JPS61267607A - チエ−ンコンベヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、循環走行する搬送チェーンの直線走行部に物
品を載置して搬送するチェーンコンベヤに関し、特に、
物品を搬送チェーンの走行速度より高い、あるいは、そ
れより低い速度で搬送することができるとともに、搬送
チェーンを走行させたま、まで、物品をストッパに突き
当てて停止させることができるチェーンコンベヤに関す
る。

従来の技術 特公昭５８−４６４０６号公報に記載されているように
、チェーン軸上に嵌合したチェーンローラ上に、さらに
大径の搬送ローラを嵌合し、搬送ローラ上に載せた搬送
物の荷重によってチェーンローラをレール上に圧接させ
てチェーンの進行に伴いチェーンローラを回転駆動させ
、該チェーンローラとの摩擦によって搬送ローラを回転
してチェーン速度よりも大なる搬送速度を得るようにな
すとともに、搬送物を停止させた場合、搬送ローラとチ
ェーンローラとの間に滑りを生じて搬送物に対する搬送
ローラの逆転的な空転作用によって搬送物との間にスリ
ップを生ずることなしにチェーンの進行を許容するよう
にしたチェーンコンベヤは公知である。

発明が解決しようとする問題点 しかるに、上記チェーンコンベヤにおいては、チェーン
の走行速度に対して物品の搬送速度を高くするには、搬
送ローラの直径を大きくする必要があるが、搬送ローラ
の直径はチェーン軸の間隔より大きくすることができず
、チェーンの走行速度に対する物品の搬送速度の増速率
には一定の制限があり、物品を高速度で搬送するには、
チェーンの走行速度も高くする必要があって、騒音の発
生が問題となる。

問題点を解決するための手段 本発明は上記問題を解決するための手段として、一対の
スプロケットの間に略水平に掛け渡された無端状の搬送
チェーンを構成する左右一対のリンクプレートの間に差
し渡した支持軸に、互いに相対的回転自由に嵌合した触
転ローラと該触転ローラの最大直径より最大直径が大き
い搬送ローラとを回転自由に嵌合し、前記搬送チェーン
の上側の直線走行部の下面に、無端状の速度制御用ベル
トの上側の直線走行部を前記搬送チェーンと平行に配置
し、該速度制御用ベルトの上面を前記触転ローラが触転
する構成とした。

作用 本発明は上記構成になり、搬送チェーンの走行により搬
送ローラが速度制御用ベルトに対して触転するため、速
度制御用ベルトが停止していても搬送ローラに載置した
物品を搬送チェーンの走行速度より高い速度で搬送する
ことができるのであるが、速度制御用ベルトを搬送チェ
ーンと逆方向に走行させると一搬送ローラの回転速度が
高くなって物品をさらに高速度で搬送することができ、
また、速度制御用ベルトを搬送チェーンと同方向に走行
させると、搬送ローラの回転速度が低下して物品の搬送
速度が低下し、速度制御用ベルトの走行速度が搬送チェ
ーンの走行速度より高くなると、搬送ローラが逆方向に
回転して物品の搬送速度は搬送チェーンの走行速度より
小さくなるのであって、速度制御用ベルトの走行と停止
、走行方向の切換え及びその走行速度の制御により物品
の搬送速度を搬送チェーンの走行速度に対して大きな比
率で変更することができる。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。

第１図は本発明の第１実施例の全体の構成を示し、小間
隔を空けた２個１対のスプロケット１、ｌを両端部に夫
々固定した第１駆動軸２と第１従動軸３が夫々軸受によ
り支持されて互いに平行に対設され、第１駆動軸２の２
個１対のスプロケット１．１とこれらに対応する第１従
動軸３の２個１対のるプロケラト１、ｌの間には、２本
の無端チェーン５，５からなる搬送チェーン６ａが水平
に掛け渡されており、第１′ｇｊＡ動軸２と第１従動軸
３の内側には、第１駆動軸２．第１従動軸３に夫々平行
な第２駆動軸７と第２従動軸８が、両側の搬送チェーン
６ａ、６ａの夫々の上下の直線走行部の間を貫通して両
側に突出した両端部を軸受により支持して互いに平行に
対数され、これらの第２駆動軸７、第２従動軸８の両端
寄りには、第１駆動軸２及び第１従動軸３の２個１対の
スプロケット１．１の中間に対応する位置にスプロケッ
ト１よりも小径のスプロケット１０が夫々固定されてお
り、第２駆動軸７と第２従動軸８の対応するスプロケッ
ト１０．１０の間には、無端状の速度制御用チェーン１
２が夫々掛け渡され、この速度制御用チェーン１２の上
下の直線走行部が夫々搬送チェーン６ａの上下の直線走
行部と平行に配置されている。

