JP2002193423A - ベルトコンベア - Google Patents
ベルトコンベアInfo
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Abstract
コンベアに関し、各ベルトの蛇行を防止し、且つ構造を
合理的に簡素化することにより、製造コストの低減を図
る。 【解決手段】 複数列の搬送路を構成する一体的なコン
ベア本体1と、単一駆動4の駆動ローラ7とを具備し、
一対のスナップローラ8a,8bを、駆動ローラ7外周
の一側と他側とに押圧して、同駆動ローラ7の外周に各
ベルト3a,3bの復路側を圧着したものであるから、
単一駆動4の駆動ローラ7を駆動回転することにより、
その駆動力を駆動ローラ7の外周面に圧着される各ベル
ト3に伝え、複数の搬送路a1,a2を構成する各ベル
ト3を1本の駆動ローラ7により同時に回転駆動させ
る。
Description
ンベア(搬送路)を並列状に配置して成るベルトコンベ
アに関する。
設置する際には、各々に駆動源を具備するベルトコンベ
アを複数台並列状に設置することにより対応している。
また、上記したように従来のベルトコンベアを正常に走
行させるには、ドライプーリやテールプーリーにクラウ
ニング加工等の特殊な加工を施してベルトの蛇行を防止
したり、また、調整においても各ベルト毎にベルトの張
力を調整する機構を設ける必要があった。上記したよう
な従来のベルトコンベアにおいて、特に問題とされるこ
とは、各々のベルト毎に調整量が異なるために、蛇行調
節や張力調節が非常に困難であった。よって、従来は、
上記したように複数のベルトを並列した状態で使用する
場合、ベルトの幅を蛇行の生じずらい幅の狭い仕様に限
定したり、または、各ベルトに蛇行防止用の桟を取り付
け、各ベルトの蛇行に対処している。
列のベルトを並列して用いる場合、ベルトの蛇行を防止
するためにドライプーリやテールプーリーに必要な加工
を施す必要があると共に、各ベルト毎に行なう作業も大
変であった。また、1本のコンベア本体に1駆動の駆動
装置を設けていたので、製造コストも高く、設置スペー
スも広くなり、これらの改善が求められていた。
されたものであり、複数列のベルトを並列して駆動させ
るベルトコンベアに関し、各ベルトの蛇行を防止すると
同時に、構造を合理的に簡素化することにより、製造コ
ストの低減を図ることのできるベルトコンベアを提供す
ることにある。
のベルトコンベアは、複数の搬送路、即ち複数のベルト
を並列した状態で具備するコンベア本体を一体的に構成
してある。このコンベア本体における両端部には、各搬
送路のベルトを架設するローラ(若しくはナイフエッ
ジ)を一対ずつ設けてある。これらのローラ間には、各
々無端状のベルトを架設する。ローラ間に掛け渡した各
ベルトは、平面的に形成されるフレームの支承面により
下から支承され、複数の搬送路を構成するベルトの往路
が複数本並列した状態となる。
ルトの復路側には、コンベアの左右両側部間に亘る駆動
ローラを軸支してある。この駆動ローラは単一な駆動源
により駆動回転する。また、駆動ローラの下面側の外周
には、各搬送路を構成する複数本のベルトの復路側を掛
け回してある。また、駆動ローラ外周の一側と他側とに
は、一対のスナップローラを配設してあり、上記駆動ロ
ーラの外周面に対して各々接離可能に支承してある。そ
して、両スナップローラは、付勢手段による付勢力によ
り、駆動ローラ外周の一側と他側に対して常時押圧し、
駆動ローラの外周に掛け回した復路側のベルトが駆動ベ
ルトの外周面に圧着した状態に保つ。よって、駆動ロー
ラを駆動回転させると、その駆動力が駆動ローラの外周
面に圧着される各ベルトに伝わり、複数本のベルトが1
