JP2002178896A - ゴルフカートのブレーキ制御装置 - Google Patents

ゴルフカートのブレーキ制御装置

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JP2002178896A
JP2002178896A JP2000380942A JP2000380942A JP2002178896A JP 2002178896 A JP2002178896 A JP 2002178896A JP 2000380942 A JP2000380942 A JP 2000380942A JP 2000380942 A JP2000380942 A JP 2000380942A JP 2002178896 A JP2002178896 A JP 2002178896A
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brake
braking
sensor
golf cart
vehicle speed
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JP2000380942A
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Akihiro Niikuma
章浩 新熊
Takeshi Fukumoto
健氏 福元
Kazuma Moriguchi
和磨 森口
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L2200/00Type of vehicles
    • B60L2200/22Microcars, e.g. golf cars

Landscapes

  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴルフカートをマニュアル走行するときに
も、所定の状態ではオートブレーキが作動して安全運転
を確保する。 【解決手段】 ブレーキペタルにて前記4輪を制御する
ためのブレーキ装置の伝動部に制動用の付勢ばねを関連
させると共に、この付勢バネに抗して制動及び制動解除
できるDCモータ73と、車体の前後方向の傾斜角度を
検出する傾斜センサ93と、アクセルペタルスイッチ9
1と、警報ブザー99とをコントローラ90に接続し、
アクセルペタルスイッチ91がONの状態であっても、
傾斜センサ93の検出値により下り坂であれば、傾斜角
度の大きさに応じて最大車速を制限するようにDCモー
タ73を作動させて制動制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフ場等で使用
される乗用型のゴルフカートのブレーキ装置を制御する
装置の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のゴルフカート(車両)における
ブレーキ装置として、例えば、特開平5−324069
号公報には、四輪懸架式走行車両の各車輪毎にブレーキ
を付設し、ゴルフコースの走行経路に沿って地中に埋設
した誘導線を、走行機体の車体に設けた誘導センサにて
検出しながら自動走行制御を行って無人操向可能とする
と共に、別に無線送信機からの発進・停止信号にて走行
機体を発進・停止させるように構成した無人走行可能な
車両において、前記走行経路中の上り坂であることは、
エンジンのスロットル開度を検出して感知し、さらにス
ロットル開度をさらに開放して増速させる一方、車速セ
ンサにて所定以上の加速度であれば下り坂の状態である
と判別してブレーキ装置を制動させて減速させるとい
う、自動走行制御を実行することを提案している。
【0003】他方、特開平8−147033号公報で
は、四輪懸架式走行車両の各車輪毎にブレーキを付設
し、ゴルフコースの走行経路に沿って地中に埋設した誘
導線を、走行機体の車体に設けた誘導センサにて検出し
ながら自動走行制御を行って無人操向可能で、且つベル
ト式無段変速機構による駆動機構を備えた車両におい
て、エンジンの回転数と車輪の回転数とを検出し、両者
により変速比を演算し記憶する手段と、エンジンの回転
数を可変とする手段と、車両の地面に対する傾斜角度を
検出する手段と、坂道発進時に徐々に制動解除できるブ
レーキ機構とを設け、通常定速走行時においてエンジン
回転数と変速比とから、ベルト式無段変速機構について
記憶した情報から、次の坂道発進時にエンジン回転数を
補正設定するように制御することを開示している。
【0004】また、特開平9−39758号公報では、
無人走行時に自動制動可能に構成したものでありなが
ら、人による操向可能な状態においてはフットペタルに
よる制動も可能とする構成が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、人による操向走行時(マニュアル操作
時)には、前記自動制動制御が完全に解除されているた
め、運転者の判断だけで制動を実行しているから、安全
性を確保できなかった。即ち、アップ・ダウンの多いゴ
ルフコースで、マニュアル操作を行っているとき、例え
