JPH08211320A - ガルバノミラー及びそれを用いた光ディスク装置 - Google Patents

ガルバノミラー及びそれを用いた光ディスク装置

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JPH08211320A
JPH08211320A JP29291495A JP29291495A JPH08211320A JP H08211320 A JPH08211320 A JP H08211320A JP 29291495 A JP29291495 A JP 29291495A JP 29291495 A JP29291495 A JP 29291495A JP H08211320 A JPH08211320 A JP H08211320A
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JP
Japan
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mirror
oscillator
plate
oscillating body
galvanometer mirror
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JP29291495A
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English (en)
Inventor
Akihiro Kasahara
章裕 笠原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量・小形な光学ヘッドを実現するガルバノ
ミラー、及び光学ヘッドの高速シークを実現する光ディ
スク装置を提供する。 【解決手段】 ガルバノミラー9は反射ミラー24を形
成した揺動体25を備えている。揺動体25はシリコン
などの半導体からなり、2本の弾性体26を介して第1
のプレート21の中空部に接続配置している。第1のプ
レート21の上下には、第2及び第3のプレート22,
23がそれぞれ電気絶縁された状態に接合されている。
揺動体25と対向する第2及び第3のプレート22,2
3の各部位には、対称な関係に電極28,29(不図
示)と電極30,31が設けられている。このような構
成において揺動体25を+極(−極)に帯電させ、また
電極29,30を−極(+極)に、電極28,31を+
極(−極)に帯電させると、2枚の弾性体26のねじれ
変形を伴いながら揺動体25が回転(揺動)される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光を所望の
方向に反射するガルバノミラー、及びそのガルバノミラ
ーを搭載する光ヘッドにより光ディスクに対する情報の
記録再生を行う光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、コンパクトディスク(C
D)やレーザディスク(LD)に代表されるように、レ
ーザ光を用いて情報の再生を行う光ディスク装置が広く
普及している。また最近では、光ディスク装置はコンピ
ュータの記憶装置として利用されるようになっている。
また、併せてデータの高速記録再生が可能となるよう
に、光学系を搭載する光学ヘッドの高速移動が要求され
るようになった。
【0003】このような光学ヘッドの高速移動の要求に
対し、光学ヘッドの質量をできるだけ小さくして素早い
シークを実現する方式が提案されている。このような方
式の一つとして、半導体レーザ(光源)やフォトディテ
クタ(検出器)などを光学ヘッドに搭載せず、光ディス
クに焦点を形成する対物レンズのみを光学ヘッドに搭載
して移動させる分離光学方式が採用されている。
【0004】以下、分離光学方式の一例を図18を参照
して説明する。半導体レーザ111やフォトディテクタ
112などの固定光学系113は、図示しないベースな
どに固定されている。半導体レーザ111から照射され
たレーザ光Lは、同じく固定配置されたガルバノミラー
114を介して光学ヘッド115内に搭載された対物レ
ンズ116に与えられている。対物レンズ116は光デ
ィスクD上のピットに焦点を形成し、その反射光を再び
逆の経路でフォトディテクタ112に導く。光学ヘッド
115は図示しない駆動手段によってトラッキング方向
X及びフォーカシング方向Yにそれぞれ駆動される。
【0005】このような方式によれば、光学ヘッド11
5をトラッキング方向Xへ駆動する際に発生する微小な
光路の傾き(対物レンズ116へのレーザ光の入射角度
の変化)を、固定配置されたガルバノミラー114の揺
動角度の制御によって補正することができる。そのため
対物レンズ116自体を傾ける手段などを光学ヘッド1
15に搭載する必要がなくなり、光学ヘッド115全体
の質量を低減することができ、素早いシークを実現して
いる。
【0006】このようにして利用される従来のガルバノ
ミラー114は、具体的には図19〜図21に示す構造
となっている。ここで、図19はガルバノミラー114
