とを電気的に接続することがで
きる。すなわち、予め容量素子よりも下側に形成されて
いる第2のプラグ414及び第2の高濃度不純物拡散層
411を用いて、容量上部電極419と配線423とを
電気的に接続することができる。従って、容量上部電極
419の形成後に、容量上部電極419と配線423と
を直接接続するプラグを形成するためのコンタクトホー
ルを形成する必要がないので、容量上部電極419が露
出して水素雰囲気又は還元性雰囲気にさらされる事態を
回避できる。その結果、容量上部電極419として強い
触媒作用を有するPt膜を用いる場合にも、容量絶縁膜
418を構成する強誘電体膜の特性の劣化を防止して、
強誘電体メモリの信頼性を向上させることができる。
電極415、容量絶縁膜418及び容量上部電極419
より構成される容量素子の全体を導電性水素バリア膜4
20によって常に覆っているため、容量素子の耐還元性
を向上させることができる。
ア性を有する容量下部電極415が第1のプラグ413
の上面を覆っていると共に、酸素バリア性を有する接続
パッド416が第2のプラグ414の上面を覆ってい
る。このため、容量絶縁膜418を構成する強誘電体膜
を酸素雰囲気中で焼結するときに、第1のプラグ413
及び第2のプラグ414が酸化されることを防止でき
る。
電極415の材料として用いられ且つ酸素バリア性を有
する導電性膜を第2のプラグ414の上面全体を覆うよ
うにパターン化することによって、容量下部電極415
の形成と同時に接続パッド416を形成するため、工程
の増加を招くことなく第2のプラグ414の酸化を防止
できる。また、導電性水素バリア膜420を接続パッド
416と接続するように形成するため、導電性水素バリ
ア膜420と第2のプラグ414とを接続パッド416
を介して接続できる。
電極415同士の間の領域又は容量下部電極415と接
続パッド416との間の領域に、絶縁膜417を、その
上面と容量下部電極415及び接続パッド416のそれ
ぞれの上面とが面一になるように埋め込む。このため、
容量絶縁膜418等の堆積工程を平坦な下地上で行なえ
るので、容量素子の信頼性つまり強誘電体メモリの信頼
性を向上させることができる。
濃度不純物拡散層411の表面部をシリサイド化してシ
リサイド層を形成しておき、該シリサイド層を、第2の
プラグ414と第3のプラグ422とを接続する導電層
として用いた場合、次のような効果が得られる。すなわ
ち、第2のプラグ414と第3のプラグ422とを接続
する導電層として、半導体基板400上に形成されたポ
リシリコン層等を用いる場合と比べて、該導電層を低抵
抗化できる。
グ413、第2のプラグ414、又は第3のプラグ42
2等の材料として、タングステンを用いたが、これに代
えて、ポリシリコン等を用いてもよい。
電極415としては、酸素含有率の少ないTiON膜若
しくはTiN膜、又はTiを含む合金膜等を下層膜(密
着層として機能する)とし、且つ耐酸化性の強いPt膜
若しくはPtを含む合金膜、酸化物が酸素バリア性及び
導電性を有するRu膜若しくはIr膜、又はRuO2膜
若しくはIrO2 膜等を上層膜とする積層膜を用いるこ
とが好ましい。
電極415同士の間に埋め込まれる絶縁膜417として
は、SiO2 膜、Si3N4膜、又はSiON膜等を用い
ることが好ましい。
膜418を構成する強誘電体膜の材料としては、PZT
系の材料又はSBT系の材料等を用いることが好まし
い。
電極419としては、耐酸化性の強いPt膜若しくはP
tを含む合金膜、酸化物が酸素バリア性及び導電性を有
するRu膜若しくはIr膜、又はRuO2 膜若しくはI
rO2 膜等を少なくとも一部分に用いることが好まし
い。このようにすると、容量絶縁膜418を構成する強
誘電体膜の結晶を十分に成長させることができる。
素バリア膜420としては、Ti膜、Ta膜、TiON
膜、TiN膜、TaN膜、TiAlN膜、TiAlON
膜、又は、Ti、Ta、TiON、TiN、TaN、T
iAlN若しくはTiAlONを含む合金膜を用いるこ
とが好ましい。このようにすると、TiやTaの水素を
吸蔵する性質を利用して、容量上部電極419まで水素
が拡散することを防止し、それによって容量素子の耐還
元性を確実に向上させることができる。また、導電性水
素バリア膜420の導電性が確実に保たれるので、導電
性水素バリア膜420を介して容量上部電極419と第
2のプラグ414とを電気的に確実に接続することがで
きる。
板400上における非メモリセル領域に、第2のゲート
電極408等により構成される制御トランジスタ(容量
上部電極419つまりメモリセルプレートをON/OF
Fするドライバーとしての機能を有している)を形成し
た。すなわち、第4の実施形態においては、制御トラン
ジスタがONになっている場合のみ、容量上部電極41
9と配線423とは、導電性水素バリア膜420、第2
のプラグ414、第2の高濃度不純物拡散層411(つ
まり制御トランジスタのソース領域又はドレイン領域)
及び第3のプラグ422を介して電気的に接続される。
それに対して、回路構成上、制御トランジスタを必要と
しない強誘電体メモリにおいては、例えば図30に示す
ように、半導体基板400上における非メモリセル領域
に第2の高濃度不純物拡散層411のみを形成してもよ
い。この場合、容量上部電極419と配線423とは、
導電性水素バリア膜420、第2のプラグ414、第2
の高濃度不純物拡散層411及び第3のプラグ422を
介して常に電気的に接続される。また、この場合、第2
の高濃度不純物拡散層411の表面部をシリサイド化し
てもよい。
ラグ414と第3のプラグ422とを接続する導電層と
