JP4409186B2 - プレーナ型電磁アクチュエータ及びその製造方法 - Google Patents

プレーナ型電磁アクチュエータ及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプレーナ型電磁アクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プレーナー型電磁アクチュエータは、レーザー光を偏向走査するレーザースキャナ等に利用されるもので、その原理は、磁界中に配置した可動コイルに電流を流すと電流と磁束とに関連して電磁力が発生して電流に比例した回転トルクが生じる。この回転力と可動コイル保持部材のバネ力とが平衡する角度まで可動コイルが回転し、この可動コイルを介して指針を振らせて電流の有無や大小を検出するというガルバノメータを利用したもので、可動コイルと一体に回転する軸(可動コイル保持部材)に、前記指針の代わりにミラー(反射鏡)を設けて構成されるものである。小型のプレーナー型電磁アクチュエータとして、半導体シリコンを使用したものとその製造方法が提案されている。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
図1は前記特許文献1に記載されている、従来技術によるプレーナー型電磁アクチュエータの斜視図である。可動部1は略直方体形状であり、可動部1を揺動可能に支持する一対のトーションバー4、4が一体に形成されている。可動部1の中央部には反射ミラー3が形成され、反射ミラー3を取り囲むように平面コイル2が形成されている。
【0004】
可動部の共振周波数は、可動部の質量、トーションバーの長さ、太さ、幅、材質等で決まるので、必要な共振周波数に合わせて設計される。(例えば、特許文献2参照)
【0005】
スキャナ等に使用する場合、レーザー光を反射する反射ミラー3の平坦度は重要であり、可動部が薄い場合には可動部の変形が発生しない様にする必要がある。可動部変形の対策としては、反射ミラーと平面コイルとの間に、可動部端部における空気抵抗や慣性力等の影響による反り力や平面コイルの発生する熱が可動部中央部にあるミラー部に到達するのを抑制する境界部を設けることが提案されている。(例えば、特許文献3参照)
【0006】
【特許文献1】
特開平7−175005号公報(第3頁、図3、図10)
【特許文献2】
特開平7−218857号公報(第7頁)
【特許文献3】
特開2002−131685号公報(第3頁、図4)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
プレーナー型電磁アクチュエータは所望する反射ミラーの大きさ、共振周波数、振れ角、耐衝撃性等のパラメーターを考慮して設計するが、概して、反射ミラーの大きさが決まると可動部質量が決まり、それに応じてトーションバーの各寸法を決める。製造上、トーションバーと可動部は同厚で形成されるので、前記パラメータはトレードオフになり、パラメータの変更(設計の自由度)が制約される場合がある。
【0008】
例えば、可動部の振動周波数を高周波数で、高振れ角にしたい場合、可動部は小さいほどよいが、反射ミラーを大きくしたい場合は可動部を大きくしなければならず、その結果高周波数で高振れ角の要望を満たさなくなってしまう。また、反射ミラーの平坦度を上げるために可動部を厚くする方法も考えられるが、同様に高周波数で高振れ角の要望と相反してしまう。
【0009】
【課題を解決するための手段】
揺動可能に設けられる可動部と、該可動部を揺動可能に支持する一対のトーションバーとを一体形成し、該可動部中央部にミラー部を形成し、該可動部周縁部に駆動力発生部を形成するプレーナ型電磁アクチュエータにおいて、前記ミラー部は、前記可動部中央部の一方の面を凹ませて前記駆動力発生部より薄肉に形成され、凹ませた面に反射ミラーが形成されているプレーナ型電磁アクチュエータとする。
また、揺動可能に設けられる可動部と、該可動部を揺動可能に支持する一対のトーションバーとを一体形成し、該可動部中央部にミラー部を形成し、該可動部周縁部に駆動力発生部を形成するプレーナ型電磁アクチュエータにおいて、前記ミラー部は、前記可動部中央部の両方の面を凹ませて前記駆動力発生部より薄肉に形成され、少なくとも一方の凹ませた面に反射ミラーが形成されているプレーナ型電磁アクチュエータとする。
