JP3076298B2 - ローラコンベア - Google Patents

ローラコンベア

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JP3076298B2
JP3076298B2 JP10082086A JP8208698A JP3076298B2 JP 3076298 B2 JP3076298 B2 JP 3076298B2 JP 10082086 A JP10082086 A JP 10082086A JP 8208698 A JP8208698 A JP 8208698A JP 3076298 B2 JP3076298 B2 JP 3076298B2
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良輔 三田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば生産ライン等
に用いるローラコンベアに関し、物品を同時に異方向や
双方向へ搬送させる等物品の搬送方向を設定する自由度
に富んで搬送速度の制御も容易であり、またコンベアの
製作および組立が容易で保守、点検が迅速且つ確実に行
え、さらにコンベアの薄形化とコンパクト化をはかろう
とする。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば生産ライン、組立ライン、
検査ライン等において物品を運搬するのに例えばローラ
コンベアが用いられている。このローラコンベアは、モ
ータを駆動源として用いないものとして物品を運搬する
のにコンベアに傾斜をつけ、この傾斜に伴う落下により
物品を運搬するものであった。ところが、この形式のロ
ーラコンベアは傾斜角度を緩急、変化させる以外に物品
の移動速度を制御することができなかった。またモータ
を駆動源としてローラを支持する回転軸を回転させる形
式のローラコンベアには、例えば図15および図16に
示すものがある。このローラコンベアは、ローラaが嵌
挿され、対向するフレームbに回転可能に取付けられた
多数の回転軸cの一端にスプロケットdを装設し、この
スプロケットdにフレームbの下方に設けたモータM′
の回転力を受動して回転する無端状のチェーンeを捲回
することにより始端側(図15において左端側)および
終端側(図15において右端側)に配置したスプロケッ
トd,dを含めてその中間に設けられる多数のスプロケ
ットd,d…の少なくとも上方側の外周d1 および下方
側の外周d2 に無端状の紐状部品としてのチェーンeを
噛合する。またモータM′の駆動力を始端側または終端
側の何れかの回転軸cに伝達するのには、例えばモータ
M′のスプロケットd″を有するモータシャフトm′
と、図15において始端側に位置する回転軸cに装設し
たスプロケットd′と、このスプロケットd′に捲回さ
れる無端状の紐状部品としてのチェーンe′が用いられ
るほか、ベルト車と、このベルト車に捲回まわされるベ
ルトが用いられる。そしてモータM′が回転駆動してチ
ェーンe′を介してスプロケットd′と、このスプロケ
ットd′に同軸に設けたスプロケットdが回転される
と、チェーンeを介してこのスプロケットdを含めて全
てのスプロケットd,d…がモータM′からの駆動力を
受動して回転される。このため、回転軸cはローラaと
一体に回転されるので、ローラa上に載置される物品F
はコンベア上を上流側(図15および図16において左
側)から下流側(図15および図16において右側)に
向けて搬送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
および図16に示す上記従来のローラコンベアは、単一
のコンベアにおいて物品Fを上流側から下流側に搬送す
るものであり、物品Fの搬送方向は上流側から下流側に
同方向に限って搬送されるのにすぎない。このため、単
一のコンベアにおいて物品Fを同方向に搬送するのはも
ちろん、双方向に搬送するという自由度はなく、また物
品Fの集合や分離を行ったり、さらには斜行して物品F
を搬送するという組合せ使用をするには生産ライン等が
大規模化して複雑になり、ラインの敷設には大面積が必
要としていた。また上記従来のコンベアは、製品管理や
製品加工に用いるために物品Fを搬送する場合に、複数
個の物品Fがローラa上を同速度にて一度に運搬される
ので、検査により不合格な物品Fを取り除いたり、必要
な加工作業を物品Fに施すのに物品Fの搬送速度を制御
したり、加工に必要な物品Fをコンベアの運転を止めず
に続行した状態で一時、ストップさせることができなか
った。仮に物品Fをストップさせると、後続の物品Fに
先行する物品Fが押圧されて変形したりあるいは破損し
たり、傾倒することにより物品Fが混乱するという不都
合があった。また図15および図16に示す上記従来の
ローラコンベアは、フレームbに多数取付けられている
回転軸cを回転駆動するための駆動機構は、フレームb
の下面に配置されるモータM′の駆動力をチェーンe′
とスプロケットd′,d″との動力伝達部品を用いて何
れかの回転軸c(図15および図16では始端側の回転
軸c)にモータM′の回転駆動力を伝達することにより
