JP2002197876A - 不揮発性記憶装置の書込み方法 - Google Patents

不揮発性記憶装置の書込み方法

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JP2002197876A JP2000391229A JP2000391229A JP2002197876A JP 2002197876 A JP2002197876 A JP 2002197876A JP 2000391229 A JP2000391229 A JP 2000391229A JP 2000391229 A JP2000391229 A JP 2000391229A JP 2002197876 A JP2002197876 A JP 2002197876A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のフラッシュメモリの書込み方式にあっ
ては、メモリアレイの記憶容量が増加するほどビット線
の長さが長くなりビット線の数も多くなるため、ビット
線の負荷容量が大きくなりビット線が所定の電位に到達
するまでの時間が長くなって書込み所要時間が長くなる
とともに、消費電力も多くなるという課題があった。 【解決手段】 複数のメモリセルがローカルビット線と
ローカルドレイン線との間に並列に接続されてなるAN
D型のメモリアレイを有する不揮発性記憶装置におい
て、共通ドレイン線側(主ビット線の反対側)から比較
的高い電圧を供給してローカルドレイン線をプリチャー
ジするとともに、主ビット線には書込みデータに応じて
0Vまたは比較的小さな電圧を印加して選択プリチャー
ジを行なった後、ワード線に書込み電圧を印加して書込
みを行ないたい選択メモリセルにのみドレイン電流を流
して発生したホットエレクトロンをフローティングゲー
トに注入させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気的に書込み消
去可能な不揮発性メモリにおける書込み制御方式に適用
して有効な技術に関し、例えば所定の単位で一括してデ
ータの消去が可能なフラッシュメモリに利用して有効な
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】フラッシュメモリは、コントロールゲー
トおよびフローティングゲートを有する2層ゲート構造
のMOSFETからなる不揮発性記憶素子をメモリセル
として使用している。従来、フラッシュメモリにおける
書き込み方式には、FNトンネル現象を利用する方式と
ホットエレクトロンを利用する方式とがある。FNトン
ネル現象を利用する方式は、コントロールゲートと基板
(もしくはウェル領域)との間またはコントロールゲー
トとソースまたはドレインとの間に電圧を印加してFN
トンネル現象を利用してフローティングゲートに電荷を
注入させたり放出させたりしてしきい値を変化させる方
式である。
【0003】一方、ホットエレクトロンを利用する方式
は、コントロールゲートに高電圧を印加した状態でソー
ス・ドレイン間に電流を流してチャネルで発生したホッ
トエレクトロンをフローティングゲートに注入してしき
い値を変化させる方式である。なお、ホットエレクトロ
ン方式の場合、フローティングゲートからの電荷の引き
抜きは一般にFNトンネルで行なう。また、いずれの書
込み方式を採用する場合も、フラッシュメモリにおける
データの消去は、1本のワード線に接続されたメモリセ
ル(セクタ)またはウェル領域やソース線を共通にする
複数のセクタ(ブロック)を単位として行なわれるよう
に構成されることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図16に、従来のFN
トンネルによる書込み方式におけるメモリセルへの印加
電圧の例(書込みによりメモリセルのしきい値を高くす
る方式)を示す。このうち(A)は選択すなわち書込み
を行なうメモリセルの印加電圧、(B)は非選択すなわ
ち書込みを行なわないメモリセルの印加電圧である。同
図に示されているように、選択メモリセルのソースおよ
びドレインには0Vの電圧が印加される一方、非選択メ
モリセルのソースおよびドレインには5Vの書込み阻止
電圧が印加される。
【0005】ところで、フラッシュメモリには、図17
(A)のような記憶素子Qmが直列に接続されたNAN
D型と呼ばれるメモリアレイと、図17(B)のような
記憶素子Qmが並列に接続されたAND型と呼ばれるメ
モリアレイとがある。
【0006】このうちAND型のメモリアレイにおいて
は、図17(B)に示されているように、記憶素子Qm
のドレインが接続されたローカルビット線LBLが選択
MOSFET Qsを介して主ビット線GBLに接続さ
れるように構成されることが多い。かかるメモリアレイ
において、図16のような書込み方式を採用した場合、
書込みデータに応じて主ビット線およびローカルビット
線を介して記憶素子Qmに5Vのような書込み阻止電圧
を印加させるようにすると、メモリアレイの記憶容量が
増加するほどビット線の長さが長くなりビット線の数も
多くなるため、ビット線の負荷容量が大きくなりビット
線が所定の電位に到達するまでの時間が長くなって書込
み所要時間が長くなるとともに、消費電力も多くなると
いう課題がある。
【0007】また、書込み阻止電圧を昇圧回路のような
内部電源回路で発生するものにおいては、ビット線の負
荷容量が大きくなると内部電源回路の電源供給能力を大
きくする必要があるため、回路の占有面積が大きくなっ
てチップサイズを増大させてしまう。さらに、FNトン
ネルによる書込み方式を採用した場合、メモリセル間の
絶縁のためセル間に素子分離領域を設ける必要があると
ともに、ホットエレクトロン方式に比べてメモリセルを
構成する素子の耐圧を高くする必要があるため微細化が
困難となり集積度が上がらないという不具合もある。
【0008】この発明の目的は、トータルの書込み所要
時間を短縮可能なフラッシュメモリのような不揮発性記
憶装置を提供することにある。
【0009】この発明の他の目的は、消費電力を低減可
能なフラッシュメモリのような不揮発性記憶装置を提供
することにある。
【0010】この発明のさらに他の目的は、メモリアレ
イの集積度を向上させることができる不揮発性記憶装置
を提供することにある。
【0011】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面
から明らかになるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0013】すなわち、複数のワード線およびビット線
と、前記ワード線のいずれかに接続されたメモリセルが
複数個並列に接続されてなる複数のメモリセル列とを備
え、前記各メモリセル列の第1の共通接続ノードは第1
のスイッチ手段を介して前記ビット線に接続可能にさ
れ、前記メモリセル列の第2の共通接続ノードは第2の
スイッチ手段を介して共通電圧供給線に接続可能にされ
たメモリアレイを有する不揮発性記憶装置の書込み方法
において、書込み動作に際して前記第2のスイッチ手段
を介して前記メモリセル列の第1の共通接続ノードに前
記ビット線と反対側の前記共通電圧供給線から書込みの
ための第1の電圧を充電した後に、前記ビット線には書
込みデータに応じて前記第1の電圧よりも小さな第2の
電圧を選択的に印加するとともに前記第1および第2の
スイッチ手段を制御して書込みを行ないたい選択メモリ
セルには電流を流し充電した第1の電圧を放電し、書込
みを行ないたくない非選択メモリセルには電流を流さな
いようにした後に前記ワード線のいずれかに書込みのた
めの第3の電圧を印加して選択的にメモリセルに対して
書込みを行なうようにしたものである。
【0014】より具体的には、複数のメモリセルがロー
カルビット線とローカルドレイン線との間に並列に接続
されてなるいわゆるAND型のメモリアレイを有する不
揮発性記憶装置において、ローカルビット線とローカル
ドレイン線との間を短絡可能なスイッチMOSFETを
設けて共通ドレイン線側(主ビット線の反対側)から書
込み阻止電圧を供給してローカルビット線およびローカ
ルドレイン線をプリチャージした後、書込みデータに応
じて主ビット線に0Vまたは前記書込み阻止電圧よりも
小さな電圧を印加し、ローカルビット線と主ビット線と
の間の選択MOSFETのゲートに上記主ビット線の印
加電圧と同程度の電圧を印加して選択MOSFETを選
択的に導通させて書込みを行いたい選択メモリセルが接
続されているローカルビット線のプリチャージ電荷を主
ビット線側に引き抜いてから、ワード線に書込み電圧を
印加して書込みを行ないたい選択メモリセルにFNトン
ネルにより電子をフローティングゲートに注入させるよ
うにしたものである。
【0015】上記した手段によれば、書込みに際して予
め書込み阻止電圧までプリチャージする必要があるのは
比較的寄生容量の小さなローカルビット線とローカルド
レイン線であり、主ビット線は書込み阻止電圧よりも小
さな電圧まで上げてやれば良いので、主ビット線を予め
書込み阻止電圧までプリチャージする従来方式に比べ
て、主ビット線をプリチャージするのに要する時間を短
縮して書込み速度を速くすることができるとともに書込
み時における内部電源回路の負荷容量を低減し消費電力
を大幅に少なくすることができる。
【0016】また、上記の場合に、前記第3のスイッチ
手段としての選択MOSFETを導通させる制御信号の
電位は、書込みデータに応じて前記ビット線に印加され
る前記第2の電圧と同一かより高いレベルとする。これ
により、前記第3のスイッチ手段としての選択MOSF
ETを、選択的に電圧が印加されたビット線に対応して
選択的に導通させて、ローカルビット線の書込み電圧を
選択的に引き下げて所望のメモリセルに対してのみ書込
みを行なわせることができる。
【0017】さらに、前記書込み動作後に、前記ビット
線を放電するとともに前記共通電圧供給線の電位を接地
電位に切り換えて、前記第1および第2のスイッチ手段
としての選択MOSFETを導通させて前記第1の共通
接続ノードとしてのローカルビット線および前記第2の
共通接続ノードとしてのローカルドレイン線を放電した
後に書込みベリファイのための読出し動作に移行するよ
うにする。これにより、書込みベリファイのための読出
し動作への移行制御が簡単になるとともに、書込み動作
後に速やかにベリファイ読出し動作へ移行することがで