【0010】
電磁型アクチュエータの使い方は多様であるので、反射ミラーは用途によりミラー部の少なくとも一方の面に形成することでどのような用途にも対応できるプレーナ型電磁アクチュエータが揃えられる。
【0011】
前記ミラー部は、前記可動部の重心と可動部の回転軸心とが一致するように両面からエッチングして前記駆動力発生部より薄肉に形成されたプレーナ型電磁アクチュエータとする。さらに、エッチング量を調整することで可動部に形成される平面コイル又は薄膜磁石、反射ミラー、保護膜等の配置による重心のずれを補正することができる。
【0013】
前記ミラー部と前記駆動力発生部との間に、前記駆動力発生部から前記ミラー部に伝達するミラー部の変形要因を抑制する境界部を設けることで、薄くなったミラー部が変形することを防止できるプレーナ型電磁アクチュエータを得ることができる。
前記駆動力発生部が通電により磁界を発生する平面コイル部であり、前記可動部周縁部の平面コイル部に静磁界を作用させて前記駆動力を発生して可動部を駆動する構成のプレーナ型電磁アクチュエータとすることができる。また、記駆動力発生部が、前記可動部周縁部に設けられた薄膜磁石であり、該薄膜磁石に電磁吸引力を作用させて可動部を駆動する構成のプレーナ型電磁アクチュエータとすることができる。
【0014】
また、シリコン基板を使用し、揺動可能に設けられる可動部と、該可動部を揺動可能に支持する一対のトーションバーとを一体形成し、該可動部中央部にミラー部を形成し、該可動部周縁部に通電により磁界を発生する平面コイル部を形成し、前記可動部中央部の少なくとも一方の面を凹ませて前記ミラー部を前記平面コイル部より薄肉にし、かつ、前記平面コイル部に静磁界を作用させて駆動力を発生して前記可動部を駆動する構成であるプレーナ型電磁アクチュエータの製造方法であって、前記シリコン基板の表裏面を熱酸化してシリコン酸化膜を形成する工程と、前記平面コイル部における前記シリコン基板の表面に平面コイルを形成する工程と、前記ミラー部のシリコンを所定量エッチングして前記ミラー部を前記平面コイル部より薄肉にする工程と、前記可動部及び前記トーションバーを形成する工程と、前記ミラー部の凹ませた面に反射ミラーを形成する工程と、を有することを特徴とするプレーナ型電磁アクチュエータの製造方法とする。
【0017】
シリコン基板に代え、シリコン貼り合わせ基板(SOI基板)を用いてプレーナ型電磁アクチュエータを製造する。
【0018】
【発明の実施の形態】
図2は本発明によるプレーナ型電磁アクチュエータの第一実施形態を示す斜視図(A)とA−A断面図(B)である。基板11には可動部12と一対のトーションバー16、16が一体に中抜きで形成されている。可動部12の中央部はミラー部15が形成されており、ミラー部15には反射ミラー14が形成されている。ミラー部の外周には駆動力発生部13があり、平面コイル17が形成されている。
【0019】
ミラー部15は可動部12に形成された凹部であり、エッチングにより加工される。本実施形態では凹部に反射ミラー14を形成している。また、可動部12またはミラー部15は該直方体形状である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、円柱形状などの形状でも良い。
【0020】
図3は本発明によるプレーナ型電磁アクチュエータの第二実施形態を示す断面図である。可動部12両面からエッチングにより凹部(ミラー部)を作成し、一方の凹部又は両方の凹部に反射ミラーを形成する。
【0021】
図4(A)、(B)は本発明によるプレーナ型電磁アクチュエータチップの参考例を示す斜視図であり、ミラー部の裏面を示す斜視図である。図4(A)は、ミラー部の裏面に×状の桟を残して薄肉部を形成した可動部であり、図4(B)はミラー部の裏面に+状の桟を残して薄肉部を形成した可動部である。
【0022】
図5は本発明によるプレーナ型電磁アクチュエータの第三実施形態を示す斜視図である。基板21には可動部22と一対のトーションバー26、26が一体に中抜きで形成されている。可動部22の中央部はミラー部24が形成されている。ミラー部24は支持軸28で支持された状態で可動部中央部に中抜き状態で形成されている。なお、図では四つの支持軸で支持されているが、四つに限定されるものではなく、ミラー部を支持できれば三つでも二つでも良い。また、ミラー部24が駆動力発生部23より薄く形成されていたり、駆動力発生部23に平面コイル27が形成されているのは第一実施形態と同様である。
【0023】
図6は図2に示す本発明によるプレーナ型電磁アクチュエータの第一実施形態をシリコン基板で製造する方法を説明するための工程毎の断面図である。
工程a:酸化膜形成工程であり、シリコン基板30の両面に熱酸化等によりシリコン酸化膜31を形成する。
工程b:平面コイル形成工程であり、シリコン基板30上面側にフォトリソグラフにより平面コイル32、絶縁膜33、保護膜34の各パターンを積層する。
工程c:酸化膜除去工程1であり、上面可動部12およびトーションバー16を除いた部分の酸化膜31をドライエッチングまたはウェットエッチング等により除去する。
工程d:上面シリコンエッチング工程1であり、工程cで酸化膜31を除去した部分のシリコン基板30を異方性エッチングで所定量除去する。
工程e:酸化膜除去工程2:ミラー部36の酸化膜31を除去する。
工程f:上面シリコンエッチング工程2:工程dで所定量除去された部分と工程eで酸化膜31を除去した部分のシリコン基板30を異方性エッチングで所定量除去する。
工程g:酸化膜除去工程3:シリコン基板30下面側の支持枠35以外の酸化膜31を除去する。
工程h:下面シリコンエッチング工程:工程gで酸化膜31を除去した部分のシリコン基板30を異方性エッチングにより可動部12およびトーションバー16を除いた部分と貫通するまで除去する。
工程i:反射ミラー形成工程:どちらか一方のミラー部36に反射ミラーを形成する。
【0024】
図7は図2に示す本発明によるプレーナ型電磁アクチュエータの第一実施形態をSOI基板で製造する方法を説明するための工程毎の断面図である。
工程a:酸化膜形成工程であり、例えば厚さ500μmのシリコン貼り合わせ基板(通称SOI基板といい、例えば活性層41(100μm)、シリコン酸化膜からなる中間層42(1μm)、支持基板43(400μm)で構成されている。以下SOI基板という)40の両面に熱酸化等によりシリコン酸化膜44を形成する。
工程b:平面コイル形成工程であり、活性層41上面側にフォトリソグラフにより平面コイル45、絶縁膜46、保護膜47の各パターンを積層する。
工程c:酸化膜除去工程1であり、上面可動部12およびトーションバー16を除いた部分の酸化膜44をドライエッチングまたはウェットエッチング等により除去する。
工程d:活性層エッチング工程1であり、工程cで酸化膜31を除去した部分の活性層41を異方性エッチングで所定量除去する。
工程e:酸化膜除去工程2:ミラー部49の酸化膜44を除去する。
工程f:活性層エッチング工程2:工程dで所定量除去された部分と工程eで酸化膜44を除去した部分の活性層41を工程dで所定量除去された部分が中間層42に達するまで異方性エッチングで除去する。
工程g:酸化膜除去工程3:支持基板43下面側の支持枠48以外の酸化膜44を除去する。
工程h:支持基板エッチング工程:工程gで酸化膜44を除去した部分の支持基板43を異方性エッチングにより中間層42に達するまで除去する。
工程i:中間層除去工程:可動部12およびトーションバー16下面に残留する中間層42をドライエッチングまたはウェットエッチング等により除去する。
工程j:反射ミラー形成工程:どちらか一方のミラー部49に反射ミラーを形成する。
【0025】
図8は図3に示す本発明によるプレーナ型電磁アクチュエータの第二実施形態をシリコン基板で製造する方法を説明するための工程毎の断面図である。なお、途中までの工程は図6の工程aからfまでと同一であるため、それ以降の工程から説明する。さらに、図6と同一の箇所には同一の符号が記されている。
工程g:酸化膜除去工程3:シリコン基板30下面側のミラー部36の酸化膜31を除去する。
工程h:下面シリコンエッチング工程1:工程gで酸化膜31を除去した部分のシリコン基板30を異方性エッチングで所定量除去する。
工程i:酸化膜除去工程4:シリコン基板30下面側の支持枠35以外の酸化膜31を除去する。