して第2の高濃度不純物拡散層411を用いたが、これ
に代えて、例えば図31に示すように、第1の層間絶縁
膜412の下層膜412aと上層膜412bとの間に形
成された導電層430を用いてもよい。図31に示す構
造の形成方法(詳しくは第1の実施形態の第2変形例を
参照)のうち、本実施形態の方法と大きく異なる点は次
の通りである。すなわち、メモリセルトランジスタが形
成された半導体基板400上に第1の層間絶縁膜412
の下層膜412aを形成した後、非メモリセル領域の下
層膜412aの上に導電層430を形成し、その後、第
1の層間絶縁膜412の上層膜412bを形成する。そ
の後、第1の層間絶縁膜412に、メモリセルトランジ
スタと接続する第1のプラグ413、及び導電層430
と接続する第2のプラグ414を形成する。ここで、導
電層430の材料は特に限定されるものではないが、導
電層430が容量上部電極419の引き出し配線に使用
されることを考慮して、導電層430の材料として低抵
抗材料、例えばポリシリコン若しくはそれをシリサイド
化したもの又はタングステン等を用いることが好まし
い。また、導電層430として、強誘電体キャパシタ
(容量下部電極415、容量絶縁膜418及び容量上部
電極419により構成される容量素子)よりも下側の配
線層、例えばビット線に使用される配線層を利用しても
よい。或いは、導電層430として、例えば図32に示
すように、半導体基板400上に層間絶縁膜を介さずに
形成された配線層、例えばメモリセルトランジスタ又は
制御トランジスタのゲート電極と同時に形成された配線
層を用いてもよい。このとき、該配線層は、素子分離領
域401の上に形成されていてもよいし、半導体基板4
00における素子分離領域401が形成されていない領
域の上に形成されていてもよい。
ラグ414の上面を酸素バリア性を有する接続パッド4
16により覆ったが、これに代えて、例えば第2のプラ
グ414が酸素バリア性を有する材料よりなる場合に
は、接続パッド416を形成しなくてもよい。このよう
にすると、強誘電体メモリの集積度を向上させることが
できる。また、このとき、導電性水素バリア膜420の
張り出し部420aは、第2のプラグ414の上面の少
なくとも一部分を覆うことが好ましい。
電極415同士の間の領域又は容量下部電極415と接
続パッド416との間の領域に、絶縁膜417を埋め込
んだが、これに代えて、絶縁膜417を形成しなくても
よい。
膜418となる強誘電体膜及び容量上部電極419とな
る導電性膜を同一のマスクパターンを用いてパターン化
したが、これに代えて、該導電性膜及び強誘電体膜を互
いに異なるマスクパターンを用いてパターン化してもよ
い。
素バリア膜420を形成する前に、容量上部電極419
及び容量絶縁膜418のそれぞれの側面にサイドウォー
ルを形成しておくことが好ましい。このようにすると、
導電性水素バリア膜420となる導電性膜の段差被覆性
が向上して、導電性水素バリア膜420の張り出し部4
20aに断線が生じる事態を防止できるので、強誘電体
メモリの信頼性を向上させることができる。
間絶縁膜421の上に第3のプラグ422と接続するよ
うに配線423を形成したが、これに代えて、第2の層
間絶縁膜421に第3のプラグ422と接続するように
配線423を埋め込んでもよい。
の第4の実施形態の変形例に係る強誘電体メモリ及びそ
の製造方法について図面を参照しながら説明する。
(b)及び図35(a)、(b)は、第4の実施形態の
変形例に係る強誘電体メモリの製造方法の各工程を示す
断面図である。
基板400の表面に、STI構造を有する素子分離領域
401を形成する。その後、半導体基板400における
素子分離領域401により囲まれた領域のうち各メモリ
セル領域の表面部に、下層となる第1の低濃度不純物拡
散層405及び上層となる第1の高濃度不純物拡散層4
06を形成する。第1の低濃度不純物拡散層405及び
第1の高濃度不純物拡散層406は、メモリセルトラン
ジスタ(ゲート電極等の図示省略)のソース領域又はド
レイン領域となる。
基板400における非メモリセル領域の上に、第2のゲ
ート絶縁膜407を介して、制御トランジスタを構成す
る第2のゲート電極408を形成する。その後、第2の
ゲート電極408の側面に絶縁性の第2のサイドウォー
ル409を形成すると共に、半導体基板400における
非メモリセル領域の表面部に、下層となる第2の低濃度
不純物拡散層410及び上層となる第2の高濃度不純物
拡散層411を形成する。第2の低濃度不純物拡散層4
10及び第2の高濃度不純物拡散層411は、制御トラ
ンジスタのソース領域又はドレイン領域となる。
モリセルトランジスタ及び制御トランジスタのそれぞれ
を構成するゲート電極等の各要素を要素毎に同時に形成
してもよい。
セルトランジスタ及び制御トランジスタが形成されてい
る半導体基板400上に第1の層間絶縁膜412を形成
する。その後、第1の層間絶縁膜412に、第1の高濃
度不純物拡散層406(ソース領域となる部分)と接続
し且つタングステンよりなる第1のプラグ413、及
び、第2の高濃度不純物拡散層411(ソース領域とな
る部分及びドレイン領域となる部分のうちのいずれか一
方)と接続し且つタングステンよりなる第2のプラグ4
14を形成する。
に亘って、酸素バリア性を有する導電性膜(例えばIr
膜又はIrO2 膜等)を全面に成膜した後、該導電性膜
をパターン化することによって、図33(b)に示すよ
うに、酸素バリア性を有する導電性膜よりなり且つ第1
のプラグ413の上面を覆う容量下部電極415、及び
酸素バリア性を有する導電性膜よりなり且つ第2のプラ
グ414の上面を覆う接続パッド416を形成する。こ
