JPS61162965A - 球技用中空ボールのコア用ゴム組成物 - Google Patents

球技用中空ボールのコア用ゴム組成物

Info

Publication number
JPS61162965A
JPS61162965A JP308385A JP308385A JPS61162965A JP S61162965 A JPS61162965 A JP S61162965A JP 308385 A JP308385 A JP 308385A JP 308385 A JP308385 A JP 308385A JP S61162965 A JPS61162965 A JP S61162965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
core
rubber composition
isoprene
rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP308385A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0546229B2 (ja
Inventor
江頭 嘉則
誠介 冨田
北山 素純
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP308385A priority Critical patent/JPS61162965A/ja
Publication of JPS61162965A publication Critical patent/JPS61162965A/ja
Publication of JPH0546229B2 publication Critical patent/JPH0546229B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の  分野 本発明はテニスボール、軟式野球ボール等の各種球技用
ボールのコア用ゴム組成物に関する。
従来技 及びその  − 従来より、各種球技用ボールのコア用ゴム組成物として
、押出圧延などの成形作業を容易に行ない得ること及び
加硫物がある程度の強度を保持しなければならないこと
などの理由から、ゴム成分として天然ゴムが主に使用さ
れてきた。しかしながら、テニスボール、軟式野球ボー
ルを初めとする8挿の球技用ボールのコア用材料は、そ
の特性として反発性を必要とするものであるが、天然ゴ
ムの場合は反発性がそれほど優れているものではない。
このため、作業性や強度は天然ゴムと同等であると共に
、コア材料として使用した場合、反発性が優れ、しかも
ゴム量を少なくし、更に安い充填剤を多量に配合するこ
とができて比較的II lliに製造できるゴム組成物
が望まれていた。
また従来、球技用ボールとしては、加圧ボール、非加圧
ボールの2つのタイプのボールが市販されている。この
うち、加圧ボールは内部が空気その他のガスにより大気
圧より0.7・−0,84ka/d高く加圧しであるも
のであるが、内部ガスがコアを透過してしまうことによ
り、数ケ月の間にその圧力が失われて行き、その結果圧
力低下に伴ってボールの性質が変化して満足に使用でき
なくなるという欠点がある。そのため使用直前まで加圧
容器中に保存しておく方法がとられているが、一旦ボー
ルを容器から取り出して使用を始めると前述のように内
部の圧力が失われて行き、反発性も変わり使用できなく
なるという問題がある。これに対し、非加圧ボールは内
部に大気圧の空気が入れられているものであって、加圧
ボールのような内圧変化という欠点はないものの、加圧
ボールと同等或いはそれ以上の高いボール反発性能を示
すためには、実質的にゴム量及びコア重量を増加させざ
るを得ないという問題を有している。
これら加圧ボール及び非加圧ボールの有する問題点はコ
ア用ゴム組成物の反発性を高くすることにより解決する
ことができる。例えば、h0圧ボールについていえば、
コア自身の反発性の向」−により内部圧力を低くした状
態でも十分に満足するボール反発性を得ることができる
。即ら、一般にガスが壁などの物質を透過する速度は物
質の両側の圧力差に比例し、内圧が低くなるほどガスが
ボール壁を透過する速度は低くなるものであり、従って
加圧ボールの内部圧力を低くすることにより、内部ガス
の透過による漏れが減少し、ボールの寿命が改良される
ものである。また、非加圧ボールについても、コア自身
の反発性を改良することにより、大きな重量増を伴うこ
ともなく、更に特殊な低密度の補強用のフィラーを多量
に配合する必要もなく、満足できるボール反発性能を与
えることができるものであり、それ故これらの点からも
球技用ボールとして適した反発性の高いゴム組成物が望
まれていた。
11悲IL 本発明はかかる事情に鑑みなされたもので、球技用ボー
ルの製造に際して、作業性や加硫物の強度が天然ゴムベ
ースの組成物と同等或いはそれ以上であると共に、反発
特性の優れたコア用ゴム組成物を提供し、従来のテニス
ボールや軟式野球ボール等の球技用ボールの問題点を改