きる。
【0018】また、前記メモリセルが、ローカルビット
線もしくはローカルドレイン線間に直列形態に接続され
たスイッチ素子と記憶素子とから構成されているいわゆ
るAG―AND型の不揮発性記憶装置において、書込み
動作に際して前記スイッチ素子をオフさせた状態で主ビ
ット線と反対側の前記ローカルドレイン線に共通電圧供
給線から書込みのための比較的高い電圧を供給するとと
もに、前記主ビット線および該主ビット線に接続された
ローカルビット線には書込みデータに応じて比較的小さ
な電圧を選択的に印加して充電した後に、前記ワード線
のいずれかに書込みのための高電圧を印加するとともに
前記記憶素子と直列のスイッチ素子を導通させて、書込
みを行ないたい選択メモリセルには電流を流し、書込み
を行ないたくない非選択メモリセルには電流を流さない
ようにして選択的にメモリセルに対して書込みを行なう
ようにした。
【0019】上記した手段によっても、書込みに際して
予め比較的高い書込み電圧までプリチャージする必要が
あるのは比較的寄生容量の小さなローカルドレイン線で
あり、主ビット線およびローカルビット線はローカルド
レイン線の書込み電圧よりも小さな電圧まで上げてやれ
ば良いので、主ビット線を予め書込みドレイン電圧まで
プリチャージする従来方式に比べて、主ビット線をプリ
チャージするのに要する時間を短縮して書込み速度を速
くすることができるとともに、書込み時における内部電
源回路の負荷容量を低減し消費電力を大幅に少なくする
ことができる。
【0020】また、前記書込み動作時に前記記憶素子と
直列のスイッチ素子を導通させる制御信号の電位は前記
ビット線に印加される電圧とほぼ同一のレベルとする。
これにより、記憶素子と直列のスイッチ素子を、選択的
に電圧が印加された主ビット線に対応して選択的に導通
させて、所望のメモリセルに対してのみ書込みを行なわ
せることができる。
【0021】さらに、前記書込み動作後に、前記ビット
線を放電するとともに前記共通電圧供給線の電位を接地
電位に切り換えて、前記第1の共通接続ノードおよび前
記第2の共通接続ノードとしてのローカルドレイン線を
放電した後に書込みベリファイのための読出し動作に移
行するようにする。これにより、書込みベリファイのた
めの読出し動作への移行制御が簡単になるとともに、書
込み動作後に速やかにベリファイ読出し動作へ移行する
ことができる。
【0022】また、前記ビット線(主ビット線)には前
記第1のスイッチ手段を介して2つのメモリセル列が接
続可能にされているものにおいて、奇数番目のメモリセ
ル列の前記第1の共通接続ノードを前記第1のスイッチ
手段により前記ビット線に接続させるときは前記第2の
スイッチ手段により前記第2の共通接続ノードを前記共
通電圧供給線に接続させるとともに、偶数番目のメモリ
セル列の前記第2の共通接続ノードを前記第1のスイッ
チ手段により前記ビット線に接続させるときは前記第1
のスイッチ手段により前記第2の共通接続ノードを前記
共通電圧供給線に接続させるようにする。これにより、
奇数列のメモリセル列と偶数列のメモリセル列に対して
ビット線の共通化が可能になり、トータルのビット線の
数さらにはビット線の容量を減らし、さらに書込み速度
を速くすることができるとともに、消費電力を低減する
ことができる。
【0023】さらに、前記選択ワード線に接続されてい
る全メモリセル列を対象にして同時に消去動作を行なう
ものにおいて、前記選択ワード線に接続されている奇数
列目の全メモリセル列または偶数列目の全メモリセル列
を対象にしてそれぞれ同時に前記書込み動作を行なうよ
うにする。これにより、奇数列目のメモリセル列と偶数
列目のメモリセル列に対してビット線の共通化を図って
も、消去は1本の選択ワード線に接続されている全メモ
リセル列を対象にして同時に消去動作を行なうことがで
きる。
【0024】また、前記選択メモリセルの書込み電流や
書込みベリファイのための読出し電流が流される方向
は、読出し時に選択メモリセルに電流が流される方向と
同一となるようにする。これにより、電流の流れる方向
によってメモリセルのしきい値が異なってしまうのを回
避して、正確なデータの読出しが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。
【0026】図1は、本発明を適用して好適な不揮発性
記憶装置としてのフラッシュメモリの一例のブロック図
を示す。特に制限されるものでないが、図1のフラッシ
ュメモリは1つのメモリセルに2ビットのデータを記憶
可能な多値メモリとして構成され、単結晶シリコンのよ
うな1個の半導体チップ上に形成される。
【0027】特に制限されるものでないが、図1のフラ
ッシュメモリでは、メモリアレイ10は2つのメモリマ
ットMAT−U,MAT−Dで構成され、2つのマット
間に各マット内のビット線BLに接続され読出し信号の
増幅およびラッチやビット線のプリチャージ等を行なう
センスラッチ回路11が配置されている。以下、このセ
ンスラッチ回路11の増幅動作とラッチ動作を行なう部
分をセンスラッチと称し、SLTと記す。また、マット
の外側すなわちビット線BLを挟んでセンスラッチ回路
11と反対側にそれぞれ書込み、読出しデータを一時保
持したりビット線のプリチャージ等を行なうデータラッ
チ回路12a,12が配置されている。
【0028】以下、このデータラッチ回路12a,12
bのラッチ動作を行なう部分をデータラッチと称し、D
LTと記す。なお、本明細書においては、特に断わらな
い限り、ビット線とはセンスアンプに接続される主ビッ
ト線を意味する。これに対して、ローカルビット線とは
選択スイッチおよび主ビット線を介して間接的にセンス
アンプに接続されるものを指す。
【0029】図1の実施例において、メモリマットMA
T−U,MAT−Dにはそれぞれ、フローティングゲー
トとコントロールゲートとを有する2層ゲート構造のM
OSFETにより構成されたメモリセルがマトリックス
状に配置され、同一行のメモリセルのコントロールゲー
トは連続して形成されてワード線WLを構成し、同一列
のメモリセルのドレインは共通のビット線BLに接続可
能にされている。
【0030】また、メモリアレイ10には、各メモリマ
ットMAT−U,MAT−Dに対応してそれぞれX系の
アドレスデコーダ(ワードデコーダ)13a,13bが
設けられている。該デコーダ13a,13bにはデコー
ド結果に従って各メモリマット内の1本のワード線WL
を選択レベルに駆動するワードドライブ回路が含まれ
る。
【0031】14a,14b,14cはY系のアドレス
をデコードするデコーダ回路である。図1には示されて
いないが、このデコーダの出力によって選択的にオン、
オフされてセンスラッチ回路11やデータラッチ回路1
2a,12bのラッチを選択するYゲート(カラムスイ
ッチ)は、センスラッチ回路11やデータラッチ回路1
2a,12b内に設けられている。また、15a,15
bは、外部から供給される書込みデータを上記データラ
ッチ12a,12bに渡したり、データラッチ12a,
12bにラッチされた読出しデータを増幅したりするメ
インアンプである。
【0032】図1のフラッシュメモリは、特に制限され
ないが、外部のコントロール装置から与えられるコマン
ド(命令)を解釈し当該コマンドに対応した処理を実行
すべくメモリ内部の各回路に対する制御信号を順次形成
して出力する制御回路(シーケンサ)20を備えてお
り、コマンドが与えられるとそれを解読して自動的に対
応する処理を実行するように構成されている。前記制御
回路20は、例えばコマンドを実行するのに必要な一連
のマイクロ命令群が格納されたROM(リード・オンリ
・メモリ)21を備え、マイクロ命令が順次実行されて
チップ内部の各回路に対する制御信号を形成するように
構成される。
【0033】また、上記制御回路20は、内部の状態を
反映するステータスレジスタ22を備え、このステータ
スレジスタ22の状態に応じて外部からのアクセスが可
能か否か示すレディ/ビジー信号R/Bが生成されて外
部へ出力される。さらに、この実施例のフラッシュメモ
リには、発振回路23が設けられ、制御回路20はこの
発振回路23で生成されたシステムクロック信号φsに
同期して動作するように構成されている。
【0034】また、図1の多値フラッシュメモリには、
外部から入力されるデータ信号やアドレス信号、制御信
号を取り込んだり、メモリアレイから読み出されたデー
タ信号や前記ステータスレジスタ22の内容等を外部へ
出力するための入出力バッファ回路31、外部から入力
されるアドレス信号を取り込んでカウントアップ動作し
Y系のアドレスを発生するアドレスカウンタ32、外部
から入力された2ビットの書込みデータを多値書込みの
ために変換し変換後のデータをメインアンプ15a,1
5bに振り分けたりメインアンプ15a,15bで増幅
された読出しデータを逆変換したりするデータ制御回路
33、前記制御回路20からの制御信号に基づいて前記
センスラッチ回路11やデータラッチ回路12a,12
bに対する動作タイミング信号を生成して供給するタイ
ミング制御回路34、センスラッチ回路11により読み
出されたデータに基づいて書込みが終了したか判定を行
なうオール判定回路35、メモリアレイ10への書込み
や消去に使用される高電圧を発生する電源回路40等が
設けられている。なお、この実施例では、上記データと
コマンド、アドレスは、共通の入出力端子I/O0〜I
/O7から前記入出力バッファ回路31により時分割で
入出力されるように構成されている。
【0035】前記電源回路40は、書込み電圧等の基準
となる電圧を発生する基準電圧発生回路41や外部から
供給される電源電圧Vccに基づいて書込み電圧、消去電
圧、読出し電圧、ベリファイ電圧等チップ内部で必要と
される電圧を発生するチャージポンプなどの昇圧回路か
らなる内部電源発生回路42、メモリの動作状態に応じ
てこれらの電圧の中から所望の電圧を選択してXデコー
ダ13a,13b等に供給する電源切替え回路43、こ
れらの回路を制御する電源制御回路44等からなる。な
お、図1において、51は外部から例えば5Vあるいは
3.3Vのような電源電圧Vccが印加される電源電圧端
子、52は同じく接地電位Vssが印加される電源電圧端
子(グランド端子)であり、電源回路からの電源を受け
る回路を除くメモリアレイの周辺回路は電源電圧Vcc
で動作する。
【0036】外部のCPUなどのコントロール装置から
前記フラッシュメモリに入力される制御信号としては、