れにより、メモリセルトランジスタと容量下部電極41
5とが第1のプラグ413を介して接続される。その
後、容量下部電極415同士の間の領域又は容量下部電
極415と接続パッド416との間の領域に、絶縁膜4
17を、その上面と容量下部電極415及び接続パッド
416のそれぞれの上面とが面一になるように埋め込
む。
間絶縁膜412の上に全面に亘って、PZT系又はSB
T系の材料よりなる強誘電体膜、Pt又はPtを含む合
金よりなる第1の導電性膜、及び水素バリア性を有する
第2の導電性膜(例えばTi膜若しくはTa膜又はTi
若しくはTaを含む合金膜)を順次成膜した後、該第2
の導電性膜、第1の導電性膜及び強誘電体膜を同一のマ
スクパターン(図示省略)を用いてパターン化する。こ
れにより、図33(c)に示すように、容量下部電極4
15の上面を覆う容量絶縁膜418、容量絶縁膜418
の上面を覆う容量上部電極419、及び容量上部電極4
19の上面を覆う導電性水素バリア膜420を形成す
る。尚、容量下部電極415、容量絶縁膜418及び容
量上部電極419により容量素子が構成されている。
れた第1の層間絶縁膜412の上に全面に亘って、導電
性膜(図示省略)を堆積した後、該導電性膜に対してエ
ッチバックを行なうことによって、図34(a)に示す
ように、導電性水素バリア膜420の側面に導電性の第
3のサイドウォール420bを接続パッド416と接続
するように形成する。これにより、導電性水素バリア膜
420と第2のプラグ414とが第3のサイドウォール
420b及び接続パッド416を介して接続される。
子が形成された第1の層間絶縁膜412の上に第2の層
間絶縁膜421を形成する。その後、第1の層間絶縁膜
412、絶縁膜417及び第2の層間絶縁膜421に、
タングステンよりなる第3のプラグ422を、第2の高
濃度不純物拡散層411(ソース領域となる部分及びド
レイン領域となる部分のうち第2のプラグ414が接続
されていない方)と接続するように形成する。
層間絶縁膜421の上に、アルミニウム等よりなる配線
423を第3のプラグ422と接続するように形成す
る。これにより、配線423と第2の高濃度不純物拡散
層411とが第3のプラグ422を介して接続される。
その後、図35(b)に示すように、配線423を含む
第2の層間絶縁膜421の上に第3の層間絶縁膜424
を形成した後、第3の層間絶縁膜424に、タングステ
ンよりなる第4のプラグ425を、配線423と接続す
るように形成する。その後、図示は省略しているが、第
3の層間絶縁膜424の上に、さらに上層の層間絶縁
膜、配線又は表面保護膜等を形成することによって、強
誘電体メモリを完成させる。
変形例によると、メモリセルトランジスタ、及び第2の
高濃度不純物拡散層411を含む制御トランジスタが形
成された半導体基板400上に第1の層間絶縁膜412
を形成した後、第1の層間絶縁膜412に、メモリセル
トランジスタと接続する第1のプラグ413、及び第2
の高濃度不純物拡散層411と接続する第2のプラグ4
14を形成する。その後、第1の層間絶縁膜412の上
に第1のプラグ413と接続する容量下部電極415を
形成した後、容量絶縁膜418となる強誘電体膜、容量
上部電極419となる第1の導電性膜、及び導電性水素
バリア膜420となる第2の導電性膜を同一のマスクパ
ターンを用いてパターン化する。これによって、容量下
部電極415の上面を覆う容量絶縁膜418、容量絶縁
膜418の上面を覆う容量上部電極419、及び容量上
部電極419の上面を覆う導電性水素バリア膜420を
形成する。その後、導電性水素バリア膜420の側面に
導電性の第3のサイドウォール420bを第2のプラグ
414と電気的に接続するように形成する。その後、導
電性水素バリア膜420を含む第1の層間絶縁膜412
の上に第2の層間絶縁膜421を形成した後、第1の層
間絶縁膜412及び第2の層間絶縁膜421に、第2の
高濃度不純物拡散層411と第2の層間絶縁膜421上
の配線423とを接続する第3のプラグ422を形成す
る。このため、容量上部電極419の形成前に、具体的
には、メモリセルトランジスタと容量下部電極415と
を接続する第1のプラグ413の形成と同時に、第3の
サイドウォール420bを介して導電性水素バリア膜4
20と第2の高濃度不純物拡散層411とを接続する第
2のプラグ414を第1の層間絶縁膜412に形成でき
る。これにより、導電性水素バリア膜420、第2のプ
ラグ414、第2の高濃度不純物拡散層411及び第3
のプラグ422を介して容量上部電極419と配線42
3とを電気的に接続することができる。すなわち、予め
容量素子よりも下側に形成されている第2のプラグ41
4及び第2の高濃度不純物拡散層411を用いて、容量
上部電極419と配線423とを電気的に接続すること
ができる。従って、容量上部電極419の形成後に、容
量上部電極419と配線423とを直接接続するプラグ
を形成するためのコンタクトホールを形成する必要がな
いので、容量上部電極419が露出して水素雰囲気又は
還元性雰囲気にさらされる事態を回避できる。その結
果、容量上部電極419として強い触媒作用を有するP
t膜を用いる場合にも、容量絶縁膜418を構成する強
誘電体膜の特性の劣化を防止して、強誘電体メモリの信
頼性を向上させることができる。
容量下部電極415、容量絶縁膜418及び容量上部電
極419より構成される容量素子を導電性水素バリア膜
420によって常に覆っているため、容量素子の耐還元
性を向上させることができる。
酸素バリア性を有する容量下部電極415が第1のプラ
グ413の上面を覆っていると共に、酸素バリア性を有