回転させ、それから回転軸c…の一端にスプロケット
d′と同軸に装設したスプロケットdを含めて多数のス
プロケットd…に捲回される無端状のチェーンeを介し
て全ての回転軸c…を回転する構造である。このように
回転軸cを回転駆動するための駆動機構をフレームbの
下方に全て設ける構造のためコンベアのテーブルの高さ
h′が高くなり、例えば物品整列装置等のほかの機械に
対するコンベアの組付けの際に一定の制限を受けること
になる。しかもコンベアのテーブルまでの高さh′が高
いことで、物品に対する製品加工や製品管理を行うの
に、コンベアから作業者の眼下までの距離が短くなり、
物品の検査作業や加工作業がしずらく、作業能率が悪く
なっていた。
【0004】本発明は上記従来の不都合を解決し、単一
のコンベアでの物品の搬送方向を同時に異方向の双方向
に搬送、また物品の集合や分離、さらには斜行する等
のコンベアの組合せ使用の自由度に富み、しかもライン
自体が大規模化せず、敷設に大きな面積を占めることな
く、また物品の搬送速度の制御が容易であり、そしてコ
ンベアの製作および組立が容易で部品の共用化がはか
れ、しかも保守、点検が容易且つ確実に行え、さらには
コンベアの薄形化とコンパクト化をはかってほかの機械
に対する組付けが便利で、物品の検査、加工等の作業性
を向上し、製作費および組立費は安価なローラコンベア
を提供しようとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
なされ、その請求項1は、ローラを支持し、フレームに
回転可能に取付けられる多数の支軸と、該支軸の側端に
所定配列に装設される回転受動部品と、駆動源としての
モータと、コンベアの長手方向外側に配置され、前記回
転受動部品に捲回わされることにより前記モータの駆動
力を受動して前記回転受動部品を回転させる共用の無端
状の紐状部品とを備えたローラコンベアにして、前記回
転受動部品がベルト車であり、無端状の紐状部品が該ベ
ルト車に噛合される歯状部を内周および外周に形成され
たタイミングベルトであり、単一のコンベアを幅方向の
数領域に区分し、該領域では前記支軸はフレームに回転
自在に取付けられる回転軸であり、前記回転軸にローラ
はコンベアの幅方向に隣接する領域相互間では1ピッチ
づつ位相をずらし且つコンベアの長手方向において1つ
おきに遊挿して取付けられ、前記回転軸の一側端に前記
ベルト車は装設され、該ベルト車の上方側の外周または
下方側の外周に前記タイミングベルトは係合可能に所定
配列にて捲回され、単一の前記モータの駆動力を受動し
て回転する共用のタイミングベルトを介して前記領域で
の前記回転軸を異方向に回転させて物品を単一のコンベ
アの異なる領域にて相反する方向に搬送することを特徴
とするという手段を採用した。
【0006】また本発明の請求項2は、請求項1におい
てコンベアの始端側または終端側に長手方向に隣接して
装設される第1の回転軸と第2の回転軸に装設した第1
ベルト車にモータの駆動力により回転される無端状の
タイミングベルトを上方側の外周または下方側の外周に
交互に捲回し、3番目以後の後続の回転軸は奇数番目毎
もしくは偶数番目毎に所望配列にて装設した第2のベル
ト車同志と第2のベルト車に同軸に装設した第3のベル
ト車同志とに動力伝達用の第2、第3の紐状部品を各々
捲回するという手段を採用した。
【0007】また本発明の請求項3は、請求項1におい
てフレームに回転可能に取付けられローラを支持する支
軸としての多数の回転軸と、該回転軸の一側端に所定配
列にて装設される第1のベルト車と、駆動源としてのモ
ータと、前記ベルト車の上方側の外周および下方側の外
周に所定本数おきに交互に係合されることによりモータ
の駆動力を第1の前記ベルト車を介して前記回転軸を相
反する方向に回転可能に設けられ、コンベアの長手方向
に沿って設けた共用の無端状をなす第1のタイミングベ
ルトと、第1の前記ベルト車を一側端に有した前記回転
軸間に所望配列にて設けた残りの回転軸の他端端に装設
される第4のベルト車と、第1のベルト車の上方側の外
周から下方側の外周に、または下方側の外周から上方側
の外周にかけて第1の前記タイミングベルトが捲回わさ
れる方向変更位置に配列する回転軸の他側端に装設した
回転駆動部品と、該回転駆動部品と第4の前記ベルト車
との間に捲回されモータからの動力を伝達する第2の無
端状のタイミングベルトとから成り、単一のコンベアに
て双方向に物品を搬送可能になすという手段を採用し
た。
【0008】また本発明の請求項4は、請求項3におい
て第1のベルト車を一側端に装設する回転軸は、同方向
に回転する回転軸と異方向に回転する回転軸とに分担さ
れ、これらの同方向の回転軸と異方向の回転軸とは2本
で1組をなしてコンベアの長手方向に隣接して設けら
れ、この2本で1組をなす回転軸の間に第4のベルト車
を他側端に設けた残りの回転軸が逆方向に回転可能に配
列されるという手段を採用した。
【0009】また本発明の請求項5は、請求項1におい
て単一のコンベアを長手方向の数領域に区分して該領域
は回転軸が同方向に回転されるか相反する方向に回転自
在に設けられるとともに単一のコンベアが幅方向の数領
域に区分され、幅方向に隣接する該領域ローラは回
転軸に1ピッチづつ位相をずらし且つコンベアの長手方