の平面図、図20及び図21はそれぞれ図19に示すガ
ルバノミラーのXX−XX面及びXXI−XXI面にお
ける断面図である。
【0007】図19に示すように、ガルバノミラー11
4は、レーザ光を反射するための反射ミラー117と、
この反射ミラー117を固定した揺動体118と、この
揺動体118を固定部119に対して支持する2枚の支
持体120a、120bとを備えている。固定部119
は、図20と図21に示すようにヨーク121と磁石1
22とから構成されており、揺動体118の側面に固定
されたコイル123に対して磁界を作用させることによ
り、反射ミラー117を支持体120a、120bの軸
回りに揺動させることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガルバ
ノミラー114の反射ミラー117表面は、温度変化や
経年変化によって徐々に傾いてしまう危険性がある。こ
のような傾きが発生すると、ガルバノミラー114から
の反射光を正確に対物レンズ116へ導くことが困難と
なってしまうため、トラッキングオフセットが生じ、正
確なトラッキング動作が阻害されてしまう危険性があ
る。また、この傾きの影響は、ガルバノミラー114か
ら対物レンズ116までの距離に応じて変化するため、
ガルバノミラー114の揺動角度の補正を光学ヘッド1
15の現在位置によってさらに補正するといった複雑な
制御が必要となってしまう。
【0009】したがって、ガルバノミラー114を光学
ヘッド115に搭載し、ガルバノミラー114と対物レ
ンズ116との距離を一定に保った状態の固定光学方式
が望まれている。
【0010】ところが、上述のとおり、従来のガルバノ
ミラー114はヨーク121、磁石122、コイル12
3などを備えているため、光学ヘッドの質量が大きくな
ってしまう。また、ガルバノミラー114を光学ヘッド
115に搭載すると光学ヘッド115の高速シークが阻
害されてしまう。このように、ガルバノミラーを搭載し
た光学ヘッドで高速シークを実現することは、実質的に
は不可能であった。
【0011】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、軽量・小形な光学ヘッドを実現するガルバノミラ
ー、及び光学ヘッドの高速シークを実現する光ディスク
装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点によ
るガルバノミラーは、反射ミラーを備えた帯電可能な揺
動体と、前記揺動体を揺動可能に支持する支持部材と、
前記反射ミラーが所望の角度で光を反射するように前記
揺動体を静電力で動かすための帯電可能な電極と、を具
備したことを特徴とする。
【0013】上記ガルバノミラーにおいて、前記揺動体
に備えられた反射ミラーは、当該揺動体自体の鏡面加工
により形成されていることが望ましい。この場合、前記
揺動体は、半導体材料で形成されていることが望まし
い。さらに、前記半導体材料は、シリコンを含んでいる
ことが望ましい。また、前記揺動体は、異方性結晶構造
を有する材料からなることが望ましい。
【0014】前記揺動体と前記支持部材は、同一材料に
より一体として形成されていることが望ましい。この場
合、前記揺動体と前記支持部材は、半導体材料で形成さ
れていることが望ましい。また、前記半導体材料は、シ
リコンを含んでいることが望ましい。
【0015】また、前記支持部材は、前記揺動体が回転
動作できるように支持していることが望ましい。この場
合、前記支持部材は、弾性体からなることが望ましい。
また、前記ガルバノミラーは、前記揺動体と前記電極の
間の静電容量を検出するセンサを備えていることが望ま
しい。さらに、前記ガルバノミラーは、前記センサによ
り検出された静電容量に基づき前記揺動体の揺動量を補
正するための回路を備えていることが望ましい。
【0016】本発明の第2の観点によるガルバノミラー
は、中空部を有する第1のプレートと、前記第1のプレ
ートの中空部に位置し、反射ミラーを備えた帯電可能な
揺動体と、前記第1のプレートに固定され、前記揺動体
を揺動可能に支持する支持部材と、前記第1のプレート
を挟んで対向配置される第2および第3のプレートと、
前記揺動体に対して前記第2および第3のプレート上に
それぞれ設けられ、前記反射ミラーが所望の角度で光を
反射するように前記揺動体を静電力で動かすための帯電
可能な電極と、を具備したことを特徴とする。
【0017】上記ガルバノミラーの内部は、前記第1〜
第3のプレートにより密封状態に保持されていることが
望ましい。また、前記揺動体と前記支持部材と前記第1
のプレートは、同一材料により一体として形成されてい
ることが望ましい。この場合、前記揺動体と前記支持部
材と前記第1のプレートは、半導体材料で形成されてい
ることが望ましい。さらに、前記半導体材料は、シリコ
ンを含んでいることが望ましい。
【0018】一方、本発明の第1の観点による光ディス
ク装置は、レーザ光を発生する光源と、この光源からの
レーザ光を反射するガルバノミラーと、このガルバノミ
ラーにより反射されたレーザ光を受けて光ディスクに焦