善することを目的とするものである。
即ち、本発明は上記目的を達成するため、イソプレン−
ブタジエンランダム共重合体を全ゴム成分中10重量%
以上配合した球技用ボールのコア用ゴム組成物を用いた
ものである。
本発明によれば、コア用ゴム組成物中のゴム成分として
イソプレン−ブタジエンランダム共重合体、特にブタジ
ェン部分が5〜70重量%でシス−1,4結合金有量が
90重量%以上の高シス自損のものを全ゴム成分100
重、(6)部中10重量部以上含有させたことにより、
ボールの反発弾性が高められると共に、ボールの強度も
増大し、ボール製造時の作業性も著しく向上させること
ができたものである。
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
11匹1艮 本発明に係る球技用ボールのコア用ゴム組成物は、ゴム
成分としてイソプレン−ブタジエンランダム共重合体を
含有するものを用いたちのである。
この場合、このコア用ゴム組成物中のイソプレン−ブタ
ジエンランダム共重合体の含有量はボールの反発性等の
点から全ゴム成分中10%(重量%、以下同じ)以上、
より好ましくは50%以上とするものであり、イソプレ
ン−ブタジエンランダム共重合体の含有量が10%より
少ない場合にはボールの反発弾性が十分でなく、本発明
の目的を達成し得ない。
また、本発明に用いるイソプレン−ブタジエンランダム
共重合体はブタジェン部分が5〜70%、特に10〜5
0%であり、インプレン部分が95〜30%、特に90
〜50%のものが好ましい。
ブタジェン部分が5%より少ないものでは反発特性の改
良効果が小さく、また70%より多いものでは強度が低
下する場合がある。
更に、イソプレン−ブタジエンランダム共重合体のミク
ロ構造としてはシス−1,4結合を90%以上含有して
いるものが望ましく、特に95%以上含有されているも
のが好ましい。シス−1゜4結合が90%より少ない場
合にはゴムの強度が劣る場合がある。
なおまた、イソプレン−ブタジエンランダム共重合体は
ムーニー粘度が30〜100、特に40〜70のらのが
好適に用いられる1、ムーニー粘度が30より低いとき
はべとつきやフローが起きて作業性が悪化すると共に、
反発性も損うという問題を生じる場合がある。また、ム
ーニー粘度が100より高いときには押出し成形性が不
良になるおそれが生じる。
なお、本発明で用いるイソプレン−ブタジエンランダム
共重合体は、好ましくはランタン系列希土類元素の化合
物(以下1−a化合物と称する)、有機アルミニウム化
合物、ルイス塩基、必要に応じルイス酸の組合せよりな
る触媒の存在下でイソプレンとブタジェンとを重合させ
て製造することができる。ここrLa化合物としては、
原子番号57〜71の金属ハロゲン化物、カルボン酸塩
、アルコラード、チオアルコラード、アミド等が用いら
れる。また、有機アルミニウム化合物としては、一般式
AJRI R2R1(ここで、R+。
R2、R3はそれぞれ水素又は炭素数1〜8の炭化水素
残基を表わし、R+ 、R2、R1は互に同じであって
もよく、異なっていてもよい)で示されるものが用いら
れるう ルイス塩基はl−a化合物を錯化するのに用いられ、例
えばアセチルアセトン、ケトンアルコールなどが好適に
使用される。
ルイス酸としては、〜般式A、fXnR(こ3−7?。
こて、Xはハロゲンであり、Rは炭化水素残基であり、
n =1.1.5.2又は3である)で示されるアルミ
ニウムハライド又は他の金属ハライドが用いられる。
また、上記触媒の存在下でイソプレンとブタジェンとを
重合させる場合、ブタジェン/La化合物は通常モル比
で5X102〜5X101i、特に103〜105 と
することが好ましく、またAURIR2R3/La化合
物はモル比で5〜500、特に10〜300とすること
が好ましい。更に、ルイス塩基/La化合物はモル比で
0.5以上、特に1〜20とすることが好ましい。
また、ルイス酸を用いる場合、ルイス酸中のハライド/
La化合物はモル比で1.0〜10、好ましくは1.5
〜5である。
なお、上記La化合物触媒は、イソプレン−ブタジェン
の重合に際し、溶媒に溶解した状態、又はシリカ、マグ
ネシア、塩化マグネシア等に担持させて用いることがで
きろつ 重合にあたっては、溶媒を使用しても又は使用せずにバ
ルク重合してもよい。重合温度は通常−30℃〜150
℃、好ましくは10〜80℃であり、重合圧力は条件に
より任意に選択することができる。
本発明に係るゴム組成物を形成するゴム成分としては、
前記イソプレン−ブタジエンランダム共重合体に加え、
必要に応じて天然ゴム、ブタジェン、スチレン−ブタジ
ェンゴム等を使用することができる。
本発明球技用ボールのコア用ゴム組成物には。
更に通常使用されている種々の配合剤、例えば硫黄、有
機硫黄化合物などの加硫剤、テトラメチルチウラムジス
ルフィドなどの加硫促進剤、亜鉛華、ステアリン酸、ホ
ワイトカーボンや沈降性炭酸カルシウムなどの補強剤、
炭酸カルシウムや1プいそう土などの充填剤、ジオクチ
ルフタレートやトリクレジルホスフェートなどの可塑剤