例えばリセット信号RESやチップ選択信号CE、書込
み制御信号WE、出力制御信号OE、コマンドもしくは
データ入力かアドレス入力かを示すためのコマンドイネ
ーブル信号CDE、システムクロックSC等がある。コ
マンドとアドレスはコマンドイネーブル信号CDEと書
込み制御信号WEとに従って、制御回路20とアドレス
カウンタ32にそれぞれ取り込まれ、書込みデータはコ
マンドイネーブル信号CDEがコマンドもしくはデータ
入力を示しているときに、システムクロックSCが入力
されることでこのクロックに同期してデータ制御回路3
3に取り込まれる。
【0037】図2には本発明を適用して好適なメモリア
レイ10の具体例(いわゆるAND型)を示す。図2に
は、2つのメモリマットで構成されている実施例のメモ
リアレイ10のうち、片方のメモリマットの具体例が示
されている。同図に示すように、各メモリマットは、列
方向に配列され各々ソースおよびドレインが共通接続さ
れた並列形態のn個(例えば256個)のメモリセル
(フローティングゲートを有するMOSFET)MC1
〜MCnからなるメモリ列MCCが行方向(ワード線W
L方向)および列方向(ビット線GBL方向)にそれぞ
れ複数個配設されている。特に制限されるものでない
が、1本のワード線には約1万6千個のメモリセルが接
続される。
【0038】センスラッチSLTの一方の入出力ノード
には、伝送MOSFET Qt11,Qt12……を介
して一方のメモリマットの主ビット線GBL11,GB
L12,……が接続され、センスラッチSLTの他方の
入出力ノードには、伝送MOSFET Qt21,Qt
22……を介して一方のメモリマットの主ビット線GB
L21,GBL22,……が接続され、両方のメモリマ
ットの主ビット線の電位差で読出しデータをセンスする
ように構成されている。
【0039】各メモリ列MCCは、n個のメモリセルM
C1〜MCnおよび1個のショートMOSFET Qs
tのソースおよびドレインがそれぞれ共通のローカルビ
ット線LBLおよび共通のローカルドレイン線LDLに
接続され、ローカルビット線LBLは選択MOSFET
Qsbを介して主ビット線GBLに、またローカルド
レイン線LDLは選択MOSFET Qsdを介して共
通ドレイン線CDLに接続可能にされている。メモリア
レイが複数のブロックに分割され、各ブロックごとに設
けられたローカルビット線LBLが選択MOSFET
Qsbを介して主ビット線GBLに接続される構成にさ
れることにより、ローカルビット線LBLのプリチャー
ジに要する消費電力を低減することができる。
【0040】ローカルビット線LBLおよびローカルド
レイン線LDLを共通にする上記複数のメモリ列のうち
ワード線方向に配設されているもの(これを1ブロック
と称する)は半導体基板上の同一のウェル領域WELL
内に形成され、データ消去時にはそのウェル領域WEL
Lおよびローカルドレイン線LDLに0Vのような電位
を与え、ウェル領域を共通にするワード線に−16Vの
ような負電圧を印加して、FNトンネル現象を利用して
ブロック内のメモリセルのフローティングゲートから負
電荷を引き抜くことで、セクタ単位もしくはブロック単
位で一括消去が可能にされている。
【0041】なお、データ消去時には切替えスイッチS
W1が接地電位側に接続されて、共通ドレイン線CDL
を介して各メモリセルのドレインに0Vの電位が印加さ
れるように構成されている。このとき、ビット線側の選
択MOSFET Qsbはオフされ、ショートMOSF
ET Qstはオンされ、ローカルビット線LBLはオ
ン状態にされたショートMOSFET Qstを通して
ソース側の電圧が伝えられることで0Vのような電位に
される。
【0042】図3には本実施例のAND型メモリアレイ
における書込み動作の手順が、また図4にはそのタイミ
ングチャートが示されている。
【0043】図3に示されているように、データ書込み
時には、ローカルビット線LBL上の選択MOSFET
Qsbをオフさせた状態で、先ず制御信号SHiを5
Vのような選択レベルに立ち上げてショートMOSFE
T Qstをオンさせる(ステップS1,タイミングt
1)。続いて、切替えスイッチSW1をドレイン充電電
圧Vwd側に接続させた状態で、制御信号SDiを5V
のような選択レベルに立ち上げて共通ドレイン側の選択
MOSFET Qsdをオンさせる(ステップS2)。
これによって、ローカルドレイン線LDLおよびローカ
ルビット線LBLが例えば5Vのような電圧Vwdに充
電される(ステップS3)。
【0044】次に、センスラッチSLTに保持されてい
る書込みデータに基づいて主ビット線GBLを選択的に
プリチャージする(ステップS4)。具体的には、書込
みを行ないたいメモリセルが接続された主ビット線GB
Lは0Vを保持させ、書込みを行なわないメモリセルが
接続された主ビット線GBLは外部からの電源電圧Vc
cよりも低い0.8Vのような電位にプリチャージす
る。
【0045】しかる後、制御信号SDiを0Vに立ち下
げて共通ドレイン側の選択MOSFET Qsdをオフ
させ、引き続き制御信号SSiを0.8Vのような選択
レベルに立ち上げてローカルビット線側の選択MOSF
ET Qsbをオンさせる(ステップS5,タイミング
t2)。すると、プリチャージされている主ビット線G
BLの電位は0.8Vで、プリチャージされていない主
ビット線GBLの電位は0Vであるので、プリチャージ
されていない主ビット線GBLに接続されている選択M
OSFET Qsbはオンされるが、プリチャージされ
ている主ビット線GBLに接続されている選択MOSF
ET Qsbはゲートとソースが同一電位であるためオ
ンされない。そのため、プリチャージされている主ビッ
ト線GBLに対応するローカルビット線はドレイン充電
電圧Vwdを保持し、プリチャージされていない主ビッ
ト線GBLに対応するローカルビット線は0Vにディス
チャージされる。
【0046】次に、制御信号SHiと制御信号SSiを
0Vに立ち下げてショートMOSFET Qstとロー
カルビット線側の選択MOSFET Qsbをオフさせ
る(ステップS6,タイミングt3)。それから、ワー
ド線に14Vのような書込み電圧を印加する(ステップ
S7,タイミングt4)。すると、非選択のローカルビ
ット線はドレイン充電電圧Vwdを保持しているため、
非選択メモリセルの基板−フローティングゲート間の電
界が緩和されFNトンネル電流が流れず、メモリセルの
しきい値は変化されない。
【0047】一方、選択ローカルビット線は0Vにディ
スチャージされているため、FNトンネル電流により負
電荷がフローティングゲートに注入されてメモリセルの
しきい値が高くされる書込みが行なわれる(図4の期間
T1)。
【0048】上記書込み動作が終了するとベリファイ読
出し動作(ステップS8,期間T2)を行ない、メモリ
セルのしきい値VthがベリファイレベルVwvよりも高く
なったか否か判定する(ステップS9)。そして、しき
い値VthがベリファイレベルVwvよりも高くなっていれ
ば書込み動作を終了し、しきい値Vthがベリファイレベ
ルVwvよりも高くなっていないときはステップS1へ戻
って再度書込みを行なう。
【0049】なお、上記ベリファイ読出しは、図4に示
されているように、ワード線WLと共通ドレイン線CD
Lの電位を立ち下げた後(タイミングt5)、制御信号
SDiと制御信号SSiを立ち上げて選択MOSFET
QsbとQsdをオンさせ(タイミングt6)、ロー
カルビット線LBLとローカルドレイン線LDLをディ
スチャージさせる(期間T21)。しかる後、制御信号
SDiを立ち下げて選択MOSFET Qsbをオフさ
せ(タイミングt7)、センスラッチSLTにより主ビ
ット線GBLの電位を0.8V程度までプリチャージす
る(期間T22)。
【0050】続いて、再び制御信号SDiを立ち上げて
選択MOSFET Qsbをオンさせるとともに、ワー
ド線WLを立ち上げる(タイミングt8)。そして、選
択ワード線に接続されているメモリセルのしきい値に応
じてメモリセルに電流が流れて主ビット線GBLの電位
が変化したか否かをセンスラッチSLTにより増幅する
(期間T23)。その後、センスラッチSLTの保持デ
ータをチェックしてすべての書込みが終了したか否かの
オール判定を行なう(期間T24)。
【0051】図5には本発明を適用して好適なメモリア
レイ10の他の実施例(いわゆるAG−AND型)を示
す。この実施例のメモリアレイは、同図に示すように、
フローティングゲートを有する不揮発性記憶素子として
のMOSFET Qmと該記憶素子Qmとチャネルが直
列をなすように構成されたアシストゲートMOSFET
QaとによってメモリセルMCが構成されている。
【0052】かかる構成を有するn個(例えば256
個)のメモリセルMC1〜MCnが列方向に配列され各
々記憶素子Qmのソースもしくはドレインとおよびアシ
ストゲートMOSFET Qaのドレインもしくはソー
スが共通接続された並列形態のメモリ列MCCが、行方
向(ワード線WL方向)および列方向(ビット線GBL
方向)にそれぞれ複数個配設されて、メモリアレイが構
成されている。
【0053】そして、同一行のメモリセルの記憶素子Q
mのゲートがワード線WLを構成もしくはワード線に接
続され、奇数番目のメモリ列のアシストゲートMOSF
ETQaのゲートには共通の制御信号AG0が、また偶
数番目のメモリ列のアシストゲートMOSFET Qa
のゲートには共通の制御信号AG1が印加されて、制御
されるように構成されている。
【0054】さらに、この実施例のメモリアレイにおい
ては、ローカルビット線とローカルドレイン線(もしく
はローカルソース線)とを兼用するローカルドレイン線
LDLがワード線と交差する方向に配設されている。そ
して、1本のローカルドレイン線LDLには、その両側
に位置するメモリセルMCiの記憶素子Qmのソースも
しくはドレインと、MCi+1のアシストゲートMOSF
ET Qaのドレインもしくはソースが接続されてい
る。
【0055】そして、各ローカルドレイン線LDLの一
端は選択MOSFET Qsb1,Qsb2……を介し
て2本ずつそれぞれ共通の主ビット線GBL1,GBL
2……に接続可能にされているとともに、他端は選択M
OSFET Qsd1,Qsd2……を介して共通ドレ
イン線(もしくは共通ソース線)CDLに接続可能にさ
れている。また、ローカルドレイン線LDLを対応する