ば、急勾配の下り坂の曲がり道でブレーキを掛けるタイ
ミングが遅れたときや、急勾配の下り坂でアクセルペタ
ルから足を外しても惰性により走行速度が増大したまま
下降すると、車速の出し過ぎによる車両の転倒等の危険
があった。また、急勾配の下り坂を走行中に急ブレーキ
を掛けても、車体が左右に大きく振れる等するから、こ
の状態も危険であった。
【0006】特に、そのゴルフコースに初めて来場した
ビジターが初めての車両走行路を走行するときには、前
記危険が大きくなるという問題があった。
【0007】本発明は、これらの従来の問題点を解決す
べくなされたものであって、特に下り坂でのマニュアル
操作時の安全性を確保できるようにしたゴルフカートの
ブレーキ制御装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明のゴルフカートのブレーキ制
御装置は、走行速度を検出する車速センサと、前後4輪
を各々制動するブレーキ装置とを備えたゴルフカートに
おいて、足踏みペタルにて前記4輪を制御するためのブ
レーキ装置の伝動部に制動用の付勢手段を関連させると
共に、制動及び制動解除のためのアクチュエータと、車
体の前後方向の傾斜角度を検出するための傾斜センサと
を備え、該傾斜センサの検出値に応じて、前記アクチュ
エータを電気的なコントローラにて制御するものであ
る。
【0009】そして、請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載のゴルフカートのブレーキ制御装置において、
少なくともアクセル手段が、スイッチ検出により、ON
状態のときには、走行速度が所定値以下では、前記アク
チュエータを作動させないよう制御するものである。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載のゴルフカートのブレーキ装置の
制御装置において、前記傾斜センサの検出値に応じて最
大車速を制限するように制動制御するものである。
【0011】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載のゴルフカートのブレ
ーキ装置の制御装置において、操向角度検出センサを設
け、該センサの検出値に応じて最大車速を制限するよう
に制動制御するものである。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4のいずれかに記載のゴルフカートのブレーキ制御
装置において、前記傾斜センサの検出値により下り坂で
あると判別されたときには、時間的に一定割合で減速す
るように制動制御するものである。
【0013】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
乃至請求項5のいずれかに記載のゴルフカートのブレー
キ制御装置において、前記車速センサが、予め設定され
た最大車速以上の走行速度を検出したときには、警報を
発するように制御したものである。
【0014】
【発明の効果】上記のように、請求項1に記載の発明に
よれば、足踏みペタルにて前記4輪を制御するためのブ
レーキ装置の伝動部に制動用の付勢手段を関連させると
共に、制動及び制動解除のためのアクチュエータと、車
体の前後方向の傾斜角度を検出するための傾斜センサと
を備え、該傾斜センサの検出値に応じて、前記アクチュ
エータを電気的なコントローラにて制御するものである
から、マニュアル操作による走行時であっても、特に下
り坂の場合には、車速が過大になるような走行を抑止で
きるから、道不案内の走行ルート(車両走行路)であっ
ても、ゴルフカートの安全運転を確保できるという効果
を奏する。
【0015】そして、請求項2に記載の発明によれば、
少なくともアクセル手段が、スイッチ検出により、ON
状態のときには、走行速度が所定値以下では、前記アク
チュエータを作動させないよう制御するものであり、こ
の状態では、運転者の意志で走行を続行しようとし、且
つ車速があまり大きくないのであるから、その速度管理
ついては運転者に委ねて、操作の快適性を損なわないよ
うにすることができる。
【0016】また、請求項3に記載の発明によれば、前
記傾斜センサの検出値に応じて最大車速を制限するよう
に制動制御するものであるから、請求項1または請求項
2に記載の発明による効果に加えて、特に下り坂のマニ
ュアル走行中に車速の出し過ぎが発生しないようにして
安全運転を確保できるという効果も奏する。
【0017】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載のゴルフカートのブレ
ーキ装置の制御装置において、操向角度検出センサを設
け、該センサの検出値に応じて最大車速を制限するよう
に制動制御するものであるから、請求項1乃至請求項3
のいずれかに記載の発明による効果に加えて、急カーブ
の箇所、特に下り坂における曲がり角の箇所での速度の
出し過ぎを抑制できて安全運転を一層確保できるという
効果を奏する。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4のいずれかに記載のゴルフカートのブレーキ制御
