JP2002191720A - ゴルフボールおよびその製造方法 - Google Patents

ゴルフボールおよびその製造方法

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JP2002191720A JP2000395398A JP2000395398A JP2002191720A JP 2002191720 A JP2002191720 A JP 2002191720A JP 2000395398 A JP2000395398 A JP 2000395398A JP 2000395398 A JP2000395398 A JP 2000395398A JP 2002191720 A JP2002191720 A JP 2002191720A
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solid core
rubber
rubber composition
crosslinking agent
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Masatoshi Yokota
政利 横田
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴルフボールのソリッドコアに用いられるゴ
ム組成物において、共架橋剤および有機硫黄化合物のゴ
ム組成物中での均一分散性を改善し、ゴム分子主鎖の架
橋形態を調整することによりゴルフボールの反発性能を
高める。 【解決手段】 ソリッドコアと、前記コアを被覆するカ
バーとを有するゴルフボールにおいて、前記ソリッドコ
アは、共架橋剤と有機硫黄化合物を熱可塑性樹脂で被覆
したマイクロカプセルを含有するゴム組成物であること
を特徴とするゴルフボールおよびその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴルフボール、特に
均一性に優れたソリッドゴルフボールさらにその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴルフボールのコアはポリブタジ
エンを主体とするゴム成分に、共架橋剤として不飽和カ
ルボン酸金属塩等、更に有機過酸化物等の架橋開始剤を
混合したゴム組成物を加熱し、ゴム分子主鎖に架橋を形
成することにより製造されている。そして上記不飽和カ
ルボン酸金属塩として一般にアクリル酸亜鉛が用いられ
ている。ゴム組成物の加熱によって、ジクミルパーオキ
サイドのような架橋開始剤が開裂し遊離基を生成し、こ
の遊離基がゴム分子主鎖や共架橋剤を攻撃してゴム分子
主鎖への共架橋剤のグラフト重合や、ゴム分子主鎖間の
架橋が形成されると考えられる。不飽和カルボン酸金属
塩等の共架橋剤のゴム組成物中における分散状態および
ゴム分子主鎖への架橋反応速度は、架橋後のゴム組成物
の基本物性、さらにこれをソリッドコアに用いたゴルフ
ボールの特性に大きく影響する。
【0003】そこで従来アクリル酸亜鉛の粒子表面を高
級脂肪酸あるいは高級脂肪酸金属塩でコーティングし、
ゴム組成物中でのアクリル酸亜鉛の分散性を向上するこ
とが提案されている(特開昭59−141961号公
報、特開昭60−92781号公報)。
【0004】また、平均粒度5μm以下の不飽和カルボ
ン酸金属塩や、粒度分布が0.1〜5μmで、平均粒度
が1〜4.5μmの不飽和カルボン酸塩を共架橋剤に用
いて、ゴム組成物中での不飽和カルボン酸金属塩の分散
性を高めることも提案されている(特開平8−1966
61号公報、特開平9−235413号公報、特開平1
1−57068号公報、特開平11−57069号公
報)。
【0005】これらの技術では、共架橋剤のゴム組成物
中における分散性が向上し、ゴム組成物の硬度を高める
には好ましい方法であるが、微分散してしまう為、反発
性能に最も寄与するゴム分子主鎖相互間の架橋密度が減
少する一方、反発性能にあまり寄与しないゴム分子主鎖
と共架橋剤のグラフト重合の形態が増加し、反発性能が
充分発揮されない。
【0006】一方、反発性能を改善する為、α,β−不