向において1つおきに遊挿されて取付けられ、回転軸が
相反する方向に回転自在に設けられるという手段を採用
した。
【0010】また本発明の請求項6は、請求項1におい
てローラは回転軸に遊挿され、回転軸に対するローラの
摩擦、係合によりローラは回転されるという手段を採用
した。
【0011】また本発明の請求項7は、請求項1におい
てローラは回転軸に嵌挿されたという手段を採用した。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面に従って本発明の実施の
形態の具体例を説明する。図1ないし図8は物品Fを双
方向に搬送する双方向性のコンベアCに適用した本発明
の第1実施例を示す。1は対向するフレーム2に長手方
向Xに回転可能に取付けられる多数の回転軸であり、こ
の回転軸1には支軸としてローラ3が支持される。回転
軸1はステンレスのような金属により棒状に形成され
る。
【0013】またフレーム2はこの実施例では単一のコ
ンベアCの幅方向Yに数領域、例えば図3および図4で
は3領域K1 ,K2 ,K3 に区分される。このように、
3領域に区分された幅方向Yに隣接する領域K1
2 ,K3 は回転軸1が長手方向Xに沿って隣接する相
互が相反する方向に回転自在に設けられる。またフレー
ム2は左右1対の壁構成材2A,2Aを対向して配置す
ることにより形成され、この壁構成材2A,2Aの高さ
hは、この実施例では約120mm程度の薄形に形成さ
れる。
【0014】またローラ3は合成樹脂により形成され
る。そして例えば図3および図4では回転軸1の軸方向
Jに短筒状に分割された多数が、幅方向に区分された3
領域K1 ,K2 ,K3 にそれぞれ支持される。しかしな
がら、図示されるローラ3は例示であり、図示するもの
に限ることなく回転軸1の軸方向Jに長筒状に形成され
たものを使用されることもある。そして、このローラ3
の配列は、幅方向に区分された3領域K1 ,K2 ,K3
が専用する分だけ、それぞれ分割された多数のローラ3
コンベアの幅方向Yに隣接する領域K 1 ,K 2 ,K 3
相互間では1ピッチづつ位相をずらし且つコンベアの長
手方向Xにおいては1つおきに配挿して回転軸1に取付
けられている。またこの実施例でローラ3を回転軸1に
取付けるのには、図5に示すようにローラ3の取付孔3
a内に回転軸1を遊挿することにより、ローラ3は回転
軸1に対する摩擦、係合により回転され、物品Fを搬送
するようになっている。しかし、これは代表的な実施例
であり、図6に示すようにローラ3は回転軸1に嵌挿さ
れることにより取付けらることもある。
【0015】4は回転軸1の側端に所定配列にて装設
される回転受動部品としてのベルト車であり、このベル
ト車4は駆動源としてのモータMの駆動力を受動して回
転されることにより回転軸1を回転するようになってい
る。この実施例ではベルト車4は、外周全面に歯状部が
形成され、図1および図2に示すようにフレーム2の長
手方向Xに略等ピッチPにて配列された全ての回転軸1
の一側端にベルト車4が装設される。
【0016】5はコンベアCの長手方向Xに沿って設け
られた無端状の紐状部品としてのタイミングベルトであ
り、このタイミングベルト5はゴムまたは合成樹脂等の
可撓性を有する材料により形成される。そして、このタ
イミングベルト5は、内部に所望本数の金属やカーボン
等の線条材を埋め込むことにより引張および圧縮等に対
して強度を発揮するように形成される。そして、このタ
イミングベルト5の内周および外周には、所望個数の前
記ベルト車4の一部の外周、すなわち上方に位置する歯
状部4aかまたは下方に位置する歯状部4bに噛合され
る歯状部5a,5bが図7および図8に示すように形成
されたダブルコグベルト形式のものが使用されることに
より、多数の回転軸1…に上から下また下から上へと交
互に捲回方向を違えて捲回したり、また設置個所が異な
るアイドラ用のベルト車6a,6b,6c,6dに捲回
したり、さらには駆動用のベルト車7に対する捲回作業
が迅速且つ確実に効率的に行え、1本の無端状の紐状部
品として共用化がはかれる。またこの実施例では図1お
よび図2に示すようにタイミングベルト5は、回転受動
部品としての隣接するベルト車4,4の上方側の外周に
位置する歯状部4aおよび下方側の外周に位置する歯状
部4bに上から下および下から上へと掛渡されることに
より交互に無端状のタイミングベルト5の内周に設けた
歯状部5aと外周に設けた歯状部5bとが噛合すること
により係合力を発揮してモータMの駆動力を捲回わした
ベルト車4に伝達するようになっている。
【0017】6a,6b,6c,6dは駆動機構部を形
成するために前記ベルト車4の下方部に所望数個が配置
されるアイドラ用のベルト車であり、このベルト車6
a,6b,6c,6dは前記ベルト車4よりも大径に形
成されることによりタイミングベルト5に適度の張りを
もたせるとともにモータMからの動力の伝達ロスを少な
くするようにしている。7は駆動源として対向するフレ
ーム2,2間に設置される1つのモータMの回転を紐状
部品としての無端状のタイミングベルト5に伝達するた
めの動力伝達部品としての駆動用のベルト車であり、こ