装置において、前記傾斜センサの検出値により下り坂で
あると判別されたときには、時間的に一定割合で減速す
るように制動制御するものであり、下り坂の走行中に車
速が大きく成り過ぎたときに急ブレーキを掛けると、走
行機体の向きが急変するなどしてかえって危険であるか
ら、徐々に速度を減速することで、走行安全性と走行快
適性とを確保することができるという効果を奏する。
【0019】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
乃至請求項5のいずれかに記載のゴルフカートのブレー
キ制御装置において、前記車速センサが、予め設定され
た最大車速以上の走行速度を検出したときには、警報を
発するように制御したものである。このように構成すれ
ば、マニュアル走行中の運転者に車速の出し過ぎを知ら
せ、減速するように促せることができて安全運転に寄与
することができるという効果を奏する。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施形
態について説明する。図1はゴルフカート1の斜め後方
から見た図、図2は側面図、図3ブレーキ装置のうち、
イコライザー機構等の要部の平面図、図4は図3のIV−
IV線矢視拡大断面図、図5は図3のV−V線矢視拡大一
部切欠き側断面図、図6は図3のVI−VI線矢視拡大断面
図、図7はブレーキ制御装置の機能ブロック図である。
【0021】図1及び図2に示すように、本発明のゴル
フカート1は走行機体(アンダーホディー)2の前後に
左右の前輪3、3と、左右の後輪4、4とが配置され、
後輪4、4の上方を覆うためのリヤカウル5内にはエン
ジン6や後輪4への動力伝達のためのトランスミッショ
ンケース7が配置されている。
【0022】ガラス強化プラスチック等からなるシェル
状のリヤカウル5上の前側には、後部座席8が取付けら
れ、他方、前記リヤカウル5の後部には、ゴルフバッグ
を斜め後ろ向きに搭載できるバッグキャリア部9を形成
し、4つのゴルフバッグの上部側を支持するためのバッ
グ支持枠10やパターケース11及び傘入れケース12
等を備える。
【0023】前輪3、3は走行機体2の前端を覆うフロ
ントカウル13の左右両側のフエンダ部にて覆われてい
る。前記フロントカウル13とリヤカウル5との間に前
部座席14が取付けられた前部座席用支持枠体15が設
けられている。前記フロントカウル13からは操縦ハン
ドル16が前記前部座席14の前方に向かって突出して
いる。
【0024】前記走行機体2の左右両側から立設する左
右一対の前支柱17、17の基部は前記フロントカウル
13の上面を通る。前記左右一対の前支柱17、17の
上端から後ろ向きに平面視略矩形状のルーフ支持枠体1
7aを延設する。リヤカウル5における後部座席8の背
凭部8a背面と後部座席8の左右両側とをガードするた
めの手摺り兼用の後ガード枠18の車幅方向(左右方
向)の略中央部から後支柱19を立設し、該後支柱19
の上端部を、前記ルーフ支持枠体17aの後端にボルト
等にて連結固着し、該ルーフ支持枠体20に合成樹脂製
等からなるルーフパネル21を複数のボルト(図示せ
ず)にて固着するものである。そして、透明樹脂板製等
のフロントウインドウ22は、前記左右一対の前支柱1
7、17の前面側にて取付け支持され、フロントカウル
13の上端からルーフパネル21の前端下面側までを覆
って、搭乗者に対する雨水及び風除けとなるように構成
されている。
【0025】次に、図3、図4及び図5等を参照しなが
ら、ブレーキ装置及び自動制動制御装置の構成について
説明する。
【0026】走行機体2における鋼製等の丸パイプ状の
左右一対の主桁部材23(図3で一方のみ示す)が走行
機体2の前後方向に長く延設され、該一対の主桁部材2
3、23間を、複数の角パイプ状の横連結桁部材24‥
‥にて適宜間多角で溶接連結して、平面視梯子状に形成
されたメインフレーム20を構成している。前部座席1
4の下方の四周は前部座席用支持枠体15に対して化粧
板25にて着脱自在に覆われており、その内部及び下方
にブレーキ装置及び自動制動制御装置が配置されてい
る。
【0027】次に、本発明に係るブレーキ装置の構成に
ついて、図4〜図6を参照しながら説明する。本発明の
ブレーキ装置は、マニュアル操作と自動制御との2系統
にて前後4輪3、3、4、4を同時に制動できるもので
あって、図示しないが、前後の各車輪3、4に設けたブ
レーキドラムに対して摺接すべきブレーキパッドを、拡
張させて制動するか、各車輪3、4に取付けられたディ
スクブレーキ板の回転平面に対してブレーキパッドを押
しつけて制動するという従来から公知の構造であり、こ
れらブレーキパッドを後述するブレーキケーブルの引張
りにより制動方向に作動させるように構成されている。
【0028】まず、マニュアル操作系について説明する
と、メインフレーム20の上面は、サイドステップ体2
6の上面と略同一平面にてフロアステップ板27が張設
されており、前部座席14及び後部座席8に座る人の足
を載せることができるように構成されている。また、前
