JP2002182136A - 光偏向器用のミラー揺動体 - Google Patents

光偏向器用のミラー揺動体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】光学性能を維持しながら可動部分の慣性モーメ
ントの低減が達成された光偏向器用のミラー揺動体を提
供する。 【解決手段】ミラー揺動体100は、可動板110と、
反射面を有する可動板110を揺動可能に支持する一対
のトーションバー122,124と、トーションバー1
22,124を保持する支持部材126,128とを備
えている。可動板110は、反射面を有する第一部分1
12と、ミラー揺動体100を駆動する駆動手段の一部
を構成する電気要素を有する第二部分114とを有して
いる。第一部分112は、反射面が形成された反射面形
成面116を有し、第二部分114は、電気要素が形成
された電気要素形成面118を有している。反射面形成
面116は、電気要素形成面118よりも小さく、電気
要素形成面118の長方形にほぼ内接する楕円形を有し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光偏向器に用いら
れるミラー揺動体に関する。より詳しくは、反射面を有
する揺動可能に支持された可動ミラーを有しており、可
動ミラーを揺動して反射面の向きを変えることにより、
反射面で反射される光ビームの方向を変える光偏向器に
用いられるミラー揺動体に関する。
【0002】
【従来の技術】小型化可能な光偏向器として、マイクロ
マシニング技術を利用してミラー、弾性部材、駆動手段
などを一体に形成したものが開示されている。一般に高
速動作が可能な光偏向器はその共振周波数に一致した駆
動周波数で駆動する方式が用いられるが、共振周波数は
ミラーが形成された可動部の慣性モーメントに反比例
し、これを支持する弾性部材の剛性に比例する。一方、
偏向角は駆動力に比例し、弾性部材の剛性に反比例す
る。以上より、小さい力で大きな偏向角を得る(駆動効
率を上げる)ためには、可動板の慣性モーメントを低減
することが有効であることがわかる。
【0003】特開平10−62709号は、楕円形の可
動ミラーを有するガルバノミラー装置を開示している。
一般に用いられる光ビームは円形の断面形状を有してい
るため、可動ミラーへの投影形状は円形または楕円形と
なる。特開平10−62709号のガルバノミラー装置
は、この点に着目して成されたもので、可動ミラーの形
状を、長方形ではなく、楕円形として、慣性モーメント
を低減することにより、駆動効率の向上を図っている。
楕円形の可動ミラーは、長方形の可動ミラーに比べて、
約60%に低減された慣性モーメントを有する。
【0004】また、可動ミラーの慣性モーメントは、そ
の形状を変えずとも、その厚さを低減することによって
も低減される。マイクロマシン技術により作製されるデ
ィジタルマイクロミラーデバイス(DMD)は、アレイ状
に集積された10数μm角のミラーを有している。その
ミラーは、Alの薄膜で形成されており、極めて小さい
慣性モーメントを有しており、従って高速で動作可能で
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平10−6270
9号に開示されているガルバノミラー装置は、可動ミラ
ーの慣性モーメントの低減に伴い、可動ミラーを揺動さ
せるための駆動用電極の面積も低減している。可動ミラ
ーの裏面全面が駆動電極であると仮定して、楕円形電極
による中立時駆動トルクは、長方形電極による中立時駆
動トルクの約66%となる。中立時駆動トルクの低減は
慣性モーメントの低減より減少率が小さいため、駆動効
率は総合的に改善されているが、大幅な改善とは言えな
い。
【0006】一方、可動ミラーの厚さの低減は、可動ミ
ラー自身の剛性の低下を引き起こす。ミラーを薄くする
とミラー自身の剛性が低下するという課題があった。前
述DMDでは、ミラーの大きさが15μm角程度と小さ
いので大きな問題とはならないが、数mm角程度の大き
さのミラーでは、ミラーの厚さの過度の低減は、動的平
面度の悪化につながる。
【0007】本発明は、以上の課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、光学性能が維持されながら可動
部分の慣性モーメントが低減された光偏向器用のミラー
揺動体を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、光偏向器用の
ミラー揺動体であり、光偏向器は、光を偏向するための
ミラー揺動体と、これを駆動するための駆動手段とを備
えており、ミラー揺動体は、反射面を有する可動板と、
これを揺動可能に支持するための弾性部材と、弾性部材
を支持する支持部とを備えており、駆動手段は、可動板
に設けられた電気要素を含んでおり、可動板は、反射面
を有する第一部分と、電気要素を有する第二部分とを有
しており、第一部分は反射面が形成された反射面形成面
を有し、第二部分は電気要素が形成された電気要素形成
面を有し、反射面形成面は電気要素形成面よりも小さい
面積を有している。第一部分の反射面形成面は、第二部
分の電気要素形成面の形状に対して、ほぼ内接する形状
を有している。
【0009】本発明は、また、光偏向器用のミラー揺動
体であり、光偏向器は、光を偏向するためのミラー揺動
体と、これを駆動するための駆動手段とを備えており、
ミラー揺動体は、反射面を有する可動板と、これを揺動
可能に支持するための弾性部材と、弾性部材を支持する
支持部とを備えており、駆動手段は、可動板に設けられ
た電気要素を含んでおり、可動板は、反射面が形成され
た反射面形成面と、電気要素が形成された電気要素形成
面と、その内部に形成された少なくともひとつの空洞部
とを有している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0011】第一の実施の形態 まず、第一の実施の形態について図面を参照しながら説
明する。
【0012】図1〜図3に示されるように、ミラー揺動
体100は、可動板110と、反射面を有する可動板1
10を揺動可能に支持するための一対の弾性部材である
トーションバー122,124と、トーションバー12
2,124を保持する支持部材126,128とを備え
ている。一対のトーションバー122,124は、矩形
の断面を有し、可動板110から両側に対称的に延びて
いる。従って、可動板110は、支持部材126,12
8に対して、トーションバー122,124の内部を通
る揺動軸の周りに、揺動可能に支持されている。
【0013】可動板110は、反射面を有する第一部分
112と、ミラー揺動体100を駆動するための駆動手
段の一部を構成する電気要素を有する第二部分114と
を有している。第一部分112は、反射面が形成された
反射面形成面116を有し、第一部分112の側面は反
射面形成面116に直交している。第二部分114は、
電気要素が形成された電気要素形成面118を有してお
り、第二部分114の側面は電気要素形成面118に直
交している。反射面形成面116は電気要素形成面11
8よりも小さい面積を有している。
【0014】駆動手段の電気要素は、ミラー揺動体10
0の駆動方式に応じて異なり、例えば、電磁駆動方式の
駆動手段においては、可動板110の縁を周回する駆動
コイルであり、静電駆動方式の駆動手段においては、可
動板110のほぼ全面に広がる一対の駆動電極である。
また、反射面は、反射面形成面116そのものであって
も、反射面形成面116に形成された反射膜の表面であ
ってもよい。
【0015】図2に良く示されるように、電気要素形成
面118は長方形の形状あるいは輪郭を有しており、反
射面形成面116は楕円形の形状あるいは輪郭を有して
いる。反射面形成面116の楕円形は、特に好ましく
は、電気要素形成面118の長方形にほぼ内接する形状
あるいは輪郭を有している。
【0016】可動板110とトーションバー122,1
24と支持部材126,128は同じ厚さを有してい
る。また、トーションバー122,124と可動板11
0の接続部分およびトーションバー122,124と支
持部材126,128の接続部分の凹状角部には、応力