のベルト車7は前記ベルト車4,6a,6b,6c,6
dよりも大径に形成されてモータMのモータシャフトm
に装着されることにより、タイミングベルト5の内周側
の歯状部5aに噛合され、モータMの回転駆動力をタイ
ミングベルト5に有効に伝達し、軽量であり、運転時に
騒音も発生しないようになっている。
【0018】本発明の第1実施例は以上の構成からな
り、モータMが回転駆動してモータシャフトmに装設し
た駆動用のベルト車7が回転すると、アイドラ用のベル
ト車6a,6b,6c,6dを介してタイミングベルト
5は回転される。このため、図7および図8に示すよう
にこのタイミングベルト5の内周または外周に設けた歯
状部5a,5bがベルト車4,4…の上方側の外周また
は下方側の外周に位置する歯状部4a,4bに上から下
また下から上へと交互に噛合されることにより、タイミ
ングベルト5が張り側または弛み側の差がなく弛みを生
ぜず、バラツキがなく平均的な適度の張りをもってベル
ト車4,4…の一部に捲回するので、コンベアCのフレ
ーム2の外側における長手方向Xに多数配列した隣接す
るベルト車4,4…は、タイミングベルト5が回動する
ことにより時計方向および反時計方向の相反する方向に
スリップを生ずることなく伝達ロス等の無駄がなく、良
好な立ち上がりの下で確実に回転される。またタイミン
グベルト5は、軽量であり、騒音を発生することなく、
しかも可撓性を発揮して1本のタイミングベルト5を裏
返して内周側または外周側を共用化することができる。
このように、単一のモータMが回転駆動してベルト車
4,4…が回転するのに伴い、このベルト車4,4…が
一側端に装設され、コンベアCの長手方向Xに隣接して
配列された多数の回転軸1,1…は、伝達ロスが生ずる
ことなく同期して回転するので、トルクにバラツキを生
ずることなく、応答性が良く時計方向または反時計方向
に相反する方向に回転する。
【0019】そして、この実施例ではコンベアCの長手
方向Xに配列され、隣接する回転軸1,1…相互は相反
する方向に回転されるがこれらの回転軸1,1…には
ローラ3がコンベアの幅方向Yに隣接する領域K 1 ,K
2 ,K 3 相互間では1ピッチづつ位相をずらして回転軸
1,1…に配挿され、且つコンベアの長手方向Xにおい
ては1つおきに配挿されて取付けられることにより図3
および図4に示すように単一のコンベアCを幅方向Yに
区分される3つの領域K1 ,K2 ,K3 のうち左右の2
つの領域K1 ,K3 には時計方向に回転される回転軸
1,1…に中間の領域K2 をあけてローラ3が遊挿され
ることになる。このため、このローラ3上に物品Fが載
置されると、回転軸1,1…に対してローラ3は摩擦、
係合することによりモータMからの回転駆動力をローラ
3が受動するため、単一のコンベアCで区分された領域
1 ,K3 では物品F,Fは矢印イに示す方向に搬送さ
れる。同時にコンベアCの幅方向Yに区分される3つの
領域K1 ,K2 ,K3 のうち左右の2つの領域K1 ,K
3 に挟まれる中間の領域K2 には反時計方向に回転され
る回転軸1,1…にローラ3が遊挿されているので、こ
の領域K2 では単一のコンベアCにおいてローラ3上に
載置される物品Fは矢印ロに示す方向に搬送される。こ
のように、図3に示すように単一のコンベアCにおい
て、物品Fは区分された3つの領域K1 ,K2 ,K3
おいて矢印イおよび矢印ロの双方向に搬送される。な
お、図示は単一のコンベアCを幅方向Yに3つの領域K
1 ,K2 ,K3 に区分して物品Fを矢印イおよび矢印ロ
の双方向に搬送するコンベアを代表的に示しているが、
これは例示であり、単一のコンベアCを2個以上の複数
の領域に区分することにより、多数の物品Fを容易に双
方向に搬送することができる。従って生産ライン、組立
ライン、検査ライン等において物品を双方向に搬送する
ことにより物品Fを集合したり、分離したりするのに適
しコンベアのライン設計の自由度がはかれ、組合せ使用
が行なえる。
【0020】またこの実施例では代表的に図5に示すよ
うに多数の回転軸1,1…の軸方向Jに、合成樹脂にて
形成され短筒状に分割された多数のローラ3が遊挿され
ることにより支持されている。従って、コンベアCを製
品管理や製品加工に用いるために多列化してライン上を
搬送されて来る多数の物品Fをストップさせるのには、
コンベアCのローラ3上の搬送路面に対してストップ板
(図には示さず)を出没させたり、作業者が手によって
ローラ3に搬送されて来る物品Fの搬送を一時停止させ
ると、ローラ3に設けた取付孔3a内において回転軸1
…は空転するので、ローラ3および該ローラ3上に載置
されている物品Fは、停止される。しかも搬送されて来
る後続の物品Fが、先行する物品Fに衝突することによ
って後続の物品Fはローラ3上で静止するから、搬送さ
れる物品Fが傾倒したり、破損や変形する等して混乱を
生じないですむ。このため、検査により不合格な物品F
を取り除いたり、必要な加工作業を物品Fに容易に施す
ことができる。
【0021】またローラ3を回転駆動させるための駆動
機構は、対向するフレーム2の壁構成材2A,2Aの間
に配置される駆動源としてのモータMと、このモータM
のモータシャフトmに装設される駆動用のベルト車7