する接続パッド416が第2のプラグ414の上面を覆
っている。このため、容量絶縁膜418を構成する強誘
電体膜を酸素雰囲気中で焼結するときに、第1のプラグ
413及び第2のプラグ414が酸化されることを防止
できる。
容量下部電極415の材料として用いられ且つ酸素バリ
ア性を有する導電性膜を第2のプラグ414の上面全体
を覆うようにパターン化することによって、容量下部電
極415の形成と同時に接続パッド416を形成するた
め、工程の増加を招くことなく第2のプラグ414の酸
化を防止できる。また、導電性水素バリア膜420の側
面に導電性の第3のサイドウォール420bを接続パッ
ド416と接続するように形成するため、導電性水素バ
リア膜420と第2のプラグ414とを第3のサイドウ
ォール420b及び接続パッド416を介して接続でき
る。
容量絶縁膜418となる絶縁性膜及び容量上部電極41
9となる第1の導電性膜をパターン化するために用いら
れたマスクパターンを用いて、導電性水素バリア膜42
0となる第2の導電性膜をパターン化するため、製造工
程で用いられるマスクパターンの数を低減できる。
容量下部電極415同士の間の領域又は容量下部電極4
15と接続パッド416との間の領域に、絶縁膜417
を、その上面と容量下部電極415及び接続パッド41
6のそれぞれの上面とが面一になるように埋め込む。こ
のため、容量絶縁膜418等の堆積工程を平坦な下地上
で行なえるので、容量素子の信頼性つまり強誘電体メモ
リの信頼性を向上させることができる。
第2の高濃度不純物拡散層411の表面部をシリサイド
化してシリサイド層を形成しておき、該シリサイド層
を、第2のプラグ414と第3のプラグ422とを接続
する導電層として用いた場合、次のような効果が得られ
る。すなわち、第2のプラグ414と第3のプラグ42
2とを接続する導電層として、半導体基板400上に形
成されたポリシリコン層等を用いる場合と比べて、該導
電層を低抵抗化できる。
3のサイドウォール420bは水素バリア性を有するこ
とが好ましい。このようにすると、容量下部電極41
5、容量絶縁膜418及び容量上部電極419より構成
される容量素子の全体を水素バリア膜によって確実に覆
うことができるので、容量素子の耐還元性を向上させる
ことができる。また、第3のサイドウォール420bの
材料として、導電性水素バリア膜420と同一の材料を
用いる場合には、導電性水素バリア膜420となる第2
の導電性膜を厚く堆積することが好ましい。
第1のプラグ413、第2のプラグ414、又は第3の
プラグ422等の材料として、タングステンを用いた
が、これに代えて、ポリシリコン等を用いてもよい。
容量下部電極415としては、酸素含有率の少ないTi
ON膜若しくはTiN膜、又はTiを含む合金膜等を下
層膜(密着層として機能する)とし、且つ耐酸化性の強
いPt膜若しくはPtを含む合金膜、酸化物が酸素バリ
ア性及び導電性を有するRu膜若しくはIr膜、又はR
uO2 膜若しくはIrO2 膜等を上層膜とする積層膜を
用いることが好ましい。
容量下部電極415同士の間に埋め込まれる絶縁膜41
7としては、SiO2 膜、Si3N4膜、又はSiON膜
等を用いることが好ましい。
容量絶縁膜418を構成する強誘電体膜の材料として
は、PZT系の材料又はSBT系の材料等を用いること
が好ましい。
容量上部電極419としては、耐酸化性の強いPt膜若
しくはPtを含む合金膜、酸化物が酸素バリア性及び導
電性を有するRu膜若しくはIr膜、又はRuO2 膜若
しくはIrO2 膜等を少なくとも一部分に用いることが
好ましい。このようにすると、容量絶縁膜418を構成
する強誘電体膜の結晶を十分に成長させることができ
る。
導電性水素バリア膜420としては、Ti膜、Ta膜、
TiON膜、TiN膜、TaN膜、TiAlN膜、Ti
AlON膜、又は、Ti、Ta、TiON、TiN、T
aN、TiAlN若しくはTiAlONを含む合金膜を
用いることが好ましい。このようにすると、TiやTa
の水素を吸蔵する性質を利用して、容量上部電極419
まで水素が拡散することを防止し、それによって容量素
子の耐還元性を確実に向上させることができる。また、
導電性水素バリア膜420の導電性が確実に保たれるの
で、導電性水素バリア膜420を介して容量上部電極4
19と第2のプラグ414とを電気的に確実に接続する
ことができる。
半導体基板400上における非メモリセル領域に、第2
のゲート電極408等により構成される制御トランジス
タを形成したが、回路構成上、制御トランジスタを必要
としない強誘電体メモリにおいては、半導体基板400
上における非メモリセル領域に第2の高濃度不純物拡散
層411のみを形成してもよい。この場合、第2の高濃
度不純物拡散層411の表面部をシリサイド化してもよ
い。
第2のプラグ414の上面を酸素バリア性を有する接続
パッド416により覆ったが、これに代えて、例えば第
2のプラグ414が酸素バリア性を有する材料よりなる
場合には、接続パッド416を形成しなくてもよい。こ
のようにすると、強誘電体メモリの集積度を向上させる
ことができる。また、このとき、第3のサイドウォール
420bは、第2のプラグ414の上面の少なくとも一
部分を覆うことが好ましい。
容量下部電極415同士の間の領域又は容量下部電極4
15と接続パッド416との間の領域に、絶縁膜417
を埋め込んだが、これに代えて、絶縁膜417を形成し
なくてもよい。
容量絶縁膜418となる強誘電体膜、容量上部電極41
9となる第1の導電性膜、及び導電性水素バリア膜42
0となる第2の導電性膜を同一のマスクパターンを用い
てパターン化したが、これに代えて、各導電性膜及び強
