JP2009210955A - 光スキャナ - Google Patents

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克巳 各務
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博親 中村
Osamu Tabata
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智由 土屋
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Abstract

【課題】反射面の歪みを防止することが可能となる光スキャナを提供する。
【解決手段】光スキャナ1は、本体部2がベース3に装着されて構成されている。本体部2は、外側に固定枠6を備え、一方、内側には、反射面8Aが形成された平面視略円形の反射ミラー部8を有する振動体10を備えている。振動体10は、更に、反射ミラー部8の外周面から揺動軸15に対して直交する両半径方向外側に同一面上に延びて、該反射ミラー部8の周囲を囲むように配置される平面視四角形のミラー支持枠7に連結される一対のミラー支持梁11、11と、このミラー支持枠7の揺動軸15方向の両側面部から外側方向に同一面上に延びて、そのミラー支持枠7を固定枠6に接合する一対のはり部16A、16Bとを備えている。また、各枠側板ばね部18A〜18Dには、各下部電極21A〜21D、各圧電素子22A、22B、各上部電極23A〜23Dが積層されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、光スキャナに関するものである。
従来より、シリコン等の弾性を有する材料を用いて形成された本体部に圧電素子等を積層して構成された光スキャナが種々提案されている。
例えば、厚さ約100μmの矩形状に形成された固定枠の中央部に反射ミラー部が配置された光スキャナがある。また、この反射ミラー部の両側部から一対のはり部がそれぞれ互いに固定枠の長手方向逆向きに延びだして、固定枠の内側端面に連結されている。また、この一対のはり部は、それぞれ一端側が反射ミラー部に接続されるミラー側板ばね部と外側端縁部が固定枠に接続される一対の枠側板ばね部と、このミラー側板ばね部と枠側板ばね部とを接続する接続部とから形成されている。
また、各一対の枠側板ばね部には、下部電極と圧電素子と上部電極とが順番に積層されている。そして、一方のはり部を構成する一対の弾性部上に形成された各上部電極に逆位相の交番電圧(例えば、交番電圧は、AC1V〜40Vである。)を印加することによって、反射ミラー部を揺動軸回りに揺動することができるように構成された光スキャナがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−181477号公報(段落(0076)〜(0089)、図2〜図5)
しかしながら、上述した特許文献1に記載される構成では、固定枠の長手方向に長い各枠側板ばね部に、下部電極と圧電素子と上部電極とを順番に積層して形成した場合には、この下部電極と圧電素子と上部電極とによって各枠側板ばね部に残量応力が生じる。このため、各枠側板ばね部が長さ方向に変位して、反射ミラー部が反射面に対して垂直方向に撓み、反射面が凸状又は凹状に約100nm〜300nm変形する歪みが生じるため、反射面で反射される光の径が拡大又は縮小して反射光の実効効率が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、反射面の歪みを防止することが可能となる光スキャナを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る光スキャナは、ミラー部を揺動軸回りに変位駆動して所定方向に光を走査する光スキャナにおいて、前記ミラー部の周囲を囲むように配置される枠体部と、前記揺動軸に直交する軸線上に配置されて前記ミラー部の両側端面部と前記枠体部とを連結する一対の梁部と、前記枠体部の揺動軸方向両側にそれぞれ連結されて揺動軸に対して対称に配置される各一対の弾性部と、前記各一対の弾性部の外側端縁部が連結される固定枠と、前記各一対の弾性部上に積層された駆動部と、を備え、前記一対の梁部は、前記枠体部の前記揺動軸方向における基準面に対する歪み変化量が最も大きい頂点位置に配置されていることを特徴とする。