と、コンベアCのフレーム2の外側の所望位置に配置さ
れるアイドラ用のベルト車6a,6b,6c,6dと、
コンベアCのフレーム2に長手方向Xに沿って回転可能
に取付けられた多数の回転軸1…と、これらの回転軸1
…の側端に装設されるベルト車4と、モータMの回転
駆動力を多数の回転軸1…に伝達するためにフレーム2
の外側において捲回わされて長手方向Xに沿って配置さ
れる無端状の紐状部品としてのタイミングベルト5とに
より構成され、コンベアCのフレーム2の高さhにコン
パクトに収まる。このように、フレーム2の高さhであ
る120mm程度の厚みに駆動機構を設ける等によりコ
ンベアC自体を薄形設計することができるので、従来と
は異なりコンベアのテーブルの高さが一定の制限を受け
ることがなく所望の高さに設定することができるため、
物品Fに対する製品加工や製品管理を行うのに、コンベ
アCから作業者の眼下までの距離を短くすることがで
き、物品Fの検査作業や加工作業が容易に行え、作業能
率が向上する。しかも、モータMからの駆動回転力を受
動する駆動用のベルト車7、アイドラ用のベルト車6
a,6b,6c,6d、ローラ3を支持する回転軸1…
の一側端に装設したベルト車4…、さらには無端状の紐
状部品としてのタイミングベルト5はフレーム2の外側
に配置されるので、コンベアCが故障したりした場合の
部品の交換や保守、管理がコンベア全体を分解しないで
コンベアの外側から駆動機構部を部分的に分解するだけ
容易に行え、部品の組付けや交換も効率良く、迅速に
行なえる。
【0022】さらに、図示する実施例では、コンベアC
の多数の回転軸1…の側端に装設する回転受動部品と
してのベルト車4は、その直径Φが同径に形成されたも
のが使用されることにより、回転軸1の回転速度を同速
に回転するものを代表的に説明しているが、単一のコン
ベアCにおいて所望距離を、回転軸1に装設するベルト
車4の直径Φを大小選択して用いることにより無端状の
紐状部品としてのタイミングベルト5に対するベルト車
4の外周の係合寸法を加減して周速度を制御するように
すれば、コンベアCにおける物品Fの搬送速度を容易に
制御することができる。
【0023】図9に示すものは本発明の第2実施例であ
る。この実施例はコンベアCの長手方向Xにわたり、等
ピッチPに配列された多数の回転軸1,1…の一側端に
装設した回転受動部品としてのベルト車4,4…に対し
て図示するようにベルト車4,4…の上方側の外周に位
置する歯状部4a,4a…に無端状の紐状部品としての
タイミングベルト5の歯状部5aを噛合するか、または
図には示さないがベルト車4,4…の下方側の外周に位
置する歯状部4b,4b…に無端状の紐状部品としての
タイミングベルト5の歯状部5bを噛合することにより
コンベアCの長手方向Xに設けた隣接する回転軸1,1
…を同方向に回転させ、ローラ3上に載置される物品F
を同方向に搬送するものである。
【0024】そしてこの実施例のコンベアCは、単一の
コンベアCを長手方向Xまたは幅方向Yに数領域に区分
して物品F,Fを双方向に搬送させる上記第1実施例の
コンベアと組合せ使用をすることにより、物品Fを分離
したり、集合させるのにさらに有益であり、そのほかは
前記第1実施例と同様の構成、作用である。
【0025】図10および図11に示すものは本発明の
第3実施例である。この実施例ではコンベアCの長手方
向Xにわたり、等ピッチPに配列された多数の回転軸
1,1…のうち、コンベアCの始端側または終端側に長
手方向Xに隣接して装設される第1の回転軸1と第2の
回転軸1とに装設した第1の回転受動部品としてのベル
ト車4,4の外周の歯状部に、モータMの駆動力により
回転される無端状の紐状部品としてのタイミングベルト
5を内周に設けた歯状部5aと外周に設けた歯状部5b
とを上方側の外周から下方側の外周、または下方側の外
周から上方側の外周へと噛合して捲回し、3番目以後の
後続の回転軸1,1…は奇数番目毎もしくは偶数番目毎
に所望配列にて第2の回転受動部品としてのベルト車4
Aと、この第2の回転受動部品に同軸に第3の回転受動
部品としてのベルト車4Bとを装設する。そして第2の
回転受動部品としてのベルト車4A同志と、第3の回転
受動部品としてのベルト車4B同志とに動力伝達用の第
2、第3の短径のタイミングベルト5A,5Bを各々捲
回する。このタイミングベルト5A,5Bは、タイミン
グベルト5と同様構造の無端状であるが、その径が小径
に形成されるのにすぎず、そのほかは前記第1実施例と
ほぼ同様の構成である。
【0026】そしてモータMが回転駆動すると、コンベ
アCのフレーム2の外側に配置された無端状の紐状部品
としてのタイミングベルト5が回転するので、このタイ
ミングベルト5の内周側に設けた歯状部5aと外周側に
設けた歯状部5bとに上方側から下方側へ、また下方側
から上方側へと外周に位置する歯状部4a,4bが交互
に噛合されている第1の回転受動部品としてのベルト車
4,4を一側端に設けた第1の回転軸1と第2の回転軸
1とは相互に異なる回転方向に回転する。このためコン
ベアCの長手方向Xに設けられる3番目以後の後続の回
転軸1,1…のうち、例えば長手方向Xにおいて奇数番
目毎もしくは偶数番目毎に所望配列に設けられる回転軸