搬送チェーン６ａは、第２図に示すように、平行に配設
された左右の無端チェーン５．５を構成している夫々の
各リンク同士を、両無端チェーン５．５の両側に到る１
本の長尺な連結ピン１４により互いに屈曲自由に連結す
ることによって、両無端チェーン５，５同士を一体に結
合してなり、この搬送チェーン６ａの隣り合う連結ビン
１４同士の中間には細長い支持軸１５が１両側のリンク
の各リンクプレート１８に形成した透孔１６に挿通され
て連結ピン１４と平行に差し渡されており、この支持軸
１５には、第３図に示すように、左右のリンクの内側で
向い合ったリンクプレート１８゜１８の内側に１両端部
にリンクプレート１８の幅よりも直径の大きい大径部２
０．２０を有し、組み付は上中央で２つ割りにした搬送
ローラ２２が、両端とリンクプレート１８の間に夫々リ
ング１９を介し、中心孔と支持軸１５の間にブツシュ２
３を介して回転自由に嵌装され、この搬送ローラ２２の
中央部の小径部２１の外周には、外径が搬送ローラ２２
の大径部２０よりも小さい触転ローラ２５が相対的回転
自由に嵌装されており、その中央部の外周には浅い案内
溝２６が全周にわたって形成されている。

一方、゛第２駆動軸７及び第２従動軸８のスプロケット
１０．１０の間に掛け渡された速度制御用チェーン１２
を構成する各リンクのリンクプレート２７の外周側の辺
縁には、第３図に示すように。

夫々支持板２８がリンクプレート２７に直角に曲成され
、各支持板２８の上面には保持板３０がねじの締め付け
により固定され、速度制御用チェーン１２の幅方向で対
をなす各保持板３０．３０の向い合った内側には、保持
板３０の下面が速度制御用チェーン１２の長さ方向に一
定厚さだけ削切されて、支持板２８の上面との間に一定
幅の装着空間が構成されており、断面台形をなし、拡幅
した内周側の両側面に帯状の装着部３２を全周にわたっ
て突成した無端状の速度制御用ベルト３３ａが１両側の
装着部３２を夫々速度制御用チェーン１２の両側の装着
空間に嵌入することにより、速度制御用チェーン１２の
外周に装着されており、搬送チェーン６ａの上下の直線
走行部の各触転ローラ２５の案内溝２６に速度制御用ベ
ルト３３ａの上下の直線走行部の外周部が嵌合しており
、速度制御用チェーン１２の上側の直線走行部の下面に
は、速度制御用チェーン１２を構成する各リンク同士を
互いに連結した各連結ピン３５に夫々嵌装されたローラ
３６を支承して、搬送チェーン６ａの上側の直線走行部
を平坦に保つためのレール３７が設けられている。

搬送チェーン６ａは、第１駆動軸２が図示しないモータ
により駆動されることにより、上側の直線走行部の各触
転ローラ２５が速度制御用ベルト３３ａの上側の直線走
行部の上面を触転しながら、一方向に一定速度で循環走
行するようになっており、速度制御用ベルト３３ａは、
第２駆動軸７が、回転速度を制御することができるとと
もに回転方向の切換え可能な図示しない制御モータによ
り駆動されることにより、速度制御用チェーン１２とと
もに正逆両方向に循環走行するようになっている。

次に本実施例の作用を説明する。

速度制御用ベルト３３ａを停止させておいて、搬送チェ
ーン６ａ、６ａを第１駆動軸２の駆動により一方向に一
定速度でａｍ走行させると、搬送チェーン６ａの上側の
直線走行部の各触転ローラ２５が速度制御用ベルト３３
ａの上面を触転することによって各搬送ローラ２２が回
転し、第１図に示すように１両側の搬送チェーン６ａ、
６ａの上面に載置された被搬送物ａはその下面が各搬送
ローラ２２の大径部２０に支承されているため、回転す
る搬送ローラ２２により搬送チェーン６ａの上面を相対
的にその走行方向と同一方向に走行し、このため、被搬
送物ａは、搬送チェーン６ａの走行速度に対し、一定の
比率で増速された速度で搬送される。そして、搬送チェ
ーン６ａの走行速度はそのままにしておき、停止させて
おいた前記速度制御用ベルト３３ａを第２駆動軸７の駆
動により、搬送チェーン６ａの走行方向と逆方向に循環
走行させると、各触転ローラ２５の触転速度が高くなっ
て、各搬送ローラ２２の回転速度が増大するため、被搬
送物ａはさらに高い速度で搬送され、その搬送速度は、
速度制御用ベルト３３ａの走行速度に応じて増減する。