また、請求項2に係る光スキャナは、請求項1に記載の光スキャナにおいて、前記枠体部の前記揺動軸方向の両側端面部から該揺動軸に沿って外側方向に延出される一対の直交梁部と、前記各一対の弾性部の前記枠体部側端縁部と前記一対の直交梁部とを接続する一対の接続部と、を備えたことを特徴とする。
更に、請求項3に係る光スキャナは、請求項1に記載の光スキャナにおいて、前記各一対の弾性部の前記枠体部側端縁部は、前記枠体部の前記揺動軸方向の両側端面部に連結されていることを特徴とする。
請求項1に係る光スキャナでは、ミラー部は、枠体部の揺動軸方向における基準面に対する歪み変化量が最も大きい頂点位置に、揺動軸に直交する軸線上に配置された一対の梁部によって該枠体部に連結される。このため、弾性部が積層された駆動部等によって発生する残留応力によって固定枠側を固定端として歪んで、枠体部が揺動軸方向に撓んでも、一対の梁部は、枠体部の歪み変化量が最も大きい頂点位置に配置されているため、ミラー部の揺動軸方向の撓みを避けることが可能となり、反射面の歪みを防止して、反射光の実効効率の向上を図ることが可能となる。
また、本発明のミラー部は揺動軸と直交方向の端面部が枠体部に懸架されているため、ミラー揺動軸の動的歪みも低減することが可能となる。
また、請求項2に係る光スキャナでは、各一対の弾性部は接続部に連結された直交梁部を介して枠体部に連結されるため、揺動軸に対して対向する弾性部の歪み変化量に違いが生じても、枠体部の揺動軸に対して直交する方向の撓みを避けることが可能となる。これにより、ミラー部の揺動軸に対して直交する方向の歪みを無くして、反射面の歪みを更に防止することが可能となる。
更に、請求項3に係る光スキャナでは、各一対の弾性部の枠体部側端縁部は、枠体部の揺動軸方向の両側端面部に連結されているため、固定枠の揺動軸方向の長さを短縮することが可能となり、小型化を図ることが可能となる。
以下、本発明に係る光スキャナについて具体化した一実施例に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
[光スキャナの概略構成]
先ず、本実施例に係る光スキャナ1の概略構成について図1に基づき説明する。図1は光スキャナ1の概略構成を模式的に示す分解斜視図である。
図1に示すように、光スキャナ1は、本体部2がベース3に装着されて構成されている。この本体部2は、シリコン等、弾性を有する材料を用いて形成されている。本体部2の厚さは、約30μm〜200μmとされている。本体部2は、図1の上部に示すように、概略的には、光が通過し得る貫通孔5を有して薄板長方形状を成している。本体部2は、外側には固定枠6を備え、一方、内側には、反射面8Aが形成された平面視略円形の反射ミラー部8を有する振動体10を備えている。尚、反射ミラー部8は、円形に限らず、四角形、多角形であってもよい。
このような本体部2の構成に対応して、ベース3は、図1の下部に示すように、本体部2との装着状態において固定枠6が装着されるべき支持部12と、振動体10と対向する凹部13とを有するように構成されている。凹部13は、本体部2をベース3に装着した状態において、振動体10が振動によって変位してもベース3と干渉しない形状を有するために形成されている。
また、反射ミラー部8の反射面8Aは、それの対称中心線でもある揺動軸15を中心として揺動させられる。振動体10は、さらに、反射ミラー部8の外周面から揺動軸15に対して直交する両半径方向外側に同一面上に延びて、該反射ミラー部8の周囲を囲むように配置される平面視略矩形、望ましくは平面視略正方形のミラー支持枠7の揺動軸15方向中央位置に連結される一対のミラー支持梁11、11と、このミラー支持枠7の揺動軸15上で互いに対向する両側面部から外側方向に同一面上に延びて、そのミラー支持枠7を固定枠6に接合する一対のはり部16A、16Bとを備えている。つまり、ミラー支持枠7の両側面部から一対のはり部16A、16Bがそれぞれ互いに逆向きに延び出している。
また、一方の(図1中、左側の)はり部16Aは、揺動軸15上に配置された1個のミラー側板ばね部17Aと、該揺動軸15に対して直角方向の対称位置に配置される一対の枠側板ばね部18A、18Bと、それらミラー側板ばね部17Aと一対の枠側板ばね部18A、18Bとを互いに接続する接続部20Aとを含むように構成されている。
また、他方の(図1中、右側の)はり部16Bは、揺動軸15上に配置された1個のミラー側板ばね部17Bと、該揺動軸15に対して直角方向の対称位置に配置される一対の枠側板ばね部18C、18Dと、それらミラー側板ばね部17Bと一対の枠側板ばね部18C、18Dとを互いに接続する接続部20Bとを含むように構成されている。
従って、図1の上部に示すように、一対の枠側板ばね部18A、18Bと一対の枠側板ばね部18C、18Dとは、ミラー支持枠7及び反射ミラー部8を挟んで、各枠側板ばね部18A、18D、各枠側板ばね部18B、18Cが、それぞれ揺動軸方向に対向するように配置されている。つまり、一対の枠側板ばね部18A、18Bと一対の枠側板ばね部18C、18Dとは、ミラー支持枠7及び反射ミラー部8を挟んで、各枠側板ばね部18A、18C、各枠側板ばね部18B、18Dが、それぞれ対角方向に対向するように配置されている。
また、各はり部16A、16Bにおいては、各ミラー側板ばね部17A、17Bが、ミラー支持枠7のうち揺動軸15上において互いに対向する一対の縁の一方から、対応する各接続部20A、20Bまで延びている。また、各接続部20A、20Bは、揺動軸15と直交する方向に延びている。さらに、各はり部16A、16Bにおいては、一対の枠側板ばね部18A、18Bと一対の枠側板ばね部18C、18Dとが、対応する各接続部20A、20Bの端部から、揺動軸15に対して平行に固定枠6まで延びている。
また、はり部16Aにおいては、一対の枠側板ばね部18A、18Bのそれぞれから固定枠6に渡って、後述のように0.2μm〜0.6μmの厚さで積層された一対の下部電極21A、21Bが形成されている。また、各一対の下部電極21A、21Bは、揺動軸15を挟んで対向するように分離されている。また、はり部16Bにおいては、一対の枠側板ばね部18C、18Dのそれぞれから固定枠6に渡って、後述のように0.2μm〜0.6μmの厚さで積層された一対の下部電極21C、21Dが形成されている。また、各一対の下部電極21C、21Dは、揺動軸15を挟んで対向するように分離されている。
また、一対の下部電極21A、21Bの上側には、一対の枠側板ばね部18A、18Bのそれぞれから該各下部電極21A、21Bの固定枠6側の外周部と所定隙間を形成するように、後述のように1μm〜3μmの厚さで積層された圧電素子22Aが形成されている。従って、圧電素子22Aは固定枠6上から各枠側板ばね部18A、18B上に延出されて形成され、各一対の下部電極21A、21B間の分離部分を覆うように形成されている。
また、一対の下部電極21C、21Dの上側には、一対の枠側板ばね部18C、18Dのそれぞれから該各下部電極21C、21Dの固定枠6側の外周部と所定隙間を形成するように、後述のように1μm〜3μmの厚さで積層された圧電素子22Bが形成されている。従って、圧電素子22Bは固定枠6上から各枠側板ばね部18C、18D上に延出されて形成され、各一対の下部電極21C、21D間の分離部分を覆うように形成されている。
また、圧電素子22Aの上側には、一対の枠側板ばね部18A、18Bのそれぞれから該圧電素子22Aの固定枠6側の外周部と所定隙間を形成するように、後述のように0.2μm〜0.6μmの厚さで積層された一対の上部電極23A、23Bが形成されている。また、一対の上部電極23A、23Bは、揺動軸15を挟んで対向するように分離されている。
また、圧電素子22Bの上側には、一対の枠側板ばね部18C、18Dのそれぞれから該圧電素子22Bの固定枠6側の外周部と所定隙間を形成するように、後述のように0.2μm〜0.6μmの厚さで積層された一対の上部電極23C、23Dが形成されている。また、一対の上部電極23C、23Dは、揺動軸15を挟んで対向するように分離されている。
従って、後述のように、各下部電極21A〜21Dと各上部電極23A〜23Dとの固定枠6上に形成された部分にワイヤボンディングして、各枠側板ばね部18A〜18D上に形成された圧電素子に駆動電圧を印加し、または、発生した発生電圧を検出することが可能となる(図9参照)。つまり、各枠側板ばね部18A〜18Dに負荷を与えることなく、駆動電圧を印加し、また、発生電圧を検出することが可能となる。また、本体部2は、各ミラー支持梁11に対してほぼ対称になるように形成されている。
[本体部2の製造方法]
次に、本体部2の製造方法について図2乃至図7に基づいて説明する。
図2は固定枠6、ミラー支持枠7、各ミラー支持梁11、反射ミラー部8及び各はり部16A、16Bの作製を示す説明図である。図3は各下部電極21A〜21Dの作製を示す説明図である。図4は各圧電素子22A、22Bの作製を示す説明図である。図5は各上部電極23A〜23Dの作製を示す説明図である。図6は図5のX1−X1矢視断面を示す模式図である。図7は図5のX2−X2矢視断面を示す模式図である。
先ず、図2に示すように、厚さ約30μm〜200μmの薄長四角形のシリコン基材上において、貫通孔5の部分を除いた部分にレジスト膜を形成してマスキング後、エッチングして、貫通孔5を形成した後、レジスト膜を除去する。これにより、固定枠6、ミラー支持枠7、各ミラー支持梁11、反射ミラー部8、及び各はり部16A、16Bを構成する各ミラー側板ばね部17A、17B、各接続部20A、20B、各枠側板ばね部18A〜18Dが形成される。
そして、図3に示すように、固定枠6と各枠側板ばね部18A〜18Dとの上側の各下部電極21A〜21Dを形成する部分を除いた部分にレジスト膜を形成してマスキング後、白金(Pt)や金(Au)等を0.2μm〜0.6μm積層して各下部電極21A〜21Dを形成後、レジスト膜を除去する。例えば、各下部電極21A〜21Dの部分にチタン(Ti)を0.05μm積層し、続いて、その上側に白金(Pt)を0.5μm積層後、レジスト膜を除去するようにしてもよい。これにより、図3、図6及び図7に示すように、各下部電極21A〜21Dが各枠側板ばね部18A〜18Dから固定枠6に渡って、それぞれ分離された状態で形成される。
尚、一対の下部電極21A、21Bと一対の下部電極21C、21Dとを、それぞれ連続した状態で形成後、揺動軸15に沿って、それぞれ所定幅の分離孔を各下部電極の揺動軸15方向全幅に渡って形成するようにレジスト膜を形成してマスキングする。その後、エッチングして、一対の下部電極21A、21Bと一対の下部電極21C、21Dに分割した後、レジスト膜を除去するようにしてもよい。また、各下部電極21A〜21Dをシャドウマスク法でなく、エッチング法によって形成してもよい。
続いて、図4に示すように、各下部電極21A、21Bと各下部電極21C、21Dとの上側に各圧電素子22A、22Bを形成するように、この各圧電素子22A、22Bを形成する部分を除いた部分にレジスト膜を形成してマスキングする。その後、PZT等の圧電素子を1μm〜3μm積層して各圧電素子22A、22Bを形成後、レジスト膜を除去する。
これにより、図4、図6及び図7に示すように、圧電素子22Aが固定枠6上から各枠側板ばね部18A、18B上に延出されて形成され、各一対の下部電極21A、21B間の分離部分を覆うように形成される。また、圧電素子22Bが固定枠6上から各枠側板ばね部18C、18D上に延出されて形成され、各一対の下部電極21C、21D間の分離部分を覆うように形成される。
そして、図5に示すように、各圧電素子22A、22Bの上側に、各枠側板ばね部18A〜18Dから固定枠6に渡って各上部電極23A〜23Dを形成するように、各上部電極23A〜23Dを形成する表面部分を除いた部分にレジスト膜を形成してマスキングする。その後、白金(Pt)や金(Au)等を0.2μm〜0.6μm積層して各上部電極23A〜23Dを形成後、レジスト膜を除去する。例えば、各上部電極23A〜23Dの部分にチタン(Ti)を0.05μm積層し、続いて、その上側に金(Au)を0.3μm積層後、レジスト膜を除去するようにしてもよい。これにより、図5乃至図7に示すように、各上部電極23A〜23Dが各枠側板ばね部18A〜18Dから固定枠6に渡って、それぞれ分離された状態で形成される。
尚、上述した本体部2の製造方法においては、下部電極材料、圧電素子材料、上部電極材料を順に堆積させて、下部電極層、圧電素子層、上部電極層を順に積層し、各下部電極21A〜21D、各圧電素子22A、22B、各上部電極23A〜23Dを順に形成する物理気相成長法(PVD:PhysicalVapor Deposition)を採用した。物理気相成長法には、例えば、真空中に不活性ガスを導入しながら基板とターゲット間に直流電圧あるいは交流電圧を印加し、イオン化した不活性ガスをターゲットに衝突させて、はじき飛ばされたターゲット物質を基板に成膜させるスパッタリングあるいはナノサイズの微粒子を吹付けることによって成膜を行なうAD法もある。但し、これに限らず、化学気相成長法(CVD:ChemicalVapor Deposition)によって、下部電極層、圧電素子層、上部電極層のうち、少なくとも一つの層を形成してもよい。
次に、上記のように作製された本体部2の揺動軸15方向の基準面に対する歪み変化量の一例を図8に基づいて説明する。
図8は本体部2の揺動軸15方向の基準面に対する歪み変化量の一例を示す説明図である。
図8の上部に示すように、先ず、本体部2は、厚さ約100μmのシリコン基材で形成され、貫通孔5の長手方向の幅は約5mmに形成されている。また、各枠側板ばね部18A〜18Dの固定枠6側の基端部から各接続部20A、20Bのミラー支持枠7側端面まで延出される距離は、約1.7mmで、各ミラー側板ばね部17A、17Bの長さは、約100μmで、各枠側板ばね部18A〜18D、各接続部20A、29B及び各ミラー側板ばね部17A、17Bの幅は平面視約120μmに形成されている。
また、この各枠側板ばね部18A〜18Dの固定枠6側の基端部からそれぞれミラー支持枠7側へ約1mmの距離まで各下部電極21A〜21D、各圧電素子22A、22B及び各上部電極23A〜23Dが形成されている。
また、ミラー支持枠7は、外周部の一辺が約1.4mmの平面視略正方形で、幅が約100μmの四角枠状に形成されている。また、ミラー支持枠7の中央部に配置される反射ミラー部8は、直径約1mmの円板状に形成され、この反射ミラー部8の揺動軸に対してほぼ直角半径方向の外周面からミラー支持枠7の揺動軸15方向中央位置に連結される各ミラー支持梁11は、平面視幅約100μmで長さ約100μmに形成されている。
続いて、上記のように作製された本体部2の基準面に対する歪み状態を図8の下部に示された歪み変化量に基づいて説明する。ここで、本体部2の基準面は、固定枠6の各下部電極21A〜21Dよりも揺動軸方向外側部分の表面を基準面とする。
図8の下部に示すように、各枠側板ばね部18A〜18Dは、固定枠6側を固定端とし、ミラー支持枠7側を自由端として、各枠側板ばね部18A〜18Dの各自由端側の各圧電素子22A、22Bの先端部までの基準面に対する各歪み変化量25は、上方向に約3240nm、即ち、約3.24μmである。
また、各枠側板ばね部18A〜18Dの各自由端側の各圧電素子22A、22Bの先端部から各接続部20A、20Bのミラー支持枠7側の先端部までの各歪み変化量26は、上方向に約920nmである。
また、ミラー支持枠7の固定枠6側の両端面から該ミラー支持枠7の揺動軸方向中央位置までの各歪み変化量27は、上方向に約180nmで、該ミラー支持枠7の揺動軸方向中央位置の基準面に対する歪み変化量が、本体部2の基準面に対する歪み変化量の頂点に対応している。つまり、各枠側板ばね部18A〜18Dの固定枠6側の各固定端からミラー支持枠7の揺動軸方向中央位置まで側面視上方向に歪んでいる。
一方、反射ミラー部8の反射面8Aの揺動軸15上の基準面に対する歪み変化量28は、ミラー支持枠7の揺動軸方向中央位置の基準面に対する歪み変化量で一定している。つまり、反射ミラー部8の反射面8A上には、揺動軸方向の歪みが発生していない。従って、反射ミラー部8を各ミラー支持梁11でミラー支持枠7内に支持することにより、反射ミラー部8の反射面8Aの揺動軸方向の撓みを避けることが可能となり、反射面の歪みを防止できる。
[揺動駆動及び動作検出]
次に、光スキャナ1のミラー支持枠7内に支持された反射ミラー部8を揺動駆動した場合に、この反射ミラー部8の動作状態を検出する方法について図9に基づいて説明する。図9はミラー支持枠7内に支持された反射ミラー部8の揺動駆動及び動作検出の一例を示す説明図である。
図9に示すように、ミラー支持枠7内に支持された反射ミラー部8を挟んで揺動軸15方向に対向する一対の枠側板ばね部18A、18D上に形成された各圧電素子22A、22Bが駆動源として機能し、振動体10を揺動軸15の回りに捩り振動させて、ミラー支持枠7及び反射ミラー部8を揺動軸15の回りに揺動させる。また、ミラー支持枠7内に支持された反射ミラー部8を挟んで揺動軸15方向に対向する一対の枠側板ばね部18B、18C上に形成された各圧電素子22A、22Bが、動作を検出するセンサとして機能し、ミラー支持枠7内に支持された反射ミラー部8の揺動振幅を検出する。
尚、ミラー支持枠7内に支持された反射ミラー部8を挟んで揺動軸15方向に対向する一対の枠側板ばね部18B、18C上に形成された各圧電素子22A、22Bを駆動源としてもよい。また同時に、ミラー支持枠7内に支持された反射ミラー部8を挟んで揺動軸15方向に対向する一対の枠側板ばね部18A、18D上に形成された各圧電素子22A、22Bを動作を検出するセンサとしてもよい。
具体的には、枠側板ばね部18A上に形成された下部電極21Aと上部電極23Aとに駆動回路31を介して所定駆動電圧(例えば、約1V〜40Vである。)の交番電圧が印加される。それにより、枠側板ばね部18A上に形成された圧電素子22Aには、その印加方向と直交する向き、即ち、長さ方向の変位が発生される。
また、枠側板ばね部18D上に形成された下部電極21Dと上部電極23Dとに駆動回路32を介して、駆動回路31の出力電圧と同位相で同電圧(例えば、約1V〜40Vである。)の交番電圧が印加される。それにより、枠側板ばね部18D上に形成された圧電素子22Bには、その印加方向と直交する向き、即ち、長さ方向の変位が発生される。
そして、この変位により、各枠側板ばね部18A、18Dは、固定枠6側を固定端とし、ミラー支持枠7側を自由端として、各変位が上向きであるか下向きであるかにより、各自由端が上向き又は下向きに変位する。その結果、ミラー支持枠7内に支持された反射ミラー部8は、揺動軸15の回りに揺動される。
また同時に、各枠側板ばね部18B、18Cは、固定枠6側を固定端とし、ミラー支持枠7側を自由端として、各自由端が、ミラー支持枠7の揺動軸15回りの揺動に伴って、各接続部20A、20Bを介して各枠側板ばね部18A、18Dの自由端と反対方向に変位する。それにより、各枠側板ばね部18B、18Cに形成された各圧電素子22A、22Bは、長さ方向の変位が発生するため、その長さ方向と直交する向きに所定電圧(例えば、数mVである。)で、各駆動回路31、32の駆動電源と逆位相の交番電圧が発生する。
従って、図9に示すように、枠側板ばね部18B上に形成された下部電極21Bと上部電極23Bとの間の電圧と、枠側板ばね部18C上に形成された下部電極21Cと上部電極23Cとの間の電圧とを変位検出回路33に入力して、各電圧を加算又は平均することによって、この算出した電圧に基づいてミラー支持枠7内に支持された反射ミラー部8の揺動振幅を検出することが可能となる。また、各下部電極21A、21Bと各下部電極21C、21Dとは、それぞれ固定枠6上で揺動軸15に沿って分割されて形成されているため、各駆動回路31、32の接地電位と、各下部電極21B、21Cの接地電位とを電気的に分離することができる。
そして、各駆動回路31、32を駆動制御する不図示の制御回路部に、変位検出回路33で検出したミラー支持枠7内に支持された反射ミラー部8の揺動振幅の情報データを入力することによって、この制御回路部は変位検出回路33から入力された情報データに基づいて各駆動回路31、32を駆動制御して、ミラー支持枠7内に支持された反射ミラー部8の揺動振幅を精密制御することが可能となる。
ここで、ミラー支持枠7は、枠体部として機能する。また、反射ミラー部8は、ミラー部として機能する。また、各ミラー支持梁11は、梁部として機能する。また、各ミラー側板ばね部17A、17Bは、直交梁部として機能する。また、各枠側板ばね部18A〜18Dは、弾性部として機能する。また、各下部電極21A〜21D、各圧電素子22A、22B、及び各上部電極23A〜23Dは、駆動部を構成する。
以上説明した通り、本実施例に係る光スキャナ1では、ミラー支持枠7の内側に配置される反射ミラー部8は、揺動軸15に直交する軸線上に配置された各ミラー支持梁11によって、該ミラー支持枠7の固定枠6の各下部電極21A〜21Dの外側部分の表面(基準面)に対する歪み変化量が最も大きい頂点位置に連結されている。
これにより、各枠側板ばね部18A〜18Dが積層された各下部電極21A〜21D、各圧電素子22A、22B、各上部電極23A〜23D等によって発生する残留応力によって固定枠6側を固定端として歪んで、ミラー支持枠7が揺動軸15方向に撓んでも、各ミラー支持梁11を介して反射ミラー部8の揺動軸15方向の撓みを避けることが可能となり、反射面8Aの歪みを防止して、反射光の実効効率の向上を図ることが可能となる。
また、各一つの枠側板ばね部18A〜18Dは、各接続部20A、20Bに連結された各ミラー側板ばね部17A、17Bを介してミラー支持枠7に連結される。このため、揺動軸15に対して対向する各枠側板ばね部18A、18B、各枠側板ばね部18C、18Dの歪み変化量に違いが生じても、ミラー支持枠7の揺動軸15に対して直交する方向の撓みを避けることが可能となる。これにより、反射ミラー部8の揺動軸15に対して直交する方向の歪みを無くして、反射面8Aの歪みを更に防止することが可能となる。
尚、本発明は前記実施例に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、以下のようにしてもよい。
[他の実施例]
他の実施例に係る光スキャナ40について図10及び図11に基づいて説明する。
図10は他の実施例に係る光スキャナ40の本体部41を示す平面図である。図11は図10のX3−X3矢視断面を示す模式図である。尚、図10及び図11において、上記実施例に係る光スキャナ1と同一符号は、上記実施例に係る光スキャナ1と同一あるいは相当部分を示すものである。
図10及び図11に示すように、光スキャナ40の本体部41は、上記本体部2とほぼ同じ構成であるが、各接続部20と各ミラー側板ばね部17A、17Bを無くして、各枠側板ばね部18A〜18Dをミラー支持枠7の揺動軸方向の両側面部にそれぞれ連結するようにしてもよい。これにより、固定枠6の揺動軸15方向の長さを短縮することが可能となり、光スキャナ40の小型化を図ることが可能となる。
本実施例に係る光スキャナの概略構成を模式的に示す分解斜視図である。 固定枠、ミラー支持枠、各ミラー支持梁、反射ミラー部及び各はり部の作製を示す説明図である。 各下部電極の作製を示す説明図である。 各圧電素子の作製を示す説明図である。 各上部電極の作製を示す説明図である。 図5のX1−X1矢視断面を示す模式図である。 図5のX2−X2矢視断面を示す模式図である。 本体部の揺動軸方向の基準面に対する歪み変化量の一例を示す説明図である。 ミラー支持枠内に支持された反射ミラー部の揺動駆動及び動作検出の一例を示す説明図である。 他の実施例に係る光スキャナの本体部を示す平面図である。 図10のX3−X3矢視断面を示す模式図である。
符号の説明
1 光スキャナ
2、41 本体部
3 ベース
5 貫通孔
6 固定枠
7 ミラー支持枠
8 反射ミラー部
8A 反射面
11 ミラー支持梁
15 揺動軸
17A、17B ミラー側板ばね部
18A〜18D 枠側板ばね部
20A、20B 接続部
21A〜21D 下部電極
22A、22B 圧電素子
23A〜23D 上部電極
25〜28 歪み変化量

Claims (3)

  1. ミラー部を揺動軸回りに変位駆動して所定方向に光を走査する光スキャナにおいて、
    前記ミラー部の周囲を囲むように配置される枠体部と、
    前記揺動軸に直交する軸線上に配置されて前記ミラー部の両側端面部と前記枠体部とを連結する一対の梁部と、
    前記枠体部の揺動軸方向両側にそれぞれ連結されて揺動軸に対して対称に配置される各一対の弾性部と、
    前記各一対の弾性部の外側端縁部が連結される固定枠と、
    前記各一対の弾性部上に積層された駆動部と、
    を備え、
    前記一対の梁部は、前記枠体部の前記揺動軸方向における基準面に対する歪み変化量が最も大きい頂点位置に配置されていることを特徴とする光スキャナ。
  2. 前記枠体部の前記揺動軸方向の両側端面部から該揺動軸に沿って外側方向に延出される一対の直交梁部と、
    前記各一対の弾性部の前記枠体部側端縁部と前記一対の直交梁部とを接続する一対の接続部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の光スキャナ。
  3. 前記各一対の弾性部の前記枠体部側端縁部は、前記枠体部の前記揺動軸方向の両側端面部に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の光スキャナ。
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