の集中を防ぐために、丸み(R)が付与されている。
【0017】このようなミラー揺動体100は、例え
ば、半導体プロセスを利用して、単結晶シリコン基板か
らモノリシックに形成される。単結晶シリコンは、高い
剛性を有し、材料の内部減衰が少ないため、共振駆動用
のトーションバー122,124の材料に適しており、
外部部材に接着される支持部材126,128の材料に
も適している。
【0018】前述したように、可動板110に設けられ
る電気要素は、ミラー揺動体100の駆動方式に応じて
異なる。電磁駆動方式に対応したミラー揺動体100A
を図4に示す。また、このミラー揺動体100Aを用い
た電磁駆動型の光偏向器を図5に示す。これらの図は、
可動板110に設けられる電気要素である駆動コイルの
レイアウトを模式的に示しており、駆動コイルその他を
保護する絶縁膜等の図示は省略してある。
【0019】図4と図5に示されるように、ミラー揺動
体100Aは、可動板110の周縁部を周回する駆動コ
イル132を備えている。駆動コイル132の一方の端
部は、トーションバー122を延び、支持部材126に
設けられた電極パッド134に電気的に接続されてい
る。また、駆動コイル132の他方の端部は、可動板1
10の周縁部を周回する部分を飛び越え、トーションバ
ー124を延びており、支持部材126に設けられた電
極パッド136を電気的に接続されている。
【0020】さらに、可動板110は、図4に示される
ように、駆動コイル132の内側を周回する速度検出コ
イル142を備えている。(図5では、速度検出コイル
142の図示は省略されている。)速度検出コイル14
2の一方の端部は、トーションバー122を延び、支持
部材126に設けられた電極パッド144に電気的に接
続されている。速度検出コイル142の一方の端部は、
可動板110の周縁部を周回する部分を飛び越え、トー
ションバー124を延びており、支持部材126に設け
られた電極パッド146を電気的に接続している。
【0021】図5に示されるように、電磁駆動型の光偏
向器は、図4に示されるミラー揺動体100Aと、一対
の永久磁石152,154とを備えている。一対の永久
磁石152,154は、可動板110の両側の近くに、
揺動軸にほぼ平行に配置されている。永久磁石152,
154の着磁方向は、互いに同じ向きで、静止状態の可
動板110の電気要素形成面にほぼ平行である。永久磁
石152,154は、可動板110の両側部分に位置す
る駆動コイル132の部分に対して、可動板110の電
気要素形成面内の方向で、揺動軸にほぼ直交する方向の
磁界を発生させる。
【0022】支持部材126,128上の二個の電極パ
ッド134,136への交流電圧の印加に応じて、駆動
コイル132には交流電流が流れる。駆動コイル132
の永久磁石152,154に近い部分を流れる電流は、
永久磁石152,154によって発生された磁界との相
互作用によりローレンツ力を受ける。その結果、可動板
110は、板厚方向に、交流電圧の印加に対応して、周
期的に方向が切り替わる偶力を受ける。このため、可動
板110は、二本のトーションバー122,124の長
手方向に延びる揺動軸の周りで、揺動すなわち振動す
る。その結果、可動板110に設けられた反射面で反射
される光ビームは、一定の角度幅で周期的に偏向され
る。
【0023】また、静電駆動方式に対応したミラー揺動
体100Bを図6に示す。また、このミラー揺動体10
0Bを用いた静電駆動型の光偏向器を図7に示す。これ
らの図は、可動板110に設けられる電気要素である駆
動電極のレイアウトを模式的に示しており、駆動電極そ
の他を保護する絶縁膜等の図示は省略してある。
【0024】図6と図7に示されるように、ミラー揺動
体100Bの可動板110は、一対の駆動電極162,
172を備えている。一対の駆動電極162,172
は、同じ形状を有し、揺動軸に対して対称に配置され、
電気要素形成面118のほぼ全体に広がっている。駆動
電極162は、トーションバー122を延びる配線16
4を介して、支持部材126に設けられた電極パッド1
66に電気的に接続されている。また、駆動電極172
は、トーションバー124を延びる配線174を介し
て、支持部材128に設けられた電極パッド176に電
気的に接続されている。
【0025】図7に示されるように、静電駆動型の光偏
向器は、図6に示されるミラー揺動体100Bと、可動
板110に設けられた駆動電極162,172に向き合
って配置された固定電極182とを備えている。固定電
極182は、図示しない部材に固定されており、一定の
向きに支持されている。
【0026】固定電極182は、例えば、グラウンド電
位に保たれ、駆動電極162,172には、それぞれ対
応する電極パッド166,176を介して、所定の電位
が交互に印加される。これにより、駆動電極162,1
72は、固定電極182との間の電位差に応じた静電引
力を受ける。その結果、可動板110は、板厚方向に、
電位の交互の印加に対応して、周期的に方向が切り替わ
る偶力を受ける。このため、可動板110は、二本のト
ーションバー122,124の長手方向に延びる揺動軸
の周りで、揺動すなわち振動する。その結果、可動板1
10に設けられた反射面で反射される光ビームは、一定
の角度幅で周期的に偏向される。
【0027】ミラー揺動体100は、半導体プロセスを
利用して作製される。以下、図8を参照して、ミラー揺
動体100の製造方法について説明する。図8に示され
る各工程は、図2のIII−III線に沿う断面で描かれてい
る。
【0028】工程1(図8(a)):スタートウエハとし
て、両面研磨された単結晶シリコン基板190を用意す
る。単結晶シリコン基板190の例えば下面194(前
述の電気要素形成面118に相当する)に、駆動手段の
一部を構成する電気要素、例えば、駆動コイルや駆動電
極を形成する。このような電気要素は、フォトリソグラ
フィ技術により、例えば、金属薄膜の成膜・パターニン
グや絶縁膜の成膜などの工程を経て形成される。
【0029】工程2(図8(b)):単結晶シリコン基板1
90を、電気要素の形成された下面194の側から、可
動板110の第二部分114とトーションバー122,
124と支持部材126,128に対応する形状に、所
定の深さエッチングする。エッチングは、エッチング側
面がほぼ基板の上面192と下面194に対して垂直に
なるように、例えばICP(誘導結合プラズマ)を利用し
たRIE(反応性イオンエッチング)により行なわれる。
エッチングの深さは、例えばエッチング時間でコントロ
ールされる。
【0030】工程3(図8(c)):単結晶シリコン基板1
90を、上面192の側から、可動板110の第一部分
112とトーションバー122,124と支持部材12
6,128に対応する形状に、エッチングする。このエ
ッチングも例えばICP−RIEにより行なわれる。エ
ッチングマスクのパターニングは、下面194に形成さ
れたパターンに正確にアライメント(位置合わせ)される
必要がある。この工程の結果、可動板110とトーショ
ンバー122,124と支持部材126,128を有す
る構造体が形成される。この構造体では、可動板110
はトーションバー122,124によってのみ支持部材
126,128と接続されている。
【0031】工程4(図8(d)):単結晶シリコン基板1
90の上面192に対して、可動板110の第一部分1
12に相当する部分に反射膜を形成する。
【0032】通常、一枚のウエハには、前述の構造体が
多数並べられて製作される。最後に、ダイシングによ
り、個々の構造体を切り離して、図1〜図3に示される
ミラー揺動体100が得られる。
【0033】このように、ミラー揺動体100は、半導
体プロセスを利用してモノリシックに形成されるため、
その後の組立作業は不要であり、超小型に安価に大量生
産することができる。また、寸法精度が非常に高く、従
って特性のばらつきがきわめて少ない。
【0034】前述したように、ミラー揺動体100は、
可動板110の第一部分112の反射面形成面116は
楕円形の形状あるいは輪郭を有し、可動板110の第二
部分114の電気要素形成面118が長方形の形状ある
いは輪郭を有しており、特に好ましい可動板110で