主ビット線GBLに接続可能にする選択MOSFET
Qsb1,Qsb2……のうち奇数番目のローカルドレ
イン線LDL上の選択MOSFET Qsbと偶数番目
のローカルドレイン線LDL上の選択MOSFET Q
sdは、異なる制御信号SS0iとSS1iによりオ
ン、オフ制御される。
【0056】一方、ローカルドレイン線LDLを共通ド
レイン線CDLに接続可能にする選択MOSFET Q
sd1,Qsd2……のうち奇数番目のローカルドレイ
ン線LDL上の選択MOSFET Qsbと偶数番目の
ローカルドレイン線LDL上の選択MOSFET Qs
dは、同時にハイレベルになることがない異なる制御信
号SD0iとSD1iによりオン、オフ制御されるよう
に構成されている。さらに、制御信号SS0i,SS1
iとSD0i,SD1iも、ある1本のローカルドレイ
ン線LDL上に着目すると、主ビット線側の選択MOS
FET Qsbと共通ドレイン線CDL側の選択MOS
FET Qsdを同時にオン状態にすることがないよう
に形成される。
【0057】なお、共通ドレイン線CDLには切替えス
イッチSW2を介し手Vss(0V)または5Vのよう
な書込み電圧Vwdが印加される。図5には示されてい
ないが、隣接する2本のローカルドレイン線LDLが選
択MOSFET Qsbを介して接続されている主ビッ
ト線GBLは、ワード線WLと交差する方向に延設さ
れ、その一端は前記センスラッチSLTに、また他端は
データラッチDLTに接続される。
【0058】ここで、この実施例のAG―AND型メモ
リアレイにおけるデータの書込み動作の原理を、図6を
用いて説明する。この実施例のメモリアレイの書込み
は、奇数番目の列のメモリセルの書込みと偶数番目の列
のメモリセルの書込みとが、時分割で別々に行なわれ
る。
【0059】奇数番目の列のメモリセルへのデータの書
込み時には、図6(A)に示すように、奇数列目の主ビ
ット線側の選択MOSFET Qsb1,Qsb3……
をオンさせ、共通ドレイン線CDL側の選択MOSFE
T Qsd1,Qsd3……をオフさせるとともに、偶
数列目の主ビット線側の選択MOSFET Qsb2,
Qsb4……をオフさせ、共通ドレイン線CDL側の選
択MOSFET Qsd2,Qsd4……をオンさせた
状態で、共通ドレイン線CDLから5Vのような電圧V
wdを偶数番目のローカルドレイン線LDL2,LDL
4……に印加する。
【0060】また、主ビット線GBLからは、書込みデ
ータに応じてしきい値を変化させたいメモリセル(選択
メモリセル)が接続されている主ビット線には0Vを、
そしてしきい値を変化させたくないメモリセル(選択メ
モリセル)が接続されている主ビット線には0.8Vを
それぞれ印加して、オンされている奇数列目の選択MO
SFET Qsb1,Qsb3……を介して奇数番目の
ローカルドレイン線LDL1,LDL3……に主ビット
線の電圧を伝達する。さらにこのとき、制御信号AG0
を0.6Vのような電位に立ち上げて奇数列目のメモリ
セルのアシストゲートMOSFET Qaをオン状態に
させるとともに、ワード線を書込み選択レベルの15V
のような高電圧に立ち上げる。
【0061】すると、選択メモリセル(例えばMC1
1)の記憶素子Qmのソースとドレインには、奇数番目
のローカルドレイン線LDL1,LDL3……から0V
が、また偶数番目のローカルドレイン線LDL2,LD
L4……から5Vが供給される。そのため、選択メモリ
セル(MC11)のコントロールゲートCG、アシスト
ゲートAGおよびソースS、ドレインDへの印加電圧は
図7(A)のようになり、ビット線側から共通ドレイン
線側へ向かってドレイン電流が流れて発生したホットエ
レクトロンがフローティングゲートFGに注入されてし
きい値が変化する。
【0062】一方、非選択メモリセル(例えばMC3
1)の記憶素子Qmのソースとドレインには、奇数番目
のローカルドレイン線LDL1,LDL3……から0.
8Vが、また偶数番目のローカルドレイン線LDL2,
LDL4……から5Vが供給されるそのため、非選択メ
モリセル(MC31)のコントロールゲートCG、アシ
ストゲートAGおよびソースS、ドレインDへの印加電
圧は図7(B)のようになり、ドレイン電流が流れずし
きい値は変化しないこととなる。
【0063】偶数番目の列のメモリセルへのデータの書
込み時には、図6(B)に示すように、偶数番目の主ビ
ット線側の選択MOSFET Qsb2,Qsb4……
をオンさせ、共通ドレイン線CDL側の選択MOSFE
T Qsd2,Qsd4……をオフさせるとともに、奇
数列目の主ビット線側の選択MOSFET Qsb1,
Qsb3……をオフさせ、共通ドレイン線CDL側の選
択MOSFET Qsd1,Qsd3……をオンさせた
状態で、共通ドレイン線CDLから5Vのような電圧を
偶数番目のローカルドレイン線LDL1,LDL3……
に印加する。そして、その後は奇数列目のメモリセルへ
のデータの書込みと同様の動作により、選択メモリセル
のしきい値を変化させ、非選択メモリセルのしきい値は
変化させないようにすることができる。
【0064】上記のように、この実施例のAG―AND
型メモリアレイにおいては、共通ドレイン線CDLおよ
びそれに接続されたローカルドレイン線LDLに比べて
寄生容量がかなり大きい主ビット線GBLを書込みデー
タに応じて0.8Vにプリチャージするだけで良く、従
来のように主ビット線を5Vのような電圧にプリチャー
ジする必要がないので、ビット線の電圧立上げ時間を短
縮できるとともに、消費電力を大幅に低減することがで
きる。
【0065】しかも、AG―AND型メモリアレイにお
いては、アシストゲートMOSFET Qaにより隣接
する記憶素子Qm間の電気的な分離を行なうことがで
き、通常のAND型メモリアレイで隣接する記憶素子間
の電気的な分離のために設けている分離領域が不要にな
るので、高集積化も達成される。具体的には、AG―A
ND型メモリアレイにおけるメモリセルは、図15に示
すような構造とすることができる。
【0066】図15において、SUBは半導体基板、W
ELLはウェル領域、SDはアシストゲートMOSFE
T Qaおよび記憶素子Qmのソース・ドレインとして
の拡散領域で、この実施例ではローカルドレイン線LD
Lを兼ねている。また、AGはアシストゲートMOSF
ET Qaのゲート電極、FGは記憶素子Qmのフロー
ティングゲート電極、WLはワード線で記憶素子Qmの
コントロールゲート電極でもある。図15より、AG―
AND型メモリアレイにおいては、アシストゲートAG
を0VにしてMOSFET Qaをオフさせればコント
ロールゲート(WL)がハイレベルにされソース・ドレ
インSD間に電位差があっても記憶素子Qmに流れる電
流を遮断できるので、記憶素子間の分離領域が不要にな
り、高集積化も達成されることが分かる。なお、ウェル
領域WELLとゲート電極AG,FGとワード線WLと
の間はそれぞれ絶縁膜により絶縁されている。
【0067】図8には本実施例のAG−AND型メモリ
アレイにおける書込み動作の手順が、また図9にはその
タイミングチャートが示されている。以下、奇数列目の
メモリセルにデータの書込みを行なう場合を例にとって
説明する。
【0068】奇数列目のメモリセルにデータ書込み時に
は、先ずローカルビット線LBL上の選択MOSFET
Qsb,Qsdをすべてオフさせた状態で、共通ドレ
イン線CDLにドレイン充電電圧Vwdを印加する(ス
テップS11)。続いて、センスラッチSLTに保持さ
れている書込みデータに応じて主ビット線GBLを選択
的にプリチャージする(ステップS12)。具体的に
は、書込みを行ないたいメモリセルが接続された主ビッ
ト線GBLは0Vを保持させ、書込みを行なわないメモ
リセルが接続された主ビット線GBLは0.8Vのよう
な電位にプリチャージする。
【0069】次に、制御信号SS0iとSD0iを7V
のような選択レベルに立ち上げて、奇数番目のローカル
ビット線LBL上の選択MOSFET Qsbと偶数番
目のローカルビット線LBL上の選択MOSFET Q
sdをオンさせる(ステップS13,タイミングt1
1)。これによって、偶数番目のローカルドレイン線L
DLはVwdに充電され、奇数番目のローカルドレイン
線LDLは書込みデータに応じて選択的に0.8Vに充
電される。
【0070】しかる後、ワード線に14Vのような書込
み電圧を印加する(ステップS4,タイミングt1
2)。また、書込み対象としている奇数列目のメモリセ
ルに対応したアシストゲートを制御する制御信号AG0
を0.6Vのような電圧に立ち上げる(ステップS5,
タイミングt13)。すると、プリチャージされている
主ビット線GBLに接続された非選択のローカルドレイ
ン線LDLの電位は0.8Vで、プリチャージされてい
ない主ビット線GBLに接続された選択ローカルドレイ
ン線LDLの電位は0Vであるので、0.8Vの電位の
ローカルドレイン線LDLに接続されているメモリセル
のアシストゲートMOSFET Qaはオンされない
が、0Vの電位のローカルドレイン線LDLに接続され
ているメモリセルのアシストゲートMOSFET Qa
はオンされる。
【0071】そのため、オンされないアシストゲートM
OSFET Qaのメモリセルの記憶素子Qmのチャネ
ルには電流が流れず、メモリセルのしきい値は変化され
ない。一方、オンされたいアシストゲートMOSFET
Qaのメモリセルの記憶素子QmのチャネルにはQa
側に向かって電流が流れ、発生したホットエレクトロン
がフローティングゲートに注入されてメモリセルのしき
い値が高くされる書込みが行なわれる(期間T11)。
【0072】上記書込み動作が終了すると、選択ワード
線WLの電位を選択レベルから0Vへ立ち下げるととも
に、アシストゲートを制御する制御信号AG0および共
通ドレイン線CDLの電位を0Vに立ち下げて、ローカ
ルドレイン線LDLをリセットする動作(ステップS1
6,期間T12)。それから、ベリファイ動作(ステッ
プS17,期間T20)を行ない、メモリセルのしきい
値VthがベリファイレベルVwv(例えば4V)よりも高
くなったか否か判定する(ステップS18)。そして、
しきい値VthがベリファイレベルVwvよりも高くなって
いれば書込み動作を終了し、しきい値Vthがベリファイ
レベルVwvよりも高くなっていないときはステップS1
1へ戻って再度書込みを行なう。
【0073】なお、上記ベリファイ読出しは、図9に示
されているように、制御信号AG0を書込みの時の0.