1,1…の一側端に装設され、第2の無端状の紐状部品
としてのタイミングベルト5Aと第3の無端状の紐状部
品としてのタイミングベルト5Bとが捲回されている第
2の回転受動部品としてのベルト車4Aと、このベルト
車4Aに同軸に設けた第3の回転受動部品としてのベル
ト車4BとはモータMからの回転駆動力を第1の回転軸
1と第2の回転軸1とからタイミングベルト5A,5B
を介して時計方向または反時計方向に回転される。この
ため、対応する回転軸1,1…およびこの回転軸1,1
…に支持されているローラ3も時計方向または反時計方
向に回転される。従って、この実施例では、単一のコン
ベアCを幅方向Yに数領域に区分し、この各領域におい
長手方向Xにおいて奇数番目毎もしくは偶数番目毎に
配列された回転軸1,1…およびこの回転軸1,1…に
支持されるローラ3,3は時計方向または反時計方向に
回転されることにより、物品F,Fを単一のコンベアC
にて矢印イの方向および矢印ロの方向との双方向に搬送
させるのに適する。
【0027】図12、および図13、図14に示すもの
は本発明の第4実施例である。上記第1実施例、第2実
施、第3実施は何れもコンベアCの長手方向Xに取付け
られる多数の回転軸1,1…の一側端に回転受動部品
してのベルト車を装設し、そしてこの回転受動部品に無
端状の紐状部品としてのタイミングベルトを捲回する等
してモータMからの回転力を受動して回転軸1,1…を
回転し、この回転軸1,1…に支持されるローラ3を回
転するようにしているが、この実施例ではローラ3を支
持する多数の回転軸1,1…を回転させるのに、回転軸
1,1…の両側端に回転受動部品等を装設する。そして
この回転受動部品に無端状の紐状部品を捲回するように
して単一のコンベアにおける単一のモータMからの回転
駆動力を負荷を軽減した状態で回転軸1,1…に伝達す
ることによって回転軸1,1…を回転するものであり、
そのほかは前記第1実施例と同様の構成、作用である。
【0028】すなわち、詳細にはフレーム2に回転可能
に取付けられ、ローラ3を支持する多数の回転軸1,1
…と、該回転軸1,1…の一側端に所定配列にて装設さ
れる第1の回転受動部品としてのベルト車4,4;4,
4……と、駆動源としてのモータMと、前記回転受動部
品としてのベルト車4,4;4,4…の上方側の外周に
位置する歯状部4aおよび下方側の外周に位置する歯状
部4bに長手方向Xにおいて所定本数おきに交互に係合
されることによりモータMの駆動力を第1の回転受動部
品としてのベルト車4,4;4,4…を介して回転軸
1,1…を時計方向および反時計方向の相反する方向に
回転可能にするためにコンベアCの長手方向Xの一側端
においてコンベアに沿って設けた共用の無端状をなす第
1の紐状部品としてのタイミングベルト5と、第1の前
記回転受動部品としてのベルト車4,4;4,4…を一
側端に有した前記回転軸1,1…間に所望配列にて設け
られる残りの回転軸1′,1′…の他側端に装設した第
4の回転受動部品としてのベルト車4C′と、第1の回
転受動部品としてのベルト車4,4;4,4…の上方側
の外周に位置する歯状部4aから下方側の外周に位置す
る歯状部4bに、または下方側の外周に位置する歯状部
4bから上方側の外周に位置する歯状部4aにかけて第
1の前記紐状部品としてのタイミングベルト5が捲回さ
れる位置に配列される回転軸1,1…の他側端に装設し
た回転駆動部品としてのベルト車4Cと、該ベルト車4
Cと第4の前記回転受動部品としてのベルト車4C′と
の間に捲回されることによりモータMからの動力をベル
ト車4Cからベルト車4C′に伝達する第2の紐状部品
としてのタイミングベルト5Cとからなる。
【0029】また第1の回転受動部品としてのベルト車
4,4;4,4…を回転軸1…の一側端に配列する場合
の前記所定配列とは、多数の回転軸1…を、同方向に回
転する回転軸1…と異方向に回転する回転軸1…とに分
担してローラ3,3上に載置される物品F,Fに対する
搬送の双方向性を保証するために例えば、この実施例で
は同方向に回転される回転軸1と異方向に回転される回
転軸1とは、2本で1組をなしてコンベアCの長手方向
Xに組毎に隣接して設けられ、しかもこの2本で1組を
なす回転軸1,1;1,1…の間には、残りの回転軸
1′が第4の回転受動部品としてのベルト車4C′を他
側端に装設した状態で配列される。
【0030】そして、この実施例では、モータMが駆動
して回転すると、無端状の紐状部品としてのタイミング
ベルト5が回転するので、図12に示すようにこのタイ
ミングベルト5の内周に設けた歯状部5aと、外周に設
けた歯状部5bとに上方側の外周に位置する歯状部4a
と下方側の外周に位置する歯状部4bとが夫々噛合され
た第1の回転受動部品としてのベルト車4,4;4,4
…は、2個づつが1組をなして時計方向または反時計方
向に回転方向が逆方向にモータMからの回転駆動力がス
リップを生ずることなく、伝達ロスなく確実に回転され
る。このように、このベルト車4,4;4,4…を一側
端に装設している回転軸1,1;1,1…は、時計方向
または反時計方向に回転されるので、これらの回転軸
1,1;1,1…に遊挿されているローラ3,3は時計
方向または反時計方向に回転される。