は、反射面形成面116は、電気要素形成面118の輪
郭の長方形にほぼ内接する楕円形の輪郭を有している。
【0035】このような形状的な特徴により、このミラ
ー揺動体100の可動板110は、実際に必要な大きさ
の反射面を確保しながらも、慣性モーメントが低減され
ている。以下、この点に関して詳しく説明する。
【0036】通常、光偏向器には、円形の断面を持つ光
ビームが、光偏向器の反射面に斜めに入射される。この
ため、反射面に形成される光ビームのスポットは一般に
楕円形になる。従って、光ビームを反射する機能だけに
注目すれば、反射面を持つ可動板の形状は、長方形であ
る必要はなく、楕円形が好ましい。
【0037】以下、長方形の可動板と楕円形の可動板の
諸特性について考察する。
【0038】まず、長方形の可動板と楕円形の可動板の
慣性モーメントの違いについて考察する。続く考察で
は、厚み方向は単位厚さとして無視し、材料密度をρと
する。長方形の可動板の重心周りの慣性モーメントIr
は、長方形の長辺の長さをa、短辺の長さをbとする
と、次式(1)で表される。
【0039】
【数1】
【0040】一方、楕円形の可動板の重心周りの慣性モ
ーメントIeは、楕円形の長軸の長さをa、短軸の長さ
をbとすると、次式(2)で表される。
【0041】
【数2】
【0042】従って、両者の比は、次式(3)で与えられ
る。
【0043】
【数3】
【0044】式(3)から、楕円形の可動板の慣性モーメ
ントは、長方形の可動板の慣性モーメントの約60%で
あることが分かる。つまり、可動板の慣性モーメント
は、その形状を長方形から楕円形に変更することによ
り、約60%に低減される。これは、従来技術の項で説
明した通りである。
【0045】次に、長方形の可動板と楕円形の可動板の
駆動力の違いについて考察する。
【0046】まず、図7に示される静電駆動方式におけ
る駆動力の違いについて説明する。続く考察では、可動
板は中立位置にあるものとし、空気の誘電率をε、電極
間の間隔をS、印加電圧をVとし、揺動軸に対して片側
の全面積(可動板の面積の半分)が電極として寄与すると
仮定する。長方形の可動板の中立位置における発生トル
クTrは、次式(4)で表される。
【0047】
【数4】
【0048】一方、楕円形の可動板の中立位置における
発生トルクTeは、次式(5)で表される。
【0049】
【数5】
【0050】従って、両者の比は、次式(6)で与えられ
る。
【0051】
【数6】
【0052】式(6)から、楕円形の可動板の駆動トルク
は、長方形の可動板の駆動トルクの約66.7%である
ことが分かる。つまり、可動板の駆動トルクは、その形
状を長方形から楕円形に変更することにより、約66.
7%に低下してしまう。結局、慣性モーメントの低減に
伴って駆動トルクも低減するため、慣性モーメントの低
減の利点の一部が失われていると言える。
【0053】長方形の可動板の(駆動トルク/慣性モーメ
ント)の値に対する楕円形の可動板の(駆動トルク/慣性
モーメント)の値は、可動板の形状を長方形から楕円形
に変更したことによる総合的な駆動効率改善の効果を表
す指標となる。長方形の可動板の(駆動トルク/慣性モー
メント)の値を1とすると、楕円形の可動板の(駆動トル
ク/慣性モーメント)の値は1.13となる。
【0054】続いて、図5に示される電磁駆動方式にお
ける駆動力の違いについて説明する。続く考察では、駆
動コイルは可動板の周縁に設けられていると仮定する。
磁束密度が一様であると仮定すると、駆動トルクはコイ
ルが囲む面積に比例する。長方形の可動板の中立位置に
おける発生トルクは、比例定数Kを用いて、次式(7)で
表される。
【0055】
【数7】
【0056】楕円形の可動板の中立位置における発生ト
ルクは、比例定数Kを用いて、次式(8)で表される。
【0057】
【数8】
【0058】従って、両者の比は、次式(9)で与えられ
る。
【0059】
【数9】
【0060】式(9)から、楕円形の可動板の駆動トルク
は、長方形の可動板の駆動トルクの約78.5%である
ことが分かる。つまり、可動板の駆動トルクは、その形
状を長方形から楕円形に変更することにより、約78.
5%に低下してしまう。
【0061】また、可動板の形状を長方形から楕円形に
変更したことによる総合的な駆動効率改善の効果を表す
指標である(駆動トルク/慣性モーメント)の値に関して
は、長方形の可動板の(駆動トルク/慣性モーメント)の
値を1とすると、楕円形の可動板の(駆動トルク/慣性モ
ーメント)の値は1.31となる。
【0062】この値は前述の静電駆動方式よりも良い
が、実際の電磁駆動方式では、磁束密度は一様でなく、
一般に可動板の周縁近くで強く、内側に近づくにつれて
弱くなるため、楕円形の可動板の駆動トルクは前述の計
算式の値よりも小さくなると予想される。
【0063】本実施形態のミラー揺動体100では、前
述したように、可動板110は、反射面を有する第一部
分112と、電気要素を有する第二部分114とを有し
ており、第一部分112の反射面形成面116の輪郭は
楕円形であり、第二部分114の電気要素形成面118
の輪郭は長方形である。従って、ミラー揺動体100
は、可動板110の第一部分112において、楕円形の
可動板と同様に光ビームの反射に寄与しない不要な部分
を省くことによる慣性モーメントの低減の利益を得なが
らも、第二部分114において、長方形の可動板と同じ
広さの電気要素形成面118を確保しており、駆動トル
クの低下の不利益を得ない。
【0064】この可動板110の慣性モーメントIは、
全体の厚さにおいて第二部分と同様の輪郭(長方形)を有
する場合の慣性モーメントをIr'、第一部分112の厚
さを可動板110の厚さのx%とすると、次式(10)で
表される。
【0065】
【数10】
【0066】可動板110の(駆動トルク/慣性モーメン
ト)の値は、この逆数となる。1.31の値を与えるx
は約59である。従って、電磁駆動方式においては、可
動板110は、第一部分112が全体の約60%の厚さ
を有していれば、楕円形の可動板と同じ駆動効率を与え
る。実際には、磁束密度分布が一様でないため、楕円形
の可動板の(駆動トルク/慣性モーメント)の値は1.3
1より小さいことが予想されるため、第一部分112の
厚さが可動板110の厚さの50%程度であれば、楕円
形の可動板と差がないことが予想される。駆動効率は第
一部分112の厚さが増すにつれて更に向上する。可動
板110は、静電駆動方式においては、電磁駆動方式よ
りも高い駆動効率を与える。
【0067】以上の説明から分かるように、本実施形態
のミラー揺動体100は、可動板110が、反射面を有
する楕円形の第一部分112と、駆動用の電気要素を有
する長方形の第二部分114とで構成されているので、
光ビームの反射に実際に必要な大きさの反射面を維持し
ながら、可動板の慣性モーメントの低減を達成してい
る。このようなミラー揺動体は、駆動効率の高い光偏向
器の提供に貢献する。
【0068】本実施形態のミラー揺動体100は、発明
の要旨を逸脱しない範囲の中において、様々な変形や修
正が可能である。駆動手段の一部を構成する電気要素
は、図4〜図7に示されるものに限定されるものではな
く、駆動コイルのレイアウトや駆動電極の形状等は適宜
変更されてもよい。可動板の支持形態は、両持ち支持に
限定されるものではなく、他の支持形態、例えば片持ち
支持であってもよい。弾性部材は、トーションバーに限
定されるものではなく、たわみバネなどであってもよ
い。可動板の揺動は、一方向に限定されるものではな
く、二方向であってもよい。
【0069】また、作製方法においては、電気要素形成
面側の加工と反射面形成面側の加工は逆の順序で行なわ
れてもよい。また、スタートウエハは、単結晶シリコン
基板に限定されるものでなく、SOI(Silicon-on-Insu
lator)基板等が用いられてもよい。SOI基板の使用に
おいては、中間絶縁層であるシリコン酸化膜を各面から
のエッチングの停止層として利用できる。
【0070】さらに、ミラー揺動体100の作製方法
は、半導体プロセスを使用したものに限定されるもので
はない。ミラー揺動体100は、例えば図9に示される
ように、楕円形の可動板1110とトーションバー11
20,1130と支持部材1140,1150を有する