飽和カルボン酸金属塩に有機硫黄化合物を併用する技術
が提案されている(特開平2−297384号公報、特
開平4−109970号公報、特開平9−122273
号公報、特開平10−244019号公報、特開200
0−102627号公報)。かかる技術において、有機
硫黄化合物を添加すると、有機硫黄化合物が架橋開始剤
の遊離基を捕捉し、架橋開始剤の働きを抑制してしまう
ために、反応時間が長くなったり、添加しない場合に比
べ架橋開始剤を多量に配合する必要があり、ゴム組成物
の基本特性を犠牲にする場合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はゴルフボール
のソリッドコアに用いられるゴム組成物において、マイ
クロカプセルを用いることにより共架橋剤の均一分散性
を改善する。更に有機硫黄化合物を共架橋剤と共にマイ
クロカプセル化することにより、共架橋剤によるゴム分
子主鎖へのグラフト重合反応速度を適度に抑制すると共
に、ゴム分子主鎖相互間の架橋反応を優先させ、反発性
能を一層改善したゴルフボールを提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はソリッドコア
と、該ソリッドコアを被覆するカバーとを有するゴルフ
ボールにおいて、前記ソリッドコアは、共架橋剤と有機
硫黄化合物を熱可塑性樹脂で被覆したマイクロカプセル
を含有するゴム組成物で構成されることを特徴とするゴ
ルフボールである。ここで共架橋剤はα,β−不飽和カ
ルボン酸および/またはその金属塩が好適に使用され
る。また有機硫黄化合物はポリスルフィド類、チオフェ
ノール類またはチオフェノール類の二価の金属塩が好ま
しい。そして熱可塑性樹脂は軟化点が80℃〜250℃
の範囲の材料が好ましい。
【0009】次に他の発明はソリッドコアと、該ソリッ
ドコアの周りを被覆するカバーとを有するゴルフボール
の製造方法であって、該ソリッドコアの製造は、(1)
共架橋剤と有機硫黄化合物を熱可塑性樹脂で被覆したマ
イクロカプセルをゴム組成物に混合する工程と、(2)
前記熱可塑性樹脂の軟化点より高い温度で前記ゴム組成
物を加熱し、架橋する工程を含むことを特徴とするゴル
フボールの製造方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係るゴルフボールは、ソ
リッドコアにカバー材として典型的には、アイオノマー
樹脂あるいはトランス1,4−ポリイソプレン(TP
I)などの熱可塑性樹脂を被覆して構成され、前記ソリ
ッドコアのゴム組成物は共架橋剤と有機硫黄化合物を熱
可塑性樹脂で被覆したマイクロカプセルを含有する。
【0011】本発明において、共架橋剤は炭素数3〜8
個のα,βー不飽和カルボン酸、および/またはその金
属塩が用いられる。α,βー不飽和カルボン酸として、
たとえばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマ
ル酸等が挙げられるが、特に反発性能を高めるうえでア
クリル酸が好適である。また上記金属塩として、亜鉛、
ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、アルミニウム
等の金属塩が挙げられ、特に亜鉛塩が好ましい。共架橋
剤として、特にアクリル酸亜鉛が好適にも用いられ、前
記2種類以上を併用することもできる。。
【0012】本発明において、有機硫黄化合物とは金属
含有有機硫黄化合物を含む概念である。有機硫黄化合物
としては、例えばペンタクロロチオフェノール、4−t
−ブチルチオフェノール、2−ベンズアミドチオフェノ
ール等のチオフェノール類、チオ安息香酸等のチオカル
ボン酸類、モノスルフィド、ジスルフィド、ポリスルフ
ィド等のスルフィド類が使用できる。また金属含有有機
硫黄化合物としては、例えばチオフェノール類あるいは
チオカルボン酸類の亜鉛、マグネシウム、ナトリウム塩
等が使用できる。前記モノスルフィドとしてジフェニル
モノスルフィド、前記ジスルフィドとしてジフェニルジ
スルフィド、前記ポリスルフィドとしてジフェニルポリ
スルフィド、例えばジベンジルポリスルフィド、ジベン
ゾイルポリスルフィド、ジベンゾチアゾイルポリスルフ