記フロントカウル13の裏面(後面)側には、前部座席
14の左側に座った操縦者が操作できるように、走行機
体2から立設したアクセルペタル28と、マニュアルに
よるブレーキ操作手段としてのブレーキペタル29や、
エンジンキーの差し込み部等の計器パネル30等を備え
る。
【0029】前記フロアステップ板27の下方にて前側
の横連結桁部材24と平行状に、ペタル軸41の左右両
端が支持されており、このペタル軸41に、ブレーキペ
タル29のペタルシャフト24a下端が取付けられたパ
イプ42を回動自在に軸支する。前記パイプ42に遊嵌
し、且つ一端を走行機体側に係止し、他端を前記ペタル
シャフト24aに係止した捩じりばね43にて、ブレー
キペタル29が常時起立方向(非制動方向、ブレーキ解
除方向)に付勢されている。
【0030】ブレーキペタル29からの伝動系として、
前記前部座席用支持枠体15の下方前側であって、前記
フロアステップ板27の下面より下方位置には、主支軸
44が車幅方向に延びるように配置され、その外周にマ
ニュアル用パイプ45が回動可能に被嵌されている。こ
のマニュアル用パイプ45の外周に突設したアーム46
と、前記ブレーキペタル29のペタルシャフト29aの
中途部とを、長さ調節可能なターンバックル付き連結杆
47を介して連結する(図3及び図4参照)。この場
合、前記連結杆47の後端の二股状ブラケット47aに
前後長手の係止溝孔47bを設け、前記アーム46に横
向きに固定したピン48を係止溝孔47bに嵌め入れ、
前記ブレーキペタル29の踏み込みに際して適宜の遊び
を有するように構成されている。
【0031】図3に示すごとく、車両の平面視におい
て、前記連結杆47の後方で左右両側には、前輪用イコ
ライザー機構49aと後輪用イコライザー機構49bと
が走行機体2の後方に延びるように配置されている。即
ち、前輪用イコライザー機構49aにおいては、前記マ
ニュアル用パイプ45の外周に突設した一方のアーム5
0aに連結した連結ロッド51aの後端には上下二股状
のブラケット52aが後向きに設けられ、このブラケッ
ト52aに揺動板53aがピン54aを介して左右(水
平)回動可能に連結されており、揺動板53aの左右両
側に前記ピン54aから左右に均等の距離に設けた取付
けピン55には、左右前輪3、3用のブレーキに各々制
動力を均等に伝達するための左右のブレーキケーブル5
6a,56bの先端が各々連結された取付けブラケット
57を水平回動可能に連結する。同じく、後輪用イコラ
イザー機構49bにおいては、前記マニュアル用パイプ
45の外周に突設した他方のアーム50bに連結した連
結ロッド51bの後端には上下二股状のブラケット52
bが後向きに設けられ、このブラケット52bに揺動板
53bがピン54bを介して左右(水平)回動可能に連
結されており、揺動板53bの左右両側に前記ピン54
bから左右に均等の距離に設けた取付けピン55には、
左右後輪4、4用のブレーキに各々制動力を均等に伝達
するための左右のブレーキケーブル56c,56dの先
端が各々連結された取付けブラケット57を水平回動可
能に連結する。
【0032】そして、前記前輪用イコライザー機構49
a及び後輪用イコライザー機構49bにはそれぞれ、ブ
レーキケーブル56a,56bまたは56c,56dの
うち1本が切断された場合に、揺動板53a(53b)
の左右回動姿勢を規制してバランスが大きく崩れないよ
うにするためのバランス規制部を設けるのであり、その
1つの実施形態は、二股状のブラケット52a(52
b)の付け根片から揺動板53a(53b)の前端縁ま
での前後方向の隙間寸法を所定の小さい寸法に設定する
のである。
【0033】なお、前記各ブレーキケーブル56a,5
6b、56c,56dのための各アウタスリーブ59
a,59b,59c,59dの先端部は後側の横連結桁
部材24に溶接固定した取付け枠60の前板60aに上
向き開放状に切欠き形成した取付け溝61にナット止め
する(図3及び図4参照)。
【0034】次に、図3〜図6を参照してマニュアル兼
用自動ブレーキ機構62について説明すると、前記主支
軸44に、前記マニュアル用パイプ45に隣接させてオ
ート用パイプ63を回動自在に被嵌する。このオート用
パイプ63の外周に突設した二股状のアーム64の基端
は、前記マニュアル用パイプ45の外周に固設され、且
つ軸線に沿ってオート用パイプ63外周方向に延びる押
圧ピン65の上面に当接可能に配置されている。そし
て、メインフレーム20の前方の横連結桁部材24等に
一端(先端)が係止された付勢バネ66の他端(後端)
を調節ロッド67の先端に係止し、この調節ロッド67
を前記アーム64に回動可能に嵌合した回動軸68に直
交させて貫通させ、調節ロッド67の後端のネジ部に被
嵌した凸球面状の当接片69と前記ネジ部に螺合させた
ナット70との調節により、アーム64に対する引張力
を強弱調節可能ならしめる(図6参照)。
【0035】そして、前記付勢バネ66の弾力にて前記
アーム64を常時反時計方向(図6の矢印A方向)に回
動付勢するので、該アーム64の基端に当接する押圧ピ
ン65を介してマニュアル用パイプ45を常時反時計方