構造体1100と、長方形の可動板1210とトーショ
ンバー1220,1230と支持部材1240,125
0を有する構造体1200とを貼り合わせることによっ
て作製されてもよい。
【0071】第二の実施の形態 次に、第二の実施の形態について図面を参照しながら説
明する。
【0072】図10〜図12に示されるように、ミラー
揺動体200は、可動板210と、反射面を有する可動
板210を揺動可能に支持するための一対の弾性部材で
あるトーションバー222,224と、トーションバー
222,224を保持する支持部材226,228とを
備えている。一対のトーションバー222,224は、
矩形の断面を有し、可動板210から両側に対称的に延
びている。従って、可動板210は、支持部材226,
228に対して、トーションバー222,224の内部
を通る揺動軸の周りに、揺動可能に支持されている。
【0073】可動板210は、反射面を有する第一部分
212と、ミラー揺動体200を駆動するための駆動手
段の一部を構成する電気要素を有する第二部分214と
を有している。反射面は、第一実施形態で説明したよう
に、反射面形成面216そのものであっても、反射面形
成面216に形成された反射膜の表面であってもよい。
また、電気要素形成面218には、第一実施形態で説明
したように、駆動コイルや駆動電極などの駆動用の電気
要素が形成されている。
【0074】第一部分212は、反射面が形成された反
射面形成面216を有し、第一部分212の側面は反射
面形成面216に直交している。第二部分214は、電
気要素が形成された電気要素形成面218を有してお
り、第二部分214の側面は電気要素形成面218に直
交している。反射面形成面216は電気要素形成面21
8よりも小さい面積を有している。
【0075】図11に良く示されるように、電気要素形
成面218は長方形の形状あるいは輪郭を有しており、
反射面形成面216は楕円形の形状あるいは輪郭を有し
ている。反射面形成面216の楕円形は、電気要素形成
面218の長方形に内接する楕円形よりも若干小さくな
っている。また、トーションバー222,224と可動
板210の接続部分およびトーションバー222,22
4と支持部材226,228の接続部分の凹状角部に
は、応力の集中を防ぐために、丸み(R)が付与されてい
る。
【0076】図12に良く示されるように、可動板21
0と支持部材226,228は同じ厚さを有し、トーシ
ョンバー222,224は可動板210と支持部材22
6,228に比較して薄い厚さを有している。別の言い
方をすれば、支持部材226,228は、それぞれ、反
射面側の第一部分232,242と、電気要素側の第二
部分234,244とを有しており、可動板210の第
二部分214とトーションバー222,224と支持部
材226,228の第二部分234,244は同じ厚さ
を有している。
【0077】このようなミラー揺動体200は、例え
ば、半導体プロセスを利用して、SOI(Silicon-on-In
sulator)基板からモノリシックに形成され、トーション
バー222,224は、中間絶縁層の一方の側のシリコ
ン層つまり反射面が形成される側のシリコン層に対して
形成される。
【0078】このミラー揺動体200では、可動板21
0は、その第一部分212が第二部分214よりも小さ
いため、図12に示されるように、第一部分212と第
二部分214の段差を有し、この段差はトーションバー
222,224の近くに位置している。同様に、支持部
材226,228は第一部分232,242と第二部分
234,244の段差を有し、これらの段差はトーショ
ンバー222,224の近くに位置している。
【0079】ICP−RIEによるシリコンの加工で
は、エッチング側面はウエハ表面にほぼ垂直に形成され
るので、段差は、図13(a)に示されるように、ほぼ9
0°の凹状角部を有する。このような90°の凹状角部
には、応力集中が起こり易く、トーションバーの変形時
に破断の原因になるおそれがあるので、段差の凹状角部
は、図13(b)に示されるように、丸み(R)が付与され
ると更に好ましい。このような丸み(R)の付与は必ずし
も容易ではないが、例えば反射面形成面側のシリコンエ
ッチングの条件を変えることにより、垂直壁付近のエッ
チングレートのみ低下するようなプロセスを取り入れる
ことにより達成することができる。
【0080】ミラー揺動体200は、半導体プロセスを
利用して作製される。以下、図14を参照して、ミラー
揺動体200の製造方法について説明する。図14に示
される各工程は、図11のXII−XII線に沿う断面で描か
れている。
【0081】工程1(図14(a)):スタートウエハとし
て、両面研磨されたSOI基板250を用意する。SO
I基板250は第一のシリコン層252と第二のシリコ
ン層254を有し、両者は中間絶縁層256を介して接
合されている。第二のシリコン層254に対して、駆動
手段の一部を構成する電気要素、例えば、駆動コイルや
駆動電極を形成する。このような電気要素は、フォトリ
ソグラフィ技術により、例えば、金属薄膜の成膜・パタ
ーニングや絶縁膜の成膜などの工程を経て形成される。
【0082】工程2(図14(b)):第二のシリコン層2
54を、可動板210の第二部分214とトーションバ
ー222,224と支持部材226,228に対応する
形状に、例えばICP−RIEによりエッチングする。
エッチングは、中間絶縁層である酸化シリコン層256
で停止する。
【0083】工程3(図14(c)):第一のシリコン層2
52を、可動板210の第一部分212と支持部材22
6,228に対応する形状に、例えばICP−RIEに
よりエッチングする。エッチングマスクのパターニング
は、第二のシリコン層254に形成されたパターンに正
確にアライメント(位置合わせ)される必要があるが、楕
円形の可動板210の第一部分212は長方形の可動板
210の第二部分214に内接する楕円形よりも一回り
小さいので、要求される精度は第一実施形態よりも低
い。エッチングは、中間絶縁層である酸化シリコン層2
56で停止する。望ましくは、エッチングの停止直前
に、図13(b)に示されるように、凹状角部に丸み(R)
を付与する。
【0084】工程4(図14(d)):酸化シリコン層25
6の露出している部分をエッチングにより除去する。こ
の工程の結果、可動板210とトーションバー222,
224と支持部材226,228を有する構造体が形成
される。この構造体では、可動板210はトーションバ
ー222,224によってのみ支持部材226,228
と接続されている。さらに、第一のシリコン層252に
対して、可動板210の第一部分212に相当する部分
に反射膜を形成する。
【0085】通常、一枚のウエハには、前述の構造体が
多数並べられて製作される。最後に、ダイシングによ
り、個々の構造体を切り離して、図10〜図12に示さ
れるミラー揺動体200が得られる。
【0086】このように、ミラー揺動体200は、半導
体プロセスを利用してモノリシックに形成されるため、
その後の組立作業は不要であり、超小型に安価に大量生
産することができる。また、寸法精度が非常に高く、従
って特性のばらつきがきわめて少ない。
【0087】本実施形態のミラー揺動体200において
も、可動板210が、反射面を有する楕円形の第一部分
212と、駆動用の電気要素を有する長方形の第二部分
214とで構成されているので、第一実施形態と同様
に、光ビームの反射に実際に必要な大きさの反射面を維
持しながら、可動板の慣性モーメントの低減を達成して
いる。
【0088】本実施形態のミラー揺動体200は、発明
の要旨を逸脱しない範囲の中において、様々な変形や修
正が可能である。電気要素や可動板の支持形態や弾性部
材の機能等に関しては、第一実施形態と同様の変形が成
されてもよい。
【0089】また、作製方法に関して、スタートウエハ
に単結晶シリコン基板を用い、可動板や支持部材に比べ
て薄いトーションバーはエッチング深さを時間で制御す
ることにより形成されてもよい。
【0090】さらに、ミラー揺動体200の作製方法
は、半導体プロセスを使用したものに限定されるもので
はない。ミラー揺動体200は、例えば図15に示され
るように、長方形の可動板1310とトーションバー1
320,1330と支持部材1340,1350を有す
る構造体1300に、反射面を有する楕円形のミラー部
材1360を貼り付けることによって作製されてもよ
い。
【0091】第三の実施の形態 次に、第三の実施の形態について図面を参照しながら説
明する。
【0092】図16と図17に示されるように、ミラー
揺動体300は、第二実施形態のミラー揺動体200に
似た構造体であり、可動板310と、反射面を有する可
動板310を揺動可能に支持するための一対の弾性部材
であるトーションバー322,324と、トーションバ
ー322,324を保持する支持部材326,328と
を備えている。一対のトーションバー322,324
は、矩形の断面を有し、可動板310から両側に対称的
に延びている。
【0093】可動板310は、反射面を有する第一部分
312と、ミラー揺動体300を駆動するための駆動手
段の一部を構成する電気要素を有する第二部分314と
を有している。第一部分312は、反射面が形成された
反射面形成面316を有し、第一部分312の側面は反
射面形成面316に対して傾斜している。第二部分31
4は、電気要素が形成された電気要素形成面318を有
しており、第二部分314の側面は電気要素形成面31
8に直交している。
【0094】電気要素形成面318は長方形の形状を有
しており、反射面形成面316は十二角形の形状を有
し、これに対応して第一部分312の底面(第二部分3
14との境界の輪郭)も十二角形を有している。第一部
分312の底面の十二角形は、反射面形成面316の十
二角形よりも一回り大きく、電気要素形成面318の長
方形に内接する楕円形よりも若干小さい。
【0095】また、支持部材326,328は、それぞ
れ、反射面側の第一部分332,342と、電気要素側
の第二部分334,344とを有しており、第一部分3
32,342は傾斜した側面を有している。
【0096】このようなミラー揺動体300は、第二実
施形態と同様に、例えば、半導体プロセスを利用して、
SOI(Silicon-on-Insulator)基板からモノリシックに
形成される。ただし、可動板310の第一部分312
と、支持部材326,328の第一部分332,342
と第二部分334,344は、中間絶縁層の一方の側の
シリコン層に対して、ウェットエッチングを行なうこと
により形成される。それ以外の工程は、第二実施形態と
同様である。
【0097】可動板310の第一部分312と支持部材
326,328の第一部分332,342の材料となる
シリコンには、(100)の面方位を持つ単結晶シリコン
が使用される。このような単結晶シリコンの表面に酸化
シリコンや窒化シリコン等の長方形のマスクを形成し、
TMAHやKOH等のアルカリ性のエッチャントでウエ
ットエッチングを行なうと、エッチング側面に(111)
面が斜面として現れる形でエッチングが進行する。ただ
し、長方形のマスクの各コーナでは、より高次でエッチ
ングレートが速い面のエッチングが進行し、例えば(3
11)面などが現れる。
【0098】このようなウェットエッチングの結果、図
16と図17に示されるように、傾斜した側面を持つ可
動板310の第一部分312と傾斜した側面を持つ支持
部材326,328の第一部分332,342が形成さ
れる。
【0099】本実施形態においても、可動板310は、
図18(a)に示されるように、トーションバー322,
324の近くに、第一部分312と第二部分314の段
差を有する。支持部材326,328も、同様に、トー
ションバー322,324の近くに、第一部分332,
342と第二部分334,344の段差を有する。この
ような段差は、鈍角の凹状角部を有するので、応力集中
は比較的発生し難いが、図18(b)に示されるように、
丸み(R)が付与されると更に好ましい。このような丸み
(R)の付与は必ずしも容易ではないが、例えば上述した
シリコンのウエットエッチング工程の終了間際に、エッ
チャントに添加剤を加えたり、別のエッチャントを使用
したりする変更を加えて、エッチング特性を変化させる
ことにより程度可能となる。
【0100】本実施形態のミラー揺動体300において
も、可動板310が、反射面を有する楕円形の第一部分
312と、駆動用の電気要素を有する長方形の第二部分
314とで構成されているので、第一実施形態や第二実
施形態と同様に、光ビームの反射に実際に必要な大きさ
の反射面を維持しながら、可動板の慣性モーメントの低
減を達成している。これにより、駆動効率の高い光偏向
器が提供されるようになる。
【0101】また、ミラー揺動体300は、可動板31
0の第一部分312と支持部材326,328の第一部
分332,342がウェットエッチングによって形成さ
れるので、第一実施形態や第二実施形態に比べて、加工
コストが低減される。
【0102】本実施形態のミラー揺動体300は、発明
の要旨を逸脱しない範囲の中において、様々な変形や修
正が可能である。電気要素や可動板の支持形態や弾性部
材の機能等に関しては、第一実施形態と同様の変形が成
されてもよい。また、半導体プロセスを用いない作製方
法も適用可能であるが、反射面形成面の形状を十二角形
にする利点は特にない。
【0103】第四の実施の形態 次に、第四の実施の形態について図面を参照しながら説
明する。
【0104】図19〜図21に示されるように、ミラー
揺動体400は、第三実施形態のミラー揺動体300に
類似した構造体であり、可動板410と、反射面を有す
る可動板410を揺動可能に支持するための一対の弾性
部材であるトーションバー422,424と、トーショ
ンバー422,424を保持する支持部材426,42
8とを備えている。一対のトーションバー422,42
4は、台形の断面を有し、可動板410から両側に対称
的に延びている。
【0105】可動板410は、反射面を有する第一部分
412と、ミラー揺動体400を駆動するための駆動手
段の一部を構成する電気要素を有する第二部分414と
を有している。第一部分412は、反射面が形成された
反射面形成面416を有し、第一部分412の側面は反
射面形成面416に対して傾斜している。第二部分41
4は、電気要素が形成された電気要素形成面418を有
しており、第二部分414の側面は電気要素形成面41
8に対して傾斜している。
【0106】電気要素形成面418は長方形の形状を有
しており、反射面形成面416は十二角形の形状を有
し、これに対応して第一部分412の底面(第二部分4
14との境界の輪郭)も十二角形を有している。第一部
分412の底面の十二角形は、反射面形成面416の十
二角形よりも一回り大きく、電気要素形成面418の長
方形に内接する楕円形よりも若干小さい。
【0107】また、支持部材426,428は、それぞ
れ、反射面側の第一部分432,442と、電気要素側
の第二部分434,444とを有しており、第一部分4
32,442と第二部分434,444は共に傾斜した
側面を有している。
【0108】このようなミラー揺動体400は、第二実
施形態と同様に、例えば、半導体プロセスを利用して、
SOI基板からモノリシックに形成される。ただし、使
用するSOI基板の二つのシリコン層は共に、(100)
の面方位を持つ単結晶シリコンであり、可動板410と
トーションバー422,424と支持部材426,42
8は共に、ウェットエッチングによるシリコン加工を行
なうことで形成される。
【0109】ウェットエッチングの進行は、第三実施形
態で説明した通りであるが、可動板410の長方形の第
二部分414の加工においては、予めエッチングマスク
に補償パターンと呼ばれるパターンを入れておき、可動
板410の反射面側の第一部分412のように角部が速
くエッチングされるのを防ぐことによって、可動板41
0の第二部分414は直角の角部を持つように形成され
る。
【0110】ウェットエッチングの使用の結果、図19
〜図21に示されるように、傾斜した側面を持つ可動板
410と、台形の断面を持つトーションバー422,4
24と、傾斜した側面を持つ支持部材426,428と
を備えているミラー揺動体400が形成される。
【0111】本実施形態のミラー揺動体400において
も、第一〜第二実施形態と同様に、光ビームの反射に実
際に必要な大きさの反射面を維持しながら、可動板の慣
性モーメントの低減を達成している。これにより、駆動
効率の高い光偏向器が提供されるようになる。
【0112】また、ミラー揺動体400は、可動板41
0とトーションバー422,424と支持部材426,
428を形成するためのシリコンの加工がすべてウェッ
トエッチングによって行なわれるので、第三実施形態に
比べて、加工コストが更に低減される。
【0113】第五の実施の形態 次に、第五の実施の形態について図面を参照しながら説
明する。
【0114】図22と図23に示されるように、ミラー
揺動体500は、反射面508を有する可動板510
と、可動板510を揺動可能に支持するための一対の弾
性部材であるトーションバー522,524と、トーシ
ョンバー522,524を保持する支持部材526,5
28とを備えている。一対のトーションバー522,5
24は、可動板510から両側に対称的に延びている。
【0115】可動板510は、反射面508が形成され
た反射面形成面516と、電気要素が形成された電気要
素形成面518と、その内部に形成された多数の空洞部
532とを有している。可動板510は、好ましくは、
剛性を補強するためのリブ構造を有している。リブ構造
は、例えば、図示されるように、空洞部532を矩形に
画定する格子状に延びる格子壁534であるが、空洞部
532を六角形に画定するハニカム構造であってもよ
い。格子壁534は、多数のスリット536を有してお
り、各空洞部532は、これらのスリット536を介し
て、外部空間と連絡されている。このような空洞部53
2と外部空間の連絡は、これがないと外部の温度と空洞
部532の温度の違いによって引き起こされる反射面の
変形を抑える。
【0116】図22に示される光偏向器は、静電駆動型
であり、可動板510に設けられた電気要素は、図22
では見えないが、電気要素形成面518のほぼ全体に広
がる駆動電極であり、これらは、これに向き合う固定電
極550と共働して、ミラー揺動体500を駆動するた
めの駆動手段を構成している。電気要素形成面518に
形成された駆動電極は、それぞれ、コンタクトホール5
42,544を介して、トーションバー522,524
を通る配線546,548と電気的に接続されており、
配線546,548を介して図示しない外部装置から駆
動電圧が適宜印加される。
【0117】次に、可動板510の断面構造およびコン
タクトホール542,544の構造について図24を参
照しながら説明する。
【0118】図24に示されるように、可動板510
は、三つの単結晶シリコン層562,564,566を
有しており、これらの層間は、それぞれ、例えば厚さ約
0.1μmの熱酸化膜568,570によって、互いに
電気的に絶縁されている。最も下側の単結晶シリコン層
562は、抵抗率の高いFZタイプのシリコン(FZ−
Si)であり、例えば約1μmの厚さを有している。
【0119】中間の単結晶シリコン層564は、例え
ば、CZタイプのシリコン(CZ−Si)で、約8μmの
厚さを有している。単結晶シリコン層564は、選択的
除去により形成された複数の穴を有しており、これらの
穴が空洞部532を構成する。
【0120】最も上側の単結晶シリコン層566は、例
えば、CZ−Siで、約1μmの厚さを有している。こ
の単結晶シリコン層566は、単結晶シリコン層564
に形成された空洞部532を画定する穴を覆っている。
【0121】また、中間の単結晶シリコン層564と上
側の単結晶シリコン層566は、コンタクトホール54
2,544に相当する部分に形成された、傾斜した側面
を持つ角錐台形状の開口を有している。
【0122】上側の単結晶シリコン層566とコンタク
トホール542,544の表面は、下側の単結晶シリコ
ン層562との電気的接続部分を除いて、絶縁膜572
によって覆われている。絶縁膜572の表面に、Al等
の金属を成膜しパターニングすることにより、コンタク
トホール542,544を介して、下側の単結晶シリコ
ン層562と電気的に接続された配線546,548が
形成されている。
【0123】下側の単結晶シリコン層562は、FZ−
Siであり、高い抵抗を有しているため、二つのコンタ
クトホール542,544の間に印加される電位差を維
持することができる。このため、単結晶シリコン層56
2は、物質的には連続体であるが、実質的に、第一実施
形態において図7を参照して説明した互いに電気的に分
離されている一対の駆動電極162,164と同等に機
能する。
【0124】続いて、図25を参照しながら、ミラー揺
動体500の製造方法について説明する。図25に示さ
れる各工程は、図22のXXIII−XXIII線に沿う断面で描
かれている。
【0125】工程1(図25(a)):(100)の面方位を
持つシリコンウエハである支持体ウエハ580を用意
し、その上面に例えば80μm程度の深さのギャップ5
82を形成する。この構造体に、前述の下側の単結晶シ
リコン層562となるFZ−Siウエハ584を接合す
る。接合後、研磨やエッチング等により、FZ−Siウ
エハ584を例えば1μm程度の厚さに薄くする。
【0126】工程2(図25(b)):前述の中間の単結晶
シリコン層564となるCZ−Siウエハ586を用意
し、これに前述の熱酸化膜568となる例えば0.1μ
mの厚さの熱酸化膜(図示せず)を形成する。このような
CZ−Siウエハ586を、FZ−Siウエハ584に
接合し、接合後、研磨やエッチング等により8μm程度
まで薄くする。その後、lCP−RIEなどにより、可
動板510の輪郭を画定する溝588と、空洞部532
を画定する複数の穴590とを形成する。その際、穴5
90を区切る隔壁には、前述したように空洞部532を
外部空間と連絡するためのスリット536となる切り欠
きが一緒に形成される。
【0127】工程3(図25(c)):前述の上側の単結晶
シリコン層566となるCZ−Siウエハ592を用意
し、これに前述の熱酸化膜570となる例えば0.1μ
mの厚さの熱酸化膜(図示せず)を形成する。このような
CZ−Siウエハ592を、CZ−Siウエハ586に
接合し、接合後、研磨やエッチング等により1μm程度
まで薄くする。その後、CZ−Siウエハ592を、l
CP−RIEなどにより、可動板510の形状にエッチ
ングする。さらに、コンタクトホールを形成する部分
に、TMAH等を使用したウエットエッチングにより、
CZ−Siウエハ586とCZ−Siウエハ592を貫
通する角錐台形状の開口594を形成する。
【0128】工程4(図25(d)):溝588によって分
離されたCZ−Siウエハ592を跨ぐトーションバー
598を窒化シリコンやポリイミド等で形成する。さら
に、角錐台形状の開口594を介してFZ−Siウエハ
584と電気的に接続された配線をAl等で形成する。
配線は、例えば、可動板上に広い面積を持つように形成
され、この部分が反射面を兼ねてもよい。また、反射面
は、研磨されたシリコンの表面で構成されてもよい。最
後に、等方性のシリコンエッチングを利用して、溝58
8の底面として露出しているFZ−Siウエハ584を
除去することにより、ミラー揺動体500が得られる。
この構造体において、支持体ウエハ580をグラウンド
電位にして、支持体ウエハ580のギャップ582の底
面を、前述の固定電極550として機能させてもよい。
【0129】本実施形態のミラー揺動体500は、可動
板510がその内部に形成された空洞部532を有して
いることにより、可動板の慣性モーメントの低減を達成
している。リブ構造をハニカム構造とした概算によれ
ば、中実構造の長方形の可動板の半分程度に慣性モーメ
ントを低減することが可能である。勿論、可動板510
の反射面形成面516と電気要素形成面518は共に、
中実構造の長方形の可動板に比べて減少してはいない。
従って、ミラー揺動体500は、反射面の大きさや駆動
トルクを維持したまま、可動板の慣性モーメントの低減
を達成している。
【0130】本実施形態のミラー揺動体500は、発明
の要旨を逸脱しない範囲の中において、様々な変形や修
正が可能である。例えば、上述の実施形態では、弾性部
材であるトーションバー522,524は、最上層のC
Z−Siウエハ592の上に成膜された薄膜で作られて