点を形成する対物レンズとを搭載した光学ヘッドを備え
た光ディスク装置において、前記ガルバノミラーは、反
射ミラーを備えた帯電可能な揺動体と、前記揺動体を揺
動可能に支持する支持部材と、前記反射ミラーが所望の
角度でレーザ光を反射するように前記揺動体を静電力で
動かすための帯電可能な電極と、を備えていることを特
徴とする。
【0019】本発明の第2の観点による光ディスク装置
は、レーザ光を発生する光源と、この光源からのレーザ
光を反射するガルバノミラーと、このガルバノミラーに
より反射されたレーザ光を受けて光ディスクに焦点を形
成する対物レンズとを搭載した光学ヘッドを備えた光デ
ィスク装置において、前記ガルバノミラーは、中空部を
有する第1のプレートと、前記第1のプレートの中空部
に位置し、反射ミラーを備えた帯電可能な揺動体と、前
記第1のプレートに固定され、前記揺動体を揺動可能に
支持する支持部材と、前記第1のプレートを挟んで対向
配置される第2および第3のプレートと、前記揺動体に
対して前記第2および第3のプレート上にそれぞれ設け
られ、前記反射ミラーが所望の角度でレーザ光を反射す
るように前記揺動体を静電力で動かすための帯電可能な
電極と、を備えていることを特徴とする。
【0020】上記構成とすることにより、本発明に係る
ガルバノミラーは、ヨーク、磁石、コイルなど質量の大
きい要素を含んでいないので、光学ヘッドの軽量・小型
化が実現される。また、このような軽量・小型の光学ヘ
ッドを用いた光ディスク装置においては、高速なシーク
が実現される。
【0021】また、光学ヘッドが電磁力で駆動されてい
ても、本発明によるガルバノミラーは静電力で駆動され
るので、両者間でクロストーク(インタラクション)が
生じることがない。このため、対物レンズとガルバノミ
ラーとを接近配置させることができ、光学ヘッドの小型
化をより促進させることができる。また、このようなク
ロストークが生じることのないガルバノミラーを用いた
光ディスク装置においては、シークの精度や記録再生の
信頼性をより向上させることができる。
【0022】さらに、本発明に係るガルバノミラーは、
静電力を利用して駆動力を発生する構成であるため、消
費電力を低減させることができる。また、このようなガ
ルバノミラーを用いた光ディスク装置においては、光学
ヘッドに搭載される光学ユニット(半導体レーザ等の素
子を含む)や対物レンズなどに与える熱的悪影響を極力
回避することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1実施形態)まず、図1〜図4を用いて本発明のガ
ルバノミラーを搭載した光ディスク装置について説明す
る。ここで、図1は光ディスク装置の内部構造を示す断
面図、図2は光学ヘッドを含む駆動系の平面図、図3は
光学ヘッドの断面図、図4は光学ユニットの断面図であ
る。なお、図1においては、駆動系の図示が省略されて
いる。
【0024】情報の記録再生に供されるディスク1(光
ディスク、光磁気ディスクなど)は、マグネットチャッ
ク等のチャッキング手段により、ベース(図示せず)に
固定されたスピンドルモータ2に保持されており、記録
再生時にはこのスピンドルモータ2によって安定に回転
駆動される。
【0025】ディスク1に照射するためのレーザ光を生
成する半導体レーザ3は、図4に示すフォトディテクタ
4とHOE(Hologramic Optical Element)素子5などと
共に光学ユニット6を構成しており、この光学ユニット
6は光学ヘッド7の下部に固定されている。なお、光学
ユニット6の下部には放熱性を高める目的で複雑の凹凸
が形成されている。
【0026】半導体レーザ3より発せられたレーザ光
は、ガラス面に形成されたHOE素子5を通過し、HO
E素子5の反対面に固定されたプリズム8で90゜向き
を変え、ガルバノミラー9で再び90゜向きを変え、光
学ヘッド7の上部に配置された対物レンズ10に導かれ
る。そして、この対物レンズ10によりディスク1の記
録トラック上にレーザ光を集光させ焦点を形成する。
【0027】またディスク1からの反射光は、対物レン
ズ10に戻り、ガルバノミラー9、プリズム8を経由
し、HOE素子5で向きを変えてフォトディテクタ4に
戻される。フォトディテクタ4に取り込まれた反射光か
ら、記録情報信号、フォーカスオフセット信号、トラッ
クオフセット信号等が生成される。そして、フォーカス
オフセット信号を用いることにより対物レンズ10のフ
ォーカス方向の位置ズレが検出され、この位置ズレを補
正するように光学ヘッド7に巻装固定されたフォーカス
コイル11に電流を流す制御動作を行う。また、トラッ
クオフセット信号を用いることにより対物レンズ10の
トラック方向の位置ズレが検出され、この位置ズレを補
正するようにリニアモータコイル12とガルバノミラー
9に電圧を加えて制御動作を行う。このようにしてディ
スク1の記録トラック上に情報が記録され、またディス
ク1の記録トラック上から情報が読み取られる。
【0028】対物レンズ10は、プラスチックマグネッ
トで形成された対物レンズホルダ13に保持されてい