向(図4の矢印A方向)に回動付勢し、マニュアル操作
による制動動作と同じ動作で左右の前後輪3、3、4、
4を同時に制動させることができる。前記構成から理解
できるように、ブレーキペタル29を踏み込めば、前記
付勢バネ66の影響を受けることなく、マニュアル用パ
イプ45を直接回動させることができるので、マニュア
ル操作による制動動作が自動ブレーキ操作よりも優先で
きることになる。
【0036】自動ブレーキアクチュエータとしてのDC
モータ73の出力側には動力伝達継断用としてのブレー
キクラッチ付き減速機構の内蔵されたケース73aが配
置されており、該ケース73aから突出する出力軸74
の一方に固着したアーム75と、前記オート用パイプ6
3の外周に突設した制動解除用アーム71とが、緩衝連
結機構72を介して連結されている(図3、図5参
照)。この構成をさらに詳述すると、緩衝連結機構72
は、前記制動解除用アーム71側に連結した前ロッド7
6が連結パイプ77に嵌合した状態にて係合ピン78に
て連結されており、前記アーム75にピン75aを介し
て連結した後連結ロッド79は前記連結パイプ77に前
後摺動可能に嵌挿され、後連結ロッド79に軸線と直交
するように突設した案内ピン80は前記連結パイプ77
の中途に軸線方向長手の案内溝81に前後動可能に嵌合
している。そして、連結パイプ77の後端に突設したス
トッパー板82と前記案内ピン80とに当接するコイル
状の後バランスバネ83及び案内ピン80と係合ピン7
8とに当接するコイル状の前バランスバネ84とが前記
連結パイプ77の外周に各々被嵌しており、前記前後バ
ランスバネ84、83にて後連結ロッド79に対する案
内ピン80を前後から弾力付勢しているから、後述する
ように、正逆回転可能なDCモータ73側から後連結ロ
ッド79に進退動の外力が急激に作用しても、前記制動
解除用アーム71側の正逆方向の回動を円滑になるよう
に緩衝できるように構成している。
【0037】そして、前記アーム75が実線状態(基準
状態)から二点鎖線状態になるように、前記DCモータ
73を一定量逆回転させた状態では、緩衝連結機構72
は全体として図5において左方に移動し、前記常時付勢
バネ66の付勢力にてアーム64が図5で反時計方向
(矢印A方向)に回動し、前述のように、アーム64の
基端に当接する押圧ピン65を介してマニュアル用パイ
プ45を反時計方向に回動付勢し、前後輪3、3、4、
4を一斉にブレーキ制動させる構成である。また、前記
DCモータ73を正回転作動させて、アーム75が図5
で反時計方向(矢印C方向)に回動し、実線状態になる
とき、緩衝連結機構72における後連結ロッド79を引
っ張って、前記制動解除用アーム71を図5で時計方向
(矢印B方向)に回動させ、前記常時付勢バネ66の付
勢力に抗して、オート用パイプ63を時計方向に回動さ
せることになり、押圧ピン65に対するアーム64の基
部の押圧が解除され、ブレーキケーブル56a〜56d
側の引張力で前記マニュアル用パイプ45が図4で時計
方向(矢印B方向)に回動し、前記四輪3、3、4、4
へのブレーキ制動が解除されるのである。なお、前記D
Cモータ73の回動位置により、ブレーキ装置の制動力
の強弱が制御できることは勿論である。また、緊急的に
は、電磁ソレノイド98をOFFにすることにより、D
Cモータ73側から外力が作用せず、走行機体2に急ブ
レーキを掛けることができる。
【0038】次に、オートブレーキ(自動ブレーキ)制
御の構成について説明する。図8は自動ブレーキ制御た
めの電子式制御装置の機能ブロック図であり、マイクロ
コンピュータ等のコントローラ90には、判断等の演算
を実行するCPUと、演算等のプログラムを記憶させた
ROMと、データ等を記憶するRAMと、タイマー等を
備え、インターフェイスの入力側には、後述するアクセ
ルペタルスイッチ91と、走行速度を検出するための車
速センサ92と、走行機体2の地面に対する前後方向へ
の傾斜の判別及びその傾斜角度を検出する傾斜センサ9
3と、エンジン6の回転数を検出するエンジン回転セン
サ94と、ブレーキの解除位置センサ95a及びブレー
キ動作位置センサ95bと、走行機体の前進か後退かを
検知する進行方向スイッチ96とが接続されており、イ
ンターフェイスの出力側には、前記自動ブレーキアクチ
ュエータとしてのDCモータ73を駆動するための自動
ブレーキ駆動回路97と、前記DCモータ73からの出
力を出力軸74に継断するための前記ケース73a内の
ブレーキクラッチ用アクチュエータとしての電磁ソレノ
イド98と、運転者等に注意を促すための警報手段とし
ての警報ブザー99とが接続されている。前記進行方向
スイッチ96は、前部座席14の支持枠体15の側面の
うちの運転者側に設けた前進・後退切り変えレバーに関
連させて設けたものである。
【0039】傾斜センサ93の出力がアナログ信号であ
る場合には、A/D変換を介してコントローラ90に入
力する。また、ゴルフカート1のメインスイッチ(キー
スイッチ)がOFF時やコントローラ90、前記各種セ
ンサ等の断線等の電気系の故障時に、走行機体が制動さ
れて停止状態を保持することが安全上好ましく、そのた