6Vよりも高い2Vに立ち上げてアシストゲートMOS
FET Qaを充分にオンさせた状態で制御信号SS0
iとSD0iを立ち下げ偶数番目のローカルビット線L
BL上の選択MOSFET Qsdをオフさせてから、
センスラッチにより主ビット線GBLの電位を0.8V
程度までプリチャージする(タイミングt16,期間T
22)。
【0074】続いて、再び制御信号SD1iを立ち上げ
て偶数番目のローカルビット線LBL上の選択MOSF
ET Qsdをオンさせるとともに、ワード線WLを立
ち上げる(タイミングt17)。そして、選択ワード線
に接続されているメモリセルのしきい値に応じてメモリ
セルに電流が流れて主ビット線GBLの電位が変化した
か否かをセンスラッチにより増幅する(期間T23)。
その後、センスラッチの保持データをチェックしてすべ
ての書込みが終了したか否かのオール判定を行なう(期
間T24)。
【0075】次に、この実施例のAG―AND型メモリ
アレイにおけるデータの読出し動作の原理を、図10を
用いて説明する。この実施例のメモリアレイの読出し
は、奇数番目の列のメモリセルの読出しと偶数番目の列
のメモリセルの読出しとが、時分割で別々に行なわれ
る。ただし、1回1回の読出し動作のタイミングは、図
9に示されているベリファイの場合と同様である。
【0076】奇数番目の列のメモリセルからのデータの
読出し時には、図10(A)に示すように、偶数列目の
主ビット線側の選択MOSFET Qsb2,Qsb4
……をオフさせ、共通ドレイン線CDL側の選択MOS
FET Qsd2,Qsd4……をオンさせるととも
に、奇数列目の主ビット線側の選択MOSFET Qs
b1,Qsb3,Qsb5……をオンさせ、共通ドレイ
ン線CDL側の選択MOSFET Qsb1,Qsb
3,Qsb5……をオフさせた状態で、共通ドレイン線
CDLから0Vのような電圧を偶数番目のローカルドレ
イン線LDL2,LDL4……に印加する。
【0077】また、主ビット線は例えば0.8Vのよう
な電位にそれぞれプリチャージして、オンされている奇
数列目の選択MOSFET Qsb1,Qsb3,Qs
b5……を介して主ビット線GBLから奇数番目のロー
カルドレイン線LDL1,LDL3……に主ビット線の
電圧を伝達する。さらにこのとき、制御信号AG0を立
ち上げて奇数列目のメモリセルのアシストゲートMOS
FET Qaをオン状態にさせるとともに、ワード線を
読出し選択レベルの電圧(2値の場合にはたとえば4
V、また多値の場合には例えば1.3V,2.6V,
4.0Vなど)に立ち上げる。
【0078】すると、選択メモリセル(例えばMC1
1)の記憶素子Qmのソースとドレインには、奇数番目
のローカルドレイン線LDL1,LDL3……から0.
8Vが、また偶数番目のローカルドレイン線LDL2,
LDL4……から0Vが供給されるため、記憶素子Qm
のしきい値に応じてドレイン電流が流れたり、流れなか
ったりする。これにより、ドレイン電流が流れたときは
主ビット線GBLの電位が0Vに変化し、ドレイン電流
が流れなかったときは主ビット線GBLは0.8Vの電
位を保持する。この主ビット線GBLの電位がセンスラ
ッチにより検出されて読出しデータが得られることとな
る。
【0079】偶数番目の列のメモリセルからのデータの
読出し時には、図10(B)に示すように、偶数列目の
主ビット線側の選択MOSFET Qsb2,Qsb4
……をオンさせ、共通ドレイン線CDL側の選択MOS
FET Qsd2,Qsd4……をオフさせるととも
に、奇数列目の主ビット線側の選択MOSFET Qs
b1,Qsb3……をオフさせ、共通ドレイン線CDL
側の選択MOSFETQsd1,Qsd3……をオンさ
せた状態で、共通ドレイン線CDLから0Vのような電
圧を奇数番目のローカルドレイン線LDL1,LDL3
……に印加する。
【0080】また、主ビット線は0.8Vにそれぞれプ
リチャージして、オンされている偶数列目の選択MOS
FET Qsb2,Qsb4……を介して主ビット線G
BLから偶数番目のローカルドレイン線LDL2,LD
L4……に主ビット線の電圧を伝達する。さらにこのと
き、制御信号AG0を立ち上げて偶数列目のメモリセル
のアシストゲートMOSFET Qbをオン状態にさせ
るとともに、ワード線を読出し選択レベルの1.3V,
2.6V,4.0Vのような電圧に立ち上げる。これに
よって、選択ワード線に接続されている偶数列目のメモ
リセルからデータの読出しを行なうことができる。
【0081】なお、この実施例のAG―AND型メモリ
アレイにおけるデータの消去は、図7(C)に示すよう
に、メモリセルのコントロールゲートCGに−16Vの
ような負電圧、アシストゲートAGに2Vのような正電
圧、ソースSとドレインDおよびウェルWELLに0V
を印加して、FNトンネル現象でフローティングゲート
FGから負電荷を基板側へ引き抜くことで行なわれる。
また、データ消去は奇数列と偶数列に関係なく同一のワ
ード線に接続されている全メモリセルを対象にして一括
で行なわれる。
【0082】図11には、この実施例のAG―AND型
メモリアレイにおける上記のような書込み動作と読出し
動作および消去動作を可能にするアレイ周辺のセンスラ
ッチSLTおよびデータラッチDLTを含めた回路の具
体例を示す。なお、図11には、1本の主ビット線に関
わる回路が、メモリセルが省略された状態で示されてお
り、ハッチングが付されている部分がメモリセル列MC
Cである。
【0083】図11に示されているように、主ビット線
GBLに接続されたセンスラッチSLTおよびデータラ
ッチDLTは、それぞれPチャネルMOSFETとNチ
ャネルMOSFETからなる2つのCMOSインバータ
の入出力端子が交差結合されたフリップフロップ回路に
より構成されている。そして、上記センスラッチSLT
の一方の入出力ノードNLに一方のメモリマット内の主
ビット線GBLLが伝送MOSFET QtLを介して接
続されている。また、フリップフロップFFの他方の入
出力ノードNRには、他方のメモリマット内の主ビット
線GBLRが伝送MOSFET QtRを介して接続され
ている。なお、回路はセンスラッチSLTを挟んで対称
であるので、以下、左側の主ビット線GBLL側の構成
について説明する。
【0084】上記センスラッチSLTの左側の入出力端
子NLにはセンスラッチリセット用のMOSFETQd
1が接続されている。また、各主ビット線GBLLには
プリチャージ用のMOSFET Qp1,Qp2とディ
スチャージ用のMOSFETQd2が接続され、このう
ちQp1はMOSFET Qcを介して電源電圧FPC
が供給される端子に接続され、Qcのゲートはセンスラ
ッチSLTの入出力ノードNLに接続されその保持デー
タに応じてオン、オフされ、PCLが0.8V+Vth
(しきい値電圧)のような電位にされることにより、セ
ンスラッチSLTの保持データが“1”のときに対応す
る主ビット線GBLLを0.8Vにプリチャージする。
【0085】プリチャージMOSFET Qp2はその
ゲート制御信号RPCLが0.8V+Vthのような電
位にされることにより主ビット線GBLLを0.8V
に、また反対側のメモリマットでは信号RPCLが0.