工程j:下面シリコンエッチング工程2:工程gと工程iで酸化膜31を除去した部分のシリコン基板30を異方性エッチングにより可動部12およびトーションバー16を除いた部分と貫通するまで除去する。
工程k:反射ミラー形成工程:どちらか一方のミラー部36に反射ミラーを形成する。
【0026】
図9は図3に示す本発明によるプレーナ型電磁アクチュエータの第二実施形態をSOI基板で製造する方法を説明するための工程毎の断面図である。なお、途中までの工程は図7の工程aからfまでと同一であるため、それ以降の工程から説明する。さらに、図7と同一の箇所には同一の符号が記されている。
工程g:酸化膜除去工程3:支持基板43下面側のミラー部49の酸化膜44を除去する。
工程h:支持基板エッチング工程1:工程gで酸化膜44を除去した部分の支持基板43を異方性エッチングで所定量除去する。
工程i:酸化膜除去工程4:支持基板43下面側の支持枠48以外の酸化膜44を除去する。
工程j:支持基板エッチング工程2:工程gと工程iで酸化膜44を除去した部分の支持基板43を異方性エッチングにより中間層42に達するまで除去する。
工程k:中間層除去工程1:ミラー部49に残留する中間層42をドライエッチングまたはウェットエッチング等により除去する。
工程l:活性層と支持基板エッチング工程:活性層41と支持基板43を異方性エッチングにより、可動部12およびトーションバー16を除いた部分が中間層42に達するまで除去する。
工程m:中間層除去工程2:可動部12およびトーションバー16下面に残留する中間層42をドライエッチングまたはウェットエッチング等により除去する。
工程n:反射ミラー形成工程:どちらか一方のミラー部49に反射ミラーを形成する。
【0027】
以上、本発明の実施形態を1軸のプレーナ型電磁アクチュエータで説明したが、本発明は2軸のプレーナ型電磁アクチュエータでも同様に適用できる。また、駆動力発生部が平面コイル部である場合について説明したが、図10や図11に示すような薄膜磁石50、51の場合も同様に適用できる。さらに、基板材料をシリコン基板で説明したが、シリコン基板に限定されるものではなく、従来技術で使用されているプラスチックや別部材にも適用できる。
【0028】
【発明の効果】
可動部の大きさ、トーションバーの形状を変えずに共振周波数を高くすることができるとともに耐衝撃性を向上することができる。さらに、トーションバーの幅を狭くすることができるので共振周波数を変えずに振れ角を大きくすることもできる。また可動部が軽量化されるので耐衝撃性を向上させる効果もある。
【0029】
ミラー部のみ薄くすることで、可動部全面を薄くするよりミラー部の変形を抑制することができる。
【0030】
第二実施形態のように、可動部両面からエッチングによりミラー部を凹部にすることで、可動部の重心と可動部の回転軸心とが一致できるので、可動部の振動が安定し、ブレが抑えられる。
【0032】
ミラー部と駆動力発生部との間に、駆動力発生部からミラー部に伝達するミラー部の変形要因を抑制する境界部を設けることで、ミラー部の変形をさらに少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術によるプレーナー型電磁アクチュエータの斜視図
【図2】 本発明によるプレーナ型電磁アクチュエータの第一実施形態を示す斜視図(A)とA−A断面図(B)
【図3】 本発明によるプレーナ型電磁アクチュエータの第二実施形態を示す断面図
【図4】 本発明によるプレーナ型電磁アクチュエータの参考例を示す斜視図
【図5】 本発明によるプレーナ型電磁アクチュエータの第三実施形態を示す斜視図
【図6】 本発明によるプレーナ型電磁アクチュエータの第一実施形態をシリコン基板で製造する方法を説明するための工程毎の断面図
【図7】 本発明によるプレーナ型電磁アクチュエータの第一実施形態をSOI基板で製造する方法を説明するための工程毎の断面図
【図8】 本発明によるプレーナ型電磁アクチュエータの第二実施形態をシリコン基板で製造する方法を説明するための工程毎の断面図
【図9】 本発明によるプレーナ型電磁アクチュエータの第二実施形態をSOI基板で製造する方法を説明するための工程毎の断面図