本の駆動ローラにより同時に回転駆動する。
た請求項記載のベルトコンベアと同様に構成されるが、
駆動ローラは、各搬送路のベルトが掛け回される範囲ご
とに分割し、これらの分割ローラを同芯させた状態で個
々に軸支して成る。換言すると、駆動ローラは、個々に
回転する複数の分割ローラを同軸上に配置することによ
り構成してある。上記分割ローラの軸端部には、各々固
定歯車を設けてある。この固定歯車は分割ローラと一体
化して回転する。また、隣り合う分割ローラの軸端部に
設けた固定歯車同士の間には中間歯車を介在してあるた
め、隣り合う分割ローラの回転方向は、中間歯車を介し
て逆回転することになる。即ち、正回転するベルトの隣
りのベルトは、逆回転することになる。尚、請求項3記
載のベルトコンベアの説明は、発明の実施の形態の欄で
合わせて説明する。
基づいて説明する。図1及び図2にて示すコンベアは、
センタードライブ型のベルトコンベアAであり、幅の広
いフレーム1に2本のベルト3a,3bを掛け渡し、2
本の搬送路a1,a2が並列するように構成してある。
このベルトコンベアAのコンベア本体aは、2本の搬送
路a1,a2を配置するように幅広く形成したフレーム
1をアルミの押し出し成形により一体に成形してある。
尚、上記したフレームは押し出し成形のものに限定する
ものではなく、既存のどのような構造を用いてもよい。
フレーム1は、搬送路a1,a2を構成する2本のベル
ト3a,3bを下から全面的に支承する平面状の支承面
1aを形成すると共に、該支承面1aの左右両側に沿っ
て平行に延びる桟部1bを一体に成形してある。上記し
たフレーム1は、平面状に形成した支承面1aにより、
2本平行状に配置したベルト3a,3bを下から全面的
に支承している。
両端部には、搬送路a1,a2に対応する位置に折り返
し用のテールローラ2aと2bとを各々2本ずつ軸支
し、これらテールローラ2a,2bの間に無端状に形成
した両ベルト3a,3bを各々掛け回してある。尚、上
記した両テールローラ2a,2bは、外径の一定なスト
レートローラを用いている。しかし、上記したテールロ
ーラはクラウニング加工したものを用いてもよい。ま
た、テールローラ2a,2bを軸支する軸支部材2cに
は、ベルト3a,3bテンションを調節するテンション
調節機構を設けていない。これは、ベルト3a,3bの
テンションを後述する駆動ユニットCにより保つことが
できるからである。
a,2b間に掛け回した2本のベルト3a,3bの往路
側は、フレーム1の支承面1aにより下側から支承する
ことにより、水平な平面を維持する。また、両ベルト3
a,3bの復路側は、両フレーム1の略中央に下方へ突
出する形で設置した駆動ユニットCの内部に引き込んで
ある。両ベルト3a,3bは、駆動ユニットCが具備す
る駆動ローラ7の下面側に共に掛け回し、スナップロー
ラ8a,8bによりそれぞれ両側から押圧する。これに
より、駆動ローラ7の外周面に両ベルト3a,3bが強
く密着し、駆動ローラ7の駆動力がベルト3a,3bに
伝達されて、両ベルト3a,3bが駆動回転する(図
3)。
に垂下する形で取り付け支持した両支持板53a,53
bには、各々駆動ローラ7を軸支するための軸受け部5
4a,54bを設け、これらの間に、駆動ローラ7を水
平に横架して回転自在に軸支してある(図4)。駆動ロ
ーラ7の支軸7bの一端部は、上記軸受け部54aを貫
通して外側に突出させ、その突出部にタイミングプーリ
71を取り付けてある。また、タイミングプーリ71の
隣りには減速機4a付の駆動モータ4を装着してある
(図1,図2)。
ーリ41を装着し、このタイミングプーリ41と上記駆
動ローラ7のタイミングプーリ71との間を無端状のタ