4V+Vthのような電位にされることにより主ビット
線GBLRを0.4Vにプリチャージする。また、プリ
チャージMOSFET Qp2は、主ビット線GBLを
ディスチャージする際にも利用される。一方、ディスチ
ャージ用MOSFET Qd2は、主ビット線GBLを
ディスチャージしたり、消去時にウェル領域と同一の電
位(0V)を印加するのに使用される。このようにQp
2とQd2の両方を用いて容量の大きな主ビット線GB
Lの電荷を引き抜くことにより、電位の立ち下げを速く
して次の動作への移行を早めることができる。
【0086】さらに、上記センスラッチSLTの入出力
端子NLにはカラムスイッチMOSFET(Yゲート)
Qyを介して、他端がメインアンプ15aに接続された
コモン入出力線CI/Oに接続可能にされている。ま
た、上記センスラッチSLTの入出力ノードNLにはオ
ール“0”判定用のMOSFET Qatのゲートが接
続されており、センスラッチSLTの保持データが
“1”であると対応するMOSFET Qatがオンさ
れて電流が流れるため、この電流を検出することで全て
のセンスラッチSLTの保持データが“0”であるか否
か判定することができる。各主ビット線GBLL(GB
LR)の判定用MOSFET QatのドレインECL
(ECR)は共通結合されてオール判定回路35に接続
される。図示しないが、センスラッチSLTの右側の入
出力ノードNRおよび主ビット線GBLRにも、左側と同
様な素子Qp1,Qp2,Qd1,Qd2,Qc,Q
y,Qatが接続されている。
【0087】主ビット線GBLLの他端とデータラッチ
DLTの一方の入出力ノードN1との間にも、上記と同
様な動作をするMOSFET QtL’Qp1’,Qd
1’,Qc’,Qy’が接続されている。また、データ
ラッチDLTの他方の入出力ノードN2には、主ビット
線GBLLの電位を判別するため、プリチャージレベル
(0.8V)の半分の参照電圧0.4Vを供給する素子
Qrと、データラッチDLTのラッチデータをコモンI
/O線CI/Oを介してメインアンプへ出力するための
YゲートMOSFET Qy”が接続されている。図示
しないが、反対側の主ビット線GBLRの他端にも、上
記MOSFET QtL’Qp1’,Qd1’,Q
c’,Qy’,Qr,Qy”と同様な動作をする素子お
よびデータラッチが接続されている。
【0088】次に、上記実施例のメモリアレイにおい
て、1つのメモリセルに4値のデータを記憶させる場合
の動作について説明する。1つのメモリセルに4値のデ
ータを記憶させる場合、2ビットのデータに基づいて例
えば図12(A)に示すように、各記憶素子のしきい値
が4つの分布のいずれかに入るように書込みが行なわれ
る。
【0089】具体的には、この実施例においては、2ビ
ットのデータが“0,1”のときはしきい値が最も高く
なるように、またデータが“0,0”のときはしきい値
が2番目に高くなるように、データが“1,0”のとき
はしきい値が3番目に高くなるように、それぞれ書込み
が行なわれ、データが“1,1”のときはしきい値が最
も低くなるようにされる。この実施例においては、記憶
データ“1,1”に対応するしきい値が最も低い状態
は、記憶素子のフローティングゲートから負電荷が引き
抜かれた消去状態とされる。
【0090】図13には、本実施例のフラッシュメモリ
における多値のデータの書込み手順が示されている。な
お、この書込みが開始される前にメモリアレイ内のすべ
てのメモリセルは、しきい値が最も低い消去状態にされ
る。
【0091】図13に示されているように、書込みはし
きい値の最も高い状態に対応されるデータ“0,1”対
応するデータをセンスラッチSLTと1対のデータラッ
チDLTにラッチする処理(ステップS21)から行な
われる。具体的には、データ“0,1”の書込みに際し
ては、図12(B)の第1欄に示されているように、セ
ンスラッチSLTのメモリアレイリマットMATu側の
ノードNLがハイレベル(3.3V)になり、メモリア
レイリマットMATu側のデータラッチDLTuのビッ
ト線側のノードがロウレベル(0V)、メモリアレイリ
マットMATd側のデータラッチDLTdのビット線側
のノードがハイレベル(3.3V)になるようにメイン
アンプからデータが転送される。なお、図12(B)に
おいて、符号“H”はハイレベル(3.3V)を、また
“L”はロウレベル(0V)を意味している。このよう
なデータは、例えば外部から入力された2ビットのデー
タをデータ制御回路33で変換することで生成すること
ができる。あるいは、2ビットのデータの一方を一旦デ
ータラッチもしくはセンスラッチへ送って、ビット線上
で反転処理や論理演算処理などを行なうことで、図12
(B)のようなデータをセットさせるようにしてもよ
い。
【0092】ここで、2ビットの書込みデータの転送
は、1対のデータラッチDLTに対してのみ行ない、セ
ンスラッチへは、データラッチからビット線GBLを介
して転送するように構成することもできる。また、デー
タの読出しの際には、センスラッチSLTで検出された
読出しデータを選択メモリマット側のデータラッチDL
Tへそれぞれビット線GBLを介して転送し、データラ
ッチで3.3Vのような振幅の信号に増幅してコモンI
/O線を介してデータラッチからメインアンプへ順次転
送するように構成されている。
【0093】そして、上記のようにして書込みデータが
センスラッチSLTと1対のデータラッチDLTにラッ
チされると、そのデータに基づいて書込み処理(ステッ
プS22)が実行される。この書込みは、センスラッチ
の選択マット側の入出力ノードが“H”レベルにされて
いるビット線に接続されているメモリセルに対して書込
み電圧を印加することで行なわれる。この書込みデータ
のラッチは、メモリアレイ内の全ビット線に対応して設
けられている全てのセンスラッチSLTとデータラッチ
DLTに対して行なうことで、1本のワード線に接続さ
れているメモリセルの半分(奇数列目または偶数列目)
に対する書込み処理を同時に行なうことが可能である。
【0094】1回の書込み動作が終わるとベリファイ読
出しを行ない、オール判定回路によりすべてのセンスラ
ッチのデータが“1”になったか否かを判定することで
書込みの終了判定が行なわれる(ステップS23)。そ
して、書込みが未終了であれば、ステップS22へ戻っ
て再度書込み処理を行なう。
【0095】なお、この場合における書込みは、最初の
書込み処理でしきい値が充分に変化しなかったもののみ
を対象する。書込み後のベリファイ処理では、書込みに
よりしきい値が変化していなかったメモリセルに対応す
るセンスラッチの選択マット側のノードにロウレベルが
読み出されて保持され、書込みが不要なメモリセルおよ
び書込みによりしきい値が充分に変化したメモリセルに
対応するセンスラッチの選択マット側のノードにハイレ
ベルが読み出されて保持されるようにされているので、
ベリファイ処理によりセンスラッチに残っているデータ
(選択マット側のノードがハイレベルの状態)を用い
て、全ビット線を選択プリチャージして再書込みを行な
うことで既に書込みが終了しているメモリセルに対して
再度書込み電圧が印加されてさらにしきい値が変化して
しまうのを回避することができる。
【0096】データ“0,1”の書込みが終了すると次
はデータ“0,0”のラッチと書込み、ベリファイ(ス
テップS24〜S26)が行なわれる。データ“0,
0”の書込みに際しては、図12(B)の第2欄に示さ
れているように、センスラッチSLTのメモリアレイリ
マットMATu側のノードNLがロウレベル(0V)に
なり、メモリアレイリマットMATu側のデータラッチ
DLTuのビット線側のノードN1がハイレベル(0.
8V)、メモリアレイリマットMATd側のデータラッ
チDLTdのビット線側のノードがハイレベル(0.8
V)になるようにメインアンプからデータが転送され
る。
【0097】データ“0,0”の書込みが終了すると次
はデータ“1,0”のラッチと書込み、ベリファイ(ス
テップS27〜S29)が行なわれる。データ“1,
0”の書込みに際しては、図12(B)の第3欄に示さ
れているように、センスラッチSLTのメモリアレイリ
マットMATu側のノードNLがロウレベル(0V)に
なり、メモリアレイリマットMATu側のデータラッチ
DLTuのビット線側のノードN1がロウレベル(0
V)、メモリアレイリマットMATd側のデータラッチ
DLTdのビット線側のノードがロウレベル(0V)に
なるようにメインアンプからデータが転送される。
【0098】データ“1,0”の書込みが終了すると、
ベリファイ電圧をワード線に印加してデータ“1,1”
に対応するメモリセルのしきい値が変化していないかの
判定が行なわれる(ステップS30)。その後、データ
“1,0”に対応するメモリセルのしきい値が変化して
いないかの判定と、データ“0,0”に対応するメモリ
セルのしきい値が変化していないかの判定とが行なわれ
る(ステップS31,S32)。そして、これらの判定
でしきい値が変化したものがなければ書込みが正常に終
了し、しきい値が変化したものがあれば書込み異常とし
て終了する。
【0099】図14には、上記ステップS22で行なわ
れる書込み処理およびステップS23のベリファイ処理
のより詳しい手順が示されている。
【0100】ステップS21でのセンスラッチSLTへ
の書込みデータのラッチが完了すると、センスラッチS
LTのラッチデータに基づく選択プリチャージが行なわ
れる(ステップS201)。この選択プリチャージは、
制御信号PCによりプリチャージMOSFET Qp1
をオンさせることで行なう。Qp1をオンさせたときに
センスラッチSLTのラッチデータがハイレベルであれ
ば、プリチャージMOSFET Qp1と直列のMOS
FET QcのゲートにセンスラッチSLTの出力ノー
ドNu(Nd)の電圧が印加されているため、Qcがオ
ンされてビット線GBLはハイレベルにプリチャージさ
れる。
【0101】また、ビット線GBLと選択すべきメモリ
列のローカルドレイン線LDLとの間の選択MOSFE
T Qsbを、偶数列もしくは奇数列のメモリセルのい
ずれ書込みを行なうかに応じてオンさせて、ローカルド
レイン線LDLも同時にプリチャージさせる。一方、こ
の時、プリチャージされたローカルドレイン線LDLと
反対側のローカルドレイン線LDLと共通ドレイン線C
DLとの間の選択MOSFET Qsbをオンさせて、
反対側のローカルドレイン線LDLを5Vのような電位
を印加する。