【図10】 本発明によるプレーナ型電磁アクチュエータを示す斜視図
【図11】 本発明によるプレーナ型電磁アクチュエータを示す斜視図
【符号の説明】
1 可動部
2 平面コイル
3 反射ミラー
4 トーションバー
11 基板
12 可動部
13 駆動力発生部
14 反射ミラー
15 ミラー部
16 トーションバー
17 平面コイル
21 基板
22 可動部
23 駆動力発生部
24 ミラー部
26 トーションバー
27 平面コイル
28 支持軸
30 シリコン基板
31 シリコン酸化膜
32 平面コイル
33 絶縁膜
34 保護膜
35 支持枠
36 ミラー部
40 シリコン貼り合わせ基板(SOI基板)
41 活性層
42 中間層
43 支持基板
44 シリコン酸化膜
45 平面コイル
46 絶縁膜
47 保護膜
48 支持枠
49 ミラー部
50 薄膜磁石
51 薄膜磁石

Claims (8)

  1. 揺動可能に設けられる可動部と、該可動部を揺動可能に支持する一対のトーションバーとを一体形成し、該可動部中央部にミラー部を形成し、該可動部周縁部に駆動力発生部を形成するプレーナ型電磁アクチュエータにおいて、
    前記ミラー部は、前記可動部中央部の一方の面を凹ませて前記駆動力発生部より薄肉に形成され、凹ませた面に反射ミラーが形成されていることを特徴とするプレーナ型電磁アクチュエータ。
  2. 揺動可能に設けられる可動部と、該可動部を揺動可能に支持する一対のトーションバーとを一体形成し、該可動部中央部にミラー部を形成し、該可動部周縁部に駆動力発生部を形成するプレーナ型電磁アクチュエータにおいて、
    前記ミラー部は、前記可動部中央部の両方の面を凹ませて前記駆動力発生部より薄肉に形成され、少なくとも一方の凹ませた面に反射ミラーが形成されていることを特徴とするプレーナ型電磁アクチュエータ。
  3. 前記ミラー部は、前記可動部の重心と該可動部の回転軸心が一致するように該可動部を両面からエッチングして前記駆動力発生部より薄肉に形成されたことを特徴とする請求項2に記載のプレーナ型電磁アクチュエータ。
  4. 前記ミラー部と前記駆動力発生部との間に、前記駆動力発生部から前記ミラー部に伝達するミラー部の変形要因を抑制する境界部を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のプレーナ型電磁アクチュエータ。
  5. 前記駆動力発生部は通電により磁界を発生する平面コイル部であり、前記可動部周縁部の平面コイル部に静磁界を作用させて前記駆動力を発生して可動部を駆動する構成である請求項1から4のいずれか1つに記載のプレーナ型電磁アクチュエータ。
  6. 前記駆動力発生部は、前記可動部周縁部に設けられた薄膜磁石であり、該薄膜磁石に電磁吸引力を作用させて可動部を駆動する構成である請求項1から4のいずれか1つに記載のプレーナ型電磁アクチュエータ。
  7. シリコン基板を使用し、
    揺動可能に設けられる可動部と、該可動部を揺動可能に支持する一対のトーションバーとを一体形成し、該可動部中央部にミラー部を形成し、該可動部周縁部に通電により磁界を発生する平面コイル部を形成し、前記可動部中央部の少なくとも一方の面を凹ませて前記ミラー部を前記平面コイル部より薄肉にし、
    かつ、前記平面コイル部に静磁界を作用させて駆動力を発生して前記可動部を駆動する構成であるプレーナ型電磁アクチュエータの製造方法であって、
    前記シリコン基板の表裏面を熱酸化してシリコン酸化膜を形成する工程と、
    前記平面コイル部における前記シリコン基板の表面に平面コイルを形成する工程と、
    前記ミラー部のシリコンを所定量エッチングして前記ミラー部を前記平面コイル部より薄肉にする工程と、
    前記可動部及び前記トーションバーを形成する工程と、
    前記ミラー部の凹ませた面に反射ミラーを形成する工程と、
    を有することを特徴とするプレーナ型電磁アクチュエータの製造方法。
  8. 前記シリコン基板がシリコン貼り合わせ基板(SOI基板)であることを特徴とする請求項7記載のプレーナ型電磁アクチュエータの製造方法。
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