イミングベルト43により連絡してある。よって、上記
駆動モータ4を駆動回転させると、この駆動力が駆動ロ
ーラ7に伝達され、同駆動ローラ7が所定の回転数で駆
動回転する。そして、駆動ローラ7の駆動が2本のベル
ト3a,3bに伝達され、同時に回転することになる。
即ち、本実施例のベルトコンベアAは、1個の駆動モー
タ4により2本のベルト3a,3bを同時に駆動するこ
とができる。また、一個の駆動モータにより複数のベル
トを回転駆動しているので、駆動源の設置スペースを小
さくすることができ、結果的にベルト本体aをコンパク
トにまとめることができる。尚、本実施例は、減速機の
出力軸と駆動ローラとの間の動力伝達手段としてタイミ
ングプーリを使用している。しかし、この動力伝達手段
は、タイミングプーリ以外の手段、例えばプーリとVベ
ルト、スプロケットとチェーン等を用いてもよい。
ーラ7の下面側外周に掛け回してある(図3)。また、
駆動ローラ7両側のベルト3a及び3bを掛け回した位
置には、一対となる支持アーム9a,9bを各々配置し
てある。即ち、2組の支持アーム9a,9bを設置して
ある。上記支持アーム9a,9bの先端部には各々スナ
ップローラ8a,8bを軸支し、該ローラを駆動ローラ
7の一側と他側とに配置する。そして、両スナップロー
ラ8a,8bにより、ベルト3a,3bの復路側を掛け
回してある駆動ローラ7を各々両側から挟持して弾性的
に押圧せしめている。
取付支持した一対のスナップローラ8a,8bは、図3
にて示すように駆動ローラ7外周の幾分上面側に当接す
るように構成してある。また、両支持アーム9a,9b
の下端部は、上端部と同様に中央へ向けて略円弧状に屈
曲形成してあり、その屈曲部の下端部に、後述する支承
部10の支承凹部11内に嵌合する断面略Ω形の枢支体
20を一体に突設してある。支承部10は、両支持アー
ム9a,9bの下端部を回動可能に支承する部位である
と共に、その中央にはカム30を回動可能に挟持する間
隙10bを設けてある(図3,図4)。両支承部10は
支承凹部11を形成してある。両支承凹部11は、上面
が開口する略C形の凹溝であり、且つ両支持アーム9
a,9bの枢支体20の外径よりも一回り大きな径の円
弧状の溝として形成してある。
には、所定の厚みに形成したポリエチレン等の合成樹脂
からなるブッシュ21を内嵌する。そして、上記支承凹
部11内に両支持アーム9a,9bの枢支体20を嵌入
して、ブッシュ21の内側に嵌合することにより、両ア
ーム9a,9bの下部を支承凹部11内にて回動可能に
支持している。また、両支持アーム9a,9b下端の屈
曲部の先端部には、カム当接部31を支承部10の中央
へ向けて各々一体に突設し、これらの下面にカム30の
外周面が当接する当接面31aを形成してある(図
3)。
ーム9a,9bのカム当接部31の直下には、図4にて
示すような外周形を有するカム30を嵌入して回動可能
に軸支してある。カム30は、ポリエチレン等の合成樹
脂等を用いて形成し、側面の所定箇所に支軸32を水平
に貫通せしめて回動可能に支持してある。両支持アーム
9a,9bには取り付けシャフト62を止着し、この取
り付けシャフト62の間にコイルスプリング60を掛止
してあり、このコイルスプリング60の復元力を利用し
て両支持アーム9a,9bが互いに接近するように付勢
力を加えている(図4)。
おいて、ベルト3a,3bを取り外す際には、カム30
を操作する。即ち、カム30の外周に穿設した孔33に
適宜外径の棒材34、若しくはプラスのドライバー等を
挿入し、正方向へ90゜回動する。これにより、カム3
0外周面が両作動アーム9a,9bの当接面31aを押
し上げ、上記両作動アーム9a,9bの当接面31aに
接した状態にて、カム30の回動が停止する。この操作
は、ベルト3a側と3b側の双方にて同様に行なう。
ベルがコイルスプリング60による付勢力に抗して所定
量上方に移動する。これにより、両作動アーム9a,9
bが拡開し、先端の両スナップローラ8a,8bの間隔
が駆動ローラ7の外径よりも広がった状態、即ち、両ベ
ルト3a,3bを弛ませて取り外しできる状態となる
(図3仮想線)。
着する際には、上記したカム30を逆方向へ90゜回動
せしめることにより、カム30による付勢力が解かれ、
開いた状態にあった両作動アーム9a,9b及び両スナ
ップローラ8a,8bがコイルスプリング60の付勢力
により再び引き寄せられ、図3にて示す作動状態に復帰
する。即ち、ベルト3a,3bの取り付け,取り外し作
業を極めて簡単に行なうことができる。
は、両ベルト3a,3bに対応して各々に設けた作動ア
ーム9a,9bのスナップローラ8a,8bが、駆動ロ
ーラ7の外周に掛け回したベルト3a,3bに圧接され
る。そして、駆動ローラ7を駆動回転させると、ベルト
3a,3bとの間に生じる摩擦力により両ベルト3a,
3bが同期した状態で回転し、並列する搬送路a1若し
くはa2上に載置された搬送物がコンベア始端から終端
へ向けて搬送される。尚、上記した駆動ローラ7の直径
を部分的、若しくは全長に亘って変更することにより、
各ベルトの搬送速度を任意に変更することができる。ま
た、上記スナップローラの幅を変更することにより、幅
の異なるベルトを使用することも可能である。
は、その幅を対応するベルト3a,3bの幅よりも狭く
設定し、且つ同スナップローラ8a,8bを常時駆動ロ
ーラ7の外周に掛け回したベルト3a,3bに対して常
時押圧せしめることにより、作動中においてベルト3
a,3bの両側に加わる張力を安定方向に作用させるこ
とができ、これにより、作動中においてベルトに生じる
蛇行運動を効果的に防止することができる。よって、ベ
ルトコンベアAは、両テールローラ2a,2bにクラウ
ン加工等の特別な加工を必要とせず、ストレートローラ
で十分対応することができる。尚、スナップローラによ
るベルトの蛇行防止機構は、本願出願人が出願した特願
2000−90482号で述べられているベルトコンベ
アの主要構成、及び作用,効果と全く同様なものであ
る。
の押圧により生じるテンション作用は、ベルト3a,3
bに適宜な張力を常時与えることができる。そのため、
本実施例のベルトコンベアAは、テールローラ2a,2
bの軸支構造にテンション調節機構を設けなくとも支障
を生じることはなく、ベルト3a,3bの張力調節に関
してはメンテナンスフリーである。尚、上記したテール
ローラ2a,2bは、ナイフエッジに換えてもよく、こ
の場合においても、上述した蛇行防止機能を効果的に発
揮することができる。
アA2について説明する。このベルトコンベアA2は、
前記したベルトコンベアA1と同様に構成したものであ
るが、駆動ローラ70は中央にて分割して、分割ローラ
70aと70bと成し、これら両分割ローラ70a,7
0bを同軸上に配置することで構成している。また、上
記分割ローラ70a,70bの支軸71a,71bの端
部には、各々傘歯車72a,72bを取り付け、同傘歯
車72a,72b同士の間に、中間歯車73を介在し
て、両傘歯車72a,72bと歯合せしめてある。
板53aと53bとの間に架設した支柱75の中央部に
下を向けた状態で回転可能に軸支する。また、両分割ロ
ーラ70a,70bの支軸71a,71bは、支持板53
aと支持部材56aとの間、及び支持板53bと支持部
材56aとの間にて水平に軸支し、フレ−ム1中央側の
端部に傘歯車72a,72bを向かい合わせた状態で取
り付け固定してある。これらの傘歯車72a,72bの