【0102】ビット線のプリチャージに際しては、制御
信号PCを0.8+Vth(Qp1のしきい値電圧)と
することで、ビット線GBLを0.8Vにプリチャージ
させることができる。なお、原理的にはセンスラッチS
LTにより直接ビット線GBLをプリチャージさせるこ
とも可能であるが、そのようにするとビット線GBLの
負荷容量が非常に大きいためセンスラッチSLTが誤っ
て反転してしまうおそれがある。しかるに、実施例のよ
うに、間接的にプリチャージすることでセンスラッチの
誤反転を回避することができる。センスラッチSLTの
ラッチデータがロウレベルであれば、プリチャージMO
SFET Qp1と直列のMOSFETQcはオンされ
ないためビット線GBLはプリチャージされない。
【0103】次に、制御信号TRをハイレベルに立ち上
げてビット線GBL上の伝送MOSFET QtL(Q
tR)をオンさせて、センスラッチSLTとビット線G
BLとを接続し、ビット線GBLの選択プリチャージ電
位を保持する(ステップS202)。このとき、制御信
号TRを0.8+Vth(Qcのしきい値電圧)とする
ことで、ビット線GBLの電位を0.8Vにクランプさ
せる。このように、センスラッチSLTとビット線GB
Lとを接続しているのは、プリチャージMOSFET
Qp1とQcによるプリチャージでは、非選択のビット
線GBLの電位がビット線間のカップリング容量で浮き
上がっているので、非選択のビット線GBLの電位を0
Vに安定されるためである。
【0104】その後、選択ワード線WLを14Vのよう
な高電圧に立ち上げるとともに、偶数列もしくは奇数列
のメモリセルのアシストゲートMOSFET Qaをオ
ンさせて、メモリセルの記憶素子Qmに所定時間書込み
電圧を印加して書込みを行なわせる(ステップS20
3)。ステップS203はステップS202とほぼ同時
に行なうようにしても良い。
【0105】書込みが終了すると、伝送MOSFET
QtL(QtR)をオフさせた状態で制御信号DDCを立
ち上げてMOSFET Qd2をオンさせてビット線G
BLをディスチャージさせるとともに、ビット線側の選
択MOSFET Qsbをオフした状態で、共通ドレイ
ン線CDLをグランド側に接続した状態で選択MOSF
ET Qsdをオンさせてローカルドレイン線LDLを
ディスチャージさせる(ステップS204)。
【0106】しかる後、書込みベリファイのために制御
信号RPCを立ち上げてプリチャージMOSFET Q
p2をオンさせて選択メモリマット側の全ビット線GB
Lを一括して0.8Vのような電位にプリチャージする
(ステップS205)。このとき、非選択側のメモリマ
ットではMOSFET Qp2をオンさせて全ビット線
GBLを一括して0.4Vのような選択側の半分の電位
にプリチャージする。
【0107】また、ローカルドレイン線LDLの選択M
OSFET Qsbを、書込みを行なったメモリセルが
偶数列か奇数列かに応じてオンさせて、ローカルドレイ
ン線LDLも同時にプリチャージさせる。一方、プリチ
ャージされたローカルドレイン線LDLと反対側のロー
カルドレイン線LDLと共通ドレイン線CDLとの間の
選択MOSFET Qsbをオンさせて、反対側のロー
カルドレイン線LDLに0Vの電位を印加しておく。
【0108】続いて、ワード線にベリファイのための電
圧を印加するとともに、選択マット側および非選択マッ
ト側の伝送MOSFET Qtをオンさせてビット線G
BLをセンスラッチSLTに接続する(ステップS20
6)。また、偶数列または奇数列のアシストゲートMO
SFET Qaをオンさせる。これによって、メモリセ
ルの読出しが行なわれ、選択メモリセルのしきい値が高
ければ電流は流れず、ビット線GBLはプリチャージレ
ベルを維持し、選択メモリセルのしきい値が低ければ電
流が流れて、ビット線GBLがディスチャージされて0
Vに変化する。引き続き非選択メモリセルに接続されて
いるビット線GBLを選択プリチャージ(ステップS2
07)し、非選択メモリセルに対するマスク処理を行
う。最終的にビット線の電位変化は、センスラッチによ
り非選択マットのビット線の電位と比較されて読出しデ
ータが検出される(ステップS208)。
【0109】本発明者らが検討したところによると、ア
シストゲートMOSFETを設けて、主ビット線側から
書込み阻止電圧を印加してホットエレクトロンを記憶素
子のフローティグゲートに注入することによりデータの
書込みを行なうように構成されたメモリアレイでは、ベ
リファイ動作の際にプリチャージ方式を採用すると、書
込みデータと読出しデータの論理が逆になってしまい、
ビット線上での論理反転動作が必要となるが、本実施例
のメモリアレイではそのような論理反転が不要であるこ
とが分かった。
【0110】次に、各センスラッチSLTにラッチされ
ているデータに基づいて、センスラッチの非選択マット
側の入出力ノードがすべてロウレベルになっているか否
かのオールゼロ判定を行なう(ステップS209)。こ
のオールゼロ判定は、各ビット線GBLにゲートが接続
されているMOSFET Qazのドレイン電圧がロウ
レベルに立ち下がっているか否かをオール判定回路35
により判定することで行なわれる。オール判定用のMO
SFET Qazはドレインが互いに共通接続されてい
るため、ゲート電圧が1つでもハイレベルであると共通
ドレイン線の電位が下がるので、オール判定回路35が
共通ドレイン線の電位を検出することでオールゼロの判
定を行なうことでができる。
【0111】判定の結果、オールゼロであれば次のデー
タの書込み処理のためのデータラッチへ移行し、オール
ゼロでないときはステップS201へ戻って再書込みを
行なう。このとき、ビット線の選択プリチャージはセン
スラッチSLTに残っているデータに基づいて行なわれ
る。つまり、書込みデータの再ラッチは行なわない。
【0112】次に、本実施例の多値フラッシュメモリに
おけるデータの読出しについて簡単に説明する。
【0113】データの読出しは、1本のワード線に接続
されているメモリセルの半分(偶数列もしくは奇数列)
に対して、ワード線の電位を変えて3回に亘って行なわ
れる。3回の読出し動作の際にワード線に印加される電
圧Vr1,Vr2,Vr3は、図12(A)に示されて
いるしきい値分布のほぼ中間の値が選択され、例えば
1.5V,2.8V,4.2Vである。これらの電圧に
よる読出しは、高い方から低い方へ順番に行なわれる。
低い方から高い方へ順番に行なうことも可能である。1
回の読出し動作の具体的な手順は、前述した書込みの際
のベファイとほぼ同じであり、選択側マットのビット線
を0.8Vに、また非選択側マットのビット線を0.4
Vにそれぞれプリチャージしてから行なわれる。
【0114】データ読出しとベリファイとの差異は、デ
ータ読出しでは、センスラッチSLTにより検出された
データがビット線を介してデータラッチDLTに転送さ
れ、データラッチで3.3Vのような振幅に増幅されて
コモンI/O線を介してメインアンプ15a,15bに
送られる点にある。そして、メインアンプで増幅された
3個のデータはデータ制御回路33に送られて、ここで
元の2ビットのデータに変換されて外部端子より出力さ
れる。
【0115】具体的には、読出し電圧Vr1,Vr2,
Vr3に基づいて1つのメモリセルから読み出される1
回目と2回目と3回目のデータは、選択メモリセルのし
きい値Vthに応じて、次の表1のようになる。データ
制御回路33では、これらのデータに基づいて表1の右
欄のような2ビットのデータを復元する。
【0116】
【表1】
【0117】なお、3回の読出しデータに基づく2ビッ
トのデータの復元は、それぞれの読出しデータを1本の
ビット線に対応した一対のデータラッチと中央のセンス
ラッチにそれぞれラッチして、ビット線上で論理演算を
行ない、その結果を一対のデータラッチにラッチしてか
らメインアンプへ送るように構成することも可能であ
る。かかるビット線上での論理演算による元の2ビット
データの復元は、既に提案されている技術であり本願発
明の要旨ではないので、詳細な説明は省略する。
【0118】ここでは、センスラッチSLTにより検出
されたデータをビット線を介してデータラッチDLTに
転送し、データラッチで0−3Vのような振幅に増幅す
る動作について説明する。
【0119】データの読出し際しては、先ず、制御信号
RPCを立ち上げてプリチャージMOSFET Qp2
をオンさせて選択メモリマット側の全ビット線GBLを
一括して0.8Vのような電位にプリチャージする。こ
のとき、非選択側のメモリマットではMOSFET Q
p2をオンさせて全ビット線GBLを一括して0.4V
のような選択側の半分の電位にプリチャージする。
【0120】また、ローカルドレイン線LDLの選択M
OSFET Qsbをオンさせて、ローカルドレイン線
LDLも同時にプリチャージさせる。一方、プリチャー
ジされたローカルドレイン線LDLと反対側のローカル
ドレイン線LDLと共通ドレイン線CDLとの間の選択
MOSFET Qsbをオンさせて、反対側のローカル
ドレイン線LDLに0Vの電位を印加しておく。
【0121】続いて、ワード線に読出しのための電圧を
印加するとともに、選択マット側および非選択マット側
の伝送MOSFET Qtをオンさせてビット線GBL
をセンスラッチSLTに接続する。これによって、メモ
リセルの読出しが行なわれ、選択メモリセルのしきい値
が高ければ電流は流れず、ビット線GBLはプリチャー
ジレベルを維持し、選択メモリセルのしきい値が低けれ
ば電流が流れて、ビット線GBLがディスチャージされ
て0Vに変化する。そして、このビット線の電位変化
は、センスラッチにより非選択マットのビット線の電位
と比較されて読出しデータが検出される。
【0122】次に、ビット線上のセンスアンプ側の伝送
MOSFET Qtをオフ、データラッチ側の伝送MO
SFET Qt’をオンさせた状態で、制御信号PCを
立ち上げてプリチャージMOSFET Qp1をオンさ
せ、ビット線の選択プリチャージを行なう。具体的に
は、MOSFET Qp1をオンさせたときにセンスラ
ッチSLTのラッチデータがハイレベルであれば、プリ
チャージMOSFETQp1と直列のMOSFET Q
cのゲートにセンスラッチSLTの出力ノードNu(N
d)の電圧が印加されているため、Qcがオンされてビ
ット線GBLはハイレベルにプリチャージされる。
【0123】また、データ読出しの際のビット線のプリ
チャージでは、制御信号PCを1.2+Vth(Qp1
のしきい値電圧)とすることで、ビット線GBLを1.