【0031】しかも第1の回転受動部品としてのベルト
車4,4の上方側の外周に位置する歯状部4aから下方
側の外周に位置する歯状部4bに、または下方側の外周
に位置する歯状部4bから上方側の外周に位置する歯状
部4aにかけて第1の紐状部品としてのタイミングベル
ト5の内周または外周が捲回わされる位置に配列され、
回転軸1の他側端に装設した回転駆動部品としてのベル
ト車4Cから、このベルト車4Cに一側を捲回している
動力伝達用の無端状のタイミングベルト5Cを介してこ
のタイミングベルト5Cの他側が捲回されているベルト
車4C′に単一のモータMからの回転駆動力が受動され
る。
【0032】従って、2本で1組をなし時計方向または
反時計方向に回転される回転軸1,1;1,1…の中間
に配置されるとともにベルト車4C′が一側に装設され
た回転軸1′…は、回転軸1,1;1,1…とは異方向
の時計方向または反時計方向に回転される。そして、図
13に示すように単一のコンベアCを幅方向Yに数領
域、例えば3個の領域K1 ,K2 ,K3 に区分した場合
に、前記のように多数の回転軸1,1…に支持されてい
るローラ3,3…は、時計方向または反時計方向に回転
されるので、左右の2つの領域K1 ,K3 においてはロ
ーラ3,3…上に載置される物品Fは矢印イに示す方向
に搬送されるとともに左右の領域K1 ,K3 の中間に設
けられる領域K2 においてはローラ3…上に載置される
物品Fは矢印ロに示す搬送される。こうして、単一のコ
ンベアCにおいてコンベアの幅方向Xに隣接する3個の
領域K 1 ,K 2 ,K 3 では物品F,F,Fは矢印イおよ
び矢印ロの双方向に搬送され、物品を分離したり集合し
たりする等のコンベアの組合せ使用の自由度に富み、ラ
イン自体が従来のローラコンベアのように大規模化せ
ず、しかもコンベアラインの敷設に大き面積を占めず
に済む。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明はローラを支持し、
フレームに回転可能に取付けられる多数の支軸と、該支
軸の側端に所定配列にて装設される回転受動部品と、駆
動源としてのモータと、コンベアの長手方向外側に配置
され、前記回転受動部品に捲回わされることにより前記
モータの駆動力を受動して前記回転受動部品を回転させ
る共用の無端状の紐状部品とを備えたローラコンベアに
して、前記回転軸がベルト車であり、無端状の紐状部品
が該ベルト車に噛合される歯状部を内周および外周に形
成されたタイミングベルトであり、単一のコンベアを幅
方向の数領域に区分し、該領域では前記支軸はフレーム
に回転自在に取付けられる回転軸であり、該回転軸にロ
ーラはコンベアの幅方向に隣接する領域相互間では1ピ
ッチづつ位相をずらし且つコンベアの長手方向には1つ
おきに配挿されて取付けられ、前記回転軸の一側端に前
ベルト車は装設され、該ベルト車の上方側の外周また
は下方側の外周に前記タイミングベルトは係合可能に所
定配列にて捲回され、単一の前記モータの駆動力を受動
して回転する共用の前記タイミングベルトを介して前記
領域での前記回転軸を方向に回転させて物品を単一の
コンベアの異なる領域にて相反する方向に搬送するよう
にしたので、単一のコンベアで物品を双方向に搬送させ
たり、物品を集合させたり或いは分離させたり、斜行さ
せる等コンベアを同時に多面に活用する自由度に富み、
ライン自体が大規模化せず、敷設には大きな面積を占め
ることなく、しかも物品の搬送速度の制御が容易に行な
える。そしてコンベアの製作および組立が容易でローラ
やタイミングベルト等の部品の共用化がはかれ、しかも
保守、点検が迅速且つ確実に行え、さらにはコンベアの
薄形化とコンパクト化がはかれるので、コンベアを物品
の振り分け装置や整列装置等のほかの機械に対する組付
けが便利になり、物品の検査、加工等の作業性を向上
れ、安価に組立および製作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のローラコンベアの第1実施例を示す側
面図である。
【図2】同じく一部を示す拡大側面図である。
【図3】同じく拡大平面図である。
【図4】同じく拡大正面図である。
【図5】同じく本実施例を構成するローラとローラを支
持する回転軸との一例を示す説明的な拡大側面図であ
る。
【図6】同じくローラとローラを支持する回転軸との他
例を示す説明的な拡大側面図である。
【図7】同じく本実施例に使用されるタイミングベルト
の一部を示す拡大側面図である。
【図8】同じくタイミングベルトの拡大断面図である。
【図9】本発明のローラコンベアの第2実施例を示す側
面図である。
【図10】本発明のローラコンベアの第3実施例を示す
拡大側面図である。
【図11】同じく一部切欠拡大平面図である。
【図12】本発明のローラコンベアの第4実施例を示す
側面図である。
【図13】同じく拡大平面図である。
【図14】同じく拡大正面図である。
【図15】従来のこの種のローラコンベアの一例を示す
側面図である。
【図16】同じく平面図である。
【符号の説明】