誘電体膜を互いに異なるマスクパターンを用いてパター
ン化してもよい。
容量絶縁膜418を、容量下部電極415の上面を覆い
且つ接続パッド416とは接触しないように形成した
が、これに代えて、容量絶縁膜418を、その端部が接
続パッド416の上に位置するように形成してもよい。
このようにすると、容量絶縁膜418となる絶縁性膜に
対して大きなエッチング選択比を有する導電性膜を接続
パッド416の材料として用いると共に、該接続パッド
416をエッチングストッパーとして前記の絶縁性膜を
パターン化することによって、オーバーエッチングに起
因する段差形成を防止しながら容量絶縁膜418を形成
できる。
第2の層間絶縁膜421の上に第3のプラグ422と接
続するように配線423を形成したが、これに代えて、
第2の層間絶縁膜421に第3のプラグ422と接続す
るように配線423を埋め込んでもよい。
に、容量上部電極と配線とを直接接続するプラグを形成
するためのコンタクトホールを形成する必要がないの
で、容量上部電極が露出して水素雰囲気又は還元性雰囲
気にさらされる事態を回避できる。その結果、容量上部
電極として強い触媒作用を有するPt膜を用いる場合に
も、容量絶縁膜を構成する強誘電体膜の特性の劣化を防
止して、強誘電体メモリの信頼性を向上させることがで
きる。
体メモリの製造方法の一工程を示す断面図であり、
(b)は(a)におけるI−I線の断面図である。
係る強誘電体メモリの製造方法の各工程を示す断面図で
ある。
る強誘電体メモリの製造方法の各工程を示す断面図であ
る。
体メモリの製造方法の一工程を示す断面図であり、
(b)は(a)におけるIV−IV線の断面図である。
の断面図の一例である。
1変形例に係る強誘電体メモリの製造方法の各工程を示
す断面図である。
第1変形例に係る強誘電体メモリの製造方法の各工程を
示す断面図である。
第1変形例に係る強誘電体メモリの製造方法の各工程を
示す断面図である。
2変形例に係る強誘電体メモリの製造方法の各工程を示
す断面図である。
第2変形例に係る強誘電体メモリの製造方法の各工程を
示す断面図である。
第2変形例に係る強誘電体メモリの製造方法の各工程を
示す断面図である。
強誘電体メモリの断面図の一例である。
電体メモリの製造方法の一工程を示す断面図であり、
(b)は(a)におけるXIII−XIII線の断面図である。
に係る強誘電体メモリの製造方法の各工程を示す断面図
である。
係る強誘電体メモリの製造方法の各工程を示す断面図で
ある。
電体メモリの製造方法の一工程を示す断面図であり、
(b)は(a)におけるXVI−XVI線の断面図である。
の実施形態に係る強誘電体メモリにおける第2のプラ
グ、接続パッド、容量絶縁膜及び容量上部電極の積層部
分の断面図と該断面図と対応する平面図であり、(b)
は本発明の第2の実施形態に係る強誘電体メモリにおけ
る第2のプラグ、接続パッド、容量絶縁膜及び容量上部
電極の積層部分の断面図と該断面図と対応する平面図で
ある。
リの断面図の一例である。
リの断面図の一例である。
リの断面図の一例である。
電体メモリの製造方法の一工程を示す断面図であり、
(b)は(a)におけるXXI−XXI線の断面図である。
に係る強誘電体メモリの製造方法の各工程を示す断面図
である。
係る強誘電体メモリの製造方法の各工程を示す断面図で
ある。
電体メモリの製造方法の一工程を示す断面図であり、
(b)は(a)におけるXXIV−XXIV線の断面図である。
リの断面図の一例である。
電体メモリの製造方法の一工程を示す断面図であり、
(b)は(a)におけるXXVI−XXVI線の断面図である。
に係る強誘電体メモリの製造方法の各工程を示す断面図
である。
係る強誘電体メモリの製造方法の各工程を示す断面図で
ある。
電体メモリの製造方法の一工程を示す断面図であり、
(b)は(a)におけるXXIX−XXIX線の断面図である。
リの断面図の一例である。
リの断面図の一例である。
リの断面図の一例である。
変形例に係る強誘電体メモリの製造方法の各工程を示す
断面図である。
の変形例に係る強誘電体メモリの製造方法の各工程を示
す断面図である。
の変形例に係る強誘電体メモリの製造方法の各工程を示
す断面図である。
である。
である。
Claims (45)
- 【請求項1】 半導体基板上における一の領域に形成さ
れたトランジスタと、 前記半導体基板上における他の領域に形成された導電層
と、 前記トランジスタ及び導電層を含む前記半導体基板の上
に形成された第1の層間絶縁膜と、 前記第1の層間絶縁膜の上に形成された容量下部電極
と、 前記容量下部電極の上に形成された強誘電体膜よりなる
容量絶縁膜と、 前記容量絶縁膜の上に前記容量絶縁膜の外側まで延びる
ように形成された容量上部電極と、 前記容量上部電極を含む前記第1の層間絶縁膜の上に形
成された第2の層間絶縁膜と、 前記第2の層間絶縁膜の上に形成された配線と、 前記第1の層間絶縁膜に形成され、前記トランジスタと
前記容量下部電極とを接続する第1のプラグと、 前記第1の層間絶縁膜に形成され、前記導電層と前記容
量上部電極とを電気的に接続する第2のプラグと、 前記第1の層間絶縁膜及び第2の層間絶縁膜に形成さ
れ、前記導電層と前記配線とを接続する第3のプラグと
を備えていることを特徴とする強誘電体メモリ。 - 【請求項2】 前記導電層は、前記半導体基板の表面部
に形成された不純物拡散層、又は前記不純物拡散層の表
面部がシリサイド化された層であることを特徴とする請
求項1に記載の強誘電体メモリ。 - 【請求項3】 前記第1の層間絶縁膜は下層膜とその上
に形成された上層膜とを有しており、 前記導電層は前記下層膜と前記上層膜との間に形成され
ていることを特徴とする請求項1に記載の強誘電体メモ
リ。 - 【請求項4】 前記容量上部電極の少なくとも一部は、
Pt膜又はPtを含む合金膜よりなることを特徴とする
請求項1に記載の強誘電体メモリ。 - 【請求項5】 半導体基板上における一の領域に形成さ
れたトランジスタと、 前記半導体基板上における他の領域に形成された導電層
と、 前記トランジスタ及び導電層を含む前記半導体基板の上
に形成された第1の層間絶縁膜と、 前記第1の層間絶縁膜の上に形成された容量下部電極
と、 前記容量下部電極の上に前記容量下部電極の外側まで延
びるように形成された強誘電体膜よりなる容量絶縁膜
と、 前記容量絶縁膜における前記容量下部電極の外側に形成
されている部分に設けられた開口部と、 前記開口部を含む前記容量絶縁膜の上に形成された容量
上部電極と、 前記容量上部電極を含む前記第1の層間絶縁膜の上に形
成された第2の層間絶縁膜と、 前記第2の層間絶縁膜の上に形成された配線と、 前記第1の層間絶縁膜に形成され、前記トランジスタと
前記容量下部電極とを接続する第1のプラグと、 前記第1の層間絶縁膜に形成され、前記導電層と前記容
量上部電極とを前記開口部を介して電気的に接続する第
2のプラグと、 前記第1の層間絶縁膜及び第2の層間絶縁膜に形成さ
れ、前記導電層と前記配線とを接続する第3のプラグと
を備えていることを特徴とする強誘電体メモリ。 - 【請求項6】 前記導電層は、前記半導体基板の表面部
に形成された不純物拡散層、又は前記不純物拡散層の表
面部がシリサイド化された層であることを特徴とする請
求項5に記載の強誘電体メモリ。 - 【請求項7】 前記第1の層間絶縁膜は下層膜とその上
に形成された上層膜とを有しており、 前記導電層は前記下層膜と前記上層膜との間に形成され
ていることを特徴とする請求項5に記載の強誘電体メモ
リ。 - 【請求項8】 前記容量上部電極の少なくとも一部は、
Pt膜又はPtを含む合金膜よりなることを特徴とする
請求項5に記載の強誘電体メモリ。 - 【請求項9】 半導体基板上に形成されたトランジスタ
と、 前記トランジスタを含む前記半導体基板の上に形成され
た第1の層間絶縁膜と、 前記第1の層間絶縁膜の上に形成された容量下部電極
と、 前記容量下部電極の上に形成された強誘電体膜よりなる
容量絶縁膜と、 前記容量絶縁膜の上に形成された容量上部電極と、 前記容量上部電極の上に形成された導電性水素バリア膜
と、 前記導電性水素バリア膜を含む前記第1の層間絶縁膜の
上に形成された第2の層間絶縁膜と、 前記第2の層間絶縁膜の上に形成された配線と、 前記第1の層間絶縁膜に形成され、前記トランジスタと
前記容量下部電極とを接続する第1のプラグと、 前記第2の層間絶縁膜に形成され、前記導電性水素バリ
ア膜と前記配線とを接続する第2のプラグとを備えてい
ることを特徴とする強誘電体メモリ。 - 【請求項10】 前記容量上部電極の少なくとも一部
は、Pt膜又はPtを含む合金膜よりなることを特徴と
する請求項9に記載の強誘電体メモリ。 - 【請求項11】 前記導電性水素バリア膜は、Ti膜、
Ta膜、TiON膜、TiN膜、TaN膜、TiAlN
膜、TiAlON膜、又は、Ti、Ta、TiON、T
iN、TaN、TiAlN若しくはTiAlONを含む
合金膜よりなることを特徴とする請求項9に記載の強誘
電体メモリ。 - 【請求項12】 半導体基板上における一の領域に形成
されたトランジスタと、 前記半導体基板上における他の領域に形成された導電層
と、 前記トランジスタ及び導電層を含む前記半導体基板の上
に形成された第1の層間絶縁膜と、 前記第1の層間絶縁膜の上に形成された容量下部電極
と、 前記容量下部電極の上に形成された強誘電体膜よりなる
容量絶縁膜と、 前記容量絶縁膜の上に形成された容量上部電極と、 前記容量上部電極の上に前記容量上部電極の外側まで延
びるように形成された導電性水素バリア膜と、 前記導電性水素バリア膜を含む前記第1の層間絶縁膜の
上に形成された第2の層間絶縁膜と、 前記第2の層間絶縁膜の上に形成された配線と、 前記第1の層間絶縁膜に形成され、前記トランジスタと
前記容量下部電極とを接続する第1のプラグと、 前記第1の層間絶縁膜に形成され、前記導電層と前記導
電性水素バリア膜とを電気的に接続する第2のプラグ
と、 前記第1の層間絶縁膜及び第2の層間絶縁膜に形成さ
れ、前記導電層と前記配線とを接続する第3のプラグと
を備えていることを特徴とする強誘電体メモリ。 - 【請求項13】 前記導電層は、前記半導体基板の表面
部に形成された不純物拡散層、又は前記不純物拡散層の
表面部がシリサイド化された層であることを特徴とする
請求項12に記載の強誘電体メモリ。 - 【請求項14】 前記第1の層間絶縁膜は下層膜とその
上に形成された上層膜とを有しており、 前記導電層は前記下層膜と前記上層膜との間に形成され
ていることを特徴とする請求項12に記載の強誘電体メ
モリ。 - 【請求項15】 前記容量上部電極の少なくとも一部
は、Pt膜又はPtを含む合金膜よりなることを特徴と
する請求項12に記載の強誘電体メモリ。 - 【請求項16】 前記導電性水素バリア膜は、Ti膜、
Ta膜、TiON膜、TiN膜、TaN膜、TiAlN
膜、TiAlON膜、又は、Ti、Ta、TiON、T
iN、TaN、TiAlN若しくはTiAlONを含む
合金膜よりなることを特徴とする請求項12に記載の強
誘電体メモリ。 - 【請求項17】 半導体基板上における一の領域にトラ
ンジスタを形成する工程と、 前記半導体基板上における他の領域に導電層を形成する
工程と、 前記トランジスタ及び導電層を含む前記半導体基板の上
に第1の層間絶縁膜を形成する工程と、 前記第1の層間絶縁膜に、前記トランジスタと接続する