間には、上記した中間歯車73を上方から歯合せしめ、
両傘歯車72a,72bの間における動力を伝達してい
る。
2bの間に中間歯車73を介在させることにより、傘歯
車72a,72bと一体化する分割ローラ70a,70
bの回転方向が逆になる。即ち、このベルトコンベアA
2は、搬送路a1,a2相互の搬送方向を逆にすること
ができる。このように、搬送路a1,a2を並列させ、
相互の搬送方向を逆にしたベルトコンベアAは、ターン
コンベアDと組み合わせることにより、クーリングライ
ンやエージングライン等として使用すると好適である
(図8-a,図8−b)。また、上記したベルトコンベ
アA2は、中間歯車73を設ける分、フレーム1の幅を
広くしているので、ベルト3a,3bの間に検査装置等
を設置することも可能である。
A2では、2本のベルト3a,3bを設けたが、本発明
の主旨によれば、ベルトの本数、即ち搬送路の本数は2
本以上何本並設してもよく、例えば図5にて示すベルト
コンベアA3のように3本のベルトを並設しても、さら
に、4本以上のベルトを並列して搬送路を構成してもよ
い。また、ベルトコンベアを3本のベルトを並列して構
成した場合、例えば2本のベルトの搬送方向と、残る1
本のベルトの搬送方向とが逆となるように構成すること
もできる。
ンベアは、複数の搬送路を構成する一体的なコンベア本
体と、単一駆動の駆動ローラとを具備し、付勢手段によ
り一対のスナップローラを、ベルトを掛け回した駆動ロ
ーラ外周の一側と他側とに常時押圧して、駆動ローラの
外周面に各ベルトの復路側を圧着したものであるから、
単一駆動の駆動ローラを駆動回転することにより、その
駆動力を駆動ローラの外周面に圧着される各ベルトに伝
え、複数の搬送路を構成する各ベルトを1本の駆動ロー
ラにより同時に回転駆動せしめることができる。従っ
て、本発明のベルトコンベアは、一体的なコンベア本体
と、一個の駆動源により駆動ローラを駆動しつつ、コン
ベア本体上に配置される複数本のベルトを同時に回転駆
動するものであるから、従来のものと比較すると、駆動
源及びそれに付随するものを単一化することによる構造
の簡素化により、製造コストを大幅に低減できる。ま
た、スナップローラによる付勢力により、各ベルトに常
時一定した張力を与えることができるので、特別にベル
トのテンション機構を設ける必要もなく、ベルト張力の
調整作業もなく、メンテナンスフリーである。
たように、単一駆動の駆動ローラは、各搬送路に対応す
る部分毎に分割し、これらの分割ローラを同軸上に配置
した状態で軸支して構成し、且つ隣り合う分割ローラの
軸端部に固定した固定歯車同士の間に中間歯車を介在し
たものであるから、一体的なコンベア本体と、一個の駆
動源により各分割ローラを駆動して、コンベア本体上に
配置される複数本のベルトを同時に回転駆動することが
でき、さらに、隣り合うベルト同士の間で逆回転させる
ことが可能となる。よって、本発明のベルトコンベア
は、請求項1記載のベルトコンベアと同様に、構造の簡
素化により製造コストを大幅に低減できると共に、スナ
ップローラによる付勢力により、各ベルトに常時一定し
た張力を与えることが可能となるので、特別にベルトの
テンション機構を設ける必要もなく、ベルト張力の調整
作業もなく、メンテナンスフリーである。また、本発明
のベルトコンベアは、隣り合うベルト同士の間で逆転す
ることから、特にターンライン,エ−ジング,クーリング
ライン用として好適に用いることができる。
たように、各搬送路のベルトを掛け回した駆動ローラ外
周の一側と他側とに、支持アームの先端に軸支したスナ
ップローラを各々に当接せしめ、これらのスナップロー
ラを付勢手段の付勢力をもって、ベルトを掛け回した駆
