JP5434668B2 - 光走査装置 - Google Patents
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Description
これに対して本願出願人は、鏡面部が表面に形成された第3フレームと、第3フレームに対し所定の隙間を介して設けられた第2フレームと、第2フレームに対し所定の隙間を介して設けられた第1フレームと、第1フレームに対し所定の隙間を介して設けられた第0フレームとを備え、さらに、第3フレームと第2フレームと第1フレームとをそれぞれの回転軸を中心に捩じり振動可能に構成されることで、3自由度連成振動系を構成した光走査装置を提案している(例えば、特許文献2参照)。
また、3つの振動モードの各々に対応した周波数の周期的加振力を与えれば、それぞれの振動モードを励振できる。また、複数の周波数の周期的加振力を重畳して与えれば、複数の振動モードを同時に励振できる。
図3に示すように、反射部の振幅角の大きさは、第3弾性連結部のねじれバネ定数に応じて大きく変化する。なお図3では、反射部の振幅角の最大値(図3の点P1を参照)が、反射部の振幅角の最小値(図3の点P2を参照)の約3.5倍の大きさとなる。すなわち、第3弾性連結部のねじれバネ定数の値を調整することにより、反射部の振幅角を大きくすることができ、走査範囲を大きくすることができる。
なお図5において、曲線L1は、第2支持部と反射部との位相角の差が0度(すなわち、同相)となる場合の反射部の振幅角を示し、曲線L2は、第2支持部と反射部との位相角の差が180度(すなわち、逆相)となる場合の反射部の振幅角を示し、曲線L3は、第1支持部の振幅角を示す。また、破線L4は、「(第2弾性連結部のねじりバネ定数)/(第1支持部の第2弾性連結部に対する慣性モーメント)」の大きさ(図5では、約5E+07)を示し、破線L5は、「(第1弾性連結部のねじりバネ定数)/(反射部の第1弾性連結部に対する慣性モーメント)」の大きさ(図5では、約1.6E+10)を示す。
図6(a),(b)は、反射部の振幅角および第1支持部の振幅角と「(第3弾性連結部のねじりバネ定数)/(第2支持部の第3弾性連結部に対する慣性モーメント)」との関係の一例を示すグラフである。
また図6(b)に示すように、第1支持部の振幅角は、逆相領域R1で最大値になっており、逆相領域R1での第1支持部の振幅角は、同相領域R3での第1支持部の振幅角よりも大きい。
これにより、第1支持部の振幅角が比較的大きくなる状態で光走査装置を動作させることができ、2次元で光ビーム走査を行う場合に、走査範囲を拡大することができる。
図1は、本発明が適用された実施形態の光走査装置1の構成を示す平面図である。
光走査装置1は、例えばSOI(Silicon On Insulator)ウエハを半導体プロセスで加工して製造されたものであり、図1に示すように、光ビームを走査する光ビーム走査部2と、光ビーム走査部2を支持する支持部3と、光ビーム走査部2に回転駆動力を印加する駆動部4と、光ビーム走査部2の回転角度を検出する角度検出部5とを備える。
光走査装置1は、図2に示すように、光ビーム走査部2を回転駆動するための駆動信号としてのパルス電圧を出力する駆動信号発生回路31と、駆動信号発生回路31により出力された駆動信号を増幅して櫛歯電極部4a,4bに印加する増幅回路32と、櫛歯電極部5a,5bと櫛歯電極部19,20との間の静電容量を電圧値に変換するC−V変換回路33a,33b(以下、C−V変換回路33a,33bをまとめてC−V変換回路33ともいう)と、光ビームの発光源となる半導体レーザ34と、C−V変換回路33から出力される電圧をモニタし、この電圧値に基づいて半導体レーザ34を制御するとともに、駆動信号発生回路31を制御する制御回路35とを備える。
光走査装置1は、支持部3を固定端として、回転軸i,j,kに対しての捻り自由度を持つ3自由度捻り振動子になっている。
振動モード1の共振周波数f1を1000Hz、
振動モード2の共振周波数f2を5000Hz、
振動モード3の共振周波数f3を40000Hz、
振動モード1における外ジンバル11、内ジンバル12、ミラー13の振幅比r1を「1:−20:0.5」、
振動モード2における外ジンバル11、内ジンバル12、ミラー13の振幅比r2を「1:0.01:−50」、
振動モード3における外ジンバル11、内ジンバル12、ミラー13の振幅比r3を「1:0.02:−0.03」、
として設計した場合の、3自由度捻り振動子の動作を説明する。
制御回路35による制御に基づいて駆動信号発生回路31が駆動信号を出力すると、増幅回路32によりこの駆動信号の電圧値が増幅されて櫛歯電極部4a,4bに印加される。これにより、櫛歯電極部4a,4bと、櫛歯電極部17,19との間にパルス電圧が印加されて周期的に変化する静電引力が生じ、弾性連結部14a,14bが弾性変形してねじれることにより、光ビーム走査部2が弾性連結部14a,14bを回転軸iとして往復振動する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
Claims (4)
- 光ビームを反射させる反射面を有する反射部と、
前記反射部に連結された弾性変形可能な第1弾性連結部を有し、該第1弾性連結部を回転軸として前記反射部を揺動可能に支持する第1支持部と、
前記第1支持部に連結された弾性変形可能な第2弾性連結部を有し、該第2弾性連結部を回転軸として前記第1支持部を揺動可能に支持する第2支持部と、
前記第2支持部に連結された弾性変形可能な第3弾性連結部を有し、該第3弾性連結部を回転軸として前記第2支持部を揺動可能に支持する第3支持部と
を備えて、前記反射部、前記第1支持部、前記第2支持部、前記第3支持部、前記第1弾性連結部、前記第2弾性連結部、及び前記第3弾性連結部が、固有の周期的外力が作用した場合に大きい回転角で捩じり振動する3自由度連成振動系を構成し、
更に、前記3自由度連成振動系に前記固有の周期的外力を作用させる外力作用手段を備える光走査装置であって、
前記第1弾性連結部のねじれバネ定数、及び第3弾性連結部のねじれバネ定数をそれぞれ、K1,K3とし、
前記反射部の前記第1弾性連結部に対する慣性モーメント、及び前記第2支持部の前記第3弾性連結部に対する慣性モーメントをそれぞれ、I1,I3として、
下式(1)で表される関係式を満たすように構成されることを特徴とする光走査装置。
(K1/I1) > (K3/I3) …(1) - 前記第2支持部と前記反射部との位相角の差が0度となるように当該光走査装置が前記捩じり振動することを同相振動、前記第2支持部と前記反射部との位相角の差が180度となるように当該光走査装置が前記捩じり振動することを逆相振動とし、
当該光走査装置は、前記(K3/I3)の値に応じて、前記同相振動のみが発生する振動状態である同相振動発生状態、前記逆相振動のみが発生する振動状態である逆相振動発生状態、前記同相振動または前記逆相振動が発生する振動状態である不安定振動状態の何れかの状態に遷移し、
前記不安定振動状態とならない前記(K3/I3)の値に設定されている
ことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。 - 前記逆相振動発生状態となる前記(K3/I3)の値に設定されている
ことを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。 - 前記第2弾性連結部のねじれバネ定数をK2とし、
前記第1支持部の前記第2弾性連結部に対する慣性モーメントをI2として、
下式(2)で表される関係式を満たすように構成されることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の光走査装置。
(K3/I3) > (K2/I2) …(2)
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