る。また平行板バネ14の一端が対物レンズホルダ13
に固定され、平行板バネ14の他端は光学ヘッド7に固
定されることにより、対物レンズ10はその光軸方向に
移動可能に支持されている。対物レンズホルダ13とフ
ォーカスコイル11に流れる電流との間に電磁作用が起
こり、対物レンズ10にフォーカス方向の駆動力を生じ
させる。
【0029】図2に示すように、リニアモータコイル1
2は筒状に形成されており、光学ヘッド7の両側面に各
1個が固定されている。光学ヘッド7のリニアモータコ
イル12を挟んで両側には、計4個の滑り軸受15が形
成されており、ディスク1の径方向に延設された2本の
ガイドシャフト16とそれぞれ係合している。これによ
り光学ヘッド7はディスク1の半径方向に移動できるよ
うに支持されている。
【0030】ガイドシャフト16は磁性体で形成されて
おり、磁気回路のヨークとしての役割も果たしている。
そして、ガイドシャフト16の両端にはコ字形のバック
ヨーク17が固定されている。また磁気ギャップを挟ん
でリニアモータコイル12と対向する位置にはラジアル
磁石18が配置され、バックヨーク17に固定されてい
る。これらガイドシャフト16、バックヨーク17、ラ
ジアル磁石18がラジアル磁気回路19を形成してお
り、リニアモータコイル12に磁界を作用させ、その磁
界とリニアモータコイル12に流れる電流との電磁作用
により、光学ヘッド7にディスク1の半径方向への駆動
力を発生させている。
【0031】続いて図5〜図9を参照してガルバノミラ
ー9の具体的な構造を説明する。図5はガルバノミラー
の斜視図、図6はガルバノミラーの分解斜視図、図7の
(a)及び(b)はそれぞれ第2及び第3のプレートの
平面図、図8及び図9はそれぞれ図5に示すガルバノミ
ラーのVIII−VIII面及びIX−IX面における
断面図である。
【0032】図5に示されるように、ガルバノミラー9
は第1のプレート21、第2のプレート22、第3のプ
レート23の3つのプレートにより層構造を形成してい
る。図6に、ガルバノミラー9をプレート単位で分解し
た場合の様子を示す。第1のプレート21は、ロ字形を
なす中空構造を有している。この中空部には、半導体レ
ーザ3からのレーザ光を反射するための反射ミラー24
と、この反射ミラー24を中心部に形成してなる揺動体
25と、この揺動体25を第1のプレート21に接続す
る2枚の弾性体(支持部材)26とが配置されている。
ここで、反射ミラー24と揺動体25を合計した可動部
分の質量の重心は、ちょうど2枚の弾性体26を結ぶ線
上の中間付近となるように構成されている。
【0033】そして、これら反射ミラー24、揺動体2
5、弾性体26は、シリコンを主体とする半導体の異方
性エッチングにより一体として形成されており、反射ミ
ラー24の部分は半導体の鏡面加工により揺動体25上
に直接的に製作されている。
【0034】なお、反射ミラー24は、揺動体25に対
して2〜3μm突出して形成されている。また、弾性体
26は、揺動体25と第1のプレート21とを電気的に
絶縁する材料で形成されている。
【0035】第2のプレート22と第3のプレート23
は、第1のプレート21のそれぞれの面に対して拡散接
合等の手段によって接合されている。これら第2及び第
3のプレート22,23はガラス系の部材で形成されて
おり、第1のプレート21に対してそれぞれ電気的に絶
縁されている。
【0036】また、第1のプレート21及び揺動体25
と、第2及び第3のプレート22,23とは、熱膨張係
数のほぼ同じ材料で形成されており、これによって温度
変化が揺動体25に与える熱歪みの影響を極力防止でき
るようにしてある。すなわち第2及び第3のプレート2
2,23としては、第1のプレート21とほぼ同じ熱膨
張係数を持ったガラス系の部材が選択される。
【0037】また、第2のプレート22は、その中心部
に穴部27が形成されており、第1のプレート21の反
射ミラー24を光学的に拘束しない形状となっている。
一方、第2のプレート22及び第3のプレート23にお
ける揺動体25と対向する部位には、それぞれ2枚の電
極が設けられる。図7(a)は、第1のプレート21側
から見た第2のプレート22の平面図である。図示のよ
うに、第2のプレート22の両側には、電極28,29
がそれぞれ設けられている。また、図7(b)は、第1
のプレート21側から見た第3のプレート23の平面図
である。図示のように、第3のプレート23の両側に
は、電極30,31がそれぞれ設けられている。
【0038】これらの電極28,29,30,31は、
第2及び第3のプレート22,23に対して蒸着やスパ
ッタリングなどの手法により形成されている。なお、電
極28,29,30,31は透明電極で構成されていて
もよい。
【0039】以上のように構成されたガルバノミラー9
の駆動方法について説明する。まず、半導体で形成され
た揺動体25を+極に帯電させ、電極29,30を−極
に、電極28,31を+極に帯電させる。すると、2枚
の弾性体26(図8参照)がねじれ変形し、揺動体25
が図9の矢印に示す方向に回転する。なお、揺動体25