動ローラ外周の一側と他側に常時押圧するように構成し
たものであるから、上記付勢手段の付勢力によりベルト
に常時一定した張力を与えることができる。したがっ
て、各ベルトに張力を与えるテンション機構を特別に設
ける必要がなくなり、同ベルトの張力の調整作業も非常
に楽になる。また、上記スナップローラーの幅をベルト
の幅よりも狭くすることにより、駆動回転中のベルトが
外力を受けた際等に生じるベルトの蛇行を敏速に収束す
る機能を具備する。よって、コンベア本体の両端に設け
るローラ、及び駆動ローラに、クラウニング加工や、ベ
ルトの幅の限定、さらにベルトに蛇行防止用の桟を設け
る等の特別な加工を施す必要がなくなる利点がある。
図。
断側面図。
断正面図。
す平面図。
アを示す平面図。
断正面図。
ベアを用いて構成したエージングラインを示す平面図,
(b)同ベルトコンベアを複数台利用して構成したクー
リングラインを示す平面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の搬送路を並列して構成するコンベ
ア本体を一体的に構成し、該コンベア本体の両端部にお
ける各搬送路に対応する位置に各々一対となるローラを
設け、これらローラ間に各々無端状のベルトを架設し、
各ベルトの往路側をコンベア本体上面の支承面により下
から支承して複数の搬送路を並設し、上記コンベア本体
の下部に、同コンベアの左右両側部間に亘る単一駆動の
駆動ローラを軸支し、上記各搬送路のベルトの復路側を
この駆動ローラの下面外周に各々掛け回し、この駆動ロ
ーラ外周の一側と他側とに、各々スナップローラを配設
して、上記駆動ローラの外周面に掛け回した各々のベル
トに対して接離可能に支承し、該スナップローラを駆動
ローラの外周の一側と他側とに常時押圧せしめる付勢手
段を設け、複数の搬送路を構成する複数のベルトを上記
駆動ローラにより駆動回転するように構成したベルトコ
ンベア。 - 【請求項2】 複数の搬送路を並列して構成するコンベ
ア本体を一体的に構成し、該コンベア本体の両端部にお
ける各搬送路に対応する位置に各々一対となるローラを
設け、これらローラ間に各々無端状のベルトを架設し、
各ベルトの往路側をコンベア本体上面の支承面により下
から支承して複数の搬送路を並設し、上記コンベア本体
の下部に、同コンベア本体の左右両側部間に亘る単一駆
動の駆動ローラを軸支し、上記駆動ローラは、各搬送路
毎に分割すると共に、これらの分割ローラを同軸上に配
設した状態で軸支して成り、且つ、隣り合う各分割ロー
ラの軸端部に固定した固定歯車同士の間に中間歯車を介
在し、上記搬送路のベルトの復路側を対応する各々の分
割ローラの下面外周に掛け回し、各分割ローラ外周の一
側と他側に、一対のスナップローラを配設して、各々の
分割ローラの外周面に対して接離可能に支承し、各スナ
ップローラを分割ローラの外周の一側と他側とに常時押
圧せしめる付勢手段を設け、複数の搬送路を構成する複
数のベルトを各分割ローラにより所定方向へ回転駆動す
るように構成したベルトコンベア。 - 【請求項3】 各搬送路のベルトを掛け回した駆動ロー
ラ外周の一側と他側とに、一対の支持アームを揺動可能
に配設し、これら支持アームの先端部に、対応するベル
トよりも幅の狭いスナップローラを各々回転自在に軸支
し、このスナップローラは、駆動ローラ外周の一側と他
側とに当接せしめると共に、両支持アーム同士を接近せ
しめる方向に付勢する付勢手段により、ベルトを掛け回
した駆動ローラ外周の一側と他側とに常時押圧せしめて
成る請求項1又は2記載のベルトコンベア。
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