いるが、最上層のCZ−Siウエハ592のエッチング
の際に部分的に残すことによりCZ−Siウエハ592
で作られてもよく、さらに必要であれば、中間層のCZ
−Siウエハ586や最下層のFZ−Siウエハ584
と組み合わせて作られてもよい。
【0131】図26は、本実施形態の変形例であるミラ
ー揺動体500Aを用いた光偏向器を示している。この
ミラー揺動体500Aでは、図26に示されるように、
可動板510の下側の単結晶シリコン層562は、抵抗
率の低いCZタイプのシリコン(CZ−Si)であり、ス
リット538によって空間的に分離されている。
【0132】図22に示される光偏向器では、可動板5
10は、これに向き合って配置される固定電極550と
の電位差によって駆動されるが、駆動電極として機能す
る可動板510の下側の単結晶シリコン層562が抵抗
率の高いFZ−Siであるため、固定電極550に対し
て大きい電位差を有する部分は、コンタクトホール54
2,544の近くに限られ、そこから比較的遠い部分
は、ほとんど駆動力に貢献しない。
【0133】図26に示されるように、ミラー揺動体5
00Aを用いた光偏向器では、駆動電極として機能する
可動板510の下側の単結晶シリコン層562が抵抗率
の低いCZ−Siであり、スリット538で分離された
単結晶シリコン層562の片側全体が同電位となり、可
動板510の駆動力に寄与するので、駆動力が格段に向
上する。
【0134】また、シリコンの機械強度は、それに含ま
れる格子間酸素濃度が高いほど増大することが知られて
いる(阿部孝夫著、シリコン結晶とドーピング(丸善
(株))P32)。CZ−Siは、FZ−Siに比べて格子
間酸素濃度が極めて高い。従って、ミラー揺動体500
Aは、図22に示されるミラー揺動体500に比べて、
高い衝撃耐性を有している。
【0135】図27は、本実施形態の別の変形例である
ミラー揺動体500Bを用いた光偏向器を示している。
このミラー揺動体500Bでは、図27に示されるよう
に、駆動電極552,554は、反射面508が形成さ
れた反射面形成面516に設けられている。また、固定
電極556,558は、それぞれ、駆動電極552,5
54と向き合うように、支持部材526,528に固定
されている。
【0136】このようなミラー揺動体500Bを用いた
光偏向器では、駆動電極552,554が反射面形成面
516に設けられているため、必然的に面積が小さくな
るぶん駆動力は低下するが、可動板510に空洞部53
2を設けた利点である可動板510の慣性モーメントの
低減は達成されている。また、駆動電極と反射面を兼用
するように、電極を反射面形成面のほぼ全面に形成し、
駆動力を確保することも可能である。
【0137】本実施形態では、静電駆動方式の光偏向器
に対応した駆動電極を有するミラー揺動体500のみを
図示して説明したが、ミラー揺動体は、電磁駆動方式の
光偏向器に対応するように、駆動コイルを有していても
よい。
【0138】図28と図29は、本実施形態の更に別の
変形例であるミラー揺動体600を示している。ミラー
揺動体600は、基本的に本実施形態のミラー揺動体5
00をジンバル構造に拡張したものである。
【0139】図28と図29に示されるように、ミラー
揺動体600は、楕円形の可動板610と、可動板61
0を揺動可能に支持するための第一の一対のトーション
バー622,624と、第一の一対のトーションバー6
22,624を保持する可動枠626と、可動枠626
を揺動可能に支持するための第二の一対のトーションバ
ー628,630と、第二の一対のトーションバー62
8,630を保持する支持部材632,634とを備え
ている。第一のトーションバー622,624と、第二
のトーションバー628,630は、互いに直交する方
向に延びている。また、可動板610と可動枠626は
共に、ハニカム構造によって画定された六角形の複数の
空洞部を有している。
【0140】このミラー揺動体600では、可動部分で
ある可動板610と可動枠626が共に空洞部を有して
いることにより、それらの慣性モーメントの低減が達成
されている。可動板610と可動枠626に形成される
駆動電極は、図26に関する変形例で説明したように、
スリットによって分離された抵抗率の低いCZタイプの
シリコンによって構成されているとよい。
【0141】さらに、本実施形態のミラー揺動体は、基
本的にウエハ接合により空洞部を有する可動板を形成し
ているので、半導体プロセスを使用せずに、適当に機械
加工された板状部品を積層して作製されてもよい。
【0142】これまで、いくつかの実施の形態について
図面を参照しながら具体的に説明したが、本発明は、上
述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨
を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
【0143】従って、本発明の光偏向器について、以下
のことが言える。
【0144】1.一方の面に光反射部材、もう一方の面
に駆動力発生部材が形成された可動板、弾性部材、支持
部材を有し、前記可動板に作用する駆動力によって前記
弾性部材が変形し、可動板が揺動することにより光反射
部材に照射された光の反射光を偏向する光偏向器におい
て、前記可動板は前記駆動力発生部材が設けられた面の
面積よりも、前記光反射部材が設けられた面の面積の方
が小さくなるよう構成されていることを特徴とする光偏
向器。
【0145】(作用効果)駆動力を維持した状態で、可動
板の慣性モーメントを低減できるため、駆動効率の向上
が可能である。
【0146】2.前記反射部材が設けられた面の形状
は、前記駆動力発生部材が設けられた面の形状に内接す
る形状であることを特徴とする請求項1に記載の光偏向
器。
【0147】(作用効果)光偏向に必要な反射面積を確保
し、かつ可動板の慣性モーメントを必要最小限におさえ
ることができる。
【0148】3.前記反射部材が設けられた面の輪郭形
状が楕円形であることを特徴とする第1項に記載の光偏
向器。
【0149】(作用効果)楕円形にすることにより、光学
的性能を保ったままで可動板の慣性モーメントを最小に
することが可能となる。
【0150】4.可動板が単結晶シリコン基板により形
成されている第1項または第3項に記載の光偏向器。
【0151】(作用効果)単結晶シリコン基板とその加工
技術を利用することにより、比較的安価な精密加工によ
って光偏向器を製造することが可能となる。
【0152】5.前記光反射部材が設けられた面の輪郭
形状が12角形であることを特徴とする第1項に記載の
光偏向器。
【0153】(作用効果)可動板に(100)シリコンウエ
ハを使用し、反射手段が設けられた面を結晶異方性を利
用したウエットエッチングで加工することが可能である
ため、再現性の良い精密な加工が低コストで可能とな
る。
【0154】6.単結晶シリコン基板が、2層の単結晶
シリコン層とその中間の絶縁層からなることを特徴とす
る第5項に記載の光偏向器。
【0155】(作用効果)可動板を両面から加工する際
に、加工深さの決定が容易にできる。
【0156】7.前記2層の単結晶シリコン層の少なく
とも1層の表面が(100)面であり、この層に結晶異方
性を利用したウエットエッチングにより略楕円形状およ
び/または略長方形形状を形成することを特徴とする第
6項に記載の光偏向器。
【0157】(作用効果)再現性の良い精密な加工が低コ
ストで可能となる。
【0158】8.前記2層の単結晶シリコン層の少なく
とも1層にドライエッチングにより略楕円形状および/
または略長方形形状を形成することを特徴とする第4項
または第5項に記載の光偏向器。
【0159】(作用効果)ドライエッチングを利用するこ
とにより、任意の形状を精密に加工できる。
【0160】9.前記2層の単結晶シリコン層のうち、
どちらか一層にのみ弾性部材が形成されていることを特
徴とする第1項ないし第8項のいずれかひとつに記載の
光偏向器。
【0161】(作用効果)両面から加工する際の位置含わ
せ誤差が、その性能にほとんど影響しない光偏向器を得
ることが可能となる。
【0162】10.前記可動板の輪郭面において、前記