ィド、ジチオベンゾイルポリスルフィドが挙げられる。
更にこれらのスルフィド類は、前記フェニル基にメチル
基、エチル基、アミノ基、水酸基等の各種置換基を含む
ことができる。
【0013】マイクロカプセルの膜材に使用される熱可
塑性樹脂は、その軟化点が80〜250℃、好ましくは
100〜200℃、特に120〜160℃の温度範囲に
あるものを使用する。なお、軟化点が80℃よりも低い
とゴム組成物の混練の際にマイクロカプセルが破壊する
可能性がある。一方軟化点が250℃を超えると、ゴム
組成物の通常の架橋温度において、マイクロカプセルの
膜材である熱可塑性樹脂が融解せずマイクロカプセルか
ら共架橋剤および有機硫黄化合物が放出されない。した
がって熱可塑性樹脂の種類は加硫温度との関係で選定さ
れることが好ましい。
【0014】本発明でマイクロカプセルの膜材として用
いられる熱可塑性樹脂は、たとえば、ポリスチレン、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ナイロン
樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、エチレン−アク
リル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビ
ニル樹脂、ブタジエン樹脂、ブテン樹脂、ポリカーボネ
ート、ABS樹脂、AS樹脂などを使用することが可能
である。なお、塩化ビニル樹脂などのように塩素系の樹
脂を使用する場合にあっては、有機溶剤に可溶でありし
かも意図する温度域付近に軟化点を有するものが好適で
ある。
【0015】共架橋剤と有機硫黄化合物を熱可塑性樹脂
で被覆してマイクロカプセルを製造する方法としては、
一般に知られるマイクロカプセル化の手法が採用され
る。好適には、液中乾燥法すなわち水中や油中をカプセ
ル化の媒体とし、その中に、芯物質を含有する壁膜物質
溶液を滴状に分散し、溶剤を飛ばして固いカプセル膜を
形成する方法が採用される。この方法では、まず沸点が
水のそれより低く、蒸気圧が大きく、しかも水と混和し
ない溶剤を選び、この溶剤中に壁材ポリマーを溶かす。
この溶液中に芯物質となる水溶液を分散して(W/O)
型の乳化物をつくる。別にカプセル化媒体として保護コ
ロイドを含む水溶液を用意し、これをかきまわしながら
先の乳化物を入れて分散し、〔(W/O)/W〕型の複
合エマルジョンを作る。この系は水溶液滴がポリマー溶
液で囲まれた形のたまが、水中に浮遊している。この系
に加温、減圧、溶媒抽出などの操作を施してポリマーの
溶媒を乾燥させると、ポリマーの固い膜が形成され、マ
イクロカプセルができる。
【0016】また他の方法として採用し得る気中懸濁法
では芯物質(粉末)を気流によって流動化し懸濁させ
て、懸濁粒子表面に熱可塑性樹脂の膜材を乳化させた乳
液として噴霧する。そして懸濁化空気を加熱して溶媒を
蒸発させてカプセル膜を形成させることができる。また
噴霧乾燥法では、熱可塑性樹脂の膜材を乳化させた乳液
に芯材を懸濁させて、その懸濁液を噴霧、微粒子化して
瞬間的に乾燥させて、カプセル化膜を形成させることが
できる。さらに粉体どうしを乾式でカプセル化する方法
(芯材粒子とそれより細かい膜材粒子を混合後、遠心力
などにより衝撃を与え芯材の表面に膜剤を埋め込むよう
にしてカプセル化する方法)などが採用でき、方法は特
に限定されない。
【0017】上記方法で得られたマイクロカプセルは共
架橋剤を70〜95重量%含有することが好ましい。7
0重量%未満の場合、共架橋剤の放出が不充分であり、
一方95重量%を超えると、均一なマイクロカプセルの
製造が困難になる。マイクロカプセル化した共架橋剤の
ソリッドコアのゴム組成物への配合量は、共架橋剤換算
でゴム成分100重量部に対して10〜70重量部、好
ましくは15〜40重量部の範囲である。10重量部未
満では充分な架橋密度が得られず、一方70重量部を超
えると、硬くなりすぎるとともに、ゴム分子の主鎖に共
架橋剤がグラフト重合し反発性能に不利となる。
【0018】次に前記マイクロカプセルは有機硫黄化合
物を0.5〜10重量%含有することが好ましい。0.