を矢印の向きと逆方向に回転させるためには、電極2
9,30を+極に、電極28,31を−極に帯電させれ
ばよい。このように、静電力の作用により揺動体25が
回転するので、反射ミラー24の傾きが変化することに
なる。
【0040】また、揺動体25の回転(揺動)角度を求
めるには、まず、揺動体25と電極28,29,30,
31の間の静電容量を測定(検出)する。次いで、測定
された静電容量に基づいて揺動体25と第2及び第3の
プレート22,23とのギャップ長を導出する。そし
て、この算出された値に基づいてトラッキングオフセッ
トに関する補正を電気的に行うことにより、ガルバノミ
ラー特有の回転角度の制約をほとんどなくすことがで
き、安定かつ精度の高いトラッキング制御を行うことが
できる。
【0041】なお、上記補正の制御は、リード線やフレ
キシブル半導体基板等の回路を電極28〜31に接続す
るとともに光学ヘッド外部と連絡させた上で、外部から
行うことで実現される。
【0042】また、静電容量の変化から測定された揺動
体25と第2及び第3のプレート22,23とのギャッ
プ長の変化を求め、この変化に基づいて温度上昇や経時
変化による反射ミラー24面の傾きを補正することもで
きる。この場合、加速度計を用いて揺動体25の揺動の
加速度を求めることによりギャップ長の変化を常に把握
し、揺動体25の動作の非線形性を補償するようなフィ
ードバック制御を行うことが望ましい。
【0043】以上説明したように第1実施形態によれ
ば、ガルバノミラー9は、ヨーク、磁石、コイルなど質
量の大きい要素を具備していないために従来よりも大幅
に軽量化が図られている。そのため、上記ガルバノミラ
ー9を搭載した光学ヘッド7は軽量・小形を維持するこ
とができ、光学ヘッド7の高速シークが実現される。
【0044】また、反射ミラー24が接着剤などを介す
ることなく揺動体25自体に直接形成されているため、
回転駆動力は反射ミラー24に直接的に作用することに
なる。したがって、位相が180゜を越える共振モード
の共振周波数を高くすることができる。そのため、精度
の高いトラッキング制御が可能となるので、トラックピ
ッチの狭い光ディスクなどにも十分に対応することがで
き記録密度の向上を図ることができる。
【0045】また、揺動体25は静電力を利用して駆動
力を発生する構成であるため、消費電力を少なくするこ
とができ、光学ヘッド7に搭載される光学ユニット6
(半導体レーザ3等の素子を含む)や対物レンズ10な
どに与える熱的悪影響を極力回避することができる。
【0046】さらに、対物レンズ10を駆動するために
用いられているコイルや磁石といった電磁駆動要素に対
して、電磁力を全く必要としない静電駆動要素からなる
ガルバノミラーを用いている。すなわち、電磁力と静電
力とを用いることにより、互いの駆動力が干渉し合うな
どといった不具合をほぼ完全に防止することができる。
そのため、ガルバノミラー9を光学ヘッド7へ搭載する
ことによる悪影響が排除できるとともに、ガルバノミラ
ー9と対物レンズ10とを極めて接近した位置(例えば
図1に示すように対物レンズの真下など)に配置するこ
とも容易となり、装置設計の自由度が大幅に改善され
る。そしてガルバノミラーを傾けることにより光軸中心
の対物レンズ位置での移動を少なくすることが可能とな
り、結果としてトラッキングおよびフォーカス制御信号
に発生するオフセットを小さくすることができ、より高
精度にスポット位置を定めることが可能となる。
【0047】また、揺動体25の回転軸上、すなわち2
枚の弾性体26を結ぶ線上に揺動体25の重心が配置さ
れ、これら弾性体26のねじれ変形により回転(揺動)
が実現しているため、外乱加速度が作用しても回転変形
に悪影響を及ぼすことがない。
【0048】(第2実施形態)続いて図10を参照して
本発明の第2実施形態を説明する。なお、前述の第1実
施形態と同一構成要素には同一符号を付して重複する説
明を省略する(以下に説明する第3〜第5実施形態につ
いても同様)。
【0049】第2実施形態が前述の第1実施形態と異な
る点は、図10に示すように、第2のプレート22の表
面に光を透過するカバーガラス32が固定されているこ
とにある。すなわち、カバーガラス32と、第1〜第3
のプレート21,22,23により、揺動体25と電極
28,29,30,31は完全に密封された構造となっ
ている。このような構造であると、揺動体25と電極2
8,29,30,31との間にホコリやチリなどが侵入
することがないばかりか、水蒸気が結露する恐れもなく
なり、結露による短絡で駆動回路等が損傷を受ける恐れ
がなくなるという効果がある。
【0050】なお、第2のプレート22にカバーガラス
32を固定する代わりに、図11に示すように、光学ヘ
ッド7の対物レンズ10下部にカバーガラス40を固定
することにより光学ヘッド7の内部を完全に密封した構
造としてもよい。すなわち、光学ユニット6内の半導体
レーザ3から発せられたレーザ光がガルバノミラー9に
て反射しカバーガラス40に至るまでの一連の光路は、
光学ユニット6及びカバーガラス40によって完全な閉