、着色剤、滑剤、フェニル−α−ナノチルアミンや2,
6−ジーt−ブチル−p−クレゾールなどの老化防止剤
等が適宜配合される。
qrua虐U1 本発明の球技用ボールのコア用ゴム組成物は、ゴムとし
てイソプレン−ブタジエンランダム共重合体を全ゴム成
分の10%以上配合したものを使用したことにより、反
発性が改良され、このコア用ゴム組成物を使用した球技
用ボールは極めて弾性に優れていると共に、長期間使用
することができ、テニスボール、軟式野球ボール、糸巻
きゴルフボール用リキッドセンターボールのセンターバ
ッグ及びその他の中空ボール等に好適に用いられる。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではな
い。
[実施例、比較例1 第1表に示す組成のゴム組成物を調製し、その後加硫を
行った。加硫は150℃でレオメータ−トルクが90%
に達する時間の1.516の時間をかける条件で行った
次に、これらの加硫物の100%モジュラス、引張強さ
、伸び、硬度、レジリエンスを測定した。
結果を第2表に示す。
なお、実施例1〜2で用いたイソプレン−ブタジエンラ
ンダム共離合体の製造法及びその性状を下記に示す。
窒素下で51オートクレーブにシクロヘキサン2500
牙、イソプレン350牙及び1.3−ブタジェン150
7を仕込み、60℃に調節した。
別置器で2−エチルヘキサン酸ネオジウム/アセチルア
セトン/トリイソブチルアルミニウム/ジエチルアルミ
ニウムクロライドをそれぞれモル比で1:2:40:4
0割合に添加し、少量のイソプレンの存在下、50℃で
30分間熟成した。
この熟成触媒を七ツマー1.2X104モルに対しネオ
ジウム1モルとなるように仕込み、60℃で7時間重合
した。重合添加率が100%であることを確認した後、
2.6−ジターシャリ−ブチルカテコール4?をメタノ
ール51にとかして添加し、反応を終了させた。
常法により、メタノール中にポリマーセメントを注ぎ、
ポリマーを回収し、次いで60℃の真空乾燥機でポリマ
ーを乾燥した。回収したポリマー用は480?であり、
そのムーニー粘度(ML’、讐°2)は50であった。
また、その性状は下記の通りである。
・ イソプレン68%;ブタジェン32%・ イソプレ
ン結合様式: シス構造96%=3.4構造4% ・ ブタジェン結合様式: シス構造96%;3,4構造4% ・ イソプレンとブタジェンの連鎖は殆ど存在せず、ラ
ンダム構造 第2表の結果より、本発明のゴム組成物は比較例の天然
ゴム配合組成物に比べ、室温でのレジリエンスが大で、
高反発性を有していることが知見された。
次に、第1表の処方により混線物を成形し、適当な金型
を使用して150℃で3.5分硬化させることによりテ
ニスボールの半球殻を製造し、2つの半球殻を合体させ
て成形した芯を160℃で5分硬化させ、冷却後脱型し
た。これらの芯を通常のテニスボール用クロスで覆うこ
とによりテニスボールを製造し、それらを国際テニス連
盟規定の方法にってリバウンド及び全身圧縮及び戻り圧
縮に関して試験した。
これらの試験結果を第3表に示す。
第3表 第3表の結果より、本発明ゴム組成物が球技用ボールの
コア用ゴム組成物として好適であることが知見された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ゴムを主成分とする球技用ボールのコア用ゴム組成
    物において、イソプレン−ブタジエンランダム共重合体
    を全ゴム成分中に10重量%以上配合してなることを特
    徴とする球技用ボールのコア用ゴム組成物。 2、イソプレン−ブタジエンランダム共重合体がブタジ
    エン部分を5〜70重量%、イソプレン部分を95〜3
    0重量%有し、かつシス−1,4結合の含有量が共重合
    体全体の90重量%以上である特許請求の範囲第1項記
    載のコア用ゴム組成物。 3、イソプレン−ブタジエンランダム共重合体のムーニ
    ー粘度が30〜100である特許請求の範囲第1項又は
    第2項記載のコア用ゴム組成物。
JP308385A 1985-01-11 1985-01-11 球技用中空ボールのコア用ゴム組成物 Granted JPS61162965A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP308385A JPS61162965A (ja) 1985-01-11 1985-01-11 球技用中空ボールのコア用ゴム組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP308385A JPS61162965A (ja) 1985-01-11 1985-01-11 球技用中空ボールのコア用ゴム組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61162965A true JPS61162965A (ja) 1986-07-23
JPH0546229B2 JPH0546229B2 (ja) 1993-07-13