5重量%未満の場合、有機硫黄化合物の配合の効果が不
充分であり、一方10重量%を超えるとゴム組成物の物
性低下を伴う。マイクロカプセル化した有機硫黄化合物
のソリッドコアのゴム組成物への配合量は、有機硫黄化
合物換算でゴム成分100重量部に対して0.05〜
5.0重量部、さらに0.1〜3.0重量部、特に好ま
しくは0.3〜1.5重量部の範囲である。
【0019】有機硫黄化合物のS−S結合またはC−S
結合は加熱下で解離して遊離基を生成しやすく、これが
ゴム分子主鎖および共架橋剤に作用して架橋形態に影響
を及ぼす。したがって有機硫黄化合物が0.05重量部
未満の場合、有機硫黄化合物の配合の効果は認められ
ず、一方5.0重量部を超えると架橋密度が低下し、ソ
フト感が得られず、また反発性能も低下する。
【0020】なおマイクロカプセルにおける有機硫黄化
合物の含有量は、好ましくはマイクロカプセル中の共架
橋剤に対して0.3〜10重量部、特に0.3〜7重量
%の範囲が好ましい。
【0021】ソリッドコアのゴム組成物には、マイクロ
カプセル化した共架橋剤のほか、ゴム成分、有機過酸化
物、充填剤などを含有する。ゴム成分としては、天然ゴ
ム、合成ゴムいずれのジエン系ゴムを用いてもよいが、
好ましくはシス−1,4結合を40%以上、好ましくは
70%以上、特に90%以上含有するハイシスポリブタ
ジエンゴムが用いることが好ましい。また、必要に応じ
て上記ハイシスポリブタジエンゴムに、天然ゴム(N
R)、ポリイソプレンゴム(IR)、スチレンブタジエ
ンゴム(SBR)、エチレン・プロピレン・ジエン三元
共重合体(EPDM)などのジエン系ゴムを混合するこ
とができる。
【0022】上記有機過酸化物は主に架橋開始剤として
配合され、ゴム分子主鎖間に架橋を形成する。そして有
機過酸化物による架橋形態が、主に反発性能に寄与する
ため、有機過酸化物の配合量は所望のソリッドコアの特
性を勘案して決定する。有機過酸化物は、例えばジクミ
ルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5
−ジメチルー2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキ
サン、ジ−t−ブチルパーオキサイド等が用いられ、こ
れらのうちジクミルパーオキサイドが好ましい。有機過
酸化物の配合量は、ゴム成分100重量部に対して0.
1〜5.0重量部、好ましくは0.3〜3.0重量部で
ある。0.1重量部未満の場合、架橋密度が低く、硬度
が不充分であり、反発性能が充分でない。一方5.0重
量部を超えると架橋密度が高くなり、硬くなりすぎる。
【0023】上記充填剤としては、主として比重調整の
ために用いられる酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシ
ウムなどの金属塩、タングステン粉末あるいはモリブデ
ン粉末などの高比重金属粉末が挙げられ、更に必要に応
じて老化防止剤などを配合してもよい。
【0024】ソリッドコアの外径は、30〜42mmと
することが望ましく、特に32〜40mmの範囲が好ま
しい。ソリッドコアの外径が30mmよりも小さい場合
は相対的にカバーが厚くなり、カバーを厚くすると反発
性能が低下する傾向があるからである。一方、ソリッド
コアの外径が42mmよりも大きい場合はカバーが薄く
なり、その結果ゴルフボールの成形が困難になるととも
に耐久性が悪くなる。
【0025】さらにソリッドコアは初荷重98Nから終
荷重1275Nをかけたときの変形量が2.5〜5.0
mm、好ましくは2.8〜4.5mmの範囲に調整され
る。2.5mm未満の場合、硬度が高く打球感が好まし
くない。一方、5.0mmを超えると柔らかくなりすぎ
る。
【0026】本発明では、ソリッドコアはソリッドコア
単体の他、ソリッドコアに糸ゴムを巻きつけた糸巻きコ
アのいずれも採用できる。ソリッドコアとしては、1層
構造のコアはもとより、2層以上の多層コアであっても
よい。
【0027】なお、本発明におけるマイクロカプセルを
配合したソリッドコアの体積はゴルフボール全体の体積
に対して、30〜90%の範囲、さらに60〜85%の
範囲とするのが好ましい。30%未満になると本発明の
効果は充分認められない。一方90%を超えると、カバ
ーが相対的に薄くなり、ゴルフボールの耐久性に劣るこ
ととなる。
【0028】前記ソリッドコアのゴム組成物の架橋反応
は、たとえば120〜230℃の温度で10〜50分、
好ましくは130〜200℃で10〜40分、さらに好
ましくは140〜180℃で10〜40分の条件で行わ