め、前記ブレーキクラッチの電磁ソレノイド98も、通
電されないときには、前記減速機構の出力側との接続を
切るように働くべきである。
【0040】アクセルペタルスイッチ91は、前記アク
セルペタル28の踏み込み動作を検知するために、アク
セルペタル28の下方に配置する。また、アクセルペタ
ル28の回動アーム(図示せず)等に連結したアクセル
ワイヤ89にて、アクセルペタル28の踏込み量に比例
する作動量を伝達してエンジン6の始動及び回転数の増
減操作を実行できるように構成する。
【0041】また、前記オートブレーキ制御等のための
マイクロコンピュータ式のコントローラ90と、前記傾
斜センサ93とは、前部座席14の下方の前部座席用支
持枠体15で囲まれる空間内に配置されている(図4等
参照)。傾斜センサ93は、振り子型式等にて、走行機
体2が前下向きに傾斜している(下り坂)か後下向きに
傾斜している(上り坂)かの判別とその傾斜程度(傾斜
角度)を検知できる構成であれば良い。
【0042】ブレーキ動作位置センサ95b(実施形態
ではリミットスイッチ)は、前記主桁部材23等に対す
る固定部79aに配置されており、アーム75における
ピン75aが図5の二点鎖線位置(図5の左側)に来る
とき、緩衝連結機構72における連結パイプ77等に固
定された検出板82に前記ブレーキ動作位置センサ95
bが接触して所定の信号(制動動作有りの信号)をコン
トローラ90に出力することができる。
【0043】他方、前記ケース73aから突出する出力
軸74の他方側には、図5及び図7に示すように、第1
レバー100が回動可能に支持されており、前記ケース
73aから突出するボルト軸102を、該第1レーバー
100の外周側に穿設された円弧状のガイド孔101に
貫通させ、ボルト軸102と第1レーバー100の表面
との間に摺接抵抗を付与するばね手段103を設けて、
第1レーバー100が不用意に回動しないように構成さ
れている。また、前記出力軸74に固着された第2レバ
ー104を前記第1レバー100に隣接させて配置し、
当該第1レバー100にリミットスイッチ等のブレーキ
の解除位置センサ95aを設ける。
【0044】[制動制御の態様]次に、制動制御につい
て、図9のメインフローチャートを参照しながら説明す
る。ゴルフカート1への電源投入時の停止時(メインス
イッチ(キースイッチ)をONにした直後のとき)に
は、コントローラ及び自動ブレーキ機構等の初期化を実
行する。即ち、前述したように、ゴルフカート1のメイ
ンスイッチ(キースイッチ)がOFFの時(例えば、終
業時車庫で格納時)には、前記電磁ソレノイド98がO
FFとなり、ブレーキクラッチが切れて、出力軸74に
はDCモータ73からの力が作用せずフリーとなる。そ
うすると、付勢バネ66により、前後4輪3、3、4、
4に対する制動力が作用し、走行機体2の停止状態が保
持されている。
【0045】次いで、図9(メインフローチャート)に
示すように、1日の作業開始点検時において、その日初
めてメインスイッチ(キースイッチ)をONにしたと
き、電源投入により、コントローラ90が立ち上がって
制御がスタートする。そして、DCモータ73の電気
系、ブレーキ機構の機械系の故障を検知するため、及び
DCモータ73の回転の初期位置を確定するため、コン
トローラ90は、初期化及び各種動作点検を実行する
(ステップS1)。即ち、一旦DCモータ73を制動方
向に回転させ、出力軸75と共に第2レバー104を図
5において時計方向(矢印D方向)に回動させて、当該
第2レバー104に設けられた被検出部104aがブレ
ーキ動作位置センサ95bに接触すると、DCモータ7
3の回転を停止し、次いで、ブレーキクラッチをOFF
にして、アーム75を図5の実線位置(制動解除の基準
位置)に戻す。
【0046】即ち、メインスイッチ(キースイッチ)の
ONにて、前記動作位置センサ95bからの信号がコン
トローラ90に入力されないときには、異常有り(ステ
ップS2:no)のときは、DCモータ73が非作動、も
しくはそれから出力軸74までの機械系の故障、前記電
磁ソレノイド98の断線であると判断できる。異常有り
(ステップS2:no)のときには、電磁ソレノイド98
をOFFにし(ステップS3)、前記ブレーキクラッチ
は切り状態になり、上述のように、4輪とも制動される
(ステップS4)。なお、電磁ソレノイド98が断線し
ているときには前記ブレーキクラッチは切り状態になる
ような機械的構成である。
【0047】また、この故障診断の前または後に、コン
トローラ90は警報ブザー99を、所定時間(例えば、
0.5 〜1 秒)だけ鳴動させて、警報ブザー99の動作を
点検することができる。
【0048】なお、DCモータ73の交換や、ブレーキ
ワイヤ56a〜56dの交換のため、または、当該ブレ
ーキワイヤの経年変化による伸びにて、常時制動力が付
与される状態であることは不都合であるから、いわゆる
リセット作業を行う。そのためには、図示しないスイッ
チを押して、DCモータ73を作動させる。このとき、
前記ブレーキクラッチがON(動力接続)となるよう