2Vにプリチャージさせることができる。
【0124】その後、ビット線上の伝送MOSFET
Qt’をオフさせた状態でデータラッチDLTに電源と
して3Vを印加することでデータラッチを活性化させ
る。すると、0−1.2Vの振幅の信号が0−3Vの振
幅の信号に増幅される。そして、増幅された読出し信号
は、YゲートMOSFET Qy’,Qy”をオンさせ
ることで、コモンI/O線CI/Oを介してメインアン
プに伝達される。特に制限されるものでないが、この実
施例ではデータラッチDLTの増幅信号は差動で出力さ
れるように構成されている。
【0125】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、図
5の実施例のAG―AND型メモリアレイにおいては、
1本のビット線GBLに対して2本のローカルドレイン
線LDLを選択MOSFET Qsbにより接続可能に
構成されているが、図2の実施例のAND型メモリアレ
イと同様に、ビット線に接続可能なローカルビット線と
ビット線に接続不能なローカルドレイン線とを設け、こ
の間に複数のメモリセルを並列に接続してメモリセル列
を構成したメモリアレイに対しても本発明を適用するこ
とができる。そして、その場合には、書込み時と読出し
時で電流の流れる方向を一致させるようにすることがで
き、それによって、電流の流れる方向によってメモリセ
ルのしきい値が見かけ上変化するのを回避することがで
きる。また、実施例においては、多値のフラッシュメモ
リを例にとって説明したが、2値のフラッシュメモリに
対しても同様に適用することができる。
【0126】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるフラッ
シュメモリに適用した場合について説明したが、本発明
にそれに限定されるものでなく、フローティングゲート
を有するMOSFETを記憶素子とする不揮発性記憶装
置一般に利用することができる。
【0127】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。すなわち、本発明に従うと、フラッシ
ュメモリのような不揮発性記憶装置において、トータル
の書込み所要時間を短縮することができるとともに、消
費電力を低減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して好適な不揮発性半導体記憶装
置としてのフラッシュメモリの一例を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明を適用して好適なメモリアレイの具体例
(いわゆるAND型)を示す回路構成図である。
【図3】本実施例のAND型メモリアレイにおける書込
み動作の手順を示すフローチャートである。
【図4】本実施例のAND型メモリアレイにおける書込
み時の動作タイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図5】本発明を適用して好適なメモリアレイの他の具
体例(いわゆるAG−AND型)を示す回路構成図であ
る。
【図6】本発明を適用したAG−AND型メモリアレイ
における書込み時の電圧の供給の仕方を示す回路説明図
である。
【図7】本発明を適用したAG−AND型メモリアレイ
における書込み時の選択メモリセルと非選択メモリセル
のバイアス状態および消去時のバイアス状態を示す断面
説明図である。
【図8】本発明を適用したAG−AND型メモリアレイ
における書込み動作手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明を適用したAG−AND型メモリアレイ
における書込み時の動作タイミングを示すタイミングチ
ャートである。
【図10】本発明を適用したAG−AND型メモリアレ
イにおける読出し時の電圧の供給の仕方を示す回路説明
図である。
【図11】本発明を適用したAG−AND型メモリアレ
イにおけるメモリアレイ周辺の回路の具体例を示す回路
構成図である。
【図12】本発明を適用したAG−AND型メモリアレ
イにおける多値データの書込み時の記憶素子のしきい値
の分布およびセンスラッチおよびデータラッチへのデー
タの設定の仕方を示す説明図である。
【図13】本発明を適用したAG−AND型メモリアレ
イにおける多値データの書込み動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図14】図13の書込み処理のより詳しい手順を示す
フローチャートである。
【図15】本発明を適用したAG−AND型メモリアレ
イの具体的な構造の例を示す断面図である。
【図16】従来のFNトンネルによる書込み方式におけ
るメモリセルへの印加電圧の例を示す断面説明図であ
る。
【図17】従来のフラッシュメモリにおけるメモリアレ
イの構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
10 メモリアレイ 11(SLT) センス&ラッチ回路 12a,12(DLT) データラッチ 13a,13b ワードデコーダ 14a,14b,14c Yアドレスデコーダ 15a,15b メインアンプ 20 制御回路 21 マイクロ命令ROM 22 ステータスレジスタ 23 発振回路 31 入出力バッファ 32 アドレスカウンタ 33 データ制御回路 40 内部電源回路 41 基準電圧発生回路 42 内部電源発生回路(昇圧回路) 43 電源切替え回路 44 電源制御回路 MAT−U,MAT−D メモリマット MCC メモリ列 MC メモリセル WL ワード線 GBL 主ビット線 LBL ローカルビット線 LDL ローカルドレイン線 LSL ローカルソース線 CDL 共通ドレイン線 SLT センスラッチ DLT データラッチ Qsb,Qsd 選択スイッチMOSFET Qa アシストゲートMOSFET
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保埜 昌次 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 金光 道太郎 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 野副 敦史 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 吉田 敬一 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 倉田 英明 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5B025 AA03 AB01 AC01 AD03 AD04 AE05 AE06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワード線およびビット線と、前記
    ワード線のいずれかに接続されたメモリセルが複数個並
    列に接続されてなる複数のメモリセル列とを備え、前記
    各メモリセル列の第1の共通接続ノードは第1のスイッ
    チ手段を介して前記ビット線に接続可能にされ、前記メ
    モリセル列の第2の共通接続ノードは第2のスイッチ手
    段を介して共通電圧供給線に接続可能にされたメモリア
    レイを有する不揮発性記憶装置の書込み方法において、 書込み動作に際して前記第2のスイッチ手段を介して前
    記メモリセル列の第1の共通接続ノードに前記ビット線
    と反対側の前記共通電圧供給線から書込みのための第1
    の電圧を充電した後に、前記ビット線には書込みデータ
    に応じて前記第1の電圧よりも小さな第2の電圧を選択
    的に印加するとともに、前記第1および第2のスイッチ
    手段を制御して書込みを行ないたい選択メモリセルには
    電流を流して充電した第1の電圧を放電し、書込みを行
    ないたくない非選択メモリセルには電流を流さないよう
    にした後に、前記ワード線のいずれかに書込みのための
    第3の電圧を印加して選択的にメモリセルに対して書込
    みを行なうことを特徴とする不揮発性記憶装置の書込み
    方法。
  2. 【請求項2】 前記メモリセルと並列に前記第1の共通
    接続ノードと前記第2の共通接続ノードとを接続可能な
    第3のスイッチ手段が各メモリセル列毎に設けられてい
    るものにおいて、前記ビット線と反対側の前記共通電圧
    供給線から書込みのための第1の電圧を供給する際に、
    前記第3のスイッチ手段を導通させて前記第2の共通接
    続ノードと前記第1の共通接続ノードとに同時に前記第
    1の電圧を供給して充電させた後、前記第1のスイッチ
    手段を導通させて前記第1の共通接続ノードを前記ビッ
    ト線の電位に応じて選択的に放電させ、前記ワード線の
    いずれかに書込みのための第3の電圧を印加するととも
    に前記第3のスイッチ手段を非導通にして書込みを行な
    うことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性記憶装置
    の書込み方法。
  3. 【請求項3】 前記第3のスイッチ手段を導通させる制
    御信号の電位は前記第2の電圧とほぼ同一のレベルであ
    ることを特徴とする請求項2に記載の不揮発性記憶装置
    の書込み方法。
  4. 【請求項4】 前記書込み動作後に、前記ビット線を放
    電するとともに前記共通電圧供給線の電位を前記第2の
    電圧よりも低い第4の電圧に切り換えて、前記第1およ
    び第2のスイッチ手段を導通させて前記第1の共通接続
    ノードおよび前記第2の共通接続ノードを放電した後に
    書込みベリファイのための読出し動作に移行することを
    特徴とする請求項2に記載の不揮発性記憶装置の書込み
    方法。
  5. 【請求項5】 前記メモリセルが、前記第1の共通接続
    ノードと前記第2の共通接続ノードと間に直列形態に接
    続されたスイッチ素子と記憶素子とから構成されている
    ものにおいて、 書込み動作に際して前記スイッチ素子をオフさせた状態
    で前記第2のスイッチ手段を介して前記メモリセル列の
    前記ビット線と反対側の第2の共通接続ノードに前記共
    通電圧供給線から書込みのための第1の電圧を供給する
    とともに、前記第2のスイッチ手段をオンさせた状態で
    前記ビット線および前記第1の共通接続ノードに書込み
    データに応じて前記第1の電圧よりも小さな第2の電圧
    を選択的に印加して充電した後に、前記ワード線のいず
    れかに書込みのための第3の電圧を印加するとともに前
    記記憶素子と直列のスイッチ素子を導通させて、書込み
    を行ないたい選択メモリセルには電流を流し、書込みを
    行ないたくない非選択メモリセルには電流を流さないよ
    うにして選択的にメモリセルに対して書込みを行なうこ
    とを特徴とする請求項1に記載の不揮発性記憶装置の書
    込み方法。
  6. 【請求項6】 書込み動作時に前記記憶素子と直列のス
    イッチ素子を導通させる制御信号の電位は前記第2の電
    圧よりも小さいことを特徴とする請求項5に記載の不揮
    発性記憶装置の書込み方法。
  7. 【請求項7】 前記書込み動作後に、前記ビット線を放
    電するとともに前記共通電圧供給線の電位を前記第2の
    電圧よりも低い第4の電圧に切り換えて、前記第1の共
    通接続ノードおよび前記第2の共通接続ノードを放電し
    た後に書込みベリファイのための読出し動作に移行する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の不揮発性記
    憶装置の書込み方法。
  8. 【請求項8】 前記ビット線には前記第1のスイッチ手
    段を介して2つのメモリセル列が接続可能にされている
    ものにおいて、奇数番目のメモリセル列の前記第1の共
    通接続ノードを前記第1のスイッチ手段により前記ビッ
    ト線に接続させるときは前記第2のスイッチ手段により
    前記第2の共通接続ノードを前記共通電圧供給線に接続
    させるとともに、偶数番目のメモリセル列の前記第2の
    共通接続ノードを前記第1のスイッチ手段により前記ビ
    ット線に接続させるときは前記第2のスイッチ手段によ
    り前記第1の共通接続ノードを前記共通電圧供給線に接
    続させることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記
    載の不揮発性記憶装置の書込み方法。
  9. 【請求項9】 前記選択ワード線に接続されている全メ
    モリセル列を対象にして同時に消去動作を行なうものに
    おいて、前記選択ワード線に接続されている奇数列目の
    全メモリセル列または偶数列目の全メモリセル列を対象
    にしてそれぞれ同時に書込み動作を行なうことを特徴と
    する請求項8に記載の不揮発性記憶装置の書込み方法。
  10. 【請求項10】 前記選択メモリセルに書込み電流が流
    される方向は、読出し時に選択メモリセルに電流が流さ
    れる方向と同一であることを特徴とする請求項5〜7の
    いずれかに記載の不揮発性記憶装置の書込み方法。
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