れる。そして加熱温度(A)とマイクロカプセルの膜材
である熱可塑性樹脂の軟化点(B)の関係は、(A−
B)が10〜100℃の範囲、さらに20〜90℃、特
に30〜80℃の範囲に設定することが好ましい。
【0029】(A−B)が10℃未満になると共架橋剤
および有機硫黄化合物のマイクロカプセルからの放出が
遅くなって、架橋時間が長くなって生産性が低下する。
一方、(A−B)が100℃を超えると、ゴム組成物の
混練中にマイクロカプセルが破壊し、本発明の効果は達
成できない。
【0030】たとえば、140℃〜170℃で架橋反応
をする場合、軟化点が100〜120℃近傍であるポリ
スチレン、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂を使用する
ことが好ましい。架橋反応は発熱反応である為、架橋温
度は金型への加熱温度よりも高くなる。したがって、架
橋温度はソリッドコア内部の実測値で管理することが好
ましい。
【0031】ソリッドコアのゴム組成物が熱可塑性樹脂
の軟化点以下にある場合、ゴム組成物において共架橋剤
よるグラフト重合反応がおこらないので、混練りから成
形までの時間調整の必要性も少なくなる。
【0032】なお、前記熱可塑性樹脂の軟化点は分析装
置TMAを使用して測定を行う。具体的な軟化点の測定
方法は、板状の熱可塑性樹脂サンプルに対して荷重をか
けた測定針を載置し、5℃/minなどの所定の昇温速
度にて昇温させ、何℃にて測定針がサンプル内に侵入す
るかを測定する。
【0033】本発明のゴルフボールは前記ソリッドコア
にカバーを被覆して構成される。ここで前記カバー組成
物はトランス1,4−ポリイソプレン、アイオノマー樹
脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエス
テル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エ
ラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポ
リスチレン系熱可塑性エラストマー等を単独または混合
して用いることができる。
【0034】前記トランス1,4−ポリイソプレンとは
ポリマー分子中、トランス構造が60%以上含まれるも
のをいう。トランス構造が60%未満のものでは結晶部
分が少なく、したがって軟化点が低すぎてカバーとして
の基本特性が満足できない。
【0035】また、アイオノマー樹脂としては、たとえ
ば、α−オレフィンと炭素数3〜8のα,β−不飽和カ
ルボン酸との共重合体中のカルボキシル基の少なくとも
一部を金属イオンで中和して得られるものや、α−オレ
フィンと炭素数3〜8のα,β−不飽和カルボン酸と炭
素数2〜22のα,β−不飽和カルボン酸エステルとの
三元共重合体中のカルボキシル基の少なくとも一部を金
属イオンで中和して得られるものなどが挙げられる。上
記のα−オレフィンとしては、たとえば、エチレン、プ
ロピレン、1−ブテン、1−ペンテンなどが用いられ、
特にエチレンが好ましく、炭素数3〜8のα,β−不飽
和カルボン酸としては、たとえば、アクリル酸、メタク
リル酸、フマル酸、マレイン酸、クロトン酸などが用い
られ、特にアクリル酸、メタクリル酸が好ましい。ま
た、炭素数2〜22の不飽和カルボン酸エステルとして
は、たとえば、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、
マレイン酸などのメチル、エチル、プロピル、n−ブチ
ル、イソブチルエステルなどが用いられ、特にアクリル
酸エステル、メタクリル酸エステルが好ましい。
【0036】そして、上記α−オレフィンと炭素数3〜
8のα,β−不飽和カルボン酸との共重合体またはα−
オレフィンと炭素数3〜8のα,β−不飽和カルボン酸
と炭素数2〜22のα,β−不飽和カルボン酸エステル
との三元共重合体中のカルボキシル基の少なくとも一部
を中和する金属イオンとしては、たとえば、ナトリウム
イオン、リチウムイオン、亜鉛イオン、マグネシウムイ
オン、カリウムイオンなどが挙げられる。
【0037】なお本発明のカバー組成物には耐久性と反
発性能を高める観点から、熱可塑性樹脂および/または
熱可塑性エラストマーを主体とするポリマー成分を使用
することが好ましい。特に、アイオノマー樹脂がカバー
組成物のポリマー成分中に50重量%以上、好ましくは
70重量%以上とすることにより耐久性と反発性能が向
上する。
【0038】ここでカバーの厚さは0.35〜6.35
mm、さらに0.7〜5.35mm、特に1.0〜4.