に、電磁ソレノイド98がONとなり、出力軸74を、
図5にて反時計方向(矢印C方向)に回動させ、第2レ
バー104の回動にてその被検出部104aが第1レバ
ー100における第1当接部100aを押してガイド孔
101の一端にボルト軸102が当たるまで、第1レバ
ー100を強制回動させる。次いで、前記ROMまたは
RAMに記憶したデータにより、予め設定した所定回転
数だけDCモータ73を逆回転させるとき、第2レバー
104における押圧部104bが第1レバー100の第
2当接部100bを押して、当該第1レバー100を図
5の時計方向(矢印D方向)に回動させ、図5の実線状
態(基準位置に対応)に第1レバー100が停止するよ
うにセットするのである。
【0049】次に、本発明に係るゴルフカート1のマニ
ュアル走行時(運転者がアクセルペタル28を踏んで走
行操作するとき)における自動制動(ブレーキ)制御の
態様について説明する。
【0050】本発明におけるゴルフカートでは、メイン
スイッチ(キースイッチ)がONの状態で、前記アクセ
ルペタル28を踏み込むと、前記アクセルペタルスイッ
チ91がONになり(ステップS5)、電磁ソレノイド
98がONでブレーキクラッチが動力接続状態となる
(ステップS6)となると共にエンジン6のスタータ
(図示せず)が始動し、エンジン6が作動開始する(ス
テップS7)。アクセルペタル28の踏み込みをやめる
と、アクセルペタルスイッチ91はOFFとなり、エン
ジン6は停止し、ステップS3及びステップS4の状態
となる。
【0051】メインスイッチ(キースイッチ)がONの
状態で、前記アクセルペタル28が踏み込まれているこ
とを、アクセルペタルスイッチ91にて検知すると(ス
テップS5:yes )、以下のような走行時制動制御(ス
テップS8)が実行される。
【0052】走行時制動制御の1つは、傾斜角度に応じ
て車速(走行速度)が所定値以上になれば警報ブザー9
9を作動させるというものであり、他の1つは傾斜角度
が所定値以上になれば、車速を減速させるというもので
ある。
【0053】[過車速における警報作動制御]この制御
の目的は、特に下り坂において、車速が予め設定された
値以上になると危険であり、また、エンジン6の過剰回
転防止のため、警報ブザー99を鳴らして運転者に注意
を喚起し減速を促すためである。
【0054】表1に示すように、下り坂の傾斜角度と、
車速との組み合わせに応じて、警報ブザー99を鳴らす
ことにより、運転者に安全運転を促すことができる。
【0055】
【表1】
【0056】下り坂傾斜角度θが7度以下(平坦地、及
び上がり坂を含む)で前記車速が0.5 秒以上継続を条件
としたのは、平坦地での加速時に傾斜センサ93が作動
し、下り坂方向と誤認することがあるためで、この誤認
で警報ブザー99が誤作動しないようにするためであ
る。
【0057】[制動による最高車速抑制制御及び一定減
速制御]この制動制御の目的は、特に下り坂において車
速が過大にならないように抑制し、安全運転を実現する
ものであり、下り坂での最高車速抑制制御では、アクセ
ルペタル28を踏んでいて所定値以上の車速になると、
その信号をコントローラ90にて判断し、前記DCモー
タ73を作動させ、オートブレーキ制御を実行して、予
め表2に示す最高車速まで減速させるものである。従っ
て、運転者がアクセルペタル28を踏んでいても、オー
トブレーキ制御が作動することになる。
【0058】なお、傾斜の小さい下り坂、平坦地及び上
り坂において、アクセルペタルスイッチ91がONであ
るときには、運転者はゴルフカート1を積極的に走行さ
せたい(加速させたい)と望んでいるものであるから、
原則としてその最高車速(目標車速)を維持するため、
現在の車速が前記目標車速より少ないときには、制動を
解除して下り坂での加速を容認する。
【0059】他方、傾斜の小さい下り坂、平坦地及び上
り坂において、運転者がアクセルペタル28を踏んでい
ないときには、現在の車速のままで巡行を望んでいるも
のと判断し、オートブレーキは作動させないが、傾斜が
ある程度以上(実施形態では7度以上)で、運転者がア
クセルペタル28を踏んでいないときには、当該運転者
が減速を望んでいるものと判断し、時間的に一定割合で
減速する、即ち所定の減速率(実施形態では、1 km/h
/秒)で車速を減速させるものとする。これらを表2で
示す。
【0060】
【表2】
【0061】上述のように、下り坂における傾斜角度の
大きさに応じて、最大車速を制限することにより、下り
坂で加速が付き過ぎることがなく、安全運転を行えると
ともに、時間的に一定割合で減速させれば、急ブレーキ
がかかることなく徐々に車速が減速されるから、乗り心
地も安定するという効果を奏する。
【0062】また、アクセルペタル28を踏んでいると
きには、運転者の意志を尊重し、ブレーキを掛けないよ
うにして走行操作性を損なわない。
【0063】なお、前記操縦ハンドル16の回動量を検
出するための操向角度検出センサ105を設け、下り坂
の傾斜角度の大小に応じて最大車速(目標車速)を制限
するか、時間的に一定割合で減速するように構成すれ
ば、下り坂での旋回操作時にさらに減速されて安全操向