1 回転軸 1′ 回転軸 2 フレーム 3 ローラ 4 ベルト車 4A ベルト車 4B ベルト車 4C ベルト車 4C′ ベルト車 4a 歯状部 4b 歯状部 5 タイミングベルト 5A タイミングベルト 5B タイミングベルト 5C タイミングベルト 7 ベルト車 C コンベア F 物品 M モータ K1 領域 K2 領域 K3 領域 X 長手方向 Y 幅方向

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラを支持し、フレームに回転可能に
    取付けられる多数の支軸と、該支軸の側端に所定配列に
    装設される回転受動部品と、駆動源としてのモータと、
    コンベアの長手方向外側に配置され、前記回転受動部品
    に捲回わされることにより前記モータの駆動力を受動し
    て前記回転受動部品を回転させる共用の無端状の紐状部
    品とを備えたローラコンベアにして、前記回転受動部品
    がベルト車であり、無端状の紐状部品が該ベルト車に噛
    合される歯状部を内周および外周に形成されたタイミン
    グベルトであり、単一のコンベアを幅方向の数領域に区
    分し、該領域では前記支軸はフレームに回転自在に取付
    けられる回転軸であり、前記回転軸にローラはコンベア
    の幅方向に隣接する領域相互間では1ピッチづつ位相を
    ずらし且つコンベアの長手方向に1つおきに配挿して取
    付けられ、前記回転軸の側端に前記ベルト車は装設さ
    れ、該ベルト車の上方側の外周または下方側の外周に前
    タイミングベルトは係合可能に所定配列にて捲回さ
    れ、単一の前記モータの駆動力を受動して回転する共用
    タイミングベルトを介して前記領域での前記回転軸を
    異方向に回転させて物品を単一のコンベアの異なる領域
    にて相反する方向に搬送することを特徴としたローラコ
    ンベア。
  2. 【請求項2】 コンベアの始端側または終端側に長手方
    向に隣接して装設される第1の回転軸と第2の回転軸に
    装設した第1のベルト車にモータの駆動力により回転さ
    れる無端状のタイミングベルトを上方側の外周または下
    方側の外周に交互に捲回し、3番目以後の後続の回転軸
    は奇数番目毎もしくは偶数番目毎に所望配列にて装設し
    た第2のベルト車同志と第2のベルト車に同軸に装設し
    た第3のベルト車同志とに動力伝達用の第2、第3の紐
    状部品を各々捲回することを特徴とした請求項1に記載
    のローラコンベア。
  3. 【請求項3】 フレームに回転可能に取付けられローラ
    を支持する支軸としての多数の回転軸と、該回転軸の一
    側端に所定配列にて装設される第1のベルト車と、駆動
    源としてのモータと、前記ベルト車の上方側の外周およ
    び下方側の外周に所定本数おきに交互に係合されること
    によりモータの駆動力を第1の前記 ルト車を介して前
    記回転軸を相反する方向に回転可能に設けられ、コンベ
    アの長手方向に沿って設けた共用の無端状をなす第1の
    タイミングベルトと、第1の前記ベルト車を一側端に有
    した前記回転軸間に所望配列にて設けた残りの回転軸の
    他側端に装設される第4のベルト車と、第1のベルト車
    の上方側の外周から下方側の外周に、または下方側の外
    周から上方側の外周にかけて第1の前記タイミングベル
    が捲回わされる方向変更位置に配列する回転軸の他側
    端に装設した回転駆動部品と、該回転駆動部品と第4の
    前記ベルト車との間に捲回されモータからの動力を伝達
    する第2の無端状のタイミングベルトとから成り、単一
    のコンベアにて双方向に物品を搬送可能になすことを特
    徴とした請求項1に記載のローラコンベア。
  4. 【請求項4】 第1のベルト車を一側端に装設する回転
    軸は、同方向に回転する回転軸と異方向に回転する回転
    軸とに分担され、これらの同方向の回転軸と異方向の回
    転軸とは2本で1組をなしてコンベアの長手方向に相互
    に隣接して設けられ、この2本で1組をなす回転軸の間
    に第4のベルト車を他側端に設けた残りの回転軸が逆方
    向に回転可能に配列されることを特徴とする請求項3に
    記載のローラコンベア。
  5. 【請求項5】 単一のコンベアを長手方向の数領域に区
    分して該領域は回転軸が同方向に回転されるか相反する
    方向に回転自在に設けられるとともに単一のコンベアが
    幅方向の数領域に区分され、幅方向に隣接する該領域
    ローラは回転軸に1ピッチづつ位相をずらし且つコン
    ベアの長手方向において1つおきに遊挿されて取付けら
    れ、回転軸が相反する方向に回転自在に設けられること
    を特徴とする請求項1に記載のローラコンベア。
  6. 【請求項6】 ローラは回転軸に遊挿され、回転軸に対
    するローラの摩擦、係合によりローラは回転されること
    を特徴とする請求項1に記載のローラコンベア。
  7. 【請求項7】 ローラは回転軸に嵌挿されたことを特徴
    とする請求項1に記載のローラコンベア。
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