0mmの範囲が好ましい。0.35mm未満ではカバー
強度、耐久性が低下し、一方6.35mmを超えるとカ
バー成分のボール全体における体積分率が大きくなって
ボールの反発性能が低下するからである。
【0039】前記カバーには、繊維強化ゴム、繊維強化
樹脂、無機単結晶成分、比重調整剤、金属粉、金属酸化
物、顔料、色粉、比重調整剤、蛍光増白剤、滑剤、紫外
線吸収剤、光安定剤あるいは老化防止剤などを適宜混合
することが可能である。
【0040】次に本発明のゴルフボールの製造方法は、
まずカバー組成物をロールやニーダーによって混練す
る。そして、カバー組成物をソリッドコアに被覆するに
は予め半殻状のハーフシェルを作製し、それを2枚用い
てソリッドコアを包み、130〜170℃で1〜5分
間、加圧成形するか、上記カバー組成物をソリッドコア
上に直接射出成形してソリッドコアを被覆する。
【0041】
【実施例】(1) マイクロカプセルの製造 (A)マイクロカプセルA ポリスチレン(軟化点100℃)5gを塩化メチレン5
0mlに溶解し、この溶液に共架橋剤としてアクリル酸
亜鉛と有機硫黄化合物としてジフェニルジスルフィドの
水溶液を100g(アクリル酸亜鉛濃度:20重量%、
ジフェニルジスルフィド濃度:0.3重量%)加え、3
0分間攪拌し、(W/O)型エマルジョンとした。次に
4重量%PVA水溶液1リットルを用意し、攪拌しなが
ら前述の(W/O)型エマルジョンを添加し、〔(W/
O)/W〕型複合エマルジョンとした。系の温度を40
℃までに徐々に昇温させ、塩化メチレンを蒸発させた
後、55℃で1時間攪拌し、膜材を硬化させ、更に0.
1気圧の減圧下、60℃で加熱し、カプセル内の水を除
去してマイクロカプセルAを得た。マイクロカプセルA
はアクリル酸亜鉛を78重量%、ジフェニルジスルフィ
ドを1.2重量%含んでいる。 (B)マイクロカプセルB 前記マイクロカプセルAの製造方法において、ジフェニ
ルジスルフィドを添加しないことを除いて、同様な条件
でマイクロカプセルBを製造した。得られたマイクロカ
プセルBはアクリル酸亜鉛を78重量%含んでいる。 (C)マイクロカプセルC 前記マイクロカプセルAの製造方法において、ジフェニ
ルジスルフィドの濃度(水溶液のジフェニルジスルフィ
ドの濃度:0.1重量%)が相違することを除いて、同
様な条件でマイクロカプセルCを製造した。マイクロカ
プセルCはアクリル酸亜鉛を78重量%、ジフェニルジ
スルフィドを0.4重量%含んでいる。 (D)マイクロカプセルD 前記マイクロカプセルAの製造方法において、ジフェニ
ルジスルフィドの濃度(水溶液のジフェニルジスルフィ
ドの濃度:1.5重量%)が相違することを除いて、同
様な条件でマイクロカプセルDを製造した。マイクロカ
プセルDはアクリル酸亜鉛を78重量%、ジフェニルジ
スルフィドを6重量%含んでいる。
【0042】(2) ソリッドコアの作成 表1に示すゴム組成物をニーダーおよびロールを用いて
混練し、160℃で30分間、加熱加圧成形し、外径は
38.4mm、重量34.6gのソリッドコアを製造し
た。混練時は、ゴム組成物の温度が100℃を超えない
ように温度を制御した。ソリッドコアの初期荷重98N
から終荷重1275Nをかけた時の圧縮変形量(mm)
は表1に示す。
【0043】(3) カバー組成物およびゴルフボール
の製造 表1で示すカバー組成物を射出成形で前記ソリッドコア
に厚さ2.3mmのカバーを被覆し、その上にウレタン
製のクリアペイントを塗布した。得られたゴルフボール
は直径42.7mm、重さ45.4gであった。
【0044】
【表1】
【0045】表1のコア組成物およびカバー組成物に用
いたポリマー成分と配合剤の内容は以下の通りである。 注1:ポリブタジエンはJSR社製のBR01を用い
た。シスー1,4結合含量96%である。 注2:マイクロカプセルは実施例で製造したマイクロカ
プセルA、B、CおよびDを使用した。 注3:アクリル酸亜鉛は日本蒸留社製のZNDAー90
Sを用いた。 注4:酸化亜鉛は東邦亜鉛社製ものを用いた。 注5:ジクミルパーオキサイドは日本油脂社製のパーク
ミルDを用いた。 注6:ハイミラン1605は三井デュポンポリケミカル
社製のナトリウム中和アイオノマーを用いた。 注7:ハイミラン1706は三井デュポンポリケミカル
社製の亜鉛中和アイオノマーを用いた。 注8:酸化チタンは石原産業社製のAー220を用い
た。
【0046】得られたソリッドコアおよびゴルフボール
の物性測定は次の方法で行ない、その結果を表1に示
す。 1) 圧縮変形量 初荷重98Nから終荷重1275Nかけたときのソリッ