さらに、搬送チェーン６ａの走行速度をそのままにして
お゛いて、今度は速度制御用ベルト３３ａを、第２駆動
軸７を逆転させて搬送チェーン６ａの走行方向と同一方
向に循環走行させると、触転ローラ２５の触転速度が低
くなって各搬送ローラ２２の回転速度が低下するため、
被搬送物ａの搬送速度が低下し、速度制御用ベルト３３
ａの走行速度を搬送チェーン６ａの走行速度に等しくす
ると、触転ローラ２５とともに搬送ローラ２２が回転し
なくなるため、被搬送物ａの搬送速度は搬送チェーン６
ａの走行速度に等しくなり、速度制御用ベルト３３ａの
走行速度が搬送チェーン６ａの走行速度よりも高くなる
と、搬送ローラ２２が逆方向に回転するため、被搬送物
ａが搬送チェーン６ａの上面を相対的にその走行方向ど
反対の方向に走行し、このため、被搬送物ａの搬送速度
が搬送チェーン６ａの走行速度よりも小さくなる。

なお１本実施例においては、搬送チェーン６ａを構成す
る両側の無端チェーン５，５の各リンク同士を互いに屈
曲自由に連結するとともに両側の無端チェーン５．５同
士を一体に結合する連結ピン１４とは別個の支持軸１５
を波けてその支持軸１５に触転ローラ２５と搬送ローラ
２２を嵌合するようにしたため、支持軸１５にはチェー
ンの張力が作用せず、耐久性に優れるとともに、支持軸
１５、触転ローラ２５及び搬送ローラ２２はチェーン本
体を製造した後、別の工程により取り付けることができ
る利点を有するが構造を簡単にするために支持軸１５を
除去し、連結ピン１４に触転ローラ２５と搬送ローラ２
２を嵌合してもよい。

第４図は本発明の第２実施例を示し、本実施例に係る搬
送チェーン６ｂは、プレート幅に対して広い間隔で対応
する２枚１対のリンクプレート４０．４０からなる各リ
ンク同士を連結ビン４１により互いに屈曲自由に連結し
たものであって、各連結ビン４１には、両端部にリンク
プレート４０の幅よりも直径の大きい大径部４３．４３
を有し。

組み付は主中央で２つ割りにした触転ローラ４４がブツ
シュ４５を介して回転自由に嵌装され、中央部の縮径し
た小径部４６の外周には、外径が触転ローラ４４の大径
部４３よりも大きい搬送ローラ４７が相対的な回転自由
に、嵌装されており、この搬送チェーン６ｂは、平行に
対設された図示しない第１駆動軸と第１従動軸の夫々の
両端部に固定された互いに対応する２個のスプロケット
の間に、搬送ローラ４７を各スプロケットの歯に噛合し
て水平に掛け渡されている。第１駆動軸と第１従動軸の
間には前記実施例と同様にこれらの軸に夫々平行な第２
駆動軸と第２従動軸が互いに平行に対設され、これらの
軸の両端部には夫々、小間隔を空けた２個のスプロケッ
トが固定され、第２駆動軸と第２従動軸の対応する２個
のスプロケットの間には、前記実施例と同様の速度制御
用チェーン１２が掛け渡され、その各一対のリンクプレ
ート２７．２７の間に差し渡して取り付けられた支持板
２９によって速度制御用チェーン１２の外周に装着され
た断面台形の各速度制御用ベルト３３ｂの上下の直線走
行部が夫々搬送チェーン６ｂの触転ローラ４４の両側の
大径部４３に対応して搬送チェーン６ｂの上下の直線走
行部に平行に配置され、触転ローラ４４の大径部４３の
中央部の外周に全周にわたって形成された浅い案内溝４
８に速度制御用ベルト３３ｂの外周部が嵌合している。

搬送チェーン６ｂは前記実施例と同様に、第１駆動軸が
モータにより駆動されることによって、上側の直線走行
部の各触転ローラ４４が速度制御用ベルト３３ｂの上面
を触転しながら、一方向に一定速度で循環走行し、速度
制御用ベルト３３ｂも前記実施例と同様に、第２駆動軸
が制御モータにより駆動され、速度制御用チェーン１２
とともに正逆いずれの方向にも任意の速度で循環走行す
るようになっており、本実施例においても、速度制御用
ベルト３３ｂの走行と停止、走行方向の切換え及びその
走行速度の制御により、搬送チェーン６ｂの走行速度を
一定にしたままで被搬送物ａの搬送速度を変更すること
ができるのは前記実施例と同じである。