2層の単結晶シリコン層の境界部にコーナーRが形成さ
れていることを特徴とする第1項ないし第8項のいずれ
かひとつに記載の光偏向器。
【0163】(作用効果)2層の単結晶シリコン層の境界
部に応力が集中しにくい光偏向器が得られ、信頼性が向
上する。
【0164】11.前記駆力発生部材が電極であること
を特徴とする第1項ないし第8項のいずれかひとつに記
載の光偏向器。
【0165】(作用効果)静電駆動方式を取ることによ
り、駆動発生部材を小型化することができる。
【0166】12.前記駆動力発生部材が可動コイルで
あることを特徴とする第1項ないし第8項のいずれかひ
とつに記載の光偏向器。
【0167】(作用効果)可動コイル方式により、大きな
駆動トルクが低電圧で得られる。
【0168】13.可動板の一方の面に前記駆動力発生
部を設ける工程と、前記可動板の前記駆動力発生部材側
の面を略長方形に加工する工程と、前記可動板の他方の
面に光反射部材を設ける工程と、前記可動の前記光反射
部材側の面を前記略長方形にほぼ内接する形状に加工す
る工程を含むことを特徴とする光偏向器の製造方法。
【0169】(作用効果)駆動力を維持した状態で、可動
板の慣性モーメントを低減し、駆動効率を向上させた光
偏向器を製造することができる。
【0170】14.反射部材が形成された可動板、弾性
部材、支持部材を有し、前記可動板に作用する駆動力に
よって前記弾性部材が変形し、可動板が揺動することに
より光反射手段に照射された光の反射光を偏向する光偏
向器において、可動板内部に空洞が設けられていること
を特徴とする光偏向器。
【0171】(作用効果)駆動力を維持した状態で、可動
板の慣性モーメントを更に大きく低減し、駆動効率を更
に向上させることが可能となる。
【0172】15.可動板内部に、さらに補強用リブ構
造が設けられていることを特徴とする第14項に記載の
光偏向器。
【0173】(作用効果)可動板の剛性を損なうことな
く、慣性モーメントを低減することが可能となる。
【0174】16.可動板内部に設けられた補強用リブ
構造がハニカム構造であることを特徴とする第15項に
記載の光偏向器。
【0175】(作用効果)可動板慣性低減に対する剛性維
持の効果を最適にすることが可能となる。
【0176】17.可動板内部に設けられた前記補強用
リブ構造に通気孔が設けられていることを特徴とする第
15項に記載の光偏向器。
【0177】(作用効果)製造工程で発生する可動板内外
の圧力差をなくし、不要な可動板変形を防止することが
できる。
【0178】
【発明の効果】本発明によれば、光学性能を維持しなが
ら可動部分の慣性モーメントの低減が達成された光偏向
器用のミラー揺動体が提供される。このようなミラー揺
動体は、これを用いた光偏向器の駆動効率の改善に貢献
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施の形態によるミラー揺動体の斜視図
である。
【図2】図1に示されるミラー揺動体の反射ミラー側か
ら見た平面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿ったミラー揺動体の断面
図である。
【図4】電磁駆動用の電気要素である駆動コイルを有す
るミラー揺動体の平面図である。
【図5】図4に示されるミラー揺動体と一対の永久磁石
とを含んでいる電磁駆動型の光偏向器の斜視図である。
【図6】静電駆動用の電気要素である駆動電極を有する
ミラー揺動体の平面図である。
【図7】図6に示されるミラー揺動体と固定電極とを含
んでいる静電駆動型の光偏向器の斜視図である。
【図8】図1のミラー揺動体を作製するための一連の工
程を示しており、各工程は図2のIII−III線に沿ったミ
ラー揺動体の断面で描かれている。
【図9】図1のミラー揺動体を作製するための別の手法
を示してている。
【図10】第二の実施の形態によるミラー揺動体の斜視
図である。
【図11】図10に示されるミラー揺動体の反射ミラー
側から見た平面図である。
【図12】図11のXII−XII線に沿ったミラー揺動体の
断面図である。
【図13】図12に示される可動板と弾性部材の接続部
分を拡大して示している。
【図14】図10のミラー揺動体を作製するための一連
の工程を示しており、各工程は図11のXII−XII線に沿
ったミラー揺動体の断面で描かれている。
【図15】図11のミラー揺動体を作製するための別の
手法を示してている。
【図16】第三の実施の形態によるミラー揺動体の反射
ミラー側から見た平面図である。
【図17】図16のXVII−XVII線に沿ったミラー揺動体
の断面図である。
【図18】図16に示される可動板と弾性部材の接続部
分を拡大して示している。
【図19】第四の実施の形態によるミラー揺動体の反射
ミラー側から見た平面図である。
【図20】図19のXX−XX線に沿ったミラー揺動体の断
面図である。
【図21】図19に示されるミラー揺動体の裏側から見
た平面図である。
【図22】第五の実施の形態によるミラー揺動体を用い
た光偏向器の斜視図である。
【図23】図22のXXIII−XXIII線に沿ったミラー揺動
体の断面図である。
【図24】図22と図23に示されるミラー揺動体おけ
るコンタクトホールの周辺部分を拡大して示す断面図で
ある。
【図25】図22のミラー揺動体を作製するための一連
の工程を示しており、各工程は図22のXXIII−XXIII線
に沿ったミラー揺動体の断面で描かれている。
【図26】第五の実施の形態の変形例であるミラー揺動
体を用いた光偏向器を示している。
【図27】第五の実施の形態の別の変形例であるミラー
揺動体を用いた光偏向器を示している。
【図28】第五の実施の形態の更に別の変形例であるミ
ラー揺動体を用いた光偏向器を示している。
【図29】図28のIXXX−IXXX線に沿ったミラー揺動体
の断面図である。
【符号の説明】
100 ミラー揺動体 112 第一部分 114 第二部分 116 反射面形成面 118 電気要素形成面 110 可動板 122,124 トーションバー 126,128 支持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H041 AA12 AB14 AC04 AC06 AZ08 5C051 DB06 DB07 DB24 DB35 DC03 DC04 DC07 DE09 5C072 BA04 DA04 HA14 WA05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光偏向器用のミラー揺動体であり、光偏
    向器は、光を偏向するためのミラー揺動体と、これを駆
    動するための駆動手段とを備えており、ミラー揺動体
    は、反射面を有する可動板と、これを揺動可能に支持す
    るための弾性部材と、弾性部材を支持する支持部とを備
    えており、駆動手段は、可動板に設けられた電気要素を
    含んでおり、可動板は、反射面を有する第一部分と、電
    気要素を有する第二部分とを有しており、第一部分は反
    射面が形成された反射面形成面を有し、第二部分は電気
    要素が形成された電気要素形成面を有し、反射面形成面
    は電気要素形成面よりも小さい面積を有している、光偏
    向器用のミラー揺動体。
  2. 【請求項2】 第一部分の反射面形成面は、第二部分の
    電気要素形成面の形状に対して、ほぼ内接する形状を有
    している、ミラー揺動体。
  3. 【請求項3】 光偏向器用のミラー揺動体であり、光偏
    向器は、光を偏向するためのミラー揺動体と、これを駆
    動するための駆動手段とを備えており、ミラー揺動体
    は、反射面を有する可動板と、これを揺動可能に支持す
    るための弾性部材と、弾性部材を支持する支持部とを備
    えており、駆動手段は、可動板に設けられた電気要素を
    含んでおり、可動板は、反射面が形成された反射面形成
    面と、電気要素が形成された電気要素形成面と、その内
    部に形成された少なくともひとつの空洞部とを有してい
    る、光偏向器用のミラー揺動体。
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