ドコアの変形量(mm)を測定した。 2) 反発係数 初速度45m/sで重さ198.4gのアルミニウム製
円柱をゴルフボールを打ち出し、ゴルフボールを打撃し
た際のゴルフボールの打ち出し速度から計算した。
【0047】比較例1はアクリル酸亜鉛をマイクロカプ
セル化して配合し、ジフェニルジスルフィドを配合しな
いゴム組成物、比較例2はアクリル酸亜鉛をマイクロカ
プセル化しないで配合したゴム組成物、比較例3はアク
リル酸亜鉛をマイクロカプセル化して配合し、ジフェニ
ルジスルフィドをマイクロカプセル化しないで配合した
ゴム組成物である。
【0048】本発明の実施例1〜3は、共架橋剤として
アクリル酸亜鉛を、有機硫黄化合物としてジフェニルジ
スルフィドを含むマイクロカプセルを配合化したゴム組
成物である為、比較例1〜比較例3のいずれよりも反発
係数に優れていることが認められる。
【0049】なお、今回開示された実施の形態および実
施例はすべての点で例示であって制限的なものではない
と考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明
ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の
範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含ま
れることが意図される。
【0050】
【発明の効果】本発明はソリッドコアのゴム組成物に配
合される共架橋剤と有機硫黄化合物を熱可塑性樹脂でカ
プセル内に封入することにより、混練時に共架橋剤およ
び有機硫黄化合物はマイクロカプセルの状態でゴム組成
物中に均一に分散することが出きる。架橋反応時には加
熱をする為、マイクロカプセルが融解し、閉じ込められ
ていた共架橋剤が放出され、架橋開始剤と接触して架橋
反応を開始する。マイクロカプセルが融解後、共架橋剤
は直ちに反応を開始する。
【0051】ゴム組成物の加熱によって前記マイクロカ
プセルは融解するが、これと同時並行して有機過酸化物
は遊離基を生成しゴム分子主鎖間の架橋を形成する。こ
の架橋は有機硫黄化合物による遊離基の捕捉効果が抑制
されることにより、共架橋剤によるゴム分子主鎖へのグ
ラフト重合に優先しておこる。
【0052】したがってゴム分子主鎖間の架橋密度が、
ゴム分子主鎖へのグラフト重合点よりも相対的に多くな
る。すなわち、マイクロカプセルが融解するまでは有機
過酸化物の架橋開始によるゴム分子主鎖の架橋が形成さ
れる為、反発性能に有利な架橋形態を形成することがで
き、反発性能を改善することができる。
【0053】一方、ゴム分子と共架橋剤の反応は、マイ
クロカプセルの膜材により反応は抑制される為、ゴム分
子と共架橋剤の結合点を少なくすることができ、ソフト
で反発性能に優れたソリッドコアを得ることができる。
またマイクロカプセルにより、粒子の大きさを均一にで
きる為、均一な物性のソリッドコアが得られる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソリッドコアと、該ソリッドコアを被覆
    するカバーとを有するゴルフボールにおいて、 前記ソリッドコアは、共架橋剤と有機硫黄化合物を熱可
    塑性樹脂で被覆したマイクロカプセルを含有するゴム組
    成物で構成されることを特徴とするゴルフボール。
  2. 【請求項2】 共架橋剤はα,β−不飽和カルボン酸お
    よび/またはその金属塩であることを特徴とする請求項
    1記載のゴルフボール。
  3. 【請求項3】 有機硫黄化合物はポリスルフィド類、チ
    オフェノール類またはチオフェノール類の二価の金属塩
    であることを特徴とする請求項1記載のゴルフボール。
  4. 【請求項4】 熱可塑性樹脂は、軟化点が80℃〜25
    0℃の範囲であることを特徴とする請求項1記載のゴル
    フボール。
  5. 【請求項5】 ソリッドコアと、該ソリッドコアの周り
    を被覆するカバーとを有するゴルフボールの製造方法で
    あって、該ソリッドコアの製造は、(1)共架橋剤と有
    機硫黄化合物を熱可塑性樹脂で被覆したマイクロカプセ
    ルをゴム組成物に混合する工程と、(2)前記熱可塑性
    樹脂の軟化点より高い温度で前記ゴム組成物を加熱し、
    架橋する工程を含むことを特徴とするゴルフボールの製
    造方法。
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