空間となり、この空間内へのホコリやチリなどの侵入を
防止することができる。また、上記と同様に水蒸気が結
露する恐れもなくなる。なお、この閉空間内には収納容
器39を配置してシリカゲルなどの除湿剤を納めてもよ
い。このような構造の光学ヘッド7を採用することによ
り、装置の光学系の信頼性を大幅に向上させることがで
きる。
【0051】(第3実施形態)続いて図12及び図13
を参照して本発明の第3実施形態を説明する。第3実施
形態が前述の第1実施形態と異なる点は、揺動体の形状
にある。すなわち、第1実施形態では揺動体25が四角
形状であるのに対し、本第3実施形態では、図12に示
すように、揺動体34は略四角形の各頂点に突起部33
が設けられた形状となっている。また、図13の(a)
及び(b)に示すように、第2及び第3のプレート2
2,23上に形成された電極28,29,30,31
は、これら突起部33と当接する部位のみ切り欠かれた
形状となっている。
【0052】このような構成を採用した本実施形態によ
れば、揺動体34に対してその限界値を超える程の大き
な回転(揺動)駆動力が作用した場合に、それぞれの突
起部33が第2及び第3のプレート22,23と接触す
るため、回転(揺動)角度範囲を制限することができ
る。
【0053】また、突起部33と第2及び第3のプレー
ト22,23との接点が点接触となるため、揺動体34
が第2及び第3のプレート22,23と吸着してしまう
恐れがない。
【0054】また、突起部33と第2及び第3のプレー
ト22,23との接点は、ちょうど電極28,29,3
0,31が切り欠かれた状態になっているため、電極2
8,29,30,31の短絡による駆動回路の損傷を回
避することが可能となる。
【0055】なお、揺動体34はその弾性体26との接
続部位が内側に向かって凹状に形成されている。このよ
うに構成することにより、弾性体26の長さを長尺とす
ることができるため、弾性体26に無理な歪み等を発生
させることなくねじり変形を比較的容易に発生させるこ
とができるようになる。
【0056】(第4実施形態)続いて図14及び図15
を参照して本発明の第4実施形態を説明する。第4実施
形態が前述の第1実施形態と異なる点は、揺動体の形状
にある。すなわち、第1実施形態では2枚の弾性体26
を結ぶ線上に揺動体25の重心が配置され、これら弾性
体26のねじれ変形により回転(揺動)を実現してい
た。これに対して第4実施形態では、図14に示すよう
に、2枚の弾性体35は第1のプレート21の片端から
平行に延出する構造となっており、弾性体35の曲げ変
形により揺動体36の回転(揺動)が実現されるように
なっている。
【0057】このような構成によれば、弾性体35の断
面積を大きく取ることが容易になるため、衝撃により破
壊しにくいガルバノミラー9を提供することができる。
なお、本第4実施形態においては、図15に示すよう
に、第2のプレートに代えてカバーガラス32を採用し
ている。この場合、カバーガラス32はレーザ光の透過
率の高いコーティング処理を施したガラス系の材料で構
成される。このような構成を採用した場合も、ガルバノ
ミラー9の内部を完全に密封した状態とすることができ
る。
【0058】(第5実施形態)続いて図16及び図17
を参照して本発明の第5実施形態を説明する。第5実施
形態が前述の第1実施形態と異なる点は、レーザ光の本
数が複数本であり(図17参照)、これに対応させて揺
動体25の個数を複数個としたことにある(図16参
照)。なお、光学ユニット6の中には半導体レーザ3及
びフォトディテクタがそれぞれ3個づつ設けられてい
る。
【0059】3個の半導体レーザ3から照射された3本
のレーザ光は、一旦集束レンズに37により集束され
る。この集束レンズの付近には、図16に示すような3
個の揺動体25及び反射ミラー24を備えたガルバノミ
ラー38が固定配置されている。各反射ミラー24は、
それぞれ異なるレーザ光を反射する。反射されたレーザ
光は、対物レンズ10によりディスク1の記録トラック
上に別々に集光され、焦点を結ぶ。なお、各集束スポッ
トの微小位置決め調整は、揺動体25の回転(揺動)角
度を制御することにより行われる。
【0060】なお、図16に示すガルバノミラー38に
は電極が図示されていないが、上述の各実施形態のもの
と同様に、各揺動体25に4枚ずつが形成されている。
このような構成とすることにより、複数のレーザ光を扱
う必要のある装置形態であっても、各レーザ光を独立に
トラッキング制御することができるようになる。
【0061】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々
の変形が可能である。特に本発明に係るガルバノミラー
は、光ディスク装置への用途に限定されるものではな
く、その他の各種装置の光学系として利用できることは
言うまでもない。
【0062】また、揺動部は静電力によって帯電可能な
構造であればシリコン以外の材料を利用して制作しても
よく、またその製作方法として例えばモールド成形など
を採用してもよい。
【0063】また、上記各実施形態では、反射ミラー,
揺動体,弾性体は、半導体の異方性エッチングにより一
体として形成される場合を説明したが、異方性エッチン
グ以外のドライエッチングによる手法で形成されてもよ
い。
【0064】また、上記各実施形態では、1つの揺動体
の制御のために4つの電極を使用する場合を説明した
が、これには限定されず、電極をそのうちのいずれが2
つだけ、あるいは1つだけとすることも可能である。
【0065】また、上記各実施形態では、3種類のプレ
ート(第1〜第3のプレート)によりガルバノミラーの
内部が密封されている場合を説明したが、密封すること
ができる構造であれば1つや2つのプレートでもよい。
さらに、ガルバノミラーの内部を密封できるものであれ
ば、プレート以外の形状を採用してもよい。なお、ガル
バノミラーを搭載する光学ヘッドの内部が密封されてい
れば、当該ガルバノミラーの内部を密封しなくてもよ
い。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係るガル
バノミラーは、ヨーク、磁石、コイルなど質量の大きい
要素を含んでいないので、光学ヘッドの軽量・小型化が
実現される。また、このような軽量・小型の光学ヘッド
を用いた光ディスク装置においては、高速なシークが実
現される。
【0067】また、光学ヘッドが電磁力で駆動されてい
ても、本発明によるガルバノミラーは静電力で駆動され
るので、両者間でクロストーク(インタラクション)が
生じることがない。このため、対物レンズとガルバノミ
ラーとを接近配置させることができ、光学ヘッドの小型
化をより促進させることができる。また、このようなク
ロストークが生じることのないガルバノミラーを用いた
光ディスク装置においては、シークの精度や記録再生の
信頼性をより向上させることができる。
【0068】さらに、本発明に係るガルバノミラーは、
静電力を利用して駆動力を発生する構成であるため、消
費電力を低減させることができる。また、このようなガ
ルバノミラーを用いた光ディスク装置においては、光学
ヘッドに搭載される光学ユニット(半導体レーザ等の素
子を含む)や対物レンズなどに与える熱的悪影響を極力
回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るガルバノミラーを
搭載した光ディスク装置の構成を示す図。
【図2】図1に示す光学ヘッドを含む駆動系の構造を示
す平面図。
【図3】図2に示す光学ヘッドの構造を示す断面図。
【図4】図1に示す光学ユニットの構造を示す断面図。
【図5】図1に示すガルバノミラーの構造を示す斜視
図。
【図6】図5に示すガルバノミラーの構成を示す分解斜
視図。
【図7】図6に示す第2及び第3のプレートに備えられ
る電極の配置を示す平面図。
【図8】図5に示すガルバノミラーの VIII-VIII面にお
ける断面図。
【図9】図5に示すガルバノミラーの IX-IX面における
断面図。
【図10】本発明の第2実施形態に係るガルバノミラー
の構造を示す断面図。
【図11】上記第2実施形態の変形例に係る光学ヘッド
の構造を示す断面図。
【図12】本発明の第3実施形態に係るガルバノミラー
を構成する第1のプレートの平面図。
【図13】上記第3実施形態に係るガルバノミラーを構
成する第2及び第3のプレートの平面図。
【図14】本発明の第4実施形態に係るガルバノミラー
を構成する第1のプレートの平面図。
【図15】上記第4実施形態に係るガルバノミラーの構
造を示す断面図。
【図16】本発明の第5実施形態に係るガルバノミラー
を構成する第1のプレートの平面図。
【図17】上記第5実施形態に係るガルバノミラーを搭
載した光学ヘッドの構成を示す図。
【図18】従来の光ディスク装置(分離光学方式)の構
成例を示す断面図。
【図19】図18に示す従来のガルバノミラーの構造を
示す平面図。
【図20】図19に示す従来のガルバノミラーの XX-XX
面における断面図。
【図21】図19に示す従来のガルバノミラーの XXI-X
XI面における断面図。
【符号の説明】
1…ディスク、 2…スピンドルモータ、 3,111…半導体レーザ、 4,112…フォトディテクタ、 5…HOE素子、 6…光学ユニット、 7,115…光学ヘッド、 8…プリズム、 9,38,114…ガルバノミラー、 10,116…対物レンズ、 11…フォーカスコイル、 12…リニアモータコイル、 13…対物レンズホルダ、 14…平行板バネ、 15…滑り軸受、 16…ガイドシャフト、 17…バックヨーク、 18…ラジアル磁石、 19…ラジアル磁気回路、 21…第1のプレート、 22…第2のプレート、 23…第3のプレート、 24,117…反射ミラー、 25,34,36,118…揺動体、 26…弾性体(支持部材)、 27…穴部、 28〜31…電極、 32,40…カバーガラス、 33…突起部、 37…集束レンズ、 39…収納容器、 113…固定光学系、 119…固定部、 120a,120b…支持体、 121…ヨーク、 122…磁石、 123…コイル。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反射ミラーを備えた帯電可能な揺動体と、 前記揺動体を揺動可能に支持する支持部材と、 前記反射ミラーが所望の角度で光を反射するように前記