第1のプラグと、前記導電層と接続する第2のプラグと
を形成する工程と、 前記第1の層間絶縁膜の上に前記第1のプラグと接続す
るように容量下部電極を形成する工程と、 前記容量下部電極の上に、強誘電体膜よりなる容量絶縁
膜を形成する工程と、 前記容量絶縁膜の上に、前記容量絶縁膜の外側まで延び
且つ前記第2のプラグと電気的に接続するように容量上
部電極を形成する工程と、 前記容量上部電極を含む前記第1の層間絶縁膜の上に第
2の層間絶縁膜を形成する工程と、 前記第1の層間絶縁膜及び第2の層間絶縁膜に、前記導
電層と接続する第3のプラグを形成する工程と、 前記第2の層間絶縁膜の上に前記第3のプラグと接続す
るように配線を形成する工程とを備えていることを特徴
とする強誘電体メモリの製造方法。 - 【請求項18】 前記容量下部電極を形成する工程は、
前記第1の層間絶縁膜の上に前記第2のプラグと接続す
るように接続パッドを形成する工程を含み、 前記容量上部電極を形成する工程は、前記容量上部電極
を前記接続パッドと接続するように形成する工程を含む
ことを特徴とする請求項17に記載の強誘電体メモリの
製造方法。 - 【請求項19】 前記容量絶縁膜を形成する工程は、前
記容量絶縁膜を、その端部が前記接続パッドの上に位置
するように形成する工程を含むことを特徴とする請求項
18に記載の強誘電体メモリの製造方法。 - 【請求項20】 前記容量上部電極を形成する工程は、
前記容量絶縁膜となる絶縁性膜をパターン化するために
用いられたマスクパターンを用いて、前記容量上部電極
となる導電性膜をパターン化した後、前記容量上部電極
の側面に前記第2のプラグと電気的に接続するように導
電性のサイドウォールを形成する工程を含むことを特徴
とする請求項17に記載の強誘電体メモリの製造方法。 - 【請求項21】 前記容量下部電極を形成する工程は、
前記第1の層間絶縁膜の上に前記第2のプラグと接続す
るように接続パッドを形成する工程を含み、 前記容量上部電極を形成する工程は、前記サイドウォー
ルを前記接続パッドと接続するように形成する工程を含
むことを特徴とする請求項20に記載の強誘電体メモリ
の製造方法。 - 【請求項22】 前記容量絶縁膜を形成する工程は、前
記容量絶縁膜を、その端部が前記接続パッドの上に位置
するように形成する工程を含むことを特徴とする請求項
21に記載の強誘電体メモリの製造方法。 - 【請求項23】 前記導電層は、前記半導体基板の表面
部に形成された不純物拡散層、又は前記不純物拡散層の
表面部がシリサイド化された層であることを特徴とする
請求項17に記載の強誘電体メモリの製造方法。 - 【請求項24】 前記第1の層間絶縁膜は下層膜とその
上に形成された上層膜とを有しており、 前記導電層は前記下層膜と前記上層膜との間に形成され
ていることを特徴とする請求項17に記載の強誘電体メ
モリの製造方法。 - 【請求項25】 前記容量上部電極の少なくとも一部
は、Pt膜又はPtを含む合金膜よりなることを特徴と
する請求項17に記載の強誘電体メモリの製造方法。 - 【請求項26】 半導体基板上における一の領域にトラ
ンジスタを形成する工程と、 前記半導体基板上における他の領域に導電層を形成する
工程と、 前記トランジスタ及び導電層を含む前記半導体基板の上
に第1の層間絶縁膜を形成する工程と、 前記第1の層間絶縁膜に、前記トランジスタと接続する
第1のプラグと、前記導電層と接続する第2のプラグと
を形成する工程と、 前記第1の層間絶縁膜の上に前記第1のプラグと接続す
るように容量下部電極を形成する工程と、 前記容量下部電極の上に、少なくとも前記第2のプラグ
の上側まで延び且つ強誘電体膜よりなる容量絶縁膜を形
成する工程と、 前記容量絶縁膜における前記第2のプラグの上側に形成
されている部分に開口部を形成する工程と、 前記開口部を含む前記容量絶縁膜の上に、前記開口部を
介して前記第2のプラグと電気的に接続するように容量
上部電極を形成する工程と、 前記容量上部電極を含む前記第1の層間絶縁膜の上に第
2の層間絶縁膜を形成する工程と、 前記第1の層間絶縁膜及び第2の層間絶縁膜に、前記導
電層と接続する第3のプラグを形成する工程と、 前記第2の層間絶縁膜の上に前記第3のプラグと接続す
るように配線を形成する工程とを備えていることを特徴
とする強誘電体メモリの製造方法。 - 【請求項27】 前記容量下部電極を形成する工程は、
前記第1の層間絶縁膜の上に前記第2のプラグと接続す
るように接続パッドを形成する工程を含み、 前記容量上部電極を形成する工程は、前記容量上部電極
を前記接続パッドと接続するように形成する工程を含む
ことを特徴とする請求項26に記載の強誘電体メモリの
製造方法。 - 【請求項28】 前記開口部を形成する工程は前記容量
絶縁膜となる絶縁性膜をパターン化する前に行なわれ、 前記容量上部電極を形成する工程は、前記容量絶縁膜と
なる前記絶縁性膜と、前記容量上部電極となる導電性膜
とを同時にパターン化する工程を含むことを特徴とする
請求項26に記載の強誘電体メモリの製造方法。 - 【請求項29】 前記導電層は、前記半導体基板の表面
部に形成された不純物拡散層、又は前記不純物拡散層の
表面部がシリサイド化された層であることを特徴とする
請求項26に記載の強誘電体メモリの製造方法。 - 【請求項30】 前記第1の層間絶縁膜は下層膜とその
上に形成された上層膜とを有しており、 前記導電層は前記下層膜と前記上層膜との間に形成され
ていることを特徴とする請求項26に記載の強誘電体メ
モリの製造方法。 - 【請求項31】 前記容量上部電極の少なくとも一部
は、Pt膜又はPtを含む合金膜よりなることを特徴と