Family

ID=11547444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP308385A Granted JPS61162965A (ja) 1985-01-11 1985-01-11 球技用中空ボールのコア用ゴム組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61162965A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002191720A (ja) * 2000-12-26 2002-07-10 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴルフボールおよびその製造方法
EP3616760A4 (en) * 2017-07-14 2021-02-24 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. RUBBER COMPOSITION FOR TENNIS BALL AND TENNIS BALL

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5787406A (en) * 1980-11-20 1982-05-31 Japan Synthetic Rubber Co Ltd Butadiene-isoprene copolymer rubber

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5787406A (en) * 1980-11-20 1982-05-31 Japan Synthetic Rubber Co Ltd Butadiene-isoprene copolymer rubber

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002191720A (ja) * 2000-12-26 2002-07-10 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴルフボールおよびその製造方法
EP3616760A4 (en) * 2017-07-14 2021-02-24 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. RUBBER COMPOSITION FOR TENNIS BALL AND TENNIS BALL

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0546229B2 (ja) 1993-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0512488B1 (en) Pressureless tennis ball
US4696475A (en) Thread-wound golf ball
EP0920886B1 (en) Rubber composition for solid golf ball and solid golf ball
US4144223A (en) Blends of trans-1,4-polymers and poly(epsilon-caprolactone)
EP0456036B1 (en) Rubber composition for hollow core of pressureless tennis ball
US3823109A (en) Polymer compositions
JP2004180727A (ja) ワンピースゴルフボール
EP0459436B1 (en) Pressureless tennis ball
JPS61162965A (ja) 球技用中空ボールのコア用ゴム組成物
EP4023459A1 (en) Vulcanized rubber composition, production method for vulcanized rubber composition, and tire
SE441335B (sv) Kerna for tennisbollar
US4433107A (en) Polyisoprene rubber compositions
JP5139675B2 (ja) 架橋剤およびこの架橋剤を含むゴム組成物およびこのゴム組成物を用いて製造したタイヤ
JPH0659332B2 (ja) 糸巻きゴルフボ−ル
JP3469376B2 (ja) ゴム組成物
JPS6168066A (ja) 糸巻きゴルフボ−ル
JPH02284935A (ja) ゴム配合物
JP3534329B2 (ja) ゴム組成物
JP6054821B2 (ja) 変性共役ジエン系重合体及びゴム組成物
JPH075796B2 (ja) ゴルフボール用糸ゴム
JPS61125359A (ja) 糸巻きゴルフボ−ル
JP6988303B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4488129B2 (ja) テニスボール
JP2004180729A (ja) ワンピースゴルフボール
JPH0320143B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees