JP2001307355A - 光ディスク装置およびガルバノミラー - Google Patents

光ディスク装置およびガルバノミラー

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JP2001307355A JP2000301785A JP2000301785A JP2001307355A JP 2001307355 A JP2001307355 A JP 2001307355A JP 2000301785 A JP2000301785 A JP 2000301785A JP 2000301785 A JP2000301785 A JP 2000301785A JP 2001307355 A JP2001307355 A JP 2001307355A
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optical disk
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slider
disk device
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Toru Fujimaki
徹 藤巻
Haruhiko Izumi
晴彦 和泉
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ディスクの面振れに起因する不具合を解消
し、光ディスクへのデータの記録処理あるいは再生処理
を適切に行うことができるようにする。 【解決手段】対物レンズ20を保持しており、かつ光デ
ィスクDに対面して浮上可能にサスペンション3の先端
部に支持されているスライダ2と、サスペンション3の
先端部に支持されており、かつ光源からフォーカス方向
と交差する第1の方向に進行してきたレーザ光を対物レ
ンズ20に入射させるようにフォーカス方向に反射する
ミラー1と、このミラー1およびスライダ2をトラッキ
ング方向に移動させるようにサスペンション3を移動さ
せるシーク動作機構と、を具備している、光ディスク装
置であって、ミラー1は、レーザ光の反射方向を上記第
1の方向に変化させることができるように角度変更自在
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、光ディスクへの
データの記録、再生および消去のうちの少なくとも1つ
の処理を行うのに用いられる光ディスク装置に関する。
【0002】ただし、本明細書でいう光ディスクには、
磁界変調方式や光パルス変調方式によってデータの書き
込みや読み出しがなされる光磁気ディスクも含まれる。
したがって、本明細書でいう光ディスク装置とは、光磁
気ディスクを取り扱う光磁気ディスク装置をも含む概念
である。
【0003】
【従来の技術】従来における光ディスク装置の一例とし
ては、特開平11−213419号公報に記載されたも
のがある。この光ディスク装置は、図36および図37
に示すように、揺動アーム90の先端部に取り付けられ
たサスペンション91に、微動アクチュエータ92、ミ
ラー93およびスライダ94を支持させたものである。
揺動アーム90は、モータMaによって軸体95周りに
揺動自在であり、この動作によりスライダ94を矢印T
gで示すトラッキング方向に移動させることができる。
本明細書において、トラッキング方向とは、光ディスク
のトラックに直交する方向、すなわち光ディスクの半径
方向を意味している。
【0004】微動アクチュエータ92は、ミラー93お
よびスライダ94を上記トラッキング方向に微動可能と
するものである。スライダ94は、光ディスクDがスピ
ンドルモータMbによって高速回転されるときには、こ
のスライダ94と光ディスクDとの間に空気が流れ込む
作用によって光ディスクDの表面に対して一定間隔を隔
てて浮上するようになっている。スライダ94には、た
とえば2枚のレンズを組み合わせた対物レンズ96が保
持されている。ミラー93は、光源97から発せられた
レーザ光がミラー98によって反射されることにより揺
動アーム90の長手方向に進行してくると、このレーザ
光を下向きに反射して対物レンズ96に入射させるよう
に設けられている。
【0005】このような構成の光ディスク装置において
は、光ディスクDの回転時には、スライダ94を光ディ
スクD上に浮上させておき、光源97から発せられたレ
ーザ光を対物レンズ96によって集束させることによ
り、そのビームスポットを光ディスクDの記録層上に形
成することができる。光ディスクDの目的のトラックを
検出する動作(シーク動作)は、揺動アーム90を揺動
させることにより行うことができる。また、目的のトラ
ックにビームスポットを追従させるトラッキング制御
は、微動アクチュエータ92を駆動させて、ミラー93
やスライダ94をトラッキング方向に微動させることに
より行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光ディスク装置においては、次に述べるような不具
合があった。
【0007】すなわち、光ディスクDを高速回転させる
ときには、光ディスクDの表面が矢印Fsで示すフォー
カス方向に変動する「面振れ」を生じる。この面振れ
は、光ディスクDを回転させるスピンドルの軸振れ、光
ディスクD自体の初期変形、あるいは光ディスクDの剛
性の不足などに起因して生じる。とくに、光ディスクD
が大径に形成される場合には、光ディスクDが撓み易く
なるため、その面振れ量が大きくなる傾向がある。
【0008】このような光ディスクDの面振れを生じた
場合に、スライダ94は光ディスクDの表面との間隔を
一定寸法に維持するように、面振れに追随して上昇また
は下降することとなる。ミラー93もこれに伴って上昇
または下降する。その一方、ミラー93に向けて進行し
てくるレーザ光の高さは一定である。このため、従来に
おいては、光ディスクDが面振れを生じると、ミラー9
3に対するレーザ光の相対的な高さが変動していた。よ
り具体的には、たとえば図37に示すように、光ディス
クDが面振れを生じていないときに、レーザ光の中心C
1がミラー93の高さ方向中央部n1に投射される場合
において、図38に示すように、光ディスクDが下方に
面振れを生じると、レーザ光の中心C2はミラー93の
高さ方向中央部n1よりも上方の部分n2に投射される
こととなる。このような現象を生じると、ミラー93か
ら対物レンズ96に向かうレーザ光の進路も変更される
こととなり、具体的には、そのレーザ光は矢印Na方向
にシフトする。光ディスクDが面振れにより上昇する場
合には、レーザ光は上記とは反対方向にシフトする。
【0009】このようなレーザ光のシフトを生じたので
は、レーザ光の中心が対物レンズ96の中心軸から外れ
てしまい、光ディスクDの記録層に微小径のビームスポ
ットを形成する上で支障を生じる。また、ビームスポッ
トの形成位置にもずれが生じてしまう。とくに、対物レ
ンズ96を構成する光ディスクD寄りのレンズ96aと
して小径の固体浸レンズ(Solid Immersion Lens) を用
いているような場合には、レーザ光のシフト量が大きく
なると、もはやこのレンズ96aにレーザ光を適切に入
射させることすら困難となり、データの記録・再生処理
が不可能となる場合もある。従来の光ディスク装置に
は、微動アクチュエータ92が具備されているものの、
この微動アクチュエータ92は、レーザ光がシフトする
矢印Na方向とは直交する方向にミラー93やスライダ
94を微動させるものである。このため、従来において
は、この微動アクチュエータ92の駆動によって、上記
した不具合を解消することはできなかった。
【0010】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、光ディスクの面振れに起因する
不具合を解消し、光ディスクへのデータの記録処理ある
いは再生処理を適切に行うことができるようにすること
をその課題としている。
【0011】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0012】本願発明の第1の側面によって提供される
光ディスク装置は、対物レンズを保持しており、かつ光
ディスクに対面して浮上可能にサスペンションの先端部
に支持されているスライダと、このスライダに対してフ
ォーカス方向に重なるようにして上記サスペンションの
先端部に支持されており、かつ光源から上記フォーカス
方向と交差する第1の方向に進行してきたレーザ光を上
記対物レンズに入射させるように上記フォーカス方向に
反射するミラーと、このミラーおよび上記スライダをト
ラッキング方向に移動させるように上記サスペンション
を移動させるシーク動作機構と、を具備している、光デ
ィスク装置であって、上記ミラーは、上記レーザ光の反
射方向を上記第1の方向に変化させることができるよう
に角度変更自在であることを特徴としている。
【0013】このような構成を有する光ディスク装置に
おいては、上記ミラーの角度を変化させると、このミラ
ーによって反射されてから上記対物レンズに向かうレー
ザ光の進路が上記第1の方向に位置ずれする。したがっ
て、上記ミラーから上記対物レンズに向かうレーザ光
が、上記光ディスクの面振れに起因して上記第1の方向
にシフトする現象を生じても、そのシフト方向とは反対
方向に上記レーザ光の進路をずらせることによって、上
記した現象を解消することができ、上記レーザ光を上記
対物レンズに適切に入射させることができる。その結
果、光ディスクが面振れを生じる場合であっても、光デ
ィスクの記録層の所定箇所に適正なビームスポットを形
成することが可能となり、光ディスクへのデータの記録
処理あるいは再生処理を的確に行うことができる。
【0014】本願発明の好ましい実施の形態において
は、上記ミラーは、上記レーザ光の反射方向を上記第1
の方向に交差する第2の方向にも変化させることが可能
に互いに交差する2軸周りに角度変更自在である。
【0015】このような構成によれば、上記ミラーの角
度を変更することによって、光ディスクの記録層上にお
けるビームスポットの形成位置を上記第2の方向にも変
位させることが可能となる。したがって、たとえば上記
第2の方向がトラッキング方向である場合には、上記ミ
ラーの角度変更動作によって、目的のトラックにビーム
スポットを追従させる制御、すなわちトラッキング制御
を行うことも可能となる。また、上記構成によれば、1
つのミラーによってレーザ光の進行方向を第1および第
2の方向のいずれにも変化させることができるようにし
ているために、たとえば1軸周りにのみ角度変更自在な
ミラーを2つ利用して同様な作用を得ようとする場合と
比較すると、光ディスク装置全体の構造を簡素にするこ
とができる。
【0016】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記光源から上記ミラーに至るまでの光路には、
上記光源から進行してきたレーザ光を受けてから上記ミ
ラーに向けて反射する他のミラーが設けられており、か
つこの他のミラーは、この他のミラーによる上記レーザ
光の反射方向を上記第1の方向に交差する第2の方向に
変化させることが可能に角度変更自在である。
【0017】このような構成によれば、上記他のミラー
の角度を変更して、この他のミラーによって反射された
レーザ光の進行方向を上記第2の方向に変化させると、
光ディスクの記録層上に形成されるビームスポットの位
置も上記第2の方向に変化させることができる。したが
って、上記構成によっても、ビームスポットの形成位置
を上記第1および第2の方向のいずれの方向にも簡単に
変更することができる。
【0018】本願発明の第2の側面によって提供される
光ディスク装置は、対物レンズを保持しており、かつ光
ディスクに対面して浮上可能にサスペンションの先端部
に支持されているスライダと、このスライダに対してフ
ォーカス方向に重なるようにして上記サスペンションの
先端部に支持されており、かつ光源から上記フォーカス
方向と交差する第1の方向に進行してきたレーザ光を上
記対物レンズに入射させるように上記フォーカス方向に
反射する第1のミラーと、この第1のミラーおよび上記
スライダをトラッキング方向に移動させるように上記サ
スペンションを移動させるシーク動作機構と、を具備し
ている、光ディスク装置であって、上記光源から上記第
1のミラーに至るまでの光路には、上記光源から進行し
てきたレーザ光を受けてから上記第1のミラーに向けて
反射する第2のミラーが設けられており、かつこの第2
のミラーは、この第2のミラーによる上記レーザ光の反
射方向を上記フォーカス方向に変化させることが可能に
角度変更自在であることを特徴としている。
【0019】このような構成を有する光ディスク装置に
おいては、上記第2のミラーの角度を変更することによ
って、この第2のミラーから上記第1のミラーに向かう
レーザ光の進路をフォーカス方向にずらせることができ
る。したがって、上記スライダおよび上記第1のミラー
が上記光ディスクの面振れに追随してフォーカス方向に
変位しても、上記第2のミラーから上記第1のミラーに
向かうレーザ光の進路をそれらと同方向にずらせること
によって、このレーザ光と上記第1のミラーとの相対的
な位置関係を一定状態に維持することが可能となる。こ
のため、上記第1のミラーから上記対物レンズに向かう
レーザ光が、上記光ディスクの面振れに起因して上記第
1の方向にシフトしないようにすることが可能となる。
その結果、本願発明の第1の側面によって提供される光
ディスク装置と同様に、光ディスクの記録層の所定箇所
に適正なビームスポットを形成し、光ディスクへのデー
タの記録処理あるいは再生処理を的確に行うことができ
る。
【0020】本願発明の好ましい実施の形態において
は、上記第2のミラーは、この第2のミラーによる上記
レーザ光の反射方向を上記第1の方向に交差する第2の
方向にも変化させることが可能に互いに交差する2軸周
りに角度変更自在である。
【0021】このような構成によれば、上記第2のミラ
ーの角度変更を行うことにより、光ディスクの記録層上
におけるビームスポットの形成位置を上記第2の方向に
も変位させることが可能となる。したがって、たとえば
上記第2の方向がトラッキング方向である場合には、上
記第2のミラーを利用してトラッキング制御を行うこと
も可能となる。
【0022】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記第1のミラーは、この第1のミラーによる上
記レーザ光の反射方向を上記第1の方向に交差する第2
の方向に変化させることが可能に角度変更自在である。
【0023】このような構成によれば、上記第1のミラ
ーの角度を制御することによって、光ディスクの記録層
上に形成されるビームスポットの位置を上記第2の方向
に変位させることが可能となる。
【0024】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記シーク動作機構は、上記サスペンションの基
端部を支持して上記トラッキング方向に揺動させる揺動
アームを具備して構成されているとともに、上記第1の
方向は、上記トラッキング方向と交差する方向とされて
いる。このように、本願発明におけるシーク動作機構
は、いわゆる揺動アーム型のものにすることができる。
もちろん、後述するように、いわゆる直進型のものにす
ることもできる。
【0025】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記光ディスクによって反射されてから一定の経
路で戻されてきた反射光を受ける検出部を有しており、
かつこの検出部は、上記反射光の復帰経路が所定の基準
位置に対して上記トラッキング方向および上記第1の方
向のそれぞれに対応する方向に位置ずれしているとき
に、それらの位置ずれ方向および位置ずれ量に対応する
トラッキングエラー検出信号およびビームシフト検出信
号を出力するように構成されている。
【0026】このような構成によれば、上記トラッキン
グエラー検出信号に基づいてトラッキング制御を適切に
行うことができるのに加え、上記ビームシフト検出信号
に基づいて所定のミラーの角度を調整することにより、
光ディスクの記録層の所定箇所に適正なビームスポット
を形成することが可能となる。
【0027】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記検出部には、光電変換器と演算手段とが具備
されており、かつ上記光電変換器は、上記基準位置を中
心として上記トラッキング方向および上記第1の方向の
それぞれに対応する方向に互いに位置ずれするように配
列された少なくとも4つの受光部を有するとともに、こ
れらの受光部のそれぞれが上記反射光を受けたときには
それらの各受光量に対応した信号を出力するように構成
されており、上記演算手段は、上記トラッキング方向に
対応する方向に位置ずれしている複数の受光部のそれぞ
れから出力される信号の差に基づいて上記トラッキング
エラー検出信号を得るとともに、上記第1の方向に対応
する方向に位置ずれしている複数の受光部のそれぞれか
ら出力される信号の差に基づいて上記ビームシフト検出
信号を得るように構成されている。
【0028】このような構成によれば、トラッキングエ
ラー検出信号とビームシフト検出信号とを、簡易な手段
によって適切に得ることができる。
【0029】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記シーク動作機構は、上記サスペンションを上
記トラッキング方向に往復直進動作させるように構成さ
れており、かつ上記第1の方向は、上記トラッキング方
向と一致している。
【0030】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記サスペンションには、光電変換器が設けられ
ており、かつこの光電変換器は、上記光源から上記サス
ペンションに支持されているミラーに向けて進行するレ
ーザ光を透過させる透光部を有するとともに、上記レー
ザ光が上記透光部に対して上記フォーカス方向に位置ず
れしたときには、その位置ずれしたレーザ光を受光する
ことによってその位置ずれ方向および位置ずれ量に対応
する信号を出力するように構成されている。
【0031】このような構成によれば、上記光電変換器
から出力される信号に基づいて、所定のミラーの角度を
調整することにより、光ディスクの記録層の所定箇所に
適正なビームスポットを形成することが可能となる。
【0032】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記光電変換器は、上記透光部を囲むようにして
上記フォーカス方向に並ぶ少なくとも2つの受光部を具
備しており、かつこれら受光部のそれぞれが上記レーザ
光を受けたときには、その受光量に対応した信号が個々
に出力されるように構成されている。
【0033】このような構成によれば、上記各受光部か
ら出力される信号に基づいて、光源からサスペンション
に支持されているミラーに向けて進行するレーザ光が本
来の経路からシフトしている場合のそのシフト方向およ
びシフト量を的確に判断することが可能となる。
【0034】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、演算手段をさらに具備しており、かつこの演算手
段は、上記少なくとも2つの受光部のそれぞれから出力
される信号の差に基づいてビームシフト検出信号を得る
ように構成されている。
【0035】このような構成によれば、上記演算手段に
より得られるビームシフト検出信号に基づいて、所定の
ミラーの角度制御を的確に実行することができる。
【0036】本願発明の第3の側面によって提供される
光ディスク装置は、対物レンズを保持しており、かつ光
ディスクに対面して浮上可能にサスペンションの先端部
に支持されているスライダと、このスライダに対してフ
ォーカス方向に重なるようにして上記サスペンションの
先端部に支持されており、かつ光源から上記フォーカス
方向と交差する第1の方向に進行してきたレーザ光を上
記対物レンズに入射させるように上記フォーカス方向に
反射するミラーと、このミラーおよび上記スライダをト
ラッキング方向に移動させるように上記サスペンション
を移動させるシーク動作機構と、を具備している、光デ
ィスク装置であって、少なくとも上記スライダおよび上
記ミラーを、上記第1の方向に微動させることが可能な
微動動作手段を備えていることを特徴としている。
【0037】このような構成を有する光ディスク装置に
おいては、上記微動動作手段を動作させることによって
上記スライダおよび上記ミラーを上記第1の方向に微動
させることができる。したがって、上記ミラーから上記
スライダの対物レンズに向かうレーザ光の進路が、上記
光ディスクの面振れに起因して上記第1の方向にシフト
する事態を生じても、上記ミラーおよび上記スライダを
そのシフト方向と同方向に微動させることにより、レー
ザ光のシフト量をなくし、あるいは少なくすることがで
き、光ディスクの記録層上に形成されるビームスポット
の位置補正を行うことが可能となる。その結果、光ディ
スクへのデータの記録処理あるいは再生処理を的確に行
うことができる。
【0038】本願発明の好ましい実施の形態において
は、上記シーク動作機構は、上記サスペンションの基端
部を支持する支持部材と、この支持部材を支持し、かつ
上記トラッキング方向に延びるガイド部材に沿って移動
可能なキャリッジと、このキャリッジを上記ガイド部材
に沿って往復動作させるための駆動力を発生させるボイ
スコイルモータとを具備して構成されており、かつ上記
微動動作手段は、上記ボイスコイルモータの駆動力によ
って上記支持部材を上記キャリッジに相対させて移動可
能とする機構である。
【0039】このような構成によれば、上記ボイスコイ
ルモータの駆動力を利用して上記キャリッジを移動させ
ることにより、このキャリッジに伴わせて上記支持部材
をトラッキング方向に移動させることができ、これによ
りシーク動作が可能となる。一方、上記ボイスコイルモ
ータの駆動力を利用して上記支持部材を上記キャリッジ
に相対させて上記第1の方向に移動させることにより、
上記サスペンションや上記サスペンションに支持されて
いるミラーおよびスライダを上記第1の方向に微動させ
ることができ、光ディスクの面振れに対応したビームス
ポットの位置変更制御やトラッキング制御が可能とな
る。上記支持部材を微動させる場合に、この支持部材を
上記キャリッジに相対させて移動させているために、こ
の支持部材を上記キャリッジと一緒に移動させる場合と
比較すると、可動部分の重量を小さくすることができ、
その分だけ支持部材の移動動作の高速化を図ることが可
能となる。また、上記ボイスコイルモータは、シーク動
作と微動動作とを行うときの共通の駆動力発生源とされ
ているために、2つの駆動力発生源を用いる場合と比較
すると、全体構造の簡素化を図ることもできる。
【0040】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記サスペンションは、2枚の板バネがそれらの
厚み方向に間隔を隔てて重ね合わされたものである。
【0041】このような構成によれば、上記サスペンシ
ョンが上記フォーカス方向に弾性変形する機能を大きく
損なわないようにして、それ以外の方向についての上記
サスペンションの曲げ剛性などを高めることが可能とな
る。したがって、上記スライダやミラーを安定的に支持
することが可能となる。
【0042】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記対物レンズは、複数のレンズにより構成され
ており、かつ上記光ディスク寄りのレンズは、固体浸レ
ンズとされている。
【0043】このような構成によれば、上記対物レンズ
の開口数を大きくし、ビームスポットの微小化を促進す
ることができる。これは、光ディスクのデータ記録密度
を高めるのに好ましい。
【0044】本願発明の第4の側面によって提供される
光ディスク装置は、対物レンズを保持しており、かつ光
ディスクに対面して浮上可能にサスペンションの先端部
に支持されているスライダと、このスライダに対してフ
ォーカス方向に重なるようにして上記サスペンションの
先端部に支持されており、かつ光源から上記フォーカス
方向と交差する第1の方向に進行してきたレーザ光を上
記対物レンズに入射せるように上記フォーカス方向に反
射するミラーと、このミラーおよび上記スライダをトラ
ッキング方向に移動させるように上記サスペンションを
移動させるシーク動作機構と、を具備している、光ディ
スク装置であって、上記サスペンションの先端部に取り
付けられ、かつ上記ミラーを保持するホルダを具備して
いるとともに、上記スライダは、上記ホルダに対する姿
勢が変更可能に上記ホルダまたは上記サスペンションに
ジンバルバネを介して取り付けられていることを特徴と
している。
【0045】このような構成を有する光ディスク装置に
おいては、光ディスクの表面が傾いたときに、これに伴
わせて上記スライダの姿勢を変更させることにより、上
記スライダが常に上記光ディスクの表面に対して一定の
姿勢となるようにすることができる。その一方、上記ホ
ルダおよびこのホルダに取り付けられるミラーの重量に
ついては、上記サスペンションに負担させることがで
き、それらの重量が上記スライダに直接作用しないよう
にすることができる。したがって、上記スライダの姿勢
が変更されるときの上記スライダの重量負担を小さく
し、光ディスクの傾きに対するスライダの追従性能を良
好なものにすることができる。
【0046】本願発明の第5の側面によって提供される
ガルバノミラーは、光反射面を有するミラー板と、この
ミラー板に一端が繋がっている軸部と、この軸部を介し
て上記ミラー板を片もち状に支持するように上記軸部の
他端が繋がっている支持部材と、上記ミラー板の正面お
よび背後の少なくとも一方に設けられた補助部材と、上
記軸部が捩じられる方向に上記ミラー板を回転させるよ
うに上記ミラー板を上記補助部材に相対させて移動させ
る力を発生する第1の移動力発生手段と、上記軸部が撓
む方向に上記ミラー板を回転させるように上記ミラー板
を上記補助部材に相対させて移動させる力を発生する第
2の移動力発生手段と、を具備していることを特徴とし
ている。
【0047】このような構成を有するガルバノミラーに
おいては、上記第1の移動力発生手段を駆動させると、
上記ミラー板は上記軸部が捩じられる方向に回転する。
また、上記第2の移動力発生手段を駆動させると、上記
ミラー板は上記軸部が撓む方向に回転する。上記ミラー
板は、上記支持部材に片もち状に支持されているため
に、上記軸部の撓み変形に伴わせて上記ミラー板をスム
ーズに回転させることが可能である。ここで、上記軸部
の捩じり方向と撓み方向とは互いに直交する関係にあ
る。したがって、本願発明に係るガルバノミラーにおい
ては、上記ミラー板を互いに直交する2軸周りに回転さ
せて、その角度を変更することが可能となり、本願発明
の第1の側面および第2の側面によって提供される光デ
ィスク装置のレーザ光を反射するためのミラーとして好
適に利用することができる。また、本願発明に係るガル
バノミラーは、上記ミラー板の正面および背後の少なく
とも一方に補助部材を重ねて設けた構成とされているた
めに、上記補助部材が大きく嵩張らないようにすること
もできる。したがって、ガルバノミラー全体のサイズを
小さくするのにも有利となる。
【0048】本願発明の好ましい実施の形態において
は、上記第1および第2の移動力発生手段は、上記ミラ
ー板および上記補助部材に互いに対向して設けられた静
電力発生用の複数組の電極を具備して構成されている。
【0049】このような構成によれば、上記複数組の電
極によって発生される静電力を利用して上記ミラー板を
所定方向に適切に回転させることができる。
【0050】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記第1および第2の移動力発生手段は、圧電力
および電磁力のいずれかを発生させるように構成されて
いる。このような構成によっても、上記圧電力または上
記電磁力を利用して上記ミラー板を回転させることがで
きる。
【0051】本願発明の他の好ましい実施の形態におい
ては、上記ミラー板の正面および背後には、第1および
第2の補助部材が設けられており、かつ上記第1および
第2の移動力発生手段は、上記第1および第2の補助部
材のそれぞれと上記ミラー板の表裏両面とに設けられて
いる。
【0052】このような構成によれば、上記ミラー板の
正面または背後に1つの補助部材のみを設けた場合と比
較すると、上記第1および第2の移動力発生手段によっ
て発生される力を大きくすることが可能となる。このこ
とは、たとえば電圧印加により上記第1および第2の移
動力発生手段を駆動させて一定の力を発生させる場合
に、その電圧値を低くするのに役立つ。また、上記第1
および第2の移動力発生手段が、たとえば静電力を発生
させるための複数の電極である場合には、各電極のサイ
ズを小さくし、ガルバノミラー全体の小型化を図るのに
有利となる。
【0053】本願発明のその他の特徴および利点につい
ては、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明
らかになるであろう。
【0054】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0055】本願発明に係る光ディスク装置には、本願
発明によって提供されるいわゆる2軸回転タイプのガル
バノミラーが用いられる場合がある。したがって、本願
発明に係る光ディスク装置の理解を容易にするため、本
願発明に係るガルバノミラーの具体的な構造を先に説明
する。
【0056】図1および図2は、本願発明に係るガルバ
ノミラーの一例を示している。
【0057】本実施形態のガルバノミラー1は、ミラー
板10、軸部11、支持部材12、および補助部材13
を具備して構成されている。
【0058】ミラー板10は、矩形の板状であり、その
表面には光の反射率が高い金属膜層が形成されるなどし
て光反射面14が設けられている。軸部11の両端は、
ミラー板10と支持部材12とに繋がっている。ミラー
板10は、1本の軸部11のみを介して支持部材12に
支持されており、支持部材12に対して片もち状に支持
された構造となっている。軸部11は、図2の矢印N1
方向に捩じり変形可能であるとともに、同図の矢印N2
方向に撓み変形可能である。支持部材12は、たとえば
ミラー板10を囲む枠状とされている。補助部材13
は、支持部材12と略同様な外形およびサイズに形成さ
れた中空矩形の板状であり、支持部材12およびミラー
板10の背後に重なるように配されている。
【0059】ミラー板10の背面には、3つの電極15
a〜15cが設けられている。その一方、補助部材13
の表面には、電極15a〜15cのそれぞれに対面する
3つの電極16a〜16cが設けられている(図2のク
ロスハッチングで示す部分がこれらの電極である)。こ
れら複数の電極のうち、電極15a,16aどうし、お
よび電極15b,16bどうしの組合せは、本願発明で
いう第1の移動力発生手段の一例に相当する。電極15
c,16cどうしの組合せは、本願発明でいう第2の移
動力発生手段の一例に相当する。好ましくは、これら複
数の電極のそれぞれの表面は、絶縁膜によって覆われて
いる。
【0060】2つの電極15a,15bは、軸部11の
中心軸線Laを挟むようにミラー板10の両側縁に設け
られている。電極15cは、ミラー板10の軸部11が
繋がっている一側縁とは幅方向反対の他側縁に設けられ
ている。これらミラー板10に設けられている電極15
a〜15cは、互いに導通しており、図示されていない
配線部を介していずれもグランド接続されている。これ
に対し、補助部材13の電極16a〜16cは、互いに
絶縁されている。補助部材13には、複数の電極16a
〜16cのそれぞれに個別に導通した複数の端子部17
a〜17cも設けられている。これら複数の端子部17
a〜17cには、電圧印加用の配線接続がなされる。
【0061】次に、上記した構成のガルバノミラー1の
作用について説明する。
【0062】まず、電極16aに正または負の電圧を印
加すると、これに対面する電極15aがグランド接続さ
れていることにより、これらの電極15a,16a間に
はこれらを互いに接近させようとする静電力が発生す
る。すると、ミラー板10は、軸部11に捩じり変形を
生じさせながら、この軸部11の中心軸線La周りの矢
印N3方向に回転する。同様に、電極16bに電圧を印
加した場合には、この電極16bとこれに対面する電極
15bとの間にこれらを互いに接近させようとする静電
力が発生し、ミラー板10は、軸部11の中心軸線La
周りに上記とは反対方向に回転する。したがって、2つ
の電極16a,16bのいずれに電圧を印加するかによ
って、ミラー板10の回転方向を選択することができ
る。ミラー板10の回転動作は、電極15a,16a間
または電極15b,16b間に発生する静電力と軸部1
1の捩じり抵抗力とが釣り合う角度において停止する。
また、上記静電力は電極16a,16bに印加される電
圧が高いほど大きい。したがって、電極16a,16b
に印加される電圧の値を増減調整することにより、ミラ
ー板10の回転量についても適切に制御することができ
る。
【0063】次いで、電極16cに電圧を印加した場合
には、この電極16cとこれに対面する電極15cとの
間にこれらを互いに接近させようとする静電力が発生す
る。このため、ミラー板10は軸部11に撓み変形を生
じさせながら、このミラー板10の電極15cが設けら
れている一側縁が補助部材13に接近する方向に回転す
る。この回転動作は、軸部11またはその近傍を通過し
て軸部11の中心軸線Laに直交する方向に延びる軸線
Lb周りの矢印N4方向にミラー板10が回転する動作
である。したがって、このガルバノミラー1において
は、互いに直交する2つの軸線La,Lb周りにミラー
板10を回転させることが可能となる。軸線Lb周りの
ミラー板10の回転動作は、電極15c,16c間の静
電力と軸部11の撓み抵抗力とが釣り合う角度において
停止する。このため、電極15c,16cに印加される
電圧の値を増減して上記静電力を調整することにより、
軸線Lb周りのミラー板10の回転量についても適切に
制御することができる。
【0064】図3は、本願発明に係るガルバノミラーの
他の例を示している。なお、図3以降の図においては、
各図に表された実施形態よりも先に説明された実施形態
と同一または類似の要素には、先に説明された実施形態
と同一符号を付している。
【0065】図3に示されたガルバノミラー1Aは、軸
部11を介して互いに繋がっているミラー板10および
支持部材12が、第1および第2の補助部材13A,1
3Bの間に挟み込みまれた構造を有している。ミラー板
10、支持部材12および軸部11の構成は、上記実施
形態のガルバノミラー1と同様である。ただし、ミラー
板10の表面には、このミラー板10の裏面の電極15
a〜15cと同様な配置の3つの電極15a'〜15c'が
設けられている。これらの電極15a'〜15c'は、電極
15a〜15cと同様にグランド接続されている。第1
の補助部材13Aは、ミラー板10の正面方向から進行
してくる光が光反射面14に入射するように、光通過用
の開口部18を有する枠状であり、3つの電極15a'〜
15c'にそれぞれ対面する計3つの電極16a'〜16c'
を有している。これらの電極16a'〜16c'には、正ま
たは負の電圧を個別に印加可能である。第2の補助部材
13Bは、上記実施形態のガルバノミラー1の補助部材
13と略同様な構造を有するものである。
【0066】上記構成のガルバノミラー1Aにおいて
は、まず電極16aに電圧を印加するときには、電極1
6b'にも電圧を印加する。すると、電極15a,16a
間および電極15b',16b'間の双方において、それら
の電極どうしを互いに接近させようとする静電力を発生
させることができる。したがって、これら2箇所の静電
力により、ミラー板10を軸部11の中心軸線周りの矢
印N5方向に回転させることができる。また同様に、2
つの電極16b,16a'に同時に電圧を印加すると、電
極16b,15b間および電極16a',15a'間の双方
に静電力を発生させることができ、ミラー板10を軸部
11の中心軸線周りの上記とは反対方向に回転させるこ
とができる。
【0067】このように、2組の電極間に生じる静電力
を利用してミラー板10を回転させるようにすれば、図
1および図2に示したガルバノミラー1と比較すると、
1組の電極間に生じさせる静電力は小さくて済む。この
ことは、各電極に印加する電圧値を低くできることを意
味する。また、各電極の面積を小さくできることも意味
する。したがって、このガルバノミラー1Aにおいて
は、図1および図2に示したガルバノミラー1を用いる
場合よりも、各電極に電圧を印加するための電力供給源
の低電圧化を図ることができる。あるいは、各電極のサ
イズを小さくすることにより、ガルバノミラー全体の縦
横の寸法を小さくすることが可能となる。ただし、ガル
バノミラー全体の構造の簡素化や薄型化を図る観点から
すれば、図1および図2に示すような構成にすることが
望ましい。
【0068】また、このガルバノミラー1Aにおいて
は、電極16c'に電圧を印加することによって、ミラー
板10をその一側縁が矢印N7方向に変位させるように
回転させることができる。もちろん、電極16cに電圧
を印加すれば、ミラー板10を上記とは反対の矢印N6
方向に変位させるように回転させることができる。した
がって、このガルバノミラー1Aにおいては、ミラー板
10を矢印N6,N7のいずれの方向にも回転させるこ
とができる分だけ、図1および図2に示したガルバノミ
ラー1よりもミラー板10の最大回転量を大きくするこ
ともできる。
【0069】上記した2つのガルバノミラー1,1Aに
おいては、静電力を利用してミラー板10を回転させて
いるが、本願発明はこれに限定されない。本願発明にお
いては、たとえば圧電力または電磁力を発生可能な部品
をミラー板10やこれに対向する補助部材13,13
A,13Bに設けた構成とし、この圧電力や電磁力を利
用してミラー板10を回転させるようにしてもかまわな
い。
【0070】図4〜図8は、本願発明に係る光ディスク
装置の第1の実施形態を示している。
【0071】図4および図5によく表れているように、
本実施形態の光ディスク装置Aは、光ディスクDがスピ
ンドル70によって水平に支持されて高速回転できるよ
うに構成されており、スライダ2および上述のガルバノ
ミラー1がサスペンション3の先端部に支持された構造
を有している。サスペンション3は、揺動アーム4の先
端部に支持されている。なお、本実施形態の光ディスク
装置Aにおいては、ガルバノミラー1に代えて、図3に
示したガルバノミラー1Aを用いることが可能であり、
これはガルバノミラー1を利用した後述の他の実施形態
においても同様である。
【0072】揺動アーム4は、その基端部近傍を支持す
る軸40がモータMによって回転されることにより、軸
40周りに揺動自在となっている。揺動アーム4やモー
タMは、本願発明でいうシーク動作機構の一例を構成す
るものであり、揺動アーム4の揺動動作により、ガルバ
ノミラー1やスライダ2は、光ディスクDの目的のトラ
ックを検出できるように、光ディスクDの下方において
矢印Tgで示す所定のトラッキング方向に往復移動可能
となっている。
【0073】揺動アーム4の基端部上には、光源・検出
部8やミラー61が搭載されている。光源・検出部8の
光源は、レーザ光を出射するものであり、たとえば図示
されていないレーザダイオードや、このレーザダイオー
ドから出射したレーザ光を平行光とするコリメータレン
ズを備えた構成とされている。光源・検出部8の検出部
は、光ディスクDの記録層にビームスポットを形成した
ときに、この記録層によって反射されて戻されてくる光
を受けることにより、記録データの検出処理や、それ以
外の所定の信号の検出処理あるいは作成処理を行うよう
に構成されている。光源・検出部8の検出部には、後述
するように、トラッキングエラー検出信号およびビーム
シフト検出信号を作成するための手段が設けられてい
る。本実施形態の光ディスク装置Aにおいては、後述す
るように、スライダ2を光ディスクDに対して浮上させ
ることができ、かつその浮上量を高い精度で一定寸法に
維持させることができるために、フォーカス制御を行う
必要はない。本願発明においては、光源と検出部とを分
離させて設けた構成とすることもできる。
【0074】ミラー61は、光源・検出部8から進行し
てくるレーザ光をガルバノミラー1に向けて反射するも
のであり、本実施形態においてはその傾き角度を変更不
能な固定型のミラーとされている。このミラー61によ
って反射されたレーザ光は、揺動アーム4やサスペンシ
ョン3が延びる方向に進行するが、このレーザ光の進行
方向が本願発明でいう第1の方向に相当し、本実施形態
においては矢印Tgのトラッキング方向と交差する方向
である。
【0075】サスペンション3は、たとえば一定方向に
延びる板バネ部材により構成されており、矢印Fsで示
すフォーカス方向(本実施形態では上下方向)に可撓性
を有している。このサスペンション3は、その長手方向
に延びる両側縁部が起立した形態とされていることによ
りその剛性が高められている。
【0076】スライダ2は、図6によく表れているよう
に、たとえば2つのレンズ20a,20bを組み合わせ
た対物レンズ20を保持している。光ディスクD寄りの
レンズ20bは、対物レンズ20の開口数を高めるのに
好適な固体浸レンズとされている。ただし、本願発明は
これに限定されず、対物レンズに固体浸レンズが用いら
れていない構成としてもかまわない。また、対物レンズ
を1枚のレンズ、あるいはそれ以上の枚数のレンズによ
って構成してもかまわない。スライダ2は、光ディスク
Dが高速回転するときには、このスライダ2と光ディス
クDとの間に空気が流れ込む作用によって光ディスクD
の下向きの表面から一定寸法を隔てて浮上するようにな
っている。むろん、本明細書でいう浮上とは、スライダ
が光ディスクの上方に浮く場合に限られるものではな
く、スライダが光ディスクの下方に間隔を隔てて位置す
る場合も含む意である。
【0077】ガルバノミラー1は、ホルダ62を介して
サスペンション3に支持されており、ミラー61から進
行してきたレーザ光を上方に反射して対物レンズ20に
入射させることができるように、傾斜姿勢とされ、かつ
スライダ2の直下に配されている。より具体的には、図
8によく表れているように、サスペンション3の先端部
にはホルダ62が固定して取り付けられている(図8
は、図5〜図7とは上下関係が反対となっている)。ホ
ルダ62は、たとえば一定方向に延びた略直方体状であ
り、その長手方向一端部には傾斜面62aが形成されて
いる。ガルバノミラー1は、この傾斜面62aに取り付
けられている。
【0078】ホルダ62にはピボット用の突起62bが
取り付けられており、この突起62bがジンバルバネ6
3の中央部分に当接している。ジンバルバネ63の中央
部分の裏面はスライダ2に接合されているとともに、ジ
ンバルバネ63の外周部分の一部はホルダ62に接合さ
れている。これにより、スライダ2は、ジンバルバネ6
3を介してホルダ62に取り付けられており、ジンバル
バネ63の弾性変形により突起62bの先端部を中心と
して種々の方向に傾斜可能となっている。
【0079】ガルバノミラー1は、図4および図6によ
く表れているように、そのミラー板10が水平な軸線L
1周りの矢印N21で示す方向、および軸線L1に直交
する軸線L2周りの矢印N22で示す方向に回転可能と
されている。軸線L1は、矢印Tgのトラッキング方向
に延びているが、より正確には、ミラー61からガルバ
ノミラー1に向けてレーザ光が進行してくる方向に対し
て直交する方向に延びた軸線である。
【0080】光源・検出部8の検出部には、図9に示す
光電変換器80と、図10に示す一対の演算部81a,
81bとが設けられている。これらは、トラッキングエ
ラー検出信号とビームシフト検出信号とを得るためのも
のである。光電変換器80は、光ディスクDから反射さ
れてきた光を片面に受けるように設けられており、その
片面には、矩形状の計4つの受光部82a〜82dが設
けられている。これらの受光部82a〜82dは、所定
の基準点O1を囲むようにして、互いに直交する矢印
x,yのそれぞれの方向に並んでいる。基準点O1は、
光源・検出部8から出射したレーザ光がガルバノミラー
1に向けて本来の適正な経路を辿る場合において、光デ
ィスクDから反射されくる光の中心に相当する箇所であ
る。トラッキングエラーを生じているときには、光ディ
スクDからこの光電変換器80に戻ってくる光は、矢印
x方向に位置ずれを生じることとなる。同様に、ミラー
61からガルバノミラー1に導かれるレーザ光が、本来
の高さとは異なる高さとなっているとき(ビームシフト
が発生したとき)に光ディスクDからこの光電変換器8
0に戻ってくる光は、矢印y方向に位置ずれを生じるこ
ととなる。受光部82a〜82dのそれぞれは、光ディ
スクDから戻ってきた光を受けたときに、その受光量に
対応した大きさの信号Sa〜Sdを出力するように構成
されている。
【0081】図10に示すように、受光部82a〜82
dから出力された信号Sa〜Sdは、一対の演算部81
a,81bに入力されるように構成されている。演算部
81aは、信号Sa〜Sdの大きさについて、(Sa+
Sb)−(Sc+Sd)の演算処理を行うことにより、
ビームシフト検出信号を作成し、この信号を出力するよ
うに構成されている。既述したとおり、上記ビームシフ
トが生じたときには、光電変換器80に到達する光の中
心は基準点O1に対して矢印y方向に位置ずれするため
に、受光部82a,82bの受光量の総和と、受光部8
2c,82dの受光量の総和とは相違することとなる。
この相違点からビームシフトの方向および大きさを判別
し、上記ビームシフト検出信号を得ることができる。
【0082】演算部81bは、信号Sa〜Sdの大きさ
について、(Sa+Sc)−(Sc+Sd)の演算処理
を行うことにより、トラッキングエラー検出信号を作成
し、この信号を出力するように構成されている。トラッ
キングが合っていないときには、光電変換器80に到達
する光の中心は基準点O1に対して矢印x方向に位置ず
れし、受光部82a,82cの受光量の総和と、受光部
82b,82dの受光量の総和とは相違することとな
る。したがって、演算部81bにおいて、上記した演算
処理を行うことにより、トラッキングエラーを引き起こ
しているレーザ光の位置ずれ方向とその位置ずれ量とを
判別することができ、上記トラッキングエラー検出信号
を得ることができる。
【0083】この光ディスク装置Aにおいては、図11
に示すように、上記ビームシフト検出信号は、増幅器/
フィルタ83aによって増幅およびフィルタリングされ
てから、ガルバノミラー1を駆動するドライバ83bに
入力されるように構成されている。ドライバ83bは、
演算部81aから出力されるビームシフト検出信号に基
づいて、後述するようなガルバノミラー1の角度制御を
行うように構成されている。後述するように、トラッキ
ングエラー検出信号に基づいたトラッキング制御も実行
される。
【0084】次に、上記構成の光ディスク装置Aの作用
について説明する。
【0085】まず、図4および図5に示すように、光源
・検出部8から出射されたレーザ光は、ミラー61およ
びガルバノミラー1によって順次反射されることによ
り、スライダ2の対物レンズ20に入射する。これによ
り、図6に示すように、光ディスクDの記録層にビーム
スポットBsを形成することができ、たとえば磁界変調
方式や光パルス変調方式による光ディスクDの記録層へ
のデータの書き込みが可能となる。ビームスポットBs
を形成するレーザ光は、上記記録層によって反射されて
から光源・検出部8に戻される。この光に基づいて、上
記したトラッキングエラー検出信号やビームシフト検出
信号が得られる。光ディスクDの記録データの読み取り
処理も、光源・検出部8に戻されるレーザ光を利用して
なされる。
【0086】光ディスクDへのデータの書込み、または
データの読み取りを行っている際において、光ディスク
Dに面振れが生じ、たとえば光ディスクDが図6に示す
位置(図7の仮想線に示す位置)から図7の実線に示す
位置まで上昇すると、スライダ2やガルバノミラー1は
それに追従して上昇する。一方、ガルバノミラー1に向
けて進行するレーザ光の絶対高さは不変である。このた
め、図7に示すガルバノミラー1に対するレーザ光の中
心C3の相対的な高さは、図6に示す面振れが生じてい
ない場合のガルバノミラー1に対するレーザ光の中心C
4の相対的な高さと比較して、スライダ2やガルバノミ
ラー1の上昇寸法s1と同等量だけ低くなる。
【0087】上記した現象を生じた場合に、ガルバノミ
ラー1の角度が図6に示す元の角度のままであるとする
と、従来技術について説明したのと同様な原理によっ
て、ガルバノミラー1によって上方に反射されるレーザ
光は、図7の矢印N9方向にシフトする。これに対し、
この光ディスク装置Aにおいては、そのような事態が発
生すると、ドライバ83bの制御により、ガルバノミラ
ー1のミラー板10は、軸線L1周りの矢印N10方向
に直ちに回転する。すると、ミラー板10から上方に反
射されるレーザ光は、矢印N9方向とは反対方向に振ら
れる。その結果、図7の実線に示すように、上記したレ
ーザ光のシフト現象を解消し、対物レンズ20の中心軸
またはその近傍に対してレーザ光を適切に入射させるこ
とができるのである。このような制御は、光電変換器8
0および演算部81aによってビームシフト検出信号が
作成され、かつこのビームシフト検出信号がドライバ8
3bに入力されることによって適切に行われる。
【0088】上記とは反対に、光ディスクDが下降する
面振れを生じたときには、ドライバ83bは、ガルバノ
ミラー1を上記矢印N10方向とは反対方向に回転させ
る。このようにすると、上記したのと同様な原理によっ
て、対物レンズ20の中心軸またはその近傍にレーザ光
を適切に入射させることができる。
【0089】以上の説明から理解されるように、この光
ディスク装置Aにおいては、光ディスクDに面振れを生
じても、光ディスクDの記録層上においてビームスポッ
トBsが上記第1の方向に不当に位置ずれしないよう
に、レーザ光の進路修正を行うことができる。ミラー板
10は軽量であり、その回転動作性能を良好にすること
ができる。したがって、上記修正動作の高速追従性も優
れたものにすることができる。
【0090】ガルバノミラー1を軸線L2周りに回転さ
せると、このガルバノミラー1から対物レンズ20に向
けて進行するレーザ光をトラッキング方向に振ることが
でき、ビームスポットBsを同方向に位置ずれさせるこ
とができる。したがって、この光ディスク装置Aにおい
ては、光ディスクDへのデータの記録・再生処理を開始
するときのシーク動作については、揺動アーム4の揺動
動作によりスライダ2を移動させて行うことができる一
方、その後のトラッキング制御については、ガルバノミ
ラー1を軸線L2周りに回転させることによって行うこ
とができる。このトラッキング制御は、図9および図1
0に示した光電変換器80と演算部81bとから得られ
るトラッキングエラー検出信号に基づいて行うことがで
きる。既述したとおり、ミラー板10は軽量であり、そ
の回転動作性能を良好にすることができるために、トラ
ッキング制御についても高速追従性に優れたものにする
ことができる。
【0091】この光ディスク装置Aにおいては、図8を
参照して説明したように、スライダ2はホルダ62の突
起62bを中心として種々の方向に傾斜可能であるた
め、光ディスクDの表面に対して常に一定の姿勢を維持
するように、スライダ2の姿勢を光ディスクDの傾斜に
追従させることもできる。一方、ガルバノミラー1およ
びホルダ62の重量はサスペンション3によって負担さ
れており、これらの重量がスライダ2には作用しないよ
うになっている。このため、スライダ2の姿勢が変更さ
れるときの可動部分の重量を小さくし、光ディスクDの
傾斜に対するスライダ2の追従性能も良好にすることが
可能となる。スライダ2の重心部分をホルダ62の突起
62bに対向させるようにすれば、スライダ2の重量の
バランスが良くなり、上記追従性能を一層良好にするこ
とができる。加えて、ホルダ62の長手方向のうちその
重心が存在する部分をサスペンション3に支持させるよ
うにすれば、ホルダ62の重量バランスもよくなり、ガ
ルバノミラー1やスライダ2を安定させるのに好ましい
ものとなる。
【0092】図12は、本願発明に係る光ディスク装置
の第2の実施形態の要部構造を示している。
【0093】同図に示す構造は、ガルバノミラー1が取
り付けられたホルダ62がサスペンション3の先端部に
固定して取り付けられている点において、図8に示した
構造と共通している。ただし、本実施形態の構造におい
ては、スライダ2がジンバルバネ63を介してサスペン
ション3の先端部に取り付けられており、ホルダ62の
突起62bは、サスペンション3の先端部に設けられた
穴部30に挿通してジンバルバネ63の一部分に当接し
ている。このような構成によっても、図8に示した構造
と同様に、ガルバノミラー1やホルダ62の重量がスラ
イダ2に作用しないようにして、スライダ2を突起62
bを中心として種々の方向に傾斜させることができる。
したがって、光ディスクの傾斜に対するスライダ2の追
従性能を高めることが可能である。本願発明において
は、図8および図12に示した構造のいずれを採用する
こともできる。むろん、本願発明においては、サスペン
ション3の先端部にミラーやスライダを支持させる手段
として、上記構造とは異なる構造を採用することが可能
である。
【0094】図13〜図16は、本願発明に係る光ディ
スク装置の第3の実施形態を示している。
【0095】図13および図14によく表れているよう
に、本実施形態の光ディスク装置Aaは、サスペンショ
ン3の先端部に支持されているミラー5A、およびこの
ミラー5Aにレーザ光を導くミラー5Bが、いずれも1
軸回転型のガルバノミラーとされた構成を有している。
【0096】1軸回転型のガルバノミラーの構造自体は
従来より既知であり、たとえば図16に示すような構造
を有している。同図に示すガルバノミラーは、光反射面
14を有するミラー板10が、2本の軸部11a,11
bを介して支持部材12に両端支持状態に支持されてい
る。ミラー板10は、その裏面および補助部材13の表
面に設けられた電極15a,16a間または電極15
b,16b間において発生される静電力によって軸部1
1a,11bの中心軸線La周りに回転できるようにな
っている。ミラー板10は、両端支持状態にあるため、
上記した回転方向とは異なる方向への回転動作は不可能
である。
【0097】図13〜図15に示すように、ミラー5A
は、矢印Tgのトラッキング方向に延びる水平な軸線L
1周りの矢印N21方向に回転可能とされている。これ
に対して、ミラー5Bは、フォーカス方向に延びる軸線
L3周りの矢印N23方向に回転可能とされている。
【0098】上記構成の光ディスク装置Aaにおいて
は、スライダ2およびミラー5Aが光ディスクDの面振
れに追従して上昇または下降し、ミラー5Aに向けて進
行するレーザ光のミラー5Aに対する相対的な高さが変
動するときには、ミラー5Aを軸線L1周りの矢印N2
1方向に回転させる。これにより、ミラー5Aから対物
レンズ20に向けて進行するレーザ光を、上記トラッキ
ング方向とは交差する方向、すなわちこのミラー5Aに
向けてレーザ光が進行してくる方向に振り、対物レンズ
20に対して適切に入射させることができる。一方、ミ
ラー5Bを軸線L3周りの矢印N23方向に回転させれ
ば、ミラー5Bからミラー5Aに向かうレーザ光の進路
が所定のトラッキング方向に位置ずれし、ビームスポッ
トBsをそのトラッキング方向に変位させることができ
る。したがって、このミラー5Bの回転動作により、ト
ラッキング制御を適切に行うことができる。
【0099】図17は、本願発明に係る光ディスク装置
の第4の実施形態を示している。
【0100】本実施形態の光ディスク装置Abは、ミラ
ー5Aにレーザ光を導くためのミラー5Cが固定ミラー
とされており、この点において、上記の第3の実施形態
とはその構成が相違している。このような構成において
も、ミラー5Aを軸線L1周りの矢印N21方向に回転
させることにより、光ディスクDの面振れに対応したレ
ーザ光の進路補正を行うことが可能であり、本願発明の
目的を達成することができる。トラッキング制御につい
ては、揺動アーム4を揺動させる手段、あるいは先に説
明した従来技術と同様に、トラッキング制御を行うため
の専用の微動アクチュエータをサスペンションの先端部
に設けるといった手段を採用して行うことが可能であ
る。なお、本実施形態や上記第1の実施形態のように、
光源から発せられたレーザ光をサスペンションに支持さ
れたミラーにレーザ光を導くためのミラーを固定型ミラ
ーとする場合には、そのような構成に代えて、固定型ミ
ラーを用いることなく、光源から出射したレーザ光を直
接サスペンションに支持されたミラーに導くようにして
もかまわない。
【0101】図18〜図20は、本願発明に係る光ディ
スク装置の第5の実施形態を示している。
【0102】本実施形態の光ディスク装置Acは、サス
ペンション3の先端部に支持されているミラー5Dが、
傾斜角度の変更が不能な固定型のミラーとされている。
これに対し、このミラー5Dにレーザ光を導くためのミ
ラーとしては、上述した2軸回転型のガルバノミラー1
が用いられている。
【0103】ミラー5Dは、図20によく表れているよ
うに、たとえば三角プリズム50の斜面を光の全反射が
可能な光反射面50aとして構成されたものであり、適
当なホルダ62Aに支持されている。ただし、本願発明
においては、このようなプリズムを利用したミラーに代
えて、たとえば金属膜などを有する平板状のミラーを用
いてもよい。図18および図19によく表れているよう
に、ガルバノミラー1は、光源・検出部8から出射され
たレーザ光をミラー5Dに向けて反射するように揺動ア
ーム4上に搭載されている。このガルバノミラー1は、
軸線L3,L4周りの矢印N23,N24の方向にミラ
ー板10が回転可能なものであり、このガルバノミラー
1からミラー5Dに向かうレーザ光の進路をフォーカス
方向および所定のトラッキング方向に変化させることが
できるようになっている。
【0104】上記構成の光ディスク装置Acにおいて
は、図20に示す状態から光ディスクDがたとえば上昇
する方向に面振れし、スライダ2やミラー5Dがこれに
追随して上昇するときには、ガルバノミラー1のミラー
板10を軸線L4周りの所定方向に回転させる。これに
より、このガルバノミラー1からミラー5Dに向けて進
行するレーザ光を、同図の仮想線に示すように,上方に
振ることができる。このようにすれば、ミラー5Dが上
昇しても、ミラー5Dの一定高さ部分にレーザ光を入射
させることができ、ミラー5Dにより反射されるレーザ
光を対物レンズ20に適切に入射させることが可能とな
る。上記とは反対に、スライダ2やミラー5Dが下降す
るときには、ガルバノミラー1のミラー板10を軸線L
4周りの上記とは反対方向に回転させることによりミラ
ー5Dに向かうレーザ光を下方に振る。これにより、ミ
ラー5Dの一定高さ部分にレーザ光を入射させることが
でき、やはりレーザ光を対物レンズ20に適切に入射さ
せることができる。
【0105】また、この光ディスク装置Acにおいて
は、ガルバノミラー1のミラー板10を軸線L3周りの
矢印N23方向に回転させることにより、このガルバノ
ミラー1からミラー5Dに向けて進行するレーザ光をト
ラッキング方向に振ると、ミラー5Dから対物レンズ2
0に向かうレーザ光の進路もそれと同方向に振れる。こ
のようにすると、光ディスクDの記録層上に形成される
ビームスポットBsを所定のトラッキング方向に変位さ
せることができる。したがって、ガルバノミラー1を利
用することにより、高速追従性に優れた高精度なトラッ
キング制御を行うことも可能となる。
【0106】図21および図22は、本願発明に係る光
ディスク装置の第6の実施形態を示している。
【0107】本実施形態の光ディスク装置Adは、サス
ペンション3に支持されたミラー5Eと、このミラー5
Eにレーザ光を導くミラー5Fとのいずれもが、図16
に示したような1軸回転型のガルバノミラーとされてい
る。ミラー5Eは、軸線L2周りの矢印N22方向に回
転可能であり、レーザ光の反射方向をトラッキング方向
に変化させることができるように設けられている。ミラ
ー5Fは、軸線L4周りの矢印N24方向に回転可能で
あり、レーザ光の反射方向をフォーカス方向に変化させ
ることができるように設けられている。
【0108】このような構成の光ディスク装置Adにお
いては、光ディスクDに面振れを生じるときには、ミラ
ー5Fを回転させて、このミラー5Fからミラー5Eに
向けて進行するレーザ光の高さを変更する。これによ
り、ミラー5Eの一定高さ部分にレーザ光を入射させる
ことができる。一方、ミラー5Eを回転させれば、この
ミラー5Eから対物レンズ20に入射するレーザ光を所
定のトラッキング方向にずらせることができ、トラッキ
ング制御が可能となる。このように、この光ディスク装
置Adにおいても、ミラーの動作を利用して、面振れに
対応するレーザ光の進路修正とトラッキング制御とを行
うことができる。
【0109】図23は、本願発明に係る光ディスク装置
の第7の実施形態を示している。
【0110】本実施形態の光ディスク装置Aeは、サス
ペンション3に支持されたミラー5Gは、固定型のミラ
ーとされているとともに、このミラー5Gにレーザ光を
導くミラー5Hは、1軸回転型のガルバノミラーとされ
ている。このミラー5Hは、上記第6の実施形態と同様
に、軸線L4周りの矢印N24方向に回転可能である。
このような構成においても、ミラー5Hを上記方向に回
転させることにより、ミラー5Gに向かうレーザ光をフ
ォーカス方向に振ることができるために、光ディスクD
の面振れが生じた場合においても、対物レンズ20にレ
ーザ光が適切に入射できるようにレーザ光の進路修正を
行うことが可能である。
【0111】図24〜図26は、本願発明に係る光ディ
スク装置の第8の実施形態を示している。
【0112】本実施形態の光ディスク装置Afは、いわ
ゆる直進型のシーク動作機構が採用されたものである。
この光ディスク装置Afにおいては、サスペンション3
の基端部がトラッキング方向に移動自在なキャリッジ7
に支持されている。キャリッジ7は、図26によく表れ
ているように、トラッキング方向に延びる2本のガイド
部材70によってその長手方向に移動可能に支持されて
おり、ボイスコイルモータVCMによってトラッキング
方向への駆動力が付与されるように構成されている。ボ
イスコイルモータVCMは、キャリッジ7の幅方向両端
に設けられたコイル71と、このコイル71を貫通して
トラッキング方向に延びるヨーク72とを具備して構成
されている。
【0113】サスペンション3の先端部には、スライダ
2、ミラー5I、および光電変換器80Aが設けられて
いる。ミラー5Iは、1軸回転型のガルバノミラーであ
り、図24の軸線L1周りの矢印N21方向に回転可能
である。光源・検出部8から出射されたレーザ光は、固
定型のミラー5Jを介してミラー5Iに向けて進行する
ようになっている。このミラー5Iによって上向きに反
射されたレーザ光がスライダ2の対物レンズ20に入射
する点については、既述の実施形態と同様である。この
光ディスク装置Afにおいては、ミラー5Jからミラー
5Iに導かれるレーザ光の進行方向(本願発明でいう第
1の方向)が、スライダ2のシーク動作方向であるトラ
ッキング方向と一致している。したがって、本実施形態
においては、ミラー5Jからミラー5Iに向けてのレー
ザ光がフォーカス方向にシフトすると、ミラー5Iから
対物レンズ20に向かうレーザ光のシフト方向は、トラ
ッキング方向となる。
【0114】光電変換器80Aは、サスペンション3の
先端部に固定して支持されており、ミラー5Iの側方に
配されている。図27に示すように、この光電変換器8
0Aは、透光部としての孔85を有しており、ミラー5
Jからこの光電変換器80Aに向けて進行してきたレー
ザ光は、この孔85を通過することによってミラー5I
に到達するようになっている。孔85の直径d1は、光
ディスクDに対するデータの書込みなどに必要な光束径
のレーザ光を通過させ得る寸法とされている。光電変換
器80のミラー5Jに対向する片面には、孔85を囲む
ようにして上下に配置された矩形状の2つの受光部84
a,84bが設けられている。これらの受光部84a,
84bは、光を受けるとその受光量に対応した大きさの
信号S1,S2を出力する。この光電変換器80Aに向
けて進行してくるレーザ光の中心が、孔85の中心に一
致した場合には、信号S1,S2の大きさは等しい。こ
れに対し、上記レーザ光がフォーカス方向にシフトし、
上記中心どうしがフォーカス方向に位置ずれした場合に
は、信号S1,S2の大きさに差が生じることとなる。
【0115】図24に示されている光源・検出部8の検
出部には、図28に示すような演算部81cが設けられ
ている。この演算部81cは、光電変換器80Aから出
力された信号S1,S2の大きさの差を演算することに
より、ビームシフト検出信号を作成し、これを出力する
ものである。信号S1,S2の大きさの差を演算すれ
ば、孔85の中心に対してレーザ光の中心が上下いずれ
の方向にシフトしているか、およびそのシフト量はいず
れであるのかを判断することが可能である。
【0116】この光ディスク装置Afにおいては、図2
9に示すように、上記ビームシフト検出信号は、増幅器
/フィルタ86aによって増幅およびフィルタリングさ
れてから、演算部86bに入力されるように構成されて
る。ただし、この演算部86bには、光ディスクDから
の反射光に基づいて別途得られるトラッキングエラー検
出信号も入力される。この場合のトラッキングエラー検
出信号は、従来既知の手法により、あるいは図9および
図10を参照して説明したのと同様な手法により得るこ
とができる。演算部81cにおいては、フォーカス方向
へのビームシフトをも考慮したトラッキング制御のため
の修正方向および修正量が演算されることとなり、その
信号がミラー5Iの角度制御を行うためのドライバ86
cに入力される。このドライバ86cは、上記信号に基
づき、トラッキングエラーを解消するようにミラー5I
の角度を制御するように構成されている。
【0117】上記構成の光ディスク装置Afにおいて
は、ミラー5Iを軸線L1周りの矢印N21方向に回転
させることにより、上記第1の実施形態などと同様に、
このミラー5Iから対物レンズ20に入射するレーザ光
の進路を、このミラー5Iに向けてレーザ光が進行する
方向に変化させることができる。したがって、光ディス
クDの面振れに起因して、光ディスクDの記録層上の所
望箇所にビームスポットが適切に形成されなくなるとい
った事態を生じないようにすることができる。ミラー5
Iの回転動作によって光ディスクDに向かうレーザ光の
進路が変化する方向は、トラッキング方向に一致してい
るため、上記ミラー5Iの回転動作によってトラッキン
グ制御を併せて行うこともできる。この光ディスク装置
Afにおいては、ボイスコイルモータVCMの駆動力に
よってキャリッジ7をトラッキング方向に移動させるこ
とにより、シーク動作を行わせることができるととも
に、その後はミラー5Iの回転動作により、トラッキン
グ制御と面振れに対応したレーザ光の進路修正とを合理
的に行うことが可能となる。
【0118】上記実施形態から理解されるように、本願
発明は、揺動アームを利用してスライダ2をトラッキン
グ方向に揺動させるタイプの光ディスク装置のみなら
ず、スライダ2をトラッキング方向に直進往復動させる
タイプの光ディスク装置にも適用することができる。し
たがって、本願発明においては、たとえば図24〜図2
6に示した構造の光ディスク装置において、ミラー5I
を固定ミラーとするとともに、ミラー5Jをガルバノミ
ラーとすることにより、ミラー5Jからミラー5Iに向
かうレーザ光の進路をフォーカス方向に変化させること
が可能な構成とすることもできる。このような構成によ
っても、ミラー5Jの回転動作により、トラッキング制
御と面振れに対応したレーザ光の進路修正とを併せて行
うことができる。
【0119】図27に示した構造の光電変換器80A、
またはこの光電変換器80Aと図28に示した演算部8
1cとの組み合わせは、シーク動作機構がいわゆる直進
型である場合(後述の第9実施形態のものも含む)に限
らず、揺動アーム型である場合にも、ビームシフト検出
に用いることができる。
【0120】図30〜図33は、本願発明に係る光ディ
スク装置の第9の実施形態を示している。
【0121】本実施形態の光ディスク装置Agは、キャ
リッジ7に関連する構造が上記第8の実施形態とは相違
しており、サスペンション3やサスペンション3に支持
されたスライダ2などを微動させるための機構を有して
いる。より具体的には、図31および図32によく表れ
ているように、この光ディスク装置Agは、サスペンシ
ョン3の基端部が、ボイスコイルモータVCMのコイル
71を備えた支持部材73に支持板73aを介して取り
付けられた構造とされている。支持部材73のトラッキ
ング方向の前端および後端は、キャリッジ7の底部から
上方に立ち上がった2枚の板バネ74a,74bの上端
に支持されている。これら2枚の板バネ74a,74b
は、トラッキング方向に撓み変形可能であり、これらの
下端部はたとえばキャリッジ7の底部に固定して取り付
けられた固定板76によって支持されている。キャリッ
ジ7は、支持部材73や2枚の板バネ74a,74bを
内部に収容可能なボックス状またはそれに近い形態とさ
れており、トラッキング方向において板バネ74a,7
4bを挟み、かつこれら板バネ74a,74bとの間に
適当な隙間s2,s3を介して対面する前壁部75aお
よび後壁部75bを有している。サスペンション3に支
持されているミラー5Kは、たとえば三角プリズムを利
用した固定型のミラーとされている。
【0122】このような構成の光ディスク装置Agにお
いては、ボイスコイルモータVCMを駆動させることに
より、支持部材73およびサスペンション3を、次に述
べる2種類の態様でトラッキング方向に移動させること
ができる。すなわち、第1の態様は、2枚の板バネ74
a,74bに撓み変形を生じさせながら、たとえば図3
3に示すように、板バネ74a,74bの各上端がキャ
リッジ7の前壁部75aおよび後壁部75bのいずれか
に当接するまで支持部材73を移動させる態様である。
この第1の態様においては、支持部材73を隙間s2,
s3の範囲内において微動させることが可能であり、キ
ャリッジ7は移動しない。したがって、キャリッジ7を
移動させない分だけ、可動部分を軽量にすることがで
き、ボイスコイルモータVCMの駆動に対する支持部材
73の応答性や移動速度を高めることができる。
【0123】第2の態様は、たとえば図33に示すよう
に、板バネ74aの上端を前壁部75aに当接させた状
態において、この板バネ74aおよび支持部材73によ
ってキャリッジ7を押圧することにより、支持部材73
をキャリッジ7とともに移動させる態様である。もちろ
ん、板バネ74bの上端を後壁部75bに当接させるこ
とにより、上記とは反対方向に支持部材73およびキャ
リッジ7を移動させることもできる。このような第2の
態様においては、ガイド部材70によってガイトされた
キャリッジ7とともに支持部材73を移動させるため
に、この支持部材73をトラッキング方向の長い距離に
わたって安定させて移動させることができる。
【0124】この光ディスク装置Agにおいては、支持
部材73を上記した第2の態様でトラッキング方向に移
動させることによって、スライダ2およびミラー5Kを
トラッキング方向に移動させて、シーク動作を適切に行
わせることが可能である。また、支持部材73を上記し
た第1の態様でトラッキング方向に微動させることによ
って、スライダ2およびミラー5Kをトラッキング方向
に微動させることができるために、高速追従性に優れた
トラッキング制御が可能である。この光ディスク装置A
gにおいては、既述した実施形態の光ディスク装置とは
異なり、光ディスクDに面振れが発生することに起因し
て、ミラー5Kによって反射されたレーザ光が対物レン
ズ20から外れてしまうほどレーザ光がシフトする場合
には、支持部材73をトラッキング方向に微動させるこ
とによってこれを解消することはできない。支持部材7
3をトラッキング方向に移動させても、ミラー5Kから
対物レンズ20に向かうレーザ光の向きは一定だからで
ある。しかし、レーザ光のシフト量が小さく、光ディス
クDの面振れに起因して単なるトラッキングエラーを生
じるに過ぎない場合には、トラッキングエラー検出信号
に基づく支持部材73の微動動作によりビームスポット
Bsをトラッキング方向に変位させることができるため
に、このエラーを無くすことができる。したがって、こ
の光ディスク装置Agにおいては、このような意味にお
いて光ディスクの面振れに対応したレーザ光の進路補正
を行うことができる。
【0125】また、この光ディスク装置Agにおいて
は、支持部材73についての上記第1および第2の態様
の移動動作のいずれについても、ボイスコイルモータV
CMの駆動力を利用して行わせている。したがって、ボ
イスコイルモータVCMとは別個の駆動源を用いて支持
部材73を微動させる場合と比較すると、光ディスク装
置の構造が合理的となり、構造の簡素化を図ることが可
能となる。ただし、本願発明においては、光ディスクD
の面振れに対応するレーザ光の進路修正を行うための微
動アクチュエータをボイスコイルモータVCMとは別個
に設けた構成としてもかまわない。微動アクチュエータ
としては、たとえば図37に示した従来技術(特開平1
1−213419号公報)において用いられている公知
の微動アクチュエータと同様な構造のものを用いること
が可能である。ただし、本願発明において微動アクチュ
エータを用いる場合には、サスペンションにより支持さ
れたミラーから対物レンズに向けて進行するレーザ光
を、そのミラーに向かうレーザ光の進行方向にシフトす
ることができるように設ける必要があり、従来技術にお
ける微動アクチュエータとは、その動作方向を相違させ
る必要がある。
【0126】図34および図35は、本願発明に係る光
ディスク装置の第10の実施形態を示している。
【0127】本実施形態においては、サスペンション3
が2枚の板バネ31a,31bを用いて構成されてい
る。より具体的には、板バネ31a,31bは、その長
手方向に延びる両側縁部に起立部が設けられていない薄
板状とされており、これらの先端部間には、ミラー5L
を保持するホルダ62が挟み込まれている。ホルダ62
に設けられたピボット用の突起62bは、板バネ31b
の穴部32に挿通しており、この突起62bの先端部に
ジンバルバネ63が取り付けられ、さらにはこのジンバ
ルバネ63にスライダ2が取り付けられている。板バネ
31a,31bの基端部間には、スペーサ33が挟み込
まれている。これにより、板バネ31a,31bどうし
は互いに適当な間隔を隔てて平行または略平行となって
いる。
【0128】上記構成によれば、2枚の板バネ31a,
31bを互いに間隔を隔てるようにして組み合わせてい
るために、サスペンション3のフォーカス方向への撓み
変形機能を大きく損なうことなく、たとえばそれらの幅
方向への曲げ剛性を大きくすることが可能となる。した
がって、サスペンション3を移動させたときにこのサス
ペンション3に不当な振動を生じ難くすることができ、
サスペンション3の先端部に支持されたミラー5Lやス
ライダ2を安定させるのに好適となる。
【0129】本願発明に係る光ディスク装置およびガル
バノミラーの各部の具体的な構成は、上述した実施形態
以外にも種々に設計変更自在である。たとえば、従来技
術として説明した光ディスク装置と同様に、スライダを
光ディスクの上方に配置させてもかまわない。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明に係る光
ディスク装置によれば、光ディスクに面振れが生じて
も、これに起因して対物レンズへのレーザ光の入射が不
適切にならないようにしたり、あるいは面振れに起因す
るビームスポットの位置ずれを修正することができ、光
ディスクへのデータの書き込みや読み出しを適切に行わ
せることが可能となる。また、本願発明に係るガルバノ
ミラーは、本願発明に係る光ディスク装置の部品として
好適に利用することができる。とくに、このガルバノミ
ラーは、受けたレーザ光の反射方向を2種類の方向に変
化させることができるために、たとえば揺動アームを備
えた光ディスク装置において、トラッキング制御と光デ
ィスクの面振れに対応するレーザ光の進路修正とを併せ
て行うのに最適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るガルバノミラーの一例を示す断
面図である。
【図2】図1に示すガルバノミラーの分解斜視図であ
る。
【図3】本願発明に係るガルバノミラーの他の例を示す
断面図である。
【図4】本願発明に係る光ディスク装置の第1の実施形
態を示す概略平面図である。
【図5】図4の概略側面図である。
【図6】図5の要部拡大断面図である。
【図7】図6に示す構造の動作説明図である。
【図8】図6に示す構造の分解斜視図である。
【図9】(a)は、光源・検出部の光電変換器を示す側
面図であり、(b)は、その正面図である。
【図10】信号作成回路のブロック図である。
【図11】制御系の具体例を示すブロック図である。
【図12】本願発明に係る光ディスク装置の第2の実施
形態の要部構造を示す分解斜視図である。
【図13】本願発明に係る光ディスク装置の第3の実施
形態を示す概略平面図である。
【図14】図13の概略側面図である。
【図15】図14の要部拡大断面図である。
【図16】図13および図14に示す光ディスク装置に
用いられている1軸回転型のガルバノミラーの分解斜視
図である。
【図17】本願発明に係る光ディスク装置の第4の実施
形態を示す概略平面図である。
【図18】本願発明に係る光ディスク装置の第5の実施
形態を示す概略平面図である。
【図19】図18の概略側面図である。
【図20】図19の要部拡大断面図である。
【図21】本願発明に係る光ディスク装置の第6の実施
形態を示す概略平面図である。
【図22】図21の概略側面図である。
【図23】本願発明に係る光ディスク装置の第7の実施
形態を示す概略平面図である。
【図24】本願発明に係る光ディスク装置の第8の実施
形態を示す概略平面図である。
【図25】図24の概略側面図である。
【図26】図24および図25の要部側面図である。
【図27】(a)は、光電変換器を示す側面図であり、
(b)は、その正面図である。
【図28】信号作成回路のブロック図である。
【図29】制御系の具体例を示すブロック図である。
【図30】本願発明に係る光ディスク装置の第9の実施
形態を示す要部斜視図である。
【図31】図30の一部断面斜視図である。
【図32】図30の要部側面断面図である。
【図33】図32に示す構造の動作説明図である。
【図34】本願発明に係る光ディスク装置の第10の実
施形態を示す要部斜視図である。
【図35】図34の分解斜視図である。
【図36】従来技術の平面図である。
【図37】従来技術の側面図である。
【図38】従来技術の作用説明図である。
【符号の説明】
A,Aa〜Ag 光ディスク装置 D 光ディスク Bs ビームスポット 1,1A ガルバノミラー 2 スライダ 3 サスペンション 4 揺動アーム 5A〜5L ミラー 7 キャリッジ 8 光源・検出部 10 ミラー板 11 軸部 12 支持部材 13 補助部材 15a〜15c 電極 16a〜16c 電極 20 対物レンズ 40 軸 61 ミラー 62 ホルダ 63 ジンバルバネ 73 支持部材 74a,74b 板バネ 80,80A 光電変換器 81a〜81c 演算部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 21/21 101 G11B 21/21 101Z Fターム(参考) 5D059 AA07 BA01 CA08 DA01 EA02 EA03 5D118 AA16 BA01 CD02 CD03 CD06 CF03 CF05 CG38 CG39 DC07 EA02 EA08 EB02 EB03 FA33 FC04 5D119 AA28 BA01 CA05 EA02 EA03 EA10 EC16 EC20 JA52 JC04 KA17 KA19 MA05 MA06

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズを保持しており、かつ光ディ
    スクに対面して浮上可能にサスペンションの先端部に支
    持されているスライダと、 このスライダに対してフォーカス方向に重なるようにし
    て上記サスペンションの先端部に支持されており、かつ
    光源から上記フォーカス方向と交差する第1の方向に進
    行してきたレーザ光を上記対物レンズに入射させるよう
    に上記フォーカス方向に反射するミラーと、 このミラーおよび上記スライダをトラッキング方向に移
    動させるように上記サスペンションを移動させるシーク
    動作機構と、 を具備している、光ディスク装置であって、 上記ミラーは、上記レーザ光の反射方向を上記第1の方
    向に変化させることができるように角度変更自在である
    ことを特徴とする、光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 上記ミラーは、上記レーザ光の反射方向
    を上記第1の方向に交差する第2の方向にも変化させる
    ことが可能に互いに交差する2軸周りに角度変更自在で
    ある、請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 上記光源から上記ミラーに至るまでの光
    路には、上記光源から進行してきたレーザ光を受けてか
    ら上記ミラーに向けて反射する他のミラーが設けられて
    おり、かつ、 この他のミラーは、この他のミラーによる上記レーザ光
    の反射方向を上記第1の方向に交差する第2の方向に変
    化させることが可能に角度変更自在である、請求項1に
    記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 対物レンズを保持しており、かつ光ディ
    スクに対面して浮上可能にサスペンションの先端部に支
    持されているスライダと、 このスライダに対してフォーカス方向に重なるようにし
    て上記サスペンションの先端部に支持されており、かつ
    光源から上記フォーカス方向と交差する第1の方向に進
    行してきたレーザ光を上記対物レンズに入射させるよう
    に上記フォーカス方向に反射する第1のミラーと、 この第1のミラーおよび上記スライダをトラッキング方
    向に移動させるように上記サスペンションを移動させる
    シーク動作機構と、 を具備している、光ディスク装置であって、 上記光源から上記第1のミラーに至るまでの光路には、
    上記光源から進行してきたレーザ光を受けてから上記第
    1のミラーに向けて反射する第2のミラーが設けられて
    おり、かつ、 この第2のミラーは、この第2のミラーによる上記レー
    ザ光の反射方向を上記フォーカス方向に変化させること
    が可能に角度変更自在であることを特徴とする、光ディ
    スク装置。
  5. 【請求項5】 上記第2のミラーは、この第2のミラー
    による上記レーザ光の反射方向を上記第1の方向に交差
    する第2の方向にも変化させることが可能に互いに交差
    する2軸周りに角度変更自在である、請求項4に記載の
    光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 上記第1のミラーは、この第1のミラー
    による上記レーザ光の反射方向を上記第1の方向に交差
    する第2の方向に変化させることが可能に角度変更自在
    である、請求項4に記載の光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 上記シーク動作機構は、上記サスペンシ
    ョンの基端部を支持して上記トラッキング方向に揺動さ
    せる揺動アームを具備して構成されているとともに、上
    記第1の方向は、上記トラッキング方向と交差する方向
    とされている、請求項1ないし6のいずれかに記載の光
    ディスク装置。
  8. 【請求項8】 上記光ディスクによって反射されてから
    一定の経路で戻されてきた反射光を受ける検出部を有し
    ており、かつ、 この検出部は、上記反射光の復帰経路が所定の基準位置
    に対して上記トラッキング方向および上記第1の方向の
    それぞれに対応する方向に位置ずれしているときに、そ
    れらの位置ずれ方向および位置ずれ量に対応するトラッ
    キングエラー検出信号およびビームシフト検出信号を出
    力するように構成されている、請求項7に記載の光ディ
    スク装置。
  9. 【請求項9】 上記検出部には、光電変換器と演算手段
    とが具備されており、かつ、 上記光電変換器は、上記基準位置を中心として上記トラ
    ッキング方向および上記第1の方向のそれぞれに対応す
    る方向に互いに位置ずれするように配列された少なくと
    も4つの受光部を有するとともに、これらの受光部のそ
    れぞれが上記反射光を受けたときにはそれらの各受光量
    に対応した信号を出力するように構成されており、 上記演算手段は、上記トラッキング方向に対応する方向
    に位置ずれしている複数の受光部のそれぞれから出力さ
    れる信号の差に基づいて上記トラッキングエラー検出信
    号を得るとともに、上記第1の方向に対応する方向に位
    置ずれしている複数の受光部のそれぞれから出力される
    信号の差に基づいて上記ビームシフト検出信号を得るよ
    うに構成されている、請求項8に記載の光ディスク装
    置。
  10. 【請求項10】 上記シーク動作機構は、上記サスペン
    ションを上記トラッキング方向に往復直進動作させるよ
    うに構成されており、かつ上記第1の方向は、上記トラ
    ッキング方向と一致している、請求項1ないし6のいず
    れかに記載の光ディスク装置。
  11. 【請求項11】 上記サスペンションには、光電変換器
    が設けられており、かつ、 この光電変換器は、上記光源から上記サスペンションに
    支持されているミラーに向けて進行するレーザ光を透過
    させる透光部を有するとともに、上記レーザ光が上記透
    光部に対して上記フォーカス方向に位置ずれしたときに
    は、その位置ずれしたレーザ光を受光することによって
    その位置ずれ方向および位置ずれ量に対応する信号を出
    力するように構成されている、請求項1ないし7、およ
    び請求項10のいずれかに記載の光ディスク装置。
  12. 【請求項12】 上記光電変換器は、上記透光部を囲む
    ようにして上記フォーカス方向に並ぶ少なくとも2つの
    受光部を具備しており、かつこれら受光部のそれぞれが
    上記レーザ光を受けたときには、その受光量に対応した
    信号が個々に出力されるように構成されている、請求項
    11に記載の光ディスク装置。
  13. 【請求項13】 演算手段をさらに具備しており、かつ
    この演算手段は、上記少なくとも2つの受光部のそれぞ
    れから出力される信号の差に基づいてビームシフト検出
    信号を得るように構成されている、請求項12に記載の
    光ディスク装置。
  14. 【請求項14】 対物レンズを保持しており、かつ光デ
    ィスクに対面して浮上可能にサスペンションの先端部に
    支持されているスライダと、 このスライダに対してフォーカス方向に重なるようにし
    て上記サスペンションの先端部に支持されており、かつ
    光源から上記フォーカス方向と交差する第1の方向に進
    行してきたレーザ光を上記対物レンズに入射させるよう
    に上記フォーカス方向に反射するミラーと、 このミラーおよび上記スライダをトラッキング方向に移
    動させるように上記サスペンションを移動させるシーク
    動作機構と、 を具備している、光ディスク装置であって、 少なくとも上記スライダおよび上記ミラーを、上記第1
    の方向に微動させることが可能な微動動作手段を備えて
    いることを特徴とする、光ディスク装置。
  15. 【請求項15】 上記シーク動作機構は、上記サスペン
    ションの基端部を支持する支持部材と、この支持部材を
    支持し、かつ上記トラッキング方向に延びるガイド部材
    に沿って移動可能なキャリッジと、このキャリッジを上
    記ガイド部材に沿って往復動作させるための駆動力を発
    生させるボイスコイルモータとを具備して構成されてお
    り、かつ、 上記微動動作手段は、上記ボイスコイルモータの駆動力
    によって上記支持部材を上記キャリッジに相対させて移
    動可能とする機構である、請求項14に記載の光ディス
    ク装置。
  16. 【請求項16】 上記サスペンションの先端部には、ミ
    ラー保持用のホルダが取り付けられているとともに、上
    記スライダは、上記ホルダに対する姿勢が変更可能にジ
    ンバルバネを介して上記ホルダまたは上記サスペンショ
    ンに取り付けられている、請求項1ないし15のいずれ
    かに記載の光ディスク装置。
  17. 【請求項17】 上記サスペンションは、2枚の板バネ
    がそれらの厚み方向に間隔を隔てて重ね合わされたもの
    である、請求項1ないし16のいずれかに記載の光ディ
    スク装置。
  18. 【請求項18】 対物レンズを保持しており、かつ光デ
    ィスクに対面して浮上可能にサスペンションの先端部に
    支持されているスライダと、 このスライダに対してフォーカス方向に重なるようにし
    て上記サスペンションの先端部に支持されており、かつ
    光源から上記フォーカス方向と交差する第1の方向に進
    行してきたレーザ光を上記対物レンズに入射させるよう
    に上記フォーカス方向に反射するミラーと、 このミラーおよび上記スライダをトラッキング方向に移
    動させるように上記サスペンションを移動させるシーク
    動作機構と、 を具備している、光ディスク装置であって、 上記サスペンションの先端部に取り付けられ、かつ上記
    ミラーを保持するホルダを具備しているとともに、 上記スライダは、上記ホルダに対する姿勢が変更可能に
    上記ホルダまたは上記サスペンションにジンバルバネを
    介して取り付けられていることを特徴とする、光ディス
    ク装置。
  19. 【請求項19】 光反射面を有するミラー板と、 このミラー板に一端が繋がっている軸部と、 この軸部を介して上記ミラー板を片もち状に支持するよ
    うに上記軸部の他端が繋がっている支持部材と、 上記ミラー板の正面および背後の少なくとも一方に設け
    られた補助部材と、 上記軸部が捩じられる方向に上記ミラー板を回転させる
    ように上記ミラー板を上記補助部材に相対させて移動さ
    せる力を発生する第1の移動力発生手段と、 上記軸部が撓む方向に上記ミラー板を回転させるように
    上記ミラー板を上記補助部材に相対させて移動させる力
    を発生する第2の移動力発生手段と、を具備しているこ
    とを特徴とする、ガルバノミラー。
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