する請求項26に記載の強誘電体メモリの製造方法。 - 【請求項32】 半導体基板上にトランジスタを形成す
る工程と、 前記トランジスタを含む前記半導体基板の上に第1の層
間絶縁膜を形成する工程と、 前記第1の層間絶縁膜に、前記トランジスタと接続する
第1のプラグを形成する工程と、 前記第1の層間絶縁膜の上に前記第1のプラグと接続す
るように容量下部電極を形成する工程と、 前記容量下部電極の上に、強誘電体膜よりなる容量絶縁
膜を形成する工程と、 前記容量絶縁膜の上に容量上部電極を形成する工程と、 前記容量上部電極の上に導電性水素バリア膜を形成する
工程と、 前記導電性水素バリア膜を含む前記第1の層間絶縁膜の
上に第2の層間絶縁膜を形成する工程と、 前記第2の層間絶縁膜に、前記導電性水素バリア膜と接
続する第2のプラグを形成する工程と、 前記第2の層間絶縁膜の上に前記第2のプラグと接続す
るように配線を形成する工程とを備えていることを特徴
とする強誘電体メモリの製造方法。 - 【請求項33】 前記容量上部電極の少なくとも一部
は、Pt膜又はPtを含む合金膜よりなることを特徴と
する請求項32に記載の強誘電体メモリの製造方法。 - 【請求項34】 前記導電性水素バリア膜は、Ti膜、
Ta膜、TiON膜、TiN膜、TaN膜、TiAlN
膜、TiAlON膜、又は、Ti、Ta、TiON、T
iN、TaN、TiAlN若しくはTiAlONを含む
合金膜よりなることを特徴とする請求項32に記載の強
誘電体メモリの製造方法。 - 【請求項35】 半導体基板上における一の領域にトラ
ンジスタを形成する工程と、 前記半導体基板上における他の領域に導電層を形成する
工程と、 前記トランジスタ及び導電層を含む前記半導体基板の上
に第1の層間絶縁膜を形成する工程と、 前記第1の層間絶縁膜に、前記トランジスタと接続する
第1のプラグと、前記導電層と接続する第2のプラグと
を形成する工程と、 前記第1の層間絶縁膜の上に前記第1のプラグと接続す
るように容量下部電極を形成する工程と、 前記容量下部電極の上に、強誘電体膜よりなる容量絶縁
膜を形成する工程と、 前記容量絶縁膜の上に容量上部電極を形成する工程と、 前記容量上部電極の上に、前記容量上部電極の外側まで
延び且つ前記第2のプラグと電気的に接続するように導
電性水素バリア膜を形成する工程と、 前記導電性水素バリア膜を含む前記第1の層間絶縁膜の
上に第2の層間絶縁膜を形成する工程と、 前記第1の層間絶縁膜及び第2の層間絶縁膜に、前記導
電層と接続する第3のプラグを形成する工程と、 前記第2の層間絶縁膜の上に前記第3のプラグと接続す
るように配線を形成する工程とを備えていることを特徴
とする強誘電体メモリの製造方法。 - 【請求項36】 前記容量下部電極を形成する工程は、
前記第1の層間絶縁膜の上に前記第2のプラグと接続す
るように接続パッドを形成する工程を含み、 前記導電性水素バリア膜を形成する工程は、前記導電性
水素バリア膜を前記接続パッドと接続するように形成す
る工程を含むことを特徴とする請求項35に記載の強誘
電体メモリの製造方法。 - 【請求項37】 前記容量絶縁膜を形成する工程は、前
記容量絶縁膜を、その端部が前記接続パッドの上に位置
するように形成する工程を含むことを特徴とする請求項
36に記載の強誘電体メモリの製造方法。 - 【請求項38】 前記導電性水素バリア膜を形成する工
程は、前記容量絶縁膜となる絶縁性膜及び前記容量上部
電極となる第1の導電性膜をパターン化するために用い
られたマスクパターンを用いて、前記導電性水素バリア
膜となる第2の導電性膜をパターン化した後、前記導電
性水素バリア膜の側面に前記第2のプラグと電気的に接
続するように導電性のサイドウォールを形成する工程を
含むことを特徴とする請求項35に記載の強誘電体メモ
リの製造方法。 - 【請求項39】 前記サイドウォールは水素バリア性を
有することを特徴とする請求項38に記載の強誘電体メ
モリの製造方法。 - 【請求項40】 前記容量下部電極を形成する工程は、
前記第1の層間絶縁膜の上に前記第2のプラグと接続す
るように接続パッドを形成する工程を含み、 前記導電性水素バリア膜を形成する工程は、前記サイド
ウォールを前記接続パッドと接続するように形成する工
程を含むことを特徴とする請求項38に記載の強誘電体
メモリの製造方法。 - 【請求項41】 前記容量絶縁膜を形成する工程は、前
記容量絶縁膜を、その端部が前記接続パッドの上に位置
するように形成する工程を含むことを特徴とする請求項
40に記載の強誘電体メモリの製造方法。 - 【請求項42】 前記導電層は、前記半導体基板の表面
部に形成された不純物拡散層、又は前記不純物拡散層の
表面部がシリサイド化された層であることを特徴とする
請求項35に記載の強誘電体メモリの製造方法。 - 【請求項43】 前記第1の層間絶縁膜は下層膜とその
上に形成された上層膜とを有しており、 前記導電層は前記下層膜と前記上層膜との間に形成され
ていることを特徴とする請求項35に記載の強誘電体メ
モリの製造方法。 - 【請求項44】 前記容量上部電極の少なくとも一部
は、Pt膜又はPtを含む合金膜よりなることを特徴と
する請求項35に記載の強誘電体メモリの製造方法。 - 【請求項45】 前記導電性水素バリア膜は、Ti膜、
Ta膜、TiON膜、TiN膜、TaN膜、TiAlN
膜、TiAlON膜、又は、Ti、Ta、TiON、T
iN、TaN、TiAlN若しくはTiAlONを含む
合金膜よりなることを特徴とする請求項35に記載の強
誘電体メモリの製造方法。
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