が達成できるという効果を奏する。
【0064】[その他の制動制御]さらに、自動駐車ブ
レーキ制御、つまり、アクセルペタルスイッチ91がO
FFの状態であって、車速が0(零)の状態またはエン
ジン回転数が零の状態が所定時間(実施形態では0.5
秒) 以上継続した場合には、運転者がゴルフカートの停
止を意図しているものと判断し、前記電磁ソレノイド9
8を作動させてブレーキクラッチをOFF(切り)にす
るか、もしくはブレーキクラッチがONの状態で、DC
モータ73を所定方向(制動方向)に回動させて、パー
キングブレーキペタルを踏む等の駐車ブレーキの操作を
マニュアルで実行しなくても自動駐車ブレーキ制御でき
るようにすれば、下り坂等で、ゴルフカートを放置して
も、動き出すことがなく安全である。
【0065】その他、下り坂にて後退発進するときまた
は上り坂にて前進発進するときのずれ下がりを防止する
ため、前記アクセルペタル28を踏み込んだ後に、車速
が所定値以下では、オートブレーキを解除しないように
することが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゴルフカートの斜め後方からの斜視図である。
【図2】ゴルフカートの左側面図である。
【図3】ブレーキ機構の要部平面図である。
【図4】図3のIV−IV線矢視拡大断面図である。
【図5】図3のV−V線矢視拡大断面図である。
【図6】図3のVI−VI線矢視拡大断面図である。
【図7】図5のVII −VII 線矢視拡大断面図である。
【図8】自動制動制御装置の機能ブロック図である。
【図9】自動制動制御のメインフローチャートである。
【符号の説明】
1 ゴルフカート 2 走行機体 3 前輪 4 後輪 6 エンジン 14 前部座席 28 アクセルペタル 29 ブレーキペタル 56a,56b 前輪用ブレーキケーブル 56c,56d 後輪用ブレーキケーブル 66 付勢ばね 73 ブレーキアクチュエータとしてのDCモータ 90 コントローラ 91 アクセルペタルスイッチ 92 車速センサ 93 傾斜センサ 94 エンジン回転センサ 97 自動ブレーキ駆動回路 98 ブレーキクラッチ用アクチュエータとしての
電磁ソレノイド 99 警報ブザー 105 操向角度検出センサ
フロントページの続き (72)発明者 森口 和磨 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 Fターム(参考) 3D046 AA06 BB26 CC01 CC06 EE01 EE02 HH05 HH08 HH22 HH26 HH49 JJ05 MM08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行速度を検出する車速センサと、前後
    4輪を各々制動するブレーキ装置とを備えたゴルフカー
    トにおいて、足踏みペタルにて前記4輪を制御するため
    のブレーキ装置の伝動部に制動用の付勢手段を関連させ
    ると共に、制動及び制動解除のためのアクチュエータ
    と、車体の前後方向の傾斜角度を検出するための傾斜セ
    ンサとを備え、該傾斜センサの検出値に応じて、前記ア
    クチュエータを電気的なコントローラにて制御すること
    を特徴とするゴルフカートのブレーキ制御装置。
  2. 【請求項2】 少なくともアクセル手段が、スイッチ検
    出により、ON状態のときには、走行速度が所定値以下
    では、前記アクチュエータを作動させないよう制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のゴルフカートのブレ
    ーキ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記傾斜センサの検出値に応じて最大車
    速を制限するように制動制御することを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載のゴルフカートのブレーキ制
    御装置。
  4. 【請求項4】 操向角度検出センサを設け、該センサの
    検出値に応じて最大車速を制限するように制動制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載のゴルフカートのブレーキ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記傾斜センサの検出値により下り坂で
    あると判別されたときには、時間的に一定割合で減速す
    るように制動制御することを特徴とする請求項1乃至請
    求項4のいずれかに記載のゴルフカートのブレーキ制御
    装置。
  6. 【請求項6】 前記車速センサが、予め設定された最大
    車速以上の走行速度を検出したときには、警報を発する
    ように制御したことを特徴とする請求項1乃至請求項5
    のいずれかに記載のゴルフカートのブレーキ制御装置。
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