    揺動体を静電力で動かすための帯電可能な電極と、 を具備したことを特徴とするガルバノミラー。
  2. 【請求項2】前記揺動体に備えられた反射ミラーは当該
    揺動体自体の鏡面加工により形成されていることを特徴
    とする請求項1記載のガルバノミラー。
  3. 【請求項3】前記揺動体は半導体材料で形成されている
    ことを特徴とする請求項2記載のガルバノミラー。
  4. 【請求項4】前記半導体材料はシリコンを含むことを特
    徴とする請求項3記載のガルバノミラー。
  5. 【請求項5】前記揺動体は異方性結晶構造を有する材料
    からなることを特徴とする請求項2記載のガルバノミラ
    ー。
  6. 【請求項6】前記揺動体と前記支持部材は同一材料によ
    り一体として形成されていることを特徴とする請求項1
    記載のガルバノミラー。
  7. 【請求項7】前記揺動体と前記支持部材は半導体材料で
    形成されていることを特徴とする請求項6記載のガルバ
    ノミラー。
  8. 【請求項8】前記半導体材料はシリコンを含むことを特
    徴とする請求項7記載のガルバノミラー。
  9. 【請求項9】前記支持部材は前記揺動体が回転動作でき
    るように支持していることを特徴とする請求項6記載の
    ガルバノミラー。
  10. 【請求項10】前記支持部材は弾性体からなることを特
    徴とする請求項9記載のガルバノミラー。
  11. 【請求項11】前記揺動体と前記電極の間の静電容量を
    検出するセンサをさらに備えたことを特徴とする請求項
    1記載のガルバノミラー。
  12. 【請求項12】前記センサにより検出された静電容量に
    基づき前記揺動体の揺動量を補正するための回路をさら
    に備えたことを特徴とする請求項11記載のガルバノミ
    ラー。
  13. 【請求項13】中空部を有する第1のプレートと、 前記第1のプレートの中空部に位置し、反射ミラーを備
    えた帯電可能な揺動体と、 前記第1のプレートに固定され、前記揺動体を揺動可能
    に支持する支持部材と、 前記第1のプレートを挟んで対向配置される第2および
    第3のプレートと、 前記揺動体に対して前記第2および第3のプレート上に
    それぞれ設けられ、前記反射ミラーが所望の角度で光を
    反射するように前記揺動体を静電力で動かすための帯電
    可能な電極と、 を具備したことを特徴とするガルバノミラー。
  14. 【請求項14】前記ガルバノミラーの内部は前記第1〜
    第3のプレートにより密封状態に保持されていることを
    特徴とする請求項13記載のガルバノミラー。
  15. 【請求項15】前記揺動体と前記支持部材と前記第1の
    プレートは同一材料により一体として形成されているこ
    とを特徴とする請求項13記載のガルバノミラー。
  16. 【請求項16】前記揺動体と前記支持部材と前記第1の
    プレートは半導体材料で形成されていることを特徴とす
    る請求項15記載のガルバノミラー。
  17. 【請求項17】前記半導体材料はシリコンを含むことを
    特徴とする請求項16記載のガルバノミラー。
  18. 【請求項18】レーザ光を発生する光源と、この光源か
    らのレーザ光を反射するガルバノミラーと、このガルバ
    ノミラーにより反射されたレーザ光を受けて光ディスク
    に焦点を形成する対物レンズとを搭載した光学ヘッドを
    備えた光ディスク装置において、前記ガルバノミラー
    は、 反射ミラーを備えた帯電可能な揺動体と、 前記揺動体を揺動可能に支持する支持部材と、 前記反射ミラーが所望の角度でレーザ光を反射するよう
    に前記揺動体を静電力で動かすための帯電可能な電極
    と、 を備えていることを特徴とする光ディスク装置。
  19. 【請求項19】レーザ光を発生する光源と、この光源か
    らのレーザ光を反射するガルバノミラーと、このガルバ
    ノミラーにより反射されたレーザ光を受けて光ディスク
    に焦点を形成する対物レンズとを搭載した光学ヘッドを
    備えた光ディスク装置において、前記ガルバノミラー
    は、 中空部を有する第1のプレートと、 前記第1のプレートの中空部に位置し、反射ミラーを備
    えた帯電可能な揺動体と、 前記第1のプレートに固定され、前記揺動体を揺動可能
    に支持する支持部材と、 前記第1のプレートを挟んで対向配置される第2および
    第3のプレートと、 前記揺動体に対して前記第2および第3のプレート上に
    それぞれ設けられ、前記反射ミラーが所望の角度でレー
    ザ光を反射するように前記揺動体を静電力で動かすため
    の帯電可能な電極と、 を備えていることを特徴とする光ディスク装置。
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