上記第１及び第２実施例においては、触転ローラ２５（
４４）と搬送ローラ２２（４７）が互いに相対的な回転
自由に嵌合しているため、搬送チェーン５ａ（６ｂ）を
走行させたまま、その上面に載置した被搬送物ａをスト
ッパに突き当てて一時停止させたときに、搬送ローラ２
２（４７）が相対的に逆転して被搬送物ａの下面を触転
し、搬送ローラ２２（４７）が空転して被搬送物ａの下
面を損傷したり、被搬送物ａをコンベヤ上から脱落させ
るのが防止されるのであるが、第２実施例の搬送ローラ
４７は触転ローラ４４の外周に嵌合しているため、被搬
送物ａがストッパに当接して停止し、搬送ローラ４７が
逆転するときにも触転ローラ４４の中心孔の内周の周速
度が搬送時と変わらないのに対し、第１実施例において
は、触転ローラ２５が搬送ローラ２２の小径部２１の外
周に嵌合しており、被搬送物ａをストッパに当てて停止
させたときは、触転ムーラ２５よりも径の大きい搬送ロ
ーラ２２の両端の大径部２０．２０が被搬送物ａの下面
を触転して逆転するため、搬送ローラ２２の中心孔の内
周の周速度が搬送時よりも低くなり、支持軸１５の摩耗
が抑制される利点がある。

また、第１実施例並びに第２実施例において、速度制御
用ベルト３３ａ、３３ｂを、２個のスプロケットの間に
掛け渡された無端状の速度制御用チェーン１２の外周に
装着したため、速度制御用ベルト３３ａ、３３ｂには張
力が作用せず、耐久性に優れる利点がある。

発明の詳細 な説明により明らかにしたように１本発明のチェーンコ
ンベヤによれば、速度制御用ベルトの走行と停止、走行
方向の切換え及びその走行速度の制御により、物品の搬
送速度を搬送チェーンの走行速度に対して大きな比率で
変更することができ、物品を高速度で搬送するのに搬送
チェーンの走行速度を高くする必要がないため、搬送チ
ェーンの高速駆動による騒音の発生が回避される効果を
奏するとともに、触転ローラと搬送ローラとが互いに相
対的回転自由に嵌合しているため、搬送チェーンを走行
させたまま物品をストッパに突き当てて一時的に停止さ
せたときに、物品を支承している搬送ローラが触転ロー
ラに対し相対的に逆転して物品の下面を触転し、物品の
下面が空転する搬送ローラにより損傷するのが防止され
る効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例の全体の構成を示す一部切
欠斜視図、第２図は一部の拡大斜視図、第３図は断面図
、第４図は第２実施例の断面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　一対のスプロケットの間に略水平に掛け渡された無
   端状の搬送チェーンを構成する左右一対のリンクプレー
   トの間に差し渡した支持軸に、互いに相対的回転自由に
   嵌合した触転ローラと該触転ローラの最大直径より最大
   直径が大きい搬送ローラとを回転自由に嵌合し、前記搬
   送チェーンの上側の直線走行部の下面に、無端状の速度
   制御用ベルトの上側の直線走行部を前記搬送チェーンと
   平行に配置し、該速度制御用ベルトの上面を前記触転ロ
   ーラが触転する構成としたことを特徴とするチェーンコ
   ンベヤ ２　前記速度制御用ベルトが走行方向及び／または走行
   速度を変更し得るようになつていることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載のチェーンコンベヤ ３　前記触転ローラが前記搬送ローラの小径部の外周に
   嵌合していることを特徴とする特許請求の範囲第１項ま
   たは第２項記載のチェーンコンベヤ４　前記搬送ローラ
   が前記触転ローラの外周に嵌合していることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項または第２項記載のチェーンコ
   ンベヤ ５　前記速度制御用ベルトが、無端状の速度制御用チェ
   ーンの外周に装着されていることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項、第２項、第３項または第４項記載のチェ
   ーンコンベヤ ６　前記支持軸が前記搬送チェーンのリンクプレートの
   前後方向の中間に差し渡されていることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項または第
   ５項記載のチェーンコンベヤ ７　前記支持軸が前記搬送チェーンの前後のリンクプレ
   ートを屈曲自由に連結する連結ピンであることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項ま
   たは第５項記載のチェーンコンベヤ